2022/03/28 試合結果

2022年3月27日 『LECクリンぱっ!Presents STARDOM WORLD CLIMAX 2022 ~The Top~』

『LECクリンぱっ!Presents STARDOM WORLD CLIMAX 2022 ~The Top~』
3月27日(日)両国国技館(観衆3085人=満員/コロナ対策限定人数)

試合結果

◆フューチャー・オブ・スターダム選手権試合 15分1本勝負
<王者>

6分20秒
ジャーマンスープレックスホールド

<挑戦者>
羽南 桜井まい

※第8代王者の羽南が4度目の防衛に成功

◆シンデレラ・ランブル 時間無制限
駿河メイ

25分24秒
ほうき星→片エビ固め

天咲光由

退場順…①向後②ななみ③月山④レディ⑤琉悪夏⑥宝山⑦水森⑧吏南⑨鹿島⑩稲葉&飯田⑫白川&梅咲⑭Maria⑮Aoi⑯ウナギ

◆黄金世代シングルバウト 15分1本勝負
林下詩美

11分22秒
胴締めスリーパーホールド→片エビ固め

MIRAI

◆Generation of the destiny 15分1本勝負
渡辺桃

12分19秒
ピーチサンライズ

葉月

◆ハイスピード選手権試合 3WAYバトル 30分1本勝負
<王者>

8分10秒
あずみ寿司

<挑戦者>
AZM なつぽい

※第22代王者のAZMが初防衛に成功

※もう一人はコグマ

◆海賊王女スターダム復活スペシャル・シングルマッチ 30分1本勝負
KAIRI

17分51秒
インセインエルボー→片エビ固め

スターライト・キッド

◆DDMvsプロミネンス 30分1本勝負
テクラ

16分3秒
ノーザンライトボム→片エビ固め

宮城もち●
ひめか 藤田あかね
舞華 鈴季すず
○ジュリア 世羅りさ

◆ワンダー・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負
<王者>

21分10秒
片エビ固め

<挑戦者>
上谷沙弥 中野たむ

※第16代王者の上谷沙弥が4度目の防衛に成功

◆ワールド・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負
<王者>

28分57秒
白虎

<挑戦者>
朱里 岩谷麻優

※第14代王者の朱里が3度目の防衛に成功

 

試合詳細レポート

◆フューチャー・オブ・スターダム選手権試合 15分1本勝負
<王者>

6分20秒
ジャーマンスープレックスホールド

<挑戦者>
羽南 桜井まい

※第8代王者の羽南が4度目の防衛に成功

 前日の両国で妹・吏南を破った羽南が2日連続の防衛戦で桜井まいを迎え撃つ。桜井はフューチャー王座3度目の挑戦だが、ドンナ・デル・モンド入りしてからは初めて。DDM入りの証明で初戴冠を狙う。が、羽南の目論見は桜井の返り討ち。昨年1229両国で悲願のフューチャー王座奪取を果たした羽南が、両国3大会連続で王者としてリングに上がる。ここで防衛を果たせば、さらなる自信につながるだろう。

 両者握手をかわし、ゴング直後に桜井がビッグブーツ、エルボー連打。羽南はロープに振られることを拒否も桜井がビッグブーツ。しかし羽南がカウンターでドロップキック。桜井がスタナーを見舞うと串刺しビッグブーツ、ドロップキック、エルボードロップ。羽南が返すと気合いを入れてクロスボディーアタック。桜井を引き起こすがエルボーを食らう。ならばと羽南もエルボーでやり返す。エルボーの打ち合いから羽南が打ち倒す。桜井がやり返そうとすると、羽南はダブルリストで叩きつけ突進。桜井がかわしてSTFを決める。桜井がビッグブーツからダイビングエルボードロップ。しかし羽南が返してみせる。羽南が大外刈りで倒し、突進をキャッチ。桜井がかわしてダブルリストアームサルト。桜井は「決めるぞ!」と絶叫しフロントバスター狙い。羽南が切り返し丸め込む。桜井がリバースDDTとフェイマサ―の合体。羽南が返すと桜井は「終わり!」と絶叫しフロントバスター。しかし羽南がギリギリでクリアー。5分経過。桜井がボディースラムからコーナーに上がる。羽南がデッドリードライブで叩きつけブロックバスター、気合を入れてバックドロップ狙い。桜井がブルドッキングヘッドロックに切り返す。羽南がカウンターのニーからフェイマサ―。桜井が返すと羽南は「終わり!」と絶叫しジャーマンスープレックスホールド。桜井が返せず羽南が3カウントをゲットした。

羽南「両国2DAYSフューチャー守り抜きました! V4達成して新記録も近づいてきました。私は誰の挑戦でも受けます」

欠場中の妃南が登場。

妃南「みなさんお久しぶりです。受験に合格して帰ってきました、クイーンズクエストの妃南です。おいチャンピオン! フューチャーの資格があるヤツは誰でも挑戦できるってことは私が挑戦してもいいですよね?」

羽南「もちろん! よろしくお願いします」

 

羽南のコメント

「Ⅴ4達成しました! 桜井まい、強くなってました、メッチャ。エルボーがすごく重い、そして(ビッグ)ブーツで顔が取れそうになりましたあ。でも、両国2日間、ベルト守り抜きましたあ! よかった。そして次は、妃南。妃南、復帰して、どんどん上がってきてほしいですね。この南三姉妹で、このベルト回していきたいと思っているので、これからの私たちの闘いを楽しみにしていてください」

◆シンデレラ・ランブル 時間無制限
駿河メイ

25分24秒
ほうき星→片エビ固め

天咲光由

退場順…①向後②ななみ③月山④レディ⑤琉悪夏⑥宝山⑦水森⑧吏南⑨鹿島⑩稲葉&飯田⑫白川&梅咲⑭Maria⑮Aoi⑯ウナギ

 3・11品川「NEW BLOOD1」に参戦した他団体選手も登場するシンデレラ・ランブル。ウナギ・サヤカ、白川未奈、レディ・C、天咲光由、鹿島沙希、琉悪夏、吏南、飯田沙耶、向後桃、月山和香、稲葉ともか、Aoi、梅咲遥、ななみ、Maria、宝山愛、駿河メイ、水森由菜の18名が参戦。最後に生き残るのは、いったい誰だ?

