『名古屋大会』
3月21日(月・祝)名古屋国際会議場(観衆593人/コロナ対策限定人数)
試合結果
◆シングルマッチ 15分1本勝負 | ||
MIRAI |
9分42秒 |
天咲光由 |
◆タッグマッチ 15分1本勝負 | ||
○コグマ |
8分15秒 |
向後桃● |
羽南 | 葉月 |
◆8人タッグマッチ 20分1本勝負 | ||
桜井まい |
10分47秒 |
月山和香● |
なつぽい | ウナギ・サヤカ | |
○ひめか | 白川未奈 | |
舞華 | 中野たむ |
◆8人タッグマッチ 20分1本勝負 | ||
渡辺桃 |
11分18秒 |
レディ・C● |
スターライト・キッド | 上谷沙弥 | |
○吏南 | 林下詩美 | |
鹿島沙希 | AZM |
◆アリカバ・メモリアル 20分1本勝負 | ||
朱里 |
14分15秒 |
飯田沙耶● |
○ジュリア | 岩谷麻優 |
◆SWA世界選手権試合 30分1本勝負 | ||
<王者> |
10分58秒 |
<挑戦者> |
テクラ | 琉悪夏 |
※第8代王者のテクラが2度目の防衛に成功
試合詳細レポート
◆シングルマッチ 15分1本勝負 | ||
MIRAI |
9分42秒 |
天咲光由 |
3・11品川「NEW BLOOD1」でデビューした天咲光由が第5戦でドンナ・デル・モンドのMIRAIと初対決。MIRAIのパワーを期待の新人がどこまで耐えられるか?
天咲から「お願いします」と握手を求めMIRAIは「お願いします」と口で応じる。天咲がヘッドロックに取ると腕の取り合いからMIRAIがバックを取りネックロックへ。天咲もネックロックに取ってMIRAIが抜け出す。MIRAIがヘッドロックに取ると、天咲がロープに振ると見せかけてヘッドロックを決める。天咲がロープに振るとMIRAIが止まってフェースロックへ。MIRAIが背中を蹴飛ばしボディースラム。MIRAIがロープに振ってエルボー、天咲を引き起こしもう一発。ボディースラムからカバーするが天咲が肩を上げる。MIRAIは連続で押さえ込むも天咲がしのぎ切る。MIRAIがスリーパーにとらえると抜け出した天咲が突進。MIRAIがエルボーで迎撃し、天咲のエルボー連打を「打ってこい!」と受けて立つ。MIRAIのラリアットをかわして天咲がドロップキック、エルボー連打。コーナーに振られるのをMIRAIが拒否。MIRAIが突進すると天咲がかわして足をロープにかけるとそこにドロップキックを命中させる。もう一発ドロップキックを決めてヒザ十字。しかしロープ際でMIRAIがエスケープ。天咲がストンピング連打。MIRAIが止めてバックを取ると裏投げ気味に叩きつける。MIRAIは天咲を引き起こして突進。天咲が止めてヒザ十字へ。しかしMIRAIがエスケープ。天咲の突進をMIRAIがカットしバックドロップ狙い。天咲が切り返して投げを打つと側転串刺しエルボーからDDT。しかしMIRAIが肩を上げてみせる。天咲がダブルアームの体勢にいくがMIRAIがショルダースルー、抱え上げると前方に叩きつける。MIRAIが抱え上げると天咲が丸め込み。ダブルアームの体勢から変型パイルドライバー。MIRAIが返すと、エルボー一発で吹っ飛ばす。天咲が連打でやり返し、ブリッジして丸め込み。返したMIRAIに天咲が突進。しかしMIRAIがカウンターでラリアット。片ヒザでカバーするが天咲が返してみせる。するとMIRAIは逆エビ固めへ。絞り上げると天咲がタップしMIRAIの勝利となった。試合後、MIRAIが握手を求め健闘を称えようとすると、天咲はその手を払いのけた。
