2023/11/29 試合結果

2023年11月28日 『STARDOM 後楽園大会』

『STARDOM 後楽園大会
11月28日(火)後楽園ホール(観衆1117人)

 

 

試合結果

◆シングルマッチ 15分1本勝負
吏南

9分25秒
ダイビングダブルニードロップ→片エビ固め

弓月

◆シングルマッチ 15分1本勝負
フキゲンです★

4分6秒
後方回転エビ固め

妃南

◆3WAYバトル 15分1本勝負
安納サオリ

7分24秒
ウラカンラナ

HANAKO

※もう一人は天咲光由

◆6人タッグマッチ 15分1本勝負
スターライト・キッド

7分49秒
デスバレーボム→片エビ固め

葉月
琉悪夏 羽南
○刀羅ナツコ 飯田沙耶●

◆ワールド・オブ・スターダム選手権 王座決定戦進出トーナメント1回戦 時間無制限1本勝負
渡辺桃

9分56秒
ピーチサンライズ

白川未奈

◆ワールド・オブ・スターダム選手権 王座決定戦進出トーナメント1回戦 時間無制限1本勝負
舞華

9分26秒
みちのくドライバーⅡ→片エビ固め

壮麗亜美

◆シングルマッチ 15分1本勝負
テクラ

8分19秒
両者リングアウト

スカンジナビア・ハリケーン

◆タッグマッチ 15分1本勝負
○MIRAI

9分1秒
ラリアット→片エビ固め

桜井まい●
朱里 ジュリア

◆AphroditE復帰戦 6人タッグマッチ 15分1本勝負
上谷沙弥

15分00秒
時間切れ引き分け

メーガン・ベーン
AZM 星来芽依
林下詩美 鈴季すず

◆ワールド・オブ・スターダム選手権 王座決定戦進出トーナメント決勝戦 時間無制限1本勝負
舞華

14分33秒
みちのくドライバーⅡ→片エビ固め

渡辺桃

試合詳細レポート

◆シングルマッチ 15分1本勝負
吏南

9分25秒
ダイビングダブルニードロップ→片エビ固め

弓月

 1117大阪でのNEW BLOODでデビューした弓月が5戦目でフューチャー・オブ・スターダム王者の吏南と対戦。大阪NBのメインを飾った王者を相手に新人の弓月がどこまでできるか、聖地・後楽園初登場に期待がかかる。

 弓月が「こいよ!」と手を上げて挑発。弓月が向かっていくと吏南が攻撃して腕の取り合い。弓月のドロップキックを吏南がかわしてコーナーに追い込む。レフェリーが止めに入ると吏南は「クソジジイ」呼ばわりして反抗。ドロップキックを再びかわし、吏南がボディースラム。弓月がエルボー連打、吏南の突進にドロップキックを決める。弓月がコーナーに振って串刺しドロップキック。弓月はスリーパーで吏南の動きを止めにかかる。吏南がエスケープするが弓月は離さない。レフェリーの4カウントでようやく離すと、吏南が「オマエふざけんな」とコーナーに振って串刺しダブルニーアタック、卍固め。ドロップキックを連打しカバーするが弓月が返す。弓月が三角飛びフェースクラッシャーからドロップキック。吏南が返すと、弓月は「上げるぞ!」と叫んでボディースラムの構え。吏南が切り返してノーザンライトスープレックス。決まったと思われたが弓月が肩を上げる。吏南はコーナーに上がるが弓月が追いついてエルボー連打。吏南がダイブすると弓月がかわしてコルバタを放つ。ボディースラムからカバーするが吏南が返す。弓月が投げを打ち押さえ込むも2カウント。吏南がエルボー連打、ビッグブーツ。ハイドレンジアに移行すると弓月がエスケープを試みる。足がロープに到達し吏南に丸め込みの連続。ギリギリで吏南が返すと払い腰。コーナー際に寝かせてダイビングダブルニードロップ。3カウントが入り、吏南が弓月をフォールした。

岡田太郎新社長のあいさつ

「後楽園ホールにお越しのスターダムファンのみなさま、こんばんは。121日よりブシロードファイト社長になります、岡田太郎と申します、よろしくお願いします。メチャクチャ緊張しております。ただいまの第0試合を見て確信しました。みなさんがどれだけスターダムを愛しているか。そして、選手がどれだけの熱い思いでこのリングに上がっているか。すごく感じることができました。私たち会社の使命は、その試合を1試合でも多く1試合でも熱くみなさんにお届けすることだと思います。本日、私はこうやってリングに上がらせていただいていますが、そのようなことが今後少なくなるというか、いい発表でみなさんにお会いできるように全員でスターダム、盛り上げていきますので、あらためて、よろしくお願いします! それではお楽しみください、よろしくお願いします!」

