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2017年3月20日 STARDOM THE HIGHEST

2017年3月20日 STARDOM THE HIGHEST

STARDOM THE HIGHEST
3月20日(月・祝)後楽園ホール (観衆820人)

 

◆タッグマッチ 15分1本勝負

米山香織

5分56秒
足決めエビ固め

七星アリス

○刀羅ナツコ

ルアカ●

 

◆3WAYタッグマッチ 20分1本勝負

○HZK

8分4秒
アトミック・ボムズアウェー→片エビ固め

ディオナ・プラゾ

AZM

クリスティ・ジェインズ○

※もう一チームは小波&ゾーイ・ルーカス
 

◆ハイスピード選手権試合 30分1本勝負

<王者>

10分27秒
飛び込み式エビ固め

<挑戦者>

クリス・ウルフ

美邑弘海
※第13代王者のクリス・ウルフが7度目の防衛に成功
 

◆シングルマッチ 15分1本勝負

岩谷麻優

9分46秒
ドラゴン・スープレックス・ホールド

木村花

 

◆SWA世界選手権試合 30分1本勝負

<王者>

14分0秒
ダイビング・ギロチンドロップ→片エビ固め

<挑戦者>

トニー・ストーム

ジャングル叫女

※第2代王者のトニー・ストームが7度目の防衛に成功
 

◆ワールド・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負

<王者>

22分38秒
ムーンサルト・プレス→片エビ固め

<挑戦者>

紫雷イオ

宝城カイリ

※第7代王者の紫雷イオが13度目の防衛に成功
 

 

◆タッグマッチ 15分1本勝負

米山香織

5分56秒
足決めエビ固め

七星アリス

○刀羅ナツコ

ルアカ●

15歳の七星アリスと12歳のルアカが最年少タッグを組んで米山香織&刀羅ナツコ組と対戦するオープニングマッチ。

 両軍握手を交わすと背後から七星組がダブルのドロップキックを決めて試合開始。米山を捕まえるが、七星組はモンゴリアンチョップとグルグルパンチを食らう。それでもすぐに米山をロープに固定し七星がドロップキックを放ってみせる。ルアカが米山にスリーパー。すると次々にスリーパーに入り数珠つなぎとなる。七星が米山にドロップキックの連打。米山がコーナーに振ると七星が回転エビ固めからドロップキック。ボディースラム狙いは米山がこらえて反対に叩きつける。ナツコが七星にショルダータックル。セントーンをかわして七星がドロップキック。ナツコと七星がエルボーを打ち合う。ナツコが連打すると七星もやり返す。ナツコが河津落としからセントーン。七星が返すと、米山がルアカも寝かせる。しかしセントーンはかわされることに。七星がダブルリストもナツコがクリアー。ルアカが七星と合体しナツコに串刺し攻撃。ルアカはビッグブーツからボディースラムの構え。ナツコがこらえて突進もルアカがコンプリートショット。ルアカが丸め込むが米山がカットに入る。5分経過。七星組に米山がまとめてクロスボディー。ルアカがナツコに丸め込みの連続。ナツコの突進に七星がドロップキックでアシスト。ルアカが丸め込むがナツコがなんとか返す。米山がルアカにセントーン、ナツコが丸め込むと3カウント。ナツコがルアカから勝利を挙げた。

 

◆3WAYタッグマッチ 20分1本勝負

○HZK

8分4秒
アトミック・ボムズアウェー→片エビ固め

ディオナ・プラゾ

AZM

クリスティ・ジェインズ○

※もう一チームは小波&ゾーイ・ルーカス

クイーンズクエストのHZK&AZMが3WAYタッグで外国人勢と対戦。小波が英国のゾーイ・ルーカスと組み、ディオナ・プラゾ&クリスティ・ジェインズ組は初来日コンビ。混戦必至の3WAYで勝ち名乗りを受けるのは?