◆タッグマッチ 15分1本勝負 | ||
○コグマ |
8分15秒 |
向後桃● |
羽南 | 葉月 |
STARSの同門対決が実現。ゴッデス・オブ・スターダム王者の葉月とコグマが分かれて対戦する。葉月には向後桃、コグマにはフューチャー・オブ・スターダム王者の羽南。期限ギリギリまで挑戦したい向後にとっては格好のアピールの場となりそうだが…。
両軍がクリーンに握手をかわし、コグマが先発に名乗りを挙げると向後もクマポーズ。しかし向後は「葉月さんお願いします!」と葉月を送り出し、ゴッデス王者対決でスタート。コグマのクマポーズに葉月は応じず腹部にニーをぶち込む。ロープワークの応酬となりコグマがわき腹にドロップキック。キャメルクラッチにいこうとすると葉月が切り返してドロップキック。葉月はコグマの耳元で「(クマポーズを)やるわけねえだろ、バーカ!」と絶叫。コグマは替わった向後の背中を踏みつけカバー。羽南が向後にドロップキック、一本背負いからカバーの連続。エルボーの打ち合いから羽南が突進すると向後がドロップキック。葉月もドロップキックで続くと顔面ウォッシュ。別方向では葉月に続こうとした向後を切り返してコグマが顔面ウォッシュ。葉月がコグマにフェースロック、カットに入った羽南にも同時に決める。葉月がコーナーに振ると羽南がボディーアタック。コグマと葉月がエルボーの打ち合い。コグマが乱打しグラウンドでも打ちまくる。しかし葉月がカウンターで二段蹴り。葉月のコードブレイカーから向後がコグマにボディーアタック。コグマが向後をキャッチし逆エビ固め。しかし葉月がカットする。羽南がコグマと合体も葉月がかいくぐり向後がスワンダイブ式ボディーアタック、619を2人に決める。向後はコグマにフィッシャーマン狙い。コグマが切り返して丸め込む。向後も丸め込むが2カウント。羽南がフェイマサ―で援護し、コグマがミサイルキック。しかし葉月がカットする。コグマはフィニッシュを宣言するが葉月がアシストし向後がダブルリスト。コグマが丸め込むが向後が返す。向後も丸め込みにいくが2カウントどまり。コグマが向後のトラースキックをかわして丸め込むと3カウントが入った。
◆8人タッグマッチ 20分1本勝負 | ||
桜井まい |
10分47秒 |
月山和香● |
なつぽい | ウナギ・サヤカ | |
○ひめか | 白川未奈 | |
舞華 | 中野たむ |
ドンナ・デル・モンドの舞華&ひめか&なつぽい&桜井まい組とCOSMIC ANGELSの中野たむ&白川未奈&ウナギ・サヤカ&月山和香組が8人タッグマッチで全面対決。3・13後楽園でクイーンズクエストの上谷沙弥&林下詩美&レディ・C組を退けアーティスト・オブ・スターダム王座を防衛した舞ひめぽいに対し、前王者のコズエンが挑戦を表明。これにより両軍による対突マッチが実現濃厚となった。現王者組は6度防衛で当面の目標とする最多タイ記録まであと1と迫っている。その記録を保持するのが中野&白川&ウナギ組。記録を懸けてのタイトルマッチの前哨戦となるこの試合で先手を取るのはどのチームか。また、コズエン離脱に端を発する桜井と月山の絡みも注目。DDMで白星をつけ始めた桜井はすでに先を見ているが、初勝利を目指す月山の猛追に期待したい。
