GODDESS OF STARS 2019(夜)
12月1日(日)大阪・世界館(観衆273人=札止め)
試合結果
◆シングルマッチ 15分1本勝負 |
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ジェイミー・ヘイター |
4分5秒 |
小野崎玲皇 |
◆シングルマッチ 15分1本勝負 |
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アンドラス宮城 |
3分33秒 |
飯田沙耶 |
◆タッグマッチ 15分1本勝負 |
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里歩 |
8分35秒 |
上谷沙弥 |
○スターライト・キッド |
星野唯月● |
◆STARSvsクイーンズ・クエスト 8人タッグマッチ 20分1本勝負 |
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岩谷麻優 |
10分46秒 |
ビー・プレストリー |
星輝ありさ |
渡辺桃● |
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中野たむ |
林下詩美 |
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○鹿島沙希 |
AZM |
◆TCSvs大江戸隊 5vs5イリミネーションマッチ~葉月ラスト大江戸~ 30分勝負 |
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花月 |
14分23秒 |
木村花 |
葉月 |
ジャングル叫女 |
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刀羅ナツコ |
小波 |
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夏すみれ |
DEATH山さん。 |
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”セッションモス”マルティナ |
ゾーイ・ルーカス |
※葉月の1人残りがち。
(1)○花(3分27秒、ハイドレンジア)夏●
(2)マルティナ○(6分4秒、イエガーボム→エビ固め)ゾーイ●
(3)○叫女(7分28秒、パワーボム→エビ固め)マルティナ●
(4)○ナツコ(9分9秒、OTR)叫女●
(5)○DEATH山(9分21秒、エビ固め)ナツコ●
(6)○葉月(9分42秒、葉・月ストラル)DEATH山●
(7)○花月(13分6秒、デスバレーボム→片エビ固め)花●
(8)○小波(14分5秒、OTR)花月●
試合詳細リポート
◆シングルマッチ 15分1本勝負 |
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ジェイミー・ヘイター |
4分5秒 |
小野崎玲皇 |
小野崎玲皇は昼夜通じての第1試合登場。昼の部はアンドラス宮城と対戦し、夜の部ではジェイミー・ヘイターとの一騎打ち。大型選手との連戦で、なにをつかむか。
小野崎がドロップキックの奇襲もヘイターが額をトップロープにこすりつける。小野崎の頭部をコーナーに叩きつけ、もう一度トップロープにこすりつけていく。ヘイターはブレーンバスター、ボディースラムの連発で叩きつけると逆エビ固め。小野崎がエスケープするとエルボー連打からバックエルボー。ヘイターが返すと起き上がる前にドロップキック。小野崎が串刺しエルボーを連発しフェースクラッシャー。ヘイターがラリアットからバックブリーカー。フィニッシュを狙ったヘイターを小野崎が丸め込む。牛殺しを決めると小野崎が返せず3カウントが入った。
◆シングルマッチ 15分1本勝負 |
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アンドラス宮城 |
3分33秒 |
飯田沙耶 |
昼の部につづき一匹狼と化したアンドラス宮城がシングルマッチ。夜の部では飯田沙耶と対戦する。しばらくはシングルマッチが続くかもしれないが、ユニット闘争が盛んなスターダムで闘うにはやはり一匹狼は不利となる。今後に向けてアンドラスがなにか行動を起こすのか。