 ウナギと白川でスタートし、宝山、Mariaが登場。コズエンvsマーベラスの図式となる。つづいて向後、飯田がリングイン。飯田と向後は4人をロープ際に設置し向後の619と飯田の逆水平が合体、向後がコズエンにボディーアタック、飯田が白川を持ち上げようとするがウナギが加わりブレーンバスターの掛け合い。形が崩れると飯田と向後でウナギにブレーンバスター。続いてAoi、稲葉が登場。リング上では数珠繋ぎスリーパー。この後、ななみ、梅咲がリングへ。ディアナ勢が相手をロープに固定しドロップキックの乱れ打ち。天咲、レディが入場。レディが向後を捕まえ天咲のドロップキックから河津落とし。10分経過。レディが向後にジャイアントスイング、右から左に回転させる、レディは向後に逆水平連打。飯田がカットし逆水平、天咲が割って入りドロップキック。つづいて吏南、琉悪夏、鹿島が登場。琉悪夏が天咲をボックスで殴打。さらに月山が入ると大江戸隊をかわして鹿島と琉悪夏にドロップキック。月山と宝山がエルボーの応酬。宝山のドロップキックと月山のドロップキックが交錯。月山と宝山がマウントパンチを打ち合う。つづいて水森、駿河が現れ15分経過。向後がクロスボディーも水森と駿河が受け止める。向後がスワンダイブのミサイルキックを水森に放つも大勢に押さえ込まれ向後が退場第1号に。ななみが飯田にダイヤル固め、飯田はななみと梅咲にラリアット、ななみにダイブすると大勢が一斉にカバーしななみが退場に。月山がサブミッションにつかまりギブアップ。水森がレディをフォール。白川がOTRで琉悪夏を落とす。鹿島に宝山が起死回生で丸め込まれ退場、水森、さらに吏南にも決め3連続フォール、しかし鹿島も退場。稲葉とAoiが飯田を攻撃も誤爆。稲葉と飯田が丸め込まれ退場。白川が串刺し攻撃の餌食にあう。白川と梅咲がエプロンでやり合うと白川と梅咲がAoiの蹴りで退場に。Mariaがウナギのマッドスプラッシュで退場。ウナギが丸め込んでAoiを退場させる。駿河とウナギの攻防に天咲が割って入り丸め込むが2カウント。天咲と駿河が手を取り合うがウナギがコーナー上で落とす。ウナギが突進も駿河がロープを引く。天咲のドロップキックでウナギが退場。天咲が駿河に突進。駿河がかわすが天咲が丸め込む。駿河がドロップキックからフットスタンプ。天咲が返すと駿河が叩きつけて押さえ込む。3カウントが入り、駿河が勝利した。

◆黄金世代シングルバウト 15分1本勝負
林下詩美

11分22秒
胴締めスリーパーホールド→片エビ固め

MIRAI

 前日に飯田沙耶との一騎打ちを制したMIRAI。2日連続で「黄金世代シングルバウト」と銘打たれた試合だが、前日のワンダー・オブ・スターダム王座戦で上谷沙弥に敗れた林下詩美がここに入ることとなった。よってMIRAIは前・赤いベルトの王者と対戦することに。これはMIRAIにとって大きな挑戦であり、大きなチャンス。この試合をモノにできれば、さらなる前進につながるが…。

 探り合いからMIRAIが腕を取りにいく。バックと腕の取り合いからグラウンドで首を取り合い、詩美がヘッドロック、MIRAIがヘッドシザーズも詩美が抜け出す。MIRAIがロープに振ると詩美がドロップキック。詩美が高々とボディースラムで叩きつけるがMIRAIが返す。詩美がコーナーに振り串刺しエルボー、ドロップキック。MIRAIが返すとエルボーで向かっていく。詩美もやり返してMIRAIを倒す。MIRAIが立ち上がりエルボー連打も詩美が打ち倒してみせる。詩美の突進をMIRAIがキャッチしボディースラム。MIRAIがドロップキック、コーナーに頭を叩きつけていく。MIRAIがバックを取りマットに叩きつけるが2カウント。MIRAIはスリーパーから両腕を取り変型羽折り。詩美がバックフリップで叩きつけ、スライディングラリアット。MIRAIが返してサブミッションを決める。詩美がエスケープすると、ラリアットのかわし合い。詩美がコウモリ吊り落としで叩きつけ、ジャーマン。詩美がMIRAIを起こしてアルゼンチン。MIRAIが切り返し丸め込む。返されるとサブミッションへ。詩美がエスケープするとMIRAIがダッシュ。詩美が止めてスリーパー。10分経過、逆落としからグラウンドでスリーパーを継続。MIRAIがギブアップし詩美の勝利となった。

 

詩美のコメント

「MIRAI、なかなか熱いヤツで、暑苦しいヤツは本当に嫌いだけど、ああいう熱いヤツは大歓迎だよ。けど、まだまだ込める魂がブレまくってるんじゃないの? DDM、いま大変らしいじゃん。さっさと自分の道決めて、オマエのこだわりのその魂、もうちょっとしっかりした方がいいんじゃない?」

 

MIRAIのコメント

「クソーッ…。今日の闘い、負けました。きょうは林下詩美が強くて自分が弱かった。それがすべてです。林下詩美に負けた、これはこれですごく悔しいんですけど、ギブアップ負け。自分自身にも負けたというか、自分の魂の限界を今日は全然超えることができなかった。そこが悔しいです。ただ、負けたままでは終われないので、きょう両国2日目ですけど、これが終わったらすぐにトーナメントが待ってます。自分も林下詩美も勝ち上がったら2回戦でまた会えると思うので、そこで借りは返します。そしてこの2日間が終わってからどう動くかが、自分はとても大事だと思っているので。この気持ちを…。今日はギブアップ負けというところが自分自身に引っかかっているので、考えて行動したいと思います」

