2021/08/29 試合結果

2021年8月29日 『5★STAR GP 2021 汐留大会』

『5★STAR GP 2021 汐留大会』
8月29日(日)ベルサール汐留(観衆365人=満員/コロナ対策限定人数)

試合結果

◆シングルマッチ 15分1本勝負

AZM

9分0秒
アメジスト・ストーム

羽南

◆桜井まい スターダム・チャレンジ② 15分1本勝負

渡辺桃

8分31秒
胴締め式チキンウイング・フェースロック

桜井まい

◆5★STAR GP 2021 レッド・スターズ公式リーグ戦 20分1本勝負

フキゲンです★[2点]

4分44秒
後方回転エビ固め

ひめか[0点]

◆フューチャー・オブ・スターダム選手権試合 15分1本勝負

<王者>

9分55秒
大ふへん者-雲の彼方に-→片エビ固め

<挑戦者>

ウナギ・サヤカ

吏南

※第6代王者のウナギ・サヤカが2度目の防衛に成功

◆シングルマッチ 15分1本勝負

岩谷麻優

9分12秒
ムーンサルト・プレス→片エビ固め

レディ・C

◆5★STAR GP 2021 ブルー・スターズ公式リーグ戦 20分1本勝負

彩羽匠[2点]

13分45秒
ランニング・スリー→エビ固め

舞華[7点]

◆ハイスピード選手権試合 30分1本勝負

<挑戦者>

16分59秒
スター・スープレックス・ホールド

<王者>

スターライト・キッド

なつぽい

※第20代王者のなつぽいが3度目の防衛に失敗。スターライト・キッドが第21代王者となる

試合詳細レポート

◆シングルマッチ 15分1本勝負

AZM

9分0秒
アメジスト・ストーム

羽南

 AZMと羽南のヤング対決。AZMのハイスピードと羽南の柔道殺法がどんな化学反応を見せるのか。STARSの貴重な戦力として成長著しい羽南。最近ではメインに出場する機会も増えた。それだけに、何気に注目の一騎打ちである。

 羽南が握手を求めるとAZMがゆっくりと応じる。ロックアップでの力比べから羽南が腕を取る。腕を取り合いAZMがヘッドロック。羽南がヘッドシザーズにいくがAZMが脱出。羽南がロープに振るとAZMがかわしてドロップキック。コーナーに振ると串刺しでドロップキックを放つ。羽南が返すとAZMはアームロック。羽南がエスケープするがAZMがサッカーボールキック。羽南が「こいよ!」と挑発しAZMがもう一発。羽南がエルボーで向かっていくとAZMもやり返す。羽南が連打するがAZMは一発で倒してみせる。AZMの突進に羽南がドロップキック。しかしAZMがかわしてみせる。羽南はAZMをマットに叩きつける。AZMがダッシュすると羽南がドロップキックからヒザ十字固め。AZMがエスケープすると、羽南がドロップキック、ストレッチマフラー。そのまま持ち上げるがAZMが必死にロープに逃れる。羽南はダブルリストアームサルトも2カウント。AZMはコーナーに振られるとミサイルキック。かわした羽南がダイビングボディーアタックからブロックバスターホールド。しかしAZMの肩が上がる。羽南は投げ技を狙うがAZMがこらえて阻止。羽南の突進を止めてAZMはブレーンバスター。AZMが丸め込みから腕固め。しかし羽南の足がロープに届く。AZMはミサイルキックで羽南を吹っ飛ばすが2カウントどまり。ならばとAZMはダイビングフットスタンプへ。しかしギリギリで羽南が返して丸め込む。返したAZMが羽南と丸め込みの応酬。羽南がヒザ十字固めもAZMがエスケープ。羽南がダッシュするとAZMがハイキック。コーナーから飛んでサブミッション。羽南がギブアップしAZMの勝利となった。

