2024/02/17 試合結果

2024年2月17日 『STARDOM in KORAKUEN 2024 Feb.2』

『STARDOM in KORAKUEN 2024 Feb.2
2月17日(土)後楽園ホール(観衆956人)

試合結果

◆タッグマッチ 15分1本勝負
○スターライト・キッド

9分3秒
黒虎脚殺

レディ・C●
琉悪夏 AZM

◆シングルマッチ 15分1本勝負
鈴季すず

7分49秒
よくばり☆ロック

八神蘭奈

◆シングルマッチ 15分1本勝負
星来芽依

6分55秒
流れ星

月山和香

◆6人タッグマッチ 20分1本勝負
○天咲光由

11分6秒
天聖→エビ固め

渡辺桃
上谷沙弥 フキゲンです★
林下詩美 吏南●

◆8人タッグマッチ 20分1本勝負
鹿島沙希

14分17秒
胴締めスリーパーホールド

弓月●
壮麗亜美 葉月
MIRAI コグマ
○朱里 岩谷麻優

◆NEW BLOODタッグ選手権試合 20分1本勝負
<王者組>

18分54秒
達者でな!→片エビ固め

<挑戦者組>
羽南 ちゃんよた●
○飯田沙耶 桜井まい

※第2代王者組の飯田沙耶&羽南が2度目の防衛に成功

◆8人タッグマッチ 30分1本勝負
ジーナ

13分4秒
ラリアット→エビ固め

安納サオリ
HANAKO 玖麗さやか●
白川未奈 水森由菜
○舞華 中野たむ

◆STRONG女子選手権試合 30分1本勝負
<王者>

16分23秒
ノーザンライトボム→片エビ固め

<挑戦者>
ジュリア 刀羅ナツコ

※第2代王者のジュリアが9度目の防衛に成功

試合詳細レポート

◆タッグマッチ 15分1本勝負
○スターライト・キッド

9分3秒
黒虎脚殺

レディ・C●
琉悪夏 AZM

 クイーンズクエストのAZM&レディ・C組と大江戸隊のスターライト・キッド&琉悪夏組がタッグ対戦。この日、キッド&琉悪夏組はスターダムと新日本のダブルヘッダー。この試合のあと、新日本の幕張大会に向かい、「ファンタスティカマニア」に参戦、ナショナル女子タッグ王者のラ・ハロチータ&ジュビア組と対戦する。まずはこの試合でQQに勝って、気分よく新日本の試合に向かいたいところだろう。

 キッド&琉悪夏組の新日本出場を前に、両チームはルチャを意識。レディが「エッチャレ(がんばれ)」とAZMに声をかけて送り出す。AZMとキッドの先発で丸め込みの応酬。ともにヘッドスプリングで立ち上がり、AZMが「ムイビエン(よくできました)」と声をかけキッドが「グラシアス(ありがとう)」と応じる。替わった琉悪夏がAZMにセントーンからフェースロック。琉悪夏は「AZM、オマエこそルチャできんのかよ?」と挑発、AZMが「オマエもできんのか?」と問うと、琉悪夏はフライングクロスチョップを披露する。AZMが琉悪夏をかいくぐりコルバタを決めると「ビバ・メヒコ!」。レディが琉悪夏とショルダータックルをぶつけ合う。レディが打ち勝つと、琉悪夏がやり返す。キッドがレディに619をヒットさせ、その場跳びムーンサルトプレス、ストレッチマフラー。レディはキッドのクロスボディーをキャッチしコーナーに追い込むと、串刺しビッグブーツ、ショルダータックル。さらにAZMを呼び込み連係で攻撃。キッドが返すと、レディのチョークスラム狙いを読んでドロップキック。大江戸隊が次々と串刺し攻撃、合体でレディをマットに叩きつける。キッドがフィッシャーマンズスープレックスを連発するが、AZMがカット。キッドの旋回式ダイビングボディープレスをレディがかわし、AZMが肩からダイビングフットスタンプ投下、レディがチョークスラム。しかし、琉悪夏のカットが間に合う。キッドがレディを丸め込むが2カウント。レディがショルダータックルも琉悪夏がリング下からボックスで殴打し、キッドが丸め込みからストレッチマフラー、黒虎脚殺。レディがギブアップし、キッドの勝利となった。

