『滋賀大会』
6月20日(日)滋賀県立文化産業交流会館イベントホール(観衆283人=満員/コロナ対策限定人数)
試合結果
◆シングルマッチ 15分1本勝負 |
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小波 |
6分3秒 |
琉悪夏 |
◆シングルマッチ 15分1本勝負 |
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中野たむ |
5分10秒 |
フキゲンです★ |
◆タッグマッチ 15分1本勝負 |
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○上谷沙弥 |
12分32秒 |
ウナギ・サヤカ |
渡辺桃 |
白川未奈● |
◆タッグマッチ 20分1本勝負 |
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コグマ |
9分58秒 |
林下詩美 |
○岩谷麻優 |
AZM● |
◆6人タッグマッチ 30分1本勝負 |
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スターライト・キッド |
21分24秒 |
レディ・C● |
○鹿島沙希 |
舞華 |
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刀羅ナツコ |
朱里 |
試合詳細レポート
◆シングルマッチ 15分1本勝負 |
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小波 |
6分3秒 |
琉悪夏 |
ジュリアが体調不良により欠場。当初は小波vs琉悪夏vsレディ・Cの3WAYマッチが組まれていたが、急きょカードが変更、小波vs琉悪夏の大江戸隊同門対決が組まれた。大江戸隊に加入し成長著しい琉悪夏には、その成長具合を真っ直ぐにぶつけるチャンスでもある。
琉悪夏には刀羅ナツコ、小波には鹿島沙希がセコンドにつく。ゆっくりと歩み寄り握手をかわす。琉悪夏が「お願いします」と声をかけゴング。バックの取り合いから腕を取り合い、小波がヘッドロック、サッカーボールキック。前からの蹴りを琉悪夏がかわしてショルダータックル。小波はカウンターのミドルで琉悪夏をダウンさせる。琉悪夏がエルボー連打で向かっていくが、琉悪夏は髪を引いてマットに叩きつける。小波がやり返すが琉悪夏がカウンターでクロスボディー。琉悪夏が小波の突進をかわしてショルダータックル。さらにヘアーホイップで叩きつけると「お返しだ!」と顔面ウォッシュ、ビッグブーツ。琉悪夏はフェースロックも小波が切り返し腕固めから腕十字を狙う。琉悪夏は体重を乗せてカバー。小波が返すと変型の卍固め。丸め込みから頭部へのドロップキック。返された小波はスリーパーへ。琉悪夏が立ち上がりコーナーに叩きつける。琉悪夏の突進に小波が足を出す。小波がコーナーに上がると琉悪夏が雪崩式を狙う。こらえられた琉悪夏だがビッグブーツを叩き込み、串刺しラリアットからフィッシャーマン。小波が返すと、琉悪夏は冷凍庫爆弾。しかし小波がかわしてミドルキック。返した琉悪夏に小波はトライアングルランサー狙い。ルアカがかわすと小波はバックドロップ。小波は腕を取り回転。そのまま腕を締め上げると琉悪夏がギブアップ。大江戸隊同門対決は小波が勝利。試合後は、小波の方から握手を求めた。
◆シングルマッチ 15分1本勝負 |
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中野たむ |
5分10秒 |
フキゲンです★ |
中野たむとフキゲンです★が一騎打ちで激突。フキゲン個人にはとくに遺恨はない中野だが、大江戸隊の介入があるとすれば、試合はややこしくなるだろう。白いベルトの王者には上谷沙弥との防衛戦、さらにはアーティスト・オブ・スターダム王座防衛戦も大江戸隊相手に待っているだけに、ここで止まってはいられない。
