『STARDOM CINDERELLA SUMMER IN OSAKA』
7月23日(木)エディオンアリーナ大阪第2競技場(観衆276人/コロナ対策限定人数)
試合結果
◆シングルマッチ 15分1本勝負 |
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DEATH山さん。 |
3分49秒 |
AZM |
◆タッグマッチ 20分1本勝負 |
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渡辺桃 |
10分58秒 |
スターライト・キッド |
○林下詩美 |
飯田沙耶● |
◆シングルマッチ 15分1本勝負 |
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ひめか |
8分23秒 |
上谷沙弥 |
◆タッグマッチ 20分1本勝負 |
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○ジャングル叫女 |
14分23秒 |
岩谷麻優● |
小波 |
中野たむ |
◆アーティスト・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負 |
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<王者> |
15分54秒 |
<挑戦者> |
○ジュリア |
刀羅ナツコ |
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朱里 |
鹿島沙希● |
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舞華 |
夏すみれ |
※第23代王者組のジュリア&朱里&舞華が初防衛に成功
試合詳細レポート
◆シングルマッチ 15分1本勝負 |
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DEATH山さん。 |
3分49秒 |
AZM |
5ヵ月ぶりの大阪、エディオンアリーナ大阪第2競技場は半年ぶりの大会は、AZMvsDEATH山さん。のシングルマッチでスタート。7・26後楽園でのハイスピード王座挑戦を控えるAZMにはハイスピードの第一人者であるDEATH山さん。との対戦は絶好の機会。この試合で弾みをつけてタイトル戦に臨みたい。
まずはデスヤマが四方に向かってポーズを取る。背後からAZMが襲いかかりロープワークの攻防。AZMがウラカンラナからドロップキック。ロープに追い込むとAZMが背後からドロップキック。デスヤマが返すと、AZMはキャメルクラッチへ。デスヤマがコーナーに振り突進もAZMが足を出す。デスヤマが何度も繰り返すとAZMは先を読んでドロップキック。デスヤマは連発を食らわずセントーン。デスヤマがバックを取るがAZMが切り返す。デスヤマは地獄突きもAZMがコーナー間を走り回って翻弄、卍固めに捕らえる。AZMがカバーに入るがデスヤマがクリアー。するとAZMはフェースロックへ。デスヤマがエスケープするとAZMが飛びついてのワキ固め。丸め込みの応酬からデスヤマが押さえ込むとAZMが返せず3カウントが入った。
◆タッグマッチ 20分1本勝負 |
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渡辺桃 |
10分58秒 |
スターライト・キッド |
○林下詩美 |
飯田沙耶● |
クイーンズクエストとSTARSがタッグで対戦。QQは渡辺桃&林下詩美組、STARSはスターライト・キッド&飯田沙耶で臨む。桃と詩美は元ゴッデス・オブ・スターダム王者。詩美は上谷との新コンビで空位のゴッデス王座決定戦に臨むことが決まった。まずは桃との元王者コンビで新コンビへの弾みをつけたい。対するチームの飯田はルーキー・オブ・スターダム王座決定戦で敗退も、ここ数カ月で大幅に筋力アップ。元ルーキー王者のキッドとのコンビで王座挑戦への足がかりをつかみたい。
