『FIBREPLEX presents NEW BLOOD Premium』
3月25日(土)横浜武道館(観衆734人)
試合結果
◆3WAYタッグバトル 15分1本勝負 | ||
妃南 |
5分44秒 |
向後桃● |
○羽南 | 飯田沙耶 |
※もう一組は琉悪夏&吏南
◆新人デビュー戦 15分1本勝負 | ||
ジュリア |
8分51秒 |
さくらあや |
◆新人デビュー戦 15分1本勝負 | ||
○ひめか |
10分46秒 |
HANAKO● |
舞華 | レディ・C |
◆シングルマッチ 15分1本勝負 | ||
セクシー・ダイナマイト・プリンセス |
5分18秒 |
スーパー・ストロング・スターダム・ビッグ・マシーン |
◆NEW BLOODタッグ初代王座決定トーナメント準決勝 15分1本勝負 | ||
稲葉ともか |
10分19秒 |
ななみ● |
○MIRAI | 壮麗亜美 |
◆NEW BLOODタッグ初代王座決定トーナメント準決勝 15分1本勝負 | ||
○KARMA |
7分5秒 |
ちゃんよた |
スターライト・キッド | 桜井まい● |
◆超新星五番勝負〜第三戦〜 15分1本勝負 | ||
朱里 |
13分4秒 |
天咲光由 |
◆NEW BLOODタッグ初代王座決定トーナメント決勝戦 時間無制限1本勝負 | ||
KARMA |
13分7秒 |
稲葉ともか |
○スターライト・キッド | MIRAI● |
※NEW BLOODタッグ初代王者組はスターライト・キッド&KARMA
◆スペシャルタッグマッチ 30分1本勝負 | ||
○月山和香 |
21分58秒 |
KAIRI |
中野たむ | 高橋奈七永● |
試合詳細レポート
◆3WAYタッグバトル 15分1本勝負 | ||
妃南 |
5分44秒 |
向後桃● |
○羽南 | 飯田沙耶 |
※もう一組は琉悪夏&吏南
第0試合として羽南&妃南組、飯田沙耶&向後桃組、琉悪夏&吏南組が一度に対戦する3WAYタッグマッチが組まれた。羽南と妃南はSTARSとクイーンズクエストの垣根を超えた姉妹タッグで、羽南には飯田&向後組とのSTARS同門対決だ。また、姉妹タッグには琉悪夏&吏南組の大江戸隊との絡みも興味深い。三姉妹の動向が勝負のカギを握りそうである。
羽南、飯田、琉悪夏の先発でスタート。羽南が仕掛けようとすると吏南の乱入から混戦となりSTARSの3人がドロップキックで競演。琉悪夏が次々とショルダータックルで吹っ飛ばすと飯田と全身をぶつけ合う。琉悪夏がショルダータックルで飯田を吹っ飛ばすと吏南と合体。飯田が琉悪夏に逆水平の連打からジャンピングチョップ。吏南が飯田にドロップキックを見舞い、串刺しダブルニーアタック。妃南が吏南をカットすると飯田が突進、すると吏南と妃南でブレーンバスターの競演となる。吏南が妃南にエルボー。妃南もやり返し双子姉妹でエルボーの打ち合い。そこへ向後がボディーアタック。妃南が払い腰、羽南の突進を吏南がかわす。大江戸隊が羽南と向後に串刺し攻撃、吏南が羽南にスープレックス。吏南はピンクデビルの構えも羽南がかわし腕十字に決める。妃南と羽南が大外刈りで競演も飯田と向後が2方向からダイブ。向後は羽南に619も2カウント。向後はフィニッシュを予告し羽南にネクターピーチ狙い。最後は羽南が向後を丸め込んで3カウントをゲットした。
◆新人デビュー戦 15分1本勝負 | ||
ジュリア |
8分51秒 |
さくらあや |
1月31日のプロテストで合格した兵庫県出身の石黒さくらがデビュー戦。2・17後楽園であいさつした石黒は初戦の相手にワールド・オブ・スターダム王者のジュリアをいきなり指名した。面食らったジュリアだが練習生時代のニックネームに共通項を見出し受諾。石黒はリングネームをさくらあやとし、デビュー戦から赤いベルトの王者にぶつかっていくが、最初から強心臓ぶりを見せつけることができるのか。なお、当初はさくら、HANAKOとともに南小桃のデビュー戦(vs葉月)も予定されていたが、負傷によりこの日の試合を見送られた。
さくらが「お願いします!」と握手を求めるとジュリアが軽く応じて試合開始。ロックアップで組み合いジュリアがロープに押し込む。ジュリアがブレイクし、再びロックアップ。ジュリアが腕を取りにいくとさくらが回転して取り返す。ジュリアもやり返し腕を捻り上げる。腕の取り合いからジュリアがヘッドロック。さくらがロープに振ろうとするがジュリアが許さずグラウンドでヘッドロック。立ち上がってもジュリアが締め続け再びグラウンドでヘッドロックをキープする。さくらが脱出しドロップキックの連打。ジュリアが手を広げて受けて立つ。4発目を払いのけるとさくらをコーナーに追い込む。ジュリアはヘアーホイップからコーナーに追い込み顔面を踏みつけていく。ジュリアがコーナーに振り串刺しエルボー。