2018/12/08 試合結果

2018年12月7日 GODDESSES OF STARS 2018

GODDESSES OF STARS 2018
12月7日(金)大阪市立生野区民センター(観衆265人)

◆シングルマッチ 15分1本勝負

ジャングル叫女

8分18秒
ダイビングボディボディプレス→片エビ固め

ナツミ

◆シングルマッチ 15分1本勝負

マリー・アパッチェ

7分20秒
みちのくドライバーⅡ→エビ固め

小波

◆シングルマッチ 15分1本勝負

鹿島沙希

9分5秒
反則勝ち

木村花

◆クイーンズクエストvsJAN タッグマッチ 20分1本勝負

○渡辺桃

10分1秒
ダイビング蒼魔刀→エビ固め

刀羅ナツコ

林下詩美

米山香織●

◆STARSvs大江戸隊 6人タッグマッチ 30分1本勝負

○花月

16分32秒
大江戸コースター→片エビ固め

岩谷麻優

葉月

星輝ありさ

夏すみれ 中野たむ●

◆シングルマッチ 15分1本勝負

ジャングル叫女

8分18秒
ダイビングボディボディプレス→片エビ固め

ナツミ

ジャングル叫女とナツミが初シングル。叫女が第1試合に出場するのはひじょうに珍しい。ナツミが叫女の胸を借りる図式だけに、JANリーダーの器も問われるオープニングマッチだ。

 ナツミのセコンドにはSTARSのメンバーのほか、母親のマリー・アパッチェも駆けつける。ナツミから「お願いします」と握手を求めると叫女も応じて試合がスタート。ナツミみずからコールを煽ると叫女もキョーナーコールを引き出していく。ナツミがロープに振ろうとすると叫女がヘッドロック。ナツミが腕を取って切り返すと叫女が取り返す。ナツミがヘッドロック。叫女がロープに振るとナツミがショルダータックル、叫女が受けてたつ。相手を倒したのは叫女の方。叫女はボディープレスをつづけて放つが2カウント。叫女がカナディアンバックブリーカーで担ぎ上げ揺さぶりをかける。叫女はトップロープにかけてボディーアタック。叫女のボディースラム狙いをナツミが丸め込む。叫女がフロントキックもナツミが力強いボディースラム。ナツミはエル・ヌドを狙うが叫女が振り払う。叫女は反対にナツミへエル・ヌド狙い。しかし戸惑っている間にナツミが切り返してマットに叩きつける。そしてナツミのエル・ヌドが完成、叫女の動きを止めてランニングフットスタンプを投下する。叫女を起こすと変型卍固めのジャベを極める。叫女がロープに振るとナツミが切り返して回転エビ固め。ナツミはカサドーラで跳びついて丸め込む。ウラカン・ラナも2カウントどまり。ナツミがエルボー連打も叫女がカウンターの一発でダウンさせる。叫女が串刺しボディーアタックからドロップキック、低空ラリアット。ナツミが返すと、叫女はコーナーへ。ナツミが下からエルボー連打、デッドリードライブ。叫女が返すとナツミはボディースラム、シャイニングウイザード的に飛び込む。カサドーラで飛びついたナツミを叫女が捕まえて逆片エビ固め。しかしナツミがロープに到達。叫女はダイビングボディープレスからフィニッシュを予告し逆エビ固めで絞り上げる。万事休すと思われたがナツミが手を伸ばしてなんとかロープへ。ならばと叫女はボディースラムから「終わり!」と叫んでもう一発ダイビングボディープレス。これで3カウントが入り、叫女がナツミを破った。

