2020/12/14 試合結果

2020年12月13日 『Road to OSAKA DREAM CINDERELLA』

『Road to OSAKA DREAM CINDERELLA』
12月13日(日)新宿FACE(観衆234人=超満員札止め/コロナ対策限定人数)

試合結果

◆3WAYバトル 15分1本勝負

里歩

4分3秒
雁之助クラッチ

レディ・C

※もう一人はルアカ

◆大江戸隊 4WAYバトル 15分1本勝負

ビー・プレストリー

6分44秒
全員リングアウト

刀羅ナツコ

※もう二人は小波、鹿島沙希

◆12・20前哨戦① クイーンズ・クエスト 3WAYバトル 20分1本勝負

渡辺桃

11分41秒
ピーチサンライズ

上谷沙弥

※もう一人は林下詩美

◆12・20前哨戦② STARS 6人タッグマッチ 30分1本勝負

岩谷麻優

13分43秒
キッちゃんボム→エビ固め

中野たむ

○スターライト・キッド

白川未奈

飯田沙耶

ウナギ・サヤカ●

◆12・20前哨戦③ ドンナ・デル・モンド タッグマッチ 30分1本勝負

○朱里

19分28秒
朱雀

ジュリア

舞華

ひめか●

 

試合詳細レポート

◆3WAYバトル 15分1本勝負

里歩

4分3秒
雁之助クラッチ

レディ・C

※もう一人はルアカ

デビュー4戦目のレディ・Cが初めての3WAYマッチに挑む。相手は里歩とルアカ。共闘したり闘ったりの駆け引きが展開される試合で、大型新人のレディ・Cがどんな闘いぶりを見せるのか。

 全員が握手をかわして試合開始。レディが両手を挙げて2人を誘う。2人は蹴りを入れて両サイドから腕を固める。レディが開放されると里歩がルアカにヘッドロック。レディがルアカにぶつかっていきショルダータックルで吹っ飛ばす。ルアカはエルボー連発でダウンさせるが里歩がカット。里歩はレディに弓矢固め。ルアカがカットし里歩をロープへ。里歩がかわすと2人まとめて619を決める。里歩はルアカを起こしてブレーンバスターの構え。ルアカがかわしてビッグブーツ連打。ルアカがフィッシャーマンも里歩がクリアー。まるめ込みをレディがカットしルアカにエルボー連打。レディはビッグブーツでルアカを倒すが里歩がカット。レディは里歩にビッグブーツ、チョークスラム狙い。切り返した里歩が雁之助クラッチで丸めこみレディをフォールした。

◆大江戸隊 4WAYバトル 15分1本勝負

ビー・プレストリー

6分44秒
全員リングアウト

刀羅ナツコ

※もう二人は小波、鹿島沙希

大江戸隊のみによる4WAYマッチが組まれた、このうち3人(ビー・プレストリー、刀羅ナツコ、鹿島沙希)はアーティスト・オブ・スターダム王者ということになるが、中野たむ率いるコズミックエンジェルズが挑戦を表明しており、1216後楽園でのタイトルマッチが決定。防衛戦を前に、大江戸隊は闘いを通じて結束を固めておきたい。

 大江戸隊全員が握手やハイタッチ、拳を突き合わせて健闘を誓い合う。いきなり場外戦で試合がスタート。ナツコとプレストリー、小波と鹿島がリングサイドで乱闘を展開する。19カウントで4人がカムバック。プレストリーと小波が共闘し鹿島にドロップキックの挟み撃ち。ナツコが2人をラリアットで葬ると、感謝した鹿島がナツコに裏切りの丸めこみ。ナツコが怒ってエルボーで向かっていくと鹿島がコルバタ。鹿島はビッグブーツからドロップキック。ナツコが返すと鹿島が突進もプレストリーがカット。ナツコがカバーを返すもプレストリーがフェースロック。小波がプレストリーにスリーパー。小波が打撃の連続からジャーマンでプレストリーを投げつける。小波はトライアングルランサーにいくがカットされる。ナツコが鹿島に串刺しエルボーアタック、キャノンボール、バックフリップ。鹿島が顔面をかきむしるがビッグブーツがナツコにかわされレフェリーを直撃。ナツコは鹿島を絞首刑に。小波がイスを持ち出すがプレストリーがカットしバックドロップ。小波はジャーマンからハイキックもプレストリーがニーアタック。両者のダッシュがリング下から足を引かれ再び場外戦に。ナツコはプレストリー、鹿島が庫内を攻撃。試合はそのままリングアウトとなった。

