『新宿大会』
12月4日(土)新宿FACE(観衆237人=超満員札止め/コロナ対策限定人数)
試合結果
◆タッグマッチ 15分1本勝負 |
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○フキゲンです★ |
6分41秒 |
桜井まい |
鹿島沙希 | レディ・C● |
◆タッグマッチ 15分1本勝負 |
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ひめか |
8分15秒 |
吏南● |
○舞華 | 小波 |
◆6人タッグマッチ 20分1本勝負 |
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葉月 |
16分7秒 |
月山和香● |
○コグマ | ウナギ・サヤカ | |
岩谷麻優 | 中野たむ |
◆タッグマッチ 20分1本勝負 |
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○上谷沙弥 |
9分58秒 |
スターライト・キッド |
渡辺桃 | 琉悪夏● |
◆タッグマッチ 30分1本勝負 |
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○林下詩美 |
16分11秒 |
なつぽい● |
AZM | 朱里 |
試合詳細レポート
◆タッグマッチ 15分1本勝負 |
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○フキゲンです★ |
6分41秒 |
桜井まい |
鹿島沙希 | レディ・C● |
レディ・Cと桜井まいがフレッシュなタッグを結成し鹿島沙希&フキゲンです★の大江戸隊と対戦する。レディ&桜井が大江戸隊のスポーツ紙攻撃をかいくぐりどこまで勝利を手繰り寄せられるか。鹿島は11・28郡山を欠場したが、1試合で復帰となる。
スポーツ紙で大江戸隊が殴り掛かり試合開始。桜井にスポーツ紙でのクローズラインを決めてフキゲンがヘアーホイップ、コーナーに追い込み顔面を踏みつける。鹿島も自軍コーナーで顔面を踏みつけると相手コーナーにもっていきレディを落とす。さらに首筋を踏みつけて攻撃。フキゲンがスポーツ紙で殴打の連続、鹿島がボディースラムから片ヒザでカバーする。フキゲンが桜井の髪を踏んで顔面も踏みつけていく。桜井がエルボー連打で向かっていくが、鹿島がストンピング連打、グラウンドコブラツイスト。レディがたまらずカットに入ると桜井と合体。しかし鹿島がまとめてフェースクラッシャー。フキゲンが桜井に串刺し攻撃を仕掛ける。しかしそのたびに桜井が足を出してカット。フキゲンがかわして地獄突き。フキゲンが突進すると桜井がビッグブーツ。替わったレディがフキゲンにジャイアントスイング右回転から左回転。フキゲンが返すと、レディがコブラツイスト。フキゲンがエスケープもレディがビッグブーツ、桜井がエプロンからビッグブーツ、レディが脳天唐竹割り。返したフキゲンにレディと桜井がフェースクラッシャーと河津落としの連係。2人をコーナーに振って串刺し攻撃から鉢合わせにさせる。しかし大江戸隊が同士討ちを誘い込み2方向で丸め込み。レディを丸め込んだフキゲンの勝利が宣告された。
◆タッグマッチ 15分1本勝負 |
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ひめか |
8分15秒 |
吏南● |
○舞華 | 小波 |
ドンナ・デル・モンドの舞華&ひめか組が大江戸隊の小波&吏南組と対戦するタッグマッチ。舞華とひめかのアーティスト・オブ・スターダム王者に若い吏南が挑む図式になりそうだ。吏南をどこまで小波が引っ張るかが勝負のカギ。物おじしない吏南だけに、突破口を見出すのも不可能ではないだろう。試合前には会見がおこなわれ、12・29両国を最後に小波が退団することが発表された。最後の相手は会見で名乗りを挙げたジュリアが決定的。スターダムの小波は残り1カ月弱となる。
