2023/12/25 試合結果

2023年12月24日 『JRA中山競馬場 presents STARDOM YEAREND CLIMAX 2023』

『JRA中山競馬場 presents STARDOM YEAREND CLIMAX 2023
12月24日(日)後楽園ホール(観衆765人)

試合結果

◆シングルマッチ 15分1本勝負
星来芽依

8分36秒
ドロップキック→エビ固め

弓月

◆シングルマッチ 15分1本勝負
羽南

6分12秒
ブロックバスターホールド

HANAKO

◆タッグマッチ 15分1本勝負
○桜井まい

9分22秒
マイパンロール

葉月
テクラ 飯田沙耶●

◆3WAYバトル 15分1本勝負
鹿島沙希

6分56秒
起死回生

水森由菜

※もう一人は白川未奈

◆タッグマッチ 15分1本勝負
優宇

13分31秒
ナナモモ・ダイバー→片エビ固め

壮麗亜美●
○高橋奈七永 朱里

◆両国前哨戦 12人タッグ イリミネーションマッチ 30分
天咲光由

19分56秒
フランケンシュタイナー→OTR

渡辺桃●
レディ・C スターライト・キッド
妃南 フキゲンです★
○上谷沙弥 吏南
AZM 琉悪夏
林下詩美 刀羅ナツコ

退場順

(1)●妃南(4分50秒、後方回転エビ固め)フキゲン〇
(2)〇天咲(7分35秒、天橋立)吏南●
(3)〇レディ(9分20秒、チョークスラム→体固め)琉悪夏●
(4)●レディ(10分32秒、ひとでなしドライバー→エビ固め)桃〇
(5)●AZM(14分17秒、両者OTR)キッド●
(6)●詩美(16分48秒、両者OTR)ナツコ●
(7)●天咲(17分37秒、Bドライバー→エビ固め)桃〇
(7)〇上谷(17分37秒、スタークラッシャー→片エビ固め)フキゲン●
※上谷のひとり残り勝ち。

◆両国前哨戦 6人タッグマッチ 30分1本勝負
安納サオリ

21分17秒
F5→片エビ固め

MIRAI
○メーガン・ベーン 舞華
鈴季すず ジュリア●

 

 試合詳細レポート

◆シングルマッチ 15分1本勝負
星来芽依

8分36秒
ドロップキック→エビ固め

弓月

 ハイスピード王者の星来芽依に新人の弓月が挑むシングルマッチ。ジュニアのスタイルを理想とする弓月にとってはハイスピード王者との一騎打ちはこれ以上ない機会。現王者の胸を借りることで、ハイスピード王座戦線参入への予告編としたい。

 ロックアップで組み合い、力比べ。腕の取り合いから弓月がグラウンドにもっていく。星来が首を取りコントロール。弓月がバックを取ると星来がヘッドロックでギブアップを迫る。弓月がロープに追い込むが星来がロープに振ると弓月がアームホイップ。星来が髪を束ねてヘアーホイップのお返しを連続で見舞う。星来は予告してボディースラム。弓月が返すと、星来が「こいよ」と挑発。弓月のエルボー連打に星来がお返し。星来は「終わりだ!」と宣言しボディースラムからラリアット。かわした弓月がコルバタからドロップキック連打。3発目をかわした星来だが、弓月が腕を取って三角飛び式フェースクラッシャー、顔面にドロップキック。星来が返すと、弓月はボディースラム狙い。星来が切り返すが、弓月が丸め込みからボディースラムを決める。弓月はカバーの連続。星来が返すと弓月はエルボー連打。星来がドロップキックをかわし串刺しラリアット、「終わりだ」と叫んでブレーンバスター。弓月が返すと星来は両足を固めてフェースロック。弓月がエスケープして丸め込みの連続。弓月の突進を読んで星来がセカンドからネックブリーカー。返した弓月に星来は狙いすましてドロップキック。弓月が返せず星来が3カウントをゲットした。

◆シングルマッチ 15分1本勝負
羽南

6分12秒
ブロックバスターホールド

HANAKO

 羽南とHANAKOがシングルで対戦。NEW BLOODでタッグ王者になった羽南と、フューチャー・オブ・スターダム王座を狙うHANAKO。翌日には「NEW BLOOD12」が控えており、パワフルな闘いが期待できるカードである。