◆シングルマッチ 15分1本勝負

マリー・アパッチェ

7分20秒
みちのくドライバーⅡ→エビ固め

小波

葉月とのハイスピード王座戦が決まったマリーが挑戦者と同世代の小波と初めての一騎打ち。小波の打撃と関節技がルチャの重鎮にどこまで通用するか。

 小波は渡辺桃と拳を突き合わせてリングイン。握手はかわさず試合開始のゴング。手四つの構えからマリーが上になる。小波が切り返し腕を取るがすぐにマリーが足を取ってグラウンドにもっていく。マリーが首を取ると小波が取り返し、ヘッドロックへ。立ち上がって締め上げるとマリーがロープに振る。小波はキックの連打からランニングキック。マリーが押し倒してキックのお返し。マリーは日本語を交えて逆水平チョップの連打を見舞う。足を使って顔面を踏みつけると、ロープに振ってスライディング。そこから吊り天井にもっていく。マリーが向かってくる小波の側頭部を蹴り上げる。すると小波はロープの反動を利用してのキックを叩き込む。マリーが一気にフィニッシュを狙うが小波がみちドラを切り返す。しかしマリーは腕固めに移行。小波が回転してロープに逃れるがマリーが何度も回転し中央に持っていく。これを小波が切り返しストレッチマフラー。小波をマリーが持ち上げコーナーに叩きつける。小波は突進してきたマリーにぶら下がり腕十字。マリーが強引に投げ付け向かっていくと小波が腕を取って腕十字固めに持っていく。さらに腕固めに移行するがマリーがロープへ。小波がスライディングキックからバックを取る。マリーが抜けるとニーを顔面へ。マリーがダッシュしニールキック。かわした小波が側頭部を左右から蹴りとばす。マリーが返すと、小波は投げっぱなしジャーマン。マリーが返すと小波が三角蹴り。しかしマリーがクリアーに成功。すると小波がトライアングルランサー狙いで飛びつくがマリーが押し返す。マリーがトラースキックから強烈なカカト落とし。小波がなんとか肩を上げるとマリーはみちドラを予告。しかし小波が丸め込む。マリーが返すと小波が突進。止めたマリーがみちのくドライバーⅡ。小波が返すと3カウント。マリーの勝利が宣告された。

◆シングルマッチ 15分1本勝負

鹿島沙希

9分5秒
反則勝ち

木村花

鹿島沙希と木村花がシングルで激突。鹿島は先日の新木場でマリーに完敗を喫しハイスピード王座奪取に失敗。花は現在のマリーのパートナーだけに、雪辱の意味でも相方に一杯食わせたいところ。12・24後楽園では岩谷麻優とのタッグでゴッデス・オブ・スターダム王座奪回に挑むだけに、勢いをつける意味でも勝利をものにしたい。しかし花も一筋縄ではいかない相手。勝敗の行方がまったく読めないカードである。

 鹿島のコール中に花が猛然と襲いかかりリング下へ。試合は場外戦からスタートする。花がイスを使って鹿島を攻撃。リングに戻すと見せかけてもう一度場外へ。花は客席に叩きつけ鹿島を圧倒。額をエプロンに叩きつけ、またもや戻すと見せかけて客席に投げつける。花は「ブー(イング)だろ!」と観客も挑発。ひとりで戻った花が仁王立ち。鹿島が戻ってくると花は顔面を踏みつけていく。場内はブーイングに。花はボディースラムから片手でカバー。鹿島が返すも花が顔面を蹴っていく。鹿島が向かっていくと花はエルボー。吹っ飛ばされた鹿島を花が引き起こす。鹿島がカサドーラで飛びつくが花は正面かたマットに叩きつける。花は両手両脚をとってサブミッション攻撃。頭部を何度も蹴飛ばすと、ロープに追い込んで顔面を踏みつける。鹿島がエルボーで向かっていくが花が仁王立ち。花は後頭部にビッグブーツ。鹿島がエルボーを連発しコルバタへ。さらに顔面へビッグブーツ。花が返すと、鹿島はフロントネックロック。花は髪をつかんで強引に倒すとマウントパンチ連打。鹿島がやり返せば、花もさらにやり返す。花がエルボー連打から突進。鹿島がかわして「なめんじゃねえ!」とダブルアームスープレックスホールド。鹿島はフィニッシュを宣言しマイ・エンブレムの体勢。しかし花が切り返して胴締めスリーパーへ。こらえる鹿島を振りほどいた花はブレーンバスターを予告。滞空時間を取って鹿島を叩きつける。しかしカバーを鹿島が反転。花が返すと鹿島はカウンターでビッグブーツ。鹿島はダブルアームスープレックスからダイビングフットスタンプ。花がかわして凶器で首を締め上げる。花はデューク佐渡レフェリーを突き飛ばす。レフェリーが再び止めに入るが花がもう一度突き飛ばす。するとレフェリーはゴングを要請、鹿島の反則勝ちとなった。花はサッサとリングを下りる。勝った鹿島がセコンドに担がれて退場した。