フキゲンは不機嫌そうに1人で入場。コールを受けてから試合を終えた小波がセコンドにつく。中野が握手を求めるがフキゲンは「ノーでーす」と拒否。ゴングが鳴らされると、中野が誘うがフキゲンが脚を蹴飛ばす。ロープワークを拒否された中野はタバコを吸うポーズのフキゲンを邪魔してアメをプレゼント。「デリシャス」と答えたフキゲンだが、アメを投げ捨て中野をロープ渡りに同行させる。フキゲンはポケットに手を突っ込みながらトップロープを歩いて行く。アームホイップで中野を投げるとキャメルクラッチで締め上げ「ギブアップでーす?」と問いかける。中野がロープに逃れるがフキゲンは首を絞めて離さない。フキゲンは中野をコーナーに追い込み突進。しかしそのたびに中野が足を出して顔面を蹴飛ばしていく。不機嫌になったフキゲンはコーナーを蹴飛ばす。しかし中野の突進を読んでマットに叩きつける。返されたフキゲンはブレーンバスターを予告も反対に叩きつけられる。中野がニーアタックからバックを取る。フキゲンがかわすと中野も突進をブリッジでかわす。中野がバックを取ると丸め込みの応酬に。フキゲンが回転エビ固めを狙う。丸め込みの連続でフキゲンが中野を追い込む。フキゲンはスピンキックをかわして丸め込み。上になった中野がブリッジするとフキゲンが返せず、3カウントが入った。試合後、フキゲンは腹いせの攻撃を見舞いリングを下りた。
◆タッグマッチ 15分1本勝負 |
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○上谷沙弥 |
12分32秒 |
ウナギ・サヤカ |
渡辺桃 |
白川未奈● |
クイーンズクエストの渡辺桃&上谷沙弥組と、COSMIC ANGELSの白川未奈&ウナギ・サヤカ組がタッグで対戦。アーティスト・オブ・スターダム王者でもある白川とウナギは、飯田沙耶の返上で空位になっているフューチャー・オブ・スターダム王座決定トーナメントで勝ち進み、7・4横浜武道館での決勝戦を控えている。コズエン同士による王座決定戦を控え、この日は2人での出陣だ。相手は、現在コズエンの中野たむが保持するワンダー・オブ・スターダム王座の最多防衛記録を保持する桃と、次期挑戦者の上谷。同門対決を待つ白川とウナギだが、ここは力を合わせて白いベルトとの関係が深い2人を突破し勢いをつけておきたいところだが…。
握手はかわさず、コズエンはセコンドの中野とアイコンタクト。上谷とウナギの先発で試合がスタート。バックの取り合いからネックロックの取り合い。上谷がヘッドロックに取り、締め上げる。グラウンドに持っていくとウナギがヘッドシザーズ。上谷はブリッジから抜け出すがウナギがヘッドロック。上谷がヘッドシザーズにいくとウナギは逆立ちして脱出する。ウナギがカバーにいくと上谷もお返しして睨み合い。桃と白川がリングイン。白川がアームホイップ、桃の蹴りをキャッチすると吊り天井を仕掛ける。ウナギが乱入し桃の顔面を蹴飛ばす。白川がカバーするが2カウント。白川の突進を上谷が妨害し、桃がミドルキック。桃はミドルを続けて連打。上谷が自軍コーナーでストンピングの連打、リング中央に持っていきボディースラム。控えのウナギを落としてから桃にタッチ。桃が白川に串刺しドロップキック狙い。しかし白川がカウンターのネックブリーカーからドロップキック。白川の突進に桃がミドルキックをぶち込む。白川が桃の動きを読んでフライングクロスチョップ。ウナギがフェースバスターから大ふへん固めを桃に決める。上谷がカットし桃と合体。しかしウナギが鉢合わせにしてギロチンを投下。桃が返すとウナギにミドルキック連打。コーナーに追い込みさらに連打する。串刺しドロップキックも連打すると、ブレーンバスター。上谷がウナギにドロップキック、ストンピング連打。ウナギがカウンターのビッグブーツも、上谷がカウンターでお返し。上谷が突進するとウナギがキャッチしマットに叩きつける。白川が上谷へ串刺しエルボー、サイドからのドロップキック。上谷は至近距離からドロップキック、ニーアタック。二段蹴りをかわして白川がコルバタ式河津落とし。上谷が返すと、白川が袈裟固め。上谷がバックを取り桃がミサイルキックで援護。上谷はスワンダイブ式クロスボディー。白川が返すと、上谷とエルボーの打ち合いに。白川が連打するが上谷がニールキック。10分経過。上谷がコーナーに上がるが、ウナギがカットに入りデッドリードライブから大ふへん固め。白川を呼び込みネックブリーカードロップと合体。白川はコーナーからダイビングエルボー。しかし桃のカットが間に合う。白川は上谷を起こしてインプラントDDT狙いもフィッシャーマンに切り返される。白川が返すと上谷はスタークラッシャー狙い。白川が切り返し空中胴締め落とし。しかし桃が蒼魔刀で上谷を救出。桃と上谷がコーナーから合体のニーアタック。上谷は白川を起こしスタークラッシャー。3カウントが入り、上谷が白川を破った。ウナギは1人で先に退場。中野が慌てた表情で2人を見つめる。白川は中野を振り払うようにして後から退場した。試合中のコズエンは白川がウナギとタッチをしかけるも自分で闘い続けるなど、若干ぎこちない雰囲気になる場面も…。