 HANAKOが「お願いします」と両手で握手を求めると、羽南もガッチリと応じて試合開始。HANAKOがロープに押し込みクリーンブレイク。バックの取り合いから羽南がヘッドロック。HANAKOがロープに振ろうとするが羽南が応じず。HANAKOは投げようとするも羽南がこらえる。するとHANAKOがショルダータックル、羽南はドロップキックから背中へのニーアタック、「まだだ!」と叫んでドロップキック。羽南が串刺し攻撃を狙うとHANAKOがショルダータックル。羽南が串刺し攻撃をかわしエルボー。羽南の突進を止めてHANAKOがニードロップ。羽南が返すと、HANAKOは逆エビ固め。羽南がエスケープもHANAKOがストンピングを連打。コーナーに振られた羽南がダイブするが、HANAKOがキャッチし串刺しボディーアタック。HANAKOの突進に羽南は払い腰。羽南がバックドロップを狙うとHANAKOが阻止もダイビングボディーアタックを食らう。しかしHANAKOはフェイマサ―をかわしブレーンバスターの構え。羽南が切り返すが、羽南が投げ切ってみせる。さらにHANAKOがビッグブーツ。羽南が返すと、HANAKOがアルゼンチン狙い。羽南が丸め込みからランニングエルボースマッシュ、フェイマサ―。しかしHANAKOが肩を上げる。羽南はフィニッシュを宣言してブロックバスター狙い。HANAKOが切り返しアルゼンチン。羽南が切り返しブロックバスターホールド。3カウントが入り羽南がHANAKOをフォールした。

◆タッグマッチ 15分1本勝負
○桜井まい

9分22秒
マイパンロール

葉月
テクラ 飯田沙耶●

 ドンナ・デル・モンドのアーティスト・オブ・スターダム王者、桜井まい&テクラ組がSTARSの葉月&飯田沙耶組と対戦。葉月&飯田組にとってはSTARSをアーティスト王座挑戦に向けて絶好のチャンス。現王者の桜井&テクラを破れば年明けのチャンスも生まれそうだ。

 葉月と飯田はサンタクロースのコスチュームでプレゼントを配りながら入場。試合は飯田とテクラの先発でスタートする。探り合いから手四つの構え。飯田が上になるがテクラが戻して上になる。飯田が返してテクラを押し倒すと、葉月が乱入。飯田と葉月が連係でテクラを攻め込み、ドロップキックの挟み撃ち。飯田のボディープレスをテクラが返す。飯田は逆水平の連打を浴びせていくが、桜井が乱入してカット。桜井のドロップキックからテクラがぶら下がり式首4の字固め。テクラが飯田にボディースラム。桜井が飯田の顔面を自軍コーナーで踏みつけドロップキック。さらにパラダイスロックを仕掛け、「この庶民が!」と罵倒。テクラは飯田にフットスタンプ、エルボー。飯田が突進をかわし、飯田ロケット発射。葉月が控えの桜井を落としてからテクラにミサイルキック、顔面ウォッシュ、セントーン、フェースロック。葉月とテクラがエルボーの打ち合い。テクラが打ち勝ちブレーンバスター狙い。葉月が切り返すがテクラがドロップキック。桜井が葉月にミサイルキック、ビッグブーツ、二段蹴り。葉月が返すと、飯田のチョップから葉月がコードブレイカー。飯田が桜井にジャンピングチョップ、バックエルボー。桜井が返すと、飯田の突進にビッグブーツ、STF。DDMの合体狙いを葉月がカット、飯田のラリアットから葉月が二段蹴り。桜井が返すと、飯田はノーザン狙い。桜井が飯田のラリアットをかわしスープレックス。返した飯田に桜井が突進もラリアットを食らう。桜井が返すと、飯田がフィッシャーマン狙い。桜井がテクラを呼び込むとテクラがスピア、桜井がマイパンロール。3カウントが入り桜井が飯田をフォールした。

桜井「後楽園ホールにお越しの庶民のみなさま、ごきげんよう! 今日はクリスマスイブだっていうのに、恋人との約束をわざわざ蹴ってまでお越しいただき、ありがとうございます! あとエスカルゴ天そばがまもなく売り切れるそうよ。アナタたち庶民は急いで今夜、富士そばへ行きなさい。それじゃおメリクリ、ごめんあそばっせ!」

◆3WAYバトル 15分1本勝負
鹿島沙希

6分56秒
起死回生

水森由菜

※もう一人は白川未奈

 前日の蕨大会で復帰した鹿島沙希が白川未奈、水森由菜と3WAYマッチで対戦。鹿島と白川は2日連続の顔合わせでもある。パートナーの弓月が鹿島にフォールを奪われた白川としてはリベンジマッチ。ここに水森が加わることで、どんな化学反応が起こるのか。