◆クイーンズクエストvsJAN タッグマッチ 20分1本勝負

○渡辺桃

10分1秒
ダイビング蒼魔刀→エビ固め

刀羅ナツコ

林下詩美

米山香織●

12・24後楽園での岩谷麻優&鹿島沙希戦を前にゴッデス・オブ・スターダム王者の渡辺桃&林下詩美がJANの刀羅ナツコ&米山香織を迎え撃つ。クイーンズクエストの桃組は、11月の後楽園でJANのジャングル叫女&刀羅ナツコ組を破り戴冠、詩美が正式にQQ入りを表明した。この試合ではもちろんJAN連破を狙ってくるだろう。ナツコ&米山組も結果と内容次第では次期挑戦者候補にもなり得るだけに、王者相手の闘いぶりが注目される。叫女に不信感を抱いていると思われるナツコだが、米山とのタッグ、JAN全体への気持ちはどうなのか。また、2冠王の桃とナツコとにはワンダー・オブ・スターダムタイトルマッチに向けての前哨戦。両者の駆け引きも注目のポイントだ。

 ナツコは「桃出てこいよ」と王者を先発に指名。桃が応えて力強いロックアップで試合が始まる。力比べでナツコが一気に桃をロープへ。ナツコがスピアで飛び込むと桃がガッチリとキャッチする。桃がフロントネックロックにとるとナツコが持ち上げてコーナーに叩きつける。詩美がカットに入るがナツコが捕まえてふたりともコーナーでスピアの餌食に。ナツコは桃をカバーも2カウント。ナツコがダッシュするとエプロンから詩美が羽交い絞め、桃がドロップキック。QQがダブルのドロップキックを決めると、桃がナツコにミドルキックの連打。桃はナツコを自軍コーナーに叩きつけ詩美に託す。詩美がロープに振ってショルダータックルを3連発。コーナーに振ると串刺しでエルボーアタック、大外刈り。返したナツコに詩美がキャメルクラッチ。桃は先回りして控えの米山を場外に落とす。詩美はキャメルを解くとストンピングの連打からダッシュ。ナツコがショルダータックルで吹っ飛ばす。米山がふたりをかいくぐり鉢合わせにしてみせる。さらにふたりまとめてセントーンを食らわす。米山は詩美にモンゴリアンチョップ、グルグルパンチ、クロスチョップ。しかし詩美が払い腰でマットに叩きつける。桃が米山にサッカーボールキックの連打。ナツコが背後からカットするとエプロン越しにエルボーを打ち合う。桃がナツコにミドルキック。ナツコがエルボーにいくと桃も応戦。ナツコが打撃の連打から突進すると桃がカウンターのミドルをヒットさせる。桃が呼び込み詩美とロープに振る。しかしナツコがまとめてスピア。米山がダイビングセントーン、ナツコがフロッグスプラッシュを桃に投下。さらにナツコが昇天も詩美のカットが間に合う。米山は詩美をリング下へ。ナツコが桃に右ハイキック一閃。強烈にヒットしナツコがダウン。しかし桃もなかなか立ち上がれない。タッチしようとする桃の背後から米山がニー。米山がナツコとともに桃を持ち上げようとすると詩美も加わる。ブレーンバスターを成功させたのはJAN。ナツコと米山は2方向でダイブ。しかしQQがかわして桃が米山に串刺しドロップキックの連打。桃は裏投げから蒼魔刀へ。Bドライバー狙いは米山が丸め込む。丸め込みの応酬は詩美がカット。ナツコがエルボー連打を桃へ。桃はナツコにスリーパー。詩美が米山にアルゼンチンからバックフリップ。一方で桃はナツコにテキーラサンライズを放って排除。桃が米山に蒼魔刀。米山が返すと、桃はダイビング蒼魔刀へ。米山が返せず、桃が3カウントをゲットしてみせた。試合後、桃は白いベルトを誇示、ナツコと一触即発に。

桃&詩美組のコメント

桃「まあ、(ナツコから)直接ではないですけど、米山香織から3カウント取れたんで。しかもその前にナツコにテキーラ極めて、アイツもう死んでたんで、次のベルト戦はあれで勝てるんじゃないかと、私は思ってます。このベルトは絶対に、守りたいと思います」

――今日の相手はJAN。前回ベルトを取ったときは叫女組で、今日はJANの別部隊。そこへの意識はあった?

桃「ああ。あんまり、意識はしてないですね。タッグパートナーが変わったところで同じような人しか集まっていないと思うんで、そこへべつに気にしていなかったですね」

――先のナツコ戦に集中?

桃「そうですね。米山香織というよりはナツコにやっぱ目線を置いてましたね。直接勝てなかったですけどテキーラサンライズ出せたので、あれで勝ちたいと思います」

――詩美が米山のような大ベテランと闘う機会はなかなかないと思うが。

詩美「そうですね。今日は米山さんとナツコさんが相手で、桃さんとあっちの方の前哨戦ではあったんですけど、自分も負けないようにガツガツ試合ができたんじゃないかと思います」

――12・24後楽園でのタッグの防衛戦に関しては?