◆桜井まい スターダム・チャレンジ② 15分1本勝負

渡辺桃

8分31秒
胴締め式チキンウイング・フェースロック

桜井まい

 前日の名古屋大会より「桜井まいスターダム・チャレンジ」と銘打つ10番勝負がスタート。赤いベルトの王者・林下詩美につづき、この日は渡辺桃の胸を借りる。現在の桃は無冠も、白いベルトの最多防衛記録保持者。それだけに桜井には苦しい闘いが予想される。が、一歩ずつ成長の跡を見せたいところだ。対する桃は腰の治療のため数大会を欠場。本来なら8・13後楽園で予定されていた鹿島沙希との公式戦が8・28名古屋に変更されるも、度重なる大会中止の余波で、さらに9・6後楽園へ延期に。そして今大会では桜井との初対戦となった。桃にとっては復帰戦であるとともに、生え抜きのスターダムを見せつける試合でもある。

 「お願いします」と桜井が握手を求めるが桃は応じずにゴング。バックの取り合いから桜井がエルボー連打。反転して桃がやり返しブレイクと見せかけエルボー一発。桃は桜井のビッグブーツを2発受けてからドロップキックで吹っ飛ばす。桃はボディースラムからヒザでカバー。桜井が返すと桃はサッカーボールキック、顔面を蹴飛ばし挑発。桜井がエルボーで向かっていくが桃は一発で吹っ飛ばす。さらに桜井がエルボー連打も桃が仁王立ち。桃が突進すると桜井がビッグブーツ、串刺しで回し蹴り、エルボードロップ。桃が返すと、桜井はボディースラムの構え。しかし桃が反対に叩きつけてPK。桜井が返すと桃はミドルキック連打。桜井が蹴り足をキャッチしビッグブーツ、ボディースラム連発。返した桃に桜井は変型のSTF。しかし桃がエスケープ。桜井が走り込んでビッグブーツ、桃がエルボーにいくと桜井もやり返す。エルボーの打ち合いから桜井が突進。桃が止めてエルボーで吹っ飛ばす。桃はコーナーに振って串刺しドロップキック連打、ブレーンバスター、チキンウイングフェースロック。Bドライバー狙いは桜井が丸め込む。丸め込みの連続からビッグブーツ、スタナー、カカト落とし。桃が返すと、桜井がスリーパー。桜井はコーナーに上がりダイビングエルボードロップ。しかし3カウントには至らず。桜井がダッシュするが桃がハイキック。桜井が返すと桃はチキンウイングフェースロック。胴締めに移行すると桜井がギブアップ。桜井は2連敗となった。

 

桃のコメント

「渡辺桃は本日復帰いたしました。まあちょっとの間、みなさんにはお待たせしてしまったんですけど、私の5★STARはまだ2戦しかしてないので、ここから優勝に向かってどんどん突っ走っていくのでみなさん、しっかりついてきてください。そして、桜井まい? まあ、頑張ってたんじゃないかな。でも、もうちょっと頑張ってほしかったよ」

◆5★STAR GP 2021 レッド・スターズ公式リーグ戦 20分1本勝負

フキゲンです★[2点]

4分44秒
後方回転エビ固め

ひめか[0点]

 前日の名古屋で復帰したひめかが公式戦第2戦。前年度の準優勝者は岩谷麻優に敗れ黒星スタートとなったが、フキゲンです★との試合であらためて仕切り直しを狙う。とはいえ、フキゲンは丸め込みの試合巧者でひめかには油断禁物。ここまで3連敗を喫しているとあって、遮二無二3カウントを取りにくるだろう。ひめかの試合勘も心配されるなか、どんな結果が待ち受けているのか?

 ひめかが手を高く差し上げフキゲンを誘う。フキゲンは届かず足を踏みつける。ひめかがフキゲンの額をつかみパンチを打たせず。フキゲンが中央でバックを取るがひめかはゆっくりとロープへ。フキゲンがロープに振ろうとするもひめかは同じない。するとフキゲンの機嫌がいっそう悪くなりコーナー上で喫煙ポーズ。ひめかが歩み寄るとフキゲンが手を取ってロープ渡り。フキゲンがアームホイップからひめかに突進。そのたびに顔面を蹴られる。ひめかが担ぎ上げるとフキゲンが丸め込む。フキゲンはブレーンバスターを予告も反対に投げられる。ひめかは串刺しニーアタックからショルダータックル、逆エビ固め。ひめかは「ギブでーす」とギブアップを求めるが、フキゲンがロープに到達。ひめかがアルゼンチンバックブリーカー。フキゲンがかわすがラリアットを食らう。ひめかはフキゲンを起こしてもう一度アルゼンチン。JPコースターで前方に叩きつけるがフキゲンが丸め込む。すると3カウントが入り、フキゲンが初勝利。ひめかは2連敗となった。