舞華と小波の先発でゴング。小波が首を取りにいくと舞華がヘッドロック。小波がロープに振ると舞華がショルダータックル。吏南がエプロンから蹴り飛ばし小波を援護。小波は舞華をロープに固定し吏南とともに顔面を攻撃する。小波は舞華にサッカーボールキック。吏南が舞華にヘアーホイップの連続から顔面を踏みつける。小波が自軍コーナーで舞華の顔面を踏みつけ右腕にエルボー、ストンピング。舞華が返してロックボトム。ひめかがショルダータックルを小波に連発。吏南が割って入りダブルでの攻撃を試みる。しかしひめかが次々とショルダータックルを浴びせ小波に逆片エビ固め。小波がエスケープするとバックキックもバックフリップを食らう。舞華が小波に串刺しラリアット、ショルダータックル。ブレーンバスター狙いは小波がこらえて背後からスリーパー。腕を固めるとひめかがカット。排除した吏南が舞華を投げて小波が頭部にドロップキック。舞華が返すと小波は腕を固める。舞華がエスケープすると、小波が延髄斬り。吏南が舞華に串刺しエルボーアタック、ドロップキック。返した舞華に吏南が柔道殺法の連続から卍固め。ひめかがカットしようとするが小波が排除。舞華がエスケープすると、吏南が丸め込む。吏南はフィッシャーマンもひめかのカットが間に合う。ひめかはニーを叩き込み、舞華とラリアットの競演。舞華が吏南にブレーンバスター。小波がカットするが、舞華は吏南へラリアット。なんとか吏南が返すと舞華は炎華落とし。3カウントが入り舞華が勝利となった。
◆6人タッグマッチ 20分1本勝負 |
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葉月 |
16分7秒 |
月山和香● |
○コグマ | ウナギ・サヤカ | |
岩谷麻優 | 中野たむ |
11・28郡山では岩谷麻優&葉月&コグマ&羽南組が8人タッグマッチでドンナ・デル・モンドの朱里&舞華&ひめか&なつぽい組に敗れてしまった。葉月の加入以来快進撃を続けていたSTARSだが連勝がストップしてしまったことになる。よってこの試合はSTARSにとって仕切り直しのカードといっていいだろう。このトリオではまだ負けのない岩谷&葉月&コグマ組がCOSMIC ANGELSの中野たむ&ウナギ・サヤカ&月山和香組と対戦。目まぐるしい展開必至の闘いだが、ここは月山の頑張りがキーポイントになりそう。白いベルトを懸けてアイコン対決をおこない引き分けた中野と岩谷の遭遇も、大きな見どころのひとつだ。また、試合前に会見がおこなわれ、コグマと月山がスターダム所属になることが明らかになった。両者にとって、この試合が所属選手としての初戦となる。
両軍が握手をかわすがコグマが中野とウナギからの盗品を掲げる。中野とウナギが詰め寄るが、月山は「ここは私に任せてください」と先発を買って出る。しかしコグマが背中を踏みつけSTARSが合体。連係で月山を攻め込みトリプルドロップキックを命中させる。岩谷が月山にサッカーボールキック。月山が返すと、岩谷は逆片エビ固め。葉月が月山をボディースラムで叩きつけセントーン、顔面ウォッシュ。月山が返すが葉月が連続で押さえ込む。月山が向かっていくが葉月がエルボーで吹っ飛ばす。葉月の突進に月山がヒザへのドロップキック。替わったウナギが葉月に串刺しエルボー、フェースクラッシャー。葉月が返すと、ウナギは大ふへん固め狙い。コグマがカットし葉月と合体もウナギが阻止してカカト落とし、ギロチンドロップ。葉月が返すとエルボーの打ち合いに。葉月が二段蹴りにウナギがビッグブーツ。ウナギが打ち勝つが、葉月がスワンダイブ式ミサイルキック。岩谷がウナギにドロップキック、ノーザンライト。ウナギが返すと、岩谷はダイビングフットスタンプ、かわしたウナギがコードブレイカー、ギロチンドロップ。岩谷が返すと、ウナギが大ふへん固めの構え。岩谷が切り返すとグラウンドへ。ウナギが丸め込むが岩谷が返す。ウナギが岩谷の突進をキャッチしマットに叩きつける。中野が岩谷に串刺しで突進。かわした岩谷のドロップキックをかわして中野がドロップキック、串刺しエルボーアタック、ミドルキック、カカト落とし。岩谷が返すと、中野とエルボーの打ち合い。中野がバックドロップ。コーナーに上がると葉月が押さえて岩谷が雪崩式フランケン、トラースキック。10分経過。岩谷は中野にフルネルソンの構え。ウナギがスタナーで援護し中野がジャーマン。しかし、コグマがカットに成功。月山がコグマにドロップキックの連打。コグマが返すと月山はパロ・スペシャルへ。コグマがエスケープすると月山の突進をかわし葉月と合体、コグマがDDT。コグマがバックを取るが中野がカット、ウナギがギロチン、月山がミサイルキック。コグマが返すと、月山がグラウンドで首を極めるサブミッション。STARSがカットするとコズエンがカカト落としで競演。月山が両腕をクロスしシットダウン。岩谷と葉月がドロップキックで援護しコグマがバックを取る。月山が丸め込みの連続でコグマを追い込む。しのいだコグマが月山にRKO、STARSがロケット発射、葉月が叩きつけコグマがダイビングボディープレス。月山が返せずコグマが3カウントをゲットした。