◆シングルマッチ 15分1本勝負
鈴季すず

7分49秒
よくばり☆ロック

八神蘭奈

 ゴッズアイ入りを果たした八神蘭奈が昨年の5★STAR GP覇者である鈴季すずに挑むシングルマッチ。八神は打撃を活路に爪跡を残せるか。

 八神がタックルでグラウンドに誘う。鈴季がスリーパーで立ち上がると八神が腕を取りにいく。鈴季も取り返し、ヘッドロックへ。八神の蹴りをかわして、鈴季は「なにころんどるんじゃい」とツッコみを入れる。八神がエルボー連打で向かっていくと、鈴季が受けて立つ。鈴季は「全然きかないねえ」とミドルキック連打を受けて、エルボー一発で倒してみせる。八神のドロップキック連打も鈴季が受けて立つ。鈴季は一発で八神を吹っ飛ばし、ラリアットから逆エビ固め。八神がエスケープすると腕十字に鈴季をとらえる。鈴季が体を入れ替え上になるが、2カウント。鈴季がサッカーボールキックからエプロンに追い込み、リング下から蹴りをぶち込む。八神がエルボー連打で向かっていくが、鈴季が仁王立ち。打たれている鈴季が八神をコーナーに追い込む。八神が突進をかわしてボディースラム。返されると腕十字を決める。しかし、鈴季の足がロープに届く。八神はなかなか離さず、レフェリーが強引に解く。鈴季がカウンターのトラースキック、後方からニーアタック。鈴季がよくばり☆ロックを決めると、八神がギブアップした。

◆シングルマッチ 15分1本勝負
星来芽依

6分55秒
流れ星

月山和香

 ハイスピード王者の星来芽依にE neXus Vの月山和香が挑むシングルマッチ。

 ゴングと同時に両者突進、月山が腕を取りにいくと星来も取り返す。月山がグラウンドでスリーパーを狙うが星来が切り返す。月山はヘッドロックから腕を取りにいくも、星来がエスケープ。月山は左腕をロープにかけてストンピング連打。ヒップアタックは星来がかわし、串刺しで突進。月山がかわすと、星来がフェイントをかけてサイドからドロップキック、ロープで逆立ち状態にするとエプロンでミドルキック連打、アトミックドロップ。さらにボディースラムで叩きつけるが2カウント。月山と星来が馬とびの応酬、星来が月山の臀部を蹴飛ばす。月山はパロ・スペシャル。星来がエスケープするが、月山はドロップキック、ヒップアタック連発。星来が返すと、丸め込みからネックブリーカー。月山が突進をかわしてヒップアタック、ミサイルキック。星来が返すと、月山が極楽ドン。星来がカウンターでドロップキック、月山がカバーを反転して丸め込みの連続へ。オースイスープレックスを返した星来が流れ星で丸め込むと3カウントが入った。

◆6人タッグマッチ 20分1本勝負
○天咲光由

11分6秒
天聖→エビ固め

渡辺桃
上谷沙弥 フキゲンです★
林下詩美 吏南●

 クイーンズクエストの林下詩美&上谷沙弥&天咲光由組と大江戸隊の渡辺桃&吏南&フキゲンです★組が6人タッグマッチで激突。QQには詩美&上谷組のゴッデス・オブ・スターダム王者チームがいるとはいえ、最終的にはユニットの結束力が勝敗のカギを握る闘いとなりそうだ。

 QQの入場で、天咲が大江戸隊につっかかる。QQメンバーも続き、天咲が吏南をとらえる。吏南が逆転し天咲をヘアーホイップの連続。コーナーに追い込むと「なめんじゃねえぞ!」と顔面を踏みつけ、止めに入ったレフェリーをクソジジイ扱い。桃が天咲にボディースラム、サッカーボールキック。フキゲンが側転エルボーをかわし側転で向かっていく。天咲が蹴飛ばし、背中にドロップキック。上谷がフキゲンにドロップキック、桃と吏南にまとめてフランケン、ドロップキック、フキゲンへ串刺しニーアタック、ドロップキック。フキゲンがサミングからブレーンバスターと予告して丸め込む。桃が上谷にドロップキック。ミドルキックを上谷がキャッチし、ニールキックへ。詩美が桃にドロップキック、フキゲンがスポーツ紙で殴打し、桃がミドルキック。詩美が突進をかわしラリアット。桃が返すと、詩美のラリアットにハイキック、頭部にハイキック。詩美が桃を止めてパワーボム。吏南が天咲のドロップキックをかわす。天咲が吏南にエルボー、ドロップキック。吏南がカウンターで払い腰、STO。天咲が返すと、吏南の突進に上谷がドロップキック、詩美と上谷がサンドイッチ攻撃、天咲が突進。吏南がかわして大江戸隊が次つぎと串刺し攻撃を見舞う。桃のミドルから吏南がノーザンライト。天咲が返すと吏南とエルボーの応酬。吏南がハイドレンジアにいくが、天咲がエスケープ。吏南のピンクデビルを天咲が切り返す。ジャックナイフも切り返し丸め込むが、吏南がクリアー。吏南がリバースブレーンバスターも天咲が返す。吏南はコーナーに上がるも、上谷がカットし天咲が張り手、デッドリードライブ、DDT。吏南が返すと、QQがトリオでドロップキック。10分経過。天咲が変型DDTを放つが、大江戸隊がカットする。詩美がフキゲンと桃にラリアット。上谷が場外にダイブ。吏南がピンクデビルを狙うが天咲が天聖を連発。3カウントが入り、天咲が吏南からピンフォールを奪ってみせた。