◆フューチャー・オブ・スターダム選手権試合 15分1本勝負

<王者>

9分55秒
大ふへん者-雲の彼方に-→片エビ固め

<挑戦者>

ウナギ・サヤカ

吏南

※第6代王者のウナギ・サヤカが2度目の防衛に成功

 COSMIC ANGELS同門の白川未奈に初防衛を許さずフューチャー・オブ・スターダム王者となったウナギ・サヤカが2度目の防衛戦。前回の桜井まいにつづき、吏南もこれが初のタイトルマッチとなる。吏南はウナギがベルトを獲得した7・17高田馬場でアピールし、初挑戦を認めさせた。間に桜井が入ったことも穏やかではないだろう。大江戸隊に入ってからというものラフファイトを駆使し、いきいきと暴れている吏南。シンデレラ・トーナメントではAZMを破る殊勲の星も挙げ、サプライズを起こす期待値は高い。大江戸隊の介入も考えられるだけに、ウナギには難しい闘いとなりそうだが…。

 吏南はイスを手に1人で入場。セコンドには琉悪夏がつく。ウナギがコールされると吏南がドロップキックの奇襲攻撃。ゴングがならされ吏南が場外でウナギを攻撃、琉悪夏がボックスで殴打する。吏南は鉄柱に叩きつけ腕を締め上げる。リングに戻すと片足でカバー。ウナギが返すと吏南はコーナーに振って串刺しアタック、エプロン越しにアームブリーカーの連続。ウナギが返すと吏南が「これがチャンピオンか?」と挑発。吏南が連続でマットに叩きつける。ウナギが返すと吏南はワキ固め。ウナギがエスケープすると「なんだオメエ、クソババア」と吏南が挑発。ウナギは串刺しエルボーアタック、フェースクラッシャーで反撃開始、キャメルクラッチにとらえてそり上げる。大ふへん固め狙いは吏南が切り返してサブミッション。腕十字を狙う吏南にウナギは反転してカバー。吏南が返すとウナギがコードブレイカー。吏南の突進にウナギがキャッチしマットに叩きつける。ウナギがエルボーをぶち込みエルボー合戦を仕掛ける。吏南がラリアットをブロックしマットに叩きつけるとノーザンライト。吏南はフィニッシュを宣言し、変型卍固め。ウナギが丸め込むが2カウント。吏南がリバースゴリーの体勢もウナギが切り返して大ふへん固め狙い。吏南が「もらった」と切り返してマットに叩きつける。ウナギが返すと、吏南は卍固めでギブアップを迫る。グラウンドに移行するがウナギがエスケープ。コーナーに叩きつけると突進もかわされてしまう。ウナギがセカンドに乗せてコードブレイカー。大ふへん固めを吏南が切り返して丸め込む。吏南の突進にウナギがビッグブーツ連打。マットに叩きつけるが吏南が1カウントで返す。ウナギは大ふへん固めへ。こらえる吏南をカナディアンの体勢で前方に叩きつける。3カウントが入り、ウナギの防衛となった。

ウナギのコメント

「きつかった。でも、私は、あの子は、もうね、一番スターダムで一番怖い選手で、マジでなに言ってるか、悪口がハッキリクッキリ聞こえるっていうのはすごくいいなっていうのがありますし、大江戸隊にいってどんなことを言われても、真っ直ぐ向いているところがプロレスラーとして、人として素晴らしいとこだなと思ってるので。まあこのベルト、(規定の)3年間、私は必ずイッテンヨン(来年の1月4日)まで守りますけど、そのあとはこのベルトがよりほしいと思ってもらえたと思うので、三姉妹で壮絶な取り合いをしてもらえたらいいなと思ってます」

――試合後は自分から握手を求めた。感じるところがあった?