ナツコ「沙希、もうカウント過ぎてた、過ぎてた。つーかさ、大江戸隊同士こんなカード組みやがって、ウチらが今日決着つけるわけねーだろ! ビーちゃん、ビーちゃん、いつものやってあげて」

ビー「オーエドタイイチバン。アト、スターダムメンバーショッパイ。デモ、ワタナベモモ、イチバーンショッパーイ、イジョー!」

◆12・20前哨戦① クイーンズ・クエスト 3WAYバトル 20分1本勝負

渡辺桃

11分41秒
ピーチサンライズ

上谷沙弥

※もう一人は林下詩美

AZMの負傷欠場により当初予定されていたクイーンズクエスト同門タッグマッチが3WAYマッチに変更、林下詩美と渡辺桃の赤いベルト前哨戦は、上谷沙弥を加えた三つ巴戦としておこなわれることになった。また、試合順もメインから第3試合へと移された。詩美がワールド・オブ・スターダム王者になってからというもの、1220大阪に向けての前哨戦を組んでほしいと両者は要求。そして今回、初めての前哨戦が組まれることになったのである。決戦を前に詩美と桃のバチバチした攻防は必至だが、ここに上谷が加わることでいったいなにが生まれるのか。1216後楽園ではクイーンズクエストとドンナ・デル・モンドによるダブルの前哨戦も組まれている。詩美とのシングルでは1勝1分けと勝ち越しているものの、桃の立場は挑戦者。それだけに、前哨戦では先手を奪いところと思われるが…。

 握手はなく試合開始のゴング。詩美と桃が睨み合い。桃から胸を突き組み合うと上谷が割って入る。ヘッドロックのかけ合いとなり次々と攻守が入れ替わる。桃が振られて詩美がショルダータックル、上谷が背中にドロップキック、詩美が上谷をドロップキックで排除し桃に向かっていく。詩美は桃にボディースラム。桃が返すと詩美がストンピング、ネックロック、背中へのドロップキック、上谷が入ってこようとするが詩美が許さず桃をロープに固定してドロップキック。桃が返すと、カウンターのミドルキックから串刺しドロップキック、もう一発狙うと上谷が入ってくるも桃は詩美と上谷に串刺しドロップキック。桃が詩美にブレーンバスターからPK。詩美が返すと桃とのエルボー合戦。上谷が入ってくるが2人が排除し桃は「オマエは引っ込んでろ」すると上谷が「なめんな!」とまとめてドロップキック、鎌固め、逆エビ固め。上谷は桃を場外に出して詩美に串刺しニーアタック、ドロップキック。詩美が返すと、上谷はコーナーからミサイルキック。もう一度上がると桃が「オマエは引っ込んどけ」とエルボーで落とす。詩美と桃がバックの取り合い。桃が蹴りをかわされ詩美がスリーパー。桃も取り返すが詩美がグラウンドでスリーパー。桃がエスケープに成功。詩美は桃にアルゼンチンも上谷がドロップキックで破壊する。上谷が詩美にエルボー乱打。上谷が詩美にドロップキック、その場飛びムーンサルト、コーナーからダイビングボディーアタック。詩美が返すと、詩美がカウンターでドロップキック、アルゼンチンは上谷が丸めこみ。詩美が返すと上谷が二段蹴りからスタークラッシャー狙い。詩美がこらえるとノーザンライトも桃がカット。桃に上谷はニールキック。上谷が詩美にエルボー連打も詩美がキャッチしボディースラム。詩美が上谷にコウモリ吊り落とし。桃がカットし上谷に蒼魔刀。フィニッシュを宣言しBドライバーの構えも詩美がラリアット、上谷がそのまま丸めこむ。詩美が突進し上谷にラリアット、かわした桃がハイキック。桃は上谷にダイビングで蒼魔刀。詩美がカット。詩美は桃に突進も後方に投げ捨てられる。桃は上谷にチキンウイングフェースロック、上谷が丸めこむが2カウント。桃は上谷にハイキックからピーチサンライズ。詩美のカットが間に合わず桃の勝利となった、

桃「詩美、今日の前哨戦は私の勝利。そして1216日は、あのいけすかないDDMと組むけど、そこでも私が勝って、1220日、タイトルマッチ、最後に赤いベルト巻くのはこの渡辺桃だ!」

詩美「大事な前哨戦、今日は私が勝つことはできなかったけど、もう1つ前哨戦ありますよね? そこでは私が必ず勝って、この赤いベルトも私が防衛します」

 

桃のコメント

――前哨戦がようやく組まれた?

