2020/07/24 試合結果

2020年7月24日 STARDOM CINDERELLA SUMMER IN NAGOYA

『STARDOM CINDERELLA SUMMER IN NAGOYA』
7月24日(金)愛知・名古屋国際会議場イベントホール(観衆339人/コロナ対策限定人数)

試合結果

◆シングルマッチ 15分1本勝負

小波

7分34秒
バズソーキック→片エビ固め

飯田沙耶

◆3WAYバトル 15分1本勝負

スターライト・キッド

4分59秒
キッちゃんボム→エビ固め

DEATH山さん。

※もう一人は鹿島沙希

◆タッグマッチ 20分1本勝負

○中野たむ

10分7秒
反則

刀羅ナツコ●

里歩

夏すみれ

◆DDMvsQQ 8人タッグマッチ 30分1本勝負

渡辺桃

30分00秒
時間切れ引き分け

ジュリア

林下詩美

朱里

AZM

舞華

上谷沙弥

ひめか

◆ワールド・オブ・スターダ選手権試合 30分1本勝負

<王者>

21分1秒
ドラゴン・スープレックス・ホールド

<挑戦者>

岩谷麻優

ジャングル叫女

※第12代王者の岩谷麻優が3度目の防衛に成功

 

試合詳細レポート

◆シングルマッチ 15分1本勝負

小波

7分34秒
バズソーキック→片エビ固め

飯田沙耶

 TCSの小波とSTARSの飯田沙耶がシングルマッチで対戦。第1試合ながら、小波のテクニックと飯田のパワーが正面から激突する。小波は7・26後楽園、ジャングル叫女とのコンビでゴッデス・オブ・スターダム王座決定戦。叫女がメインで赤いベルトに挑戦し2冠のチャンス。まずはパートナーのシングル初戴冠に向けていい形でバトンを渡したい。また、成長著しい飯田がどこまで小波の牙城に迫れるか。

 飯田の方から握手を求めるが小波は応じずにゴング。ロックアップで組み合い飯田が腕を取りにいく。飯田はヘッドロックも小波が脱出。小波がバックを取りアームホイップ。飯田が蹴りをかわして丸め込む。小波は飯田をロープに追い込みチンロック。ロープにかけると背後から背中へドロップキック。さらに首4の字固めでグラウンドに持っていく。飯田は足を伸ばしてエスケープ。飯田がエルボーで向かっていくと小波が受けて立つ。小波のエルボーで飯田がダウン。小波が投げようとすると反対に飯田がボディースラム。飯田はラリアットをブロックし逆水平の連打。小波のキックもかわして飯田が逆水平でダウンさせる。小波が返すと飯田はアームロック。小波が反転しスリーパーに切り返す。小波がジャーマンを狙うと飯田が丸め込み。小波が返すと飯田はコーナーへ。気づいた小波もコーナーに上がる。飯田がエルボー連打からパワーボムの構え。小波がこらえると飯田が足を引いて転落させる。さらにミサイルキックを投下するが小波がクリアー。飯田はノーザンライトを放つがこれも小波が返してみせる。飯田は「もらった!」と飯田橋で丸め込む。返した小波は突進を止めてスリーパー。飯田がエスケープすると小波はスライディングキックからフィッシャーマン。小波がグラウンドに持っていくが飯田が丸め込む。返した小波が押さえ込むが2カウント。小波がバズソーキックを叩き込んでカバー。飯田が返せず小波が3カウントを奪った。

◆3WAYバトル 15分1本勝負

スターライト・キッド

4分59秒
キッちゃんボム→エビ固め

DEATH山さん。

※もう一人は鹿島沙希

 スターライト・キッド、鹿島沙希、DEATH山さん。が3WAYマッチで対戦。キッドとデスヤマのハイスピードに鹿島の大江戸隊殺法が絡むことでどんな化学反応が生じるか。