◆シングルマッチ 15分1本勝負
フキゲンです★

4分6秒
後方回転エビ固め

妃南

 当初はフキゲンです★vsHANAKOvs妃南の3WAYマッチが予定されていたが、郡山大会につづき水森由菜が負傷欠場。フキゲンと妃南のシングルマッチに変更となった。

 ロックアップと見せかけフキゲンが吏南をかいくぐる。客席に向かいアピールするフキゲンに妃南が攻撃するがフキゲンは喫煙ポーズ。妃南がフキゲンに払い腰、ストンピング連打。するとフキゲンが妃南の鼻をつまんで新聞で殴打する。コーナーに追い込むが突進するたびに足を出される。妃南がドロップキックを連打も2カウント。妃南がバックブリーカーを決めるがフキゲンがサミング。ブレーンバスターを予告すると反対に投げられる。もう一度予告も妃南の方がブレーンバスター。フキゲンが3度目の予告からサッと丸め込む。妃南が返すと回転エビ固め狙い。跳ね除けた妃南がネックブリーカー。フキゲンが返すと、妃南が担ぎ上げる。フキゲンが切り返し丸め込むと3カウントが入った。

◆3WAYバトル 15分1本勝負
安納サオリ

7分24秒
ウラカンラナ

HANAKO

※もう一人は天咲光由

 コズミックエンジェルズの安納サオリ&水森由菜組vsクイーンズクエストのレディ・C&天咲光由組によるタッグマッチが発表されていたが、水森の負傷欠場からカードが変更。水森に代わりHANAKOが安納とタッグを組むことになったが、当日になってさらにレディが首の負傷によりカード変更。天咲vs安納vsHANAKOの3WAYマッチとなる。

 天咲が「ちょっと待って。気づいたことある。(みんな)関西出身じゃない?自分どこ?」HANAKO「京都です」天咲「自分どこ?」安納「滋賀」。レフェリーにも聞くが東京都世田谷区と答えられる。しかし天咲は無視して京都でHANAKOと結託。と見せかけて天咲と安納が合体。するとすぐにHANAKOがまとめてショルダータックル。HANAKOが天咲に串刺しボディーアタック、ニードロップ。HANAKOの足をリング下から安納が引っ張る。天咲がHANAKOを捕まえ安納がミサイルキック。天咲と安納がエルボーの打ち合い。安納の突進に天咲がドロップキック、DDT、ドロップキック。安納が返すと、天咲は飛びついてDDT。しかしHANAKOがカットする。HANAKOが安納にボディースラム。天咲がHANAKOをカットすると安納にDDT。HANAKOが安納を起こしてブレーンバスター。天咲がHANAKOをカットすると、HANAKOと天咲がエルボーの打ち合い。安納が割って入ると2人まとめて押さえ込む。HANAKOと天咲が結託し突進。しかし安納がかわして2人へミサイルキック。安納がフィッシャーマンを狙うがHANAKOがこらえてビッグブーツ。しかし天咲のカットが間に合う。天咲の突進を安納がかわしHANAKOが天咲にラリアット、安納がフィッシャーマン。安納がHANAKOにブレーンバスターホールド。HANAKOが返すと、安納がビッグブーツをかわしてウラカンラナ。安納がHANAKOをフォールした。

◆6人タッグマッチ 15分1本勝負
スターライト・キッド

7分49秒
デスバレーボム→片エビ固め

葉月
琉悪夏 羽南
○刀羅ナツコ 飯田沙耶●

 STARSの葉月&羽南&飯田沙耶組と大江戸隊の刀羅ナツコ&スターライト・キッド&琉悪夏組が6人タッグマッチで全面対決。岩谷麻優が欠場中のいま、葉月にはユニットリーダーとしての役割が求められる。12・2名古屋では鈴季すずと赤いベルト挑戦権利証をかけて対戦する葉月、NEW BLOODタッグ王者を率い大江戸隊を封じるか、それともナツコ組がSTARSを粉砕か?

