2024/01/06 試合結果

2024年1月6日 『NEW YEAR STARS 2024 in KORAKUEN』

『NEW YEAR STARS 2024 in KORAKUEN
1月6日(土)後楽園ホール(観衆800人)

試合結果

◆タッグマッチ 15分1本勝負
八神蘭奈

11分17秒
ローリングアロー

玖麗さやか●
○弓月 HANAKO

◆ニューイヤー・チャンピオン・タッグバトル 20分1本勝負
安納サオリ

20分00秒
時間切れ引き分け

ジュリア
舞華 岩谷麻優

◆ニューイヤー・ワンダーランブル 時間無制限
スターライト・キッド

36分47秒
スタースープレックスホールド

羽南

※退場順…①水森②琉悪夏③レディ④AZM⑤吏南⑥飯田⑦鹿島⑧フキゲン⑨葉月&星来

◆ニューイヤー・ワールドランブル 時間無制限
上谷沙弥

32分21秒
フェニックスストライク→片エビ固め

白川未奈

※退場順…①壮麗②鈴季③ナツコ④メーガン⑤MIRAI⑥鹿島⑦朱里&詩美

試合詳細レポート

◆タッグマッチ 15分1本勝負
八神蘭奈

11分17秒
ローリングアロー

玖麗さやか●
○弓月 HANAKO

 2024年最初の後楽園ホール大会は若手同士によるタッグマッチでスタート。記憶に新しい1・3横浜で23年度の新人王を争ったメンバーによる闘いだ。トーナメントでは大本命のHANAKOを決勝で破った弓月が優勝、ルーキー・オブ・スターダムの称号を手に入れた。両者は1・4TDCホールでタッグを組むも、敗れたHANAKOが弓月を嫌悪するようなムードになってしまった。今回は対戦だけに、HANAKOが新人王を逃した悔しさをパワーに込めてくるに違いない。対する弓月が新人王としての威厳を見せつけるか。また、玖麗と八神にとっては初勝利のチャンスでもある。

 弓月とHANAKOが先発しロックアップ。HANAKOが押し込みブレイクすると、弓月がエルボー連打で向かっていく。HANAKOがやり返すと、弓月がさらに連打する。弓月がロープに振ろうとするが、HANAKOがヘッドロックを離さず。弓月が切り返しヘッドロックからグラウンドにもっていく。弓月のドロップキックをかわしHANAKOがショルダータックル、串刺しボディーアタック、キャメルクラッチ。玖麗が入って弓月にドロップキックを見舞うと、HANAKOがエルボードロップ。HANAKOが「こいや!」と挑発し、弓月のエルボー連打を受けて立つ。HANAKOがエルボーを打って突進するとエプロンから八神が蹴りを入れ、弓月がドロップキック。替わった八神が串刺しでハイキック、ミドルキックの連打をHANAKOに浴びせる。HANAKOが八神をボディースラム、アルゼンチンバックブリーカー。コーナーに追い込むと串刺しボディーアタック、ニードロップ。玖麗が入り八神にスワンダイブでアームホイップ、ドロップキック。八神が返すと、玖麗はスリーパーで捕獲。八神が切り返し腕を取るが、玖麗が体重をかけてカバー。八神が返して飛びつくと腕十字へ。八神がミドルキックも玖麗が返す。弓月が玖麗へドロップキック連打からボディースラム。返した玖麗がエルボー。弓月もやり返しエルボーの打ち合い。HANAKOが割って入り玖麗を持ち上げて弓月にぶつける。玖麗がカバーするが弓月が返す。玖麗がボディースラムで弓月を叩きつけるも2カウント。玖麗が弓月にスリーパー、ドロップキック。弓月が玖麗をかいくぐりドロップキック。ボディースラムを仕掛け合うと八神のアシストを得て弓月がコルバタ。玖麗が丸め込みの連続。10分経過。丸め込みの応酬から玖麗がスピア。しかし、八神がカットする。玖麗がエルボー連打、弓月がカウンターで払い腰。玖麗が立ち上がるが弓月が丸め込むと3カウントが入った。