STARSが握手を求めるがQQは応じず。キッドと桃の先発で試合がスタートする。腕の取り合いからキッドがアームホイップ。桃もやり返すがキッドはロープを使ってアームホイップ。飯田と詩美が対峙し慎重に手四つの構えに。詩美が押し倒すとグラウンドでヘッドロック。飯田がヘッドロックに切り返すと詩美が取り返す。飯田がロープに振るが詩美がショルダータックルで吹っ飛ばす。すぐに飯田がドロップキック。キッドと合体しロープワークで翻弄しドロップキックの挟み撃ち。飯田はボディースラムを狙うが詩美がこらえて反対に叩きつける。桃のアシストから詩美がカバーするが飯田が返す。桃が飯田にサッカーボールキックを打ち込み片足でカバー。飯田が返してエルボー連打も桃が仁王立ち。飯田は桃をかいくぐってドロップキック。キッドが桃へドロップキック、串刺しでもドロップキックを打ち込むとネックブリーカードロップへ。桃と詩美が合体するがキッドがまとめてコルバタ。キッドが突進すると桃がカウンターでドロップキック。詩美がキッドにショルダータックル、串刺しエルボーアタック、ドロップキックでたたみ込む。キッドが返すと詩美はアルゼンチン狙い。キッドがかわしてコルバタで吹っ飛ばす。キッドは619をヒットさせ、その場飛びムーンサルトへ。飯田が詩美へドロップキック。逆水平の連打から突進してきた詩美へダブルチョップ。詩美が返すと、キッドが飛びつき飯田を援護。飯田はノーザンライトで詩美を叩きつける。詩美が返すと飯田はミサイルキック。しかしこれも詩美がクリアー。飯田はアームロックにいくがロープ際。詩美はバックを取ってジャーマン狙い。飯田が切り返して飯田橋も桃のカットが間に合う。飯田の突進に桃がハイキック、詩美がバックフリップ。飯田が返すと、詩美はぶっこ抜いてのジャーマンを狙う。飯田がこらえるが詩美は強引に叩きつける。飯田が返せず詩美が3カウントをゲットした。
◆シングルマッチ 15分1本勝負 |
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ひめか |
8分23秒 |
上谷沙弥 |
ドンナ・デル・モンドに加入したひめかがスターダム参戦で初めてのシングルマッチ。相手は昨年度新人王の上谷沙弥だ。ルーキー・オブ・スターダム王座取りは逃した上谷だが、ひめかとの一騎打ちは注目度大。7・26後楽園では林下詩美と組んでのゴッデス・オブ・スターダム王座決定戦も決まっただけに試練の闘いがつづきそうだ。また、ひめかにはシングルプレーヤーとしての力も試されるだろう。シングルリーグ戦の5☆STAR GPも近いだけに、アピールにはうってつけの試合だ。
DDMの先導でひめかが入場。ロックアップで組み合い力比べ。ひめかがロープに押し込みクリーンにブレイク。上谷がエルボー連打にいくとひめかもやり返す。ひめかがショルダータックルで吹っ飛ばすと、コーナーに追い込んでヘアーホイップ。ひめかは上谷の顔面を踏みつけていく。髪を束ねてマットに叩きつけると再びコーナーへ追い込んでストンピングの連打。中央に戻すとボディースラム狙い。上谷がかわしてドロップキックもひめかは倒れずストンピングの連打。ならばと上谷はロープワークで翻弄しドロップキックを連発。ひめかが返すと、上谷は再度ボディースラムの構え、こらえたひめかが反対にボディースラム。ひめかは逆エビ固めに上谷を捕らえる。逃れられたひめかは背後からキックをぶち込む。上谷が足を取って鎌固めに入る。逆片エビ固めに移行し締め上げるがひめかがロープへ到達。上谷は「上げるぞ!」と絶叫しボディースラム。コーナーに上がるとミサイルキック狙い。ひめかはデッドリードライブで阻止しランニングキック。上谷が返すと、パワーボム狙いを切り返す。上谷はコーナーに上がりミサイルキック。ひめかが返すと、上谷がその場飛びシューティングスター。かわしたひめかがラリアット。ひめかがロープに振るが上谷がニールキック。エルボー連打から上谷が突進するがひめかがジャンピングニー。上谷が返すと、ひめかがフィニッシュを宣言しパワーボムの構え。溜め込んだひめかがランニングパワーボムを放つと上谷が返せず3カウントが入った。
◆タッグマッチ 20分1本勝負 |
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○ジャングル叫女 |
14分23秒 |
岩谷麻優● |
小波 |
中野たむ |
岩谷麻優&中野たむ組vsジャングル叫女&小波組は翌日のワールド・オブ・スターダム王座戦に向けての前哨戦。赤いベルトの王者・岩谷と挑戦者・叫女がどこまで手の内を見せるのか。2月から流れっぱなしのタイトルマッチに向けて、岩谷と叫女が火花を散らす。また、叫女&小波は7・26後楽園でのゴッデス・オブ・スターダム王座決定戦も決定。ビー・プレストリー&ジェイミー・ヘイター組が来日できない状態にあり防衛戦が不可能とあって王座は空位になってしまった。叫女としては2冠のチャンス。弾みをつけるためにも、この試合は落とせない。また、トーナメント1回戦を突破し白いベルトに王手をかけた中野にも注目。ジュリアとの決戦3日前、赤いベルトの王者・岩谷とのコンビでなにをつかめるか。
