2022/02/22 試合結果

2022年2月21日 『後楽園大会』

『後楽園大会』
2月21日(月)後楽園ホール(観衆714人=満員/コロナ対策限定人数)

試合結果

◆タッグマッチ 15分1本勝負
フキゲンです★

8分28秒
マイエンブレム→片エビ固め

羽南●
○鹿島沙希 コグマ

◆シングルマッチ 15分1本勝負
渡辺桃

10分11秒
コーナーに打ち付け→エビ固め

白川未奈

◆6人タッグマッチ 20分1本勝負
上谷沙弥

11分29秒
ダイビングフットスタンプ→片エビ固め

向後桃●
林下詩美 葉月
○AZM 岩谷麻優

◆6人タッグマッチ 20分1本勝負
○桜井まい

15分20秒
ダイビングエルボードロップ→片エビ固め

月山和香●
MIRAI ウナギ・サヤカ
ジュリア 中野たむ

◆DDMvsプロミネンス タッグマッチ 20分1本勝負
テクラ

20分00秒
時間切れ引き分け

藤田あかね
朱里 世羅りさ

◆アーティスト・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負
<王者組>

19分0秒
ラ・マヒストラル

<挑戦者組>
○なつぽい スターライト・キッド
ひめか 琉悪夏●
舞華 吏南

※第26代王者組の舞華&ひめか&なつぽいが5度目の防衛に成功

 

試合詳細レポート

練習生・松田みゆが3・11品川でデビューへ

安藤リングアナに呼び込まれ、練習生の松田みゆがリングへ。

松田「2月19日、プロテストに合格しましたら、松田みゆです。19歳です。よろしくお願いいたします! この場を通じて、一つ、お願いがあります。デビュー戦の相手に、林下詩美選手!よろしくお願いします!」

詩美が登場し、リングへ。

詩美「松田みゆ、プロテスト合格おめでとう。私でよかったら、デビュー戦の相手やってあげますよ。私は松田みゆ、あなたに少し期待してるんで、全力でかかってきてください」

2人が握手をかわすと松田が「お願いします!」と頭を下げる。

小川エグゼクティブプロデューサー「デビューをお祝いして311日のメインカードとしておこないます」

これにより、3・11品川「NEW BLOOD1」のメインとして詩美vs松田がおこなわれることが決定した。

◆タッグマッチ 15分1本勝負
フキゲンです★

8分28秒
マイエンブレム→片エビ固め

羽南●
○鹿島沙希 コグマ

 STARSのコグマ&羽南と大江戸隊の鹿島沙希&フキゲンです★がタッグで激突。コグマはゴッデス・オブ・スターダム王者で羽南はフューチャー・オブ・スターダム王者。どちらも2日後の2・23長岡で防衛戦が控えているだけに、弾みをつけたい試合である。が、そこは大江戸隊だけに易々と勝利を与えるつもりはいだろう。鹿島、フキゲンとも、いつどこからでも丸め込んでくるだけに要注意だ。

 ゴング前に大江戸隊が奇襲を仕掛けるも、目前でSTARSがクマポーズ。鹿島が怒ってスポーツ紙で殴打する。羽南がフキゲンめがけてダッシュも鹿島が介入し、ダブルでスポーツ紙殴打。鹿島が羽南を自軍コーナーで捕獲して攻撃。髪を束ねてマットに叩きつける。さらにボディースラムから顔面を蹴飛ばしエプロン際でダブルの攻撃。羽南が払い腰でフキゲンを叩きつけコグマに託す。コグマが向かっていくと鹿島が乱入、しかしコグマがまとめてクロスボディー。フキゲンが「デース!」と連続してポーズを決め、流れでクマポーズに持っていく。コグマも一緒にクマポーズもフキゲンがサミング。鹿島がコルバタから突進するとコグマがかわして背中を踏みつける。羽南が串刺しドロップキックから鹿島にボディーアタック。鹿島が返すと、羽南がダブルリストの構え。鹿島がこらえるとSTARSが合体ドロップキック、羽南がSTO。しかし鹿島がクリアーに成功。すると羽南がフィニッシュを宣言。鹿島が切り返すがコグマがミサイルキックをぶち込み羽南がフェイマサ―。フキゲンのカットが間に合うと、羽南はあらためてフィニッシュを予告しバックドロップの構え。鹿島が切り返すとフキゲンがコーナーに振って鹿島がビッグブーツ、アストロシザーズ。鹿島が押さえ込むがコグマのカットが間に合う。鹿島はダブルアームの構えも羽南が丸め込む。鹿島が返すとハイキック。返した羽南に鹿島はダブルアーム式フェースバスター、フィニッシュを宣言してマイエンブレム。3カウントが入り鹿島が羽南を破った。