◆タッグマッチ 20分1本勝負 |
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コグマ |
9分58秒 |
林下詩美 |
○岩谷麻優 |
AZM● |
岩谷麻優&コグマのSTARSと林下詩美&AZMのクイーンズクエストがタッグで対戦。スターライト・キッドを大江戸隊に奪われたSTARSには復帰したコグマが加わり、岩谷の右腕となることが求められる。ブランクこそあれ、コグマはSTARSナンバー2の筆頭候補にも考えられるだろう。コグマはこの試合で現・赤いベルトの王者・詩美と対戦。詩美は後輩にあたるが、復帰後の大きな試練となる。さらにはハイスピード戦線のトップランナーAZMとの遭遇も注目ポイント。岩谷のアシストを得てどこまでブランクを埋められるか。コグマが、この試合の中心人物となりそうだ。
入場してきたSTARSはコグマが岩谷を肩車。先発のAZMがコグマに突っかかり試合開始。ハイスピードなロープワークを展開しドロップキックが宙で交錯。AZMが再度突っかかりコーナーに追い込むと詩美とともに串刺し攻撃、ダブルのドロップキックをぶち込む。コグマが返すと、AZMを倒してサイドからドロップキック、滞空時間を取ったボディースラム、フットスタンプでたたみかける。もう一度ボディースラムで投げてからカバーするがAZMが返す。岩谷とコグマが合体のフェースクラッシャー、ドロップキック。岩谷がAZMにサッカーボールキック。コグマがAZMをコーナーに追い込み喉元を踏みつけていく。中央に持っていくと逆エビ固め。AZMが逃れると、コグマは至近距離からのボディープレス。返したAZMにコグマが串刺しドロップキック。コーナーに振られたAZMが三角飛び。詩美がコグマにドロップキック。詩美はコグマを抱えてコーナーの岩谷に投げつけると、まとめて串刺しエルボーアタック、ドロップキック。コグマがバックを取ると詩美が取り返す。コグマが丸め込みからDDT。岩谷がバックキックからコーナーに追い込むが岩谷がかわして至近距離からドロップキック。AZMと詩美が合体を試みるが岩谷がまとめてアームホイップ、コグマとドロップキックの競演を見せる。岩谷はセカンドからダイビングフットスタンプ。詩美が返すと、岩谷がフルネルソン。詩美が切り返すが岩谷がエルボー。しかし詩美が岩谷の突進を捕まえてサイドバスター。AZMは岩谷に飛びつき変型卍固め、ブレーンバスター。岩谷が返すと、詩美が乱入しアルゼンチン、AZMのキックと合体でバックフリップ。つづけてAZMが岩谷に長距離のダイビングフットスタンプを決める。AZMと詩美が合体するがコグマがまとめてスタナーの餌食にしてみせる。コグマは場外でQQを捕まえ岩谷のトペスイシーダを呼び込む。コグマはAZMをリングに戻し岩谷と合体。コグマが岩谷を持ち上げコグマがAZMにボディープレスのトリッキーな合体攻撃。AZMが詩美と合体で岩谷を丸め込み。岩谷が切り返し上になると、3カウントが入った。
◆6人タッグマッチ 30分1本勝負 |
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スターライト・キッド |
21分24秒 |
レディ・C● |
○鹿島沙希 |
舞華 |
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刀羅ナツコ |
朱里 |
ジュリアの欠場によりドンナ・デル・モンドは朱里と舞華のみという異常事態。よって、メインのドンナ・デル・モンドvs大江戸隊がカード変更、ジュリアに代わりレディ・Cが入ることとなった。ハプニングながらも、レディにとっては初のメイン登場となる。カードは朱里&舞華&レディ組vs刀羅ナツコ&鹿島沙希&スターライト・キッド組に。強制的に大江戸隊入りさせられたキッドには移籍2戦目。前日の清水大会では“古巣”STARSとの対戦だったが、今回は対DDM。STARS以外のユニットとの対戦で、キッドはどんな闘い方を見せるのか?