 

詩美組のコメント

天咲「2・17後楽園ホール大会、私が吏南から3カウントを奪いました。2・14で負けてるんでお返しということと、あとフューチャー、挑戦に向けてここで1勝して次、フューチャー、吏南の出身地の宇都宮!」

詩美「おお、いいじゃん」

上谷「栃木」

天咲「凱旋で、ボッコボコにして私があのフューチャーのベルトを取ります」

詩美「いいと思う。チャンピオンから直接スリー取れることなんてなかなかないし、今日で完全に吏南も悔しい思いをしているだろうし。しかも凱旋でやりたい。メッチャいいじゃん。あいつの凱旋で光由がベルト取って、栃木のみなさんに吏南よりも注目されちゃっていいんじゃないでしょうか」

上谷「てっぺんに咲く姿、私たちも楽しみにしてるから、絶対にフューチャーのベルト巻こう」

天咲「ハイ」

詩美「見守ってます」

 

吏南のコメント

吏南「負けたよ、天咲光由に。いいよ、挑戦受けてやるよ。どこがいいんだ、オマエ。どこでもいいよ、このベルト懸けて。いつでもどこでも闘ってやるよ」

◆8人タッグマッチ 20分1本勝負
鹿島沙希

14分17秒
胴締めスリーパーホールド

弓月●
壮麗亜美 葉月
MIRAI コグマ
○朱里 岩谷麻優

 昨年の1028沼津以降欠場していたSTARSのコグマが約4カ月ぶりに復帰、コグマは岩谷麻優&葉月&弓月とのチームで、朱里&MIRAI&壮麗亜美&鹿島沙希組のゴッズアイと対戦する。コグマは新人・弓月とは初めてのタッグとなり、コンビネーションが注目される。ハイスパートでパワフル必至の闘いでコグマのコンディションが問われる試合となりそうだ。

 コグマが「復帰戦なんでクマやってもいいですか?」と呼びかける。ゴッズアイは鹿島以外がリング下におりる。試合はコグマと鹿島でスタートし、コグマがクマポーズ、鹿島もクマポーズをやると起死回生で丸め込む。スターズが総出でカット。コグマと葉月が合体し、STARS全員で次つぎと攻撃、4人でドロップキックを見舞う。コグマがロープに振ろうとするが、鹿島が断固拒否。鹿島がみずから走りコルバタ、ダッシュして攻撃と見せかけ壮麗にタッチする。壮麗とMIRAIがコグマに逆水平の連打を浴びせる。MIRAIがコグマに逆水平、アームブリーカー、ドロップキック、右腕をロック。コグマがエルボーで向かっていくが力が入らない。MIRAIが受けて立ちエルボー連打、コグマがカウンターのエルボー、串刺しボディーアタック、フェースクラッシャー。岩谷がMIRAIにドロップキック、壮麗とまとめてアームホイップ。朱里と鹿島が乱入すると、岩谷と葉月が合体、STARSがゴッズアイに顔面ウォッシュで競演。岩谷がMIRAIにサッカーボールキック、MIRAIがバックフリップでお返し。壮麗が岩谷にショルダータックル、アルゼンチンバックブリーカー。しかし、STARSがカットする。岩谷は壮麗の突進をかわしドロップキック。葉月が壮麗に串刺しエルボーアタック、スイングDDT。壮麗が返すと、葉月がフェースロック。壮麗と葉月がエルボーの応酬。葉月のコードブレイカーを壮麗がキャッチし叩きつけると、ラリアット。朱里が葉月にドロップキック、ニーアタック、フロントネックチャンスリードロップ、腕固め。しかし、コグマがカットに入る。葉月とコグマが合体し、コグマのDDTから葉月が朱里にミサイルキック、ブレーンバスター。弓月が朱里にドロップキック4連打。ボディースラム狙いは、朱里が切り返して反対に叩きつける。弓月がエルボー連打で向かっていくと、朱里が仁王立ちで受けて立つ。10分経過。ゴッズアイが総出で弓月を攻撃し、朱里がサッカーボールキック。弓月が返すと、朱里はスリーパー。STARSがカットするが、ゴッズアイが分断。朱里の突進を弓月がかわし、コグマがフェースクラッシャー。STARSが合体のフェースバスターを決め、弓月がカバー。朱里が返すと、弓月は三角飛び狙い。朱里がコーナーに叩きつけ、サッカーボールキック。弓月が返してエルボー連打。朱里がワキ固め。弓月がエスケープしSTARSのアシストを得てローリングアロー。朱里が返すと、弓月は逆打ち狙い。朱里が切り返しニーアタック、サッカーボールキック連打からスリーパー。グラウンドに持ち込み締め上げると弓月がギブアップした。