◆シングルマッチ 15分1本勝負
渡辺桃

10分11秒
コーナーに打ち付け→エビ固め

白川未奈

 白川未奈と渡辺桃が一騎打ち。前哨戦や遺恨など特にこれといったテーマはないものの、こういったシングルマッチから何かが生まれる可能性もあるだろう。とくにシングル王者の座を虎視眈々と狙っている白川には元白いベルト最多防衛記録保持者との対戦はなにかをつかむ大きなチャンス。2日後のゴッデス・オブ・スターダム王座挑戦に向けても勢いをつけたいところだが…。

 腕の取り合いから白川がヘッドロック。桃が取り返し首の取り合い。桃が髪をつかむと白川がエルボーを打ち込んでいく。白川の連打を桃が受けると反転してロープに振る。白川はグラビアポーズでフェイントをかけ桃の蹴り足をキャッチして突進。そこへ桃がドロップキックをぶち込む。桃は白川にヘアーホイップ。桃は首を踏みながらカバーの体勢。白川が返すと桃は相手をクソババア呼ばわりし仁王立ち。白川がエルボーで向かっていくと桃もやり返す。桃はセコンドのウナギにも「オマエはクソババアだな」。怒りの白川がフライングクロスチョップ、串刺しエルボー、サイドからドロップキック。桃が返すと、白川が突進。桃がかわしてPKを放つ。桃は串刺しドロップキック、2発目と見せかけミドルキック、ブレーンバスター。桃がチキンウイングの構えにいくと白川が切り返しエルボーの打ち合いに。桃が連打しミドルキックも連発。白川がロープの反動を利用しDDT、ダイビングエルボーアタック。桃が返すと白川が後方に投げつける。返した桃に白川はインプラントDDT狙い。桃がかわして裏投げで叩きつける。返された桃はチキンウイングフェースロック。Bドライバー狙いは白川が丸め込むも、桃が蒼魔刀。桃がダイビング蒼魔刀も決めるが2カウントどまり。ならばと桃は胴締めチキンウイングフェースロック。白川がエスケープすると桃はフィニッシュを宣言しテキーラ狙い。白川がこらえてカウンターのバックエルボー。2発目がレフェリーに誤爆してしまう。白川がグラマラスコレクションMINAもレフェリー不在。白川が突進すると桃が切り返して丸め込む。これで3カウントが入り、桃が白川を破った。

◆6人タッグマッチ 20分1本勝負
上谷沙弥

11分29秒
ダイビングフットスタンプ→片エビ固め

向後桃●
林下詩美 葉月
○AZM 岩谷麻優

 上谷沙弥&林下詩美&AZMのクイーンズクエストと岩谷麻優&葉月&向後桃のSTARSが6人タッグマッチで全面対決。この試合でカギを握るのはSTARSの新メンバー向後になりそう。ハイレベルな展開にどれだけついていけるかと同時に、前日の勢いそのままに勝利も自身の手でつかみたいところだろう。この試合の結果、内容次第では向後の大化けにも期待できそうだ。

