『シンフォギアXD presents TOKYO DREAM CINDERELLA 2021 Special Edition』
6月12日(土)大田区総合体育館(観衆1240人/コロナ対策限定人数)
試合結果
◆3WAYバトル 10分1本勝負 |
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吏南 |
5分43秒 |
妃南 |
※もう一人はレディ・C
◆シンデレラトーナメント 準決勝 15分1本勝負 |
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舞華 |
8分5秒 |
ウナギ・サヤカ |
◆シンデレラトーナメント 準決勝 15分1本勝負 |
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上谷沙弥 |
8分51秒 |
ひめか |
◆スペシャル3WAYタッグバトル 20分1本勝負 |
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なつぽい |
12分58秒 |
白川未奈 |
○AZM |
渡辺桃 |
※もう一チームは中野たむ&ジュリア
◆STARS vs 大江戸隊全面戦争 イリミネーションマッチ 30分 |
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琉悪夏 |
17分57秒 |
門倉凛 |
フキゲンです★ |
コグマ |
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小波 |
羽南 |
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鹿島沙希 |
スターライト・キッド● |
|
○刀羅ナツコ |
岩谷麻優 |
※大江戸隊の一人残りがち。
(1)琉悪夏●(6分57秒、ドドンパ→片エビ固め)岩谷○
(2)●小波(9分52秒、ジャーマンSH)コグマ○
(3)○フキゲン(10分49秒、ダイビングセントーン→片エビ固め)羽南●
(4)●フキゲン(11分50秒、両者OTR)○岩谷●門倉
(5)○鹿島(13分1秒、起死回生)コグマ●
(6)○鹿島(14分22秒、起死回生)岩谷●
(7)●鹿島(15分29秒、エビ固め)キッド○
◆シンデレラトーナメント 決勝 時間無制限1本勝負 |
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上谷沙弥 |
15分5秒 |
舞華 |
※2021年のシンデレラは上谷沙弥
◆ワールド・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負 |
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<王者> |
30分00秒 |
<挑戦者> |
林下詩美 |
朱里 |
◆ワールド・オブ・スターダム選手権試合 延長戦 30分1本勝負 |
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<王者> |
13分19秒 |
<挑戦者> |
林下詩美 |
朱里 |
※第13代王者の林下詩美が5度目の防衛に成功
試合詳細レポート
◆3WAYバトル 10分1本勝負 |
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吏南 |
5分43秒 |
妃南 |
※もう一人はレディ・C
第0試合として吏南vs妃南vsレディ・Cの3WAYマッチが組まれた。吏南と妃南の姉妹は4日前のフューチャー・オブ・スターダム王座決定トーナメント1回戦で直接対決をおこなったばかり。試合は妃南が勝利したが同日の準決勝で白川未奈に敗れた。姉妹対決の再戦に、レディ・Cが割って入る図式だ。
ゴングと同時に吏南と妃南がエルボーを打ち合う。レディが加わろうとすると姉妹が阻止して左右からドロップキックを決める。妃南がキャメルクラッチに入ると吏南がドロップキック。吏南は妃南にヘアーホイップ。妃南の背中に吏南が串刺しドロップキック。レディが妃南と吏南にビッグブーツの連打。レディが吏南をカバーするが2カウント。レディの河津落とし狙いを吏南がカットし妃南が柔道殺法、吏南に見舞うと、レディにSTO。妃南がレディの上に吏南をボディースラム。妃南はレディにブレーンバスターの構え。レディが2人まとめて串刺しビッグブーツを狙うがかわされてしまう。吏南と妃南がレディをカバーの連続。吏南と妃南が再びエルボーを打ち合う。レディが吏南に河津落とし。引き起こすとチョークスラムを決める。しかし背後から妃南が外道クラッチへ。レディが妃南にエルボー連打もマットに叩きつけられる。STOを決められたレディだが2カウントで肩を上げる。妃南はフィニッシュを宣言しスタンプホールド。しかし吏南が割って入り妃南を丸め込む。これで3カウントが入り、吏南が妃南を破った。
◆シンデレラトーナメント 準決勝 15分1本勝負 |
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舞華 |
