5★STAR GP 2019(夜)
9月14日(土)大阪・世界館(観衆238人=札止め)
試合結果
◆ブルースターズ公式リーグ戦 15分1本勝負 | ||
刀羅ナツコ<2点> |
不戦勝 |
林下詩美<6点> |
◆シングルマッチ 15分1本勝負 | ||
刀羅ナツコ |
6分34秒 |
上谷沙弥 |
◆タッグマッチマッチ 15分1本勝負 |
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小波 |
7分46秒 |
星輝ありさ |
○エバリー |
飯田沙耶● |
◆レッドスターズ公式リーグ戦 15分1本勝負 | ||
AZM<8点> |
3分34秒 |
鹿島沙希<4点> |
◆レッドスターズ公式リーグ戦 15分1本勝負 | ||
中野たむ<8点> |
7分5秒 |
夏すみれ<2点> |
◆クイーンズ・クエストvs 大江戸隊 6人タッグマッチ 15分1本勝負 |
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花月 |
7分15秒 |
ビー・プレストリー |
○葉月 |
渡辺桃 |
|
アンドラス宮城 |
小野崎玲皇● |
◆ブルースターズ公式リーグ戦 15分1本勝負 | ||
ジェイミー・ヘイター<10点> |
7分16秒 |
ジャングル叫女<6点> |
◆レッドスターズ公式リーグ戦 15分1本勝負 | ||
岩谷麻優<8点> |
11分59秒 |
木村花<6点> |
試合詳細リポート
◆ブルースターズ公式リーグ戦 15分1本勝負 | ||
刀羅ナツコ<2点> |
不戦勝 |
林下詩美<6点> |
◆シングルマッチ 15分1本勝負 | ||
刀羅ナツコ |
6分34秒 |
上谷沙弥 |
昼の部の岩谷麻優戦につづきルーキーの上谷沙弥がシングルマッチ。今度は刀羅ナツコの胸を借りる。大江戸隊のナツコがラフを絡めてくることは必至だ。岩谷とは異なるスタイルも上谷にとっては必須科目。どこまで対応できるかが見どころとなる。なお、ナツコは当初、5★STAR GP公式戦が組まれていたが、林下詩美の負傷欠場により不戦勝に。リーグ戦初白星を挙げたものの不本意な2点となるのだろう。あと3回、本物の勝ち星を挙げるチャンスがある。
上谷が握手を求めるがナツコはコーナーから動かず。ナツコは笑みを浮かべながら上谷と向き合う。上谷がロックアップにいこうとしてもナツコはかわしてしまう。この繰り返しに上谷が怒りのエルボー連打。ナツコは上谷の髪をつかんでコーナーに何度も叩きつける。コーナーに追い込んで顔を踏みつけると強烈なチョップからショルダータックル。上谷が返すとエルボーを打ち合う。ナツコは顔面を蹴飛ばしエルボーを打たせる。「なめんじゃねえ!」と叫びドロップキックを狙った上谷だがかわされてキャメルクラッチに捕まってしまう。ナツコはストンピング連打から突進。かわした上谷がドロップキックの連打。ナツコが1カウントで返すとあえてドロップキックを連発させる。上谷は鎌固めを決めると逆エビ狙い。そこへナツコが足に噛みついて脱出する。上谷がエルボーで向かっていくとナツコも応戦。ナツコが「なめんじゃねえぞ!」とエルボー乱打。フィニッシュを予告しフロッグスプラッシュ。かわした上谷がサブミッションからあらためて逆エビ固め。ギブアップを迫る上谷だがナツコはロープへ逃れる。5分経過。上谷が引き起こしてボディースラム。ナツコが返すが上谷が押さえ込みの連続。ナツコを引き起こすとエルボー連打。上谷の突進にナツコがニーから裏拳、エルボースマッシュ。ボディースラムから押さえ込むが2カウント。ナツコは再度フィに手を予告しフロッグスプラッシュ。3カウントが入り、ナツコの勝利となった。ナツコは上谷に握手と見せかけ軽くアッパーを打ち込んだ。
◆タッグマッチマッチ 15分1本勝負 |
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小波 |