 鹿島はコーナーに座り込み、デスヤマが四方にアピール。そこをキッドが襲いかかり試合がスタートする。ロープワークの攻防からキッドとデスヤマが一斉に鹿島に襲いかかる。しかし鹿島はダブル攻撃をかわして2人へフェースクラッシャー。鹿島はキッドにストンピング連打。キッドがさきまわりしてダイビングボディーアタック。デスヤマがカットしキッドをボディースラム、ランニングボディープレス。キッドが返すとデスヤマにエルボー連打。キッドがダッシュすると鹿島がリング下から足を引いてカムバック。鹿島はデスヤマにヘアーホイップ連発。デスヤマが鹿島にインディアンデスロック。背後からキッドがデスヤマにパロスペシャル。キッドがヘッドロックをデスヤマに決めると鹿島ごとコルバタ。2人まとめてその場飛びムーンサルトプレス。返されたキッドは鹿島をコーナーに振ろうとするが反対に叩きつけられる。デスヤマがコーナーに突進するたびに鹿島がビッグブーツ。キッドが背後から鹿島を丸め込む。キッドとデスヤマが丸め込みの応酬。鹿島が割って入りキッドを丸め込む。鹿島はデスヤマ、キッドにダイビングフットスタンプを狙うがキッドに気づかれる。キッドが鹿島をリグ下に落としてデスヤマにキッちゃんボムを放つと3カウント。キッドが勝利を奪った。

◆タッグマッチ 20分1本勝負

○中野たむ

10分7秒
反則

刀羅ナツコ●

里歩

夏すみれ

 中野たむと里歩がタッグを結成、刀羅ナツコ&夏すみれの大江戸隊と対戦する。7・26後楽園で中野はジュリアとワンダー・オブ・スターダム王座決定戦、里歩はハイスピード王座久しぶりの防衛戦をおこなう。大一番を前に不覚を取るわけにはいかないが、相手が大江戸隊だけに苦戦は免れそうにない。

 STARSのコールが終わったと同時に大江戸隊が襲いかかり試合開始。STARSを分断すると、夏が中野にニーを叩き込みビッグブーツで顔面を砕く。つづいてナツコが顔面ウォッシュを浴びせていく。ナツコは中野にボディースラムからセントーン。中野が返すと、夏がバケツを蹴飛ばして中野の顔面にヒットさせる。さらにイスを持ち出して座らせビッグブーツ。里歩がカットしようとするがナツコが入らせない。中野がカバーを返すと夏はストンピング連打、ロープ際で顔面を踏みつける。中野が持ち上げようとするが夏が阻止。夏の突進に中野はバックドロップ。中野は里歩にタッチ。里歩が夏にダイビングボディーアタック。ナツコがカットし夏と合体クローズライン。里歩がかわしてドロップキック、コルバタで分断。しかし夏が里歩をコーナーに追い込む。里歩は強引に夏をはねのけるがタッチできず。夏が里歩をお姫様抱っこ。里歩が逃れると夏がエルボー連打からブレーンバスターでコーナーへ叩きつける。夏は里歩にビッグブーツ、セコンドの鹿島が押さえてブロンコバスターの洗礼を浴びせる。里歩が夏をコーナーに追いやりジャンピングニーからダブルリスト。中野が入るが夏がネックブリーカー。ナツコが中野とエルボーの応酬。ナツコのダッシュを中野がかわして丸め込む。中野がダッシュすると夏が背後からムチで殴打、ナツコが抱えてバックフリップ。夏が中野にバックブリーカー、ナツコがギロチン投下。ナツコがクローズラインも中野が返す。ナツコは中野を引き起こし昇天。しかしカバーを中野が反転して押さえ込む。ナツコが返すと中野にカミカゼ、チェーンを持ち出し中野に乗せるとフロッグスプラッシュ。中野が返すとレフェリーがチェーンを取り上げようとする。里歩と中野がキックで競演。中野がジャーマンもギリギリでナツコが返す。中野はナツコにタイガー狙い。ナツコがこらえると中野はスピンキックからバイオレットシューティング。しかし夏がムチで殴打。里歩がドロップキックで夏を蹴散らす。ナツコがイスを持ち出すとレフェリーがチェックも中野がイスで殴打。レフェリーも殴打すると反則がとられ、大江戸隊の反則負けが宣告された。