 葉月と琉悪夏の先発でスタート。ロックアップから葉月がロープに押し込みロープに振るが琉悪夏がショルダータックル。STARSが乱入しトリオで琉悪夏を攻撃、ドロップキックの挟み撃ち。葉月の顔面ウォッシュを大江戸隊が妨害しようとするがSTARSが阻止して葉月、羽南、飯田で顔面ウォッシュの競演。羽南が琉悪夏に後方からニーアタック。琉悪夏がショルダータックルでやり返しキッドがリングイン。キッドが羽南をかいくぐりボディーアタック、ドロップキック、その場跳びムーンサルトプレス。キッドが脚をロックすると飯田がカット。キッドの突進に羽南と飯田がジャンピングチョップ。羽南がボディーアタックをキッドに決めるが2カウント。ボディースラムの掛け合いから羽南がランニングエルボースマッシュ、キッドがフィッシャーマンズスープレックス、羽南がバックドロップ。飯田がナツコに逆水平連打。ナツコがショルダータックルを飯田に決めるが羽南が2発目を妨害し葉月がコードブレイカー。STARSがトリオでナツコにフェースクラッシャー、飯田ロケットがナツコにヒット。ナツコが返すと飯田はブレーンバスターの構え。キッドがカットし琉悪夏とキッドが合体ブレーンバスター。大江戸隊が飯田をコーナーに追い込むが飯田が次々とラリアット。ナツコがラリアットをこらえるが飯田がなぎ倒す。飯田はさらにスパインバスター。ナツコが返すと、飯田の突進にラリアット、キャノンボール。飯田が飯田橋もキッドがカットしナツコが命拾い。琉悪夏が葉月と羽南をラリアットで分断、キッドと琉悪夏で飯田に挟み撃ち。ナツコがデスバーレーボムを決めると飯田が3カウントを奪われた。

◆ワールド・オブ・スターダム選手権 王座決定戦進出トーナメント1回戦 時間無制限1本勝負
渡辺桃

9分56秒
ピーチサンライズ

白川未奈

 中野たむの返上により空位となったワールド・オブ・スターダム王座は1229両国で新王者決定戦がおこなわれる。5★STAR GP制覇で挑戦権を持つ鈴季すずは葉月のアピールからあえて12・2名古屋でおこなわれる挑戦権利証争奪戦に臨む。もう一方の対戦者は今回のワンデートーナメントで決定。トーナメント覇者が鈴季vs葉月の勝者とベルトを懸けて対戦することになりそうだ。そのトーナメントの1試合が白川未奈vs渡辺桃。ともに赤いベルトへの意欲を見せながらも、まだ到達していない王座に挑めるチャンスがやってきた。この機会を活かすために、まずは1回戦突破が必須。決勝にコマを進めるのは白川か、それとも桃か?

 ゴングと同時に両者突進しエルボーの応酬。白川のローリングパエルボーがヒットし桃が場外へ。白川がコーナーに上がるとナツコが妨害し大江戸隊が場外で攻撃、桃はリング上でレフェリーを引きつけ、フキゲンが新聞を見せる。キッドが白川をリングに入れると桃がカバー。白川が返すと、桃がサッカーボールキック。白川がエルボー連打で向かっていくが桃がミドルキック一発で倒す。白川がネックブリーカードロップ、エプロンのフキゲンを落として桃もリング下へ。白川が場外プランチャを決めて桃をリングに入れると、トップロープにかけてのネックブリーカー。白川がDDTを狙うが桃がこらえてミドルキック。白川の突進を止めてBドライバーも、白川が立ち上がり両者のハイキックが交錯。両者ダウン。打撃の打ち合いからミドルキックの応酬。白川の連打に桃も対抗しミドルでダウンさせ、頭部を蹴り上げると蒼魔刀。桃はコーナーからの蒼魔刀もヒットさせる。しかし白川が返してみせる。桃が反対コーナーに上がると白川がハイキック。コーナーに上がりトップから雪崩式インプラントDDT。もう一発インプラントDDTを決めるが2カウント。白川が延髄斬りからグラマラスドライバーを予告。桃が回避するが白川が側頭部を蹴り、バックブローをぶち込む。白川は桃を引き起こそうとするが、桃がレフェリーに激突させてバットで殴打、ひとでなしドライバー。3カウント寸前で白川が返す。桃がピーチサンライズ狙いも白川が切り返しグラマラスコレクション、ナツコが妨害しデスバレー、桃が顔面を蹴り上げ、ピーチサンライズ。あえて2カウントで起こしてもう一発決めると3カウントが入った。

 