 

STARSのコメント

葉月「コグマ復帰戦。負けはしたけど、明日?FWC対ジュリア&鈴季すず。そこでまたさらにFWC、タッグとしての強さをしっかり見せてやりたいと思います。何か言いたいことがあれば」

コグマ「お待たせしました。お待たせしすぎたかもしれません。復帰できました。無事、ケガもなく。これからバチバチ楽しくまたやっていこうと思う。ね、弓月も初めてタッグ組んだけど、すごかった。ビックリした。負けてられないし、麻優さんは…(岩谷が通り過ぎる)麻優さんいなくなっちゃったけど、麻優さんもみんなで闘っていきましょう。We are STARS!」

◆NEW BLOODタッグ選手権試合 20分1本勝負
<王者組>

18分54秒
達者でな!→片エビ固め

<挑戦者組>
羽南 ちゃんよた●
○飯田沙耶 桜井まい

※第2代王者組の飯田沙耶&羽南が2度目の防衛に成功

 昨年9・29「NEW BLOOD11」でスターライト・キッド&KARMA組をやぶりNEW BLOODタッグ王者となった羽南&飯田沙耶組が、壮麗亜美&レディ・C組に続き2度目の防衛戦。挑戦者はNEW BLOODのリングで何度かタッグを組んだ桜井まい&ちゃんよた組だ。タッグを組む回数ならば王者組が圧倒的に上回るが、桜井&ちゃんよた組にはチームとして何をしてくるか予想が立てにくいところが羽南&飯田組にはあるだろう。飯田とちゃんよたの筋肉対決も見どころのひとつながら、王者組に求められるのは、次の挑戦をアピールしている月山和香&HANAKO組との防衛戦にコマを進めることだが…。