 向後が率先して握手を求めて手を差し出す。STARS全員で求めるが、QQは応じない。向後が先発を買って出て振り向くと詩美。向後は岩谷の方を見るがそのままゴング。向後が気合を入れて手四つに誘う。詩美が上になりすぐに倒す。向後が突進すると詩美が受けて立つ。何度もぶつかっていく向後を詩美がはねのけていく。向後は「オマエがいけ!」と要求。詩美が突進しショルダータックルで軽く吹っ飛ばしてみせる。QQがトリオで串刺しドロップキック、詩美が高々とボディースラム。上谷とAZMが向後に連係で攻撃。向後が返すと、上谷がボディースラム。カバーの連続を向後が何とかしのぎ切る。向後がエルボーを連打すると上谷が仁王立ちで受けて立つ。上谷の突進に向後がドロップキック。岩谷もドロップキックで続き突進をかわして丸め込みからドロップキック。詩美が上谷と合体も岩谷がまとめてアームホイップ、ドロップキック。上谷がニールキックを岩谷に決めて詩美に託す。詩美は岩谷にショルダータックル、ミサイルキック。岩谷がカウンターでトラースキック。葉月が詩美に串刺しエルボー、コードブレイカー、顔面ウォッシュ。バックの取り合いから詩美がジャーマン。AZMが葉月に串刺しドロップキック、ワキ固め、かわし合いからブレーンバスター。向後がAZMにドロップキック。AZMの突進をかわしてボディーアタック。619をかわしたAZMがスワンダイブ式ミサイルキック。しかし葉月がカット成功。上谷と詩美が葉月にクローズライン。葉月がかわして向後がクロスボディー。キャッチした詩美と上谷に岩谷がダイブ。向後がAZMに619を放つが返される。向後はAZMにネクター・ピーチ狙い。AZMが切り返してサブミッション。しかし葉月がカットする。AZMは向後にボディースラム、ダイビングフットスタンプ。向後がかわして丸め込むが2カウント。AZMはドロップキック、PK。向後が切り返し丸め込む。岩谷と葉月が共演を試みるが上谷と詩美が切り返す。詩美がバックフリップで叩きつけAZMがダイビングフットスタンプ。3カウントが入りAZMが向後を破った。

 

上谷組のコメント

AZM「本日、クイーンズクエスト勝利しました。久しぶりの勝ちかな。私は長岡でスターライト・キッドとハイスピードが待ち構えているので、キッドも大江戸隊だけど、大江戸隊を倒すという意味で、私たちクイーンズ・クエストがまたオマエらを倒して逆襲してやるから、楽しみにしとけよ」

上谷「私は苦い思いのあるアオーレ長岡でメインイベント決定しました。そこでなつぽい、全力の勝負をしよう。その上で私が防衛してみせる」

詩美「大江戸隊! SNSもリング上もふざけたことばっかり言ってるから、じゃあさっさとカード組めよ。望み通り潰してやるよ」

◆6人タッグマッチ 20分1本勝負
○桜井まい

15分20秒
ダイビングエルボードロップ→片エビ固め

月山和香●
MIRAI ウナギ・サヤカ
ジュリア 中野たむ

 ドンナ・デル・モンドのジュリア&MIRAI&桜井まい組とCOSMIC ANGELSの中野たむ&ウナギ・サヤカ&月山和香組が6人タッグマッチで激突する。試合のポイントを担うのは、桜井と月山の対戦だ。桜井は2・12大阪でコズエンを離脱、DDM加入を表明した。翌日の京都では予定通りに桜井と月山がタッグを組んだが、チームワークは皆無で月山が敗れた。コズエンからの離脱に対し中野は月山に桜井を取らせると発言。そこから初の対戦となるだけに、両者の遭遇は要注目だ。前日の千葉ではDDMの桜井が本格的にスタートしており、桜井はジュリア&テクラとのトリオで勝利に貢献してみせた。桜井からすれば月山で止まってはいられないとの思いがあるだろう。そんな状況下でどんな闘いが繰り広げられるのか? 