◆タッグマッチ 20分1本勝負 |
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○上谷沙弥 |
9分58秒 |
スターライト・キッド |
渡辺桃 | 琉悪夏● |
12・18大阪で敗者強制ユニット移動マッチをおこなうクイーンズクエストと大江戸隊が前哨戦。当事者の渡辺桃とスターライト・キッドが直接対決で激突する。桃は上谷沙弥、キッドは琉悪夏を率いてのタッグマッチで先手を奪うのはどちらか? 虚々実々の駆け引きが展開されそうだ。
最後に桃がコールされたところで大江戸隊が襲撃、桃がキッドにエルボー連打もキッドがネックブリーカー。キッドが桃の首を取り後頭部をマットに叩きつける。キッドは「マスク脱がせるもんなら脱がしてみろ」と挑発しながら首を踏みつける。琉悪夏が自軍コーナーでキッドともに顔面を攻撃。ヘアーホイップで叩きつけるとコーナーで首を踏みつける。桃はカウンターのドロップキック。上谷が琉悪夏に串刺しニーアタック。ドロップキック、逆エビ固め。大江戸隊が合体も上谷がかいくぐってドロップキック。琉悪夏の背中にも決めるが2カウント。桃が琉悪夏にミドルキック乱打。桃の突進に琉悪夏がボディーアタック。キッドが飛びついてコルバタ、ドロップキック、その場飛びムーンサルト。桃はボディーアタックをかわしミドルキック、サッカーボールキック。キッドが丸め込むも桃が蒼魔刀。桃はチキンウイングフェースロック。琉悪夏がラリアットで援護しキッドが619をヒットさせる。キッドは旋回式ボディープレスもかわされ上谷が二段蹴り。琉悪夏が上谷を排除しキッドに指示。キッドは桃に突進もハイキックを食らう。しかしキッドがドロップキック。桃はハイキックもう一発。両者ダウン状態からタッチ。琉悪夏がラリアット、串刺しでも決めてセントーン。上谷が返すと、琉悪夏の突進に桃がドロップキック、ブレーンバスター、上谷がバック宙ニードロップ。琉悪夏がコーナーに振るが上谷がスワンダイブ式ボディーアタック。琉悪夏がコンプリートショット、キッドと合体してのブレーンバスター。琉悪夏がフィッシャーマンも桃がカット。琉悪夏がフィニッシュを宣言しコーナーへ。桃がハイキックで落として上谷と桃が合体。琉悪夏がかわしてキッドがボディーアタック。琉悪夏がラリアットも上谷がかわして丸め込む。3カウントが入り上谷が琉悪夏を破った。試合後には桃とキッドが睨み合い。
◆タッグマッチ 30分1本勝負 |
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○林下詩美 |
16分11秒 |
なつぽい● |
AZM | 朱里 |
林下詩美&AZM組のクイーンズクエストと朱里&なつぽい組のドンナ・デル・モンドによるタッグマッチ。詩美と朱里には12・29両国でおこなわれるワールド・オブ・スターダム王座前哨戦だ。11・27代々木では詩美が舞華を破り赤いベルトⅤ9を達成、この日は朱里がSWA世界王座を防衛するとともに赤いベルト挑戦権利証も守り、両国でのタイトルマッチを決めた。晴れて詩美と朱里が約束通りに相まみえることとなったが、まずはこの前哨戦でどんな絡みが見られるか注目である。また、AZMとなつぽいのハイスピード闘争もこの試合の大事な要素。両国でのハイスピード王座戦が決まったAZMはコグマとともに3WAYマッチでスターライト・キッドに挑戦する。それだけに、なつぽい相手に加速をつけたいところだろう。また、AZMには5★STAR GPで勝利しながらも挑戦権利証マッチ&SWA世界王座戦で敗れた朱里との再会も見逃せない。朱里が詩美ばかりに気を取られているようだと、タイトルマッチを前に再び不覚をとる可能性も出てくるだろう。それは詩美にも言えること。一瞬も目が離せない攻防が展開されそうだ。