 鹿島が真っ先に白川に「よろしくお願いします」と握手を求める。白川が応じると鹿島は水森と握手。鹿島は水森と白川を握手させて本部席にゴングを要請。試合が始まると鹿島はバーブ佐々木レフェリーにピッタリとくっついてレフェリー気取り。白川が水森を丸め込むと鹿島はレフェリーと一緒にマットを叩く。白川と水森が共闘し鹿島をロープに振るがリング下に逃げられる。水森に白川がヘッドロック。水森が切り返すとアームホイップ。白川が丸め込みからドロップキック。白川は水森を踏みつけて「ひさしぶり、チャンス~!」と吊り天井。鹿島が拍手してカムバックし仕掛けている白川を押さえ込む。怒った白川が鹿島にミドルキック。鹿島が白川をかいくぐりコルバタ、ビッグブーツ。白川が返すと鹿島はダブルアームの構え。白川がこらえてネックブリーカー。水森が白川にダイビングボディーアタック、ラリアット。鹿島がカバーするが水森がカット。水森が鹿島をかわしてドロップキック。白川が水森をかわしてエルボー、延髄斬り。鹿島の突進を白川が止めて場外に送り出す。白川のカバーを水森が返す。水森がラリアット連打も白川が返す。水森は白川を引き起こすが丸め込まれる。白川がローリングエルボー、ロープに乗せてDDT。返した水森に白川はフィニッシュを予告してグラマラスドライバー狙い。水森が切り返すと鹿島がカットし、白川と合体。水森のラリアットをかわしハイキックの挟み撃ち。白川のバックブロー、鹿島が水森に行くと見せかけ白川にビッグブーツ、直後に水森を起死回生で丸め込んで3カウントをゲットした。

◆タッグマッチ 15分1本勝負
優宇

13分31秒
ナナモモ・ダイバー→片エビ固め

壮麗亜美●
○高橋奈七永 朱里

 朱里&壮麗亜美組のゴッズアイと高橋奈七永&優宇組の7Uppがタッグで対戦。奈七永&優宇組は久々の登場で、この試合は1229両国に向けての前哨戦でもある。両国で当たる朱里と奈七永&優宇組には当然その試合を意識しての闘いになるだろう。両国では朱里が白川未奈&星来芽依とトリオを組み、奈七永&優宇はAZMと組むという異例のカード。その試合を前に、ゴッズアイと7Uppの正面激突が展開される。

 エプロンでポーズをとる朱里&壮麗に奈七永と優宇が襲いかかり場外戦に。奈七永が壮麗、優宇が朱里を攻撃し鉢合わせにする。リングに戻った優宇がマットを転がり朱里と壮麗にボディーアタック。壮麗がリングに戻され、奈七永と優宇がショルダータックル、起き上がりこぼし式逆水平の連打、優宇のボディープレス。奈七永が壮麗にチョップの連打。壮麗がやり返すと、奈七永が受けて立つ。もみ合いになり、奈七永がサッカーボールキック、エルボードロップ、アームロック。朱里がカットに入るが優宇が場外に送り出す。壮麗がエルボー連打で向かっていくと、奈七永が「こいよ!」と挑発し受けて立つ。壮麗のショルダータックル連打に奈七永も応戦。奈七永が打ち勝ち、壮麗を踏みつける。優宇が壮麗に起きあがりこぼし式逆水平。壮麗が振りほどき、逆水平のお返し。逆水平の応酬から優宇がセントーンも壮麗がかわす。壮麗がラリアットを打ち込み、朱里に託す。朱里が優宇にコルバタ、ニーアタック、スタンディングギロチン。優宇が返すと、朱里はミドルキック連打。優宇がキャッチしパワーボムの構え。朱里が切り返し変型卍固め。しかし、奈七永がカットする。朱里が突進するが、優宇がキャッチし旋回して叩きつけるとセントーン。奈七永が朱里に串刺しラリアット連打。奈七永がスタンディングヒールホールド。朱里が切り返しサッカーボールキック。奈七永が張り手を打ち込み、サッカーボールキック。朱里がニーの連打からサッカーボールキックを連打し、「クリスマスパッション!」とアピール。壮麗が奈七永にエルボー連打、ラリアット。奈七永が返すと、ラリアットが交錯。奈七永が壮麗のラリアットをかわし控えの朱里に向かっていく。朱里と奈七永、壮麗と優宇が打撃の応酬。壮麗が優宇に体当たりで追いやると朱里と合体ブレーンバスターを奈七永に決める。朱里が奈七永にニーアタック、壮麗が持ち上げてサイドに叩きつける。しかし奈七永の肩が上がる。壮麗は奈七永を引き起こして張り手。奈七永も張り返し突進するが壮麗がラリアット。奈七永が返すと、壮麗がカウンターのラリアットを食らう。奈七永が壮麗をコーナーに乗せて、雪崩式ブレーンバスター、優宇がセントーン、奈七永がスライディングエルボー。残り3分。奈七永と壮麗が打撃戦。朱里のドロップキックがかわされ壮麗に誤爆、優宇がドロップキックで2人をコーナーに追い込むとキャノンボール。残り2分。奈七永が壮麗を叩きつけるが2カウント。奈七永と優宇がナナモモダイバー。3カウントが入り奈七永が壮麗をフォールした。