◆ニューイヤー・チャンピオン・タッグバトル 20分1本勝負
安納サオリ

20分00秒
時間切れ引き分け

ジュリア
舞華 岩谷麻優

 岩谷麻優&ジュリア組と舞華&安納サオリ組によるタッグマッチ。ユニットの枠を越えたこのタッグマッチは、全員がシングルのタイトルホルダー。舞華がワールド・オブ・スターダム王者、安納がワンダー・オブ・スターダム王者、岩谷がIWGP女子王者、そしてジュリアがSTRONG女子王者である。舞華&安納組はどちらも1229両国で初奪取を果たした新王者コンビ。この日おこなわれるランブル戦で初防衛戦の相手が決まるが、まずはこの試合で新王者の強さをアピールしたいところだろう。対する岩谷&ジュリア組は新日本プロレス発のタイトルで、海外も意識したベルト保持者ということになる。2日前のTDCホール大会で岩谷が朱里を破りIWGP女子王座を防衛すれば、同大会でジュリアはドンナ・デル・モンドを解散、この試合が新たなるスタートということにもなる。

 舞華と岩谷が先発でスタート。ロックアップから舞華がヘッドロック。腕を取り合い、岩谷が捻り上げる。舞華がヘッドロックでグラウンドへ。岩谷が起ち上げロープに振ると、舞華がショルダータックル。岩谷のドロップキック、舞華のラリアットがかわされる。安納とジュリアがリングイン。ロックアップでの力比べから首を取り合い、ジュリアがネックロック。安納が切り返しヘッドロックでグラウンドへ。ジュリアが至近距離からドロップキックを放つと、岩谷とタッチをかわす。岩谷とジュリアが安納をコーナーに追い込み、串刺し攻撃、ジュリアの突進が岩谷も巻き込む。ジュリアがドロップキックを放つと、リング下の岩谷が自分に権利があると気づいてカムバック、安納をコーナーに乗せてチョップを放つとドロップキックへ。安納が返すと、岩谷は足でのタッチを求める。が、結局ふつうにタッチをかわし、ジュリアが安納の顔面をコーナーで踏みつける。ジュリアは安納にボディースラム、腹部にチョップを振り下ろす。安納がジュリアにブレーンバスター、延髄斬り。舞華がジュリアに串刺しラリアット、ショルダータックル、フォールアウェースラム。ブレーンバスター狙いを岩谷がカットしジュリアとともにブレーンバスターを狙う。しかし、舞華がまとめてブレ―バスター。舞華の突進をジュリアが止めてスイングDDT、後方にスープレックスで叩きつける。岩谷が舞華にドロップキック、コルバタ。舞華と安納が共闘も、岩谷がまとめてアームホイップ、ドロップキック。岩谷の突進を止めて舞華がパワースラム。安納が岩谷にミサイルキック、フィッシャーマン連発、ドラゴンスクリューさらに、足4の字式でブリッジの体勢。ジュリアが入り、カットではなく岩谷を鼓舞。そして安納へのエルボードロップでカットする。10分経過。安納の突進に岩谷がスリングブレイド。安納が延髄斬りも、岩谷が突進をかわしてドロップキック連打。岩谷がコーナーに上がると安納が追いつき雪崩式フランケン。岩谷が雪崩式フランケンをやり返す。再度コーナーに上がると舞華が担いでパワーボムの体勢、コーナーの安納がミサイルキックで合体する。安納がジャーマンも岩谷がクリアー。岩谷がハイキック。バズソーキック。ジュリアがエルボー、バックドロップ。安納が返すと、ジュリアがエルボー、安納がジャーマン。舞華がジュリアへラリアット連打、山茶華。返したジュリアがローリングラリアットをかわして蜘蛛の巣で絡みつく。岩谷は安納に変型ドラゴンスリーパーでカットさせず。15分経過。ジュリアがグラウンドで蜘蛛の巣をキープ。舞華がエスケープするとジュリアはファルコンアローで叩きつける。舞華が返すと、ジュリアがコーナーへ。安納が止めて舞華が雪崩式ブレーンバスター狙い。岩谷が加わりバックを取ると、さらに安納が入って雪崩式で叩きつける。残り3分。ダウン状態から立ち上がり、舞華とジュリアがエルボーの応酬。舞華が打ち勝ちローリングラリアット。ジュリアが1カウントで返すと、舞華はパワーボム狙い。ジュリアが丸め込むと舞華が返す。ジュリアがニーを叩き込みグロリアスドライバー、指示を受けて岩谷がムーンサルト。岩谷は安納にジャーマン。舞華がジュリアにパンチを打ち込み、みちのくドライバー。しかし、岩谷がカットする。そのままタイムアップとなり、時間切れ引き分けに終わった。