「そうですね。14歳? 私たちももちろん未来があるし、オッサンにももちろん未来はあるけど、やっぱり、あの子たちの未来の大きさっていうのは計り知れなくて、たぶん遊ぼうと思ったら遊べるし、向き合おうと思ったら向き合えるし、逃げようと思ったら逃げれる。でも、すごく真っ直ぐプロレスにずっといまと同じように、いま以上に向き合っていてほしいなと思ってます」

◆シングルマッチ 15分1本勝負

岩谷麻優

9分12秒
ムーンサルト・プレス→片エビ固め

レディ・C

 当初は岩谷麻優vsコグマの5★STAR GP公式戦が予定されていたが、大会中止などによりカードが変更、岩谷vsレディ・Cのシングルマッチが組まれた。岩谷は前日、名古屋大会のメインでひめかを破り、3勝1敗と好調。自身2度目の制覇に向けて、優勝戦線に名を連ねていると言っていい。対するレディはいまだ未勝利ながら、来年の5★STAR GP初出場に近づくためにも、アイコンの胸を借りて爪痕を残したい。今シリーズにおけるレディのシングルマッチは、ひとり5★STAR GPか。

 両者クリーンに握手をかわして試合がスタート。レディが手を高く上げて岩谷を誘う。岩谷は足を踏んでヘッドロック。レディのショルダータックルを岩谷が連続でこらえる。岩谷のドロップキックをこらえたレディがショルダータックル。エルボーの打ち合いから岩谷がサッカーボールキック。レディが返すと岩谷は逆片エビ固め。レディがエスケープも岩谷はストンピング連打から背中を踏みつける。レディを引き起こし「やり返せ」とエルボー。倒れたレディの腹部に乗る岩谷。引き起こすとボディースラムで叩きつける。レディが返すと、コーナーに叩きつける。レディがコーナーに振ってビッグブーツ。岩谷が返すと、レディがココナッツクラッシュ、顔面へビッグブーツ連打。レディがボディースラムを狙うが岩谷が切り返しエルボー、低空ドロップキック、ダイビングフットスタンプ。返したレディに岩谷はフィニッシュを予告しバックを取る。レディが取り返して河津落とし、ネックブリーカードロップ。岩谷が返すと、レディはチョークスラムを決める。しかし3カウントには至らない。レディは岩谷を起こしてエルボー連打、串刺しビッグブーツ。しかし岩谷がかわしてドロップキック。バックの取り合いからレディが脳天唐竹割り。チョークスラム狙いを切り返した岩谷がハイキック、フィニッシュを宣言するとムーンサルトプレス。しかし腹部を打ち付けて悶絶。レディがコーナーから脳天唐竹割り。しかし岩谷がカウンターでトラースキック。岩谷は「なめんなよ」とハイキック。レディがなんとか返すと岩谷はムーンサルトプレスを決める。しかしまたもや腹部を強打。それでもカバーするとレディが返せず3カウントが入った。その後、引退した葉月がリングへ。

葉月「麻優さん、スターダムのファンのみなさんお久しぶりです、葉月です。私がいなくなってからのスターダム、生え抜き選手よりも外から入って来た選手の方の活躍が大きくて、私は正直悔しいです。こんなもんでしたっけ? 麻優さん、悔しくないですか?」 

岩谷「葉月、とりあえず久しぶりだね。でも、このリング、このリング、最後の最後、葉月、オマエはスターダムに文句を言っていなくなった。で、このリングにまた戻ってきた。それは、また文句を言いに来るためだけですか? それともほかに、このリングでやり残したことがあるんですか? なぜ今日、いまここに戻ってきたか、いや完全に戻ってきてはないけど、このリングに上がっている以上はいろんな覚悟あるんでしょうけど。いろいろ言いたいことあるけど、まずは葉月の意見、ちゃんと聞かせてもらいたい」

葉月「言いたいのは、だいぶありますよね、それは。批判されるのも、認められるのも、みなさんの自由なので私には何を言ってもらってもかまいません。ただなぜ今日、私がこのリングに立っているのか、それはいまのスターダムに刺激を与えに来ました。現状打破したい、勇気ある人、名乗りあげてきてくれるの待っています。それでは、また」

葉月が退場。

岩谷「おい、おいスターダム、いろんなことありすぎでしょ! ありすぎじゃない? あー、でも、葉月がこのリングに上がった。いろんな未来の第一歩だと自分は思います。みなさんも葉月が帰るときに大勢の拍手をした。それだけ葉月に期待があることだと思います。まあ、ただ文句いいに来ただけじゃないだろうから、この先ワクワクしたいと思います。本日はありがとうございました」

葉月のコメント

「最初、そりゃ引退の話題になるのはわかってたことです。あれはあのときの気持ち、そのまんまです。ただ、いまの気持ちは生え抜きってこんなもんだったのかな。自分がいたときは違うかったな。悔しくないのかな。そう思っている選手はほかにもいるんじゃないですか、ほかにも。本当にリング上で言った通り、現状打破したい人がいるなら、待ってます」

――スターダムのリングで試合をするつもり?