◆Generation of the destiny 15分1本勝負
渡辺桃

12分19秒
ピーチサンライズ

葉月

 「Generation of the destiniy」とのサブタイトルがついた葉月と渡辺桃の一騎打ち。前日の両国で両者はゴッデス・オブ・スターダム王座を懸けて対戦。試合は桃&スターライト・キッド組が葉月&コグマ組を破りタッグのベルトを手に入れた。よって葉月にはリベンジマッチであり、桃は返り討ちを狙う。タッグ王座奪回のためにも葉月には桃からの完全勝利を奪うことが求められるが…。

 ゆっくりと歩を進め葉月がエルボー連打。桃も応戦してエルボーの打ち合い。桃がドロップキックを打ち込み場外に送り出す。リング下で大江戸隊が葉月を攻撃。11カウントで戻すと桃が頭を蹴飛ばしていくと顔面ウォッシュへ。桃は片ヒザでカバー。葉月が返すと桃は挑発しながら左右の張り手を連打。怒った葉月が張り手のお返しからヘアーホイップの連続、顔面ウォッシュをやり返す。フルネルソンバスターで叩きつけるとフェースロック。桃がエスケープすると、葉月は串刺しエルボーアタック。桃が突進を止めて裏投げ。葉月が返すと、エルボーの打ち合いに。葉月がDDTも、桃がハイキック。両者のエルボーが交錯しダウン。葉月はキックをかわしてコードブレイカー。スワンダイブで飛ぶと桃が迎撃。桃が蒼魔刀を放つが2カウント。コーナーから蒼魔刀も葉月がクリアー。桃がテキーラを狙うが葉月がエスケープ。葉月が桃をコーナーに乗せてコードブレイカー、スワンダイブ式ミサイルキック。桃が返すと葉月はフェースロックへ。桃がエスケープすると葉月はフィニッシュを宣言しコーナーへ。しかし桃が立ち上がりコーナー上でエルボーを打ち合う。葉月がヘッドバットで落とすが桃がハイキック、雪崩式裏投げ。背後からニーアタックを見舞いBドライバーも決める。しかし葉月が返してみせる。桃はチキンウイングフェースロックから後方に叩きつける。葉月が葉・月ストラルで丸め込むが桃が返す。桃がテキーラを決めるが葉月の肩が上がる。ピーチサンライズを決めると葉月が返せず3カウントが入った。

 

桃のコメント

「ベルトを失って、落ち込んじゃったかな。今日、私、普通に勝っちゃった。葉月、どうしたの? 本当に落ち込んじゃったの? えっ、つまらないじゃん。もっとベルト取られたことを悔しがってもいいんじゃないの。クソつまんねぇヤツだな。もう1回、逃げれば」

 

葉月のコメント

「久しぶりの桃とのシングル。そして、私が復帰して久しぶりの負け。昨日、ベルトを取られて…逆に私は嬉しいです。渡辺桃、大江戸隊に行って、相当暴れてるし、今日は私は負けましたけど、私を怒らせてくれたのかなって。逆に感謝します。桃、ありがとう」

◆ハイスピード選手権試合 3WAYバトル 30分1本勝負
<王者>

8分10秒
あずみ寿司

<挑戦者>
AZM なつぽい

※第22代王者のAZMが初防衛に成功

※もう一人はコグマ

 2・23長岡でスターライト・キッドを破りハイスピード王座奪回に成功したAZMが初防衛戦。挑戦者はコグマ、なつぽいで、ともにハイスピードの第一人者である。前日にゴッデス王座を落としてしまったコグマは6年ぶりの奪回を狙い、なつぽいは1年前に勝ってベルトを奪ったAZMからの勝利を目指す。一瞬の油断が命取りとなるハイスピード戦で最後に勝ち名乗りを受けるのは?

 ゴングと同時に挑戦者が王者に襲いかかり人間知恵の輪を作る。AZMが「全然ダメじゃねえか!」と言ってブレイクしロープワークでドロップキックのかわし合いからアームホイップの応酬。探り合いからコグマが2人を鉢合わせにしてロープに追い込むとドロップキック。なつぽいが返すとAZMが串刺し攻撃もなつぽいがAZMを踏み台にしてコグマにドロップキック。なつぽいがAZMを場外に送り出すとコグマがプランチャで飛ぶ。コグマがAZMをリングに戻しミサイルキック。AZMが返すとなつぽいがコーナーへ上がるもコグマがデッドリードライブ、AZMがコグマにデッドリードライブ、挑戦者がAZMをまとめて雪崩式狙い。AZMが2人を宙づりにしてまとめてマリンスパイクを投下する。AZMがコグマにダイビングフットスタンプ。コグマが返すとAZMが突進も場外からなつぽいが足を引いてコグマにドロップキック。しかしAZMがカットする。なつぽいにAZMがアームホイップからワキ固め。なつぽいがエスケープすると、AZMが突進もコグマがカット、なつぽいがコグマにトラースキック、コグマはなつぽいにDDT。3人がダウン。AZMがコグマをなつぽいにぶつける。なつぽいが飛びつくとAZMが飛びつくもなつぽいが丸め込む。AZMがコグマの腕を取る。なつぽいがカットしAZMを丸め込むがコグマも丸め込み、3人で丸め込みの応酬、なつぽいが覆いかぶさるも2人がギリギリで返す。コグマとなつぽいが共闘と見せかけなつぽいがAZMを丸め込む。なつぽいが上になるがAZMが切り返して上になると3カウントが入った。

AZM「私が初防衛したぞ! なつぽい、コグマ、3WAYじゃなくともね、またいつかシングルやりたいね。まぁ、でも、でも、でも、Twitterで言ったとおり、私やりたい人がいるんだよねぇ! 聞きたい?」

花道から駿河メイが登場。駿河は「こんにちはーーーー!」と大声で叫んでリングに向かう。

駿河「防衛されたんですねぇ。よかったー! そんなAZMさんのもとにシンデレラ・ランブルで優勝した駿河メイが来ちゃいました! そのハイスピードのベルト、挑戦表明します!!