試合前から岩谷と叫女が視殺戦を展開。岩谷が叫女を指さし、先発で対峙する。先に岩谷が足を出しロープワークに誘う。岩谷がアームホイップも叫女がカバー。カバーの応酬はどちらも譲らない。ロックアップでの力比べから叫女がロープに追い込んでブレイク。しかし、すぐに叫女がエルボーを連打する。叫女は岩谷の右腕を取って捻りあげる。替わった小波が岩谷の右腕に落下、ロープにかけて締め上げていく。さらに右腕を蹴り上げると叫女に託す。叫女は控えの中野を落としてから岩谷をボディースラム、ランニングボディープレスを右腕めがけて投下。叫女がアームロックにいくが岩谷はロープへ。小波が岩谷の右腕を踏みつける。岩谷が向かっていくが崩れ落ちてしまう。叫女と小波が合体し岩谷を攻撃。小波が岩谷に腕固め。岩谷がエスケープすると小波へミサイルキック。岩谷はようやく中野にタッチ。中野が小波にランニングニーアタック。ロープに振ろうとするが叫女が乱入し合体。しかし中野が分断し叫女にフェースクラッシャー、小波に側転ダブルニードロップ。中野と小波がバックの取り合い。小波はワキ固めに中野を捕らえる。中野が脱出するが、小波が飛びついて腕を極める。中野は必死にエスケープ。小波がスライディングキックからスープレックス。中野はバックドロップも小波が延髄斬り。叫女が中野にブレーンバスターの構え、岩谷がカットしダブルのブレーンバスターを狙うが叫女がまとめてぶん投げる。叫女と小波がラリアットにいくが岩谷と中野がかわしてドロップキックの競演。叫女と中野が技をかわし合い、叫女がカウンターのエルボー。中野が返すと、叫女はラリアット、中野がかわして丸め込むが2カウント。岩谷が叫女に串刺しボディーアタック。叫女が突進すると岩谷が丸め込んでドロップキックへ。10分経過。岩谷が突進すると小波がカットし叫女とキックの競演。叫女がバックフリップで岩谷を叩きつけるが中野がカット。叫女は岩谷を引き起こすがこれも中野がカット。トラースキックを岩谷と中野が同時発射。2人の合体から岩谷がジャーマンも叫女が返す。中野が小波、岩谷が叫女にジャーマン。岩谷が場外の叫女と小波にプランチャもかわされて同士討ちに。岩谷は小波をリングに入れるとフロッグスプラッシュ。叫女が返すと、岩谷はフィニッシュを予告。叫女のバックを取るが小波が阻止してみせる。小波と叫女がミサイルキックとパワーボムで合体。叫女が突進すると岩谷が飛びつくが、叫女が止めてラリアット。叫女は串刺しラリアットをぶち込みジャングルバスターへ。これで3カウントが入り、叫女が岩谷との前哨戦を制してみせた。
叫女「大阪のみなさーん、そして岩谷麻優ー、こんばんはー! 一回言ってみたかったんです。明日、私の地元名古屋で、コロナ(ウイルス)で流れてしまった赤いベルト戦。いろんな事がありました。その覚悟、全部背負って、明日、赤いベルトに挑戦したいと思います。ジャングルバスターで、明日もリングに沈めます」
ヒザを着いた状態の岩谷が手を差し出すも、叫女は敬礼のポーズで握手には応じずリングを下りた。
◆アーティスト・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負 |
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<王者> |
15分54秒 |
<挑戦者> |
○ジュリア |
刀羅ナツコ |
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朱里 |
鹿島沙希● |
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舞華 |
夏すみれ |
※第23代王者組のジュリア&朱里&舞華が初防衛に成功
ジュリアが結成したドンナ・デル・モンドは一発でアーティスト・オブ・スターダム王座を奪取。2月の大阪で大江戸隊の挑戦が決まっていたが新型コロナウイルスの影響により中止、ようやく初防衛戦がおこなわれることになった。チャレンジする大江戸隊は鹿島沙希が新木場でジュリアをピンフォール。ジュリアは無敗を主張しているが、3カウントを聞かされたのは事実。中野たむとのワンダー・オブ・スターダム王座決定戦も待つジュリアとしては、ユニットとしての勢いも見せつけアーティスト王座防衛ロードのスタートを切りたいところだが…。