「そうですね、ようやく。いつも(タッグを)組まされてたんですけど、ようやく(前哨戦が)組まれて。やっぱ詩美と闘うのが一番だなって、前哨戦をしてわかりましたね。そして1220日も、今年一熱い試合ができるんじゃないかなと思いましたね」

――実際に手を合わせてみた詩美はどうだった?

「やっぱり自信というものがあるなってすごく感じましたね。自信のなかにある余裕というか。その余裕を私はぶっ壊したいなと思っています」

――途中からターゲットを上谷に変えたように見えたが。詩美ではなく上谷からの勝ちを取りにいったように見えたが。

「そうですね。まだ前哨戦もこのあとあるので、まだここでは(詩美から)勝たずに、とりあえず見せしめというか、詩美に今日勝った私を見せつけた感じですね」

――ジワジワといくつもり?

「ハイ、ジワジワと精神的にもあせらせたいなと思っております」

――当日に向けてなにか考えていることがある?

「そうですね。まあ狙うは、そこかなと思ってますね」

――3WAYだったが、上谷は邪魔だった?

「アハハハハ。そうですね。何回も何回も排除したんですけど、何回も出てくるので、私が潰しました、最後に」

――途中、上谷が試合の中心になるような場面もあった。

「そうですね、急に出てきて。まあそれもQQらしくていいんじゃないかなと思いましたね、最後は」

――それで桃は標的を上谷にした?

「アハハ。それもあったかもしれないですね。私たちの前哨戦を邪魔するなっていう。そんな感じで潰したのもありますね」

――大阪のメインがQQ同門の赤いベルト戦。セミがDDM同門のダブルタイトル戦。意識する?

「やっぱりそうですね、同じ日にタイトルマッチが組まれたというのは。そして同門対決同士っていうのもあるので、それもユニットの見せどころかなと思います。でもメインに選ばれたのは私たちなので、しっかりと内容でも勝ちたいと思います」

――メイン、セミに出る4人の中で桃が一番スターダムでのキャリアが長い。生え抜きの意識もある?

「そうですね。スターダムは一番私が長いので、そこで最後に私が立っていなきゃいけないなと思いますね、これからのスターダムのためにも」

――この一年は外から来る選手が多かったこともあり、余計に最後は生え抜きで締めくくりたいとの意地があるのでは?

「ありますね。今年最後の、しかも最大のビッグマッチなので、ここは生え抜きの私が締めないとなって思ってます」

――今年の夏は5☆STAR GP以外にもシングルマッチが多く組まれていたが、本来ならそのときに赤いベルトに挑戦したかった。待たされた感はある?

「待たされた感はありましたね。ジャングル叫女が挑戦した赤いベルトに岩谷麻優が勝って、そこで私も行こうかなと思ってたんですけど、いろいろ先を越されて、そして5☆STARが始まって、詩美が優勝してしまい。それから全然挑戦できてなかったので、順番待ちという感じでしたけど」

――夏には公式戦以外にも(ワンダー・オブ・スターダム王者の)ジュリア戦、(当時ワールド・オブ・スターダム王者の)岩谷戦が組まれていたが中止になってしまった。

「(中止になった)橫浜2連戦のときに岩谷麻優と組まれていたので、そこでもできたら(赤いベルトに挑戦したかった)。その後、岩谷麻優が朱里から防衛して、次の日に私が挑戦しようかなと思ってたんですけど、そこもなくなってしまったので、チャンスがどんどんなくなっていって最終戦になってしまいましたね」

――それでも最後の最後に(挑戦は)間に合ったのでは?

「ハイ、間に合いましたけど、やっぱり私が最後は2020年を締めたいなと思います」

――それではじめて目標達成?