AZM「メイちゃん、『シンデレラ・ランブル』おめでとうございまーす! そうそうそう、私が逆指名したかったのは、駿河メイちゃんなんだよね。もちろん、このハイスピードのベルトを懸けてぜひやりましょう」

駿河メイのコメント

「AZMさ~ん、いやあ駿河メイがくること、もしかしたらAZMさんも楽しみにしててくださったなんじゃないかなあと思って、相思相愛、駿河メイが来ちゃいました~。ハイスピードのベルト、とてもとても楽しみにしています。みんなもそうですよね? ハイスピード、取るぞー! AZMさーん、AZMさーん」

AZMのコメント

「ハイスピード、初防衛いたしました! 2度目の戴冠なので、まあ、当たり前っちゃあ当たり前ですけど、まあまあ、元ハイスピードチャンピオンのなつぽいとコグマ、ハイスピードだったねえ、疲れたあ。まあ、防衛したということで、私はねえ、逆指名したかった、逆指名したかった、メイちゃ~ん! そう、私もメイちゃん逆指名したかった。ハイスピードけっこう固定メンバーにされているので、私はハイスピードを所属メンバーにこだわらず、他団体にもどんどん逆指名していこうと思います。楽しみにしといてください」

◆海賊王女スターダム復活スペシャル・シングルマッチ 30分1本勝負
KAIRI

17分51秒
インセインエルボー→片エビ固め

スターライト・キッド

 元WWEのスーパースターが前日の両国で古巣スターダムにカムバック。宝城カイリ、カイリ・セインからリングネームをKAIRIとし、岩谷麻優とのタッグで中野たむ&ウナギ・サヤカ組から勝利を収めた、そして2日目にはスターライト・キッドとのシングルマッチ。KAIRIがスターダム在籍時代はキッドとの接点はほとんどなかったが、いまでは大江戸隊の中心人物として大きな存在感を誇っている。ハイスピード王座こそ失ったものの前日にはゴッデス・オブ・スターダム王座を奪取し勢いをつけた。前日の試合で新しい姿を見せたKAIRIに対し一泡吹かせることができるかどうか。キッドには試練の大一番であり、今後のKAIRIについても気になるところだ。

 キッドがコーナーに上がり「ヘイ、KAIRI!」と挑発すれば、KAIRIも対角のコーナーに上がり「ヘイ、キッドー!」。ともに下りてキッドが先制、エプロンに出るとKAIRIをかいくぐりドロップキック。KAIRIがスクッと立ち上がりヘッドシザーズホイップからドロップキック。KAIRIはコーナーに上がるがキッドがリング下に身を隠す。KAIRIは「消えたんだけど…」。後ろからキッドが襲いかかりコーナー越しに腕を捻り上げてアームブリーカー。キッドはエプロンで「レディースエンドジェントルメーン!」とアピールしケブラーダで舞う。リングに戻すとその場飛びムーンサルトプレスから腕十字へ。KAIRIがエスケープすると、キッドが押さえ込み。返したKAIRIが突進しようとすると大江戸隊が足を引く。リングサイドで大江戸隊が攻撃。キッドの突進にKAIRIはスピア。キッドの蹴りをKAIRIが迎撃、足を取ってカカト落とし、ネックブリーカー、ドロップキック、串刺しスライディングエルボーアタック、コーナーに上がりダイビングエルボーアタックを決める。キッドが返すがKAIRIが逆片エビ固め。ボディースラムで叩きつけるとKAIRIはコーナーへ。しかしキッドが雪崩式アームホイップで落としネックブリーカー。10分経過。KAIRIが返すとキッドは旋回式ダイビングボディープレス。しかしKAIRIがかわしてみせる。KAIRIはキッドをかいくぐり変型逆エビ固め。丸め込みの応酬からキッドがフットスタンプ。キッドはKAIRIとエルボーの勝負を挑む。キッドの突進を読んでKAIRIがエルボー、キッドは腕十字に取る。KAIRIが引き起こされるも強烈なバックブロー。キッドがタイガースープレックスを放つが2カウント。キッドは黒虎天罰も決めるがKAIRIが返す。キッドは後方からダブルニーアタック、コーナーに乗せてエターナルフォーを狙う。KAIRIがこらえてエルボーで宙づりに、キッドが起き上がるとヘッドバットで宙づりにしてマリンスパイクを決める。返したキッドにKAIRIは変型逆エビ固め。15分経過。キッドがしのぐとアラバマスラムを切り返して丸め込み。キッドは右腕を攻撃し突進もバックブローを食らう。キッドが返すと、KAIRIはアラバマスラムで叩きつけインセインエルボー投下。3カウントが入りKAIRIがキッドを破った。試合後、キッドから求めるように両者がハグ。分かれるとキッドがニーをぶち込みKAIRIを蹴り上げた。

 

KAIRIのコメント

「ちょっと今、鼓膜が破れてて、耳が聞こえないんですけど…キッド、エルボー重たかったね。思ってた以上に技一つひとつ重みがあったし、気合も入ってたし、すごく試合をしてて火がついた。前のキッドとは別だったね。ちょっと私も途中、腕を狙われてしまって、得意のエルボーだったり、そっちの攻撃にもっていけなかったので。それはちょっと私の油断だったんですけど、ちょっとこれじゃ、完全決着もう1回つけたい。ここまで腕をやられると思ってなかったから。強くなったと思う。私も課題が見つかったし、鼓膜も破れちゃったので。やるなぁ…鼓膜破かれたけど、なんか変だけど、嬉しかった。痛みが嬉しいね。やっぱプロレスしてる実感って痛みを感じてるとき、その痛みに立ち向かう時だと思うので。今日はちょっと課題が見つかったけど、あらためてプロレスって楽しいし。全部の試合がうまくいかないからこそ、プロレスは何年経っても、もっともっと上を目指して追求していかなきゃいけないなって思います。指とか血が止まってます。緑になってる」