7分46秒 |
星輝ありさ |
○エバリー |
飯田沙耶● |
大阪大会では昼夜とも公式戦のない星輝ありさ。夜の部では飯田沙耶とのSTARSタッグで小波&エバリーのチームと対戦する。5★STAR GPで星を3勝3敗の五分に戻した星輝の公式戦は残り2試合。実戦で調整しながら9・16福岡での闘いに備える。
飯田と小波が先発。星輝がアシストして乱入、STARSをアピールするとエバリーがカットする。小波は飯田にサッカーボールキック。エバリーが入り飯田にエルボーアタック。飯田が返すと、小波がコーナーでノドを踏みつける。飯田がエルボー連打で向かっていくとヒザへのドロップキックからももう一発放つ。星輝が小波にダブルニーアタックを串刺しでヒットさせる。小波が返すと、星輝がセカンドロープを使ってのキックを打ち込む。返した小波がミドルキック。星輝もミドルで応戦する。ミドルの応酬から小波がドラゴンスクリュー。小波がスライディングキックを放つが星輝が返す。エバリーが星輝の顔面へニー、ビッグブーツ。星輝が返すとジャンピングキックから突進。エバリーが止めてエクスプロイダー。5分経過。星輝がニーアタックからハイキック。飯田がドロップキック連打もエバリーがクリアー。飯田はコーナーに上がってミサイルキック。これもエバリーの肩が2カウントで上がる。エバリーはキャトルミューティレーションで飯田を捕獲。星輝がつかまり分断されるが、飯田の足がロープに到達。飯田が丸め込みからラリアットをかいくぐり逆さ押さえ込みから飯田橋。しかし小波のカットが間に合う。小波とエバリーがブレーンバスター。エバリーがハンマーロック式のDDTで飯田の脳天を真っ逆さまに。飯田が返せずエバリーが3カウントをゲットした。
◆レッドスターズ公式リーグ戦 15分1本勝負 | ||
AZM<8点> |
3分34秒 |
鹿島沙希<4点> |
鹿島沙希とAZMの公式戦。試合数は異なるものの、どちらも五分の星を残している。鹿島は開幕戦における岩谷麻優からの白星が大きいが、前回のエバリー戦で取りこぼし。リーグ戦でのAZMの試合内容からしても、この試合は決してラクな闘いではないだろう。AZMはこのリーグ戦でキッズ枠からの卒業を完全に印象づけた。ここで鹿島を破れば決勝進出にも望みをつなぐ。どちらも“丸め込みの名手”とあって手に汗握る闘いが予想される。
鹿島のコールをコーナー上で見下ろしていたAZMがコール終了と同時にミサイルキック、丸め込みの連続で鹿島を追い込む。しのいだ鹿島も丸め込みで丸め込みの応酬に。鹿島がロープに振るとハイスピードなかわし合い。AZMがコーナーに突進しドロップキック。鹿島が返すとAZMがワキ固め。AZMは両腕をロックしエスケープさせず。それでも鹿島は足を伸ばし脱出に成功。AZMがスープレックスからフィニッシュを宣言しダイビングフットスタンプ。鹿島がかわしダイビングフットスタンプをやり返すとペディグリー。AZMが返すとハイキック、飛びつくが鹿島がかわして起死回生。AZMが切り返し丸め込みの応酬。AZMがギリギリ返し鹿島が再び丸め込む。これもギリギリで返すとAZMが起死回生を切り返して丸め込む。3カウントが入ると鹿島は呆然、AZMの勝利が宣告された。
◆レッドスターズ公式リーグ戦 15分1本勝負 | ||
中野たむ<8点> |
7分5秒 |
夏すみれ<2点> |
3勝2敗の中野たむと1勝4敗の夏すみれが公式戦。決勝進出の望みがある中野に対し、すでに夏はリーグ戦を脱落。とはいえ、夏がこのまま引き下がるとは考えにくい。あとはどんなインパクトを残すかに集中してくるだろう。それだけに、2点がほしい中野にはかえって難敵かもしれない。夏が中野を翻弄し足を引っ張るか、それとも中野がレッドスターズで一歩リードを奪い取るか。