中野となつぽいが視殺戦。中野が突き飛ばすとなつぽいもやり返す。髪をつかみ合いアームホイップの応酬。中野が蹴りにいくとなつぽいがかわす。なつぽいはバックドロップを切り返しボディープレスの形に。中野がバックドロップで投げつけるとコズエンが合体。ウナギがなつぽいを固めて3方向からドロップキック。白川がなつぽいに吊り天井、変型ドラゴンスリーパー、サーフボードストレッチ。なつぽいが返すと、エルボーの打ち合いを仕掛ける。白川の突進をかわしてアームホイップからドロップキック。舞華が白川にショルダータックルの連発、桜井と合体し串刺しで連係攻撃、ビッグブーツの競演。舞華が白川を四方に見せつけながら滞空時間をとったブレーンバスター。白川が河津落としからドロップキックも舞華が返す。白川がウナギと合体し連係で攻撃。舞華が返すと白川にドロップキック。ひめかが中野の蹴りをブロックしニー。中野がエルボーでやり返すが、ひめかがバックドロップ、スライディングラリアット。ひめかはパワーボムの体勢も中野が切り返しコズエンが連係で攻撃。コズエンがひめかを捕まえ4人でカカト落とし。中野がひめかにジャーマンもDDMのカットが間に合う。乱戦で全員ダウン状態から月山が中野にタッチを申し出る。替わった月山はひめかにミサイルキックを連発。ひめかが返すと、月山はパロ・スペシャル、ロープに追い込み背中にドロップキック。エルボー連打をひめかが受けて立つと、DDMが次々と串刺し攻撃。ひめかが月山にアルゼンチン。中野がトラースキックでカットし、月山が丸め込む。ひめかが月山にラリアットを連打。ギリギリで月山が返すと、ひめかはアルゼンチンからフィニッシュを予告しJPコースター。月山が返せずひめかが3カウントを奪った。
◆8人タッグマッチ 20分1本勝負 | ||
渡辺桃 |
11分18秒 |
レディ・C● |
スターライト・キッド | 上谷沙弥 | |
○吏南 | 林下詩美 | |
鹿島沙希 | AZM |
上谷沙弥&林下詩美&AZM&レディ・C組のクイーンズクエストと渡辺桃&スターライト・キッド&鹿島沙希&吏南組の大江戸隊が全面対決。3・12高田馬場でのシングル五番勝負は2勝2敗1引き分けのドローとなり、今度は8人タッグマッチでの対戦となる。QQとしてはアーティスト・オブ・スターダム王座取りにも失敗しただけに、ここで大江戸隊を破り、チームとしての勢いを取り戻したいところだが…。
大江戸隊からは桃が歩を進め、ゴングと同時に詩美とエルボーの打ち合い。桃がPKにいくと詩美がキャッチし突進。しかし桃がミドルキック。詩美がこらえてショルダータックル。QQが桃を捕まえ連係で攻め込む。詩美とレディがショルダータックルで競演。レディは桃に突進も吏南と鹿島が妨害、大江戸隊が一斉に攻め込む。キッドがレディにアームホイップから腕と足を極める。鹿島がレディにストンピング連打。レディがカウンターのビッグブーツを鹿島に決める。上谷がスワンダイブ式ボディーアタック。桃がカットするが上谷がドロップキック。鹿島が上谷にコルバタ、ビッグブーツ。上谷はカウンターで二段蹴り。AZMとキッドがハイスピードの攻防を展開。AZMはキッドへのアームホイップから腕を極めるとミサイルキックへ。キッドが返すと、AZMの突進をかわして619、その場飛びムーンサルトプレス。キッドがAZMにダイビングボディーアタック。吏南がAZMにビッグブーツ。エルボーの打ち合いからAZMがブレーンバスターで叩きつける。レディが吏南に逆水平の連打、河津落とし。吏南が返すと、レディはジャイアントスイング。