奈七永「みなさんメリークリスマス、パッショーン! 7Uppが帰ってきたぞ! 朱里、壮麗、ゴッズアイ。とくに朱里。テメエ、きやすくパッション口にするんじゃねえよ。29日、両国も7Uppの強さをオマエらに見せてやる、楽しみにしとけー!」

朱里「このままで終わらせねえぞ、パッショーン! えっと、ちょっとひとつ言いたいことがあるので、ちょっとこの場を借りて言わせてください。私は来年、来年じゃない、去年、すごくいい一年過ごしたと思ってます。でも、今年は、う~ん、なんか、動きがなかったというか、ちょっと落ち着いてしまっていたなと自分自身思っていて、来年は、来年は勝負の年、そして変化の年にしたいと思ってます。1月4日、イッテンヨン、岩谷麻優の持つIWGP女子王座に挑戦したいと思ってます! 岩谷麻優、受けないなんてことはないよね、ないよね。あれ、今日来てる? 来てない。来てなかった? じゃあ、返事を…」

岩谷が登場。

岩谷「後楽園のみなさん、こんばんは! お久しぶりです。ダラスでね、IWGPってか、名前呼ばれたから来たんですけど、誰かベルト持ってきてもらっていいですか」

飯田がダッシュでベルトを届ける。

岩谷「イッテンヨン、IWGP……正直、相手が朱里さん、メチャクチャ不安、怖い。イヤだ。う~ん、でも、うれしいです。朱里さんにとって、このIWGPのベルトをほしいって思ってもらえるようなベルト、そう思われてることがうれしいです。自分は、朱里さんから逃げない。イッテンヨン、相手にとって…相手にとって不足は、あれ?…相手にとって不足はなし。よろしくお願いします」

朱里「イッテンヨン。よろしくお願いします。私がそのベルト、必ず岩谷麻優から奪ってみせる。このチャンス、絶対につかむ」

 

朱里のコメント

「試合は負けてしまったんですけど、両国で2人とあたるので、そのときたくさんお返ししたいと思います。そして、今日、イッテンヨン、IWGP(女子)挑戦、言わせていただきました。2023年、自分自身動きがなかったというか、たくさん悩んでた部分があって、でも、この一年いろいろ悩んだからこそ、自分の道が見えたというか、やっぱり私は次はIWGP、個人として取りたい。私のこの腰にあのベルト、絶対にほしい、そう決意しました。なのでイッテンヨン、このチャンス必ずつかんで、この腰にあのベルトを巻きます」

 

岩谷のコメント

「えーとね、ダラスでケガして、表舞台に出るのが今日が初めてだったんですよ。約1カ月くらいかな、休業?休業というか欠場してて、なんかね久しぶりの表舞台はメチャクチャ緊張しました。もう心臓がドキドキしてプロレスラー岩谷麻優ってこういう感じだったんだって、すごい楽しくていまテンションすごく上がってるんですけど、イッテンヨンの防衛戦が朱里。メチャクチャ強いし怖いですよ、正直。正直赤いベルトも朱里に挑戦して取れなかったし5★STAR GPも朱里に負けてしまってるし、今回負けたらこのベルトを失ってしまう。メチャクチャ怖い1カ月ぶりの試合? 復帰は29日なのでイッテンヨンまでは2試合あるんですけど、コンディションがそこまで万全に…コンディションと言っても大丈夫なんですけども、1カ月休んでて相手が朱里か。強すぎるけど、強すぎる相手だから、燃えます。もう小指のケガとか1カ月ぶりの試合だとかそういうの抜きにバチバチに蹴ってもらって、バチバチに殴ってもらって、バチバチに投げてもらって、そこで私はいつも通り何度も何度も立ち上がってやり返して、最後にリングに立ってこのベルトをまた巻くだけなんで、必死に乗り越えたいと思います。久しぶりの試合、楽しみです。楽しみにしててね」

