2022/08/27 試合結果

2022年8月27日 『5★STAR GP 2022後楽園大会』

『5★STAR GP 2022後楽園大会』
8月27日(土)後楽園ホール観衆1511人=満員)

試合結果

◆レッドスターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
桜井まい<6点>

5分29秒
MPR

ウナギ・サヤカ<2点>

◆ブルースターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
葉月<14点>

6分46秒
垂直落下式ブレーンバスター→片エビ固め

羽南<0点>

◆レッドスターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
中野たむ<4点>

5分56秒
飛びつき式エビ固め

コグマ<6点>

◆レッドスターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
AZM<10点>

7分14秒
あずみ寿司

SAKI<4点>

◆ブルースターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
岩谷麻優<6点>

4分56秒
グラマラスコレクションMINAを切り返して→片エビ固め

白川未奈<4点>

◆ブルースターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
なつぽい<6点>

10分11秒
フェアリーストレイン

鈴季すず<0点>

◆ブルースターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
壮麗亜美<8点>

10分28秒
雷の如く→片エビ固め

MIRAI<6点>

◆レッドスターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
ひめか<8点>

7分6秒
ランニングパワーボム→エビ固め

世羅りさ<6点>

◆レッドスターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
舞華<6点>

14分11秒
みちのくドライバーⅡ→片エビ固め

林下詩美<8点>

◆ブルースターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
ジュリア<6点>

11分32秒
雁之助クラッチ

スターライト・キッド<4点>

 

 

試合詳細レポート

山下りな登場

IWGP女子王座決定トーナメントの日本人枠を決める抽選会がおこなわれ、STARS、クイーンズクエスト、ドンナ・デル・モンド、大江戸隊の4ユニットが当たりくじを引き当てた(ゴッズアイとCOSMIC ANGELSはハズレ)。それぞれのユニットの代表者が後日決定される。

ジュリア「(真っ先に)ハズレを引いた朱里は相変わらず頭が悪いな。この4ユニットということで、5★STARの結果次第、この4ユニットの選抜メンバーが誰になるのか、諸君お楽しみに!」その後、ジュリアがこの日のメインで対戦するキッドを「またマスク剥がされたいのか?」と挑発。大江戸隊に囲まれジュリアが袋叩きにされると、山下りなが救出へ。

キッド「おい! なんでテメーがスターダムのリングに上がってるんだよ!」

山下「スターダム、面白そうだから見に来た。つまんねーことしてるからよ。出て来ちまったんだよ」

キッド「山下りなさんじゃないですか。アナタのことはもちろん存じ上げておりますけれども、テメーはココのリングにふさわしくない人間なんだよ。必要ねーんだよ。帰れよ!」

ジュリア「相変わらず生え抜きは頭が硬いね。キッドはさ、そうじゃないと思ってたけど、結局お前の頭もカチコチだな。ところで…(山下に向かって)なんでいるの? 出て来ちゃった? ちょっと待って×2。山下りなじゃねーかよー! 知ってる人、どれくらいいるかわからないけど、山下りなは私のあとで言います。ということは、私はコイツらぶっ倒したいんだけど、いつも大勢じゃないと粋がれないチンピラども、なんなら私たち一緒に大江戸隊、ぶっ潰してくれるってことでしょ?」

山下「当たり前だろ。ただし! 私が来たからにはハードコアで勝負だ」

桃「ちょっと待て。ハードコアだと、オイ? 面白そうじゃねーかよ。スターダムの、なんでも使っていいってことだよな?」

山下「だいぶいい感じに壊れてるヤツいるじゃん。いいじゃん! かかってくるヤツ、なんでも持ってこいよ。待ってるから」

大江戸隊が退場。

山下「ジュリア、久しぶり。言いたいことはお互いヤマほどあると思うよ。だけど今じゃないよね。リング上でお前の気持ちを見せてよ。私もリングの上で気持ちをぶつけさせてもらう。いまはまだ握手する時期じゃない」