 ちゃんよたが握手を求め飯田が応じる。先発も買って出て、羽南と対峙。まずは手四つの構えで力比べ。ちゃんよたが押し倒しロープワーク、羽南のアームホイップを受けずにショルダータックルで吹っ飛ばす。羽南がカウンターのドロップキック。飯田が羽南と合体し、ちゃんよたにドロップキックの挟み撃ち。飯田がちゃんよたの背中にチョップを叩き込む。羽南が控えの桜井を落としてからちゃんよたにニーアタック、ドロップキック。ちゃんよたが返すと、飯田と羽南をかいくぐりネックブリーカー、桜井がミサイルキックでつづく。羽南が返すと、ちゃんよたが串刺しラリアット、ボディースラム。桜井が入り、羽南にビッグブーツ、ドロップキック、パラダイスロックをかけて踏みつける。さらに桜井は羽南の頭部をコーナーに何度も叩きつける。自軍コーナーに追い込みストンピング連打。羽南はカウンターの払い腰を決めて飯田に託す。飯田はちゃんよたを担ぎあげて桜井にぶつけると、2人まとめて逆水平の乱れ打ち、飯田ロケット発射。羽南が桜井にランニングエルボースマッシュ連打。ダブルリスト狙いを桜井が切り返し、ビッグブーツ連打。羽南がランニングエルボースマッシュ、桜井がエルボーを先回りし、ブルドッキングヘッドロック、ブレーンバスターホールド。桜井は「決めるぞ!」と絶叫しシャイニングバスターの体勢。しかし、羽南が切り返す。飯田がバックエルボー、エルボードロップ。桜井と飯田がエルボーの応酬。桜井がカウンターのシザーズキック。ちゃんよたが飯田にショルダータックル。桜井が飯田を羽交い絞めにして、ちゃんよたがラリアット、桜井がビッグブーツ、ちゃんよたがブレーンバスター。羽南が介入しエルボーの挟み撃ち。ちゃんよたが返すと、飯田とラリアットの打ち合い。飯田がブロックし逆水平、ちゃんよたが飯田をマットに叩きつけラリアット。しかし、飯田が返してみせる。ちゃんよたが飯田にコブラツイスト。桜井が羽南にコブラツイストで援護する。ちゃんよたはグラウンドでも締め続けるがエスケープを許す。桜井とちゃんよたが飯田にダブルのブレーンバスター。飯田が返すと、ちゃんよたがアルゼンチン、飯田が丸め込む。返したちゃんよたが強引にラリアット。飯田がすぐに返してラリアットでちゃんよたを1回転させる。ちゃんよたもすぐに返し、ラリアットが交錯。ちゃんよたが飯田を引き起こし、至近距離からのラリアット。飯田が返すと、ちゃんよたが抱え上げて桜井がミサイルキック。返した飯田にちゃんよたはダイビングボディープレス。しかし、羽南がカットする。ちゃんよたは飯田を引き起こしてブレーンバスター狙い。飯田が切り返し、羽南が振ってコーナーでドラゴンスリーパー。羽南がちゃんよたに払い腰、場外に送り出すとコーナーからプランチャで飛ぶ。15分経過。飯田と羽南が合体ネックブリーカー。ちゃんよたが返すと、飯田とエルボーの打ち合い。飯田が張り手、かんぬきの体勢をちゃんよたが払い除ける。桜井が飯田にドロップキック、羽南をドロップキックで場外へ。ちゃんよたがジャックハマーを決めるが飯田がクリアー。残り3分。ちゃんよたが持ち上げて旋回させるが、飯田が切り返してラリアット。羽南がちゃんよた、桜井にバックドロップ。飯田が串刺しラリアットをちゃんよたに決め、羽南と飯田で合体。ちゃんよたを叩きつけると羽南がコーナーに乗せて飯田が達者でな。3カウントが入り、飯田がちゃんよたをフォールした。

飯田「NEW BLOODのベルト、防衛したぞ。というか、ちゃんよた、桜井、オマエら、ようやくこうやって防衛戦やったわけだけど、想像以上に、手ごわくて、やっぱり、筋肉は裏切らねえな。オメエよ、頭、鍛えすぎだろ。あっしも、頭鍛え直してくるわ」

飯田とちゃんよたが握手。

羽南「桜井、今日の桜井メチャクチャよかったよ! ユニット抜けたりいろいろあるけど、私は超貴婦人じゃないオマエの方が、好き。また、バチバチやろう。楽しかった、ありがとう!」

桜井「ちょっと、泣かせること言わないでよ! 私も久々にこうやって貴婦人を置いてきて、桜井まいとして試合ができて、今日、すごい、楽しかった。またいつか必ず闘いましょう。(貴婦人口調に戻り)そのときはわたくしが、あなたたちから勝ってさしあげますわ!」

羽南「今日は2回目防衛して、このままwing★goriがNEW BLOOD盛り上げていきます!」

 

桜井組のコメント

ちゃんよた「ちゃんまい…負けてしまって、ごめんなさい。wing★gori、メチャクチャ強かったです。でも、こうやって後楽園の舞台で、NEW BLOODじゃないスターダムの本戦で闘うことができて、すごく名誉なことだと思うし、一緒に闘ってくれてありがとう」

桜井「こちらこそ、ありがとう。久しぶりに貴婦人を置いて桜井まいとして試合ができて、すごく私らしいファイトができたなって思ってます。羽南とはね、両国で昔フューチャーを懸けて闘ったことがあるんだけど、それ以来にまたタイトルマッチ。あのときより2人ともすごく成長して今日闘えることができて本当に嬉しかった。でも、まだまだ私たちが負けたからね、あなたたちにまた挑戦して、今度はベルトつかみましょ」

ちゃんよた「絶対、ベルト取りたい」

桜井「今日は本当にありがとう」

ちゃんよた「ありがとう」

 

 

羽南組のコメント

羽南「2回目の防衛成功しましたね」

飯田「なんとか…。やべー、ちゃんよた。いつだ?去年だっけ、当たったの。あれ以来のちゃんよた。あれからみるみるパワーつけて、首がぶっとんでるぜ今」

羽南「おでこ、もう…(飯田の額に大きなたんこぶができている)」

飯田「私も鍛え直すということを誓いつつ、ちゃんよた。やっぱ楽しいな。筋肉。筋肉同士ってすげー楽しいんだよね。また強くなったオマエで、強くなった私と闘おうぜ。これ(ベルト)懸けていいしさ。どこか会える日を楽しみにしてるぜ」