◆両国前哨戦 12人タッグ イリミネーションマッチ 30分
天咲光由

19分56秒
フランケンシュタイナー→OTR

渡辺桃●
レディ・C スターライト・キッド
妃南 フキゲンです★
○上谷沙弥 吏南
AZM 琉悪夏
林下詩美 刀羅ナツコ

退場順

(1)●妃南(4分50秒、後方回転エビ固め)フキゲン〇
(2)〇天咲(7分35秒、天橋立)吏南●
(3)〇レディ(9分20秒、チョークスラム→体固め)琉悪夏●
(4)●レディ(10分32秒、ひとでなしドライバー→エビ固め)桃〇
(5)●AZM(14分17秒、両者OTR)キッド●
(6)●詩美(16分48秒、両者OTR)ナツコ●
(7)●天咲(17分37秒、Bドライバー→エビ固め)桃〇
(7)〇上谷(17分37秒、スタークラッシャー→片エビ固め)フキゲン●
※上谷のひとり残り勝ち。

 林下詩美&上谷沙弥&AZM&レディ・C&妃南&天咲光由組のクイーンズクエストと刀羅ナツコ&渡辺桃&スターライト・キッド&琉悪夏&吏南&フキゲンです★組の大江戸隊が12人タッグマッチで全面対決。詩美&上谷組とナツコ&桃組には前日の蕨大会に引き続き、1229両国でおこなわれるゴッデス・オブ・スターダム王座戦に向けての前哨戦となる。蕨では王者チームが挑戦者チームに敗れる結果となったが、最後の前哨戦はどうなるか。ナツコ&桃組は「後楽園も結果は同じ」としているが…。

 QQが襲撃し試合がスタート。天咲がリングに戻され大江戸隊が総攻撃。ナツコがバックフリップ、ヘアーホイップ。吏南が串刺しニードロップ、ドロップキック。天咲のエルボー連打を吏南が受けて立ちビッグブーツ、ボディースラム。キッドが天咲をロープに固定して背中にドロップキック。天咲が返すと、キッドに側転エルボーアタック、妃南とドロップキックの競演。妃南が次々と払い腰も、ナツコがこらえて琉悪夏と合体。しかし妃南が琉悪夏に払い腰、ナツコにも決める。さらにフキゲンへネックブリーカー。QQが全員でフキゲンへドロップキック。フキゲンが妃南を丸め込み失格に。吏南とAZMが丸め込みの応酬。髪をつかみ合いAZMがブレーンバスター連発。吏南もブレーンバスターをやり返す。AZMがコーナーに上がると吏南が落とそうとする、エプロン越しにSTO。天咲とAZMが合体しドロップキック。吏南が返すと、天咲がDDT狙い。吏南が切り返しキッドと合体。吏南がコーナーに上がりダイビングダブルニードロップ。AZMのハイキックから天咲が天橋立で吏南を失格に。琉悪夏がレディにクロスボディー、フィッシャーマン。レディが琉悪夏にネックブリーカー。上谷が琉悪夏にミサイルキック、詩美がジャーマンで続く。琉悪夏がコーナーに乗せられレディがチョークスラム。琉悪夏がフォールされ失格に。桃がレディにチキンウイングフェースロック。詩美がカットし、レディの肩からAZMがダイビングフットスタンプ。しかしレディのカバーを桃がクリアー。10分経過。ナツコのバットから桃がハイキック、ナツコと桃が挟み撃ちにし、桃がひとでなしドライバー、レディが失格に。QQと大江戸隊がブレーンバスターの掛け合い。フキゲンの掛け声から大江戸隊が決める。キッドがAZMにボディーアタック、その場跳びムーンサルト。AZMが返すと、キッドがエルボー。詩美がカットしブロックバスター、AZMがハイキック。キッドが返すとAZMはフィニッシュを予告してダイビングフットスタンプ。しかし桃がカット成功。AZMがキッドにあずみ寿司狙いも桃が蹴り上げる。桃とキッドがAZMに蒼魔刀の挟み撃ち。桃がAZMをコーナーに乗せてキッドがエターナルフォー狙い。しかし天咲がカットし、AZMがコーナーでマリンスパイク狙い。キッドがかわすと後方からエプロンにダブルニー。黒虎天罰をエプロンで決めるがAZMが切り返しキッドとAZMが両者失格。天咲がナツコに天橋立もカットされ15分経過。ナツコと桃が詩美と上谷を捕獲しミドルキック。詩美がラリアット、上谷が二段蹴りをカウンターで決める。詩美がラリアット、ナツコがロープを引いてエプロンへ。詩美がコーナーに上がるとナツコが張り手、担ぎ上げると上谷が二段蹴り。詩美がエプロン転落、ナツコが突進、詩美がロープを引いてエプロンでエルボーの打ち合い。上谷と桃が別のエプロンでやり合う。詩美とナツコが両者OTR。天咲が桃にスイングDDT、上谷がスクリューキック。桃が天咲にBドライバー、上谷がフキゲンにスタークラッシャー、天咲とフキゲンが失格。最後は上谷と桃。桃がミドルキック連打、上谷がニールキック。上谷の突進を桃がかわし大江戸隊が総出で串刺し攻撃。ナツコと桃が合体で上谷を叩きつける。しかしカバーは認められず。桃が上谷をロープに乗せて側頭部にハイキック。桃がエプロンに出ると上谷が二段蹴り。コーナーに上がるとナツコが妨害も詩美がカット。桃が上谷に下からハイキック、上谷がスワンダイブ、エプロンからのフランケンで桃を場外に落とした。試合後は両軍が乱闘。