8分5秒 |
ウナギ・サヤカ |
今大会ではシンデレラ・トーナメント準決勝&決勝戦がおこなわれ、今年のシンデレラが一気に決定する。まずは舞華とウナギ・サヤカの一騎打ち。舞華は小波、ジュリアを突破、しかも今トーナメントのベストマッチメーカーというべき存在だ。対するウナギはフューチャー・オブ・スターダム王座決定トーナメントとともに4強入り。フューチャーでは決勝進出を決めており、COSMIC ANGELS同門・白川未奈との王座決定戦がすでに決まっている。果たして今大会でもミラクルを起こし、初のベルトも手に入れることができるのか。まずは舞華との準決勝。シングルでの実績なら舞華だが、ウナギにも勢いがある。舞華はひめかとの舞ひめ対決による決勝戦を希望しているが…。
舞華が突進する形でエルボーを打ち合う。ウナギがコーナーに振り突進するが舞華が足を出す。ウナギが振りほどいて左ヒザを蹴り上げる。ウナギは左脚をロック。中央にもっていきカバーするが2カウント。ウナギは左脚を狙ってレッグロック。足を持ち上げてマットに叩きつける。ウナギのエルボーをかわして舞華がロックボトム、ブレーンバスター。ウナギが返すと、舞華が突進。読んでいたウナギがエルボー。ロープに固定しドロップキック。エプロンに出た舞華がウナギのスライディングをかわしてフットスタンプ。舞華が生還しボディースラム、低空ラリアット。ウナギが返すと、舞華はスリーパーに捕獲。ウナギがエスケープするとエルボーの打ち合いに持っていく。ウナギが崩れ落ちると舞華が投げを打って巴投げの構え。ウナギがかわしてギロチンを投下。ウナギは舞華を起こしてラリアットをブロックし張り手からフェースクラッシャー。ウナギがもう一発ギロチンドロップ。舞華が返すと、ウナギはコーナーへ。舞華が下からエルボー連打、雪崩式ブレーンバスターを決める。ウナギが返すと、舞華が担ぎ上げる。ウナギがかわしてスパインバスター。フィニッシュを宣言するとコーナーに上がり、マッドスプラッシュ。しかし舞華の肩が上がる。ウナギの突進に舞華はラリアット。強引に押し倒してカバーするが、ウナギがクリアー。舞華が炎華落としを狙うがウナギが丸め込む。ウナギが大ふへん固めを狙うが舞華がスリーパーに取る。舞華がカバーするも2カウントどまり。舞華がみちのくドライバーを放つとウナギが返せず。舞華が決勝戦に駒を進めた。
舞華のコメント
「準決勝、無事ウナギ・サヤカから勝ちました。試合前からアイツのことはキライだったけど、試合終わってみて、アイツが初じゃないの? 私が弱いところをグチグチやってきて、試合が終わってもやっぱりアイツのことは大ッキライ。次に当たったら潰す。それだけ」
ウナギのコメント
「奇跡がここで終わりました。残ってる4人の内3人が黄金世代とか言われてますけど、私は金一色なんかじゃつまらないと思うので。もっと自分だけのド派手なものを手に入れていきます」
――ベスト4に残った手応えは?
「手応えはないし、悔しいとはいえこれが今のウナギ・サヤカの精一杯なので。新しいフィニッシュもできたし、やりたいことも死ぬほどあるので。それをどんどん極めていきます」
◆シンデレラトーナメント 準決勝 15分1本勝負 |
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上谷沙弥 |
8分51秒 |
ひめか |
シンデレラ・トーナメント準決勝のもう一試合は上谷沙弥とひめかの対戦。上谷は中野たむ、スターライト・キッド、ひめかは羽南、岩谷麻優を突破しての準決勝だ。上谷は師匠格の中野を驚愕の跳び技で破ればキッドには丸め込みで勝利、硬軟自在のスタイルで勝ち上がってきた。対するひめかは羽南、岩谷に勝利。優勝歴のある岩谷には大江戸隊の介入があり不本意な勝ちとなったが、勝ちは勝ち。負傷箇所治療のため欠場しており、この試合が復帰戦という不安もあるかもしれないが、優勝するための治療専念であり、大きな問題はないと思われる。決勝戦に駒を進めるのは上谷か、それともひめかか。
あとから入場の上谷がコーナーに上がったところでひめかがガウンで殴りかかる。いったんブレイクし改めて向き合う。上谷がマスクを取るとひめかが再度襲い掛かりゴング。上谷がドロップキックを放ち仁王立ち。ひめかの背中にドロップキック、ロープに固定するとエプロンでカカト落とし。上谷が前蹴りからカバーも2カウント。上谷はひめかの首を攻撃。ひめかがロープに逃れると上谷は首付近にストンピング。串刺しで突進はひめかがかわしてエプロンに送り出す。ひめかの突進に上谷がフェイント。スワンダイブでリングへ戻る。ひめかがかわしてコーナーに追い込み串刺しニーからバックブリーカー、逆片エビ固め。リング中央に引っ張り逆エビで絞り上げる。上谷がなんとかエスケープ。ひめかは中央に引き戻しアルゼンチンで絞り上げる。JPコースターで叩きつけるが上谷が反転してカバー。ひめかの突進に上谷は二段蹴り。両者ダウン状態からひめかがエルボー。上谷もやり返してエルボーの打ち合いになる。ひめかのダッシュをかわして上谷がニールキック。スタークラッシャーの構えにひめかがラリアット。上谷が返すと、ひめかが引き起こしてパワーボムを決める。しかし上谷が返すことに成功。ひめかは上谷をコーナーに追い込み背後へのラリアット。コーナーに乗せるとランニングパワーボムを狙う。上谷がしのいでエプロンからスワンダイブ式ボディーアタック、背後からドロップキック。ひめかが至近距離からのラリアット、上谷がニールキックでやり返し、ノーザンライト。ひめかが返すと、上谷が引き起こしてスタークラッシャーを決める。3カウントが入り、上谷と舞華による決勝戦が決定した。
