12月30日(土)、年内最終戦12・29東京・両国国技館大会の一夜明け会見がおこなわれ、ワールド・オブ・スターダム新王者となった舞華がコメント。また、会見では岡田太郎社長が前日のPPV生配信におけるトラブルを謝罪するとともに、ロッシー小川エグゼクティブプロデューサーが2023年の総括をおこなった。
記者会見詳細レポート
ワールド・オブ・スターダム新王者・舞華のコメント
舞華「第17代ワールド・オブ・スターダムチャンピオンになりました舞華です。本当、節々がすごく痛いんですけど、いまここにこうやってこのベルトがあること、この痛みをとてもすごく誇りに思います。親からももちろん連絡が、いろんな人から連絡があったんですけど、親は福岡にいるし来れない状態で、PPVを買ったよという連絡も来てたんですよ。でも、見れなかった…。娘の晴れ舞台をリアルタイムで見たかったと思うんですよね。それは親だけじゃないと思うし、もちろん私だけじゃない、ほかの選手の試合をリアルタイムで見て、その選手と感情を共有できて、悔しい、うれしい、頑張ろう、そういう時間というのは、もう戻ってこない。どんだけ詫びようが、謝罪しようが、戻ってこないんですよ。命がけで闘ってる選手、それを命がけで応援するファンのみんな。会社も命がけでやってください! このような状況になって、とても悔しくは、とてもあります。ただ、2024年、女帝時代は選手、そしてファン、そして会社、私が引っ張っていくんで、これからもスターダムをよろしくお願いします。まあ、そうですね。自分個人のやりたいことも2024年もっともっとやっていきたいと思います。ずっと言ってたIWGP(女子)のベルト取って、そしてトップの男子レスラーの方とシングルマッチをする。そこに変わりはありません。でも、もっともっと夢があります。このベルトを持って世界にも行きたいです。夢はたくさんあります。2024年、全部の夢を私がかなえます。みなさん、私についてきて、一緒に夢を見て、一緒に夢をかなえましょう」
株式会社ブシロードファイト代表取締役社長・岡田太郎が配信トラブルを謝罪
岡田「昨日、両国国技館大会、応援していただいたみなさま、そして2023年スターダムを応援してくださったみなさま、本当に2023年はお世話になりました。まずはお礼申し上げます。ありがとうございました。そして、昨日の両国国技館大会のPPV、こちら配信の不具合がありまして、最初にみなさま、PPVご購入いただいたみなさま、大変申し訳ありませんでした。まず最初の対応といたしまして、これからおこないますのは、PPV購入者全員を対象にして、返金の受付けをします。こちら全額返金の受付けをします。そしてさらにYouTubeで全試合配信を、期間限定ですがさせていただきます。まずこの2点、対応として取らせていただきます。それですべての経緯なんですけれども、まだ詳細すべて判明しておりません。ただ、いま言えることとしてはですね、回線に不具合があり途中で配信が終わってしまったということになります。まずこれ、PIAのシステム、PIAのストリーミングシステムの方は何もまず影響はなく、すべて配信元である当社の責任であると認識しておりますので、この点、申し訳ございませんでした。細かく説明いたしますと、当日この大会は回線の状況が第1試合からあまりよろしくなくですね、ちょっと配信が止まったりするトラブルもございました。その点でもご迷惑をおかけしていたというところもございます。そしてですね、最後メインの試合の大事なところで、こちら回線が全部、全断という、音も配信もこちらからの信号が一切配信サイトPIAさんの方に送らない状態がありました。そのため、PIAさんがしばらくたってすべて配信終了したと認識してしまい、そのまま配信が終了という状況にございます。それですぐアーカイブなど、まずは買っていただいたみなさまに映像を見ていただくための措置を考えたところ、このままアーカイブすべてが消えてしまう状況であったり、現在のアーカイブもセミファイナルの試合が一部が消えているという状況もありまして、急きょセミファイナル、メインイベント、こちらをYouTube無料配信いたしました。ご購入いただいたみなさまには、この点で最初に不安にさせてしまったかもしれませんが、すべて原因および関係各者への確認をもちまして、このたび本日全額返金等の対応をさせていただきます。本当にこのたびはご迷惑ご心配をおかけしまして、申し訳ございませんでした。今後なんですけれども、返金対応については申し訳ございません、年末年始もはさみますので、年明けに期間をしっかり設けてやります。ですので、ご購入のみなさまは当社のツイッター及びサイト、そしてPIAさんからのストリーミングのサイト、もしくはメールからご案内させていただきますので、お忘れのなきようにお手続きをお願いいたします。また全試合の配信もこのあとアップロードいたしますので、期間しっかり見てですね、こちらもお楽しみいただければと思います。ご購入者の方にはもう一回楽しんでいただくとともにですね、ちょっとこれはご購入していただかなかったみなさまも、この機会にぜひ昨日の熱い闘いをみなさまにお届けしたいと思います。それで、まだ原因究明をおこなっておりますので、しっかりと説明できることは説明しますが、まずいったんこちらの対応で当社の対応とさせていただきますので、また今後の詳細、年明けになってしまうこともありますが、ご確認をお願いいただければと思います。あらためて今回PPV購入でご心配ご迷惑をおかけしましたご購入者のみなさま、大変申し訳ございませんでした。それで、これはピンチではありますが、ここで注目していただいているということを実に認識したこの1カ月であります。なので2023年、昨日の両国大会が終わりましたので、しっかり心を入れ替えてですね、きれいな状態で2024年1月3日を迎えたいと思いますので、また2024年もスターダムをよろしくお願いいたします。また来年もよろしくお願いいたします。失礼いたします」
ロッシー小川エグゼクティブプロデューサーがスターダムの2023年を総括
小川「一年間スターダムを応援、ありがとうございました。昨日の両国大会を持ちまして、今年の全148試合終了いたしました。今年は過去13年のうちで一番の試合数と最大の観客数が集まった一年だと思います。まず横浜アリーナ大会というのがひとつの大きな大会でして、まずここが成功できたこと。そのあと、最近になりましていろいろ諸問題が勃発したんですけども、それはすごくいい方向に向かっていますので、安心してスターダムを応援していただきたいと思います。そして昨日の両国大会なんですけども、非常にスターダムらしい活気ある大会だったと思います。なんか、あの試合をやっていけばスターダムも万全だなと、あらためて認識いたしました。あとですね、1・4TDCホールなんですけど、昨日の試合後にジュリアの方が鈴季すずと組みたいという意向がありましたので、カード変更をいたします。ジュリア、鈴季すずvs舞華、メーガン・ベーンのカードになります。あと、1月6日の後楽園もまだ未発表なんですけど、ちょっといくつかカード発表したいと思います。ひとつは、いまシングルの4人のチャンピオンによるタッグマッチ。IWGP(女子)の岩谷麻優とSTRONG(女子)のジュリアが組んで、赤いベルトの新チャンピオンになった舞華と、白いベルトの新チャンピオンになった安納サオリのタッグマッチをおこないます。あとですね、こんど2月4日の大阪大会がスターダムの13周年記念なんですけど、そこで赤いベルトと白いベルトの防衛戦をおこないたいと思います。その挑戦者を決めるニューイヤーランブルという形で、それ以外の選手を総動員して挑戦者を決めたいと思います。あとは、デビューしたての4人の若手によるタッグマッチ。一応それを予定しています」