山下はそう言うと、拳を突き出す。ジュリアは迷いながらも拳で返してみせた。

◆レッドスターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
桜井まい<6点>

5分29秒
MPR

ウナギ・サヤカ<2点>

 ウナギ・サヤカと桜井まいの公式戦。桜井のスターダム初参戦でフューチャー・オブ・スターダムのベルトを懸けて闘ったのがウナギだった。桜井はその日にCOSMIC ANGELSに加入も、現在はドンナ・デル・モンドで成長中。その成果をウナギに見せつけることができるか。ウナギにとっても黒星が先行しているだけに負けられない闘い。はたして、最後に勝ち名乗りを受けるのは…。

 髪をつかみ合いビッグブーツの応酬。桜井が連打し突進するがカウンターのビッグブーツを食らう。ウナギはマウントパンチの連打、桜井も反転してやり返す。桜井が顔面を踏みつけコーナーに振るとウナギが読んでいてコードブレイカー。ウナギのフェースクラッシャーは桜井がかわして不完全。ウナギがもう一度突進しフェースクラッシャーを決めるとギロチン投下。桜井が返すとエルボーで向かっていくがウナギが仁王立ちで受けてみせる。エルボーの打ち合いからウナギがダウンさせ突進。桜井がかわしてSTFへ。ウナギがエスケープすると、桜井がビッグブーツからミサイルキック。ウナギがビッグブーツからカカト落とし3連打。桜井が返すと、ウナギが変型DDT。返した桜井にウナギは城門突破狙い。桜井が切り返しマイパンロールで丸め込むと3カウントが入った。試合後、両者髪をつかんで睨み合い。

 

桜井のコメント

「ウナギに勝ちました! 1年前、同じ場所でウナギに初対戦の相手してもらって、私は半年前に裏切ってDDMに入って、すごく傷つけたけど、でも私は強くなりたい。そうやってこの半年いろんなことにチャレンジしてきました。今日ウナギに全力でぶつけて、3を取ることができてホントにうれしいです。でももう1回またバッチリと3を決めて、またシングル絶対にしてください。お願いします」

◆ブルースターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
葉月<14点>

6分46秒
垂直落下式ブレーンバスター→片エビ固め

羽南<0点>

 STARS同門対決は6連勝vs6連敗という好対照な図式に。絶好調の葉月が無傷の連勝を伸ばすか、それとも前日の「NEW BLOOD4」でフューチャー・オブ・スターダム王座防衛記録を二桁に乗せた羽南がリーグ戦初勝利を挙げるか。両者ともアーティスト・オブ・スターダム王座への挑戦が決まっており、闘いを通じて絆も深めたい試合である。

 羽南がドロップキック、押さえ込みの連続で先制。葉月がドロップキックから顔面ウォッシュ。セントーン、クロスフェース。ロープに振られた羽南がドロップキック。葉月がこらえてエルボー連打。コーナーに振られた羽南が反転しボディーアタックからノーザンライト。エルボーの応酬から羽南が突進すると葉月がマットに叩きつける。羽南が反転してカバー。返されるも丸め込みの連続へ。葉月が腕を取るが羽南が顔面を蹴り飛ばしてブロックバスターホールド、フェイマサ―。さらにバックドロップを狙うが葉月がこらえる。コーナーに振られた葉月がミサイルキック、串刺しエルボー、スイングDDT。羽南が返すと、葉月はボディースラム、ダイビングセントーン。しかし羽南がロープをつかむ。葉月は羽南を引き起こし垂直落下式ブレーンバスター。3カウントが入り、葉月が7連勝となった。

◆レッドスターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
中野たむ<4点>

5分56秒
飛びつき式エビ固め

コグマ<6点>

 中野たむとコグマの5★STAR GP公式戦。意外にもこれが初シングルでもあるだけに、興味深い顔合わせとなった。消化数こそ異なるものの、どちらもリーグ戦は五分の星。この試合で勝って貯金を作るのはどちらか?