刀羅ナツコ&鹿島沙希、キッドは別方向からリングイン。あとから入場のDDM&レディはレディを中央にポーズを決める。キッドが歩を進め「おい、ジュリアはどうしたんだよ」とDDMを挑発。朱里が「ウチらじゃ不満かよ?」と前進。睨み合いを分けたのは舞華で、先発に名乗りを挙げる。試合はキッドと舞華のグラウンドの攻防で幕を開ける。リング下から大江戸隊がキッドに指示を送る。キッドが腕を取ると舞華が取り返す。舞華はヘッドロックからグラウンドへ。キッドが斬り返して睨み合い。鹿島と朱里がリングイン。ロープワークの攻防から鹿島が髪をつかんで叩きつける。朱里がコーナーに振ると鹿島がコルバタ。朱里のハイキックを鹿島がかわす。ともにタッチをかわしナツコvsレディに。レディがエルボー連打、ナツコがロープに振るとレディがショルダータックル。こらえたナツコがショルダータックル。ナツコは「ジュリアの代わりなんだろ、しっかりしろよ」と叱咤し顔面ウォッシュを浴びせる。ナツコは自軍コーナーにレディを捕獲、鹿島が顔面を踏みつける。鹿島はDDMに見せつけるようにスリーパー。控えの朱里と舞華を大江戸隊が攻撃。リング上では鹿島がスリーパーを継続、ナツコが攻撃を加える。朱里がカットするがナツコに落とされる。キッドがレディの首を取ってグラウンドへ。キャメルクラッチを決めるとナツコがドロップキックで援護。キッドはフットスタンプを放つ。ナツコがレディをロープに固定、琉悪夏が顔面を踏みつけ援護。ナツコはレディを高々とボディースラム。レディが返すとエルボーで向かっていく。ナツコがやり返しレディがダウン。立ち上がったレディがエルボー連打もナツコの一発で倒される。ナツコはレディにチョーク攻撃。ナツコは「終わっちまうぞ、このままじゃよお」と挑発しながらキッドに託す。キッドがレディをボディースラム、ストンピング連打。キッドの突進にレディがビッグブーツ。レディは朱里にタッチ。朱里がキッドへドロップキック。鹿島が乱入するとコードブレーカーで阻止。しかしナツコが入ってキッドと合体もかわされる。舞華がナツコを投げて場外に追い出す。朱里と舞華が合体のボディープレスをキッドに決める。キッドが返すと、朱里がエルボー。キッドも応戦しエルボーの打ち合いとなる。朱里はキッドに「全部出してこいや!」と叫んで仁王立ち。キッドのエルボーに「そんなもんか!」「キッドこい!」とエルボーを打たせる。朱里がサッカーボールキックからカバーするが2カウント。キッドが蹴りをキャッチし顔面を蹴飛ばす。ドロップキックからカバーするが朱里が返す。キッドは串刺しで突進。かわされるもコーナーからダイビングクロスボディー、その場跳びムーンサルトプレス。ナツコがキッドを呼んでリングイン。ナツコは朱里にセントーンを浴びせ、ヘアーホイップ狙い。朱里がこらえて反対に叩きつける。舞華がナツコに串刺しラリアット。リング中央でラリアットが3度交錯。ナツコがスピアで舞華を倒す。ナツコのセントーンは舞華がかわして朱里が援護。DDMが合体しナツコにバックドロップ。舞華がリバーススプラッシュ。ナツコが返すと、舞華はブレーンバスターの構え。ナツコがこらえてエルボー。舞華も応戦し、エルボーの打ち合いとなる。ナツコがエルボースマッシュから突進するが朱里がカット、しかしキッドがドロップキックで援護。舞華がキッドにラリアット。鹿島がキッドを呼び込みキックの挟み撃ちで合体。ナツコが舞華にキャノンボール。15分経過。返した舞華にナツコはフロッグスプラッシュ。キッドは場外で朱里を攻撃。舞華がナツコにスリーパー。舞華はエルボーをブロックし強引にブレーンバスター。しかしナツコがラリアット。両者ダウン。鹿島がタッチを求めてリングイン。コーナーに上がるとダイビングフットスタンプ。舞華がかわしてロックボトム。レディが入り鹿島にショルダータックル3連打。