◆DDMvsQQ 8人タッグマッチ 30分1本勝負

渡辺桃

30分00秒
時間切れ引き分け

ジュリア

林下詩美

朱里

AZM

舞華

上谷沙弥

ひめか

 ドンナ・デル・モンドが初めての4人勢揃い。クイーンズクエストと全面対決をおこなう。DDMはひめかの加入でパワーアップは間違いないがチームワークはどうか。また、ジュリア&朱里&舞華は前日の大阪大会でアーティスト・オブ・スターダム王座を初防衛。2度目の防衛戦の相手も気になるところ。QQの出方も気になるところだ。

 舞華が歩を進め詩美を挑発。試合は詩美vs舞華で幕を開ける。グラウンドの攻防から舞華が腕を取りにいく。詩美がヒザ十字を極めると舞華が脱出し首を取る。バックの取り合いから詩美がヘッドロック。グラウンドに持っていくと舞華がヘッドシザーズ。詩美が脱出しお互いがタッチ。桃と朱里が対戦。桃がローキック連打にいくと朱里がキャッチ。朱里はサッカーボールキックを打ち込むとモモもお返し。お互いにキックをかわし合って睨み合いローキックの打ち合いで交錯。朱里がアームホイップから蹴りにいくが桃がかわす。つづいてジュリアとAZMのマッチアップ。AZMがロープワークに誘うがジュリアがアームホイップ。上谷がでてくるとひめかがショルダータックルで吹っ飛ばす。上谷はひめかに鎌固めから逆片エビ固め。上谷は背後からドロップキック。ひめかがブレーンバスターを狙うと詩美が割って入る。両チームが次々リングイン。AZMのドロップキックで場外に落ちたジュリアをのぞく全員がブレーンバスターを掛け合い、投げ勝ったのはQQ。ジュリアはエプロンから場外へミサイルキック。ひめかが上谷をリングに上げてボディースラム。ジュリアが上谷にスリーパー。上谷がエスケープするとDDMで上谷を捕獲。自軍コーナーで顔面を踏みつけていく。朱里が上谷を串刺しニー、サッカーボールキック。舞華が上谷にボディースラムから腕を取ってコーナーに叩きつける。10分経過。ひめかが上谷をコーナーでストンピング連打。ジュリアが上谷にネックブリーカー。返した上谷が側転で翻弄しドロップキック。AZMがジュリアを追い込んで顔面を踏みつける。舞華が乱入するがAZMは2人まとめてアームホイップ。QQが合体しDDMをまとめて攻撃。上谷がジュリアを捕まえてボディースラムも丸め込まれる。舞華が上谷を挑発し髪をつかみ合う。上谷がエルボー連打、舞華もやり返す。上谷がニールキックも舞華がアームホイップ、柔道殺法の連続。上谷が返すと、カウンターのビッグブーツ、二段蹴り。AZMが舞華へミサイルキック。舞華がロックボトムを見舞いひめかに託す。しかしAZMがひめかへスリーパー。ひめかが持ち上げてコーナーに叩きつけるが突進をかわされる。AZMがブレーンバスターからワキ固め。15分経過。ひめかがAZMにショルダータックル。ひめかが突進するとQQでフェースバスター。AZMが腕を極めるがジュリアがカット。マイかとひめかが合体しジュリアがAZMにバックドロップ。ひめかがAZMにパワーボム狙いも切り返される。AZMはあずみ寿司を狙うがカットされてしまう。詩美がひめかへドロップキック、串刺しエルボーアタック、背中へのドロップキック。ひめかが返すと、詩美はアルゼンチン狙い。ひめかが切り返してアルゼンチンを狙う。ショルダータックルのぶつかり合いはどちらも譲らず。髪をつかみ合いひめかがエルボー。ショルダータックル3発目で詩美を吹っ飛ばす。ひめかがコーナーに振ると詩美がショルダータックルのお返し。ひめかがすぐに立ち上がり詩美とエルボーの打ち合い。ひめかのラリアットに詩美が対抗。ラリアットをぶつけ合い両者ダウン。朱里と桃がミドルキックの打ち合い。桃がドロップキックを放ち20分経過。朱里が桃へ腕十字から腕固め。AZMがカットしQQとDDMが入り乱れると全員がダウン状態。リング上は桃と朱里。エルボーを打ち合い朱里が仁王立ち。そこへ桃がハイキック。朱里もカウンターのハイキックでお返しする。DDMが桃を捕まえ合致技。リフトアップし落とした桃をジュリアが蹴り上げる。朱里がジャーマンも桃が返す。朱里が突進すると詩美がカット残り5分。AZMがダイビングフットスタンプ、上谷がその場飛びシューティングスター、桃が蒼魔刀も決まらず。QQが朱里へドロップキックを浴びせる。桃が朱里にテキーラの構え。朱里がかわしてハイキックも、桃がかわして胴締めスリーパー。朱里がエスケープすると残り3分。桃が朱里へドラゴンもDDMがカット。桃と朱里がエルボー合戦。朱里がジャーマンを決めるがQQがカット。朱里がバズソーキック。桃がかわしてドラゴンスープレックス。残り1分。朱里が桃へバズソーキック。これもまたカットされてしまう。朱里は桃に腕固め。AZMがカットしたところで時間切れ引き分けのゴングが打ち鳴らされた。