 リング中央で睨み合い中野が手を差し出すとコグマも握手。2人とも手を離さず中野がエルボー、コグマもやり返し、そのままゴング。中野が突進するとコグマがボディーアタック、サイドからドロップキック。キャメルクラッチを決めると中野にクマポーズを取りながら「宇宙一かわいい顔」を見せつける。さらにコグマが締め続けるが、中野がエスケープ。コグマは背中を踏み続けフットスタンプ。中野が返すとコグマがDDT、コーナーに上がりミサイルキック。返した中野にコグマがバックを取る。中野がロープに逃れるがコグマが突進。中野がかわしてドロップキックで場外に追いやる。中野がコーナーに上がるとコグマが追いつくが宙吊りドラゴンスリーパーに捕獲される。2人が落下し中野がコーナーからダイブ。コグマがかわすが中野はバックドロップ、ニーアタック。コグマが返すと、中野の突進を丸め込む。中野が返してスピンキックからバイオレットシューティング。コグマが返すと、中野はタイガーの体勢。コグマが切り返し丸め込みの連続。中野も丸め込むが2カウント。さらに中野が飛びつき丸め込むと3カウントが入った。

◆レッドスターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
AZM<10点>

7分14秒
あずみ寿司

SAKI<4点>

 4勝1敗とリーグ戦好調のAZMがカラーズのSAKIと公式戦で激突。AZMのスピードとSAKIのパワーがどんな化学反応を見せるのか。期待の大きい異色のシングルマッチである。

 SAKIの方から握手を求めAZMもクリーンに応じる。AZMがロープに振ろうとするがSAKIが拒否。振り合いからSAKIが振るが、AZMが何往復も走らせ足をすくって丸め込む。SAKIが返すと、AZMはアームホイップから腕をロック。SAKIが持ち上げて抱え上げるとブレーンバスター。SAKIはサソリ固めを決めるがAZMがエスケープ。SAKIはもう一度サソリに入る体勢から持ち上げて変型のカンパーナ。SAKIのスプラッシュをかわし、AZMがコーナーから飛んでアームロック。SAKIがエスケープするがAZMはダイビングフットスタンプ投下。返したSAKIがコルバタをかわしてアームホイップ。バックドロップを切り返しAZMが丸め込む。SAKIはカウンターのビッグブーツも2カウント。SAKIはケンタッキーボム狙いもAZMが脚を取って後方に投げ捨てる。AZMの突進をSAKIが止めるが丸め込まれる。AZMがハイキックもSAKIがビッグブーツ。両者ダウンからSAKIが引き起こすがAZMが丸め込む。3カウントが入り、AZMの勝利となった。

AZM「これで5連勝ということは、レッドスターズ独断? 独立? 単独! 今日、5連勝ということは私が単独1位でございます! このまま私が連勝して、101日、20歳の誕生日で私が最年少で優勝するので、楽しみにしていてください。そして、そして昨日言っていたハイスピード逆指名したい人、聞きたいですか? 私は4年越しにリベンジしなきゃいけない人が2人います。そうフキゲン、葉月出てこい!」

葉月「AZMちゃん、やっと逆指名してくれたね。ありがとう。ただ、今の試合で疲れてて大丈夫? ウチと試合できる? ねぇ、大丈夫? せっかくならシングルでやりたかったけどAZMが3WAYがいいなら3WAYでやってやりますよ。ハイスピードいままで15分ドローとか 10分以内に私がAZMを仕留めます」

 

AZMのコメント

「今日、私が勝った、現時点でレッドスターズ、私、単独1位でございます。私が101日の20歳の誕生日で、5★STAR最年少優勝してみせますので、みなさん楽しみにしていてください。そして次のハイスピードが挑戦者、決まりましたよ。葉月とフキゲンです☆。私は4年前2人に負けてるから、いまチャンピオンとして2人からきっちり勝って、次に私が進みたいと思っております」

◆ブルースターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
岩谷麻優<6点>

4分56秒
グラマラスコレクションMINAを切り返して→片エビ固め

白川未奈<4点>

 岩谷麻優と白川未奈の一騎打ちはともに2勝1敗でひとつの勝ち越し。これからがリーグ戦の本番と言える両者だけに、ここは白星を重ねたいところ。昨年のリーグ戦ではスターダムのアイコン岩谷が白川を破っているが、今回はどうなるか?