コール前に大江戸隊が襲いかかりゴングが打ち鳴らされる。大江戸隊の標的はジュリア、3人がかりで攻めていく。リング上はジュリアと鹿島の1対1に。すると朱里が入って鹿島にサッカーボールキック。朱里は鹿島を自軍コーナーに追い込みDDMで顔面を踏みつける。舞華が鹿島にボディースラムの連発。ジュリアと朱里が合体しダブルのドロップキック。ジュリアは鹿島にネックブリーカードロップ。大江戸隊がカットし戦場を場外へ持っていく。鹿島と夏がダブルのビッグブーツ。ナツコがジュリアへヘアーホイップから顔面ウォッシュ。夏がジュリアをムチで殴打しブロンコバスターの餌食に。ジュリアは強引に夏を押し倒すと朱里に託す。朱里は夏にミドルキックの連打。ナツコと鹿島がカットするが朱里がかいくぐりミドルの連打を浴びせていく。朱里は鹿島にバッククラッカー、夏にはぶら下がり式腕十字、ミサイルキック。夏が返すと、朱里がバックキックもナツコがカットし夏のネックブリーカーを食らう。夏はダブルアーム式DDTで朱里をマットに叩きつける。ナツコがセントーンを連続投下。朱里がかわすとサッカーボールキック、フロントネックチャンスリー。舞華がナツコにショルダータックル。ナツコが連打をこらえるが舞華が柔道殺法で叩きつける。ナツコが返すと舞華が腕を取る。しかし大江戸隊がすぐにカット。舞華を止めたナツコがバックフリップ、ラリアット。鹿島とジュリアがリングイン。ジュリアのエルボーに鹿島も対抗。鹿島が連打するとジュリアが仁王立ち。ジュリアがカカト落としも鹿島が返す。ジュリアの突進を夏がリング下から足を引いて阻止。10分経過。鹿島がジュリアにビッグブーツ。ジュリアが大江戸隊の串刺し攻撃を食らってしまう。鹿島がジュリアにダブルアーム式フェースバスター。ナツコがジュリアをマットに叩きつけ鹿島がダイビングフットスタンプ。しかし朱里のカットが間に合う。鹿島はジュリアのバックを取るがジュリアが切り返してバックドロップ。ジュリアは鹿島に三角絞め。鹿島がエスケープするとジュリアはコーナーからミサイルキック。串刺しビッグブーツを放つと舞華がリバーススプラッシュ、朱里がダブルニードロップで援護、ジュリアはフットスタンプでつづく。しかし大江戸隊がカットに成功。ジュリアが鹿島にファルコンアロー。鹿島が返すと、ジュリアが押さえ込み。返した鹿島が丸め込むが2カウント。鹿島がバックを取るが夏のムチが誤爆。朱里が夏にハイキック。舞華がナツコにロックボトム。15分経過。ジュリアが鹿島にグロリアス狙い。鹿島が起死回生もカットされる。舞華が持ち上げて朱里とジュリアがキックの合体。ジュリアが鹿島にグロリスドライバー。これで3カウントが入り、DDMの防衛となった。大江戸隊は大荒れの退場。
ジュリア「ずいぶん暴れてるな大江戸隊、大丈夫か? 私に負けて、どんな気持ちかなあ、教えてよ、大江戸隊」
朱里「教えてほしいなあ」
ジュリア「大江戸隊が小賢しいヤツだって事がよーくわかったよ。これからも注意しとくよ、大江戸隊。それとな、文句があるならいつでもリングの上でやってやるから、待ってるよ」
朱里「待ってるよ-!」
ジュリア「またやりてえなあ! というわけで、ベルトをドンナ・デル・モンドが防衛しました。次は、ジュリアが白いベルトを26日後楽園ホールで、この腰に巻いて、8月15日、 次の大阪で白いベルト持って帰ってきたいと思います。いま、いろいろな大変な時期ですけど、負けずにみんなで頑張って前向いて 突き進んでいきたいと思うので、負けずに頑張りましょう。ドンナ・デル・モンドで初の今日は大阪、ジャンボプリンセスひめかと、舞華、朱里、そしてジュリアのドンナ・デル・モンドがこれからもスターダムを引っかき回してベルトをかき集めてやるからよ、みんな目を離さず、よーく見とけよ! アリーベデルチ!」
DDMのコメント
ジュリア「おい鹿島沙希、ビッグブーツ強烈だったぞ、どうしてくれるんだよ、このアゴのケガ」
朱里「痛い痛い痛い痛い」
ジュリア「ジュリアから3カウントを取ってボコボコにしようと思いきや、まあボコボコにはなったけど、こんなことしちゃってさあ、これは次回は残念ながら鹿島沙希はアリベデルチになっちゃうかもしれねえな。まあいいよ」
朱里「DDMがこのスターダムの中心にいる、それはたぶん見てるみんなもわかったと思う。これからもDDM中心としてかき回していくんで注目よろしくしたいね」
ジュリア「よろしく」
朱里「よろしく」
舞華「ナツコ、心と腕、折れなかったけど」
ジュリア「折れなかったんかい」
舞華「刀羅ナツコの心はポッキリ折れたんじゃねえの」
朱里「ポッキポキだね」
ジュリア「ずいぶん荒れてたもんね。まあいいよ。イラついてさ、入場、試合前みたいに後ろからやってきたけど、帰り道、後ろから襲いかかるんじゃねえぞ、大江戸隊よ。文句があるんだったらSNSに書くのもいいけど、リングの上でやってやっからいつでもこいよ。そんなとこだね。それじゃあ、また、大阪8月15日お会いしましょう」
3人「アリーベデルチ。またな」