ジュリア「クイーンズクエストの諸君、ドンナ・デル・モンドを相手によく負けないで済みましたねえ。ここにいるヤツら全員にひとつ教えておくよ。スターダム、いや女子プロレスの未来を背負っていく覚悟は、私たちにもできているんでねえ!」

桃「テメエら、よそ者がスターダムの未来とか語ってんじゃねえよ。スターダムの未来、女子プロレスの未来、背負っていくのは、オマエらDDMじゃなくて、この私たちクイーンズクエストなんだよ。こっちには若さだってあるんだよ。なめてんじゃねえぞ。でも、QQ相手にそこまでやったオマエら、褒めてあげますよ」

ジュリアを筆頭にDDMが勝ち誇ると、QQも勝ち誇る。そして朱里と桃が額をぶつけて睨み合い。上谷が舞華に突っかかった。

◆ワールド・オブ・スターダ選手権試合 30分1本勝負

<王者>

21分1秒
ドラゴン・スープレックス・ホールド

<挑戦者>

岩谷麻優

ジャングル叫女

※第12代王者の岩谷麻優が3度目の防衛に成功

岩谷麻優vsジャングル叫女、意外にも初めてのシングルマッチであり、2月から待ちに待たされたワールド・オブ・スターダム選手権試合がついに実現する。岩谷は2・8後楽園でのSareee戦も中止になっており、1・19後楽園での渡辺桃戦以来、実に半年ぶりの赤いベルト防衛戦となる。叫女は昨年1月の花月戦以来、1年半ぶりの赤いベルト挑戦。赤いベルトはもちろん、シングル王座はいまだ未戴冠。これまでゴッデスやアーティスト王座には届いているが、なぜかシングルのベルトには縁がない。キャリア初のベルト(ゴッデス)を巻いた地元名古屋で歓喜の初奪取なるか。叫女には7・26後楽園でのゴッデス・オブ・スターダム王座取りも控えているだけに、一気に2冠のチャンスが到来しているが。一方、岩谷にとって名古屋国際会議場は赤いベルトを落とし、トニー・ストームとの再戦でも敗れた験の悪い場所でもある。果たして岩谷は負の連鎖をストップさせることができるのか。2020年下半期を占う大一番だ。