 ゴングと同時に白川がエルボー、ロープワークから岩谷がバックキック、白川がカウンターのローリングエルボー、コーナーに乗せてDDT。岩谷が返すと、白川はリング下におりてエプロンでDDT。白川がリングに戻り岩谷を待つが、岩谷を自分で戻してエルボー連打、後頭部にニーをぶちつける。首4の字固めを決めるが岩谷がなんとかエスケープ。白川はリバースDDTも2カウント。インプラントDDT狙いは岩谷がドラゴンで投げ捨てて回避。白川が先に立ち上がりローリングエルボー。かわした岩谷がエルボーからトラースキック、ドロップキック。コーナーに上がるとスタンディングドラゴンスリーパーの構え。切り返した白川がコーナー上の岩谷にDDT。白川はバックブローも2カウント。白川が狙いすまして延髄斬りからインプラントDDT。岩谷が返すと、白川はグラマラスドライバー狙い。岩谷が切り返しツームストーンの構え。白川が切り返すが岩谷が上になると3カウントが入った。

◆ブルースターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
なつぽい<6点>

10分11秒
フェアリーストレイン

鈴季すず<0点>

 COSMIC ANGELS入りしゴッデス・オブ・スターダムのベルトを巻いたばかりのなつぽいと、デスマッチ&ハードコアユニット、プロミネンスの鈴季すずが刺激的初遭遇。なつぽいはリーグ戦をここまで2勝3敗。連勝スタートを切ったが3連敗とブレーキがかかった。ここで星を五分に戻したいところだが、相手が何をしでかすかわからないだけに要注意だろう。すずは体調不良により出遅れ、合流後も2連敗。ある意味鳴り物入りのエントリーだけに、3連敗はなんとしても阻止したいところだが…。

 探り合いからなつぽいが睨みつけエルボー。鈴季もやり返し手を広げて受けて立つ。エルボーの応酬で鈴季は「意外といてぇな」と言って連打する。ロープワークに誘ったなつぽいだが鈴季がアームホイップ。鈴季のラリアットをかいくぐりなつぽいがドロップキック。なつぽいは鈴季をコーナーに振って突進。鈴季がかわすと背中にパンチ、後方からスライディングしてジャーマン。場外戦に持っていくと、なつぽいの背中を鉄柱に打ち付けボディースラム。鈴季はリング中央でなつぽいの生還を待つ。なつぽいが戻ろうとすると鈴季が低空ドロップキックで再び場外戦、注意するレフェリーに「見とけクソジジイ」と逆エビ固め。反則を取られそうになると鈴季は「いやだ」と拒否してリングに戻る。なつぽいが戻ると鈴木は後方からニーアタック。なつぽいが返すと、鈴季のボディースラムを切り返しアームホイップで場外に送り出す。コーナーに上がるが鈴季が「させるか」とデッドリードライブ。エプロンでジャーマンの構え。なつぽいが逃れてエプロンでドロップキック。転落した鈴季になつぽいが場外プランチャを決める。戻ってきた鈴季になつぽいがストンピング連打、低空ドロップキック。コーナーに上がるとダイビングボディーアタック。しかし鈴木がブリッジでかわしジャーマン気味に投げ捨てる。なつぽいが返すと、鈴季はバックを取る。なつぽいが切り返しエルボーの打ち合い。手を引き合いエルボーの打ち合いが継続。両者崩れ落ち、鈴季が立ち上がって突進もなつぽいがトラースキック。こらえた鈴季がジャーマン、なつぽいもジャーマン。鈴季の張り手でなつぽいダウン。鈴季が引き起こそうとするがなつぽいが丸め込み。鈴季が丸め込むがギリギリで返される。なつぽいがジャーマンも1カウント。なつぽいがバックキック、トラースキック、フェアリアルギフト。引き起こしてクロスアーム式ジャーマンのフェアリーストレイン。3カウントが入りなつぽいが勝利した。

 

なつぽいのコメント

「鈴季すずさん、はじめましてだったんですけど、メチャクチャ刺激的で楽しかった。鈴季すずさん、このスターダムに来るとき、いろんな思いがあってきたんだろうなって。その気持ち、なんかわかる。それを与える方の気持ちもわかったり、人生っていろいろありますよね。その中でこうやってすずさんと私が出会った。これは始まりのような気がします。すずさん、また絶対闘いましょう。次も私が勝ちます。ばいぽい」