ひめかのコメント
「欠場を約1ヵ月している間に、スターダム自体はたくさんの興行があって上谷だけじゃなくて舞華もウナギもそこで実力を上げていってたった1ヵ月かもしれないけど、すごく置いていかれているなって気持ちになりました」
――腰の痛みについて。
「腰は治ってはいないんですけど腰のせいとはいいたくないので、完全に完治してからまた上谷、そして舞華とやりたかったシングルをできたらなと思ってます」
――舞華との決勝がなくなったが。
「舞華とシングルをやったことがなくてお客さんも舞ひめのタッグが好き、だからこそシングルが見たいというのがすごい伝わっていたので、お客さんにも舞華にも申し訳ないんですけど、ここで舞華がシンデレラになって、私もまた完全復活した姿で舞華から勝利を奪いたいと思います」
◆スペシャル3WAYタッグバトル 20分1本勝負 |
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なつぽい |
12分58秒 |
白川未奈 |
○AZM |
渡辺桃 |
※もう一チームは中野たむ&ジュリア
当初はジュリア&&なつぽい組vs渡辺桃&AZM組vs中野たむ&白川未奈組の3WAYタッグマッチが組まれていたが、6・8後楽園でのジュリアのアピールから、当日抽選でパートナーをシャッフルすることに。この提案をリング上で聞いた渡辺桃は猛反発。組み合わせしだいでは試合そのものが成立しない危険なチームが誕生するかもしれない。ドンナ・デル・モンドvsクイーンズクエスト、COSMIC ANGELSのユニット闘争から一転、試合は予想もつかない展開となりそうだ。
QQ、DDM、コズエンの順に入場。リング上でくじ引きがおこなわれ、ジュリア&中野vsなつぽい&AZMvs白川&桃に決定。中野、なつぽい、白川の先発で試合がスタート。中野となつぽいがロックアップ。白川は桃を場外に送り出しコズエンの中野と共闘する。ジュリア、なつぽい、AZMが相手をそれぞれロープに固定して攻撃。なつぽいとAZMが合体するが白川が分断。白川と桃が、なつぽいとAZMにロメロスペシャルの競演を見せる。中野と白川が向かい合い、白川がカカト落とし。中野がキャッチするが白川がエルボー。白川と桃が合体で中野を攻撃する。白川が突進しようとするがエプロンでジュリアが捕獲。混戦からジュリアとなつぽいが向き合う。ジュリアはなつぽいをお姫様ダッコ。AZMがカットしなつぽいが中野にドロップキック。ジュリアがなつぽいを迎え入れる振りをしてドロップキック。ジュリアと中野が共闘してバックドロップの競演をなつぽいとAZMに見舞う。中野がなつぽいにジュリアがAZMにコーナーでサブミッション。白川と桃が合体もジュリアと中野が分断。ジュリアは白川と桃にドロップキック。中野がジュリアにエルボーを見舞い仲間割れ。ジュリアが中野にエルボーをやり返していく。そこへ白川と桃がドロップキックを浴びせる。桃はジュリアをコーナーに追い込みドロップキック。桃の突進を中野がカットしジュリアを呼び込む。ところがどちらに振るかで意見が合わず。ジュリアは中野を持ち上げて桃の上にボディースラム。ジュリアが桃にドロップキック。AZMがジュリアに三角飛びプランチャ。桃とAZMがエルボー合戦でやり合う。AZMが桃にブレーンバスター狙い。桃が反対に叩きつける。桃のラリアットをAZMがかわしてブレーンバスター。なつぽいが桃を寝かせるとなつぽいとAZMがジュリアと中野も寝かせる。白川がなつぽいにボディースラム。ジュリアらを踏み台にするが怒りを買って全員からの攻撃を食らう。白川をコーナーに追い込むが白川は全員をかわして串刺しエルボーアタック。ジュリア、中野、なつぽいを蹴散らしてみせる。白川が桃を呼び込みなつぽいをロープに振る。AZMも加わりなつぽいとドロップキックの競演。なつぽいとAZMがコーナーからダイビングフットスタンプを白川に決める。しかし桃がカットに成功。桃はコーナーに上がるがジュリアがカットし雪崩式ブレーンバスターの構え。中野を呼び込みダブルを指示。そこへなつぽいとAZMが加わり雪崩式が完成。白川の突進にAZMがフェイントをかけて丸め込む。最後はAZMが白川をフォールした。試合後、勝利チーム以外は仲間割れ。
AZM「AZMとなつぽいのハイスピードタッグが勝ったぞ! これからはなつぽいとAZMでタッグ・・・組むわけないけど、なつぽいが持ってるハイスピードまたやってあげてもいいですよ。だけどやっぱり私のパートナーは桃ちゃんだよね」
ジュリア「たむさあ、くじ運悪いといってたけどジュリアと組めてなかなか運あるじゃん」
中野「サイテーだね!」
ジュリア「まあまあ、今日のこの試合はビッグマッチ限定の、私からの、私たちからのプレゼントでした。アリーベ・デルチ。またな!」
白川のコメント