 クイーンズクエスト以外が握手を交わし、HZK、ディオナ、ゾーイで試合開始。ロックアップで組み合い、力比べ。エルボーを打ち合うとディオナとゾーイがやり合う。HZKが割り込むと3人のドロップキックが交錯。AZM、小波、クリスティがリングイン。AZMはコーナー上に座って高みの見物、小波とクリスティの攻防となる。AZMが割って入り小波とのダブルを要求。しかしすぐに裏切り2人をコーナーに投げ捨てる。2方向でQQが顔面ウォッシュ、小波とクリスティが餌食となる。ゾーイがダウンしたクリスティにキャメルクラッチ。ディオナが入るとゾーイが串刺しアタック、ブレーンバスター。ディオナが返すとゾーイを蹴り上げブレーンバスターの3連発。ゾーイが返すとディオナが顔面にフットスタンプ、クリスティとダブルのブレーンバスター。5分経過。クリスティがダッシュするとリング下からAZMが足を引く。小波がHZKにローキックの連打。HZKは「こいオラ!」と挑発、エルボーの打ち合いにもっていく。小波のミドルキックからバックの取り合い。小波がHZKにハイキックからブレーンバスター、ヒザ十字固め。ゾーイがカットすると、小波にクリスティがトラースキック。さらにHZKにもハイキック。クリスティがHZKにフルネルソン。小波のハイキックがかわされクリスティにヒット。HZKがクリスティにアトミックボムズアウェー。これで3カウントが入り、QQが勝利をおさめた。

 

◆ハイスピード選手権試合 30分1本勝負

<王者>

10分27秒
飛び込み式エビ固め

<挑戦者>

クリス・ウルフ

美邑弘海

※第13代王者のクリス・ウルフが7度目の防衛に成功

当初は元王者ロサ・ネグラを加えた3WAYマッチが予定されていたが、来日が遅れたため通常のシングルに変更された。果たしてこれがどんな影響を及ぼすのか。初戴冠以来、クリスは3WAYマッチを飛び込み式エビ固めで全勝、この形式を完全に自分のものとしている。シングルマッチとなり、クリスの力量があらためて問われる試合となりそうだ。また、3・5名古屋で初挑戦するも敗れてしまった美邑弘海は試合直後から再戦を熱望。シングルとなったことは美邑にとって有利となるのかどうか。ここでベルトを取れば初戴冠となるが…。

 王者クリスはハイスピードでリングサイドを一周。リングに上がると観客を煽る。美邑はリングアナコールで「腹筋バッキバキ」と紹介される。すると場内はバッキバキコールに。美邑が突っ込むたびにクリスがかわしていくスタート。美邑は「逃げるな」と挑発しロックアップにもっていく。クリスが腕を取りにいくと美邑が取り返すもクリスがグラウンドにもっていく。美邑が上になるとクリスがエスケープ。ロックアップからクリスが腕を取り美邑が取り返す。クリスが下からボディーシザーズに入り尻尾で顔面をグリグリ擦りつける。美邑はコーナーに振られるも反対に押し込んでドロップキック。さらに尻尾を口に押し込み精神的にもダメージを与える。美邑がロープに振ろうとするとクリスが反対に振ってアームホイップ。クリスがグルグル回してコーナーからエプロンに出る。そこからコーナーから飛んでアームホイップ。美邑がロープに振るもクリスが切り返して踏みつけていく。エプロンからサードロープに足をかけて変型の足4の字固め。リングに戻るとヘアーホイップからコーナーに押し込み顔面を踏みつける。右腕にニードロップを投下すると5分経過。ロープに固定するとチョップの連打、セカンドロープから蹴りを打ち込み余裕で押さえ込む。美邑が返すと、回転エビ固め。返したクリスにDDT、クロスボディーも2カウント。美邑は回転して足を取りにいくがクリスが丸め込む。美邑が切り返して足をロック。クリスが切り返すと美邑はドロップキック。美邑が立ち上げるとクリスがエルボー。エルボーの応酬から美邑が張り手。クリスが崩れ落ちるがニーを腹部へ。クリスはエルボーアタック、ロープワークの攻防で美邑が走るとクリスが変則的なキックでダウンさせる。美邑はクリスを場外に出してエプロンからのプランチャ。リングに戻してカバーもクリスがクリアー。美邑はコーナーに上がりダイビングボディーアタック。クリスがかわし飛び込み式エビ固め。切り返した美邑がマヒストラル。ギリギリで返したクリスに美邑は「いくぞ!」と叫んでスイングネックブリーカー。返したクリスにコールが浴びせられる。美邑はコーナーに上がるがクリスが追いつきブレーンバスター。10分経過。クリスがダイビングダブルニードロップ。美邑がなんとか返すとクリスが飛び込み式エビ固め。美邑が返せず、クリスが防衛に成功した。