◆ブルースターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
壮麗亜美<8点>

10分28秒
雷の如く→片エビ固め

MIRAI<6点>

 ゴッデス・オブ・スターダム王座挑戦も決まったゴッズアイの同門対決だが、MIRAIと壮麗はこれが初対決でもある。前日の「NEW BLOOD4」でJUST TAP OUTの稲葉ともかを迎え入れ新体制となったゴッズアイで、この2人がユニットの強さを証明する。

 ロックアップで力比べ。壮麗が上になるとMIRAIが反転し押さえ込む。ロープワークからMIRAIがバックエルボー、ヘッドロック、チンロック。さらに両腕を取ってギブアップを迫る。壮麗が返すとMIRAIは仁王立ちで「こいよ」と挑発。壮麗が逆水平でぐらつかせるが、MIRAIはさらにチョップを打たせていく。もう一度挑発するとMIRAIがあえてかわして串刺しラリアット。コーナーに上がったMIRAIを壮麗がアルゼンチン。MIRAIが切り返し突進するがショルダースルーで投げられる。壮麗が串刺しボディーアタックから逆エビ固め。MIRAIがエスケープすると、バックの取り合い。MIRAIが丸め込むが2カウント。MIRAIが飛びついてフェースクラッシャー。MIRAIは「今度こそ魂込めていくぞ!」と叫びコーナーへ。壮麗が上がってこようとすると丸め込みからサブミッションへ。壮麗がエスケープすると、MIRAIがエルボー連打、壮麗がラリアットをかわしてラリアット。もう一発放つが2カウント。壮麗はフィニッシュを宣言もMIRAIが切り返し丸め込みの連続から首を取る。壮麗がエスケープすると、MIRAIがラリアット。壮麗がかわすがMIRAIもラリアットをブロックしミラマーレ狙い。壮麗が切り返しカウンターでダウンさせるとサイドに叩きつける。しかし先にMIRAIが立ち上がりラリアット。MIRAIが後方に叩きつけるも壮麗がクリアー。10分経過。MIRAIが突進すると壮麗がキャッチし真っ逆さまに落としてみせる、3カウントが入り、壮麗がMIRAIを破った。

 

壮麗のコメント

「今日、私がスターダムに来て、同門のゴッズアイMIRAIと初対戦でした。素直に勝利できて嬉しいです! しつこくしつこく首攻められたけど、最後には私が首で返してやりました。また、MIRAIとやる機会は次あるかわからないけど、またゴッデスもあるし、きょうを経てお互い強くなれたのかなと思います。次の5★STARもしっかり勝利して、点数稼いでいきたいと思います」

――前半戦を振り返って。

「やっぱりハードですね。予選リーグも4試合しているけど、もちろんそれもハードだったけど、それとは比にならないぐらいツワモノが勢ぞろいしているので、やっと折り返しぐらいになったから。まだまだ続いていくので」

――この星取りは?

「メチャクチャ大きい星ですね。やっぱりMIRAIは赤も白も挑戦してて、誰もがMIRAIが勝つと思っていたと思うので。そのなかで、嬉しいです」

◆レッドスターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
ひめか<8点>

7分6秒
ランニングパワーボム→エビ固め

世羅りさ<6点>

 ひめかと世羅りさが5★STAR GP公式戦で激突。ともにパワーファイターとあって、迫力ある闘いが期待される。ともにリーグ戦は白星が先行しており、どちらが勝ってもおかしくない闘い。勝ち名乗りを受けるのは、ひめかか、それとも世羅か。

 ゴングを待たずに両者が突進しショルダーをぶつけ合う。世羅がヘアーホイップを狙うがひめかがこらえて阻止。再びショルダーをぶつけ合い、ラリアットをかわし合ってひめかがショルダータックルで世羅を吹っ飛ばす。さらに串刺しからもう一発ショルダータックル。返した世羅にひめかは逆エビにいくが、すぐにエスケープされる。ひめかのアルゼンチン狙いを世羅が阻止して後方に叩きつける。世羅は「お返しじゃ」と逆エビ固め。コーナーに叩きつけると串刺しニーアタック、ダブルニー。エルボーの打ち合いから世羅が頭部を踏みつけていく。ひめかがカウンターのラリアット。もう一発決めるが2カウント。JPコースターも世羅がクリアー。ひめかはパワーボムの体勢。世羅が前方に叩きつけるがひめかが反転してカバー。返した世羅にひめかがエルボー連打。ひめかの突進を世羅がキャッチしマットに叩きつける。世羅は羅紗鋏からダイビングダブルニードロップ狙いでコーナーへ。ひめかが阻止してランニングパワーボム。世羅が返せず3カウントが入った。