「今日も負けて、最近、この間のフューチャーのは勝ったけど、悔しいことがたまりすぎていて。いま嵐の中に自分がいて、本当にここを抜け出さないと風が直らないなという感じで。いまこの現状を飛び出さないといけないなって、今日の試合いろんな人と闘って組んで思いました。私は飛び出します」
ジュリアのコメント
「どうでした、テーマのない第3試合。面白かったんじゃないですか。普段見られないものも見れたし。でもね、ジュリアはこれがただの話題作りだと思っている方がたくさんいると思うんですけど、だとしたらジュリアをナメないでっていう感じ。私には一つ狙いが…狙いというか、確かめたいことがあって、今日シャッフルカードを提案しました。そして私が思っていたことは、間違いではなさそうだったので、これからどうやってあの人をDDMに引き込むか。また一つ楽しみが増えました。アリーベデルチ、またな」
◆STARS vs 大江戸隊全面戦争 イリミネーションマッチ 30分 |
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琉悪夏 |
17分57秒 |
門倉凛 |
フキゲンです★ |
コグマ |
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小波 |
羽南 |
|
鹿島沙希 |
スターライト・キッド● |
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○刀羅ナツコ |
岩谷麻優 |
※大江戸隊の一人残りがち。
(1)琉悪夏●(6分57秒、ドドンパ→片エビ固め)岩谷○
(2)●小波(9分52秒、ジャーマンSH)コグマ○
(3)○フキゲン(10分49秒、ダイビングセントーン→片エビ固め)羽南●
(4)●フキゲン(11分50秒、両者OTR)○岩谷●門倉
(5)○鹿島(13分1秒、起死回生)コグマ●
(6)○鹿島(14分22秒、起死回生)岩谷●
(7)●鹿島(15分29秒、エビ固め)キッド○
STARSvs大江戸隊の全面戦争がクライマックスへ。STARSは岩谷麻優&スターライト・キッド&羽南にコグマが加入。さらにXの正体がMarvelousの門倉凜であることが6・8後楽園で明らかになった。門倉は岩谷に憧れレスラーとなり、2・13後楽園では2度目のスターダム参戦で岩谷とタッグを組んだ。スターダムには3・3日本武道館でのバトルロイヤル以来となる。一方の大江戸隊には刀羅ナツコ&小波&フキゲンです★&琉悪夏に、復帰した鹿島沙希が加わるベストメンバーだ。今回もイリミネーションルールで最終敗者が相手ユニットに強制移籍させられる過酷な試合形式。大江戸隊は岩谷かキッドの獲得を宣言しており、STARSはフキゲンをゴキゲンです☆に戻すことを目指している。ということは該当者を最後の選手に残して闘わなければならないだけに、よりいっそうの駆け引きが両軍には求められる。両軍の思惑通りに事が運ぶのか、あるいは他団体から参戦の門倉が大江戸隊に、という可能性も…。試合後のリング上、そこに待っている光景とは?
STARSが奇襲を仕掛けてゴング。すぐに大江戸隊が岩谷を捕獲し集中攻撃。鹿島、琉悪夏、ナツコが次々とフットスタンプ、セントーンで岩谷を攻めていく。ナツコが岩谷の腹部を踏みつけると自軍コーナーに追い込んでいく。替わった鹿島がマウントパンチの乱れ打ち。琉悪夏が岩谷にヘアーホイップ。小波が岩谷を自軍コーナーで踏みつけ。サッカーボールキックに岩谷は悶絶。小波の突進に羽南が介入。STARSが一斉にリングインして門倉がフキゲンを持ち上げコグマと合体フェースクラッシャー。さらにコグマを鹿島の上に叩きつける。STARSがナツコと鹿島に合体して集中攻撃。連続の踏みつぶしからSTARSが5人でナツコと鹿島にドロップキックを見舞う。小波が門倉に飛びつき十字。キッドがカットも小波が追い出して門倉にスライディングキック、ブレーンバスター。門倉が返すと、鹿島がコルバタ。門倉がトラースキックも鹿島がフェースバスター。羽南と琉悪夏がやり合いエルボー合戦。琉悪夏をロープに追い込むとキッドがアシストし羽南がカバー。琉悪夏が返すと岩谷が入ってドロップキック。岩谷が琉悪夏を持ち上げるが大江戸隊がカットに成功。琉悪夏は岩谷に串刺しアタック。大江戸隊が次々と串刺し攻撃、琉悪夏は岩谷に冷凍庫爆弾。小波がアシストし琉悪夏が再度コーナーへ。門倉がカットすると琉悪夏に雪崩式フランケン、門倉と岩谷がトラースキックの競演、岩谷が門倉のアシストを経てドドンパから琉悪夏をフォールした。小波がキッドに突進もコグマがドロップキックでカット。コグマが小波にストンピング連打からフットスタンプ、小波がバックキックからフキゲンの地獄突きからフィッシャーマン。フキゲンと小波が合体するが門倉が分断しキッドがボディーアタック、コグマがミサイルキック。STARSはコグマが岩谷を肩車、キッドがその上から小波にボディーアタック、岩谷がダイビングフットスタンプ。コグマが小波に高々とジャーマンで3カウントとをゲットする。羽南がフキゲンに腕十字。ナツコがカットし羽南を担ぎ上げる。鹿島がそこへビッグブーツ、フキゲンがダイビングセントーンで羽南をフォール。門倉がコーナーに上がると小波が蹴落とす。門倉はエプロンへ。フキゲンの突進にロープを引く。門倉はバックを取り投げようと試みる。