 

クリスのコメント

――2度目の防衛だが。

「シングルでもっとやっていくことが必要だと思った。このベルトを守っていくにはなおさらね。3WAYには慣れてるけど、シングルのタイトルマッチとなるとやっぱり慣れていない部分がある。もっとシングルのために練習しないと。もっと自分に挑戦して成長していきたい」

――当初は3WAYの予定だったがロサ・ネグラの来日が遅れシングルになった。影響は?

「ちょっと困った。気持ちの切り替えをしないといけなかったから。シングルに気持ちを切り替えるのはちょっと大変だったかな。チャンピオンで居続けるためにはそういうことにもしっかり対応できないとね」

――3度目の防衛戦は?

「シングルでも3WAYでもいいわ。誰でもいい。私に必要なのはもっと強くなること。新しい技がほしいな」

――美邑に防衛したことは自信につながる?

「ちょっとね。でも、もっともっと強くなりたい」

 

美邑のコメント

――3・5名古屋で敗れたときに「チャンスをください」とアピール。実際にチャンスを得たが。

「そうですね。2度目ということで、期間も空いてないですけども、しかも今回シングルになって」

――シングルになりチャンスは広がった?

「ラッキーというか、そうですね、やっぱり1対1でやるってすごく大きな意味があると思うので、しかも相手が同期のクリス・ウルフでデビュー戦の相手でもあるので、すごく感情がより入りました、やっぱり」

――ベルトへの手応えはあった?

「いやあ…」

――ベルトはまだ遠い? それとも近づいてきた感はある?

「でも、少し前まで自分がベルトに挑戦することにすらちょっと物怖じしてたところがあって。でもいまは全然そういう気持ちはなくて、むしろ本気でベルトを取りにいくという気持ちにどんどんなってて。ただそのベルトを得るためのコンマ何秒がすごく遠いなと思って。そこを制するものが3カウントを取るんだなと思って。そういう意味では遠いかもしれないけど、でも絶対取ります。早々に」

――また挑戦したい?

「絶対したいです」

◆シングルマッチ 15分1本勝負

岩谷麻優

9分46秒
ドラゴン・スープレックス・ホールド

木村花

2・23後楽園でのハイスピード王座戦ではクリス・ウルフの初戴冠をセコンドからアシストした木村花が久々のスターダム参戦。仙女3・11で右手負傷から正式にカムバックし、スターダムにも正式に試合復帰となる。迎え撃つのは岩谷麻優。3・9紫雷イオ10周年興行ではメインのタッグマッチでイオと対戦し敗れたが、期待値の高さは変わらない。シングル初対決の花を一蹴し、タイトル戦線に再び食い込むきっかけをつかめるか。