 

ひめかのコメント

「世羅りさ、私にとって、私のプロレス人生を語るにあたって、世羅りさはなくてはならない存在。というか、私のプロレスに対する意識を変えてくれた一人でもある。過去は負け続きだったけど、スターダムに来て世羅りさからスリー取ったのは、自分にとってプラスになったし、いままでやってきたことが間違ってなかった、経験の一つになってたんで。このまま点を重ねて、ジャンボ・プリンセスのひめかが優勝してやる」

◆レッドスターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
舞華<6点>

14分11秒
みちのくドライバーⅡ→片エビ固め

林下詩美<8点>

 林下詩美と舞華のライバル対決が久しぶりに実現。JUST TAP OUTでの初対戦から何度もシングルで闘ってきた両者だが、シングル戦線では詩美が上位というイメージが大きい。しかしながら5★STAR GPでの公式戦に限れば舞華が2戦2勝。通算では負け越しているものの、このリーグ戦では舞華が試合を優位に運んでいるのだ。では、今年はどうなるか? 詩美は4勝1敗と絶好の成績で序盤戦を闘ってきた。一方の舞華はまだこれが3戦目。初優勝へ向け、詩美に勝って勢いをつけられるか。それとも詩美が順調に星を重ねるか。

 舞華がグラウンドにもっていき詩美も応戦。首の取り合いから舞華がフロントネックロック、ヘッドロック。詩美のヘッドシザーズを舞華が抜け出しロックアップ。舞華がヘッドロックに取ると詩美がロープに振ってドロップキック。詩美は場外に追いかけ舞華にボディースラムを狙う。舞華が切り返し突進するが詩美がキャッチしてボディースラム。舞華が戻るが詩美が背後からラリアット。詩美が高々とボディースラム。エルボーの打ち合いから詩美が突進。舞華がかわして腕を固める。詩美がエスケープすると、舞華は予告してブレーンバスターの構え。詩美もブレーンバスターを狙うが、舞華はトップロープの反動を利用し決めてみせる。舞華がラリアットも詩美も腕を出す。ラリアットの打ち合いは舞華が打ち勝つ。詩美がミサイルキックも2カウント。コウモリ吊り落としも舞華がクリアー。詩美がアルゼンチンも舞華が切り返して反対にアルゼンチンバックブリーカー。そこからマットに叩きつけるが、詩美が返す。舞華が山茶華で叩きつけるも2カウント。舞華がフィニッシュを宣言し炎華落としの構え。しかし詩美がスリーパーで捕獲。舞華がエスケープし10分経過。コーナー上でエルボーを打ち合い、詩美が雪崩式ブレーンバスター。舞華が返すと、詩美がダッシュ。舞華が止めてパワースラム。詩美も突進を止めてマットに叩きつける。ダウン状態から立ち上がり舞華がラリアットも詩美がかわしてバックドロップ。詩美はジャーマンも舞華が返す。詩美はハイジャックボムにいくが舞華が切り返す。舞華は詩美の突進を止めてみちのくドライバー。残り2分。舞華は詩美を引き起こしローリングラリアット。「終わりだ!」と叫んで炎華落とし。詩美が返すと、舞華はもう一発みちドラ。「まだ!」と絶叫し旋回してみちのくドライバー。3カウントが入り、舞華が詩美を破ってみせた。

 

舞華のコメント

「5★STAR GP、6点ゲットしました。ツイッターでも言ってたけど、この季節は舞華の季節でしょう! ただ、私にとっても春夏秋冬…いや、私にとってはこの5★STAR、春夏“詩美”秋冬。アイツは欠かせない存在だよ。アイツがいなきゃ始まんねえだろ。残りまだまだあるけど、私が優勝まで全勝してやるよ」