白川のコメント

「…たむが、無念で手放さなきゃいけなかった赤いベルトは私が取るべきだし、私が取って帰りを待ちたかった…(涙)。また勝手にした約束だけど、またたむとの約束を守れなかった。悔しい…」

◆ワールド・オブ・スターダム選手権 王座決定戦進出トーナメント1回戦 時間無制限1本勝負
舞華

9分26秒
みちのくドライバーⅡ→片エビ固め

壮麗亜美

 赤いベルトへの挑戦権がかかる試合に進むためのトーナメント。もう1試合は舞華と壮麗亜美の一騎打ち。ともに赤いベルトには到達しておらず、このチャンスを活かして両国にコマを進めたいところ。舞華には12・2名古屋でのゴッデス・オブ・スターダム王座決定戦も控えており、年末に2冠のチャンス到来と言えるだろう。どうしてもベルトに届かなかった思いをこの期間にぶつけたい。また、壮麗にとってもデビュー以来最大のチャンス到来。どちらもパワーファイターとあって迫力のバトルが展開されそうだ。

 入場時、エプロンで背を向けた舞華に壮麗がボディーアタック、場外戦で試合がスタートする。舞華が逆転し壮麗を客席に叩きつける。リングサイドでラリアットを打ち合い、壮麗が舞華をリングに入れる。壮麗の逆水平連打、舞華が反転も、すぐに壮麗がチョップの連打を継続。壮麗の突進を読んで舞華がショルダータックル、壮麗もショルダータックルをやり返し後方に投げつける。舞華が返すと壮麗はアルゼンチンバックブリーカー、コーナーに宙吊りにして串刺しボディーアタック。舞華が返すと、壮麗の突進をキャッチしパワースラム、ラリアット連打。壮麗が串刺しボディーアタックからブレーンバスター狙い。舞華が切り返してスリーパー。壮麗がエスケープすると、舞華のラリアットをかわして張り手。舞華と壮麗のラリアットが何度も交錯、壮麗が打ち勝つ。しかし、舞華が返してみせる。壮麗が雷の如くを狙うと舞華が切り返しバックドロップ。壮麗がすぐに立ち上がりラリアット。舞華も立ち上がりラリアットのお返し。すると壮麗ももう一発放つ。両者ダウン。6で立ち上がり、壮麗がヘッドバットからラリアット。舞華が返すと、壮麗が引き起こして雷の如くの構え。舞華が切り返しラリアット連打。返された舞華だがフィニッシュを宣言、しかし壮麗がブレーンバスターで叩きつけ、ブルーサンダーへ。舞華が返してパンチ連打からラリアット。しかし、壮麗が返してみせる。舞華はみちのくドライバーⅡへ。3カウントが入り、舞華が壮麗をフォールした。

 

舞華のコメント

「ハァ…壮麗…なんだ、オマエやればできるじゃん。どんだけくすぶってたんだよ、おい。私はもともとフューチャーのベルト持つヤツは赤いベルトや白いベルトのシングル巻けるヤツだと、そう言ってきた。私が言ったことに間違いはなかった。壮麗、私が両国で赤いベルト巻いたら、オマエもう一回こいよ。その素質がおまえにある。折れるなよ。絶対にここまでこい」

 

壮麗のコメント

「あー…あー、悔しい!自分がいまこの状況を、この試合で勝って覆したかった。でも、この状況はやっぱり自分自身でなんとかするしかないから。舞華!両国で必ず赤ベルト巻いて、速攻挑戦させろ!」

◆シングルマッチ 15分1本勝負
テクラ

8分19秒
両者リングアウト

スカンジナビア・ハリケーン

 朱里とのUWFルール戦後も参戦を続けているスカンジナビア・ハリケーンがテクラとシングルマッチ。朱里戦のあとは通常のプロレスルールで試合をしており、連戦連勝のハリケーン。この日の相手はテクラで、スウェーデンvsオーストリアという珍しい図式でもある。12・2名古屋での高橋奈七永戦がUWFルールで控えるハリケーンが勢いを加速させるか、それともテクラが日本でのキャリアの差をみせつけるか?