上谷「いままで大江戸隊にさんざん言われてきたけど、言った言葉ぜーんぶ後悔させてやるよ」

ナツコ「じゃあウチらは、復帰したこと後悔させてやるよ」

大江戸隊が退場。

 

大江戸隊のコメント

桃「ふざけんじゃねえよ、ただのまぐれだろ、あんなもん。なあ、こんなクソみてえなルールがなけりゃ、ウチらが最強なんだよ。ふざけんじゃねえよ、一回勝ったくらいで調子こいてんじゃねえぞ。またケガさせて欠場に追い込んでやるからよ、楽しみにしとけ、こら」

ナツコ「そもそもな、昨日、桃があんだけ挑発してまた欠場させてやるって言ったのに、この程度。入場で襲ってくるくらい。あとは普通にやっちゃって。あんなのたまたまだよな。またまぐれでは勝てねえよ」

 

QQのコメント

上谷「2023年最後の後楽園大会、振り返ればクイーンズクエストいろんなことがありましたが、最後こうやってみんなで揃って試合ができたこと、本当にうれしいです。そして両国、大江戸隊にいままでさんざん言われてきましたけど、言った言葉、やられたこと、全部後悔させてやるから、両国ぶちかましてやりますよ」

詩美「クイーンズクエスト、大江戸隊なんかには負けない。復帰したこと後悔なんてしねえよ。両国で、泣きっ面かかせてやるよ」

◆両国前哨戦 6人タッグマッチ 30分1本勝負
安納サオリ

21分17秒
F5→片エビ固め

MIRAI
○メーガン・ベーン 舞華
鈴季すず ジュリア●

 1229両国でおこなわれる、ワールド・オブ・スターダム王座決定戦(舞華vs鈴季すず)、ワンダー・オブ・スターダム王座戦(MIRAIvs安納サオリ)、STRONG女子王座戦(ジュリアvsメーガン・ベーン)の前哨戦が一挙実現。ジュリア&舞華のドンナ・デル・モンドにゴッズアイのMIRAIが加わり、メーガン&鈴季に安納が加わる6人タッグマッチとなる。それぞれが両国に向けてどんな駆け引きを展開するかと同時に、ふだんは組まないトリオでの連係も試合のカギを握りそうだ。両国決戦に向けて、飛び出すのはいったい誰か?