桃「あ、そうですね。忙しい(苦笑)。忙しいですけど、最終戦ですし、メインを張らせていただいているので、自分たちが防衛してSTARSよりもQQが上だぞと見せつけたいと思います」

――桃は今年の後楽園大会のほとんどでメインを飾ることになるが。

桃「ハイ。いやホントにうれしいですし、来年もつづけていきたいと思います」

――詩美も5☆STAR GP決勝戦以降の後楽園で多くメインを張ることになるが。

詩美「ハイ、そうですね。桃さんがメインをずっとやってて自分もやってて、この2人なら次の防衛戦も全然防衛できちゃうんじゃないかなと思います。その前のアーティストも取って、桃さんは3冠、自分は2冠で年を越したいと思います」

◆STARSvs大江戸隊 6人タッグマッチ 30分1本勝負

○花月

16分32秒
大江戸コースター→片エビ固め

岩谷麻優

葉月

星輝ありさ

夏すみれ 中野たむ●

メインはSTARSと大江戸隊による6人タッグマッチ。ユニット全面対決の図式だが、星輝ありさと中野たむの関係がどう影響してくるのか。STARSに入った星輝と、ユニット入りに難色を示している中野。ここをユニットリーダーの岩谷がどう調整してくるのか。大江戸隊は花月&葉月&夏すみれの(一応)ベストメンバーで星輝とは初遭遇。花月組の策略にはまれば、STARS空中分解の危険性も…。

 星輝が前に出ると中野が押しのける。小競り合いとなり中野が先発に名乗りを挙げる。試合は中野vs花月でスタート。首の取り合いから花月がフロントでのネックロック。中野がヘッドロックにとると花月がグラウンドにもっていく。馬乗りになった花月だが中野が髪の毛をつかみにかかる。花月は下からネックロック。葉月が出てくると中野は星輝ではなく岩谷にタッチ。岩谷と葉月がロープワークの攻防を展開。丸め込みの応酬はどちらも譲らず。岩谷は星輝とタッチ。星輝と夏が対峙。夏がローキックを打つと星輝は思わず笑ってしまう。星輝のローは夏がこらえる。花月は「夏の本気を見せてやれ!」と檄を飛ばす。夏は星輝に待ったをかけると座り込んで挑発、星輝にサッカーボールキックを打たせる。星輝の連発に「気持ちいいくらいだ」とやせ我慢が見え見え。すると夏は「もういいから。もう勘弁してください」。星輝がダッシュすると花月が足を引いて場外戦へ。花月は「星輝はじめまして!」とあいさつしてから場外で攻撃。葉月は岩谷を客席でいたぶる。5分経過。リング上は星輝と夏。夏は星輝をコーナーに追い込むとブロンコバスターの洗礼を食らわせる。花月が星輝をロープに振って水を噴射。控えの岩谷にも吹き付ける。葉月は星輝のノドを踏みつけると顔面ウォッシュを浴びせていく。夏は星輝をロープに振ってムチで殴打。ドラゴンスリーパーの体勢にいくとカットに入った岩谷にも極める。そこに中野がカットで乱入。しかし星輝は助けず、夏がスリーパーをかけたまま。夏が串刺しにいくと星輝がかわしてミドルキックの連打から串刺しダブルニーアタック。岩谷が夏に串刺しドロップキック。花月と葉月が岩谷を捕まえるが岩谷はまとめてアームホイップ、中野とドロップキックで競演。夏にもダブルの連係で攻めていく。岩谷が夏にエルボー連打。夏が岩谷にブレーンバスターホールド。岩谷が返すと10分経過。葉月が岩谷にフルネルソン。岩谷がこらえるとエルボーの打ち合いに。葉月がエルボー連打も岩谷がトラースキック、スリングブレイド。葉月が返すと、岩谷が変型卍固め。星輝が入ってAMA固めに。その前で中野が胡座をかいてポーズを取る。星輝が葉月に串刺しダブルニーアタック。葉月が突進すると星輝が切り返してダブルニー投下。葉月が返すと、星輝が突進。葉月が読んで足を引くと花月と連係攻撃。花月が「オマエそんなもんだな」と星輝にミドルキックの連打。こらえた星輝もミドルで対抗。ミドルキックの応酬から花月が首を締め付ける。花月の突進に星輝はトラースキック。花月が返すと、星輝は打撃の連打。コーナーに上がると1339。しかし花月が返してみせる。星輝は花月を引き起こしダブルニーアタック。しかし背を向けていたときにタッチしていたことが発覚し、中野がリングイン。星輝は下がることに。花月が突進すると中野がかわしてニーアタック。バックを取ってジャーマンを決める。しかしカットに入られ2カウント止まり。中野は岩谷とジャーマンの連係を披露。花月に突進しバイオレットシューティング。15分経過。葉月が岩谷を振り夏が足を引いて場外へ。星輝に振られた葉月は場外プランチャで方向転換。中野が花月を押え込むが2カウント。中野はバックを取るが星輝のブラジリアンキックが花月にかわされ誤爆。葉月が岩谷と星輝にスワンダイブ式ミサイルキック。夏の妖乱から花月が大江戸コースター。中野が返せず大江戸隊の勝利となった。