――今後の参戦について。

「とりあえずこの2連戦に向けて調整してきたので、次ははっきり言えないんですけど、もっともっと強くなって帰ってきたいと思います」

――久しぶりに試合をして。

「一番に感じたのは楽しいなって。プロレスラーになってよかったなって思うし、こうしてまた大きな会場で試合ができて、たくさんの方に拍手で迎えていただいて、すごく嬉しいし。こうやって帰ってくる大きな場所を作ってくれたのはスターダムの選手のみんな、関係者のみなさんの、スタッフのみなさんの弛まぬ努力の結果だと思ってます。地方の遠征や連戦が続いて、選手もすごく体を使うだろうし、つらい中、ずっといい波に乗れるって人間いないので。落ち込むことも、うまくいかないことも、それぞれ波があって…その中でこんなにたくさんの優秀な選手が集まってくれてることに本当に感謝の気持ちでいっぱいですし、みんなに感謝の気持ちでいっぱいです。あっという間でしたけど、みんなと一緒に闘えてすごく嬉しかったです。ありがとうございます」

 

キッドのコメント

「世界に羽ばたいたKAIRI、最初から最後まで女優だな。さすがだよ。今日、自分自身で確かめたかったこと。世界のKAIRIと闘って確信が持てたよ。KAIRIはワンダー・オブ・スターダムの象徴だ。紫雷イオを破って赤いベルトも巻いた。私とKAIRI、似た者同士なんだろ。まぁ、だったらさ、この女子プロレス界、無差別級の中でこの体格の私がKAIRIよりも白いベルトの象徴になってやるよ。白いベルトを狙っていくよ。でもさ、白だけじゃつまんないよね。赤も同時に狙っていってもいいんじゃないのって思ったよ。世界にもいろいろ興味を沸かせてくるし、アイツは。いよいよでっかい夢をつかんだ気がする。まぁ、昨日もゴッデスのベルトを取って、要はスターダムのタイトル、グランドスラムを狙っていっちゃうよって。だから、シンデレラの優勝、絶対。KAIRI、何度でも闘いたいよ、オマエとは。シングルでもタッグでも、ゴッデス懸けてでも何でもいいよ。あと今日のメイン、赤、私は岩谷麻優がもう一度頂点に返り咲くところを見たい」

◆DDMvsプロミネンス 30分1本勝負
テクラ

16分3秒
ノーザンライトボム→片エビ固め

宮城もち●
ひめか 藤田あかね
舞華 鈴季すず
○ジュリア 世羅りさ

 ドンナ・デル・モンドとプロミネンスの全面対決。前日のワールド・オブ・スターダム王座戦で朱里がジュリアを破り防衛、2日目のタイトルマッチにコマを進めたため、ジュリアがこの8人タッグマッチに加わることとなった。DDMはジュリア&舞華&ひめか&テクラ組でプロミネンスは世羅りさ&鈴季すず&藤田あかね&宮城もち組のフルメンバー。となれば、やはり注目はジュリアとすずのリング上での再会だ。プロミネンスが乗り込んできた名古屋では大乱闘を繰り広げた2人。すずがどんな闘いでジュリアに憎しみをぶつけるのか。そして、試合後に待っている光景とは…?

 最後に入場のジュリアがすずの目の前に歩を進め睨み合い。ジュリアを除くDDMの3人が襲いかかり、リング上はジュリアとすずでゴング。睨み合いからすずがジュリアの髪をつかむ。全員が場外で乱闘。ひめかがもちをリングに戻しボディースラム。2発目をもちがこらえると鼻をつまんで攻撃。もちがロープに振るがひめかは応じずショルダータックル。舞華が世羅にボディースラム狙い。藤田がカットするが舞華とひめかが次々と串刺し攻撃。世羅と藤田がダブルのショルダータックルから舞華とひめかに逆エビ固め。ジュリアがカットに入るとすずが場外に送り出す。藤田が舞華にブレーンバスター狙い。舞華がこらえてラリアットも藤田がかわしてダブルチョップ。舞華がパワースラムで藤田を叩きつけテクラに託す。テクラが藤田に顔面ウォッシュ、DDT。藤田が返すとテクラがエルボー連打。テクラの突進に藤田がショルダータックル。すずがバックを取ると世羅がエルボー、すずがロープにかけて藤田がボディープレス、もちがリバーススプラッシュ、藤田がパワースラム。しかしジュリアがカットする。すずがテクラにミサイルキック。テクラが返すと、エルボー連打。すずがやり返し突進するがテクラがスピア。ジュリアが入るとすずが張り手連打、ジュリアが受けて立つとサブミッションで捕獲。すずがエスケープすると、ジュリアがローキックから顔面を踏みつけていく。すずがエルボーで向かっていくとジュリアも応戦。睨み合いからジュリアがエルボー、すずがダウン。ジュリアはすずを引き起こしバックドロップ狙い、すずが切り返してエルボー、トラースキック、ジャーマン。ジュリアがバックドロップ、すずが叩きつけるが2カウント。10分経過。すずはバックを取るがジュリアが切り返し丸め込む。ジュリアはグロリアスドライバーも2カウントで引き起こして持ち上げる。すずが切り返し後方に叩きつけると両者ダウン状態。ジュリアが至近距離からドロップキック、すずが立ち上がり張り手、ジュリアも張り返す。すずがヘッドバット、ジュリアもヘッドバット。乱戦から世羅が叩きつけもちがダイブ。もちがパワーボムを狙うがジュリアがショルダースルー。ひめかと舞華がサンドイッチラリアット、ジュリアがミサイルキックをもちに放つ。もちが返すと、ジュリアが持ち上げるがもちが切り返して空中胴締め落とし。テクラがカット。ジュリアがノーザンライトボムを放つともちが返せずDDMの勝利となった。ジュリア「ジュリアのことが好きで好きでたまらない諸君、ご機嫌よう! プロミネンス、フフフ、すず。ねぇ、スターダムのリングはどうでしたか? すず、ドンナ・デル・モンド、そして2年越しのジュリア、どうだった? すずとはいいタイミングで必ず一騎打ち実現させるから、まあそう焦るなって。楽しみに待っとけよ」