 ジュリアがメーガン、舞華が鈴季に襲いかかり場外へ。MIRAIと安納は視殺戦から握手。安納がヘッドロックにとるとMIRAIが取り返す。グラウンドから安納の延髄、MIRAIのドロップキックをかわし合う。安納がMIRAIの髪をつかんで挑発、舞華はジュリアにタッチさせず自分が出てきて鈴季と対峙。鈴季がヘッドロック、舞華がエプロンに送り出し突進。鈴季が止めてリング下から舞華にドロップキック。舞華は鈴季のドロップキックをかわしてショルダータックル。メーガンが入るとジュリアがリングイン。ロックアップからバックを取り合いメーガンがマットにジュリアをたたきつけてヘッドロック。ジュリアが取り返しヘッドロック。メーガンがヘッドロックに切り返しグラウンドへ。ジュリアが脱出しドロップキックもメーガンがこらえる。ジュリアは手を引くが「重てえな、テメエ!」。メーガンがジュリアを軽々とボディースラム。片足でカバーするがジュリアが返す。メーガンはコーナーに追い込みジュリアに逆水平。鈴季がジュリアに串刺しエルボー、ドロップキック。安納がジュリアにミサイルキック。フィッシャーマン狙いはジュリアがこらえてドロップキック、後方にスープレックスで叩きつける。MIRAIが安納をかいくぐりショルダータックル、串刺しラリアット、ミサイルキック。安納が返すと、エルボーの応酬に。MIRAIがエスケープすると安納がロープを蹴り上げ張り手。MIRAIが突進を止めて後方に投げつける。ジュリアが入りMIRAIと合体バックドロップ。MIRAIがラリアットを放つがメーガンがカット。安納がMIRAIに丸め込み、延髄斬り、フィッシャーマン。鈴季がタッチを求めるが安納は答えずMIRAIにバックドロップ。タッチをして鈴季がリングイン、MIRAIに串刺しニーアタック、サッカーボールキック。舞華が鈴季に串刺しラリアット、ショルダータックル、滞空時間の長いブレーンバスター。鈴季が返すと、舞華はスリーパーホールド。MIRAIが安納、ジュリアがメーガンにサブミッションで援護。10分経過。舞華が鈴季へのスリーパーを継続し、胴締めに移行する。鈴季がエスケープしカウンターのエルボー。エルボー連打で舞華がダウン状態。鈴季がテキーラショットを狙うが、舞華がこらえてショルダータックル。舞華の突進に鈴季がスパニッシュフライ。顔面蹴りの連続を舞華がこらえてパワーボム。鈴季が跳ね返すとジャーマン、舞華が立ち上がりバックドロップ、両者の打撃が交錯してダウン。ジュリアとメーガンが入り、ジュリアがエルボー連打。メーガンが一発で倒すが、ジュリアがさらに連打で向かっていく。ジュリアが飛びついて蜘蛛の巣にメーガンをとらえる。メーガンが切り返してジュリアをマットに叩きつける。ジュリアが突進をかわすとMIRAIと共闘し次々とミサイルキック。しかし、メーガンが返してみせる。15分経過。ジュリアがメーガンにバックドロップ狙い。舞華とMIRAIがラリアットでメーガンを倒し、ジュリアが丸め込む。メーガンが返すと、ジュリアがサブミッション。しかし安納のカットが成功。ジュリアがメーガンを羽交い絞め。舞華とMIRAIがコーナーに上がるがカットされる。鈴季と安納がフランケン、ジャーマン、ビッグブーツの競演。メーガンがジュリアをエプロン越しにジャーマン。ジュリアがバックドロップでやり返す。ジュリアとメーガンがエルボーの打ち合い。メーガンが打ち勝つとジュリアが張り手。メーガンが持ち上げるとジュリアがマットに叩きつける。舞華と合体でジュリアがメーガンにジャーマン。鈴季が舞華、安納がMIRAIを場外へ送り出しトラースキック、メーガンがジュリアにパイルドライバー。しかし、舞華のカットが間に合う。舞華とMIRAIが合体も、メーガンがMIRAIと舞華をまとめてバックフリップ。20分経過。メーガンは安納を持ち上げ場外に投げ捨てる。さらに鈴季も持ち上げて場外へ。ジュリアを引き起こすとライガーボム。しかしジュリアが返しみせる。メーガンがジュリアを再度引き起こしF5。3カウントが入りジュリアがメーガンに敗れた。

メーガンがジュリアにストロング取りを宣言。メーガン「アイ・イチバンツヨイ。自分が新しいストロングのチャンピオンだ」

ジュリア「後楽園ホールにお越しの諸君、ごきげんよう! おい…とんだクリスマスイブじゃねえか! 今日は帰ったらターキーとクリスマスケーキでよ、両国のこと考えながら過ごす予定だったけど、全部我慢。メーガンが強いのわかってるしよ、思い知らされたよ。でも、これでジュリアやられっぱなしだと思うか、諸君。あともう一個言おうと思ったんだけど、昔から、ちょっと前からスターダム、昔から見てて思ったんだけど、ここに上がる外国人はみんな『イチバンツヨイ』って言いたがるのかな。いや、わかってるって。だから言ってやるよ。ネクストタイム・リョーゴク、アイ・ウィル・ビート・メーガン」

鈴季「はーい。しゃべってるところ失礼しますよ。舞華、両国まで待ったなしだな!ハッハッハ。今日も負けたね。両国ではおまえが私に負けてピーピーピーピーめそめそめそめそ泣くのがすごく楽しみだよ。負けるのが怖くて逃げんじゃ…」