ビッグブーツを吏南がかわすと大江戸隊が次々と串刺し攻撃。吏南がノーザンライトもレディが返す。吏南はフィニッシュを宣言しビッグブーツから卍固め。しかしQQがカットに成功。QQが合体の連係を連続で決めてレディがチョークスラム。大江戸隊がカットすると、QQが場外に送り出し上谷がスワンダイブ狙い。しかし大江戸隊が阻止してみせる。レディがネックブリーカーで大江戸隊を蹴散らすが吏南が丸め込む。レディが返すと吏南はゴリーボムの体勢。レディが切り返しビッグブーツからバックを取る。しかし鹿島が援護し吏南がダイビングダブルニードロップ。詩美がカットするが、吏南はレディにグラウンドで卍固め。レディがタップし吏南の勝利がアナウンスされた。
◆アリカバ・メモリアル 20分1本勝負 | ||
朱里 |
14分15秒 |
飯田沙耶● |
○ジュリア | 岩谷麻優 |
「アリカバ・メモリアル」のサブタイトルがつけられたタッグマッチは、朱里&ジュリアのアリカバがSTARSの岩谷麻優&飯田沙耶組と対戦する。3・26&27両国2連戦では初日のメインで朱里とジュリアがワールド・オブ・スターダム王座を懸けて対戦。その勝者が2日目に岩谷の挑戦を受けることになっている。初日はアリカバ、ドンナ・デル・モンドの同門対決だが、先におこなわれた会見でジュリアが「一緒にやっていくことは難しんじゃないか」と発言。朱里も同調したコメントを残している。もしもその通りになってしまえばアリカバはもちろん、DDMの分裂も必至となる。とはいえ、元の鞘に収まる可能性も捨てきれない。「アリカバ・メモリアル」のサブタイトルが意味するもの、両国前哨戦に与える影響は?
アリカバが握手をかわし岩谷と睨み合い。朱里とジュリアも視殺戦。すると飯田が割って入り「麻優さん、ここはアッシが!」「麻優さん、アッシに任せてくだせえ!」と先発を買って出る。試合はジュリアと飯田でスタート。ロックアップからジュリアが腕をとり、ヘッドロック。飯田がロープに振ろうとするがジュリアがグラウンドにもっていく。飯田がロープに振るとジュリアのショルダータックルをこらえて飯田がショルダータックル。スターズが合体し連係攻撃。ジュリアが飯田にドロップキック。朱里とジュリアで飯田を踏みつけ朱里がサッカーボールキック。飯田が返すと、朱里は串刺しニー。返した飯田に、朱里はスリーパー。岩谷が入ってくるとジュリアが場外に追い出し岩谷のしっぽを奪う。朱里とジュリアが連係で飯田を攻撃。飯田のエルボー連打をジュリアが受けて立ちビッグブーツ。飯田がカウンターのドロップキックからバックエルボー。岩谷がジュリアへドロップキック。コーナーへの振り合いから朱里が乱入しジュリアと合体を試みる、しかし岩谷がまとめてアームホイップ。飯田と低空ドロップキックで競演。ジュリアが返すと、岩谷がコーナーへ。ジュリアが追いつき抱え上げるとリング中央に叩きつける。朱里が岩谷にミドルキックの連打、ニーアタック、フロントネックチャンスリー、腕十字、腕固め。しのいだ岩谷が丸め込むが朱里が返す。かわし合いから岩谷がスタンディングのヒールホールド、ヒザ十字。岩谷が朱里を起こしてヒザをロックし持ち上げる。朱里が切り返しジャーマン。岩谷もジャーマンのお返し。朱里がハイキック、岩谷がトラースキック。両者ダウン状態からタッチ。ジュリアが飯田にエルボー、飯田が逆水平。打撃の応酬から飯田が逆水平の乱れ打ち。ジュリアがエルボーも飯田がカウンターのジャンピングチョップ。