 

安納のコメント

「全員強いわ。そりゃそうやろ。全員それぞれこのベルト簡単に巻いてないから。次、次期挑戦者ランブル。あのメンバーで人一倍優れた頭脳と実力を持ってる選手は誰か。私の初防衛戦にふさわしい選手が誰が勝ち上がってくるか、楽しみに待ってるわ」

 

ジュリアのコメント

「あらためまして、あけましておめでとうございます。新年一発目の後楽園ホールの試合はやっぱりこれで今年のプロレスが始まったなと後楽園で試合すると実感する。私はおとといドンナ・デル・モンドの解散を発表して、いまはまあシングル? 独り身? 独身? なんて言えばいいの? まあ、そんな気分なんだけど。だから、目に入ってくるものが全部何も余計なことを考えなくていいから、手をつけたくなっちゃうよね。今日もこのチャンピオン4人が揃った、タイトルマッチをたくさん乗り越えてきたスターダムの強者代表といっていいのかしら、この代表する4人の選手たちのタッグマッチ。まあ岩谷麻優とのタッグは初めて? 初めてではないか。2人は初めてか。まあ手が合うわけもなく。でも、私はやっぱり岩谷とはまだまだ闘いたいし、そして、安納が白いベルトを取るとは。そしてそして、舞華。赤いベルトを巻いた舞華は、私はこれからも舞華を狙っていくからな。私が狙う立場にオマエはなった。覚悟しとけよ。オマエはもうライバルだ」

◆ニューイヤー・ワンダーランブル 時間無制限
スターライト・キッド

36分47秒
スタースープレックスホールド

羽南

※退場順…①水森②琉悪夏③レディ④AZM⑤吏南⑥飯田⑦鹿島⑧フキゲン⑨葉月&星来

 12人参加の時間差バトルロイヤル。「ニューイヤー・ワンダーランブル」とされるこの試合には、ワンダー・オブ・スターダム王座への挑戦権がかけられている。出場選手は、葉月、羽南、飯田沙耶、AZM、レディ・C、鹿島沙希、スターライト・キッド、琉悪夏、吏南、フキゲンです★、水森由菜、星来芽依。最後に残った選手が安納サオリの白いベルトに挑戦。1229両国でMIRAIを破り白いベルトを初ゲットした安納。その安納の初防衛戦の相手に名乗りを挙げるのは、どの選手か?