岩谷を呼び込みドロップキックで2人がOTRに。コグマが鹿島を攻撃しSTARSを呼び込む。岩谷が捕獲しキッドとコグマでフェースクラッシャー。鹿島が起死回生でコグマをフォール。岩谷が鹿島にトラースキック、ツームストーンパイルドライバー。ムーンサルトプレスを鹿島がかわし起死回生。しかしキッドがカットする。岩谷は鹿島にヘッドバット。フルネルソンを鹿島が起死回生。岩谷が3カウントで失格に。ナツコがダイビングセントーン、鹿島がダイビングフットスタンプ。キッドが返すと鹿島の蹴りが誤爆、キッドが鹿島を丸め込むと3カウント。ナツコがキッドにラリアットも2カウント。ナツコはキッドを起こすがキッドが切り返し飛びつく。ナツコがマットに叩きつけるが2カウントどまり。ナツコはキッドにラリアット狙い。キッドがかわし丸め込み。小波が岩谷が続々乱入。ナツコが鉄パイプで岩谷殴打。鹿島、小波が介入しナツコがフロッグスプラッシュ。キッドがギリギリで返すとナツコが再度担ぎ上げて昇天。キッドを担ぐとコーナーで捕獲された岩谷の目の前でデスバレーボム。キッドが返せず大江戸隊の勝利となった。
ナツコ「正義は必ず最後に勝つ。オマエは今日、それを証明しなきゃいけなかったんじゃねえのか? キッド、オマエをこれから舎弟にしてやろう。琉悪夏が大江戸隊の若頭だから、オマエはその下の舎弟だ。もう大江戸隊でしか生きていけないんだよ。岩谷、私はオマエを心底見損なったよ」
岩谷「キッド・・・キッド、ゴメンね。でも、必ず、必ず取り返すから、それまで、それまで、大江戸隊で我慢してて。絶対、絶対取り返すから」
小波「STARSはもうジ・エンド! いや、壊滅だ」
◆シンデレラトーナメント 決勝 時間無制限1本勝負 |
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上谷沙弥 |
15分5秒 |
舞華 |
※2021年のシンデレラは上谷沙弥
シンデレラ・トーナメント優勝決定戦は、ウナギ・サヤカを破った舞華と、ひめかを下した上谷沙弥で争われることに。勝った選手が恒例のシンデレラ・ドレス、ティアラとともに、今年はガラスの靴のトロフィーも獲得する。
決勝戦はOTRなしの通常ルール。ゴングを待たずして両者が突進し、上谷がテーピングされた左脚を攻撃。マットに叩きつけるニークラッシャーから両脚をクロスする。上谷は鎌固めに移行。さらに絞り上げるが舞華がロープに逃れようとする。さらに上谷がそり上げるもなんとか舞華がエスケープ。すぐに上谷は左ヒザにストンピングを連打。コーナーに振ると上谷が突進。かわされることを読んでかスライディングしてリング下に下りると鉄柱に叩きつける。上谷が戻り左脚にストンピング。上谷が突進すると舞華が捕まえてバックブリーカー。舞華がボディースラムから逆片エビ固め。上谷がすぐにロープに逃れる。舞華は足を引きずりながら立ち上がり右脚でストンピング、コーナーに叩きつけると背中へのエルボー、ストンピングを連打。舞華はボディースラムからカバーするが上谷が返す。舞華は逆エビ固めも上谷がロープへ逃れようとする。舞華が中央に引き戻すが、上谷はなんとかロープへ到達する。5分経過。上谷がラリアットをかわし二段蹴り、舞華がかわして低空ラリアットもかわされる。上谷は背中へのドロップキックをヒットさせ、左脚をセカンドロープに乗せるとドロップキック。上谷は再び左脚をロープにかけるとミサイルキック。上谷がエプロンからスワンダイブボディーアタックも舞華が受け止めて後方に投げつける。舞華が串刺しラリアットからもう一発ラリアット。上谷が返すと、舞華は予告してブレーンバスターの構え。上谷が切り返し左脚を攻撃、ランニングシューティングスタープレス。舞華が返すと、上谷はコーナーに上がる。舞華が追いつこうとするが上谷が蹴落とす。舞華が下からエルボー連打。舞華がコーナーに上がって雪崩式ブレーンバスターを敢行。両者ダウン。10分経過。髪をつかみ合いながら立ち上がろうとするがどちらもヒザを着いた状態でエルボーを打ち合っていく。ともに立ち上がりエルボーのラリーが続く。舞華が崩れ落ち、上谷が仁王立ちも舞華のエルボーで倒される。舞華が向かってきた上谷にバックドロップ。舞華がスリーパーで上谷を捕獲。上谷の脚がロープに届く。舞華は上谷を引き起こし山茶華。上谷が返すと、舞華は炎華落とし狙い、上谷が丸め込みも返した舞華がカウンターでラリアット。上谷がカウンターで二段蹴り。舞華がカウンターでラリアットをもう一発。舞華は上谷を起こして突進、上谷が飛びついてフォールするが2カウント、上谷はスタークラッシャーへカバーにはいかずマットに設置すると、フェニックススプラッシュへ。これが決まると舞華が返せず、上谷が優勝を決めた。
上谷のコメント
「私はいままでプロレスに出会うまで、ダンスとかアイドルとかたくさんやってきてホントにつらいことばかりでなかなか努力しても報われることがなかったんですけど、はじめてこうやってプロレスラーとして、はじめてシンデレラというひとりで、たったひとりでのタイトルを手に入れることができて本当にうれしいです。私は今日で未来のスターダムからシンデレラになりました。だからこれからは、正真正銘のスターダムを目指して頑張っていきたいと思います」
――1日2試合で厳しい闘いだったが、勝因は?