 テクラがセコンドのハイスピード王者・星来米を意識、「出ていけ!」とクレームをつける。ハリケーンがロー、ハイで威嚇。テクラがローキックからフェイントをかけカバー。ハリケーンが返すと睨み合い。テクラがエルボー、ハリケーンがやり返す。テクラがロープ際で挑発するとハリケーンが突進、テクラはリング下にエスケープ。テクラがエプロンで頭部を蹴飛ばすとコーナーからダイビングボディーアタック。ハリケーンが返すとテクラは腕十字。ハリケーンがエスケープし、テクラの突進をかわす。ハリケーンが二段蹴りからドロップキック。ハリケーンがフェイントをかけバックキック。テクラが返すと、ハリケーンがローキック連打で挑発。テクラが立ち上がりエルボー連打。ハリケーンがミドルキック連打から水面蹴り、コーナーに上がるとテクラが下からエルボー、雪崩式ブレーンバスター、カバーを返されると腕十字。ハリケーンがしのいで逆片エビ固め。テクラが脱出するとハリケーンが串刺しニーアタック。テクラがブリッジでキックをかわす。バズソーキックをハリケーンがかわすがテクラがもう一度トライしてヒットさせる。ハリケーンが投げを打ち腕十字。テクラの突進にハリケーンがハイキック。テクラは場外エスケープ。ハリケーンが場外にトペスイシーダ。場外戦でエルボーを打ち合い、テクラが組み付く。ハリケーンが胴締めで絞り上げるが、そのまま20カウントで両者リングアウトとなった。

◆タッグマッチ 15分1本勝負
○MIRAI

9分1秒
ラリアット→片エビ固め

桜井まい●
朱里 ジュリア

 ゴッズアイの朱里&MIRAI組とドンナ・デル・モンドのジュリア&桜井まい組がタッグで対戦。タッグリーグ戦でチームを組んだMIRAIと桜井だが、元のユニットに戻っての対戦。組んだことにより再びお互いのライバル心が燃え上がりそうだ。

 ジュリアが桜井を押し出し先発に。朱里はMIRAIを押し出して試合開始。MIRAIが桜井の腕を取ると、桜井も切り返す。MIRAIがロープをまたいで桜井の左腕を締め上げる。バックの取り合いから桜井がパラダイスロックでMIRAIを固めて座り込む。朱里がカットし入ってきたジュリアをコーナーに追い込む。ゴッズアイが次々と串刺し攻撃、桜井にドロップキックの競演。MIRAIが桜井に逆水平、桜井はエルボー連打でやり返す。MIRAIがチョップで倒すが桜井が返す。MIRAIが「やり返すぞ!」と桜井にパラダイスロック。しかしすぐに桜井は解いてみせる。朱里が入って「この貴婦人が!」とサッカーボールキック連打、貴婦人ポーズでカバーも桜井が返す。朱里はもう一発サッカーボールキック。桜井がPKをかわしてドロップキック。ジュリアが朱里とキックのかわし合い。朱里は張り手をかわして挑発。ジュリアも張り手をかいくぐる。朱里が頭を叩くがジュリアのエルボーを食らう。朱里がジュリアをマットに叩きつけサッカーボールキック。MIRAIがジュリアにミサイルキック、裏投げ。ジュリアが返すとヘッドロック、ファルコンアロー。ジュリアと桜井がMIRAIにドロップキックの挟み撃ち、ダブルのブレーンバスター、ダイビングエルボードロップで競演。朱里のコードブレイカーからMIRAIが桜井にラリアット。MIRAIと桜井がエルボーの打ち合い。桜井がビッグブーツ、MIRAIがラリアット連打。ミラマーレショック狙いは、桜井が逆さ押さえ込みからマイパンロール。桜井がMIRAIをかいくぐりドロップキック、シザーズキック。MIRAIが返すと、桜井はシャイニングバスター狙い。場外で朱里とジュリアがやり合っているなか、MIRAIがラリアットを叩き込むと3カウントが入った。

◆AphroditE復帰戦 6人タッグマッチ 15分1本勝負
上谷沙弥

15分00秒
時間切れ引き分け

メーガン・ベーン
AZM 星来芽依
林下詩美 鈴季すず

 5★STAR GP開幕戦で負傷した上谷沙弥(この日が誕生日)、リーグ戦中に離脱した林下詩美が同時復帰、AZMとのクイーンズクエストで鈴季すず&星来芽依&メーガン・ベーン組と対戦する。いまもっとも赤いベルトに近い位置にいる鈴季、ハイスピード王者の星来、さらにはメーガンの底知れぬパワー。久々の試合となる詩美&上谷には不利な状況と思われるが…。