 羽南vs星来でスタート。星来のドロップキックを羽南がかわしロックアップで力比べ。羽南がダブルチョップ、腕の取り合いから星来がヘッドロック。羽南が切り返しヘッドロックからグラウンドへ。3人目入場はAZM。星来が羽南にヘアーホイップ、星来と羽南がAZMの腕を引きあう。AZMが星来の腕を取り羽南も巻き込んでコルバタ。4人目にキッド。コーナーのキッドにAZMが襲いかかり星来もまじえてロープワークの攻防。AZM。キッド、星来が次々とドロップキック。羽南も入り4人のドロップキックが交錯。5人目が飯田。全員がロープ際でもつれるなか、飯田が襲いかかり逆水平、羽南の前では立ち止まりほかの3人に連打する。しかし3度めで羽南にも逆水平。さらに飯田が逆水平を連打するうちに6人目のレディが登場。レディは飯田と羽南の脳天にチョップを振り下ろし、まとめてネックブリーカー。星来を受け止めてジャイアントスイング13回転。7人目が水森。レディが星来をコーナーに連続で叩きつけビッグブーツ。水森がレディにダイビングボディーアタック、ラリアット、スリーパー。羽南と水森がエルボーの応酬。8人目は琉悪夏。羽南が水森にドロップキック。琉悪夏が羽南と水森にまとめてクロスボディー。琉悪夏は次々とショルダータックル。飯田と琉悪夏がショルダーをぶつけ合う。飯田が打ち勝つと9人目の吏南が登場。琉悪夏が吏南と共闘し飯田にバックエルボー、連係で飯田を攻める。10人目は葉月。吏南が飯田に卍固め。葉月がカットし吏南にヘアーホイップ、顔面ウォッシュ狙い。キッドと琉悪夏が妨害するが、葉月はまとめてアームホイップ。葉月、飯田、羽南の3人で大江戸隊に顔面ウォッシュ。11人目にフキゲン登場。STARSはレディとAZMにもまとめて顔面ウォッシュ。フキゲンがスポーツ紙で次々と殴打し、「デース!」とアピール。最後の12人目が鹿島。フキゲンが葉月をロープ渡り。STARSが襲いかかり落とそうとする。トリプルドロップキックもリング下で大江戸隊がキャッチ。フキゲンがブレーンバスターを宣言も葉月が叩きつける。カバーした鹿島をAZMがカット。鹿島がAZMに昇竜拳、突進と見せかけリング下へエスケープ。飯田と水森がラリアット合戦。水森が打ち勝つと飯田がラリアットをやり返す。星来が飯田にネックブリーカー、水森が星来にドロップキック。星来が丸め込むと水森が失格。AZMと星来に琉悪夏がクロスボディー。葉月が琉悪夏にDDTからセントーン。琉悪夏が返すと葉月はフェースロック。15分経過。葉月の突進を琉悪夏がかわして大江戸隊が次々と串刺し攻撃。琉悪夏のフィッシャーマンとキッドのダイブが合体。琉悪夏は葉月に冷凍庫狙いかコーナーへ。葉月が立ち上がり向かっていくとレディカットし琉悪夏にデッドリードライブ、AZMがダイビングフットスタンプ。AZMは琉悪夏に飛びつくが、琉悪夏が切り返してラリアット。AZMが腕を固めると琉悪夏がギブアップして失格に。キッドがAZMにその場跳びムーンサルト。AZMがキッドにブレーンバスター。キッドが返すと、AZMはダイビングフットスタンプもかわされる。しかしキッドが変型のフィッシャーマン連発。AZMが返すと、キッドに雪崩式アームホイップ、ハイキック、あずみ寿司。しかし、吏南がカット成功。レディが吏南にビッグブーツ。返した吏南がレディに卍固めの体勢。レディがコーナーに追い込み突進。20分経過。AZMとレディがハイキックで競演しレディがビッグブーツ、チョークスラム狙い。吏南が切り返すがレディがネックブリーカー。しかしフキゲンがカットする。レディは吏南の上にフキゲンをチョークスラム。吏南がレディに卍固め。キッドがカットさせず吏南がハイドレンジアへ。レディがギブアップし退場。AZMと吏南がエルボーの応酬。吏南がAZMを切り返しブレーンバスター、エプロンでの攻防からAZMがスワンダイブのミサイルキック。AZMがコーナーへ駆け上がると吏南が落として退場させる。星来が羽南と吏南にミサイルキック。羽南と星来がエルボーを打ち合い、STARSで合体、星来にフェースクラッシャー。大江戸隊がカットし、吏南が飯田にドロップキック。25分経過。キッドが飯田に619、吏南がダイビングダブルニードロップ。しかし飯田が返してみせる。吏南は飯田にピンクデビルの構え。飯田がこらえて吏南をスパインバスターでマットに叩きつける。さらに飯田はノーザンライト。吏南が返すと飯田はフィッシャーマンの体勢から前方に叩きつけ吏南をフォール。カバーを鹿島が手助け飯田の勝利を称えると起死回生で失格させる。フキゲンが鹿島を丸め込み退場させると、葉月がフキゲンを丸め込み失格させる。キッドと葉月がエルボーの応酬。葉月がキッドにブレーンバスターの構え。星来がカットすると、葉月が羽南にコードブレイカーで場外に送り出す。葉月は場外トペスイシーダ。葉月は星来をリングに戻し、コーナーに乗せる。星来が突進をかわしてダイブ。葉月が丸め込むが羽南がカット。葉月は羽南に張り手、場外に落とす。葉月は星来にビッグブーツ。コーナーに上がった葉月を星来が雪崩式狙い。葉月が切り返し、「落とすぞ」と予告して殴りかかる。しかしキッドのドロップキックで葉月と星来が失格。最後は羽南とキッドの争い。キッドがドロップキックからフィッシャーマン。羽南が後方に投げつける。キッドが狙いすまして後方からダブルニーアタック、ムーンサルトプレス。羽南がかわしてランニングエルボースマッシュ、後方からも放ちコーナーに乗せるとバックドロップ。羽南はブロックバスターホールドもキッドが返す。羽南はキッドを引き起こし、もう一発狙う。キッドがこらえて飛びつきDDT。羽南がバックドロップ、フィニッシュを宣言し、バックドロップ狙い。キッドが丸め込みから背中へのダブルニーアタック。35分経過。キッドが不知火も2カウント。キッドはムーンサルトプレスを決めるも羽南の肩が上がる。キッドがバックを取るが羽南が切り返す。キッドがさらに切り返すと羽南が返して丸め込む。しかしギリギリでキッドが返す。羽南が突進するとキッドがキャッチし黒虎天罰。さらにスタースープレックスを決めると3カウントが入った。