 ゴングが鳴ると高飛車に花がポーズを取りアピール。場内はマユコールに包まれる。しかし岩谷はポージングを拒否しブーイングを浴びる。マユコールが大きくなると岩谷はロープに足をかけてセクシーポーズ。花が挑発すると睨み合い。花のヘッドシザーズを岩谷が切り返す。花が髪を掴むと岩谷も掴み返す。花がエルボー連打からボディ-スラム、逆エビ固め。岩谷がエスケープするが花はブレイクせずに中央に引き戻す。岩谷がロープに到達しエスケープ。花はロープに固定しクリスとともに顔面を踏みつける。岩谷が蹴り足を捕まれるも切り返してハイキック。サッカーボールキックを放つが蹴った岩谷にもダメージがある様子。5分経過。エルボーの打ち合いから岩谷が突進、花が止めると帯を使って首を絞めていく。花は串刺しニーアタックからドロップキック。ブレーンバスター狙いは岩谷がフロントネックロックに。それでも花は強引にぶっこ抜いて叩きつける。さらに花はコーナーから飛んでミサイルキック。岩谷が返すと、トラースキック、ジャーマン。返した花へドロップキックの連打。2発目は低空で顔面を直撃する。岩谷がダイビングフットスタンプからドラゴンの構え。花が切り返して押さえ込む。岩谷が返すと花がビッグブーツ。花は岩谷をエルボー連打で立ち上げ突進。かわした岩谷がハイキックからジャーマンへ。花が返すと岩谷はフィニッシュを予告しドラゴンスープレックス。3カウントが入り、岩谷が勝利を飾った。試合後、退場する岩谷に向かい花がマイク。

花「岩谷麻優、最近浮いてません? ねえ最近、岩谷麻優さんスターダムから浮いてますよね。本人、薄々気づいていると思うんですけど、認めたくないのかな。まだスターダムにいるけど、自分のいき場所、わかってるんじゃないですか? アナタが一番どうするべきかわかってるんじゃないですか。まあ私の仮説なんで、これは私の仮説なんで、実際のところは本人が一番わかっていると思うんで。頭で考えているなら行動したほうがいいと思いますけどね」

ステージ上で立ち止まり聞いていた岩谷は苦笑の表情を浮かべると首を横に振り、無言で立ち去った。

 

◆SWA世界選手権試合 30分1本勝負

<王者>

14分0秒
ダイビング・ギロチンドロップ→片エビ固め

<挑戦者>

トニー・ストーム

ジャングル叫女

※第2代王者のトニー・ストームが7度目の防衛に成功

3・5名古屋での凱旋興行でBY宝を破り、松本浩代とのタッグでゴッデス・オブ・スターダム王者に輝いたジャングル叫女は、試合後リングサイドにいたトニー・ストームを挑発、SWA王座への挑戦をアピールした。王者が受諾し、今大会でのタイトル戦が決定。SWA王座に日本人が挑戦するのはこれが初めて。初代王者はトーナメントを勝ち抜いた紫雷イオで、昨年7月にトニーにベルトを明け渡した。この王座に日本人が絡むのはそれ以来のこと。赤いベルトも狙っており王者として初めて日本人を迎え撃つトニーと、ジャングるって勢いに乗る叫女。最後に笑うのはどちらか。

 両者握手を交わして試合開始。ロックアップで組み合うと互いにロープへ押し込む。ブレイクするとトニーがバックを取りにいく。叫女が切り返してバックを取る。おニーは腕を取りながら背後に回っていく。叫女が足を取ってグラウンドへ。トニーが回転して切り返すとアキレス腱を取る。トニーが締め上げるが叫女がエスケープ。トニーが腕を取り、叫女が取り返してヘッドロック。トニーが三角締め狙いから腕十字の体勢に入ろうというところで叫女がエスケープ。叫女が両腕をクロスするがトニーが振りほどいて反対に絞めていく。トニーは足をかけてすり抜けると背後に回って両腕を取る。叫女が強引に投げるがトニーが蹴り足を捕まえて握手を求める。叫女が蹴りを入れてショルダータックルの連打。トニーがしのいでヒップアタックを連打する。場外に出た叫女がトペを阻止してラリアット。トニーがかわしてエプロンからキック。トニーも場外に出てチョップも、かわされてしまい鉄柱に直撃。叫女はトニーを鉄柱に叩きつけ、体当たりをぶちかます。叫女はトニーをリングに戻し、カナディアン狙い。トニーが切り返してネックブリーカー。叫女が返すと、トニーが逆水平、エルボースマッシュ。返した叫女にトニーが外道クラッチも2カウント。トニーはコーナーに振って串刺しヒップアタック。もう一度狙うが叫女がフェースクラッシャー。トニーが下から丸め込み2カウント。叫女が逆エビ固めでギブアップを迫る。場内はトニーコールに。トニーがロープに到達。叫女はダイビングボディープレスを背中に投下するが2カウント。エルボーの打ち合いから叫女が連打。トニーがエルボースマッシュを連発しコーナーに追い込む。トニーがコーナーに振るとバッククラッカー。しかし叫女がこらえてコーナーへ上がる。10分経過。トニーが筋肉バスターで叩きつけてそのままホールド。叫女が返すと、トニーはフィニッシュを予告しバックを取る。叫女がこらえるがトニーが投げっぱなしで叩きつける。場内はキョーナコール。ともにダウン状態から立ち上がると、叫女がスピア気味に突進しコーナーに乗せる。そこから叫女がパワーボム。トニーが返すと、叫女はコーナーからダイビングボディープレス。叫女がハンマースロー式を狙うとトニーが切り返してリバースネックブリーカー気味に叩きつける。トニーは首を客気ルポーズも叫女がショルダースルー。両者のヘッドバットが交錯。トニーがバッククラッカーからダイビングギロチンへ。叫女が返せず、トニーの防衛となった。