 慎重な探り合いですぐには絡まず。一気にロックアップで組み合うと叫女がロープに押し込んでブレイクする。再び組み合うとバックの取り合い。岩谷が腕を取ると叫女も取り返す。岩谷がヘッドロックにいくと叫女が逃れて腕を絞り上げグラウンドへ。叫女がカバーすると岩谷が1カウントで肩を上げる。叫女がバックにまわりグラウンドへ。岩谷がネックロックで立ち上げるが叫女がネックロックに切り返す。叫女はヘッドロックで締め上げていく。岩谷がロープに振るとショルダータックルをぶつけ合う。叫女のショルダータックを岩谷が受けて立つ。ロープワークから叫女が打ち勝ち岩谷をダウンさせるが岩谷もお返し。エルボーの打ち合いで岩谷が尻餅。岩谷が立ち上がり再びエルボーの応酬に。岩谷の突進を叫女が受け止め後方に投げ捨てる。叫女がストンピング連打からカナディアンバックブリーカー。トップロープにかけるとドロップキック。5分経過。叫女が岩谷の首を攻撃。宣言付きのブレーンバスターは岩谷がこらえる。岩谷が組み付き叫女が沈んでいく。しかし叫女が強引に持ち上げてブレーンバスター。岩谷が返すと叫女はコーナーに振って突進。かわした岩谷がドロップキックも叫女がかわしてストンピング連打。コーナーに追い込むと顔面を踏みつけていく。コーナーに振られた岩谷が反転してミサイルキック。岩谷は叫女の腕を取り上げ右腕をロックし変型の三角絞めへ。叫女がエスケープするが岩谷は右腕を絞め続ける。岩谷が低空ドロップキックからカバーも2カウント。岩谷は気合いを入れてダイビングフットスタンプ。かわした叫女がラリアット。岩谷が返すと10分経過。叫女がボディースラムで叩きつけ、コーナーからダイビングボディープレス狙い。気づいた岩谷がコーナー上でヘッドバット、雪崩式フランケン。叫女がこらえてトップロープで担ぎ上げる。前方に落とすとダイビングボディープレス。岩谷がかわして両者ダウン。岩谷が組み付いて三角絞め。叫女が持ち上げようとするが岩谷は離れない。叫女はなんとかロープに逃れる。岩谷は右腕を引っ張り立ち上げるとドドンパ。叫女が返すと岩谷はフィニッシュを予告し、ドラゴン狙い。叫女がこらえると岩谷はジャーマンからドラゴンを放つ。返した叫女に岩谷はムーンサルトプレス。かわした叫女がハンマースローパワーボムを狙う。かわした岩谷が突っ込むも叫女がエルボー、ダイビングボディープレス。15分経過。叫女がもう一発ボディープレス。叫女がハンマースローパワーボムを決めるが岩谷の肩が上がる。叫女はラリアットで岩谷を一回転させると串刺しでもう一発。ジャングルバスターの構えは岩谷がこらえきる。叫女は張り手を打ち込みジャングルバスターを決める。叫女が全身を乗せるが2カウントどまり。叫女は岩谷を引き起こしダブルアームの構えも崩れてしまう。岩谷が丸め込みからトラースキックを連発。両者ダウン。岩谷、叫女がロープ伝いに立ち上がりエルボーを打ち合う。岩谷がハイキックからドロップキックで場外に落とす。岩谷はプランチャをヒットさせる。20分経過。叫女をリングに戻すとドラゴンを放つ。しかし叫女の肩が上がる。岩谷は二段式ドラゴン狙い。叫女がかわすがあらためて二段式ドラゴンへ。叫女が動けず岩谷が3カウントをゲット、ワールド王座を防衛してみせた。

岩谷「名古屋のみなさん、こんばんは-! 今日久しぶりに大阪、名古屋と遠征できて本当にプロレスラーってみんなに観てもらえてこそ輝ける職業だなってあらためて思ってます。ありがとうございます。ありがとうございました。一番感謝したいのはジャングル叫女。岩谷麻優の試合を見てプロレスラーになりたいと思ってくれてデビューして初めてのシングルマッチ。今日闘えてよかった。今日、負けたけど叫女も 思う存分しゃべってください」

叫女「ありがとうございます。過去一番のジャングル叫女を準備して、今日岩谷麻優と試合をしたんですけど、それでもかないませんでした。でも、たくさんの思いを背負って、いままでにない岩谷麻優と闘えて全部ぶつけることができたのも麻優さんだったからです。応援してくれた人たち、本当にありがとうございました」