 上谷と鈴季が先発。腕の取り合いから上谷が足を取りにいく。鈴季が抵抗すると上谷は腕をロック。鈴季がロープに振ると上谷がフェイントをかける。アームホイップの応酬から視殺戦。上谷がタッチしようとすると鈴季が襲いかかり「なにが復帰戦だ!」と自分のコーナーに連行。メーガンがコーナーに押し込み逆水平。反対コーナーに叩きつけ至近距離からラリアット、ダブルアームスープレックス。片足でカバーするが上谷が返す。星来が上谷の腕を取りロープを挟んでアームブリーカー、サードロープに左腕をかけて絞り上げる。星来が腕を捻り上げ、ニードロップも見舞うと腕固め。上谷がエスケープすると、星来とエルボーを打ち合う。上谷が星来にフライングラリアット、詩美とタッチ。詩美が星来に串刺しエルボー、ドロップキック。鈴季が乱入するが、詩美がキャッチし星来に投げつける。星来が詩美に打点の高いドロップキック。メーガンが詩美にドロップキック、AZMにラリアット、串刺しボディーアタックを2人に見舞う。AZMが突進を止めて詩美とダブルのブレーンバスター狙い。しかしメーガンがまとめてブレーンバスター。詩美が返すと、ショルダータックル連打。メーガンが受けて立つと詩美がエルボー連打で向かっていく。ロープに振られたメーガンがショルダータックルで詩美を吹っ飛ばす。担ぎ上げられた詩美が切り返し上谷と合体ドロップキック。前後からのサンドイッチ攻撃も決めて詩美がカバー。メーガンが返すと、詩美がコーナーへ上がりミサイルキック、串刺しアタック。メーガンがエプロンに出して詩美を持ち上げる。詩美が切り返してジャーマンを決める。両者ダウン状態からタッチをかわす。上谷に二段蹴り、鈴季の蹴りをかわし合い星来が介入し鈴季がドロップキック、星来と鈴季がダブルのドロップキックを上谷に決める。10分経過。上谷と鈴季がエルボーの応酬。鈴季の突進に上谷がドロップキック、場外へスワンダイブ式プランチャ。QQがトリオで鈴季にドロップキック。上谷がカバーするが鈴季が返す。残り3分。上谷が足を取ってサブミッション、星来とメーガンがカットする。上谷は「決めるぞ!」と叫んで鈴季を捕まえる。メーガンが上谷、詩美をまとめてバックフリップ。鈴季が上谷に狙いすまして串刺しニーアタック。上谷がテキーラショットを阻止もバックドロップを食らう。上谷がすぐに二段蹴り、鈴季がテキーラショットもAZMがカット。鈴季が上谷を引き起こし、ジャーマン狙い。上谷が着地。残り1分。上谷が変型フィッシャーマンを3連発。しかし鈴季の肩が上がる。上谷は鈴季を新技のフェニックスストライクで叩きつけるが2カウント。上谷がスタークラッシャーで叩きつけたところでタイムアップとなった。

上谷「みんな、ただいま! アフロディーテ、無事復帰することができました。復帰戦勝利することはできませんでしたが、感覚は着実に取り戻してきています。メーガン、メーガンは私がケガをした日に、まあ入れ違いで出てきたわけなんですけど、因縁がある相手なのかなとは思っていて。そして、私たちアフロディーテ、狙っているもの、ありますよね。12・2名古屋でゴッデス王座決定戦、挑戦させてください。ウィーウオントトゥー・チャレンジ・トゥー…ゴッデス!」

メーガン「アンタが私に挑戦したいって? ゴッデスになるって? ゴッデス・オブ・スターダム、タッグチームタイトル。私と舞華のディバインキングダムがイチバンツヨイ! ディバインキングダムがチャンピオンなの。アンタじゃない。だけど私たちはアンタたちの挑戦を受けてやるよ!」

詩美&上谷のコメント

上谷「みなさん、お待たせしました。アフロディーテ、無事に復帰することができました」

詩美「ただいま」

上谷「みなさんにはご心配などおかけしてしまったと思いますが、私たち欠場前よりさらにパワーアップして帰ってきてるつもりです。みなさん見てわかりましたよね。まあ、今日は復帰戦勝利することはできなかったですけど、私たち絆がより深まって、さらにその先にあるゴッデス、12月2日、メーガンも承諾してくれたということで、決定しました」