舞華がマイクを奪い取る。

舞華「相変わらず威勢がいいけど、今日でその威勢がいいの終わりだぞ。両国国技館は、女帝時代の幕開けなんだよ、このヤロー」

両者が髪をつかみあう。

安納「MIRAI、私の目的は変わってない。今度こそアンタから勝つ。私がワンダー・オブ・スターダムのベルト、さらに輝かせたるわ」

MIRAI「この白いベルトは自分が巻いたまま年をこす。絶対に29日、MIRAIが勝つ。ところで今日クリスマスイブですよね。 みなさんお集まりいただきありがとうございます。そして今日は今年最後の後楽園ホール大会です。今年残すはあと1回、1229日の両国国技館です。魂込めて突っ走…●※◎。言い直して魂込めて突っ走っていくぞこのヤロー!ということで、恒例のあれ、振り返り、今年もやりましょうか。選手のみなさま、リングに上がってください」

2023年を振り返る映像がスクリーンに映し出される。映像が終わり、誰かがしゃべらなければいけない雰囲気になると、「アイコン」コールに乗せられて岩谷がマイク。

岩谷「あらためまして、本日はご来場ありがとうございました!いろんな、いろんなことがありましたね、2023年も。2023年、スターダム楽しんでいただけましたか?いろいろありますよ、スターダムも。いろいろ大変なこともありますけど、皆さん来年も引き続き、スターダムを応援してくれたらうれしいなと思ってます。本当に来年も再来年も皆さんと一緒の景色を見ていきたいなと思ってます。2024年もスターダムについてきてくれますか?ありがとうございます。本当の本当の締めは1229日、両国国技館で言えた!言えたよ、いま!両国大会でメインイベントを務めます舞華と、あと…」

鈴季「オレだよ!鈴季すずだよ!」

岩谷「そう、鈴季すず。じゃあなんか一言ずつ…」

鈴季「やり返してくんな!…スターダムに来ていろんなことがあったけど、1229日、赤いベルトを巻いてスターダムの大会を締めるのはこのオレだー!」

舞華「んなわけねーだろ、このヤロー。テメーなんかに締めさせるわけにはいかねーんだよ」

鈴季「じゃあ、かかってこい」

舞華「あ?やるか、このヤロー」

舞華がつかみかかって乱闘。

ジュリア「マジで(締めるのが)誰かいないの?」

ジュリアがあらためてマイク。

「おかしいよ、この流れ!OK、きっと撤収時間が押すから、もう締める。岩谷本当にいいのかよ? じゃあみんな、後楽園ホールにお集まりの諸君、きょうはメリークリスマス。そして今年は1229日まであるのでみんな風邪ひかずに、両国、年内最終戦を見に来てください。そして今年一年本当にありがとうございました。来年もよろしくお願い致します。アリベデルチ、またな!」

メインのコメント

安納「MIRAIと闘ってワンダー・オブ・スターダムのベルトを巻く。スターダムのリングに上がった時に言ったあの思い、あの思いをさらに強く胸に持って、両国国技館のリングに立ちます」

鈴季「おいおいおい舞華舞華舞華!今日もしっかり負けてたな。おめーは負ける星のもとにいるんだよ。両国国技館で勝って年越せると思うか。勝って年を越すのはこの鈴季すず。スターダムの赤いベルトを巻いてプロレス界の顔になるのはこの鈴季すずだ。舞華、両国楽しみにしてるよ」

ジュリア「ああ…最悪だ。メリークリスマスって勝って言いたかったのに、なんていうクリスマスイブだよ、おい。アイツ強すぎだよ、どうなってんの?でもね、前哨戦やっておいてよかったよ。アイツとシングルもやったけど、やっぱ両国の前に一回こうやって闘うことによってアイツのサイズ感だったり力強さだったりここ(頭)だったり、なんとなく、なんとなくつかむことはできたけど、つかみ切ってるのかもわからないし。ただ、私はまだこのストロングのベルトをね、持っていたい理由があるんだよね。メーガンを倒してこそが、私がこのストロングチャンピオンとして名乗れるときがくると思う。今日みんな強かったよ。いままでの対戦、みんな強かった。でも、メーガンはその集大成みたいな相手だから。絶対絶対倒して、私は来年につなげる。そして、両国のメインイベントも私はしっかり見てるから。とりあえずみんな、また年末。このベルトが私の腰に戻ってくるところは見とけよ。アリベデルチ、またな」

MIRAI「年内残すところはあと1回。1229日の両国国技館大会です。自分は絶対に安納サオリに勝つ。そしてこの白いベルトをしっかり巻いたまま年を越します。そして29日、中野たむ、来るんでしょ。その目でこのMIRAIが防衛するところをしっかり見ててよ」

試合後に取材を受けていた鈴季に舞華がシャンパンを浴びせて大乱闘に。

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