さくらが返すと、エルボー連打。しかし自分から崩れ落ちてしまう。ジュリアは「こいよ」と挑発。さくらが立ち上がりエルボー連打もジュリアが一発で倒してみせる。さくらが絶叫してエルボー連打、「上げるぞ」と宣言するがジュリアが反対にボディースラム。ジュリアは「終わり」と宣言し逆エビ固め。絞り上げるが体勢が崩れる。5分経過。ジュリアがコーナーに上がろうとするとさくらは足をつかんで阻止。ジュリアはストンピングを放ちコーナーに上がる。さくらが下からハイキック、デッドリードライブ、ドロップキック。ジュリアが返すと、さくらは予告してボディースラムの構え。ジュリアが切り返すもさくらが投げつけることに成功。さくらはキックのコンビネーションでジュリアを倒してカバーも2カウント。さくらはカバーの連続でジュリアを追い込む。返したジュリアがブレーンバスターを狙うがさくらが丸め込む。ジュリアの突進をさくらが丸め込む。ジュリアが返すがさくらはもう一度丸め込む。さくらがジュリアの突進にハイキック。ジュリアが返すとさくらが突進。読んでいたジュリアがドロップキック。ジュリアはグロリアスドライバーの構え。ゆっくりと四方に見せつけると「デビューおめでとう!」と叫んで叩きつける。3カウントが入りジュリアがさくらを破った。
ジュリア&さくらのコメント
ジュリア「プロレスラー1年生、どうですか?」
さくら「いっぱい名前を呼ばれて…ホントに初めて(小声で聞こえず)」
ジュリア「声、入ってますか? 大丈夫ですか?」
さくら「すごく痛くて本気で泣いちゃいました」
ジュリア「(笑)。いやあ、まあでも、まあまあ、これからですよ。これからですよ。もともとオーディションはあれだよね、映画だよね。プロレスなんか全然さあ、やろうなんて思ってもないところで入ってきて、実際こうやってみてグロちゃんじゃなくてさくらちゃんがどれだけプロレスをやっていくかはわからないけど、ここからが始まりだから、プロレス大好きになれるように頑張って」
さくら「ハイ、頑張ります」
ジュリア「じゃあまた、ありがとうございました。私からは、いや、なんかすごい期待してる子だから彼女に。ただ噂によると、あれなんですよ、なんか、誰かに似てるんだよなと思ったんだよな。アイドルが好きなんだって。だから私とはきっと組むことはねえな。バイバーイ」
さくら「待ってくださーい」
ジュリア「あ?」
さくら「私、坊主にしたことあります」
ジュリア「なんで?」
さくら「役で」
ジュリア「役で?」
さくら「ハイ、役で。なのでジュリアさんともご縁があると思います」
ジュリア「なにそれは、DDMに入りたいってこと?」
さくら「…」
ジュリア「どっち?」
さくら「…」
ジュリア「なんだよ! 入りたいんじゃねえのかよ!」
さくら「…」
ジュリア「アイドルだもんね」
さくら「全部、お試しで入…」
ジュリア「お試しで!? すげえな、コイツ! おためしとかなかったからな私のときは。まあまあいいんじゃないですか、いろいろお試しでいった方がいいですよ、まだ若いから。いろんな人と付き合っていって、そのうちにいい男見つけるみたいなね。そういうことだよね。じゃあ、いろいろ試してつまみ食いして、頑張ってね。バイバーイ。アリベデルチ―」
さくら「ありがとうございます」
◆新人デビュー戦 15分1本勝負 | ||
○ひめか |
10分46秒 |
HANAKO● |
舞華 | レディ・C |
1月31日のプロテストで合格した上田華子がHANAKOのリングネームでデビュー。HANAKOは京都府出身で身長181センチ。レディとの高身長タッグを結成し、初陣でいきなり“舞ひめ”舞華&ひめか組の胸を借りる。
HANAKOが両手を差し出しひめかと握手をかわすと舞華と対峙。グラウンドの攻防でスタートし、舞華が腕十字を狙う。HANAKOがエスケープすると舞華はひめかにチェンジ、舞ひめは自軍コーナーでHANAKOを攻める。ひめかはHANAKOの顔面をロープ際で踏みつけ。舞華がHANAKOをコーナーに追い込みヘアーホイップの連続。HANAKOのエルボー連打を舞華が仁王立ちで受けて立つとボディースラム。舞華はヒザでカバーするがHANAKOが返す。舞華のブレーンバスター狙いを切り返したHANAKOが反対に叩きつけてみせる。レディが舞華の顔面にビッグブーツ、ニードロップ、ネックブリーカー。チョークスラム狙いを舞華が切り返してパワースラム。ひめかがレディへ串刺しニー。レディがコブラツイストにひめかをとらえると、舞華のカットをHANAKOが阻止してアルゼンチンバックブリーカー。レディが締め続けダイヤル固めに移行。HANAKOがひめかにショルダータックル連発。ひめかが受けて立ちHANAKOを吹っ飛ばす。ひめかはHANAKOをコーナーに振るがHANAKOがショルダータックル。さらにもう一度アルゼンチンを狙うがひめかが切り返す。