羽南「そうだね。ちゃんよたもだし、桜井もメチャクチャよくなってるじゃん。超貴婦人じゃない桜井の方が私は好きなんだけど」

飯田「貴婦人じゃない狂った貴婦人。鬼の貴婦人(鬼婦人?)、アッシらはそういうテメエを求めてたよ」

羽南「また2人とも何回もやってやるし、月山とHANAKO、見てたかな。今日の桜井とかちゃんよたみたいにあんぐらい気持ち出してこいよ。もっとだよ、全然足りねえよ」

飯田「そうだよ、オマエら全然成長してねえからな」

羽南「ウチらこのNEW BLOODのベルト盛り上げて、もっと輝かせていくから。これからも楽しみにしててください。今日本戦でやれてよかったね」

飯田「PPVでも流れたし、これでもっとNEW BLOODの価値、高められたんじゃないかなと思います」

羽南「そうだね。このまま防衛重ねていくんで、みなさん見ててください!」

◆8人タッグマッチ 30分1本勝負
ジーナ

13分4秒
ラリアット→エビ固め

安納サオリ
HANAKO 玖麗さやか●
白川未奈 水森由菜
○舞華 中野たむ

 E neXus Vの舞華&白川未奈&ジーナ&HANAKO組とコズミックエンジェルズの中野たむ&安納サオリ&水森由菜&玖麗さやか組が8人タッグマッチで全面対決。2・4大阪では舞華が赤いベルトを防衛し、負傷のため王座返上の前王者・中野たむが復帰、ワールド・オブ・スターダム王座をかけての対戦を誓い合った。そのとき、中野は「(タイトル戦は)意外と近いかもしれないよ」と発言。そして今回、舞華と中野が対戦相手として顔を合わせる。この闘いをきっかけに、両者によるタイトルマッチが動き出すのか、それともその前に舞華への挑戦者が現われるのか。EXVとコズエンの総力戦でありながら、正式なユニット入りをめざす玖麗にとっては、いいところを見せておきたい試合である。

 HANAKOと玖麗が先発に立候補し、試合開始。ロックアップからHANAKOが押し込むと、玖麗が投げを打つ。HANAKOがドロップキックをかわしてショルダータックル。舞華が玖麗にボディースラムを連発。ジーナが玖麗に逆水平連打、ブレーンバスター。玖麗が返すと、ジーナにエルボー連打で向かっていく。玖麗はカサドーラで飛びつき、アームホイップからドロップキック。安納はジーナにミサイルキック、HANAKOがカット。安納がジーナにインディアンデスロック、水森のボディーアタックと合体する。安納と水森が合体も、ジーナが分断。白川が安納に串刺しエルボーアタック、延髄斬り。安納が返すと延髄斬り、ノーザンライト。中野が白川にダイビングボディーアタック、ニーアタック。返した白川を引き起こし、中野がバックを取る。白川が切り返し、中野とエルボーの打ち合い。白川がカウンターのローリングエルボー、水森の背中からトルニージョプレス。DDT狙いは中野がこらえスピンキック。白川がタイガーを切り返しバックドロップ。舞華が中野にラリアット。中野がかわすが舞華がブレーンバスター。中野が返すと、舞華のラリアットをブリッジでかわしてドロップキック。玖麗が舞華にドロップキック連打。舞華が受けて立つと、玖麗がエルボー乱打、ラリアットをかわしてスリーパーで飛び乗る。舞華がコーナーに当てて逃れるが、玖麗がスワンダイブ狙い。舞華がカットしエルボー連打。玖麗もエルボーをやり返しスワンダイブでアームホイップ、背中にドロップキック。舞華が返してパワースラム、スリーパー。舞華は玖麗にブレーンバスター狙い。玖麗がサッと切り返しドロップキック。玖麗の突進を舞華とジーナが止めてマットに叩きつける。舞華がスライディングラリアットも中野がカット。中野は場外にプランチャで舞い、玖麗が舞華にミサイルキック、水森がラリアット、玖麗がジャックナイフ。舞華が返すと、玖麗がスピア。しかしHANAKOがカバーを持ち上げてボディースラム。水森がダイビングラリアットをHANAKOに決める。乱戦から舞華が玖麗にラリアット。玖麗が返すと、舞華はローリングラリアット。玖麗が返せず舞華が3カウントをゲットした。

 