すず「スターダム、DDM、ジュリア2年前はこんなこと想像もしてなかったよ」

ジュリア「そうだな」

すず「オマエら、キレイに終わるとでも思ったか、コノヤロー! 私はな、オマエを潰しにこのリングに上がったんだよ。オマエのこと、ぶっ潰すまで消えねーから。鈴季すずから逃げれると思うなよーーーっ!」

 ジュリア「まぁそう泣くなって。オマエ、すず、テメーらがスターダムから撤退するまで徹底的に潰してやるから。アリーべデルチ」

ジュリア組のコメント

ジュリア「大丈夫、絶対、アナタ(すず)と一騎打ちは必ずするから。必ず決着つけてやるから楽しみにしといて。まだまだこれからでしょ。全然まだまだやれますよ」

ひめか「チームなんとかなみ?」

舞華「藤波?」

ジュリア「しまなみ」 しまなみ? 世羅りさと藤田あかね? まいひめのことが大好きみたいだから」

舞華「タッグと言えば、まいひめなんで。いつでもどこでもやりあいましょう」

ジュリア「まだまだ私たちとやりてぇって覚悟があるんだったら相手してやるよ。以上。あ、ごめんごめん。それから、私ね、前ゴッデスのベルト巻いてたんだけどFWCにとられたのよ、そのとき。でもさ、私、昨日で朱里もいなくなって。ゴッデスのベルトもなんか別のチームに渡ったみたいじゃん」

テクラ「私は最初からジュリアとタッグやりたかったけど、みんな知ってるね。ちょっと朱里さんと一緒だったけど、いまはいいタイミングだと思います。スターライト・キッドと試合やりたかったから」

ジュリア「そうだね、今日ちょっと行きたかったけど、タイミングもなかなか難しいんで。今日ここで挑戦表明してやるよ。ブラックデザイア? ゴッデスのベルト、ジュリアとテクラで次のチャレンジャーだから」

世羅組のコメント

すず「ジュリア、DDM、あれで勝ったと思うな。私たちはアイツらを地の底まで沈めるためにここに来たんだ。絶対に逃がさねぇよ」

もち「ジュリア、いいんじゃないの? スターダムに入って強くなったんじゃないですか? でも、今日はアイツらの仲間のナイスアシストで勝ったかもしれないけど、私からピンフォール取ったことないよね? 言いたいことわかるよな、ジュリア。待ってろ」

あかね「ジュリアと今日、ワシ当たってないけんね」

世羅「当たってないよね」

藤田「まいひめばっかりやっとった」

世羅「ちょっと夢中になっちゃった。いいタッグだね。正直、朱里がいなくなったドンナ・デル・モンド、たいしたことねぇし、興味ねぇなと思ったんですけど、いいヤツみつけちゃった。舞華、いいじゃない。いいヤツ見つけちゃったよ。いつかアイツとシングルマッチでトコトンやりたいね。楽しみにしてます」

藤田「ひめかが昔やった時、よわよわだったのに、あんな強くなってて。なんか楽しかったですよ、当たってて。ジュリアもね、当たりたいけど、世羅と一緒でちょっと違う標的見つけちゃったかなと思ってます。ウチのビッグボスもまだ控えてるんで」

柊くるみ「復帰がまだまだ先なんで、どうなってるかわからないけど、その時に当たれたらいいなとは思いますね」

世羅「次は柊くるみを含めた5人でやってやろうじゃん。楽しみにしときますよ、またどこかで」

◆ワンダー・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負
<王者>

21分10秒
片エビ固め

<挑戦者>
上谷沙弥 中野たむ

※第16代王者の上谷沙弥が4度目の防衛に成功

 2・23長岡でなつぽいとの激闘を制し、ワンダー・オブ・スターダム王座を守った上谷沙弥は、林下詩美、中野たむとの防衛戦を希望、両国2連戦でのタイトルマッチが決定した。まずは初日に上谷がクイーンズクエスト同門で前・赤いベルトの王者・詩美から初白星を挙げ、第一関門を突破。そしてこの日は、師匠の中野との再戦となる。昨年1229両国で中野の長期政権を切り崩し悲願のシングル王座初戴冠を成し遂げた上谷。師匠からの連勝で完全無欠の全力王者誕生なるか、それとも中野が分身でもある白いベルトを取り戻し、再び呪いのベルトにしてみせるのか。