慎重に向き合い手四つの構えに入る。力比べからアンドラスが腕を取ると飯田も取り返す。アンドラスがグラウンドに持ち込もうとするが飯田がすぐに切り返す。アンドラスが顔面をかきむしってから突進。飯田がドロップキックもアンドラスがかわしてヘッドロック。飯田が丸め込みから逆水平チョップ連打。アンドラスが突進すると飯田がカウンターの逆水平。飯田が丸め込みの連続からドロップキックも連打。串刺しドロップキックもヒットさせ、ミサイルキックを投下。アンドラスが返すと飯田の突進を捕らえて丸め込む。そのまま3カウントが入りアンドラスの勝利となった。
◆タッグマッチ 15分1本勝負 |
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里歩 |
8分35秒 |
上谷沙弥 |
○スターライト・キッド |
星野唯月● |
タッグリーグ戦にエントリーした里歩とスターライト・キッドが上谷沙弥&星野唯月組を迎え撃つ。昼の部ではキッドが8人タッグでAZMから勝利しアーティスト・オブ・スターダム王座挑戦をアピールするとともに、キッドとのチームでジャングル叫女&小波組が保持するゴッデス王座への挑戦も表明した。両タイトルマッチの実現は決定的だけに、キッドは里歩とのチームでさらなる結束強化をはかるつもりだ。一方、デビュー4戦目となる星野にとってはスタイル的にも里歩&キッドは目標となる選手だろう。また、星野と組む上谷は、早くも後輩を引っ張る立場に。フレッシュな闘いに注目だ。
里歩と星野が立候補する形で対峙。腕の取り合いでスタートし里歩がドロップキックの乱れ打ち。キッドが入り連係で星野を追い込む。さらにダブルでのニーアタックから「アイドルタッグ」をアピールする。キッドは星野にボディースラム。里歩が星野にヘアーホイップ。星野がスモールパッケージで丸め込む。里歩が突進すると星野がドロップキック。上谷が里歩へドロップキックからボディースラムを連発。里歩が返すとキッドが乱入。上谷は2人まとめて鎌固め。上谷は里歩に逆片エビ固め。エスケープした里歩がドロップキック。キッドがダイビングボディーアタックからその場飛びムーンサルト。キッドがダッシュすると上谷がドロップキック。星野がドロップキックを連打しカバー。キッドが返すと星野はボディースラム狙い。キッドがカウンターのドロップキック。上谷が羽交い締めして星野がドロップキック。上谷と星野が合体もキッドと里歩が分断し2方向で619。コーナーに上がるが星野と上谷が2人を落とす。上谷につづき星野がキッドへドロップキック。ダブルのドロップキックも決める。上谷はその場飛びシューティングスタープレス。しかし里歩がカットに成功。星野がキッドへ突進、しかし里歩がジャンピングニーアタック。キッドが星野を叩きつけるがカットされる。キッドはネックスクリューからフィニッシュを宣言し旋回式フロッグスプラッシュ。星野が返せずキッドが3カウントをゲットした。
◆STARSvsクイーンズ・クエスト 8人タッグマッチ 20分1本勝負 |
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岩谷麻優 |
10分46秒 |
ビー・プレストリー |
星輝ありさ |
渡辺桃● |
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中野たむ |
林下詩美 |
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○鹿島沙希 |
AZM |
STARSとクイーンズクエストが8人タッグマッチの全面対決。STARSは岩谷麻優&鹿島沙希、星輝ありさ&中野たむがタッグリーグ戦に出場。星輝&中野組は優勝したものの、ゴッデス・オブ・スターダム王座にはわずかに届かなかった。また、岩谷&鹿島組はリーグ戦を通じてまさかの不調に。ともに後悔を残したタッグだけに、それを忘れさせるような快勝が求められる。相手のQQはビー・プレストリー&渡辺桃&林下詩美&AZMのベストメンバー。プレストリーは赤いベルトを奪われた岩谷にターゲットを絞ってくるだろう。また、桃&詩美&AZMはアーティスト・オブ・スターダム王者としてこの試合に臨む。昼の部でのアピールから初防衛戦の相手は中野たむ&鹿島沙希&スターライト・キッド組が決定的。中野、鹿島とは前哨戦になりそうだ。