レディのアシストを得てHANAKOがビッグブーツ。レディとHANAKOでビッグブーツの競演。ひめかが返すと、HANAKOのエルボー連打を受けて立つ。ひめかが打ち返すとHANAKOが崩れ落ちる。しかしHANAKOがエルボー連打でお返し。ひめかが連打するとショルダータックルで打ち倒す。HANAKOが立ち上がりショルダータックルのお返しからビッグブーツ。レディとHANAKOがチョークスラムで合体。HANAKOが押さえ込むが舞華のカットが成功。HANAKOがひめかを担ぎ上げマットに叩きつけるが2カウント。HANAKOがひめかにアルゼンチンの体勢。舞華がラリアットをぶち込みひめかとサンドイッチラリアット。しかしレディがカットする。ひめかはHANAKOにラリアット。HANAKOが返すとひめかは逆エビ固め。しかしHANAKOがロープへ到達。舞華、ひめかが後方からラリアット。ひめかがHANAKOをアルゼンチンで担ぐとフィニッシュを予告しJPコースター。HANAKOが返せずひめかが3カウントをゲットした。
レディ&HANAKOのコメント
レディ「どうだった?」
HANAKO「いろんな感情がいっぱいでちょっとよくわからないんですけど(涙)、レディさんと一緒に舞ひめ相手に闘えてすごく楽しかったですし、一個一個全部の技がきつくて、心が折れそうになったりもしたんですけど、どうしても勝ちたいって気持ちとかあったので…」
レディ「正直私、HANAKO、日本現役女子最長身奪われるっていうのを、すごくモヤモヤとしてたんですけど、一緒に闘って、さすが日本現役女子最長身の新人だなってすごく感じました。デビュー戦でひめかさんをタックルで倒したり、舞華さんをブレーンでぶっこ抜いたり、かなりパワーあるんじゃないでしょうか。これからもっともっとたくさんいっぱい試合して、一緒に強くなっていこう。よろしくお願いします」
HANAKO「ありがとうございます。よろしくお願いします」
舞ひめが入ってくる。
ひめか「HANAKO、言いたいことがある。アルゼンチン、きょう使ったよね。HANAKOがよければだけど、JPコースター、今日、HANAKOから取った技、使わない?私が引退した後」
HANAKO「いいんですか?使いたいです」
ひめか「でかいっていうのは本当に素晴らしいことだから、常に上を向いて。レディ・Cもでかい素晴らしさ、誇りを持ってこれからでかい選手としてスターダムを盛り上げていって」
レディ&HANAKO「ハイ!」
ひめか「ありがとう」
舞華&ひめかのコメント
ひめか「舞ひめ、初のNEW BLOOD、そしてスターダムの生え抜き、初のデビュー戦の相手。どうだった?」
舞華「私も初NEW BLOODだし、初めてデビュー戦の相手になったので。私がデビューしたときと比べてしまう部分が多々あって、HANAKOは181センチということですごく大きな選手だし、ひめかもすごくたぶん期待してるし、私もHANAKOの練習を見てたので。ただ、今日の試合に関してはまだまだ全然、練習の成果も出てないところもあったし、厳し目で言うと本当に21点ぐらい。でも、その21点というのはすごく伸びしろを考えての21点だから、HANAKOには本当にもっと胸張って、もっと大きく、私たちの期待を裏切らないでこれから闘ってほしいなと思います」
ひめか「DDMに入ったらいいね」
舞華「え、どうなんだろう?」
ひめか「どうなんだろう。でも、大きいところのポジションがあくわけじゃん、私がいなくなったら。いいんじゃない?」
舞華「だって、HANAKO」
ひめか「まだ早い?」
舞華「でも、勝ったら考えを入れとけって記者会見のときに言ったし」
ひめか「だからきっといい方向に考えが進めば、DDMとしてもうれしいね。そんな感じ」
舞華「まあ、ね。HANAKOならウェルカムだよ」
ひめか「レディはいらない」
舞華「レディはいらない。さよなら」
◆シングルマッチ 15分1本勝負 | ||
セクシー・ダイナマイト・プリンセス |
5分18秒 |
スーパー・ストロング・スターダム・ビッグ・マシーン |
スーパー・ストロング・スターダム・ビッグ・マシンとセクシー・ダイナマイト・プリンセスという「謎のシングルマッチ」が組まれた。ビッグマシンは2・26神戸での「ショーケース4」に参戦した選手と思われるが、対戦相手のプリンセスは初登場とあってまったくの未知数。この試合で謎がどこまで解けるのか、予測不可能なシングルマッチだ。