 探り合いから手四つになり力比べ。上谷が上になるが中野が盛り返して上になる。上谷がブリッジから巴投げ、中野も巴投げでダブルフォールでともにブリッジ。上谷がコルバタも中野がドロップキック。上谷がかわすとカバーの応酬。中野が抜け出しドロップキック。中野が首を取り背後からドロップキック。上谷が返すと中野はサブミッションへ。上谷がエスケープすると、中野がニーアタック。中野がエプロン越しにネックスクリュー、中野がリングに戻してカバーも上谷が返す。上谷がエルボーで向かっていくと、中野がエルボーを打ち返す。コーナーに追い込むと上谷の顔面を踏みつける。中野が串刺しエルボーアタック、上谷が串刺しニーアタック、上谷が背後からミサイルキック、場外に送り出すと、「飛ぶぞ!」と宣言してプランチャ。リングに戻し、スワンダイブ式フットスタンプ。中野が返すと、上谷は逆片エビ固め。上谷が背後からドロップキック、「上げるぞ!」と宣言するが中野がこらえてエプロンに送り出す。上谷がスワンダイブで飛ぶと中野がキャッチしネックブリーカー。上谷が返すと中野がサブミッション。上谷が足を延ばしてロープへ。10分経過。中野はコーナーに追い込み引き上げるとドラゴンスリーパーで宙づりに。下に落ちた上谷だがすぐにカムバックしコーナーの中野にエルボー、中野も打ち返し上谷が張り手。「いくぞ!」と絶叫し場外への雪崩式フランケンシュタイナー。上谷は中野をリング下でストンピング乱打。「いくぞ!」と場外でスタークラッシャー狙い、中野が切り返すと、階段を上がりプランチャ敢行。18カウントで両者生還し15分経過。しかしリング上でダウン。中野が両足を出して蹴飛ばせば、上谷はエルボー。立ち上がりエルボーの応酬。中野が乱打し上谷が崩れ落ちる。中野が突進すると上谷が二段蹴り、中野がスピンキック、上谷のスピンキックをかわしてトラースキック。中野はタイガーの構えも上谷が切り返しスピンキック。上谷がフィッシャーマンの連続も2カウント。その場飛びダブルニードロップも中野が返す。上谷は中野を起こしてスタークラッシャーで叩きつけるとコーナーへ。フェニックススプラッシュを中野がかわし中野が背後からバイオレットシューティング、前からも放ちタイガードライバー。上谷が返すと、20分経過。中野が腕をクロスし後方に投げるがホールドがきかず。中野が覆いかぶさるも2カウント。中野が立ち上げると両者の蹴り、エルボーが交錯。中野がスピンキック、タイガースープレックス。VSD狙いは上谷がこらえる。中野はあらためてVSDを決めるが上谷がギリギリで返してみせる。中野が引き起こしてトワイライト狙いも上谷が丸め込む。中野が返すと上谷が丸め込みから持ち上げるが中野がプレス、上谷が上になると3カウントが入った。

上谷「たむさん、闘ってくださり本当にありがとうございました」

中野「なに? 負けて、ありがとうなんて言われてたまるかっ!」

上谷「闘ってくれてありがとうって言いました…」

中野「えっ!? 声出ないんだからしゃべらせないで!」

上谷「4度目の防衛成功しました! 正直メチャクチャ怖くて、この大切なベルトがなくなっちゃうんじゃないって、メチャクチャ怖かったけど両国2日、無事防衛することができて本当にうれしいです。私はドーム女に続いて、両国の女になりました。シンデレラ・トーナメントも控えているので、それも2連覇目指して突っ走って、全力投球でいきたいと思います。ありがとうございます!」

 

中野のコメント

「全力のベルト、なにが全力のベルトだあ! どこが全力?全力? 上谷はね、知らない間に呪われてるんだよ、もう! 人生って長いな、ホントに。最高に幸せな瞬間の後は、転落が待ってるんですよ。でもね、その奈落の底から這い上がることが人生の醍醐味でしょ! 世代交代?させませんよお!」

 

上谷のコメント

「4度目の防衛、成功しました。正直、ボロボロすぎて身体がきつくて、言葉が出ません。まあ、いま出てますけど。今回でたむさんとは7回目のシングルでした。私にとって師匠にあたる存在なんですけど、今日で確信しました。こんなに真正面で全力でぶつかれる相手は、たむさんしかいないと思いました。優しさと強さと愛があふれてて、ホントにこのたむさんから受け継いだ白いベルト、ホントに心から大切にしていこうと思いました。これからも全力投球で突っ走っていきます。次は、シンデレラ・トーナメントが控えているので2連覇目指していきます」

中野のコメント

「全力のベルト、なにが全力のベルトだあ! どこが全力?全力? 上谷はね、知らない間に呪われてるんだよ、もう! 人生って長いな、ホントに。最高に幸せな瞬間の後は、転落が待ってるんですよ。でもね、その奈落の底から這い上がることが人生の醍醐味でしょ! 世代交代?させませんよお!」

 

上谷のコメント

「4度目の防衛、成功しました。正直、ボロボロすぎて身体がきつくて、言葉が出ません。まあ、いま出てますけど。今回でたむさんとは7回目のシングルでした。私にとって師匠にあたる存在なんですけど、今日で確信しました。こんなに真正面で全力でぶつかれる相手は、たむさんしかいないと思いました。優しさと強さと愛があふれてて、ホントにこのたむさんから受け継いだ白いベルト、ホントに心から大切にしていこうと思いました。これからも全力投球で突っ走っていきます。次は、シンデレラ・トーナメントが控えているので2連覇目指していきます」

◆ワールド・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負
<王者>

28分57秒
白虎

<挑戦者>
朱里 岩谷麻優

※第14代王者の朱里が3度目の防衛に成功

 ジュリアと岩谷麻優が30分時間切れ引き分けでともに赤いベルトへの挑戦権を獲得、今回の両国2連戦で王者に挑戦する機会を得た。王者は朱里で、初日にはジュリアを退け防衛に成功。3・21名古屋ではタッグチーム、アリカバの解散が宣言されたが、両国初日でジュリアを退け防衛すると、ドンナ・デル・モンドを離れ自分のユニットを作ると宣言、ジュリアとは完全決別となった。そして今度はスターダムのアイコン、岩谷を迎え撃つ。朱里と岩谷は2010・3横浜で朱里が岩谷の赤いベルトに挑戦するも奪取ならず、この時の敗戦が朱里にスターダム入団を決意させた。赤いベルトの王者になるため、朱里は所属の道を選んだのである。朱里が2連続防衛で女子プロ初の両国2連戦を締めくくるのか、それとも岩谷がスターダムで初となる3度目の赤いベルト戴冠を果たすか。スターダムの今後を左右する大一番だ。