プレストリーのみが握手を求め手を差し出す。STARS勢は恐る恐る応じるが、なぜか鹿島は拒否される。するとSTARS勢が先発のAZMに一斉に襲いかかり4人でのドロップキックを敢行。鹿島がAZMの背中に蹴りを連発しフットスタンプ。引き起こすとボディースラムからカバー。中野がサッカーボールキック、星輝も加わりダブルのビッグブーツ。しかし息が合わずに中野が味方の星輝をボディースラムでAZMに叩きつける。中野は星輝ごとAZMを踏みつけていく。星輝は「なんでだ?」と困惑の表情。そのまま中野からタッチを求められる。リングインした星輝がAZMを捕らえて串刺しダブルニーアタック。岩谷がAZMに逆エビ固め、フットスタンプ。コーナーに叩きつけるとAZMがコーナーを蹴ってボディーアタック。プレストリーが岩谷の脚をキャッチしヒザ十字。岩谷がエスケープすると突進をかわしてドロップキック。かわしたプレストリーがトラースキック。詩美が岩谷にショルダータックル。岩谷がバックキックも詩美がショルダータックルを至近距離で放つ。さらに串刺しエルボーアタックからドロップキック。岩谷が返すと、詩美が突進、岩谷がキャッチし丸め込む。中野と詩美がエルボーの打ち合い。星輝のアシストから中野が詩美にバックドロップ。星輝と中野がダブルの串刺しニーアタック、両腕を取ってキックの競演。詩美が中野にカウンターのラリアット。桃が中野に串刺しドロップキック。キックのかわし合いから中野が桃にスタナー。鹿島が桃にフェースクラッシャー。桃は鹿島にチキンウイング。鹿島がダブルアームスープレックスホールド。中野と鹿島が合体でトラースキック、フェースクラッシャー。鹿島がダイビングフットスタンプ。STARSがコーナーに上がるがQQが撃墜。桃が蒼魔刀を鹿島に決めるが2カウント。鹿島が桃のハイキック、裏投げを食らう。QQが鹿島めがけてドロップキック。桃がBドライバーを決めるがカットされる。桃は鹿島にテキーラの構え。切り返した鹿島が起死回生で丸め込むと桃は肩を上げられず。鹿島が3カウントをゲットしSTARSに勝利をもたらした。
鹿島「クイーンズクエスト、ゾンビをなめんなよ、オラ! 今日、昼も夜もアーティスト・のチャンピオン組にかった。つまり、これはSTARSがチャンピオンと言っても過言ではない! 運良く取ったそのベルトは、STARSがいただきます」
桃「おい、オマエら2回勝ったくらいで調子に乗ってんじゃねえよ。まだタイトルマッチじゃねえんだ、なにがチャンピオンだ、バカ! オマエらゾンビ、ゾンビって言うけど、このタイトルマッチデオマエら全員土に返してやるから、覚悟しとけよ」
AZM「バーカ!」
QQが退場。
中野「何年でも土に帰って芽を出して、花を咲かせてやりますよ!」
◆TCSvs大江戸隊 5vs5イリミネーションマッチ~葉月ラスト大江戸~ 30分勝負 |
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花月 |
14分23秒 |
木村花 |
葉月 |
ジャングル叫女 |
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刀羅ナツコ |
小波 |
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夏すみれ |
DEATH山さん。 |
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”セッションモス”マルティナ |
ゾーイ・ルーカス |
※葉月の1人残りがち。
(1)○花(3分27秒、ハイドレンジア)夏●
(2)マルティナ○(6分4秒、イエガーボム→エビ固め)ゾーイ●
(3)○叫女(7分28秒、パワーボム→エビ固め)マルティナ●
(4)○ナツコ(9分9秒、OTR)叫女●
(5)○DEATH山(9分21秒、エビ固め)ナツコ●
(6)○葉月(9分42秒、葉・月ストラル)DEATH山●
(7)○花月(13分6秒、デスバレーボム→片エビ固め)花●
(8)○小波(14分5秒、OTR)花月●
メインは「葉月ラスト大江戸」と銘打たれたユニット対抗イリミネーションマッチ。昼の部では花月とラストタッグを結成した葉月。“ラスト大江戸”ということは、ユニットで登場するのはこれが最後ということか。だとしたら、早々にイリミネートされるわけにはいかないだろう。大江戸隊は全力で葉月の生き残りをバックアップする必要がある。対するは木村花&ジャングル叫女&小波&DEATH山さん。&ゾーイ・ルーカスのTCS。花はジュリアとの一騎打ちを決定させただけにここで躓いてはいられない。TCSは叫女&小波のゴッデス・オブ・スターダム王者も擁している。一瞬も見逃せないスリリングな闘い必至のメインイベントである。
「葉月ちゃん、今日大阪ラストだから最後くらい(握手)やっとこう」と夏。夏とともに大江戸隊が握手を求め歩み寄る。ところがTCSが遅いかかかり場外戦へ。リングに戻ると大江戸隊全員で顔面ウォッシュ。夏が花を追い込んでブロンコバスター。花が丸め込みからドロップキック、卍固めからグラウンドで脚を極めると夏がギブアップ。