 ジュリアはこの日が誕生日であることがコールで紹介される。月山と桜井が向きあい試合開始。ロックアップからすぐに桜井がヘッドロック。月山が切り返すと桜井はヘッドシザーズ。月山が反転しレッグロックからネックロックへ。桜井がロープに振ると月山がクロスボディー。コズエンが桜井をトリオで攻撃。月山が桜井にエルボー連打。桜井がロープに振るとスタナー、ドロップキック。ジュリアが月山にボディースラム、片ヒザでカバー。足をロックすると中野がカットしようとする。ジュリアが怒り向かっていくと月山が丸め込む。MIRAIが月山をコーナーに叩きつけボディースラム。月山がエルボーで向かっていくがMIRAIが一発で倒してみせる。MIRAIの突進に月山はクロスボディー。ウナギがMIRAIへ串刺しエルボー、フェースクラッシャー。大ふへん固め狙いは桜井がカットしMIRAIと合体。しかしウナギが分断しまとめてカカト落とし、ギロチンドロップ。ウナギの突進にMIRAIが受け止めボディースラム。ジュリアがウナギにドロップキック。中野が入りジュリアと睨み合い。中野がネックブリーカーからダブルニードロップ。ジュリアはコーナーに乗せてネックブリーカー、ミサイルキック。桜井とジュリアが合体のビッグブーツ。MIRAIが固めてジュリアと桜井が背後からドロップキック。ジュリアが中野を羽交い絞めも桜井のビッグブーツがかわされ誤爆。中野が桜井に手を差し出すと桜井が張り手。中野が狙いすまして張り手を打ち込みバックドロップ。桜井が返すと、月山がタッチを申し出る。月山が入り桜井にドロップキック連打。エルボーを打ち合い月山が連打から突進。桜井が切り返しSTF、ジュリアは中野を止めて援護する。10分経過。桜井が月山にビッグブーツ。月山が返すと、桜井が突進、ウナギと中野がカットし月山がドロップキック。しかし桜井が返してみせる。月山がミサイルキックも桜井が返す。月山が両腕をクロスしシットダウン。コズエンがDDMを分断し月山に託す。月山は桜井をコーナーに追い込むがジュリア、MIRAIがカット。ジュリアが抱え上げて後方に投げすてると桜井がダイビングエルボードロップ。しかし中野がカットする。桜井は「決めるぞ!」と絶叫も月山が丸め込みの連続。桜井がビッグブーツからダッシュ。月山がオースイスープレックス。乱戦からリング上は桜井が月山にビッグブーツ。月山が立ち上がり向かっていくが桜井が抱え上げて前方に叩きつける。月山がギリギリで返すと桜井はボディースラムからダイビングエルボードロップ。3カウントが入り桜井が月山を破った。

桜井「私がドンナ・デル・モンドの桜井まいだ。全然勝ち星がないコズエンをやめて、せいせいしてるよ! 私はこのDDMで人気先行じゃなく、実力をつけてみせる。わかる!?」

◆DDMvsプロミネンス タッグマッチ 20分1本勝負
テクラ

20分00秒
時間切れ引き分け

藤田あかね
朱里 世羅りさ

 3・2627両国への参戦を表明しスターダムマットに乗り込んできたハードコア&デスマッチユニット、プロミネンス。前回の後楽園大会にも登場すると、朱里&テクラが両国前の対戦に名乗り。これにより今回のタッグマッチ、朱里&テクラ組vs世羅りさ&藤田あかね組が決定。朱里、テクラともアイスリボンのリングで世羅、藤田と対戦しているが、久々の再会がこのような形になるとは誰が予想できたか。プロミネンスには鈴季すずらもいるだけに、セコンドの動きにも要注意だ。