白川未奈がクラブビーナスの新メンバーとしてセクシー・ダイナマイト・プリンセスをコール。ビッグマシンはスーパー・ストロング・スターダム・マシンを帯同。プリンセスが「オネガイシマース」と握手を求める。ビッグマシンも手を差し出すが、プリンセスがセクシーポーズ。ビッグが襲い掛かり試合開始。ビッグがショルダータックルから足を取るがプリンセスが払い除けてヒップアタック。プリンセスがローキック連打からコーナーに追い込み突進。ビッグがかわすとセコンドのマシンがコーナーからヘッドバット。ビッグがヘッドバットを放ち押さえ込むが2カウント。プリンセスがビッグを追い込むとマシンが乱入。白川がカットし2方向でブロンコバスター。プリンセスはビッグへミサイルキック、しかしダブルアームの構えは切り返される。ビッグがラリアットからボディープレス。プリンセスが返すとビッグはベイダーハンマーからラリアット。プリンセスが返すとビッグはコーナーに上がりダイビングボディープレス。かわしたプリンセスが丸め込みからDDT。返したビッグにプリンセスがペディグリー。3カウントが入りプリンセスが勝利した。
プリンセスのコメント
プリンセス「ワオ」
白川「最高です。みなさんお待たせしました。クラブビーナス、ニューメンバー、セクシー・ダイナマイト、プリンセス!なのでビーナス、ファイティング・プリンセスのマライア、エンジェルのザイヤ、そして4人目。ナンバー4。ウェア・アー・ユー・フロム?」
プリンセス「ユア・ドリームズ」
白川「あなたの夢の中から来たの。ということで、フィニッシュ技の名前は?」
プリンセス「セクシー。ジャストセクシー」
白川「OK。私はとにかくセクシーだから、あのペディグリーはセクシーっていう」
プリンセス「セクシー!(イントネーションを訂正)」
白川「セクシー!わー、すごい。めちゃくちゃいいメンバーに出会えた。最高だよ」
プリンセス「サイコー、サイコー!」
白川「何か質問ありますか?」
――一番セクシーなところは?
白川「マスクがセクシーだと言っております」
プリンセス「イチバンセクシー」
白川「こんな感じでクラブビーナス、まだまだスターダムのリングを独占していきたいと思ってるので、楽しみにしててください!」
◆NEW BLOODタッグ初代王座決定トーナメント準決勝 15分1本勝負 | ||
稲葉ともか |
10分19秒 |
ななみ● |
○MIRAI | 壮麗亜美 |
初代NEW BLOODタッグ王座を決めるトーナメントの準決勝でゴッズアイが同門対決。MIRAIは稲葉ともか、壮麗亜美はななみを従えての対戦となる。ふだんはタッグパートナー同士で4・23横浜アリーナでのゴッデス・オブ・スターダム王座戦が控えているMIRAIと壮麗が後輩の2人をどうリードし決勝進出を決めるのか。壮麗はフューチャー・オブ・スターダム王座との2冠王もかかるだけに、同門対決ながら負けられない闘いとなりそうだ。また、稲葉にもクイーン・オブJTO王座との2冠がかかるとあってゴッズアイ入り後初の栄冠を目指してくること必至だ。
MIRAIと壮麗の先発でスタート。ロックアップでの力比べから、どちらも譲らずブレイク。視殺戦を展開しパートナーにチェンジ。稲葉がななみをグラウンドに誘い、立ち上がると腕をロックしヘッドロックへ。ななみが切り返し左右のヘッドロックで絞り上げる。ななみがショルダータックルで稲葉を吹っ飛ばす。壮麗が稲葉にボディーアタック、ななみがヒップアタック。壮麗とななみがボディープレスを同時に放つ。稲葉が壮麗にエルボー連打もダブルチョップを食らう。稲葉が返すと、ヒールホールド狙い。壮麗が切り返しショルダータックル。稲葉が先を読んで二段蹴り。MIRAIが壮麗に串刺しエルボー連打、串刺しラリアット、ミサイルキック。壮麗がショルダータックル、逆水平連打、サイドに叩きつけるがMIRAIが返す。ななみの突進をMIRAIがかわし逆水平連打。ななみがコーナーに振りショルダータックル、ヒップアタック。MIRAIが返すとななみは裏投げを連発。しかし稲葉がカットする。壮麗のカミカゼからななみがダイビングボディープレス。MIRAIが返すと、ななみはノーザンの構え。稲葉がカットしななみにサッカーボールキック。MIRAIが変型のバックドロップも、ななみが返す。するとMIRAIがアームロック。しかし壮麗がカットに成功。壮麗の突進を稲葉が止めてMIRAIと合体攻撃。MIRAIはななみにアームブリーカー、ななみが突進を止めてノーザンライト。ななみはMIRAIを引き起こしノーザンライトの構え。MIRAIが切り返しバックフリップからラリアット。返したななみにMIRAIはミラマーレ。ななみがギブアップしMIRAI組の決勝進出が決まった。
◆NEW BLOODタッグ初代王座決定トーナメント準決勝 15分1本勝負 | ||
○KARMA |
7分5秒 |
ちゃんよた |
スターライト・キッド | 桜井まい● |
1回戦でザイヤ・ブルックサイド&マライア・メイ組を下したスターライト・キッド&KARMA組と、妃南&レディ・C組を破った桜井まい&ちゃんよた組による準決勝。NEW BLOOD限定のKARMAをキッドがどう操るかが見どころとなりそうだ。決勝にコマを進めるのは、キッド組か、それとも桜井組か?