マルティナがルーカスにラリアット。ロープに固定すると花月がゴムパッチンの餌食にしてみせる。場内は非情にも、もう一回コール。しかしこんどは退場したはずの夏が食らってしまう。葉月、ナツコ、マルティナ、花月が次々とルーカスを襲う。葉月の二段蹴りからマルティナがイエガーボムを決めルーカスを退場させた。
叫女がダッシュするとナツコがリング下から足を引く。マルティナとナツコが叫女へのブレーンバスターを狙う。次々と加わり、ブレーンバスターを狙う。決めたのはTCS。叫女がマルティナにラリアット、小波のミサイルキックから叫女がパワーボム、これでマルティナが退場に。
叫女とナツコがエルボーの打ち合い。ショルダータックルをぶつけ合いナツコがスピアも叫女がラリアット。叫女がコーナーに上がると大江戸隊が落としにかかる。叫女がカムバックしナツコにラリアット。叫女がナツコを担ぎ上げるがこらえられる。叫女が突進するとナツコがロープを引いてエプロンへ送り出す。ナツコと葉月が突進し叫女をOTR出し退場に。
しかし直後にデスヤマがナツコを丸め込んで退場させる。
つづけて葉月がデスヤマを丸め込み失格に追い込む。
花と小波がドロップキックで競演。花月を捕まえダブルのキックからエルボードロップ。10分経過。葉月がスワンダイブを狙うが花と小波が落下させる。花月が小波と花にダイビングフットスタンプ。花月は花を起こしてエルボー。花も応戦しエルボーを打ち合う。花がビッグブーツ、小波がコーナーの花月を落として花がビッグブーツ。大江戸隊が転落をリング下から止めてみせる。花は花月をマットに叩きつける。小波が花月にトライアングル狙い。花月がかわすと小波は側頭部へのキック。花がミサイルキックも小波に誤爆。花月がミストを噴射し花にデスバレー。花が3カウントを奪われ退場に。
花月は小波に大江戸コースター狙い。小波がデッドリードライブで落とすが夏と葉月がカットする。花月はコーナー上で小波を担ぐ。しかしそのまま転落し花月がOTR。小波はセカンドからのため生き残る。
ところが小波がリングに戻ったところで葉月が蹴落としOTRへ。最後に生き残ったのは葉月だった。
葉月「大阪のオマエら元気か!? もう一丁元気か!? 今日の大江戸隊もサイコーにカッコよかっただろ。まあオマエらの答えはイエスかハイしかないんだけどな。まあ、葉月引退が決まりまして、12月15日、夏さん初の自主興行に出場します。そして12月24、年内最終戦で、引退するので、オマエら絶対に見に来いよ。わかったか!? 大江戸隊が勝ったので締めますか。サイコーでサイアクな我ら、オーエドターイ!」
大江戸隊のコメント
葉月「葉月ラスト大阪大会」
ヘイター&マルティナ「ノー!ノー!」
ヘイター「ナンデー、ナンデー」
葉月「なんでよ? まあ理由は12月24に答えましょう。まずは勝利でよかったんじゃないですかね。もっとアタマを使わないと」
花月「その前に私はすごく頑張りましたよ」
葉月「ありがとうございます」
花月「夏さんちょっと、夏さんちょっと早くない? しかもゴム自爆したじゃん。まあゴムパッチンを大江戸隊復活させましょうよ」
――葉月が大江戸隊で組むのはもう最後?
花月「スターダムでは、まあいまのところ。小川マネジャーに聞いた方がいいかもしれないですけど、まだ発表されてない大会が新木場とか横浜とかありますから、そこでどうなるかっていうところで。あるかもね。あとスターダムの興行で言うのもなんだけど、夏さんの自主興行で、ジェイミー、マルティナは(カードは)別ですけど、いまのところラストな感じがしますね。とりあえず大阪ではラスト」
葉月「ラスト」
ヘイター&マルティナが泣く。
葉月「泣かないでえ」
花月「大阪で飲みに行きましょう!」
ジュリア
――試合を見てなにを感じた?
「スターダムっていう強い輝きがまぶしく思いました。それくらい輝いてて、2カ月もう試合をしていないので、ただちに一刻も早く試合をして発散させたい」
――来週初試合、相手は発表されていないが。
スターダムで初めての試合、緊張は?
「緊張は試合するときは常に緊張してるというか緊張感を持ってやってはいるんですけど、でも、ジュリアはジュリアなので堂々といきたいですね」
――なにを見せたい? 相手にもよるが。
「こういう騒動になってここまでずっとお騒がせをしたという感じなんですけど、こんなことになってでも自分は自分の信じた道を決めたことを突き進んでいくという覚悟をリングで見せたいなと」