トニーのコメント

「ジャングル叫女。彼女は私が闘った中でももっともハードヒットなレスラーだった。脅威に感じたわ。でも、ワタシハサイキョーと言っている以上、負けるわけにはいかなかったの」

――叫女は初めての日本人挑戦者だったが。

「日本人はスタイルからして違う。でも私箱の国でトレーニングをして、この国で闘っている。だから日本人と試合するときの闘い方も心得ているつもり。それにしても叫女はハードヒットな選手だったわ」

――叫女はほかの日本人と比べてどうだった?

「とにかく打撃が強烈でデンジャラス。これだけハードヒットな日本人はあまりいないわ。もっと練習して準備しないとね。デンジャラスだったわ」

――叫女が再戦を望んできたら?

「毎日やってもいいわ。挑戦者にふさわしい選手だったから。彼女、すごかったわよ」

――SWA王座の脅威になる存在?

「もちろん。彼女は脅威、大きな脅威になるわ」

――次期挑戦者に希望はある?

「誰でもいいわよ。外国人でも日本人でも。どっちでも構わない。次は誰?」

叫女のコメント

――タッグ王座を取った勢いでシングルも、というところだったが。

「そうですね。自分も王者になってプライドがあったので、チャンピオンになって挑戦する景色って違うんだなとすごい思って。重圧というか、へたれなところを見せられないというのがあって、その分、気持ちも乗ってたんですけど、やっぱりトニーのペースにちょっと持っていかれたのかなっていうのは、自分の中ではもっとジャングれたかなって思うかな…。そういう部分では悔しいし、これもやっぱり経験というか」

――“らしさ”を封じ込まれた部分がある?

「そうですね。なにも考えずにぶつかっていったらそこはたぶん玉砕すると思ってたので、でも相手の様子を見ながらと思ったんですけど、でもやっぱりそこはトニー・ストームの方が強かったというか、余裕すらちょっと感じたので、相手を追い込めなかったのかなと思います。勝ってもっと勢いづいて、自分も(赤いベルトなどに)挑戦表明したい気持ちもあったんですけど、悔しいですね」

――シングルのベルトに関してはどうする? SWAをまた取りにいくのか、それとも白いベルト、赤いベルトを狙いにいくのか。

「白いベルトにももう一回と言いたかったんですけど、やっぱり、調子に乗ってる感じを今日はそこはトニー・ストームに潰されたかなって思うかな…」

――シングル挑戦もそうだが、保持しているタッグの方をしっかり守っていかないと。

「そうですね。防衛に関して誰からもまだ(名乗りを上げてこない)。どうなんですかね? チャンピオンって待ってればいいんですかね?」

――それはケース・バイ・ケース。挑戦者として名乗りを上げてアピールしてくる場合もあれば、王者から指名する場合もあるのでは。

「なるほど。誰も名乗りを上げてこない(苦笑)。チャレンジの価値ないと思われてるのかな? 悔しいな、それは」

――数大会待っても同じだったら、そう思われているのかも。

「そうですよね。だからそこは、ジャングル叫女を越えたいと思わせるくらいの自分にならないといけないと思うので、それは試合で魅せていくしかないし、そう思いますね」

 