桜井がちゃんよたを制しKARMAを呼び出す。が、先発はキッド。桜井がビッグブーツをぶち込むと試合がスタート、桜井とちゃんよたがドロップキックで競演。桜井がキッドにドラゴンスリーパー。ちゃんよたがキッドにショルダータックルをぶち込み筋肉ポーズ。ちゃんよたが持ち上げようとするとキッドが回避してとびつく。ちゃんよたが受け止めてボディースラムの構え。キッドが切り返すがちゃんよたが予告してリフトアップして投げ捨てる。キッドが返すとちゃんよたはコーナーに追い込み串刺しスピア。キッドがちゃんよたをかわすとKARMAが援護しキッドがエルボー。その場飛びムーンサルト。KARMAが入りちゃんよたへミサイルキック。桜井がKARMAにフェースクラッシャー。KARMAが桜井を走らせず髪を引いて倒すとサッカーボールキック。KARMAの突進をちゃんよたが止めて桜井と向後にビッグブーツ、ラリアット。桜井とちゃんよたでブレーンバスター。KARMAが返すと、桜井はフィニッシュを宣言。しかしキッドがダイビングボディーアタックでカット。キッドとKARMAがちゃんよたにダブルのドロップキック。さらにフィッシャーマンで競演、2方向からダイビングボディープレス。KARMAは桜井にスリーパー。桜井がKARMAを丸め込むがキッドがカット。KARMAのドロップキックを桜井がかわしてドロップキック。ちゃんよたがラリアットを放ち桜井に指示。ちゃんよたが担ぎ上げて桜井がKARMAにミサイルキック。桜井とちゃんよたがKARMAに向かっていくがリング下からキッドがちゃんよたをカット。KARMAが丸め込むと桜井がフォールを奪われた。
◆超新星五番勝負〜第三戦〜 15分1本勝負 | ||
朱里 |
13分4秒 |
天咲光由 |
ジュリア、中野たむと五番勝負を展開してきた天咲光由の超新星五番勝負第3戦。今回は前ワールド・オブ・スターダム王者の朱里が相手だ。デビューから1年、7カ月ぶりの五番勝負再会となる天咲がここまでの成長ぶりをどこまで朱里にぶつけることができるのか。今大会では2人の後輩がいっせいにデビューするだけに、先輩・天咲はこれから追われる立場にもなるが…。
天咲はコール直後にドロップキックの奇襲攻撃。エルボーを連打しドロップキック3連打。朱里が受けて立ち4発目はニーで阻止してヘッドロック、グラウンドから立ち上がりショルダータックル。天咲が張り手にいくと朱里も張り手。張り手の応酬から朱里が挑発。朱里はニーを連打しマウントポジションを取って左右の張り手。朱里が「そんなもんか!」と挑発すると天咲が反転しエルボー連打。朱里も反転してエルボーを連打する。朱里はサッカーボールキックからストンピングを挟みサッカーボールキック。コーナーに追い込むと串刺しニーアタック、フロントネックチャンスリー、フェースロック。朱里は顔面を蹴りながら「こいよ!」と挑発してニーを連打。コーナーに叩きつけると串刺しで突進。天咲がかわして串刺し側転エルボーアタック、ドロップキック、ヒザ十字固め。朱里がアキレス腱固めも天咲がエスケープ。朱里の突進に天咲はヒザへのドロップキック、飛びついてヒザ十字固めを決める。朱里がエスケープするが天咲はレフェリーに反抗して離さない。ようやく離した天咲は左脚をロープにかけてドロップキック、スイングDDT。朱里が返すと、天咲は天聖狙い。朱里が切り返しショルダースルー、サッカーボールキック、サソリ固め。天咲がなんとかエスケープするが朱里が顔面へニー。コーナーに上がるとスタンディングギロチン。天咲が返すと朱里はミドルキック、PK。バックドロップ。天咲がDDT、ヒザ十字。10分経過。天咲が天聖を決めるが2カウント。天咲がエルボー連打から突進するが朱里が止めてジャーマン。朱里は狙いを定めてバズソーキック。しかし天咲がかわして天橋立。朱里がニーも天咲がクリアー。朱里が「こいよ!」と挑発。天咲が立ち上がりエルボー連打、朱里がカウンターでハイキック。しかし天咲の肩が上がる。朱里は後方からスリーパーにとらえエスケープをさせず揺さぶりながら締め上げる。レフェリーがストップをかけ朱里の勝利がアナウンスされた。
朱里のコメント
「天咲五番勝負の三番目、天咲光由はまあ、デビューして約1年、デビュー戦から私は生で見てたので、今日、成長を肌で感じることができてすごくすごくうれしかったです。天咲はデビュー戦すごく注目されてデビューしたので、いろいろ悩んだりとか悔しい思いとかしてきたんじゃないかなって私は思ってます。乗り越えていまがあると思うし、高橋奈七永戦のときに天咲は1年でこのスターダムのトップになると言ったんですよ。おもしろいこと言うなコイツと思って。でも、いまのままだと無理だよ、天咲。この無理っていう、無理って思われてること、覆してみろよ。言ったからには1年でトップに上り詰めてみろよ。期待してるよ、天咲」
天咲のコメント
「朱里さんとの五番勝負三戦目、私の練習生からいままでのすべてを出し切れたんじゃないかなと思います。朱里さんと試合できたっていうのはこれからの私の大きな糧ともなりますし、これからこの経験をもとにスターダムのてっぺんに咲けるよう全力で頑張ります」
◆NEW BLOODタッグ初代王座決定トーナメント決勝戦 時間無制限1本勝負 | ||
KARMA |
13分7秒 |
稲葉ともか |