 先にプロミネンスの5人が登場し、世羅と藤田がリングイン。コールを受けた朱里が世羅と睨み合い。朱里と世羅の先発でゴング。朱里がローとミドルで威嚇しロックアップ。朱里がロープに追い込み慎重にブレイクしハイキック。世羅がかわすが朱里がテイクダウンを取りグラウンドにもっていく。世羅が抜け出し手四つの構えからバックの取り合い。朱里がヘッドロックに取ると世羅もヘッドロックに切り返す。朱里がロープに振るが世羅がショルダータックル、朱里は顔面蹴り。世羅が抑え込むが朱里が返す。朱里の蹴りを世羅がかわして睨み合い。藤田とテクラが対峙。テクラが「ヒサシブリダナ」とエルボー。藤田がやり返しエルボーの打ち合い。藤田が髪をつかんでいくとテクラがテイクダウンを取り腕十字狙いから押さえ込む。首の取り合いからテクラが腕を取る。テクラがエルボー連打、エプロンから誘い蹴り上げるとスタナーで叩きつける。朱里が藤田にサッカーボールキック連打。テクラが藤田に串刺しエルボー、藤田がショルダータックル。世羅が朱里を落としてからテクラをコーナーに追い込みエルボーアタック。テクラが返すと、世羅は逆エビ固め。しかし朱里がサッカーボールキックでカットする。藤田がテクラをチョップで倒しボディースラム、エルボードロップ。世羅がテクラにジャイアントスリング。朱里が乱入してドロップキックを見舞うが藤田に排除される。世羅はテクラの背中にダブルニードロップ。世羅が突進するとテクラがコルバタ。ビッグブーツ。朱里が世羅にドロップキック、藤田にコードブレイカー。朱里が世羅にフロントネックチャンスリードロップ、前後からのミドルキック、腕十字。返した世羅が旋回して叩きつけるが2カウント。10分経過。藤田が朱里を後方に投げつけるも2カウント。朱里がDDTを決めテクラに託す。テクラが藤田の後方からラリアット、インディアンデスロックから鎌固め。藤田のバックドロップから世羅がダブルニードロップ。藤田がパワースラムもテクラが返す。藤田が首を取って締め上げると朱里がカット。藤田がハイキックをブロックしエルボー、テクラがカウンターのスピアからハイキック、トラースキック。藤田がキャッチし張り手を阻止してヘッドバット。両者ダウン状態からタッチが成立。朱里と世羅がエルボー合戦。世羅と朱里がニーを打ち合い朱里がスリーパー。世羅が朱里に逆エビ固めから持ち上げてコーナーに叩きつける。残り5分。世羅と藤田がエルボー連打。朱里がつかまえてテクラのスピアを呼び込む。朱里がロー、世羅がエルボーで応戦。藤田が朱里を抱え上げバックフリップ、世羅がニーを投下。朱里が世羅を叩きつけテクラがダイビングボディープレス。朱里がスタンディングダイビングギロチン、山折り。しかし世羅の肩が上がる。残り2分。朱里が突進すると柊くるみが足を引いて場外に連れ出す。鈴季すずが蹴り上げ藤田がダイビングショルダータックル、世羅が叩きつけるがテクラのカットが間に合う。世羅は朱里を寝かせてダイビングダブルニー、朱里がかわしてニーアタック、世羅がバックフリップも2カウント。世羅が突進すると朱里がハイキック。朱里が世羅にミドル連打、ロープに乗せてDDT。しかし世羅の肩が上がる。ここでゴングとなり時間切れの引き分けに終わった。試合後も両軍がつかみ合い。そこにDDMのジュリア、MIRAI、桜井が登場しリングサイドへ。