鹿島が返すと、レディが高々とボディースラムを2連発。しかし3カウントには至らず。レディは鹿島を起こして河津落としの構え。鹿島がかわすがビッグブーツをかわされ河津落としを決められる。返した鹿島にレディはエルボー連打からコーナーに乗せる。しかし鹿島が飛んでフェースクラッシャー。鹿島がコーナーに振るがレディがショルダータックル。串刺しビッグブーツをかわされ大江戸隊が次々と串刺し攻撃。鹿島がダイビングフットスタンプ。しかしDDMがカットする。鹿島はレディにダブルアームの構え。朱里がカットしDDT、舞華も援護。レディが絶叫し鹿島を起こすとチョークスラム。しかしナツコがカットする。キッドが舞華にネックブリーカー。朱里にはフィッシャーマンを狙うがハイキックを食らう。20分経過。レディが鹿島にビッグブーツ。2発目をかわした鹿島が丸め込む。鹿島は丸め込みの連続もレディがかわしていく。レディが丸め込みから、朱里がキックで援護もナツコがカット。レディがビッグブーツから鹿島を起こしてチョークスラム狙い。鹿島が丸め込むと3カウントが入った。リング上では、ナツコとキッドが対角線で睨み合う。
ナツコ「キッド、昨日よりは少し、見直した。ジュリアがいれば、もうちょっと変化した姿を見れたのかもしれねえけど。あいにくいまDDMは欠場者多いねえ。大丈夫そう? ああ、欠場者も多いし、いまだったらDDMも狙い目かなあ。ねえ、舞華」
朱里「ウチの舞華に目をつけてんじゃねえよ。オマエさあ、そうやって、いろんな選手獲得していこうとしてるけどさあ、なんか狙いとかあるわけ? どうなの?」
ナツコ「お答えしよう!と言いたいとこだが、私はあいにくそんなにバカじゃないよ。君たちに私の作戦教えるわけないでしょ。まあ、そのうちわかるんじゃない? ねえ、舞華」
朱里「ウチの舞華にしゃべりかけてんじゃねえよ!」
ナツコ「わかった、わかった。まあ、楽しみにしててよ。いまは、君もやった赤ベルト、次、私が挑戦するから、それまではDDMのことは置いとくから、ねえ、舞華」
朱里「あのさあ、マジなめてんじゃねえぞ。そして、赤いベルト、取ろうと思ってんじゃねえぞ」
朱里がナツコに接近。
ナツコ「ちょっと待て、キスしないで。キスしないで! もういいから」
朱里「こいよ、こいよ」
ナツコ「キッドなにかある? キスされると怖いよ」
朱里「キッド、オマエもジュリア、ジュリア、ジュリア、言ってんじゃねえよ。ウチでも、オマエの相手してやるよ、刺激的にしてやるよ」
キッド「楽しみにしてます」
DDMがリングを下りる。
ナツコ「欠場者多くてピリピリしてんのかなあ? 八つ当たりもほどほどにしてほしいよなあ、キッド」
キッド「……」
ナツコ「まあいいや、DDMもSTARSも林下詩美も、全員、震えて眠れ」
ナツコが先に退場。キッドは一礼してからリングを下りた。
大江戸隊のコメント
ナツコ「まあさっきリングでも言った通り、昨日よりはほんのちょっとよくなってたかなあって、キッドが。まあいろんな思いがあるんだろうけど、リングに立つ以上プロなんだから、過去のことはきっぱり忘れて決別して、新しい道に進まないといつまでも二番手、いや、6番手くらいかな?」
ナツコが退場。
キッド「大江戸隊になって2戦2勝なわけですけど、おい、ジュリアはどうしたんですか? 私は、いま、こんな状況ですけど、ジュリアが相手にいればそんなことも忘れるくらい熱くやり合える相手だと思ってます。早くジュリアをこの手で倒したい。また、熱く闘えるのを楽しみにしているんですけど、今日朱里が私の奥底の気持ちを引き出したというか、そんな感じがしました。いままではそんなに興味を示してこなかったですけど、朱里もおもしろい相手だなあって思いました。いつか朱里とバチバチ熱い闘いをできるのを楽しみにしています」