「そうですね。そうじゃなきゃ今日、上がってないです。覚悟があって、今日このリングに立ったので。お客さんも選手も、あり得ないって思う人もいれば、戻ってきてくれてありがとうと思う人もいるだろうけど、本当にそれは何を思ってもらっても、自分に何を言ってもらっても構いません。好きに言ってください。ただ、私がスターダムのリングに上がった以上、面白くなることは間違いないんじゃないですか?」

――いまの大江戸隊はどう思う?

「まあ、どうにかしなきゃいけないんじゃないかな。いろんな意味で。それは何を思ってもらってもいいですよ。このどうにかしなきゃいけない。いいようにとらえても、悪いようにとらえても、好きにとらえてください」――いまの発言だと、スターダムの生え抜きじゃない選手も面白くないと思う? 対戦するのはどちらでも?

「別に構わないです」

――早い者勝ちというか?

「そうですね。生え抜きにこだわる必要もあると思うんですけど、やっぱりいまのスターダムは生え抜きよりも外から入ってきた選手の方が多いから、そういう人が名乗り上げてきてくれるのも面白いんじゃないかなと思いますけどね」

――一度試合をしているが、コンディション的にはすぐにリングに上がれる? 少し時間が必要?

「気持ち的には今日にでも上がりたいぐらいの気持ちなんですけど、もう少し時間をもらって、バッチリ体を整えて、プロとしてしっかりリングに上がりたいと思ってます」

◆5★STAR GP 2021 ブルー・スターズ公式リーグ戦 20分1本勝負

彩羽匠[2点]

13分45秒
ランニング・スリー→エビ固め

舞華[7点]

 Marvelousの彩羽匠が古巣スターダムのリングに登場、しかも7年ぶりの5★STAR GP参戦である。リーグ戦も中盤という頃での合流だけに過密スケジュールとなる彩羽だが、長期欠場から復活し、スターダム参戦に照準を合わせてきた。それだけに大きな期待がかかるリーグ戦だ。初戦の相手は初対戦となるドンナ・デル・モンドの舞華。舞華は前日のウナギ・サヤカ戦で時間切れ引き分けも、ブルースターズで単独トップ。まったく予想が付かない顔合わせだけに、大注目の一戦だ。

 両者握手をかわして試合開始。バックの取り合いから舞華がヘッドシザーズ。すぐに彩羽が抜け出しバックキック、サッカーボールキック。舞華が1カウントで返すが、彩羽が何度もカバーしグラウンドでヘッドロック。彩羽はストンピングの連打からスリーパー。舞華がエスケープすると彩羽は後頭部にストンピング、ネックロックでギブアップを迫る。エルボーの打ち合いから彩羽がコーナーに追い込みエルボー連打。舞華が崩れ落ちると彩羽が「こい!」と挑発する。舞華が這いつくばって前進、立ち上がるとロックボトムで叩きつける。舞華はブレーンバスターの構えにいくが彩羽がこらえる。舞華はコーナーに振って串刺しラリアット。彩羽がショルダータックル連打も舞華がこらえてみせる。しかし彩羽が打ち勝ち5分経過。彩羽はラリアットをキャッチしPK、ドロップキック、フロントネックチャンスリードロップ。彩羽のミドルを舞華がキャッチしてエルボー連打、舞華の突進を止めて彩羽がスリーパー。ブレーンバスターのかけ合いで舞華が投げ勝つ。しかし彩羽が2カウントで返してみせる。舞華は至近距離からラリアット、彩羽がトラースキック。両者ダウンからエルボーを打ち合う。舞華がショルダースルーで叩きつけるが彩羽がカウンターでエルボー。彩羽がコーナーに上がると舞華が追いつき雪崩式ブレーンバスターを決める。しかし彩羽が返してみせる。舞華はフィニッシュを宣言し、炎華落とし狙い。彩羽が切り返しニールキック、側頭部へのキック。舞華が返すと10分経過。彩羽は舞華をコーナーに乗せランニングスリーへ。しかし舞華が回避しドロップキック。彩羽が返すと、舞華がスリーパー。彩羽の突進を読んでいた舞華が止めて再びスリーパーで捕獲する。舞華がマットに叩きつけるが彩羽がクリアー。引き起こし持ち上げるが彩羽が回避しハイキック。しかしすぐに舞華がラリアット。2発目をかわし彩羽が押さえ込む。舞華が返すと彩羽がパワーボム。舞華が返すと彩羽はハイキック連打。コーナーに乗せると、ランニングスリーを決める。3カウントが入り、彩羽が制した。試合後、彩羽が握手を求めると舞華も応じ、もう一回の意思表示。

