11月20日(月)会見がおこなわれ、12・2名古屋ドルフィンズアリーナ大会の一部対戦カードを発表。選手が意気込みを述べるとともに、タイトルマッチの調印式がおこなわれた。
記者会見詳細レポート
▼ゴッデス・オブ・スターダム王座決定戦
舞華&メーガン・ベーン組vs未定
メーガン「ディバインキングダムが先日のタッグリーグ戦を制した。私が考えるところ、この勝利はゴッデス・オブ・スターダムのベルトを取ったことに相当するのではないかと思っている。いま、あのベルトは返上されたと聞いた。このままでは私たちがタッグのベルトを取って王者になる機会がなくなってしまうのではないか。だったら私たちがそのまま新王者でいいのではと思う。だって私たちはリーグ戦を通して、タッグ部門のトップであることを証明してきたのだから。だから、ディバインキングダムの次の試合は、王者として、ゴッデス王座の防衛戦にすべきだろう」
舞華「メーガンの言った通りです。12月2日、ドルフィンズアリーナ、そこで私たちは防衛戦という形で挑ませていただこうかなと思っています。ただ、そのチャレンジャーですよね。異論があるヤツは出てこいと言ったんですけども、誰も出てきませんでした。なので、次のチャレンジャーは私たちが決めようかなと思ってます」
メーガン「勇気あるチャレンジャーを待ってるわ!」
舞華「メーガンと相談したいと思います」
2人「ディバインキングダム、イチバン。オマエハモウシンデイル」
▼異種格闘技戦UWFルール
高橋奈七永vsスカンジナビア・ハリケーン
奈七永「みなさん、こんばんパッション、高橋奈七永です! いやあ、きました、きましたねえ、きました! 高橋奈七永の27年のプロレス生活のなかでも、異種格闘技戦とタイトルがついた試合は初となります! ありがとうございます。世界のみなさんありがとうございます。ありがとう、ありがとう。スカンジナビア・ハリケーン、よく来たね、日本に。待て待て、よく来たよ、よく来た。なんで高橋奈七永が異種格闘技戦って思ってる方もいるかもしれないけども、まあ知る人ぞ知るかもしれないけど、私は過去には世界一危険な格闘技のラウェイというミャンマーの国技でチャンピオンになったこともあるんですよ。なので、彼女のパッションも私だったら受け止めてあげられるんではないかなと思いますので、いまいろんなことがあるこのリングですけども、高橋奈七永の大きな!大きなプロレス愛で!ドルフィンズアリーナのみなさんと、ドルフィンズアリーナに来てくださるみなさんと、スカンジナビア・ハリケーン、アナタのことも包んであげますから安心してください。よろしくお願いします」
ハリケーン「スカンジナビア・ハリケーンです。私が日本に来たのは、この国のベストファイターと拳を交えるため。いまのところ、不満に思うことはなにもない。先日、大阪で私はシュリと全力で闘った。もっと試合がしたいと思ってる。ベストになるためにね。ベストになるために闘いたい。12月2日、私はレジェンドと闘う。ナナエタカハシ、彼女がレジェンド。レジェンドって過去に生きるもの、過去の存在。そうでしょ。だから私は、アナタに勝つ。なぜならば、私には技術がある、力がある、覚悟がある。そして、なによりもパッションがあるから」
奈七永「過去ってなんだよ? 過去ってなに? パッションって言ってんのか、オマエ。スカンジナビアにハリケーンなんかねえだろうが、インチキ野郎!」
ハリケーンが張り手。
ハリケーン「言ったでしょ、私にはパッションがあるって」
奈七永「このイカサマ野郎!」
ハイスピード選手権試合
〈王者〉星来芽依vs〈挑戦者〉テクラ
テクラ「コンバンハ。ドクグモテクラデス、ヨロシクオネガイシマス。ハイスピードニチョウセンシマス! アンタのハイスピードベルトに挑戦する。ハイスピードに挑戦するのは1年半ぶりくらいかな。ハイスピード、前回はAZM選手に挑戦した。いまのところ最後のシングルベルト挑戦が、ハイスピード王座だった。そのあとケガをして、5★STAR GPに出られなかったりもした。ハイスピードは個人的にも思い入れがあるベルト。シングル戦線に私が再び戻ってくる。こんどの挑戦は、新しい毒グモを見せるため。最近はトリオでの活動をドンナ・デル・モンドでエンジョイしてきた。ショーケースやトリオでの闘いでいろいろやってきたけど、シングル戦線に戻ってこれて、うれしく思ってる。挑戦を楽しみにしてるよ」