詩美「そうですね、あの2人ベルト持ち歩いてるけど、チャンピオン、本格的なチャンピオンではないんですよ。チャンピオン不在でタッグリーグ優勝したから私たちはチャンピオンですって(言っている)。タッグリーグ優勝、めでたい、すごいことだよ。でもそのタッグリーグに私たちアフロディーテは出てないから、スターダムが誇る最強タッグチーム、アフロディーテの出てないタッグリーグに優勝してそんなに喜んでるようじゃスターダムで私たちがベルト巻きますなんて言ってられないと思うんですよね。自分たちが復帰したからにはご心配をおかけしたと思いますが、それ以上にアフロディーテへの期待のコメントの方が多く見受けられました。みなさんの期待を背負って私たちアフロディーテがあの2人からベルトを取って12月2日名古屋でホンモノのチャンピオンにまたアフロディーテでなりますので、ぜひみなさん会場でその姿見に来てください。なにはともあれ、お帰り、ただいま、お待たせしました。これからのアフロディーテがスターダムに明るい情報をどんどん送っていきます! 待っててください!」

◆ワールド・オブ・スターダム選手権 王座決定戦進出トーナメント決勝戦 時間無制限1本勝負
舞華

14分33秒
みちのくドライバーⅡ→片エビ固め

渡辺桃

 探り合いからロックアップ、腕の取り合い。桃のヘッドシザーズを舞華が脱出も桃がヘッドロックで締め上げる。舞華が桃を場外に落としてエプロンで飛ぶ。桃がかわしてエプロンからミドルキック。場外戦で桃が舞華を鉄柱に叩きつける。舞華が戻ろうとすると、桃がロープ際でストンピング連打、コーナーに追い込み顔面を踏みつける。桃が仁王立ちで「終わりかよ!」と挑発し、ミドルキック連打、片足で踏みつける。舞華がエルボー連打も桃がミドル一発で吹っ飛ばす。舞華がショルダータックル、ナツコがエプロンに立つと舞華がかわして桃にラリアット。桃は舞華のブレーンバスター狙いをコーナーに押し込み、宙吊りにしてミドルキック、蒼魔刀連打。舞華が返すと、桃はチキンウイングフェースロック。舞華のラリアットと桃のハイキックが交錯。桃がひとでなしドライバーを決めるが両者ダウン状態。立ち上がるとエルボーの応酬。桃がミドルキック連打、舞華がキャッチも、桃がハイキック。桃はBドライバーを決めるが2カウント。舞華を立ち上げると、テキーラサンライズ狙い。舞華がこらえると、桃がラリアットをかわしてドラゴンスープレックス。桃は舞華をコーナーに乗せて雪崩式狙い。舞華が切り返しパワーボム。桃が返すと、舞華がハイキックをかわしてラリアット、ローリングラリアット。コーナーに乗せると、舞華は雪崩式ブレーンバスター、正調でも2連発。しかし、桃の肩が上がる。舞華はみちドラ狙いも桃が丸め込む。舞華が返すと桃が顔面を蹴り上げる。桃のキックを舞華がキャッチして旋回で叩きつける。舞華はみちドラ狙いも桃がテキーラサンライズ。ピーチサンライズ狙いを舞華が阻止して炎華落とし。桃が返すと舞華はみちのくドライバーⅡ。3カウントが入り、舞華が桃からフォール勝ちを奪ってみせた。

舞華「両国国技館、赤いベルト戦決定したぞー!本当に過酷すぎる…。でも、いまこうやってリングに立っているのはこの私だー!すず、鈴季すず、どうせどっかで見てんだろ?」

鈴季「ハーイ」

鈴季がリングへ。

舞華「疲れてるんだから早くこい! すず、今日、私2試合して勝ったよ。オマエは12月2日、葉月と権利証懸けてやるんだろ?おまえ絶対負けるなよ。テメーをぶっ潰すのはこの私だからよ!」

鈴季「舞華、おめでとう。まあ、私が12月2日、葉月に勝つことは当たり前のことなんだよ。オマエの地獄の始まりはここからスタート。オマエは5★STARで私に負けた。そして両国国技館でも私に負けます!」

舞華「へー、せいぜい12月2日、負けないように頑張って。私は一足先に両国国技館で待ってるよ」

鈴季が舞華の髪をつかむと、舞華もすずの髪をつかみ返す。

鈴季が退場。

舞華「見ての通り、一番いま勢いに乗ってるこの私がケガをすることなく、そして誰よりもストロングだってことを証明したいと思います! とりあえずまだまだ両国までたくさん試合あるけど、みんなは必ず私が両国国技館で赤いベルトを巻く姿、見に来てください。ありがとうございました!」