夏は中野から盗んだP様を胸元に潜ませて登場。レフェリーがチェックすると「ただのゴミなんで」「なんの役にも立たないゴミなんで」と外さない。夏が握手を求めると中野は「返してもらってからちゃんとやりましょう」。夏が「リーグ戦だから」と拒否すると言い争いに。中野がつっかかり試合開始。夏はP様を押しつけ挑発。中野はニーアタックから蹴り上げる。夏はP様とともにリング下へ。中野が「返せ」と要求するがリングサイドの夏は「みんな優勝めざして闘ってるのに、P様、P様ってふざけんじゃねえよ!」。夏は下からスプレーを浴びせる。P様にも浴びせて中野の怒りを買う。夏は「アタマの後ろで手を組んで跪け」とアピール。中野が応じると夏が襲いかかり場内ブーイング。夏はコーナーに追い込むとP様とともにコーナーへ括り付ける。そこへ夏がブロンコバスター。夏は中野の顔面にP様を乗せてフォールの構え。夏は中野をロープに追い込み蹴っていく。中野はバックドロップからカバーも2カウント。中野はコーナーに上がるが夏が捕まえ妖乱狙い。切り返された夏だがネックブリーカードロップからビッグブーツ。夏はブレーンバスターホールドも中野がクリアー。夏のドラゴンスリーパーを中野が切り返しリバースDDT、側転ダブルニードロップ。5分経過。中野がデスティニーハンマーから突進も丸め込まれる。夏はスピンキックからP様を置いて中野に妖乱の構え。中野がかわしてスピンキック。かわした夏だが、つづくスピンキックとバイオレットシューティングを食らう。中野はあえてカバーを引き起こしP様を奪い取ると、そのままジャーマン。夏が返せず中野が3カウントをゲット。試合後も乱闘となるが中野はP様を離さず、奪還にも成功した。
◆クイーンズ・クエストvs 大江戸隊 6人タッグマッチ 15分1本勝負 |
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花月 |
7分15秒 |
ビー・プレストリー |
○葉月 |
渡辺桃 |
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アンドラス宮城 |
小野崎玲皇● |
クイーンズクエストvs大江戸隊の6人タッグマッチ。QQからはビー・プレストリー&渡辺桃&小野崎玲皇組、大江戸隊は花月&葉月&アンドラス宮城組が出場する。5★STAR GP中のユニット闘争は小休止ながら、シリーズ後をにらんでの主導権争いも忘れてはならない。その後の展開を有利に運ぶためにも、どちらのユニットも負けたくはないだろう。
小野崎がQQの先発を買って出る。ゴングと同時に葉月へドロップキック。エルボーを連打するがリング下から花月に足を引っ張られる。葉月が小野崎に顔面ウォッシュの洗礼を浴びせる。アンドラスが小野崎をコーナーに叩きつけストンピングの乱打。花月、葉月もつづいてストンピングの乱れ打ち。再びアンドラスがストンピングの集中砲火。花月が水を吹きつけ控えの桃とプレストリーにも浴びせる。花月はあえて小野崎にエルボーを打たせる。今度は葉月が足を引っ張りエプロン越しに捕獲、そこへ花月がダイブする。アンドラスが小野崎に串刺しエルボーアタック。小野崎がやり返すがタッチはさせてもらえない。それでも花月を排除し桃とのタッチが成立。桃がアンドラスにドロップキック。プレストリーを呼び込みキックの競演。花月が桃にミドルキック。桃もやり返しミドルの打ち合い。桃の突進に花月がカウンターのミドルキック。桃は串刺しドロップキックを連発。桃が裏投げを狙うが花月がこらえてチョークスラム狙い。桃もかわしてハイキックを打ち合う。桃はカウンターでハイキックをぶち込み花月をダウンさせる。プレストリーが入ると花月がかわして葉月がコードブレーカー。さらにフェースロックで動きを止める。エスケープを許すもビッグブーツからファルコンアロー。プレストリーが返すと葉月はブレーンバスター狙い。桃とプレストリーが合体し桃がBドライバー、プレストリーがニー。プレストリーは小野崎に託しタッチ。小野崎が葉月に丸め込みの連続で追い込んでいく。しかしアンドラスのカットが間に合う。アンドラスは小野崎を捕まえ花月のミサイルキックを呼び込む。大江戸隊は串刺し攻撃の連続もQQが小野崎を救出。しかし大江戸隊が分断し葉月が垂直落下式ブレーンバスター。葉月が小野崎から3カウントをゲットした。