「私はいままで、自分の心がすごい弱くて、ベルト持ってたときとかも何回も何回も心が折れることがずっとたくさんあったんですけど、ちゃんと自分なりの努力をしてメンタルを強くしてきて、ちゃんと自信を持って闘いに挑めたことが勝てた理由だと思います」
――対戦を希望していた舞華からの初勝利。しかも優勝だが。
「やっぱり、舞華はいつもフューチャーを先に取ったり、自分が取れなかったんですけど、舞華が先にフューチャーを取ったり、自分はシングルでやられっぱなしだったり、週プロでも表紙になったりとか、いつも先を先をいかれているっていうところがあって、でも私は負けてない自信があったので、今日こうやってシングルで闘って勝てたことはホントに自分を誇りに思います」
――トーナメントの頂点に立って誰とどんな闘いをしていきたい?
「そうですね。シンデレラ・トーナメント優勝できたということで、私にはベルト挑戦できる権利があると思ってます。やっぱりここでシンデレラ・トーナメント一回戦で私が勝った中野たむ選手、私の師匠である、プロレスに出会うきっかけとなったたむさんとあの白いベルトを懸けて闘いたいと思っています」――これからシンデレラ・ドレスを着るが。
「ハイ。いま汗と塩のにおいが(笑)。体内からの塩分が、ハイ。ベトベトするんですけど、シャワールームがあったので。でもバスタオルがない(苦笑)。どうしようかな。でもうれしいです」
――ドレス姿をお披露目してください。
「ハイ、ありがとうございました」
◆ワールド・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負 |
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<王者> |
30分00秒 |
<挑戦者> |
林下詩美 |
朱里 |
◆ワールド・オブ・スターダム選手権試合 延長戦 30分1本勝負 |
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<王者> |
13分19秒 |
<挑戦者> |
林下詩美 |
朱里 |
※第13代王者の林下詩美が5度目の防衛に成功
林下詩美のワールド・オブ・スターダム王座に朱里が挑戦。詩美は昨年11・15仙台で岩谷麻優を破り赤いベルトを初戴冠。以来、渡辺桃、舞華、上谷沙弥、ビー・プレストリーを破り4度の防衛に成功している。直近の2試合ではセミファイナルに組まれたが、スターダム頂点の王座戦がビッグマッチのメインイベントに帰ってきた。朱里には昨年10・3横浜以来、2度目のチャレンジ。横浜で敗れた朱里は赤いベルトを獲得するためにスターダムに入団、所属選手となった。その朱里は現在、SWA世界シングル王座と、ジュリアとのタッグでゴッデス・オブ・スターダム王座を保持しており、頂点王座の獲得は同時に3冠王へのチャンスでもある。詩美がベルトを守り抜き、ワールド王座を再びメインの定位置に戻すのか、それとも朱里が初戴冠を果たし宣言通りに「朱世界」への扉を開くのか。2021年下半期の行方を左右する大一番だ。
ゴングが打ち鳴らされてもすぐには動かず。両者ともゆっくりと歩を進めてロックアップ。詩美がロープに追い込みクリーンにブレイク。朱里が追い込むとこちらもブレイク。ハイキックで威嚇するが詩美がかわす。朱里はアームホイップからバックを取りにいく。詩美が取り返すと朱里も応戦。詩美がヘッドロックにいくと朱里が倒してグラウンドに持っていく。朱里が腕十字を狙うと詩美がこらえて脚を取る。朱里がカバーするが詩美が返す。朱里がグラウンドで詩美をコントロール。立ち上がるとフロントネックロックから再びグラウンドへ。詩美が腕を取り絞り上げる。朱里が回転して取り返すとフロントネックロック。詩美が上になると朱里が蹴り上げて脱出。慎重に手四つの構えにいき、詩美がヘッドロックからショルダータックル。朱里がヘッドロックに取り返すとグラウンドへ。朱里はカバーの連続でプレッシャー与える。返した詩美に朱里はヘッドロック。詩美がバックを取るが朱里がアームホイップの連続。詩美もやり返しラリアット。朱里がかわして睨み合い。立ち上がると額をつけて睨み合う。エルボーの応酬が展開されると両者もつれてリング下へ。朱里が詩美の額をエプロンに叩きつけると、エプロンから疾走し詩美のラリアットを蹴り上げる。朱里はエプロンからコルバタを敢行。ミドルキックを詩美がキャッチしヒザをエプロンに叩きつける。詩美は朱里をリングに戻し左脚にストンピング連打。10分経過。詩美がアキレス腱固めにとると朱里もアキレス腱固め。朱里が手を伸ばしてエスケープ。コーナーへの振り合いから朱里が追い込み串刺しニーアタック。両脚をロックしフェースロックから腕十字に移行する。詩美がエスケープすると、朱里はサッカーボールキック3連発。詩美が返すと、朱里のキック連打を受けて立つ。朱里はフロントネックチャンスリードロップを決めるが、詩美がクリアー。朱里はコーナーに叩きつけるとストンピング連打から串刺しニーアタック。