詩美と朱里が向かい合い、そのまま試合がスタート。バックの取り合いからグラウンドで詩美がネックロック。朱里が切り返して腕十字狙い。詩美がかわすと朱里が足を狙うがブレイクに。バックの取り合いから朱里が腕を取る。詩美が切り返して腕の取り合い。朱里がストンピング連打を放ち視殺戦を展開。AZMとなつぽいがロープワークの攻防。アームホイップからなつぽいがドロップキック。なつぽいと朱里が合体し串刺し攻撃をAZMに仕掛ける。合体のボディープレスをDDMが決めるがAZMがクリアー。詩美がドロップキックで援護しAZMがコーナーに叩きつける。詩美が滞空時間を取ってボディースラム、フロントネックロック。AZMがなつぽいをコーナーに追い込み串刺しドロップキック。返したなつぽいにAZMが「こいよ」と挑発。エルボーの打ち合いからなつぽいがクロスボディー。朱里がAZMにドロップキック。詩美が乱入しAZMと合体。朱里が分断し詩美にコードブレイカー。朱里はAZMに腕十字狙い。AZMがエスケープすると。ラリアットをかわす。朱里はブレーンバスターを阻止するがAZMがアームロック。朱里が切り返すとAZMがドロップキック。朱里のキックをつかんでAZMがバックへ。切り返されたAZMだがミサイルキックで吹っ飛ばす。詩美がドロップキックから朱里へ串刺しエルボーアタック。ミサイルキック。朱里が返すと、詩美はスリーパー。朱里がエスケープするとエルボーの打ち合いに。朱里が抱え上げてマットに叩きつける。詩美がラリアットをかわしてショルダータックル。朱里がミドルキックの連打。カサドーラで飛びつかれた詩美だが受け止めてジャーマン。朱里もジャーマンのお返しを決めてファイナルカット。なつぽいが詩美にダイビングボディーアタック、飛びついての卍固め。AZMがカットし詩美と合体攻撃。詩美はなつぽいにラリアット。なつぽいが返すと詩美はフィニッシュを予告してアルゼンチン。なつぽいがしのぐと朱里のアシストからネックブリーカー。なつぽいは詩美にネックブリーカー狙いもサイドバスターで叩きつけられる。朱里と詩美がエルボー合戦。QQが合体もDDMがかいくぐりダブルのドロップキックで場外に送り出す。なつぽいがプランチャで飛び、詩美をリングに戻すとスイングネックブリーカー。詩美が返すと、なつぽいがバックを取る。詩美が切り返しバックの取り合い。なつぽいが丸め込むが2カウント。DDMが合体しドロップキックの競演。なつぽいがジャックナイフ。詩美が返すとなつぽいはコーナーへ。AZMがカットし詩美が叩きつけるとAZMがダイビングフットスタンプ、詩美がラリアット。詩美がジャーマンを狙うが朱里がハイキック。なつぽいがジャーマン。15分経過。なつぽいが飛びつくが詩美がかわしてラリアット。詩美はジャーマンも朱里がカット。詩美はアルゼンチンで担ぎ上げ旋回して叩きつける。トーチャーラックボムから3カウントが入り、詩美が勝利した。
詩美「スターダム年内最終戦両国まで、あと1カ月を切って、おい、今日見たとおりだよ。準備万端だよ。朱里決着つけようぜ」
朱里が詩美に張り手。
朱里「なめてんじゃねえぞ! 私は、オメエに負けねえよ。絶対負けねえ。覚悟しとけよ。このベルトは私のものだ!」
朱里がリングを降りる。
詩美「赤いベルトは12月29日、必ずこの赤の女王・林下詩美が守り抜いてみせます。みなさん楽しみにしててください。そして、その前に12月、もう一個、大阪大会ではクイーンズクエスト対大江戸隊。私たちは5人でクイーンズクエスト負けることはないですし、 また皆さんの前に5人でクイーンズクエスト見せますので、楽しみにしててください。2021年、まだまだ最後までみなさんスターダム楽しんでいってください。いまを信じて?明日に輝け?誰を信じるかは自分で決めろ、Bow down to the queens!」
詩美&AZMのコメント
詩美「メインイベント、私とAZMさんでしっかり勝利しました。私としましては赤いベルト前哨戦、みなさんに見ていただいた通り、12月29日両国に向けて赤い女王・林下詩美は準備万端です。必ず朱里からベルトを守って2021年最後まで林下詩美として終わりたいと思います」
AZM「私はまだハイスピードがあるんですけど、その前にキャプテンフォールマッチ。私は桃ちゃんとゴッデスを取る夢がまだかなっていないので、このままMOMOAZ、そしてクイーンズクエスト5人でこのまま2021年きれいに終わりたいと思います」
――詩美は試合後、朱里から張り手をもらったが。
詩美「痛かったです。まあ痛かったし、今日はタッグだったのでまだまだ朱里も私とやりたりないんだろうなと思いました。12月29日に向けて私は準備万端ですし、あちらも準備万端なのがすごく伝わりました」