◆ワールド・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負

<王者>

22分38秒
ムーンサルト・プレス→片エビ固め

<挑戦者>

紫雷イオ

宝城カイリ

※第7代王者の紫雷イオが13度目の防衛に成功

赤いベルトの王者と白いベルトの王者が激突。今回はイオのワールド・オブ・スターダム王座のみがかけられるがスターダム最高峰の対決であることに変わりはない。むしろベルトが一本となったことでどちらも守りに入らない可能性が高いため、最高峰としての真っ向勝負色がよりいっそう濃くなったと言えるだろう。両者のシングルマッチは昨年の5☆STAR GPでの横浜大会以来。このときは宝城が勝ったものの脳震盪を起こし、リーグ戦を棒に振った。その前は昨年1月の後楽園大会で2度目の戴冠なったイオが初防衛に成功、前年の混乱を耐え団体を守ってきた2人による極上のタイトルマッチで、勝ったイオがそれ以来ずっと赤いベルトを守りつづけている。今回もイオが勝てばまたもや記録を伸ばすV13。宝城が勝てば赤と白の2冠王となり、2度目の赤いベルト戴冠となる。

 宝城はワンダー・オブ・スターダム王座の白いベルトを巻いて登場。場内から両者へのコールが浴びせられるが、カイリコールが若干上回るか。慎重に手四つの構えに入り、力比べ。宝城が上になりかけるがイオが押し倒す。イオが首を取りにいくと、互いに切り返し合う。イオがバックを取って持ち上げると宝城が切り返し足を取る。イオが切り返してレッグロックから足4の字固め。宝城が反転し、イオの方に痛みが走る。イオが元に戻すと宝城の両肩がマットについて2カウント。宝城はレフェリーを巻き込み脱出に成功するとネックブリーカー。宝城がダブルチョップ、逆水平の連打もイオが涼しくかわしてみせる。宝城をエプロンに出すとイオがパイルドライバーの構え。宝城が「させるか!」と切り返し5分経過。宝城がダッシュも、イオがかわしてアームブリーカー。イオは宝城の左腕にニードロップ、キャメルクラッチ。これを解くと宝城の背中にストンピング。ロープでこらえる宝城にイオがダブルチョップの連打。ロープに振られた宝城がコルバタでイオをリング下に落とすとコーナーへ。プランチャ狙いはイオが読んでおり、コーナーに上がってトップからアームブリーカー。イオは左腕を捻り上げるが宝城が客席に叩きつける。宝城はイオを引き連れて南側客席へ、イオが切り返してパイルドライバーの構え。宝城がこらえるとイオはアッパー掌底。イオは階段に上がりムーンサルトアタックを見舞う。場内はイオコールに。イオが先に戻り、宝城が18 カウントで生還。10分経過。イオがコーナーに追い詰めてリバーススプラッシュ式ダブルニー。串刺し式で突進すると宝城が読んでおりスピアを決める。宝城が突進するとイオがかわしてスワンダイブ狙い。宝城がかわしてコーナーからトップロープへのダイビングフットスタンプ。宝城は逆エビ固めも、イオがエスケープ。宝城は「まだだ」とロープ越しのイカリを極める。さらに背中へのフットスタンプ。コーナーへ上がるとイオが察知しエスケープし、コーナーに上がってエルボー連打。イオは雪崩式狙いも宝城が回避し宙吊りにする。そこからマリンスパイクかと思いきやイオがかわす。宝城がダイブするとイオが迎撃。両者ダウン状態となり15分経過。イオが619からスワンダイブミサイルキック。イオが「投げるぞ」と宣言も宝城が切り返す。イオのダブルアーム式フェースバスターをかわして宝城がスライディングD、ダイビングエルボードロップ。しかしイオがカットに成功。イオが頭部へのドロップキック、エプロン越しのドロップキック。エプロンでイオがパイルドライバ-の構え。宝城がこらえて後方に投げ捨てる。宝城は場外へのダイビングエルボーアタック。イオが19カウントでカムバック。宝城がアラバマスラムからスライディングD。イオがかわして丸め込む。宝城が返すとイオが滞空時間を取ってのダブルアーム式フェースバスター。宝城がイオを宙吊りにしてマリンスパイクへ。さらにダイビングエルボードロップを決めるがイオが返すことに成功。20分経過。場内はカイリコール。宝城がバックブロー連打もイオがこらえてバックを取る。パッケージジャーマンを決めるが2カウント。イオはムーンサルトプレスも宝城が3カウント寸前で肩を上げる。両者ダウン。イオがアッパー掌底3連打から突進、宝城がカウンターでスピア。覆い被さるもイオが返す。宝城はアラバマスラム狙い。イオが切り返しフットスタンプからパイルドライバー、ムーンサルトプレス。宝城が返せず3カウント、イオが勝利し13度目の防衛に成功した。