返した詩美に朱里は腕十字、三角絞め。詩美がリフトアップしコーナーに叩きつける。詩美が串刺しエルボーアタック、ミサイルキック、ラリアット連打。朱里が返すと、15分経過。朱里がミドルキックの連打で詩美を倒す。さらにミドル連打をぶち込みハイキック、顔面を蹴り上げる。詩美が場外に転げ落ちる。朱里も場外に下りるがすぐに詩美をリングに入れる。カバーするが2カウント。朱里がドロップキックから流炎へ。朱里がバックを取るが詩美が回避。詩美はラリアットをかわしてコーナーへ叩きつけるジャーマン。詩美が串刺しアタックから朱里をコーナーに乗せると雪崩式水車落としの構え。朱里が逃れると詩美を宙吊りにして蹴り上げる。さらに担ぎ上げてリング中央で山折り。詩美が再度場外に。20分経過。朱里はエプロンからダッシュも詩美がかわしてみせる。両者エプロンでエルボーを打ち合う。朱里がエプロンでミドルキックを連打。詩美がキャッチしエプロンでコウモリ吊り落としを狙う。朱里が回避するが、詩美があらためて成功させる。詩美がリング下から戻ってくるが、朱里が場外に下りて間合いを取る。詩美が向かっていくと朱里が至近距離からのドロップキック、コルバタ、DDT。詩美が戻ろうとする朱里のバックを取りエプロンにぶち当てるジャーマン。詩美が15カウントでカムバック。朱里は19カウントで生還する。詩美がコーナーからミサイルキック。朱里が返すと、25分経過。残りは5分。詩美がバックドロップも朱里が返す。詩美がアルゼンチンから旋回するが朱里がDDT。朱里がニー連打から飛びつき腕十字。詩美がエスケープするとスリーパーから逆落とし、胴締めスリーパーに移行する。残り3分。朱里がエスケープに成功。詩美がコーナーに乗せて高角度のジャーマン。朱里が張り手、詩美もやり返す。残り2分。朱里が乱打し突進。すると詩美がカウンターで張り手。投げっぱなしジャーマンからコウモリ吊り落とし。朱里が返すと、残り1分。朱里が丸め込みからダイヤル固め。詩美が返すと、朱里はハイキック。ブロックした詩美がラリアット。残り20秒。朱里がエルボー連打。詩美もやり返す。そのままタイムアップとなりドロー、詩美の防衛となった。試合が終わっても両者エルボーの打ち合いを展開した。
朱里「林下詩美、私はまだまだやれるぞ。やり足りねえよ。ピンピンしてるよ。林下詩美はこのままでいいのかよ。そんなんで世界の林下詩美を名乗る気か。どうなんだよ」
詩美「こっちだってな、まだまだピンピンしてんだよ。オマエこそこれ以上やり合ったって私にひれ伏すだけだよ。だったらもう1ラウンドやってやるよ」
競技の結果、延長戦が決定した。ゴングが鳴ると両者エルボーを打ち合う。朱里が腹部へニーを連打、詩美を持ち上げコーナーに叩きつける。朱里がDDTを決めると詩美が返す。朱里が飛びつき腕十字から腕固め。詩美が切り返し背後からスリーパー。朱里がスタナーで脱出しサッカーボールキック。朱里の突進に詩美がジャーマン。詩美は張り手連打、朱里もやり返していく。朱里が押し倒してマウントポジションで左右の張り手、腕十字狙いを詩美が押さえ込む。エルボーの打ち合いから朱里がコードブレイカー。詩美が返すと、両者ダウン状態。立ち上がると朱里がカウンターでハイキック、ストレッチマフラー。詩美がエスケープし延長戦5分経過。朱里が持ち上げてマットに叩きつける。詩美が返すと、至近距離からドロップキック。詩美がコーナーに上がると朱里が追いつき、雪崩式で落としてアームロック。詩美はなんとかロープに逃れる。詩美がバックを取ると強引にジャーマン。アルゼンチンから旋回してトーチャーラックボム。詩美は朱里を引き起こしてカナディアンからハイジャックボム狙い。朱里が切り返して腕固め。しかし詩美がエスケープに成功。朱里がジャンピングニーアタック、延長戦10分経過。朱里が担ぎ上げてマットに叩きつけるも、ギリギリで詩美がクリアー。朱里がバズソーキックを狙うが詩美がパワーボム。詩美が朱里を起こしてカナディアンから旋回しハイジャックボム。しかし朱里の手がロープに届く。詩美は朱里を再度引き起こす。朱里がハイキック、詩美がハンマーパンチを左右で連打しラリアット。朱里は倒れずバックブロー3連打、ハイキック。詩美がすぐに立ち上がりラリアット。朱里がバズソーキックで両者ダウン。両者立ち上がれず、両者KOの引き分け、よって詩美の防衛となった。試合後、ヒザを着いた状態で。朱里が張り手。朱里はひめかに担がれて退場した。リング上では詩美がダウンした状態でマイクを取る。
詩美「朱里、防衛はしたけど勝てなかった。このままじゃまだまだ私も世界の詩美なんて・・・」
「ちょっといい?」とナツコが登場
ナツコ「疲れてるだろうからそんなにしゃべらなくていいよ。私はいま最高に調子に乗ってる。なぜだかわかるよね? そう、ずっと言ってたことを私は今日オマエらの前で証明して見せた。そしてなんとツイッターで大江戸隊がトレンド入りしたんだって。調子に乗っちゃうよね。そんな私から君に(キッドのマスクを掲げ)挑戦状、どう?もちろん受けてくれるよね?」