◆ブルースターズ公式リーグ戦 15分1本勝負 | ||
ジェイミー・ヘイター<10点> |
7分16秒 |
ジャングル叫女<6点> |
3勝2敗のジャングル叫女と4勝2敗のジェイミー・ヘイターが公式戦で激突。ヘイターは昼の部で小波を破り、ブルースターズの単独トップに立った。しかしながら連敗スタートから3連勝の叫女も猛迫中。ここで勝てばヘイターの足を引っ張り、得点で並ぶこととなる。勢いに乗る叫女か、それとも昼の部で連敗をストップさせたヘイターが昼夜で連勝か。
ヘイターが「イエッサー!」とTCSの叫女をおちょくる。ロックアップでの力比べから叫女がロープに押し込む。ヘイターが突っかかるとショルダータックルをぶつけ合う。打ち勝ったのはヘイター。ストンピングの連打から「ジャングル」を連呼して挑発する。さらにロープ越しにサーフボードストレッチ。つづけて叫女をキャメルクラッチに捕らえる。
コーナーに追い込むとストンピングの連打。リング下から鉄柱を使って攻撃すると叫女の動きが完全にストップ。ヘイターはコーナーで打撃の連打。串刺しエルボースマッシュを浴びせるが、ダッシュを読んでいた叫女がショルダータックルを連発。叫女が串刺しボディーアタック。しのいだヘイターがカバーも2カウント。ヘイターは叫女を起こして至近距離からラリアット連打。5分経過。ヘイターは叫女にブレーンバスターの構え。かわした叫女がラリアット連打もヘイターは動じず、ヘイターがバックブリーカーからマットへ叩きつけてカバー。叫女が返すとヘイターは逆エビ固めでギブアップを迫る。ヘイターは村山レフェリーに「仕事しろ!」と言い放つ。あえなく叫女がギブアップを喫し、ヘイターがブルースターズの単独トップに立った。
◆レッドスターズ公式リーグ戦 15分1本勝負 | ||
岩谷麻優<8点> |
11分59秒 |
木村花<6点> |
昼夜大会のメインを飾るのは岩谷麻優vs木村花の公式戦。連勝も連敗もない岩谷だが、V2には初の連勝が必須条件。勝てば優勝戦線に残り、負ければ脱落という重要な一戦だ。花は9・8新木場でAZMに白星を献上、レッドスターズ単独トップのチャンスを逃した。ここで勝利すれば岩谷を脱落させるとともに、自身にも再び大きなチャンスがやってくる。どちらも絶対に負けられない闘い。制するのは、どっちだ!?
岩谷がコールされると花が襲いかかり場外に追い出す。花は岩谷を2方向で客席に叩きつける。コーナーに振られそうになった岩谷は鉄柱に花を叩きつけやり返す。岩谷はコーナーからプランチャもかわされてしまう。花が岩谷をリングに戻す…と見せかけて再度リング下へ。さらに客席後方に連行し階段から落としてみせる。13カウントで花が戻って岩谷の生還を待つ。岩谷が戻ると左脚をロープにかけて締め上げる。花はボディースラムから片足カバー。岩谷が返すとエルボーで向かっていくが花がビッグブーツ。花は頭部を何度も蹴っていく。花はエルボー連打でコーナーに追い込む。コーナーに振ると串刺しで突進。岩谷がかわしてトラースキック。岩谷は手を取ってアームホイップ、低空ドロップキック。花はカウンターのドロップキック、ビッグブーツ連打。岩谷が返すと、5分経過。花がブレーンバスターの構え。岩谷が組み付きグラウンドでネックロック。ギブアップを迫るが花がこらえて持ち上げる。強引にブレーンバスターで叩きつけるが岩谷がクリアー。花が突進するが岩谷がかわす。かわし合いから岩谷がスリングブレイド。両者ダウン。ヒザを着いた状態でエルボーを打ち合い、岩谷がダウン。岩谷が立ち上がり再びエルボーの打ち合い。岩谷がトラースキックからドラゴン狙い。岩谷がドドンパで叩きつけるが2カウント。岩谷はフィニッシュを宣言してコーナーへ。花が雪崩式ブレーンバスターを決めるが岩谷が返す。今度は花がフィニッシュ宣言。コーナーに上がると岩谷は雪崩式フランケンからムーンサルト。「もう一発!」と叫んで放つもかわされる。花は腕固めに取るが岩谷がロープへ。10分経過。花が突進も岩谷がかわしてハイキック。花は場外へ。岩谷がプランチャを花にヒットさせリングに戻す。岩谷はフロッグスプラッシュ投下。花が返すと岩谷はドラゴン狙い。花が丸め込むが2カウント。岩谷がサッとバックにまわりドラゴンスープレックス。花が返せず岩谷のフォール勝ちとなった。