世羅「おい、朱里、テクラ、20分じゃ足りねえな! 今日は決着つかなかったけど、両国、もっとやり合おうじゃねえか。オマエらの知らないプロミネンス、見せてやるよ」

すず「おいジュリア!」

ジュリアが「なんだよ!」と言って出てくる。

すず「オマエいつになったらあたしと試合するんだ? ビビってんのかコノヤロー!」

ジュリア「なめてんの? オマエらさ、両国両国言ってるけど、私は両国、朱里と大事なタイトルマッチがあるんだよ! てめえらに邪魔されてたまるかよ、コラ!」

すず「はぁ!? 対戦拒否ですか!? ジュリア、オメエの気持ちは、よーくわかったよ。そんなことより、オマエ今日誕生日なんだろ? ジュリアにとっておきの誕生日プレゼント用意してあっから、受け取れよ」

すずは蛍光灯を取り出して振りかざす。しかし朱里が立ちふさがり、バーブ佐々木レフェリーが蛍光灯を没収する。世羅が朱里にエルボーを打ち込むと、すずはジュリアに投げっぱなしジャーマンを敢行。DDMとプロミネンスが乱闘となった。

世羅「オイ! テメエら、両国はな、テメエ(朱里)とテメエ(ジュリア)がいねえならな、勇気あるやつ出てこいよ。待ってるぞ」

プロミネンスが退場。

朱里「あらためて両国、誰がプロミネンスとやるか、決めよう。みなさん、発表まで、ちょっと待ってください」

 

世羅&藤田組のコメント

世羅「おいおいおい20分ドローだって?」

藤田「(決着)つかなかったですね」

世羅「足りてないじゃん、時間。全然聞こえなかったわ。朱里と髪の毛つかみ合ってたら残り10秒とか聞こえて。足りるわけねえだろ、20分だ。スターダム、プロミネンスのことナメんなよ。20分じゃ足りねーよ。時間無制限でやっとけよ。まあしょうがない。決着つけることができなかったのは我々のあれでもあるし。次、両国? もちろんカード組まれますよね。これでないなんて言わせねーよ。ただ、朱里とジュリアがタイトルマッチ。で、勝った方が次の日もらしいじゃん。っていうことは、どっちか確実にいねーわけよ」

藤田「両国」

世羅「両方ともいねー可能性もあんのか?」

すず「それはないよ」

藤田「どっちかは、2人ともいない」

世羅「そう、2DAYS出るよ。1日目、朱里もジュリアもいねーなら、勇気あるヤツが出てこいっつってんだ。誰が出てくるんだろうね」

藤田「勇気あるヤツいなそうっていうか」

世羅「全然こなかったし」

藤田「つっかかってこいよ」

世羅「ほかのヤツら、欠場中の柊くるみで十分だよ。うちもね、プロミネンス、総出で迎え撃ちますんで。ドンナ・デル・モンド、全面対抗戦やろうじゃん。欠場中の選手は試合させないけど、フルメンバー、4人いるんでね。そっちも4人用意できるでしょ? 用意しとけよ。勇気あるヤツ待ってまーす。以上」

 

朱里&テクラのコメント

朱里「今日プロミネンスと試合をして、仕留めることができなかった。テクラごめん、ソーリー」

テクラ「悔しい。ホントに悔しい。ドロー、ダイッキライ、ホントに」

朱里「まだまだやり足りないし、私自身が潰したい。テクラ自身が潰したい。でも、私は両国赤いベルトのタイトルマッチが決まってます。両国、ドンナ・デル・モンドで選抜して誰がいくか、決めたいと思います。私はドンナ・デル・モンドを信じてる。両国で誰が出てもプロミネンス、潰してくれる。そう思ってます」