○スターライト・キッド | MIRAI● |
※NEW BLOODタッグ初代王者組はスターライト・キッド&KARMA
キッド組がゴング前に奇襲攻撃。そのまま試合開始となりKARMAがMIRAIにヘアーホイップ。後頭部をマットに叩きつけるとサッカーボールキック、正面からドロップキック。MIRAIがKARMAをかいくぐりショルダータックル。稲葉がMIRAIと合体し打撃の挟み撃ち。KARMAが返すと稲葉が二段蹴り。KARMAがかわすが稲葉がグラウンドでサブミッション。KARMAがフェイントをかけ稲葉の首を絞める。KARMAはドロップキックの連打も稲葉が返す。キッドが入ると稲葉とエルボーの打ち合い。稲葉が連打しキッドが沈む。稲葉の突進にキッドがヒザへのドロップキック、ストレッチマフラー。稲葉の二段蹴りをキッドがキャッチ。しかし稲葉が切り返しフェースロック。キッドが丸め込みからドロップキック、後方からダブルニーアタック。稲葉が返すと一撃必殺ともか蹴り。キッドがかわし左右の張り手。稲葉がキッドの突進を止めて変則的なキックを下から決める。前方に叩きつけるがKARMAがカット。MIRAIがキッドを持ち上げサイドに叩きつける。キッドが返すがMIRAIがカバーの連続。しのいだキッドをMIRAIが担ぎ上げる。キッドが切り返すがMIRAIがバックフリップ。MIRAIと稲葉が合体もKARMAがネックブリーカー、ドロップキック。キッドがケブラーダで場外へ舞う。キッドとKARMAが2方向から旋回式ダイビングボディープレス。MIRAIと稲葉がかわしてキッドを捕まえると合体攻撃。しかしキッドの肩が上がる。MIRAIがキッドへラリアット、担ぎ上げて旋回させるがキッドが抜け出しコルバタ。KARMAがMIRAIにジャーマン。稲葉がKARMAにハイキック。4人がダウン。MIRAIの突進にキッドがドロップキック、スイングネックブリーカー、ムーンサルトプレス。しかしMIRAIの肩が上がる。キッドがスタースープレックスの構えもMIRAIが切り返し腕をロック。キッドが脱出もMIRAIが再び腕を取り押さえ込む。しかし3カウントには至らず。KARMAがMIRAIを捕まえキッドとともにマットへ叩きつける。キッドがスタースープレックスホールドを決めると3カウントが入った。
キッド「SLKアンドKARMAが初代ニューブラッドタッグチャンピオンだ! これからこのベルトをKARMAともってニューブラッド、さらにさらに支配していってやるからよ!」
KARMA「これが、当然の、結果だ。キサマら、残念だったな」
レディ「今日デビューしたHANAKOとレディ・C、日本現役女子最長身のタッグ、このベルトを私たちに挑戦させてください」
キッド「は? 今日デビューした新人、負けたチームが挑戦表明だ、いい根性してんじゃねえか。こんなあり得ない挑戦表明? 今日負けたやつらが挑戦できるこのベルト、ニューブラッドだからそれも挑戦できちゃう、それがこのベルトの存在意義だよな! チャンスを与えてやっても…考えとくわ」
キッド&KARMAのコメント
キッド「ベルト、ここにやってきちまったよ、やってきちまったよ。まあ余裕。でもさあ、このベルトがここにあって当たり前の結果だ、つまんねえと思ってるヤツら多少なりいるんだろ。でもこれがNEW BLOODの現状なんだよ。NEW BLOODに出てるヤツら、これでいいの? NEW BLOODは何のための大会なの? ウチらのこの余裕をさ、ぶっ壊してくれるヤツらが挑戦してくれたらいいなって思ってるけど、さっそく今日デビューしたHANAKO? 負けたタッグチーム、レディ・Cを含め挑戦表明してきたわけだけど、まあそれもこのNEW BLOODだからこそできる挑戦表明だと思うし、ここでしかお見せできないカードだとも思う。なんだったらNEW BLOODに出てるヤツら、高橋奈七永だって誰かパートナー引き連れて挑戦してきたっていいんだよ。まあ、そんなこんなで次の防衛戦は考えといてやるけど、ベルト取ったからさ、ウチらのタッグチーム名も発表しちゃおうかなって。ウチらのタッグチームはNEW BLOOD限定のタッグチームということで、NEW BLOOから名前をちょっとお借りして、ブラディーフェイト。血まみれの運命っていうタッグチームでこのベルトを持って、もっとNEW BLOOを支配していってやろうと思うからさ、これから初代NEW BLOODタッグチャンピオンチームのブラディーフェイトをどうぞよろしくお願いします。SLK、初代の冠二つ目いただきました」
◆スペシャルタッグマッチ 30分1本勝負 | ||
○月山和香 |
21分58秒 |
KAIRI |
中野たむ | 高橋奈七永● |
勝てなかったらコズミックエンジェルズ脱退を中野たむから言い渡されていた月山和香のタイムリミット。この日、月山はチームの勝利ではなく自力初勝利を挙げることができなければコズエン追放どころかスターダム退団という崖っぷちに立たされた。しかも相手が高橋奈七永で、奈七永が指名したパートナーがKAIRIという強力すぎる布陣である。もともとパッション注入マッチで奈七永の胸を借りた月山がこの日の対戦相手に希望していたのだが、期限ぎりぎりでの奈七永&KAIRI戦は無謀としか思えない。しかも中野の勝利では意味がない。月山の運命やいかに?