岩谷「しんみりさせやがって。最後は明るく絞めたいと思います。お座りのままで結構です。今年いろいろありましたけど、これからもスターダム突っ走っていくので、みなさんこれからのスターダムに注目してください。いまを信じて、明日に輝け、We are STARDOM! ありがとうございました。また名古屋に来まーす!」

岩谷のコメント

「初めて初めてのシングルマッチ、ジャングル叫女と。やっぱりね、想像してましたよ。想像してた。自分の精神力、ホント、体力を削られる、しんどい、今年一番しんどい試合になるだろうなと思ってたんですけど、覚悟して挑んどいてよかったなと思います。その思いより遥かにズタボロにやられました。プロレスラー人生、初めて鼻血が出ました。人生初です。最初は鼻水かと思って焦って拭いたんですけどね、血だった。なんかたぶん、ジャングル叫女っていうのは、紫雷イオ、宝城カイリ、岩谷麻優の3人娘を知って育ってきた人ではあるので、いままでやってる手の内はすべて研究してきてるだろうなと思ったので、今回はあえてふだんあまりやらない関節技で攻めてみました。まあ、ジャングル叫女と言えばラリアット、パワー強いので、腕を攻めて関節を多めにやったんですけど、最後ギリギリでしたね。ギリギリのなかでギリギリのちょっと上に自分がいたっていうだけの感じです。一歩間違えれば、自分に隙があればとっくにやられているだろうと思うし、ホントに僅差の差? 僅差の差で…僅差で負けたって感じです。久しぶりの防衛戦、楽しかったですね、やっぱり。自分は赤いベルトのチャンピオンなんだってあらためて試合をして思ったので、これからも防衛戦続けていけるように日々努力していきたいと思います。ありがとうございました」

 

叫女のコメント

叫女「なんか、やっぱり、(木村)花の思いを背負って、プラス、赤いベルトへの気持ちと、あとは岩谷麻優へのいままでの、なんだろうな、感謝の気持ちというか、自分このプロレスの道に進むきっかけを作ってくれた岩谷麻優との初めてのシングルマッチだったので、ホントにいろんな思いを背負って、だからこそ一番強いジャングル叫女で挑んだんですけど、でもやっぱり岩谷麻優はそれよりも強かったなって試合をして思いました。まあね、負けてしまったのでもう一度チャンスを自分で作って、岩谷麻優が持ってる間にもう一回赤いベルト挑戦できたらなって思います。で、あさって(7・26後楽園のゴッデス王座決定戦)?」

小波「あさってか。なんか正直、なんで私たちっていう感じなんですよ。こうやって見ての通り、ジャングルだって今日、シングルの赤いベルトのタイトルマッチでメチャクチャいい試合しましたよ。ジャングルが勝つ、勝つ、勝ちそうでした。勝つと思いましたよ、私は。こうやって私たち、シングルでいまやっていってるんですよ。しかも一回ビーとジェイミーに取られているので、過去の栄光というか過去にすがってないんですよ、私たち。それなのに、ゴッデスの元王者としてやっていく。なんなんですかね、これは? なんなんだろうという感じ」

叫女「林下と上谷が、ウチらを、アイツらが取りたいと言ってるから、取りたいヤツ同士でやればいいかなと思ってるんですけど」

小波「そう思います」

叫女「指名するとかならわかるけどね。とりあえずね、私が言いたいのはあの2人ですよ。あの2人。まだ林下って新人ですよ。上谷だってなんの実績ありますか? なめんなよって。ゴッデスのベルトをホントなめないでほしい。チャンピオンになることがどれだけ厳しくて辛いことなのかっていうのも試合で自分たちで見せようかなと思いますね」

小波「なんでも目の前にあるものは挑戦するって言ったので、もちろん決まったからにはとことんやりますけど、チャンピオンになるっていうことをしっかりリング上で後輩に教えたいと思います」

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