テクラ「おいプロミネンス。ディス・タイム・ユー・アー・ラッキー。ネクストタイム・ベリーベリーアングリー。ネクストタイム、イッツオーバー」

◆アーティスト・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負
<王者組>

19分0秒
ラ・マヒストラル

<挑戦者組>
○なつぽい スターライト・キッド
ひめか 琉悪夏●
舞華 吏南

※第26代王者組の舞華&ひめか&なつぽいが5度目の防衛に成功

 1・3高田馬場でスターライト・キッド&琉悪夏&吏南の大江戸隊若手舞台、YoungOEDがアーティスト・オブ・スターダム王座に挑戦表明。王者の舞華&ひめか&なつぽいが受諾したが、なつぽいが舞台出演のため約1カ月欠場。前回の後楽園のメインでキッドのハイスピード王座に挑戦し復帰。そして今回の6人タッグ王座戦となった。王者の舞ひめぽいがここまで4度の防衛に成功、COSMIC ANGELSが樹立したV7越えが当面の目標だけに負けられない闘いだ。一方のYoungOEDは大江戸隊の新機軸とも言っていい編成で、ユニットの今後も占う大事な試合となる。

 吏南が名乗りを挙げ先発で出てくると王者組は舞華が登場。グラウンドの展開からスタートし、首の取り合い。舞華が上になり腕十字もロープ際。吏南が突進すると舞華がショルダータックル。なつぽいが後方からドロップキック。吏南が返すとなつぽいが突進。キッドが止めて大江戸隊が合体攻撃。吏南は片足でカバーするがなつぽいが返す。吏南はなつぽいに「なめんじゃねえよ」とボディースラム。キッドがなつぽいにネックロック、後頭部をマットに叩きつける。なつぽいが返すと、キッドが顔面を蹴っていく。エルボーの打ち合いからなつぽいがマスクをつかむとドロップキック。琉悪夏がなつぽいに「こんなもんか」と軽く張り手。なつぽいは側転からドロップキック。ひめかが琉悪夏に串刺しアタック。ショルダータックルを琉悪夏がこらえて首を絞める。舞華とひめかがダブルのブレーンバスターを琉悪夏に決める。さらに吏南とキッドに次々と串刺しラリアット、ショルダータックル。ひめかは琉悪夏に逆片エビ固め。琉悪夏が腹部へのパンチ。キッドがひめかにコルバタ。619をかわしたひめかがキッドにバックフリップ。キッドが舞華を丸め込み、ダイビングボディーアタック。舞華がキャッチして後方に投げ捨て、さらにロックボトム。キッドが返すと、舞華が炎華落とし狙い。吏南がカットしキッドが舞華にフィッシャーマン。キッドがコーナーに上がるとなつぽいがカットしようとするがナツコが妨害、舞華はキッドに雪崩式ブレーンバスターを狙う。そこを琉悪夏がラリアット。キッドが切り返して雪崩式カサドーラで飛びついて叩きつける。さらに反対コーナーからダイビングボディープレス。しかしDDMがカット成功。キッドは舞華に突進もラリアットを食らう。キッドが飛びつくと舞華が止めてブレーンバスターで叩きつける。吏南となつぽいがリングイン。なつぽいがドロップキックを連打も吏南がかわして張り手を連打。左右から連打し突進してもう一発。吏南はなつぽいを起こすとノーザンライト。ゴリーボム狙いなつぽいが切り返し張り手の連打をお返し。吏南が逆さ押さえ込みからジャックナイフ。ひめかのラリアットからなつぽいがネックブリーカー。吏南が返すとなつぽいをブロックしてSTO。琉悪夏がなつぽいにコンプリートショット、フィッシャーマン。なつぽいがコルバタで飛びつき変型卍固め。琉悪夏が脱出し突進、琉悪夏がこらえてレフェリーを突き飛ばす。キッド。吏南。琉悪夏が串刺し攻撃。キッドと吏南で叩きつけると琉悪夏が冷凍庫爆弾狙い。舞華がカットし雪崩式ブレーンバスター。ひめかがラリアット、なつぽいがジャックナイフで続くがカットされる。なつぽいが場外へプランチャ。琉悪夏をリングに戻しなつぽいがフェアリアルギフト。かわした琉悪夏がセントーン。15分経過。琉悪夏のフィッシャーマン狙いをなつぽいがネックブリーカーに切り返す。琉悪夏がカウンターのクロスボディー。キッドが下からボックスで殴打すると琉悪夏がフィッシャーマン。しかひめかのカットが間に合う。吏南がひめかを卍固めで捕獲、琉悪夏が舞華にラリアット。キッドが場外にケブラーダ。リング上は琉悪夏となつぽい。ネックハンギングを切り返しなつぽいがジャーマンもラリアットを食らう。琉悪夏はなつぽいにネックハンギングボム。しかしなつぽいが返してみせる。吏南がダイビングダブルニードロップ。琉悪夏が冷凍庫爆弾投下。決まったと思われたがDDMがカット成功。琉悪夏はなつぽいを引き起こそうとるすが丸め込まれる。琉悪夏は大江戸隊を呼び込みトリオで攻撃。しかしひめかがラリアット、ショルダータックルで分断、しかし吏南がひめかの足を場外から引く。なつぽいが琉悪夏を丸め込むと3カウントが入った。試合後大江戸隊がなつぽいを暴行。KAIRIがリングに入りキッドと睨み合い。キッドがリングを下りるとマイクを握る。キッドはコーナー上に座りアピール。