イオ「おかげさまで前人未踏のV13、達成しました! 宝城カイリ、やっぱり悔しいけど凄いよ、アンタ。たった5年でここまでお客さんの熱い支持とか熱い試合とか、普通はここまでできない。だからこそ、私も焦りを覚えたし、自分自身の成長の糧にしました、アナタのことを。こんなにたくさんのお客さんに応援されて、羨ましいよね。いや、これだけのお客さんの支持を集められるっていうのは生半可な気持ちじゃない。アナタが一生懸命プロレスに向きあってきたからこそ、いまこの瞬間があって、お互いいま一番脂の乗ったこの最高の瞬間を作り出せました。感謝するとともに、まだまだ私は抜かれないと宣言します! 大丈夫かオマエ。V13するまでなかなか大変だったんだぞ。絶対渡さない。必ずアナタの半歩。いや1歩、いや2歩、3歩先を行きますからね。これからも、先を行ってやります。まあ今日のところは、私は楽しかった。アナタはどう思ってるんですかね」

握手を求める宝城。イオが握り返すと、すぐに宝城は張り手をかます。

宝城「うわあああ。イオさんが私を羨ましい? 自分はずっとイオさんが羨ましかったし、なんだろ。無い物ねだりってヤツ、2人とも。でも今日は、私はすべてを出し切りました。でも負けた。これはまだまだ、まだまだ……でも! 私はもっともっと、イオさんより上に行きます。まだ私は終わりじゃないですよ。まだまだ、こっから上のステージいきましょう。絶対、そのもっと上のステージでアナタと闘う。うんっ!」

イオ「わかった。私と宝城カイリでスターダム、女子プロレス、もっともっと凄いところに持っていきましょう。ということで、次のこの赤いベルトの挑戦者は誰なのかな?」

トニー・ストームが登場。

トニー「忘れないで。ワタシハニューチャンピオン、ワタシハニューエース、ワタシハイチバン、ワタシハサイキョー!」

イオ「私が最強って言ったけどな、赤いベルトに挑戦したいのはわかった。わかったけど、ゴメン忘れてた。4月は毎年、ここ後楽園ホールでシンデレラトーナメントがあるだろ。挑戦するのもいいけどな、シンデレラトーナメントに優勝して、シンデレラになってからのほうがいいんじゃないかな。けど、ちょっと待って」

そこへ岩谷がリングイン。

岩谷「シンデレラ! シンデレラトーナメント、シンデレラトーナメントといえば! そう! いままで2連敗(2連覇)しています。……。いままで2連勝しています。シンデレラといえば、岩谷麻優! 今年も3連勝して、必ずね、紫雷イオかトニー・ストームかどっちかわからないけど、必ず赤いベルト取りたいと思います。今年も応援してね。優勝しまーす!」