星来「みなさんこんばんは、第24代ハイスピードチャンピオン星来芽依です。今回2度目の防衛戦となるんですけど、テクラ、ワットドゥーユーシンクハイスピード?」
テクラ「ハイスピードハ、テクラニトッテモニアウトオモイマス」
星来「芽依は、テクラはほかの人にはないハイスピードのテクニックを持っていると思ってます。尊敬しているし、リスペクとしている。そんなテクラと防衛戦、自分もたくさんのことを吸収していきたいんで、必ず成功させて、技術を吸収して、もっともっと強くなって、ハイスピードの歴史を変えていきたいと思ってます。アイムゴーイングトゥメイクユー、ブッコロガス」
テクラ「ブッコロガス? ブッコロガス? ブッコロガス、イミチョトワカラナイケド、タノシミニシテイマス。王者はものすごく速い、動きが早い。だけど今回は私が、アナタの人生のスピードをダウンさせてあげるよ」
STRONG女子選手権試合
〈王者〉ジュリアvs〈挑戦者〉AZM
AZM「(マイクを落とす)ハイ、すいません、マイク壊してしまったんですけども、スターダムのAZMです。今回ジュリアからいい返事をいただいて、STRONG(女子)挑戦になったんですけども、私は今年の4月にIWGP女子に挑戦いたしまして、そのときのコメントで私は言いました。世界への近道かなと。そのベルト取れずいまに至るんですけども、IWGP女子とSTRONGを見ていたときに、私はSTRONGの方が世界への近道なんじゃないかと思いました。私のいまのやりたいことリストにアメリカで試合をしたいというのがあるんですけど、IWGPも海外で試合をしてたけど、STRONGが自由に見えた。すごく楽しそうに見えたし、私はジュリアがSTRONGを取ったとき、会場で見てました。そのとき、世界の切符を手に入れたと言っていたけど、それがすごく私の中に響いて、心からほしいなと思った。だから私が(5★STAR GP公式戦で)55秒でね、ジュリアが恥かいて負けて、負けちゃったね。それで勝ったから挑戦したいという安易な考えではありません。ちゃんと55秒で恥かいて負けるとき、負ける前から私はSTRONGを見ていたし、ほしかった。まあ私がSTRONGを巻いたらハイスピード以上に大好きなベルトにしたいし、いまWWEにいる(紫雷)イオ(イヨ・スカイ)さん、私の師匠、このべルトを巻いて自信を持ってイオさんに会いにいきたいと思っております」
ジュリア「あ、あ、あ、(マイク)直りましたね。大丈夫。AZMの話をいま聞いて、そう思ってたんだって、ちょっとビックリしてるのが正直なところ。なんか、スターダムってこう外から来た、いわゆる外様と生え抜きって、こうずっと一線があるというか、そういうものを自分は感じてて、生え抜きの、AZMは生え抜きの裏番長みたいなイメージがあるんだけど。そういう裏番長と私はなんかこういう話が聞けたことと、これを聞いたからこそ私はSTRONGかけて、ちゃんと会話ができるようなそういう試合ができるだろうなと、すごいワクワクしてる気持ち。だけど、だけどね、私はまず(ウィロー・)ナイチンゲールからこのベルトを取りました。そこから優宇、世羅りさ、そこからジゼル(・ショー)、そして壮麗亜美、ハイアンなどなど、大きな選手たちと防衛戦してきたのね。ソイツらは、このベルトの名の通り、デカくてむさくるしくて強いチャレンジャーたち。その上に私は、その屍の、積み上げられた屍の上にいま私は立っている。そういう状態。そこで、その見た景色、眺めた景色はそれはもういい眺めだし、最高に私の記憶に残る素晴らしいコレクションたちだと思っている。そんななかでAZMが挑戦してきて、いいじゃん。いいじゃん。小さくてキュートで、夢いっぱい詰まったAZMの屍を、デカいこれまでのSTRONG挑戦者たちのデカい屍の上に積んで並べて、それを私は眺めるのが、とってもいまから楽しみだよ。だからせいぜい私にとっていいコレクションになるように頑張ってちょうだい。AZM、世界は遠いよ。そして、同じ手は二度通用しない。私は本気でAZMと闘います」