キッド「おい、おい、おいKAIRI、テメエ、関係のねえヤツがなに出てきてんだよ。岩谷麻優はここにはいねえぞ。それとも、私が気になりすぎてリング上がっちゃった? フフフ。そんなに私とやりたいんだったら、両国の2日目、私がシングルやってやるよ。そこで、いまのスターダムを存分に味わわせてやるから。答えはイエスしかねえよな!?」

KAIRIはマイクを持つとキッドと反対のコーナー上に座ってみせる。

KAIRI「ヘイガイズ! レディース&ジェントルマン、ウェルカム・トゥ・スターダム! キッド君、ちょっと見ないうちに成長したねえ。フッ。嫌いじゃない。いいよ。両国、シングルマッチ。(ピストルでバンと打つ仕草をして)いいよ。どうですか? ウチらちっちゃい同士だけどさ、一番でっかい試合して、どっちかがぶっ倒れるまで、やり合おう」

キッドがロープを渡り中央まで進むと手招き。KAIRIもロープを渡って接近するとキッドが張り手。

大江戸隊が退場し、なつぽいがエプロンでマイク。

なつぽい「KAIRIさん、ありがとうございました。KAIRIさん、おかえりなさい。自分、次、白挑戦します! 絶対取ります! 上谷沙弥ちゃんじゃなくて、自分が取ります! 自分が取ります! 見ててください。また一緒にリングで向き合えるの、うれしいです」

KAIRIがなつぽいと小指で指切り。KAIRIが退場。

なつぽい「あらためまして、舞ひめぽい5度目の防衛しました! ガキンチョ退治、成功。DDM、上がってください。あさってには長岡で自分は白のベルト挑戦します。そして同門対決があったりとか、まだまだいろんなことが起きそうな予感がしています。でもDDMの勢いは止まらない! みんな、応援よろしくお願いします! それでは、MIRAI、まいちゃん、テクラ、朱里ねえちゃん、舞華ちん、ジュリアちゃん、ひめか、そしてなつぽいことなつぽい、世界に弾ける女たち、ドンナ・デルモンド、みんな、またなー! あ、バイぽ~い!」

舞華組のコメント

なつぽい「アーティスト・オブ・スターダム、5度目(の防衛)か?」

舞華「5度目」

なつぽい「5度目。いやあ、女神さまも笑ってる。あと何回防衛したら最多防衛記録超えるんだ?」

ひめか「3回かな?」

なつぽい「3回。誰だろうね、次?」

ひめか「次決まってないから」

なつぽい「早く来てほしいね」

ひめか「挑戦したい人がいたら、舞ひめぽいは絶対に拒まないのでどんどん来てください」

なつぽい「いやあ、KAIRIさん、うれしいね。絶対白も取りたいと思います。舞ひめぽ~い。バイぽ~い」

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