ジュリアが飯田をコーナーに追い込むと朱里と串刺しエルボー、ドロップキック、エルボードロップで競演。ジュリアは飯田にSTF。ロープに振られた岩谷がドロップキック、飯田がチョップ、アリカバを場外に出して岩谷がトペ、飯田がリングに戻されたジュリアにダイビング飯田ロケット、ノーザンライト。垂直落下をかわしたジュリアだがスパインバスターを食らう。飯田が串刺しドロップキックからコーナーでスリーパー。朱里がカットしジュリアがコーナーに上がる。朱里も上がり雪崩式で飯田を叩きつける。しかし岩谷がカット成功。ジュリアが飯田にドロップキック、エルボー。フィニッシュを宣言しグロリアスの体勢。飯田が切り返し飯田橋も朱里がカット。ジュリアが改めて宣言しミサイルキック。しかし飯田の肩が上がる。ジュリアが朱里を呼び込み大蛇を決める。ジュリアは腕を取ってビアンカ。飯田がタップしジュリアの勝利となった。
ジュリア「アリカバ勝ちました! そしてアリカバは、今日で終わり! まあ、ね、これで最後っていうのはもったないとも思うんだけどさ、私と朱里はこれからはね、お互いの未来のために、そして、スターダムの未来のために離れるべきときが来たんじゃないかなと思ってます。これからは闘いましょう。3・26両国は、その大きな一歩。その赤いベルト、私は奪いに、ジュリアのすべてを懸けて、そして、どんな手を使ってでも、奪いにいってやる。覚悟しとけ」
朱里「ジュリア、アリカバ。メチャメチャ楽しかった。本音を言うと、もっともっと一緒にやっていきたかった。でも、そういう気持ちを置いといて、3月26日、このリング、笑ってるのは、この私、そして、その日、私は今後一緒にやっていく最強のボディーガードを連れてくる。だから、ドンナ・デル・モンドのメンバーみんな、ジュリアのセコンドにつけばいい。私はジュリアから勝利し、この赤いベルトを守り抜く。覚悟しとけ」
朱里のコメント
「今日アリカバで組めてホントにうれしかったし、よかったと思ってます。私も今日、最後という気持ちで試合をしました。私は、今後やりたいことがある。そして掴み取りたいものがある。朱世界拡大をしていく。そのために3月26日、最強のボディーガードを連れてくる。私は3月26日、ジュリアに勝ち、そして27日、岩谷麻優に勝ち、2日間勝利し伝説を残し、絶対王者になります」
ジュリアのコメント
「朱里、アリカバ、2人を応援してくれたファンの諸君、そして朱里も2年間、こんなに強いのにジュリアのことを支えてくれてホントにありがとうございました。アリカバ・メモリアル無事に終えて、約2年の朱里とのタッグ、そして、最強の朱里がDDMでジュリアの横で支えてくれてありがとうございました。アリカバを応援してくれた諸君もホントにありがとうございました。思い出いっぱいあります。だけど、今後のお互いのために今日ここで、ひとつスッキリできたのはすごいよかったなと思ってますね。ただ言っておきたいのは、べつに憎しみ合って離れるわけではなく。これで心置きなく私は3・26両国に容赦なく朱里のベルト取りにいくことができるんで、まあスッキリしてますね。思うがままに完膚なきまでに朱里を潰しに行ける準備は整いました。そして、私は去年3月3日、日本武道館で歴史を作り、2022年は両国国技館でまた新たなる歴史を作りたいと思ってます」
――朱里とタッグを組まないこと自体がリスクかとは思うが、それ以上に赤いベルトを取る方にメリットがあると考えている?