詩美「おい刀羅ナツコ、テメエが調子いいとか悪いとかどうでもいいわ。そんなに言うなら調子いいならこのベルト挑戦させてやってもいいけど、私はSTARSとは違う。好きなようにはさせねえから」
ナツコ「オマエのタマも取ってやるよ。林下詩美、楽しみにしとけよ」
ナツコが退場。
リング上では詩美が大の字、そして退場。
朱里のコメント
「うっうっ…。悔しいです(涙)。赤いベルトを取ると今日覚悟して試合に挑みました。でも、また赤いベルトをつかむことはできなかった。私はたくさんのことを経験してきて、イヤなことやつらいこともたくさんありました。プロレスで輝きたい、スターダムに来てやっと注目されて輝ける場所に来ました。次こそは私が赤いベルトを巻く! 必ず巻く! あきらめません! スターダム最高峰のベルトは私が巻きます。そして、朱世界の始まりにする。絶対にします
詩美のコメント
「はぁはぁはぁ…。5度目の防衛しました。防衛したんだけど、赤のチャンピオン林下詩美はこんなんじゃ満足してないぞ、朱里! 今日は防衛だけど、朱里とはまたやって、今度こそは決着をつけなきゃいけない。私は岩谷麻優からベルトを取って、ビーを倒して、世界の林下詩美になったつもりでいたけど、まだまだこんなんじゃ世界の林下詩美名乗れねえよ。でも、まだまだ私はこのベルトと一緒に新しい時代、林下詩美の時代を作っていきたい。まだまだこのベルトは手放せねえ」
――朱里相手にベルトを守ったことについてはどう思う?
「便宜上、このベルトは防衛。防衛回数も5になりました。チャンピオンとして、ファンとしては嬉しいんじゃないですか。林下詩美、無事防衛です。でも、林下詩美は防衛は嬉しい。けど、スリー取れてないから、嬉しさ半分、ふがいなさ半分って感じかな」
――あれだけやられたのに粘ったが?
「あれだけ顔面ボコボコにされて、何度も打ち抜かれて、自分が何されたかも覚えてない。朱里、私は何回も耐え抜いたのかもしれないけど、何されたかも覚えてないし、自分があのとき何してたのかも覚えてない。赤いチャンピオンとしての意地でいま私はここにベルトを持って立ってられてる。このベルトが私をここまで連れてきてくれました」
そして上谷沙弥のテーマ曲が流れ、シンデレラ・トーナメント優勝者・上谷が花道から登場。今年のドレスはグリーン。リング上でガラスの靴がモチーフのトロフィーが授与される。
上谷「シンデレラ・トーナメント2021、優勝することができました! 今日で私は、未来のスターダムから、シンデレラへとなったとうことで、これからは正真正銘のスターダムを目指していきたいです。ここまで来るまでにいろいろありましたが、私はプロレスに出会えたことが運命だと思ってます。そして、たむさん、私は白いベルトに挑戦したいです。ぜひよろしくお願いします!」
中野がリングサイドに歩を進めるも、上谷は気づかず?
上谷「これからもいろんな困難、辛いこと、大変なこと、たくさんあると思いますが、自分の夢に向かって一生懸命頑張っていきます! よろしくお願いします! 本日はありがとうございました!」
リング下で中野が拍手。リング上ではあらためて上谷沙弥がコールを受けた。
シンデレラ姿の上谷のコメント
「(中野に)すべてを受け止めてもらって、私は白いベルトに挑戦してこの腰に白いベルトを巻きます」
――シンデレラ・ドレスを着た感想は?
「人生でもこんな素敵なドレスを着たことがないので、やっぱり夢がかなって優勝してこんな素敵なドレスを着たことは最高です、ハイ」
――自分で自分を未来のスターダムというのは今日が最後?
「ハイ。いままでずっと未来のスターダム、未来のスターダムとみんなの耳が痛くなるほどに言ってきたと思うのですが、今日で未来のスターダムと叫ぶのは、今日は叫んでいないですけど、シンデレラとなったのでもう未来のスターダムとは叫びません。次に叫ぶときは私はスターダムだと叫びたいと思います」
中野が入ってくる。
中野「上谷、(リングサイドに)ずっといたのになんできてくれなかったの?」
上谷「ごめんなさい(苦笑)」
中野「上谷、おめでとう」
上谷「シンデレラになりました」
中野「もう1回言って」
上谷「たむさんの持つ白いベルトに挑戦させてください」
中野「よろこんで。上谷はすごく輝かしい未来をこれから迎えていくんだけども、けど、私にもまだまだかなえたい夢と未来があるので、まだ負けませんよ」
上谷「私はここで師匠と弟子、そんな言葉じゃなく、たむさんの上にいきたいです。超えていきます。見ていてください。いや、奪い取ります」
中野「取らせません」
上谷「奪い取ります。奪い取ります」
中野「楽しみにしてます」
上谷「ハイ」
中野「楽しみにしてます。すごくきれい」
上谷「ありがとうございます。やっぱりたむさんにはいろんな感情があって、私はたむさんがいなければプロレスに出会ってなかったので、ホントにたむさんがいてくれてよかったです。この気持ちを白いベルト戦でぶつけて、次は師匠超えを狙っていきます」