キッド「次期ワンダー・オブ・スターダム挑戦権を獲得したのは、このスターライト・キッド。文句ねえだろ。おい、安納サオリ。見てんだろ、どっかで。上がってこいよ」

安納がリングへ。

キッド「サオリ、やっと会えたな。でも、結局スターダムのリングに戻ってきて、白いベルトも奪っちゃって、たちの悪いチャンピオンだなあ。たちが悪すぎて、そのベルト似合ってねえからサッサと奪い取ってやるよ。日時、決めるぞ。2月4日大阪、スターダム13周年記念大会で挑戦させろや」

安納「キッド、アナタはホンマずる賢いな、いいよ。このずーっとキッドがほしくてたまらん、ワンダー・オブ・スターダムのベルト、初シングルやろうよ」

キッド「その白いベルト、スターダムのリングに戻すのはこのSLKだ」

キッドはコーナーに乗って安納を呼び込む。安納は下からベルトを掲げる。

 

キッドのコメント

</>「次期ワンダー・オブ・スターダム挑戦権、このSLKが獲得したぞ! いやでも最後、羽南、NEW BLOODで私が負けてからしっかり視野には入ってて、私がいない間にメキメキと勢いを上げてきて。ちょっと2人になったときはヒヤッとしたシーンもあったかもしれねーけど、この挑戦権を得たのも、TDCでのサオリの挑発が私を沸騰させてくれた、そんな気がする。安納サオリとね、5月の福岡以降はたぶん対戦してなくて。でも、私はそのころからずっと意識していたし、なんならスターダム前に上がってたでしょ。そのころ、ともに練習してきたヤツでもあり、なんと私のデビュー日とサオリのスターダムリングデビュー日、同じなんだよ。そんな安納サオリvsスターライト・キッドの初シングルマッチ。私がずっと欲しかった白いベルトを懸けてできる。いや、楽しみで楽しみで仕方がない。まあその白いベルト、私がここのスターダムにしっかり戻してやるのと、新年早々、今年の目標にしていることを達成して、今年は白いベルト、SLKの防衛ロードだぞ。フフッ」

◆ニューイヤー・ワールドランブル 時間無制限
上谷沙弥

32分21秒
フェニックスストライク→片エビ固め

白川未奈

※退場順…①壮麗②鈴季③ナツコ④メーガン⑤MIRAI⑥鹿島⑦朱里&詩美

 10人参加の時間差バトルロイヤル。当初は渡辺桃も参戦予定だったが欠場となり10人で争われることになった。この試合の勝者が舞華の保持するワールド・オブ・スターダム王座に挑戦する権利を獲得する。出場選手は林下詩美、上谷沙弥、朱里、MIRAI、壮麗亜美、刀羅ナツコ、白川未奈、高橋奈七永、鈴季すず、メーガン・ベーン。現王者は1229両国にて鈴季すずとの王座決定戦を制した舞華。舞華の初防衛戦の相手がこのバトルロイヤルで決められることとなる。このなかには5★STAR GPを制して挑戦権を獲得も王座決定戦で舞華に敗れた鈴季も含まれている。鈴季が舞華との再戦にコマを進めるか。出場選手の中には林下詩美や朱里、高橋奈七永といった歴代王者も。それとも意外な選手が挑戦権をゲットするか。息のつけない闘いが展開されそうだ。