 

彩羽のコメント

「はあ…。ちょっと強がってましたけど、まずやっと5★STAR初戦、始まりました。これから遅れを取り戻すためにもしっかり練習を続けて、ほかの選手に圧を加えようかなと思います。マーベラス背負って、マーベラスのエースだからこそいい結果を楽しみにしていてください。ただのコマではないですよ」

――ここから1カ月の間にシングル8試合。デビュー以来そんな経験をしたことがないと思う。しかも大半が初対決。

「全部シングルは初対決ですね」

――なかなか大変なのでは?

「いや、問題ないですよ。スターダムにいたときから自分はシングルをたくさんやって、たくさんドローをしてきた女なので。よく小川さんにドロー女って言われてたぐらいなので。新人のときにそれを超えられたので、いまは経験も違いますし、シングル何本こようが、早く決めればいい話ですからね。しんどい試合になりそうだったら。ちょっと今日は楽しみ過ぎました。今度から飛ばしていきたいと思います」

――リング上では余裕そうに見えたが、ダメージは?

「かなりしんどいです。あまり技を出させないようにはしてたんです。けどやっぱり一発一発が重くて、エルボーでもいま腕が上がらないですね。パワーありますね。でも、まあちょっと今回は自分が引き出す余裕というか、絶対これは勝たないとこれ、初戦なのでかっこつかないので。ちょっと自分のよさだけを(笑)」

――前半はかなりワンサイドだったが、その考えがあったから?

「そうですね、正直気持ちに余裕がなかったですね」

――それはヒザも含めて?

「いや、5★STARの初戦で遅れてるというのに対してですね。みんなは何戦かやっているので。その遅れの焦りです」

――他団体から乗り込んで、長与千種の名前を背負っているところがあるから優勝したい?

「自分が出るという意味。マーベラスのエースをやらせてもらってますから、下の子がいるので。ここで結果を残さないと。残せる自信がなかったら、たぶん下の子出してますよ。経験を積ませるために。自分が出たっていう意味をそれでわかってもらえれば。結果が出せる自信があるということです」

◆ハイスピード選手権試合 30分1本勝負

<挑戦者>

16分59秒
スター・スープレックス・ホールド

<王者>

スターライト・キッド

なつぽい

※第20代王者のなつぽいが3度目の防衛に失敗。スターライト・キッドが第21代王者となる

 なつぽいvsスターライト・キッドのハイスピード王座戦は3・28大阪の再戦となる。このときはなつぽいが勝利し初防衛に成功。しかしキッドは6・6金沢でなつぽいを破りリマッチを受諾させた。ところが、キッドはSTARSからまさかの大江戸隊入り。闇落ちしてからは初のハイスピード王座戦となる。しかも今回は通算8度目の同タイトル挑戦。一発でベルトを奪取したなつぽいとは対照的だが、キッドはこれまでずっとハイスピードのベルトにこだわり抜いてきた。大江戸隊入りし背水の陣のキッドが悲願達成か、それとも、なつぽいが返り討ちにしてみせるのか!?