舞華のコメント

「本当に赤いベルトまでの道のりが険しくて、険しくてしょうがない…。でもね、ケガしてられない。どんだけ赤いベルト、私が欲しがってるか、みんなわかる? 何年も何年も赤いベルトを巻けず、ライバルたちに負け、トーナメントも優勝できず、そんな悔しい思いをして心も折れたよ。それでも、あきらめずにいまこうやってしがみついてる。そしていま、両国国技館の切符を自分で手にすることができた。1日2試合、この1年間でどんだけやってきた、私が!それでも、この恵まれた体、使って。そして恵まれた心で、必ず両国国技館、赤いベルト巻いてやるよ。鈴季すず、5★STARの借りはそこで返してやるよ。だから12月2日、必ず勝てよ。おまえここで負けたら承知しないからな」

 

岡田新社長

121日から就任ということですが、この後楽園はプロレスにとって大事な場所でありますので、ひと足早くごあいさつさせていただきました。試合の総括と言いましても、今日は見ていただいたお客様、そして今日来ていただいたお客様のみなさま、会場のみんな熱を感じていただければ分かると思います。リング上のスターダムはやっぱり最高ですし、お客様も最高ですし、何ら心配することなく、最高のプロレス、最高のスターダムを提供できていると思います。なので、会社としては、今一度本当にもう一度しっかりやることだけだと思います。本当にリング上は何一つ心配なく、選手のサポートすればいいと思っていますので、試合についてはそれぞれの選手の言葉、そして記者のみなさまの言葉、ぜひ今日来れなかった人にも伝えていただければと思いますので、引き続きスターダムの応援、そしてプロレス界の応援、みなさまよろしくお願いいたします」

――ここまでスターダムを見てきた中でこういうところが問題があったから、こういうことを変えられるんじゃないかという現時点での構想は?

「選手、スタッフ、お客さんという大きく分けて3つあるとすると、その間の意見の行き来というのが正常におこなわれていたのかというところが一番気になりました。お客さんの要望にスタッフが、我々がどう応えるか、選手の要望にスタッフがどう応えるか、またはお客さんに見せたいものがどうお客さんに伝わるか。レスラーのみなさんが選手のみなさんが伝えたいものをどう伝えるかというのを、その3者のバランスがあまりうまくいっていない時期が最近だったというふうに見ています。情報のスムーズな流れ。リング外のことはボクがいま前に出ているので、そこに投げていただければ。選手にぶつけることもないですし、僕やいろんな形でみなさんのご意見をするところは作ろうと思います。選手とスタッフのところの信頼関係というか、意見の言い合いというのも、ぜひどんどん活発にしたいなと。言いやすい人、例えば社長に言うこと、近い社員に言うこと、レスラー、スタッフづてに聞くこと、いろいろあると思うんですけど、そういったところの情報の交換をスムーズにしていけばいいかなと。そこには取材陣のみなさまもご協力いただけることがあるかな、と。選手がみなさまに伝えた言葉がどうお客様に伝えるか、お客様の声をみなさまがどう記事にしてもう一度お客様に伝えていただくかというみなさまの力もお借りしながら、その3者全員がスムーズな情報交換できて、意思を共有して、いい大会を一緒にみんなで作っていくというところを作るというのを考えております」

――現状ではトップ交代という状況で、例えば問題視されたような現場スタッフの見直し、社内スタッフの見直しのようなこともあり得るか?

「答えからするとあり得ます。例えばいま話題になっている誰か、というのがネット上では増幅されて、いろいろあるかなと思うんですけど、こういったところは当社、株式会社ブシロードグループも上場企業のグループ会社ではあるので、しっかりと会社のルール、そして社会のルールに則って、しっかりと調査、そして必要な判断を下します。ここは絶対、会社に任せていただければ問題ないかなと。それでスターダムの選手、そしてボクらが納得するところを見せつけていただく、納得できればそういう形でいいので、お客様に見せるもの見せないもの、しっかりとそこは説明責任を果たします。ただ入って、見て思ったのは、スタッフの一人ひとり、社員および関係スタッフ、一人ひとり、みなさんのプロレス愛であるとか仕事の能力であるところは個別に切り取ってみると、もちろんミスとかいろいろあると思うんですけど、そんなに問題視していないです。ただ、やっぱりそこが組織として会社が急成長になった時に誰かに負担がかかるとか、そういうことが多かったので、そこはちょっと整理をするだけで、全員個人のスタッフの、それぞれの力は絶対発揮できると思っているので。もちろん問題がいっぱいあるんですけれども、その問題でみなさんが大きくするほど心配はしないというか、絶対できると信じている、という状況です」

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