 朱里vs詩美でスタート。朱里がグラウンドに持ち込みバックと腕の取り合い。3人目がメーガン。リングインすると客席にポーズ。朱里と詩美が襲いかかるがダブルのショルダータックル、ドロップキックを受けて立つ。4人目が鈴季。詩美と朱里がメーガンにブレーンバスターの構えもまとめて投げられる。鈴季はエプロンの朱里と詩美を攻撃し、メーガンに向かっていくと張り手を打ち込む。メーガンが鈴季にラリアット。鈴季がロープを引いてエプロンに出す。5人目が上谷。メーガンと鈴季がエプロンでやり合う。メーガンへの鈴季の突進を上谷がスワンダイブで妨害。鈴季と上谷がエルボーを打ち合う。6人目にMIRAI。詩美と上谷が合体で鈴季を攻撃もスピアを食らう。MIRAIが鈴季にフェースクラッシャー、詩美をかいくぐりショルダータックル。MIRAIと朱里が連係で上谷と詩美を攻撃。7人目は壮麗。メーガンがMIRAIを持ち上げると鈴季もキャッチし、まとめてバックフリップ。詩美と上谷がサンドイッチミサイルキック。壮麗がメーガンに体当たり。詩美が2人の後方からドロップキック。壮麗はメーガン、詩美、上谷をコーナーに追い込み串刺しボディーアタック。8人目がナツコ。壮麗は上谷、詩美をボディースラム。メーガンにも狙うが反対に叩きつけられる。メーガンは3人へボディープレス、次々にエルボー。リング下からナツコと琉悪夏がメーガンの足を引くと、ナツコが上谷と詩美にクロスボディー。9人目は白川。ナツコが壮麗にショルダータックル。詩美と上谷もまとめて3人にキャノンボール。ナツコと鈴季がロープワークの攻防。鈴季はナツコにサッカーボールキック、ナツコがバックフリップ。白川がカットすると、ナツコをかわして延髄斬り。10人目に奈七永。奈七永と白川がエルボーを打ち合う、メーガンをかわしてエプロンに出すと奈七永と白川がエルボーを打ち込んでいく。メーガンは奈七永にスリーパー。エプロンで奈七永とメーガンがラリアットを打ち合う。メーガンが打ち勝ち10分経過。メーガンはコーナーから奈七永にボディーアタック。さらに次々とラリアットを放つ。ゴッズアイがメーガンを止める。しかしメーガンが分断しMIRAIと朱里へラリアット、壮麗のショルダータックルを受けて立つ。倒された壮麗がエルボー連打で向かっていく。メーガンがフライングラリアットも壮麗が返す。メーガンは壮麗にF5で退場させる。鈴季のミサイルキックをメーガンが受けて立つ。さらにリフトアップし投げ捨てようとするが鈴季がこらえて奈七永がラリアット、鈴季がジャーマン。鈴季は奈七永にニーアタック、「オマエも食らえ」とバックを取るが奈七永がこらえる。鈴季がエルボー、奈七永が前方に叩きつける。メーガンが鈴季のバックを取りもちあげると場外に投げ捨て退場させる。ナツコと朱里がメーガンを攻撃しナツコがキャノンボール。朱里とナツコが合体しメーガンへのキック。朱里がナツコにミドルキック連打、ナツコがラリアット。詩美が2人へミサイルキック、MIRAIが詩美へミサイルキック。メーガンのラリアットをかわしMIRAIが挑発。ロープを下げるがメーガンが回避。MIRAIと詩美が合体もメーガンがMIRAIを詩美に投げつける。さらに朱里も担ぐ。ナツコがボックスでメーガンを殴打もネックハンギングボムを食らう。メーガンはナツコにF5。ナツコが退場に。詩美がメーガンにラリアット、エルボー。上谷がメーガンにミサイルキック、バックを取っていた詩美がジャーマン。2人でエプロンに送り出し上谷がドロップキック、メーガンが退場。奈七永が白川にバックドロップ、MIRAIが奈七永にラリアット。MIRAIと奈七永がラリアットを打ち合う、奈七永をかいくぐりMIRAIがラリアットも白川がカット。白川は奈七永にバックブロー、カットした詩美が奈七永にジャーマン。奈七永が詩美を丸め込む。MIRAIが詩美を丸め込み。奈七永が詩美、MIRAI、白川をダウンさせる。コーナーの奈七永を白川が攻撃。奈七永が白川にスリーパー。MIRAIが奈七永と白川をエプロンへ、奈七永が投げ捨てMIRAIを失格に。奈七永は白川をエプロンに叩きつける。白川がエプロンでドラゴンスクリュー、奈七永が失格に。詩美と白川がエルボーの打ち合い。朱里が上谷にドロップキック、フロントネックチャンスリー。上谷がコーナーの朱里に雪崩式フランケン、ニールキック。バックの取り合いで詩美が朱里と上谷をまとめてジャーマン。朱里が白川にコードブレイカー、上谷が朱里に二段蹴り、朱里が上谷にDDT。4人がダウン状態。朱里と詩美がエルボーの打ち合い。朱里がニー、詩美がジャーマン。朱里がジャーマンのお返し、詩美がラリアット。詩美が朱里に突進もハイキックを食らう。朱里がバズソーを狙うが詩美がかわしてパワーボム。上谷と詩美が朱里にキックの挟み撃ち。詩美は白川を落とし朱里をエプロンへ。朱里はぶら下がり腕十字。詩美もエプロンへ。朱里と詩美がエルボーを打ち合う。朱里がミドル連打、詩美がラリアット連打、ジャーマン狙い。25分経過。詩美がコウモリ吊り落とし、白川がスライディングキックで朱里と詩美が失格。上谷と白川がエルボーの応酬。白川がカカト落とし、上谷がスピンキック。白川がヒザへのドロップキック、バックドロップ、ロープに乗せてネックブリーカー。上谷が返すとコーナーの白川にエルボー連打。白川が腕を取ってダイブするが2カウント。白川はDDT狙い。上谷が切り返すとニールキック、フィッシャーマンの3連発。白川が返すと、ニーをキャッチしドラゴンスクリューから足4の字固め。上谷がエスケープすると、白川は肩車、旋回して落とす。そこから足4の字固めに入るが上谷がエスケープ。30分経過。白川がポーズを作り上谷を引き起こすとフィギュアフォードライバーMINA狙い。しかし上谷がフランケン。白川がバックブロー、エルボー。上谷が二段蹴り、スピンキック、スクリューキック。白川がフィニッシュ狙いを丸め込む。返した上谷がフロントキック。上谷が新技のフェニックスストライクで白川を叩きつけると3カウントが入った。