舞華組のコメント

舞華「ちょっと最近、本当にね、いろいろ思うことがあるんだけど。誰もこのベルト、挑戦してこないの?自信なくなった?どうした、みんな。元気?」

白川「私は元気」

舞華「それは知ってる。ウチらはメチャクチャ元気で、本当に言った通り、有言実行していく途中なんですけど、スターダムの選手、どうした?そのまんまだったら本当に私たちが一つひとつのユニット、潰していくよ。こういう状況で選手もこういう状況で、来ないんだったら私もいろいろ考えてるから、ファンのみんなはそれをお楽しみに」

白川「ジーナ? そうか、シンデレラ・トーナメントね、あるもんね。そして私明日IWGP前哨戦、ラスト。前哨戦たくさんあって、コツコツじっくり岩谷麻優の足を痛めつけてきましたが、明日はどうしようかな? 楽しみにしてて。ファンのみなさんも。E neXus Vがみんなを引っ張ってみんなを幸せにします」

 

中野組のコメント

玖麗「今日もまた私が負けてしまいました。ムチャクチャ悔しいです。一歩一歩成長してるって自分でも思ってるんですけど、悔しいです」

水森「玖麗、闘い姿勢めちゃくちゃよかったよ。メチャクチャよかった。でも、コズエンはまだまだこれだけじゃない。試合もそうだけど、玖麗、ダンスって踊れるんだっけ?」

玖麗「…踊れないです」

水森「わかった。それも含めてちゃんとトロピカル審査していきます」

中野「トロピカル審査って何?」

安納「…来月からさ、シンデレラ・トーナメント始まるよな。で、それの優勝者がどのベルトに挑戦するか、選べるのかな」

中野「選べる。願いが叶う」

安納「ああ…。じゃあ、その優勝した人はこのワンダーのベルトかワールドのベルトか、それともSTRONGのベルトかIWGPのベルトかわからんけど、私さ、一人闘いたい選手に勝手に見つけたんよね。だから選ばれへんかったら私から指名するわ。でさ、たむさ、嘘やろ、前。私が聞いてさ、コスチュームかわいいねって褒めてくれたけどさ、ホンマは何言いたいの? ホンマのこと言ってよ」

中野「…うん。あのさ…一つだけ提案があるんだけど…やっぱなっちゃんが帰ってきてから言うね。ばいぽーい(退席)」

安納「なつみー。おーい、なつみちゃん」

◆STRONG女子選手権試合 30分1本勝負
<王者>

16分23秒
ノーザンライトボム→片エビ固め

<挑戦者>
ジュリア 刀羅ナツコ

※第2代王者のジュリアが9度目の防衛に成功

 STRONG女子王者・ジュリアが大江戸隊の刀羅ナツコを迎え撃つ9度目の防衛戦。ナツコは2・11富士での6人タッグマッチでジュリアから直接フォール勝ちを奪い、タイトルマッチを決定させた。2・12豊橋での前哨戦ではタッグマッチで引き分け、大乱闘を展開。さらに2・14後楽園での前哨戦では6人タッグでジュリアがナツコからピンフォールを奪い、2・11富士以降の戦績を111引き分けとした。そして迎えるタイトル戦。ジュリアが二桁防衛に王手をかけるか、それともあらゆる手を尽くし、ナツコが王者からベルトを引っぺがし、STRONG女子王座戦線に新しい風景を呼び込むか?