岩谷「大阪のみなさん、こんばんは! メッチャいい。5★STAR公式戦、昼と夜とありましたけども、夜、木村花に勝った。6、7,8点ゲットだ! このままね、自分はあと後楽園ホールで渡辺桃との試合があるので必ず勝って、5★STAR、2連覇したいと思います。応援よろしくお願いします! じゃあ、今日は5★STAR久しぶりのメインで自分が勝ったので久しぶりの締めができます。みなさん、優勝者を誰か予想して楽しんでください。というわけで、いまを信じて、明日に輝け、We are STARDOM!」
岩谷のコメント
「ハイ、というわけで。というわけでって、どういうわけかわかんないけど、大阪、夜の部、久しぶりにメインを締めることができました。ホントに久しぶりのメインでシングルマッチだったんですけど、ホントになんていうのか、バチバチしながら、ホントに、つらい思いとか痛い思いとかしたけど、このメインイベントで闘える充実感は、幸せ感がすごい久しぶりの感覚で、ホントに楽しかったです。とりあえず今日負けたら自分はあと1試合しかないので決勝にいく可能性はホントに引くなってしまうという大事な大事な試合だったんですけど、今日無事に勝ってこれでやっと8点なので、まだ決勝にいける可能性はまだまだあると思うので、絶対に2連覇したいと思います。頑張ります。応援よろしくお願いします。ハイ、よかった」
――黒星からスタートしたリーグ戦だが、負け勝ちとつづいて、初めての連勝になった。
「なるほど。でもなんか負けることに関しては去年自分は開幕2連敗からスタートしたので、まだ大丈夫かなという余裕はあったんですよ。何回負けてもたぶん大丈夫だろうという、頑張ろうというのがあったんですけど、自分は今日を含めてあと2試合しかないけど、何人かは今日を含めてあと3試合ある人とかいて、今日負けちゃったら、ねえ、絶対優勝できないというか決勝にいく可能性はホントに半分以下に下がってしまうと思って、ホントに勝ててよかったです」
――この勝ちで決勝進出、優勝する権利が残っているが、次は後楽園での渡辺桃戦になる。
「そうですね」
――桃も優勝の可能性がある。
「最後に強敵がそろいにそろったなという感じですね。前半戦が強敵じゃなかったわけじゃないですけど、ホントにバチバチやる人たちが残ったので…なに言ってんだろう?」
――花とは久しぶりのシングル。17年に新木場でのワンダー・オブ・スターダム王座戦、花月が乱入した試合以来だが。
「ハイ。前回は自分がチャンピオンで木村花が挑戦者で最終的には花月が乱入してきて消化不良になってしまったので、キチンとしたシングルというのはホントに初めてじゃないけど、ちゃんとした勝敗が付いた試合は今日が初めてなんですけど、見た目通り怪物っぽかったですね。やっぱ荒々しいファイトといいますか、一発一発が強力でした」
――優勝した昨年とくらべて今年のリーグ戦はどう?
「う~ん、5★STARじたいはホントにきついという思いしかないので、まあ、今年も夏がやってきたなという。過酷というのは前提としてあるので…ちょっとまたなに言ってるのか、わかんなくなっちゃいました」
――2連覇の権利があるのは岩谷だけだが。
「そうですね、ハイ。2連覇ってカッコいいじゃないですか、響きが。それに、やっぱり自分は前回優勝したにもかかわらず赤いベルトに挑戦できず終わってしまったっていう、経験があるので今年こそちゃんと優勝して、また赤いベルトに挑戦したいです」
――優勝の先は、赤いベルト?
「ハイ」