「そうですね!」

 

詩美のコメント

――桃と前哨戦をやってみて。

「3WAYでしたけども、3WAY、私、苦手だし、前哨戦、桃さんとしっかりやりたかったんですけど3WAYなんで邪魔も入りまして、今日は私は勝つことができなかったですけど、桃さんが今日3(カウント)取りましたけど、相手は上谷からですからね。私はずっと桃さんを狙って試合をしてましたけど、桃さんはとりあえず上谷にでも勝ちたかったみたいですけど、そんな気持ちじゃ、この赤のチャンピオンは倒せないかなと思いますね。次の前哨戦(1216後楽園)は私が勝って、1220日、大阪のタイトルマッチもしっかり私が防衛したいと思います」

――大阪はクイーンズクエスト同門でのメインのタイトルマッチだが、セミはドンナ・デル・モンドの同門によるダブルタイトル戦。意識はする?

「そうですね、なんかツイッターでジュリアがジュリアvs朱里の試合の方がメインにふさわしいっていってたんですけど、そこは赤いベルトのチャンピオン、そして生え抜きの意地としても、私と桃さんの方が最高の試合をして、これこそ未来の、これからのスターダムだなという試合をしていきたいなと思います」

◆12・20前哨戦② STARS 6人タッグマッチ 30分1本勝負

岩谷麻優

13分43秒
キッちゃんボム→エビ固め

中野たむ

○スターライト・キッド

白川未奈

飯田沙耶

ウナギ・サヤカ●

岩谷麻優&スターライト・キッド&飯田沙耶組vs中野たむ&白川未奈&ウナギ・サヤカ組の6人タッグマッチはSTARS対決でありながら、コズミックエンジェルズ問題を内包するカードでもある。中野のコズエンは1216後楽園で大江戸隊の保持するアーティスト・オブ・スターダム王座に挑戦。さらに1220大阪ではSTARSとのイリミネーション6人タッグマッチが決定。結成以来、タッグ戦ではいまだ負けなしの快進撃を続けているコズエン。ここでSTARS問題に完全なる決着が付くのだろうか、岩谷と中野の出方に注目が集まる。

 コズエンがキッドを捕らえてトリプルの攻撃を仕掛ける。しかし岩谷がエプロンから中野をカット、キッドはコズエンを分断し飯田に託す。飯田は中野にボディースラムの構え。中野がこらえてコーナーに振ると突進。飯田がかわして逆水平の連打を浴びせる。しかしコズエンがカット、すると飯田は3人を蹴散らす。キッドが中野にダブルチョップ。岩谷がチョップ、飯田もチョップを放つ。キッドが中野にヘアーホイップからコーナーに追い込み顔面を踏みつける。キッドは中野に低空ドロップキック。岩谷が中野にサッカーボールキック。岩谷が髪をつかむと中野もつかみ返す。岩谷は中野を押し倒してタッチも顔面を踏み続ける、飯田が中野をカバー。中野が返すと飯田がエルボー連打。飯田の突進に中野がまるめ込みからドロップキック。白川が飯田にエルボー連打。飯田がロープに振ると白川がフライングクロスチョップ、吊り天井。岩谷がカットしキッドが飯田とクローズライン。白川がかわしてウナギと合体。白川がまとめてラリアット、飯田にドロップキック。飯田が白川にエルボー、白川もやり返すが飯田がカウンターのクロスチョップ。岩谷が白川にニーアタック。中野と岩谷がエルボーの打ち合い。中野の張り手で岩谷が崩れる。岩谷が張りかえしてみせるが中野がジャーマン。中野がコーナーに上がると岩谷がカット。岩谷は雪崩式フランケン。キッドがウナギにネックブリーカー、コルバタ、619、その場跳びムーンサルトプレス。キッドが突進するとウナギがショルダータックル、ギロチンドロップ、ゴリースペシャル。中野と白川が合体、さらにウナギが加わりサイドスラム。コズエンがキッドを捕らえウナギがゴリースペシャル。キッドが切り返すもウナギがスパインバスター。岩谷と飯田がドロップキックでコズエンを場外へ。岩谷がトペスイシーダを敢行すると、飯田は戻されたウナギにミサイルキック、キッドがダイビングボディーアタックで続く。中野が岩谷のハイキックを食らう、飯田が白川にドロップキック。リング上はキッドがウナギにキッチャンボム狙い。ウナギがゴリースペシャルもキッドが切り返す、飯田がチョップ、キッドがウナギにキッチャンボム。3カウントが入り、キッドがコズエンに土をつけた。