 試合は両者の強い希望をブシロードファイトが認め、場外カウントなし、反則裁定なし、凶器の使用可能、レフェリーがとくに危険とみなしたもの以外すべての反則が認められるノーDQマッチとしておこなわれることに。ナツコは鉄パイプとイスを持って登場。セコンドには、新日本幕張に向かったキッド&琉悪夏以外の大江戸隊のメンバーがつく。ジュリアはテーブルを担いで入場。コール後に視殺戦を展開し、ゴングと同時に両者突進、エルボーを打ち合う。ジュリアがヘッドバットを叩き込み突進すると、ナツコがイスを投げつける。ナツコはジュリアを場外に追い出し、桃のバットを手に場外を徘徊。ナツコは走ってジュリアを壁に叩きつけるとバットで殴打。ナツコはジュリアをリングに戻し、チェーンを腕に巻いて殴打。さらに首を絞めてマットに叩きつける。ナツコはハサミを持ち出し「オマエの髪の毛いいなあ」と言って切ってしまう。カバーするとジュリアが返す。ナツコはジュリアを場外に送り出し、「ジュリアどうした!?」と挑発、客席に投げつける。ジュリアがイスで殴打し反撃、ナツコを東側の看板に叩きつけていく。客席に投げつけると、ジュリアはテーブルを持ち出す。ジュリアはナツコにテーブルでのパイルを狙う。しかしナツコがショルダースルーで回避。ナツコがジュリアをテーブルに寝かせ、コーナーからのダイブを狙う。ジュリアがイスを投げてカットし、ミサイルキック。ナツコがコーナー上でジュリアを担ぎ雪崩式ハリケーンドライバー。ジュリアがナツコをかいくぐり蜘蛛の巣を仕掛ける。ナツコがショルダータックル、キャノンボール。10分経過。ジュリアが返すと、ナツコはデスバレーボム。コーナーに上がると、ジュリアが追いつき下から張り手、雪崩式ダブルアームスープレックス。ジュリアはナツコをテーブルに連行、机上パイルドライバーを敢行する。ナツコをリングに戻してジュリアがカバー。ナツコが返すとジュリアはバックドロップ、ニーをぶち込む。ナツコが返すとノーザンライトボム。カバーされる前にナツコが毒霧噴射からハリケーンドライバー、スワントーンボム。ジュリアがギリギリで返すと、ナツコはグロリアスドライバー。ジュリアが1カウントで返し15分経過。ナツコがテーブルの破片で殴打も、ジュリアがかわしてそのままバックドロップ。ジュリアがテーブルで脳天殴打、ニー。ナツコが返すと、ジュリアがノーザンライトボム。3カウントが入りジュリアの防衛となった。

ジュリア「後楽園ホールにお越しの諸君、ごきげんよう。ごきげんよう! STRONGのこの防衛戦の道のりは、すんげえ過酷、ホントに。ナツコとは、ここで今日3回目のシングルマッチ、どうでしたか? 私と、このジュリアと刀羅ナツコ、ウチらだけの闘い、今日一対一だったよな? 誰か連れてくると思ったけど、セコンド入ってくるのかなと思ったけど、骨のあるヤツだよな、刀羅ナツコ。でも、私は、オマエはムカつくかもしれねえけど、私はそんなオマエが好きだ」

ナツコ「一言いわせてもらってもいいか、ジュリア? 勝ったときのコメントしか用意してなかったからよ。まあでも、勝っても負けても言おうと思ってたことがあるんだよ。ジュリア、スターダムに来てくれて、ありがとう。こんな試合、オマエとじゃなきゃできねえよ。ほかに誰がするんだよ。(頭をテーブルで)ぶち抜きやがってよ、オイ。ふざけんじゃねえよ、明日も試合だぞ、オイ。でも、今日闘って、わかったよ。なんでオマエがそんなに強いか。心の底からわかったよ。ジュリア、ありがとう」

ナツコが座礼。ジュリアも座礼をする。

ナツコ「もっと深く下げろよ」

ナツコが退場。

ジュリア「聞こえてるか、聞いてるかな、ナツコ。必ずまた、オマエとシングルマッチやるぞ。そのときはどっちがベルト持ってるかわかんねえけえど、必ずやるぞ。おぼえとけよ。というわけで、後楽園ホールに集った諸君、今日はありがとうございました。次の防衛戦、日本かなあ、アメリカかなあ、ヨーロッパかなあ。どこでもいいよ! どこでも、いつでも、誰でも、待ってるぜ。オマエら目の穴かっぽじってよーく見開いて、ジュリアからこれからも目を離すな。アリベデルチ、またな!」

ジュリアのコメント

「あ~~~、気持ちいい、気持ちいいぜ! ナツコ、急きょノーDQ。きっとオマエとの闘いはメチャクチャになる。そんな気がしてた、オマエもだろ? だから、ヘンな終わりかたしたらいやだからさ、今日はノーDQのルールにしてもらった。そして勝ったのは、この私だよ。でも、このざまだよ。私の、私の、こだわりのヘアスタイルがメチャクチャだよ。しかしベルトは守った。オマエの口からさあ、試合後あんな言葉を聞くなんて思ってなかったよ。どうせまたオマエらしいイヤミったらしく言い返してくるのかなって思ったけど。3度目の正直でオマエに勝った私は、それでもまたオマエとシングルマッチやりたいよ、オマエとしかできないシングルマッチがあると思ってるよ。だからまたこのベルトを巻いて闘う。次の挑戦者、いつでもどこでも誰でも待ってるよ。まだまだ私がこのSTRONGのベルトを防衛して、私がSTRONG、世界の頂点に立ってやる。アリベデルチ、またな」

一覧へ戻る