 ゴングが打ち鳴らされると両者ゆっくりと中央で睨み合い。ロープワークに移行しキッドがアームホイップ。アームホイップの応酬から再び睨み合う。なつぽいがヘッドロック、キッドがロープに振ってヒザへのドロップキックでなつぽいが悶絶。キッドは右ヒザにダブルニードロップ。なつぽいが返すと、キッドがストンピング連打、コーナーに追い込み踏みつける。場外に出ると右脚を鉄柱に叩きつける。リングに戻すとキッドがグラウンドでドラゴンスクリュー、レッグロック、アキレス腱固め。なつぽいがエスケープするがキッドはなかなか離さない。キッドが右ヒザへのドロップキックを至近距離から放つ。ロープに振られたなつぽいがダウン。キッドは「終わりか?」「ハイスピードじゃねえのかよ?」「ハイスピードチャンピオンだろ」と張り手。コーナーに追い詰めたキッドだが突進をかわされ丸め込まれる。なつぽいが低空ドロップキック、ダイビングボディーアタック。キッドが返すと、なつぽいがバックを取る。キッドがこらえて脱出、クロスボディーアタックを見舞う。キッドが串刺しで突進するとなつぽいがエプロンに送り出す。しかしキッドがエプロン越しにレッグブリーカー、エプロンでフィッシャーマン狙い。なつぽいがかわすがキッドが顔面を蹴飛ばす。なつぽいがエプロンでエルボー、キッドもやり返す。エルボーの応酬からなつぽいがバックを取る。キッドが丸め込み、なつぽいが反転しエプロンでジャーマン。なつぽいは場外へプランチャで舞う。しかしキッドが鉄柱に叩きつける。キッドはラ・ケブラーダを披露。場外戦となり、19カウントで2人がカムバック。髪をつかみ合い立ち上がるとキッドがネックスクリュー狙い。切り返しの応酬からキッドがモルタル、ドロップキック、なつぽいがかわしてネックブリーカー。なつぽいはコーナーに上がるがキッドが雪崩式アームホイップ、ノーザンライト。コーナーに上がるとムーンサルトプレスもかわされる。なつぽいが正面でドロップキック、トラースキック、キッドが背後からドロップキック。なつぽいがジャーマン。両者ダウン。9カウントで立ち上がりロープワークでお互いがかいくぐり、なつぽいがドロップキック、ネックスクリュー。キッドが返すと、なつぽいが張り手。キッドの突進になつぽいがジャーマン3連打。キッドが返すと、なつぽいは「終わり!」とフェアリアルギフトへ。しかしキッドの肩が上がる。なつぽいが引き起こし、バックを取る。腕をクロスするがキッドがこらえる。なつぽいが戻るがキッドが回転して丸め込む。返したなつぽいはフィニッシュを予告しバックを取る。キッドが切り返すと丸め込みの応酬。15分経過。なつぽいが走るとリング下から琉悪夏がボックス殴打。キッドがなつぽいを寝かせてコーナーからムーンサルトプレス。決まったと思われたがなつぽいがクリアー。キッドが黒虎天罰も2カウントどまり。キッドは変型タイガーのスター・スープレックス。形が崩れかけるもホールドすると3カウント。キッドがハイスピード王座を奪取した。

キッド「8度目の挑戦でやっとやっと、やっと、やっと、自分の腰に巻くことができました。7回も負けてきて、こんなに恵まれないベルトあるか? なあ、なあ! 私は、このベルトに対してムカつくよ。なあ、ムカつくよ、こんなベルト! ムカつくけどな、諦めなければベルトは巻けるってことを大江戸隊のスターライト・キッドが証明してやったんだよ。私はもっともっともっともっと、ハイスピードを活性化させていきたい! AZM、コグマ、なつぽい、ハイスピードだけの選手じゃなくてもな、誰の挑戦だって受け入れてやるよ。次は挑戦者全員を私が天罰を下す番だ。全員グッバイ!」

キッドのコメント

「8度目の挑戦で、やっと私の手元にやってきてくれた。このベルトに対する思いは一番あるはずなのに、ずいぶんと時間がかかったわ。そしてずいぶんとムカつくベルトだわ、これは。でもなあ、私はこのベルトの防衛戦を通して、いままでハイスピードで嫌なほど味わってきた屈辱!私の中の心の闇を全部!刻み込む、しまい込む。完全ダークな私の、私だけのハイスピードのベルトに染め上げてやる。このベルトは、私の闇のハイスピードベルトだ。そして闇のハイスピードチャンピオンだ!」

 

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