キッド「ちっちゃいは強い! COSMIC ANGELSのみなさん、STARSをナメてんじゃねーぞ。おいウナギ、お前は相手なんかじゃない。中野たむ、私がお前の目を覚ましてやるから!」

中野「キッド、かわいいね。小さくてかわいい。単なるSTARSのマスコットだけじゃない。ちっちゃくて、かわいくて、強くて岩谷麻優がパートナーに選ぶだけの選手だよ。でも、いま私が闘いたいのは君じゃない。私は、岩谷麻優を倒す。大阪ですべてハッキリさせましょう」

岩谷「たむちゃん、何を言おうが別に勝手だけど、たむがいましている行動はぜんぜんSTARSじゃない。ヒールになりたいの? 別にSTARSにいて、自分の隣じゃなくても上目指せるんじゃないの? わざわざいままでの歴史、STARSをこんな形で出ていって、この3人で何がしたいわけ? まぁ今日は答え、出さなくてもいい。大阪でキッチリ答え合わせをしましょう。いつ戻って来てもいいんだよ? どうなるかは、たむ次第。大阪で」

岩谷が握手を求めるが、中野は退場。

 

岩谷組のコメント

岩谷「きょうはキッドが宣言通り勝ってくれましたね」

キッド「コズミックエンジェルズに初黒星をつけてやりました。でも、今日はウナギからスリー取っただけであって、私が倒したいのはウナギじゃない。中野たむ。中野たむを絶対倒します」

岩谷「STARSはいまゴタゴタしてて、こんなことをしてる場合じゃない。自分たちはジャングル叫女が戻ってくる場所を守らないといけないし、スターダムの正規軍として、こんなところでくじけてる場合じゃないんで、必ずスターダムの正規軍、これを守って、これからも正規軍、STARSが正しいことをして上にいきたいと思います。飯田も頑張れよ!」

飯田「頑張ります! よっしゃ!」

キッド「大阪、絶対見に来てください!」

飯田「チェキラ!」

岩谷「ハハハハ!」

◆12・20前哨戦③ ドンナ・デル・モンド タッグマッチ 30分1本勝負

○朱里

19分28秒
朱雀

ジュリア

舞華

ひめか●

ジュリア&ひめか組vs朱里&舞華組は、ドンナ・デル・モンド同門対決。また、1220大阪でおこなわれるワンダー・オブ・スターダムとSWA世界の2冠選手権試合、ジュリアvs朱里の前哨戦にもなっている。白いベルトの王者ジュリアと、SWA王座をビー・プレストリーから奪った朱里。初めてとなる前哨戦で、どんな駆け引きが展開されるのか。