叫女、HZK、小波、AZMもリング上へ。

小波「私もシンデレラトーナメント出たいんですけど、その前に宝城カイリさん、アナタの持っている白いベルト、挑戦させてください。いまのアナタなら私、勝てますよ」

宝城「なんで最近負けたあとに逆指名されるかな。おかしいな。まあ、いい! 小波君、変なクマちゃんのTシャツ着やがって、足へし折ってやる」

小波「足、へし折られるのはアナタのほうです」

イオ「はい、みんなもう気が済みましたね。シンデレラトーナメント? それも私が優勝して、かっさらいますから来月の後楽園ホールの締めも私がやります。ということで今日は13度目の防衛戦に成功しましたから、最後、締めたいと思います。よっしゃ行くぞ-! いまを信じて?明日に輝け? 誰を信じるかは自分で決めろ! Bow down to the queens!」

イオのコメント

「宝城カイリとこのタイミングでこうやって試合して、いろんな意味が見せられたかなと思いますね。お互いに勢いはあったけど、ずっとシングルマッチで交差することはなくて。満を持してきょうはやれたんじゃないかと思いますね。結果、私が勝った」
――宝城カイリに上回っていたものは?
「私も全力ですよね。当たり前ですけど。向こうも全身全霊ぶつけてきたと思うし、私も全身全霊、いかさまなしで正々堂々やりました。お互いの100%、120%、200%ぶつけて。なにが上回ってた…? ベルトに対する責任感だったりスターダムに対する責任感じゃないですか。難しいですね。ひとことじゃ語れないです」
――試合が終わってトニーが。
「トニー・ストームに負けたのは何度も言ってきますし、それは事実なので。防衛戦の相手に格好の相手ではあるので。ただ、4月は必ずシンデレラトーナメント。私もシンデレラになりたいので。来月は必ずドレスを着たところを見にくれればと思ってますけど」
――例年優勝者が赤いベルト。
「ドレスのことしか考えてなかったですね。ドレスが着たいです。ベルトは体の一部なので、ドレスと赤いベルト。トータルコーディネート。みんな私がドレス着てるところ見たいでしょ」

宝城のコメント

「いやあ、負けましたね。でも、イオさんは5★STAR GP以来のシングルマッチでしたけど、やっぱりイオさんと自分にしか作り出せない世界というか。きょうはずっと試合を通して紫雷イオっていう選手と会話をしながらというか。不思議な時間でした。楽しかったとイオさんが言ったけど、私も楽しいとはまた違った感覚だけど、忘れられない闘いになりましたね。でも、うーわ、悔しいですね。悔しいですね。あと最後の将棋でいうと、私はやったことないけど王手みたいなのあるでしょ。チェックメイトの前、王手の前までコマを進められてたんですよ。自分の中でもその感覚があるし。将棋でもなんの世界でもそうだけど、最後の一つ前だよね。私はまだまだいけるというか、ここで終わりじゃねえっていうのをあらためて確認。まだプロレス全然できるし、もっと上を目指せると。選手として。まだまだ自分を磨いて、もっともっとすごい試合をしたいと本気で思ったし、届けたいし、自分ももっと頑張ろうと思いました。最後マイクで言ったけど、やっぱり、人ってないものねだりなんだよね。自分にない、いいところばっかり気になっちゃうしね。でも、やっぱり選手一人ひとり私も自分に自信をもって、もっとスターダム上にあがっていけると思うので。さあ、また新たな船出ですよ。旅は終わらないです。宝城カイリは逆境が大好物なので、燃えてきましたね。絶対に倒します。次は私がチェックメイト」
――試合後には小波が白いベルトに挑戦を表明したが。
「なんすか、このパターン。自分的には勝って指名したい。でも、そうやって狙ってきてくれるのは嬉しいですけど。白いベルトは私のテリトリーなので。誰の色にも染めさせません。でも、若い選手はどんどんそうやって名乗り出ていかないとダメだと思います。時間はあっという間に過ぎます」

 

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