コズエンのメンバー全員がロープを開けて中野と月山を迎え入れる。最後にコールされた月山が奈七永を睨みつけて視線を離さず。月山が「いきます」と中野を抑えて先発に名乗り、KAIRIと対峙する。ロックアップで組み合いKAIRIがロープに追い込む。KAIRIがヘッドロックで絞り上げると月山がロープに振るが、KAIRIは余裕で月山を蹴飛ばしていく。月山が張り手からエルボー連打。KAIRIがコーナーに振ってドロップキック。中野がタッチを求めるが月山がKAIRIにドロップキック。しかしKAIRIがかわしてみせる。中野が入りロープに振りスピンキック、月山がクロスボディー。中野が月山を持ち上げてキックの競演、さらにドロップキックでも挟み撃ち。クローズラインをKAIRIがかわすと七海里が合体。奈七永が月山を持ち上げ叩きつけるとKAIRIがネックブリーカー。奈七永が月山にサッカーボールキック、コーナーに追い込みチョップの連打、変型チンロック。しかし中野がカットする。KAIRIがチョップからスライディングエルボー、フットスタンプ。月山が返すと奈七永が入り「今日で最後だな」と挑発しながら張り手を打っていく。月山がネックロックも奈七永が反転してアームロック。中野がカットするがKAIRIが場外に送り出す。月山がエルボー連打で向かっていくが奈七永がカウンターでショルダータックル。月山がコンプリートショットを決め中野に託す。中野が奈七永にダイビングボディーアタック。KAIRIが中野を捕まえ奈七永が体当たり。中野が七海里をコーナーに追い込みまとめてDDT。中野が奈七永にエルボー連打。奈七永がキックをキャッチしマットに叩きつける。KAIRIがダイビングエルボーアタック、控えの月山を場外に落とすと中野を担ぎ上げる。切り返されるがKAIRIはスピア。10分経過。KAIRIが串刺しエルボーアタック。KAIRIと中野はエプロンでエルボーの打ち合い。中野がバックを取りエプロンでジャーマン。場外でブレーンバスターを狙うがKAIRIがこらえる。中野の突進をKAIRIが止めてエプロンへのアラバマスラム。18カウントで両者生還。月山が入り奈七永にエルボー連打、ドロップキック。奈七永が連打を受けて立ちクロスボディーもキャッチして投げ捨てる。奈七永は月山をロープに振るが中野が妨害。七海里が合体も中野と月山が場外に落とし2方向でプラチャ。月山は奈七永をリングに戻しミサイルキック。15分経過。奈七永が立ち上がり仁王立ち。月山がミサイルキックをさらに連打し、中野とも競演すると極楽ドン。月山は奈七永にブラディーEX、奈七永が持ち上げKAIRIがダイビングエルボーアタック。月山が返すと、奈七永はワンセコンドの構え、中野がカットしコーナーに振ると月山が突進。奈七永がラリアットで迎撃し、KAIRIと挟み撃ち。しかし中野がカットする。奈七永が至近距離からラリアット、冷蔵庫爆弾。しかし月山がかわして奈七永と張り手の応酬。奈七永がラリアットから延髄斬り。月山がかわしてカバーも2カウント。奈七永はカウンターでラリアット。しかし中野のカットが間に合う。20分経過。七海里が合体を試みるが奈七永のラリアットが誤爆。月山が奈七永にオースイスープレックス。しかし奈七永が返してみせる。月山は奈七永を引き起こすがバックドロップを食らう。七海里が合体しKAIRIのエルボードロップが空振り。中野がKAIRI、月山が奈七永にスープレックスも2カウント。月山が奈七永に張り手から背後に回り込んで押さえ込む。そのまま3カウントが入り、月山が奈七永をフォールした。
月山「……。生きててよかったです。私はデビューしてから2年7カ月、勝ったことがなくて、落ちこぼれとか、いろんなことを言われて、でも今日…奈七永さん、KAIRIさん、そしてたむさん、試合ができた今日、私は一生忘れません。ありがとうございました…。ありがとうございました!」
奈七永「月山、ふざけんじゃねぇ! 私に勝ったんだからな、泣いてんじゃねーよっ! 笑えよ、笑ってみろ! (必死に笑おうとする月山に)なんだ、その顔は」
月山「笑ってます!」
奈七永「笑えよ! オイ、笑って! 笑ってしっかり女子プロレスを背負っていけよ。お前のまっすぐさにやられたよ。今日からライバルな」