 DDMがゆっくりと慎重に握手をかわし合う。最後にかわしたのはジュリアと朱里で両者が先発で対峙する。グラウンドの攻防でスタートし、スタンディングで首の取り合い。ジュリアがヘッドロックにとりグラウンドへ。朱里が脱出し睨み合い。ジュリアが再びグラウンドにもっていくと朱里がスリーパー。ブレイクして睨み合い、それぞれがタッチをかわす。舞華とひめかがショルダータックルのぶつけ合い。打ち勝ったのはひめか。舞華が投げの連続もひめかがクリアー。舞華がスリーパーに取ると朱里と合体。朱里が舞華に飛びつきひめかにプレス。ひめかが返すと舞華が突進もニーを食らう。ジュリアがひめかと合体し舞華に連係攻撃を見舞っていく。ジュリアは舞華にSTF。舞華が切り返して腕十字狙い。ジュリアが反転しヒザ十字固め。舞華が切り返し腕を取る。ジュリアが反転しカバーも2カウント。ジュリアの三角絞めを舞華がリフトアップ。ジュリアが脱出し突進、舞華がかわすがジュリアはネックブリーカー。舞華が返すと、ジュリアに滞空時間の長いブレーンバスターを決める。朱里がジュリアにミドルキックの連打から串刺しニーアタックも連発。ジュリアが返すと朱里に張り手、朱里がエルボーにいくとジュリアもやり返す。ビッグブーツの応酬にひめかが乱入。ジュリアはカバーを返されると腕をロック。中央にもっていきさらに締め上げる。カットに入った舞華をひめかが排除。ジュリアがバックドロップの構えも朱里がサッカーボールキック、PK。朱里が抱え上げるがジュアリアが変型コブラツイストに。朱里がマットに叩きつけるが2カウント。朱里のキックをかわしてジュリアがビッグブーツ。朱里がジャーマンもジュリアがバックドロップ。両者ダウン。ひめかがタッチを受けて朱里に串刺しボディーアタック3連発。朱里が返すと、ひめかは逆エビ固め。朱里がエスケープにひめかをマットに叩きつける。腕十字を決めるがジュリアがカットする。舞華はジュリアを排除しひめかにボディースラム。朱里がダブルニードロップ、舞華がリバーススプラッシュ。15分経過。朱里はフィニッシュを宣言しひめかのバックを取る。ジュリアが入って朱里のバックへ。まとめてなげようとするが朱里がこらえてひめかに突進。ひめかがキャッチして叩きつけるとジュリアがニー。ひめかがマットに叩きつけるも舞華がカット。ひめかは朱里を引き起こして抱え上げる。朱里がまるめ込みから腕固め。ひめかが脱出しラリアット。朱里が返すと、ひめかはアルゼンチンから前方に叩きつける。しかし朱里がブリッジして返す。ジュリアがマットに叩きつけひめかとファンタスティックフリップ狙い。舞華が阻止してひめかに雪崩式ブレーンバスターを放つ。朱里がひめかにニーアタック。舞華がジュリアにロックボトム。朱里が突進もひめかが阻止、朱里はハイキックもひめかが返す。朱里は腕十字から腕固め、朱雀へ。ひめかがギブアップし朱里の勝利となった。

朱里「みなさん、ドンナ・デル・モンド対決、どうでしたかー? 直接、前哨戦私と舞華で勝利しましたー! 1216日、後楽園ホール、私がジュリアから取って、大阪のタイトルマッチ、勢いを付けたいと思ってるよ」ジュリア「ジュリアのことが好きで好きでたまらない諸君、元気かぁい? 前哨戦、負けちまったよ。はぁ1つさ思ったんだけど、1220日大阪エディオンの第1、この大会、赤いベルト渡辺桃×林下詩美よりも、私と朱里の二冠戦のほうがメインにふさわしいって思ってるんだよね。どう思いますか?」

朱里「私もそれは思ってるよ」

ジュリア「だよね? だからさ、朱里かかってこいよ、大阪で」

朱里「ジュリアーーー、(かわいらしい声で)かかってきなさい」

ジュリア「(スクワットをしながら)頑張るぞ! 朱里、大阪で私たちが最高の試合。この興行でイチバン最高の試合やってやりましょうよ!」

朱里「やってやろう。みなさん次、STARDOM1216日、来てくれますか? 1216日、みなさん後楽園でお会いしましょう。わたし朱里、ジュリア、舞華、ひめか。世界に弾ける女たち、ドンナ・デル・モンド、世界に通用するモノが違う女、みんな、サラマポ。ありがとうございました」

朱里組のコメント

朱里「DDM対決、舞華と初タッグ、勝利しました。今日すごく楽しみにしていて、4人の熱い試合ができるっていうのを、本当にそういう試合ができたんじゃないかなって、自分の中で思ってるんですけど、もっともっともっとDDMはすごい試合ができると思ってます。その1220日の前哨戦、このSWA王者、私が勝利を勝ち取ります。1216日、必ずジュリアから取って1220日、白いベルトとこのSWAのベルトの2冠戦、私が勝って2冠王者になります」

舞華「見ての通り、いまDDMはすっごい勢いになってるんで、2人がバチバチするのを見て、こっちも刺激をもらって、さらに上にいこうっていう気持ちが芽生えた。今日はありがとう」

朱里「ありがとう」

――初めて前哨戦で肌を合わせたジュリアはどうだった?

朱里「前に何回かシングル、ちょっとやったことがあるんですけど、久々にやって、やっぱりジュリアおもしれーわって気持ちで。これは1220日、気を引き締めてやらないと負けるかもしれない。でも、私が必ず勝利する、そういう気持ちで試合をするので、必ず2冠になろうと思います」

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