 グラウンドの攻防でスタートし岩谷が場外で間合いを取る。岩谷がドロップキックを打ちサッカーボールキック。ロープに固定しネックロック。突進を朱里がかわして背後からニーアタック、エプロンでニー、ぶら下がり式腕十字、ブレーンバスター、サッカーボールキック。岩谷が返すと、朱里がニーを連打しコーナーに追い込む。反対側に振るが岩谷が反転してミサイルキック。岩谷が低空ドロップキックで朱里を場外に送り出すと、トペ狙い、しかし朱里が首をつかんでエプロンへDDT。さらにエプロンの岩谷にコーナーからギロチンドロップ。岩谷は朱里の蹴りを止めてエプロンで背中を蹴り上げる。朱里がエプロンを走ると岩谷がリング下からドラゴンスクリュー。リングに戻してエルボーの打ち合い。岩谷が打ち勝つとトラースキック。朱里がリング下へ落ちると岩谷がトペスイシーダ。岩谷は朱里をリングに戻してコーナーからミサイルキック。10分経過。朱里が返すと、岩谷はダイビングフットスタンプ、かわした朱里がドロップキック。朱里の突進を岩谷が止めて両者のエルボーが交錯。岩谷のトラースキックに朱里がコードブレイカー、岩谷のトラースキックに朱里がハイキック。両者ダウンから朱里が立ち上がりニーを連打。髪の毛をつかみ合い岩谷がニー連打のお返し。岩谷のエルボーで朱里が倒される。岩谷が至近距離からラリアット。朱里が手をつかんだまま蹴りまくり15分経過。朱里の蹴りを岩谷がキャッチもミドルを食らいダウン。朱里は足4の字固め。岩谷が飛びついてドドンパ連発。朱里が返すと、岩谷がフルネルソンの構え。朱里がかわすも岩谷がドラゴンを投げっぱなしで決める。岩谷はコーナーに上がり、ダイビングフットスタンプ。しかし朱里が1カウントで返してみせる。岩谷がムーンサルトプレスも朱里がかわしてニーアタック。岩谷が返すと、朱里はアキレス腱固め。20分経過。岩谷がエスケープするとトラースキック、両者ダウン。岩谷が立ち上がりボディースラム、朱里は岩谷をコーナーに乗せて腕を取る。そのまま雪崩式スープレックスで叩きつけ腕を離さずロックする。ストレッチマフラーから白虎に移行して立ち上げると旋回させてから改めて締め上げる。岩谷がエスケープすると、朱里が山折りも2カウント。朱里が肩車すると岩谷が切り返す。岩谷は頭部へハイキック、ムーンサルトプレス。25分経過。朱里が1カウントで返すと、岩谷は再びムーンサルトプレス。朱里が返すと、岩谷が二段式ドラゴンの構え。朱里が切り返しバズソーキック。しかし岩谷が肩を上げる。朱里が流炎で叩きつけるが岩谷が1カウントで返す。残り3分。朱里がバックブロー連打から朱世界狙い。岩谷が丸め込みも朱里がニーアタック。岩谷が1カウントで返すと朱里がハイキックからジャーマン、さらに流炎を決めるが岩谷が返してみせる。朱里が顔面を蹴り上げ白虎へ。岩谷がギブアップし、朱里の防衛となった。ベルト&トロフィーが特別立会人の初代王者・高橋奈七永から贈呈された。

朱里「岩谷麻優に勝ちました! 両国2連戦、この赤いベルト、守り抜くことができました! 凄くうれしいと同時に、正直言うとボロボロです!」

上谷とKAIRIが「イチニ、イチニ」と声をかけながら現れる。

KAIRI「レディースエンドジェントルメーン、この両国2連戦、見事赤いベルト防衛し続けた朱里選手、そして白いベルト防衛し続けた上谷沙弥選手、みなさん大きな拍手をお願い致します」

朱里「ちょっといいですか? 出てくるのはいんですけど、もうちょっとしゃべりたかった…もうちょっとしゃべりたかったです。」

KAIRI「あっ

朱里「もう、いいです! お願いします」

KAIRI「大丈夫ですか? さっ、このあともシンデレラ・トーナメント待ってますね。みなさんの応援が必要です。これからもスターダム応援してください! 今日は3人でいつものスターダムの締めをしたいと思います。わかるよね?」

朱里「アレですよね。アレ」

KAIRI「うん。朱里さん、アレです。言ってみてください」

朱里「明日に向かって、明日にきらめけ? 違う、違う、違う、違う。何でしたっけ?」

KAIRIと上谷がずっこける。

KAIRI「朱里さん、今を信じて、明日に輝け」

朱里「そうそう! 今を信じて、明日に輝け。大丈夫です。大丈夫、大丈夫。わかってました」

3人「今を信じて、明日に輝け、We Are STARDOM!」

KAIRI「ご来場ありがとうございました!」

岩谷のコメント

「今日は久しぶりのメインイベントで赤いベルト。自分にとって最高のチャンスだったし、赤いベルト3度目、巻いて、スターダムの新しい記録とこのチャンスを自分のものにして赤いベルトを取り返したかった。でも、この結果がいまの自分の実力なのかなって思います。でも!自分はまだまだあきらめるつもりはありません。岩谷麻優、宣言します! 必ず今年こそベルトを巻く。今日赤いベルト巻けなかった。けど! 次はSWAのベルトを目指します! 赤いベルトを今日取れなかった自分が何を言ってるんだって思うかもしれないけど、岩谷麻優は新記録を作る。SWAを巻いたらフューチャーはできた当初から権限がなかったので、それ以外のベルト、(SWAを取れば)グランドスラム達成なので。2022年、岩谷麻優、赤いベルトは取れなかったけど、必ず今年こそベルトを巻きたいと思います。応援ありがとうございました」

朱里のコメント

「岩谷麻優にリベンジを果たしました。そして、両国2日間、私が赤いベルトを守り抜きました。でも、これが終わりではない。スターダムにはすごく強い選手がたくさんいます。私はどんどん防衛戦をいろんな選手としていきたいと思ってます。そして私のユニット、来月始動していくのでみなさん楽しみにしていてください。私の勢いは止まらない。自分の道をどんどん突き進む」

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