「やっぱり赤いベルトっていうのはこのスターダムという団体の中ですごい一番価値のあるものだと私は思ってて、そうでなければいけないのかなと。なのでユニットのリーダーという存在価値を超えたものでもあると。いまの自分の気持ちとしてはそういうふうにとらえているので、なのでユニットリーダーのジュリア、赤いベルトのチャンピオン、ここがずっととなりに立ってる、横にいるというのは、やっぱり私としてもやりづらいですよね。朱里も実績もあり、十分じゃないですか、ジュリアを支える役目というのは。朱里も次のステップに進むためにはジュリア離れしなければならないと思うし、それは私も同じなんでね、お互いのためですよ、すべては」
◆SWA世界選手権試合 30分1本勝負 | ||
<王者> |
10分58秒 |
<挑戦者> |
テクラ | 琉悪夏 |
※第8代王者のテクラが2度目の防衛に成功
SWA世界王者のテクラが2度目の防衛戦。相手は元フューチャー・オブ・スターダム王者の琉悪夏である。大江戸隊入りして以降、成長著しい琉悪夏が世界の名がつくベルトに初挑戦。テクラが返り討ちにするか、それとも琉悪夏が初戴冠か。大江戸隊の介入も王者は注意しなければならないだろう。
テクラがアタマを蹴飛ばしていくと、琉悪夏がショルダータックルで吹っ飛ばす。琉悪夏がボディースラムから片ヒザでカバーするが、テクラが肩を上げる。琉悪夏が張り手、ロープに振られたテクラがロープ際でぶら下がりヘッドシザーズ。テクラはエプロンからビッグブーツ。テクラがコーナーに上がると大江戸隊が妨害。琉悪夏が突進をとめてコーナーに上げる。琉悪夏は「投げるぞ!」と宣言しコーナーからフィッシャーマンで叩きつける。琉悪夏がもう一発狙うがテクラが飛びついてネックロック。琉悪夏はそのままコーナーに叩きつけ串刺しラリアット。テクラがラリアットをかわして変型卍固め、顔面ウォッシュ。テクラの突進を琉悪夏がかわして背後からラリアット、ショルダータックル、セントーン。テクラが返すと、琉悪夏はコーナーへ。テクラが立ち上がりデッドリードライブ、背中へのエルボー連打、走ったテクラの足を大江戸隊のセコンドが引っ張り琉悪夏がボックスで殴打。琉悪夏は滞空時間の長いフィッシャーマン。テクラが返すと琉悪夏はコーナーから冷凍庫爆弾を投下。しかしテクラの手がロープに届く。琉悪夏はもう一発と宣言し、コーナーへ。しかしテクラがかわしてみせる。琉悪夏の突進にテクラがスピア。引き起こしてバズソーキック。琉悪夏がかわすがハイキックを食らう。テクラがバズソーキックを放ちカバーするが琉悪夏が返してみせる。テクラは琉悪夏を起こしてローリングラリアット。10分経過。琉悪夏が返すとテクラは毒グモデスドロップ狙い。琉悪夏がこらえてラリアット、ネックハンギングボム。しかしテクラがカバーを反転して丸め込む。返した琉悪夏がアタマを蹴飛ばし突進。テクラが丸め込むと3カウントが入った。
テクラ「オツカレサマデシタ。ダイジョ―ブダイジョーブオワッタカラ。ルアカハツヨイ。パワーガチョーアル。ビックリシタケド、テクラカチトリマシタ。ホントニツヨカッタ、ポテンシャルチョーアル。モンスターベイビーダヨ。デモコレカラオープンチャレンジスル。イツデモダレデモダイジョウブダヨ。マッテルヨ。ミナサマアリガトウゴザイマシタ。ミライ、マイ、ナツポイ、ヒメカ、マイカ、ジュリア、ワタシハテクラデス、DDM、アリガトーゴザイマース!」
テクラのコメント
「ハイ、オツカレサマデシタ。シアイオワッタ。マタテクラセンシュチャンピオンデス。今回、私にとって2度目の防衛戦。勝ったよ。ヒトリジャナイネ。ビッグベイビー(琉悪夏)のやる気がすごかった。驚いたよ。彼女は心が強い。でも私の方が貪欲なの。ベルトを取り戻す、その欲が大きいの。私はこのベルトを手放さない。私はSWA世界王者。この地位にふさわしいレスラーが私のほかにいる? ふさわしいのは、私でしょ。コレカラマアネダレデモイツデモマッテイマス。ヨロシクオネガイシマス」
――リング上で「オープンチャレンジ」と言っていたのは?
「つまり、誰でもいいってこと。誰の挑戦でも受ける。誰の挑戦でも受けて立とうっていうやる気があるから。毎週このベルトを懸けて試合をしてもいい。喜んでやるし、実現したらすごくうれしいよ。このベルトがほしい選手、誰でも。センパイコーハイドーデモイイ。誰でもかかってきな。私はここにいる。私は待ってる。かかってきなさい」