上谷「赤いベルトの挑戦権獲得したぞ! 最高のお年玉をありがとうございます!」

舞華がリングへ。

上谷「舞華、赤いベルト初防衛戦で舞華を落とすことになる。赤いベルトのチャンピオンにふさわしいのは、この私だ」

舞華「上谷、オマエかあ! 私がいいところで、いつも目の前に立ってくるよねえ。まあ、いいよ。私、福岡で地元凱旋タイトルマッチ、オマエに家族の前で恥かかされたし。いいよ。ただ、オマエの言うお年玉はそんな軽いもんじゃねえぞ。2月4日エディオン第一競技場、そこで、あのときの屈辱を晴らしてやるよ」

上谷「頂点に立つのはこの私、ゴールデンフェニックスだ!」

舞華がベルトを見せつけリングを下りる。

上谷「2・4エディオンアリーナ大阪で、この私が必ず赤いベルトを巻いて、みなさんに最高の姿をお見せします! 誰がなんと言おうと私がスターダムだ!」

上谷のコメント

「私が勝利して赤いベルトの挑戦権、獲得しました。赤いベルトは去年5★STAR GPで欠場してからずっと外で見ることしかできずに、外から見てメチャクチャ悔しい思いをしてた。ずっと願い続けていたということです。いま舞華が持って勢いつけてますけど、赤を巻いてますけど、私は舞華より、舞華の下だとは思ってません。必ず私が、赤いベルトを巻いて、アイツをぶっ倒します! 見ていてください!」

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