花月「大阪のオマエら…」

ダメージの大きい(?)花月に代わり、葉月がマイクを取る。

葉月「大阪のオマエら元気か!? もう一度、元気か!? ハイ、告知ね、一つ目。大人気の大江戸隊パーカー、今日から増販しました! 人気だから、すぐなくなっちゃうから早く手に入れた方がいいよ。いまのうちに買うように。大江戸隊の全員の名前が入ってるからね。大江戸隊のパーカーを着て、中は夏さんのTシャツ。夏さんのTシャツ好評だもんね。そしてもうひとつ。来年の1月には大阪大会が4回も入ってますね。大江戸隊が支持されてるから。みんな4回とも来るよな。来ないヤツはいないよね。いくよね。みんなしっかり見に来ないと、大江戸隊進化しているから置いてかれちゃうから気をつけな! 告知も終わったところで、花月、しゃべれる?」

花月「ハイ、しゃべれます。2018年、最後の大阪大会、楽しんでくれましたか? 今日は大阪ラストということで、花月さまから今日来てくれたオマエらにひとつだけ言わせてくれ。私、第10代ワールド・オブ・スターダムチャンピオンです。みんなからこうやってね、首を狙われていることは、重々承知なんです。今日ね、最後の大江戸コースターしか出してないんですよ、技。でも、私がチャンピオンという意味を、みなさまにお伝えしたいことは、ただひとつ。チャンピオンは、どんな立場でどんなときも、いかなる場合でも、すべての技を受けきって、その上で勝つということがチャンピオンだと私は思ってます。私がスターダムにいる限り、スターダムのチャンピオンである限り、その姿勢は崩しません。なので、このチャンピオン花月様を見たければ来年も、ぜひ足を運んでください。わかりました? ハイ、じゃあ今日は最後なんで、私たちが締めたいと思います。大江戸隊を信じて明日もテキトーニ頑張ろう。We areオーエドターイ!」

大江戸隊のコメント

花月「大阪大会、年内最後の大阪大会、大江戸隊が締めましたよ」

夏「ハッピーエンド」

葉月「さすが」

花月「ハッピーエンドですよ。お客さんはそれを求めてたってことで。まあね、最後は花月様がありがたいお言葉を大阪のヤツらに言ってあげましたよ。来年も大阪は安泰ですよ。ねえ、夏さん!」

夏「ええ、そうですよ! もちろんですとも…」

花月「ああ、終わり?」

夏「終わりです」

花月「ねえ、葉月さん」

葉月「ええ、そうですよ!」

花月「終わり。そういうことで、残りラスト3試合、頑張って参ります!」

――星輝とは初めてだったが?

花月「初めてです、我々。どうだった?」

葉月「よええな。新人だよ」

夏「目の奥、笑ってないですよね」

葉月「しょうがない、しょうがない」

夏「目の奥がちょっと笑ってないから、ちょっと怖いんですよ、ちょっと」

花月「……。笑ってないんじゃない? STARS全員笑ってないよ。目の奥が笑ってない」

葉月「しょうがない。輝いてないんだもん」

花月「まあ確かにね、星輝、まあ、ホントにね、蹴りは確かなもんですよ。ま、ただね、最後に言ったとおり、チャンピオンはプロレスラーはいかなる場合でも、どんなときも、どんな相手でも技をしっかり受けきって勝つのがプロなんですよ、チャンピオンなんですよ」

葉月「さすが」

花月「どんだけアイツの蹴りが強かろうと、まだまだウチら大江戸隊を超えるのには、時間がかかるんじゃないのかなと思いますけどね」

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