七海里が退場。
月山「たむさん…、私は……COSMIC ANGELSに残ってもいいですか?」
中野は無言でハグ。
中野「コズエンに入ってくれて、本当にありがとう。勝ったんだから、この大会は月山が締めるんだよ!」
月山「たむさんなんて締めればいいですか? (中野が耳打ち)わかりました。勝ったので一言言わせてください。いきます。私が真のNEW BLOODだ!」
中野&月山のコメント
中野「月山、おめでとう…。つかんだね(涙)」
月山「ここまでやってこれたのは、応援してくれるみんながいたから。そして、かけがえのない仲間がいたからです(涙)。いっぱい幸せな人は世の中にいると思うけど、こんなに人に恵まれた幸せな人はいないって思えるぐらい、私は今日一日…今日のことを私は一生忘れません。本当に、本当に本当に本当に本当にありがとうごいます…。たむさん、私コズエンもスターダムも辞めないでいいんですもんね…」
中野「月山がいてくれたから…。月山はすごい人に愛される才能を本当に持っている子だから、その自分の力を信じてこれからはたくさん困難を、自分の運命を切り開いていってください。ありがとう。おめでとう!」
月山「ありがとうございます」
なつぽい「おめでとう」
白川「おめでとう」
コズエン、カラーズのメンバーが拍手。
月山「もしかしたらほんのちょっとだけど、もう二度とコズエンの締めができなくなるんじゃないかって思って。でも、ちょっとできなさそうなんで、みなさんお願いしていいですか…」
なつぽい「ナンバーワン!のヤツだよね」
中野「やろう、やりたい!月山がやってよ。英語できないからさ」
月山「できないかもしれない」
白川「適当でいいよ。月山流で」
月山「やります!レディース・アンド・ジェントルマン、メイ・アイ・ハブ・ユア・アテンションプリーズ、ウェルカム・アボード、コズミック・エンジェルズ!」
中野「本日の搭乗員を紹介します!カラーズ・裕子!SAKI!なつぽい!未奈!たむ!そして、新のニューブラッド・和香!ウィー・アー・スーパー・デリシャス!ウィー・アー・ベスト!ウィー・アー・ナンバーワン!」
月山「私たちもあなたたちも」
全員「デリシャース、ウーンマ!」
奈七永&KAIRIのコメント
奈七永「何を言えばいいのかな…」
KAIRI「そうですね…。どうでしたか、奈七永さん。今日の試合は」
奈七永「ちょっと、うーん。どうだった、逆に?高橋奈七永のパッションが死んだわけじゃないでしょ?…誰かなんか言って!パッションは死んでない。死んでないけれども、月山が今日、私からスリーを奪ったのが事実だとするならば、これは宇宙規模ですね、やっぱり。宇宙規模ですよ。宇宙規模の最大の隕石が落ちた、きょう。横浜武道館。だからコズミック・エンジェルズ。コズミック。うまいこと言ったみたいになっちゃったじゃん。最後ガッチリ丸め込まれて、クソー!だからパッションは負けてないし、心も折れてないので。これからまだまだ月山とは闘っていく。物語がどうやら始まったようです。でも七海里も別に終わらないし」
KAIRI「プロレスは負けたら終わりじゃなくて、辞めたら終わりだと私は思っているので。負けがスタート。いつも負けから始まるのがプロレス。月山選手、2年7カ月という、ずっと悔しい思いをして、その思いをためてきょう全身でそれをぶつけてきた感覚がありました。私もIWGPのベルト負けて、今日本当に勝つ気で臨みましたけど、結果は結果なのでしっかり受け止めて、またもっとこれ以上強くなるだけだと思います」
奈七永「なんか懐かしいね。七海里っていつもそうなんだよね」
KAIRI「そうですね。いつも。私も本当にプロレスから離れたくなった時期もあったんですけど、それから救い出してくれたのは奈七永さん、七海里だったと本当にいまもずっと変わらず思ってます。だからここから私たちもまだまだ、まだまだ強くなりますよね」
奈七永「強くなる」
KAIRI「底なしですよね。七海里は無限大なので、そのへん期待してください。でも、悔しい。悔しいですね」
奈七永「でも、また立ち上がっていこうぜ!七海里パッション!」
KAIRI「ありがとうございました」