◆ブルースターズ公式リーグ戦 15分1本勝負
ジュリア<6点>

11分32秒
雁之助クラッチ

スターライト・キッド<4点>

 ジュリアとスターライト・キッドが公式戦で激突。ともに星が五分の状態で久しぶりの一騎打ちを迎える。シングルではジュリアが全勝だが、大江戸隊入り後のキッドの急成長は目を見張る。発信力、影響力ともに過去とは比べ物にならないだけに、セコンドの介入も含めジュリアには細心の注意が求められそうだ。

 キッドが入場しエプロンでパフォーマンス。そこにジュリアが襲撃を仕掛ける。レフェリーに注意されるジュリアの背後にキッドがダッシュ。しかし、ジュリアがかわしてマスクに手をかける。マスクを引き裂かれたキッドがリングに戻されようやくゴング。リング下では大江戸隊とDDMが乱闘。ジュリアは場外マットにブレーンバスター、ドロップキック。キッドが背後からイスで殴打。大江戸隊がジュリアを捕獲しキッドがケブラーダで舞う。キッドはジュリアをリングに戻して頭部を蹴飛ばしていく。ジュリアが怒りのヘッドバット乱打。レフェリーを突き飛ばし、強烈な一発を叩き込む。ダウンしたキッドだが打撃をかわしてエルボーの応酬へ。キッドが張り手、ジュリアもやり返す。ドロップキックの応酬からジュリアが抱え上げる。キッドが切り返しフライングエルボー、フィッシャーマン。コーナーに上がるがジュリアが下から張り手、コーナーに上がると雪崩式ダブルアームスープレックス。キッドが突進もジュリアがキャッチしファルコンアロー。ジュリアはグロリアス狙い。キッドが切り返し突進するが、ジュリアがかわしてバックドロップ。ジュリアはコーナーに上がるがキッドが下から張り手。キッドも上がって雪崩式カサドーラから叩きつける。ジュリアがカウンターでドロップキック。キッドが返すと、黒虎脚殺。ジュリアがエスケープするとキッドはタイガースープレックス。ジュリアが返すとキッドはムーンサルトプレス。しかしジュリアが読んでおり、着地をキャッチしてサブミッション。キッドがエスケープすると、ジュリアはグロリアスドライバーの体勢。キッドが切り返すがジュリアも切り返す。キッドが黒虎天罰を決めるもジュリアがクリアーし10分経過。キッドがムーンサルトプレスを決めるがあえてジュリアを引き起こしフィニッシュ予告とともにタイガーの構え。ジュリアが切り返すがキッドがヘッドバットからタイガーの構え。ジュリアが切り返し丸め込むと3カウントが入った。試合後も両者は乱闘。

ジュリア「頑張ってるね、きっちゃん。勢いも持ってるね、きっちゃん。でも…ちょっと足りないものあったでしょ。1年半前くらいかな? ここでそのマスクを引き裂いてやったけど、あの快感がこいつは好きで好きでたまらねぇみたいでさ。今日、オマエの欲望満たしてやろうと思ったけど、あとちょっとだったな。まぁまぁ、この続きはまたのお楽しみということで、今日は帰れ、クソチビ! 5★STAR GP、まあ去年は途中欠場して、今年はなんと開幕で2連敗でも、面白くなってきたんじゃねーの、諸君。去年の雪辱、あの思い、必ず今年は取り返す。そして、私が狙うベルトはただ一つ。わかってるよね。私が興味あるのはアイツのベルトだけなんだよ。必ずジュリアのための夏にしてやる。アリべデルチ、またな!」

ジュリアのコメント

「みんな待ってたんじゃないの? 最近のジュリアどうかしてると思ったでしょ。そう、これ(ハート)が足らなかったの。ゾクゾクするこの気持ち。まあある意味それに火をつけてくれたのがスターライト・キッド。だからオマエには今日、感謝してやるよ。でもな、まだまだオマエに超えられるわけにはいかねえからよ。いつまでもテメエのことなんぞ跳ね返してやるから。ジュリアが狙うのはただひとつ、必ず今年はこの手でしっかりと結果を残し、今年こそ最大の栄光をつかむ。アリベデルチ、またな」

――今日の勝利で本調子?

「本調子でいいですよ。本調子でないジュリアなんて、どこにもいないよ」

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