『STARDOM in YAMAGATA 2024』
3月31日(日)山形ビッグウイング(観衆471人=満員)
試合結果
◆シングルマッチ 15分1本勝負 | ||
星来芽依 |
8分11秒 |
弓月 |
◆タッグマッチ 15分1本勝負 | ||
飯田沙耶 |
8分47秒 |
梨杏● |
○羽南 | 舞華 |
◆タッグマッチ 15分1本勝負 | ||
水森由菜 |
12分43秒 |
さくらあや● |
○なつぽい | 玖麗さやか |
◆8人タッグマッチ 20分1本勝負 | ||
向後桃 |
10分5秒 |
HANAKO |
コグマ | ジーナ● | |
葉月 | 月山和香 | |
○岩谷麻優 | 白川未奈 |
◆シングルマッチ 15分1本勝負 | ||
中野たむ |
12分49秒 |
桜井まい |
◆God’s Eyeスペシャルマッチ4人掛け各5分1本勝負 | ||
○MIRAI | 4分25秒 ミラマーレショック→片エビ固め |
八神蘭奈● |
△MIRAI | 時間切れ引き分け | 壮麗亜美△ |
●MIRAI | 0分15秒 起死回生 |
鹿島沙希○ |
●MIRAI | 再試合 2分59秒 起死回生 |
鹿島沙希○ |
△MIRAI | 時間切れ引き分け | 朱里△ |
※MIRAIの1勝2敗2分け。
◆シングルマッチ 15分1本勝負 | ||
△ジュリア |
時間切れ引き分け |
鈴季すず△ |
◆延長戦 5分1本勝負 | ||
△ジュリア |
時間切れ引き分け |
鈴季すず△ |
◆10人タッグマッチ 30分1本勝負 | ||
○渡辺桃 |
22分25秒 |
天咲光由 |
スターライト・キッド | レディ・C | |
吏南 | AZM | |
琉悪夏 | 上谷沙弥 | |
刀羅ナツコ | 林下詩美● |
試合詳細レポート
◆シングルマッチ 15分1本勝負 | ||
星来芽依 |
8分11秒 |
弓月 |
弓月のスターダム所属ラストマッチ。ハイスピード王者、さらに前日にはゴッデス・オブ・スターダム王者にもなった星来芽依との一騎打ちで爪跡を残せるか。そして、星来が弓月に伝えるものとは?
ゴングと同時に弓月がドロップキックの奇襲攻撃、エルボー連打からロープワークにもっていく。丸め込みの応酬から弓月がアームホイップ。カバーされた弓月がブリッジで返す。さらに丸め込みの応酬から弓月がドロップキック。弓月は星来を立ち上げ、ドロップキック。星来もお返しの一発を決める。星来が滞空時間を取ってボディースラム。弓月が返すと星来がヘアーホイップ、コーナーに追い詰め顔面を踏みつける。逆エビ固めに捕らえられた弓月がエスケープ。星来は背中にニーを落として踏みつける。弓月のエルボー連打を星来が「こいよ」と受けて立つ。弓月はドロップキックも星来がこらえてブレーンバスターの構え。弓月が切り返してコルバタからドロップキック、三角飛び式フェースバスター。星来が返すと、弓月は予告して投げを狙う。星来が切り返すと弓月がエルボー連打。星来はカウンターでローリングソバット、ブレーンバスター。返した弓月に星来は逆エビ固め。丸め込みの応酬はどちらも譲らず。ドロップキックをかわした弓月が払い腰の連続。星来はカウンターのドロップキックからもう一発決める。押さえ込むと弓月が返せず、星来が勝利した。
星来のコメント
「弓月がスターダム最後の試合、自分が最後の相手っていうのはすごく緊張してたんですけど、自分は弓月にちょっと特別な感情を持っていたので、最後っていうのは自分が相手できて本当によかったなと思ってますし、ここで違うリングに行ったとしても、いつかは弓月とハイスピードのベルトを懸けてシングルしたいなって思いました。ありがとうございました」
弓月のコメント
「スターダム、そしてSTARS、そして最後の試合を終えて、本当に悲しい気持ちもありますが、でも、すごくすごくそれ以上に楽しかった方が強くて。本当にこのリングに立てて良かったなって心の底から思いました。そして芽依さんと闘えたこと、本当にうれしかったです。ずっと憧れていたハイスピードのベルト、それを持つ芽依さんと、昨日ゴッデスのベルトも巻いた2冠チャンピオンの芽依さんと闘えたこと、本当にうれしいし、本当に闘えてよかったなって思いました。また、別々になってはしまいますが、芽依さんともう一度闘いたいし、次はそのベルトを懸けて闘いたいなって思いました。本当に今日はありがとうございました。みなさん、最後まで私の闘いを見届けてくださって本当にありがとうございました。私はその期待、絶対裏切らないので、私にこれからもついてきてください。ありがとうございました」
◆タッグマッチ 15分1本勝負 | ||
飯田沙耶 |
8分47秒 |
梨杏● |
○羽南 | 舞華 |
NEW BLOODタッグ王者の羽南&飯田沙耶組が舞華&梨杏組と対戦。前日の仙台でスターライト・キッドを相手にデビューを果たした梨杏が2戦目で赤いベルトの王者とタッグを組み、NEW BLOODタッグ王者と対戦する大抜擢。梨杏には初めてのタッグマッチでもある。王者に囲まれたこの試合で、梨杏は爪跡を残せるか? また、今年のシンデレラとなり安納サオリの白いベルト挑戦を決めた羽南が赤ベルトの王者と遭遇することも見どころのひとつだ。
梨杏が先発に立候補すると、相手チームからは飯田が名乗り。腕の取り合いでスタートし、飯田がヘッドロック。梨杏がロープに振ってドロップキック、飯田が倒れずショルダータックルで吹っ飛ばす。羽南が梨杏を持ち上げゆっくりとボディースラム。梨杏が返すと、羽南が背中にドロップキック。飯田が梨杏に強烈な逆水平の洗礼を浴びせる。梨杏のエルボー連打を飯田が受けて立つ。飯田のダブルチョップに梨杏が悶絶。飯田は「もう終わらせるか」と投げの構え。梨杏が切り返しアームホイップ、ドロップキック。舞華が飯田に串刺しラリアット、ショルダータックル。ブレーンバスターを飯田が切り返し突進するが、舞華がパワースラムで叩きつける。飯田がスライディングラリアット。羽南が背後からニーアタック、ボディーアタック。舞華がブレーンバスター。羽南が梨杏に逆エビ固め。舞華は「自分で逃げろ」と救出には入らず、梨杏を鼓舞。梨杏が自力でロープに到達。羽南の突進に舞華が梨杏をどけてショルダータックル。梨杏が羽南にコルバタ。フィッシャーマン狙いは羽南がこらえてアームブリーカー。サブミッションに入ったところを舞華がカット。飯田が舞華を場外に送り出すと、梨杏が羽南にスモールパッケージ。強引なエビ固めは飯田がカット。梨杏が羽南にエルボー連打。飯田が梨杏にエルボー、羽南とサンドイッチ攻撃。梨杏が返すと羽南がランニングエルボースマッシュからダンデライオン。梨杏がギブアップし、羽南が勝利した。
◆タッグマッチ 15分1本勝負 | ||
水森由菜 |
12分43秒 |
さくらあや● |
○なつぽい | 玖麗さやか |
前日の仙台でさくらあやと玖麗さやかがコズミックエンジェルズ入りをかけて一騎打ち。試合は時間切れ引き分けも、トロピカル審査員の水森由菜は2人に合格を言い渡した。ところが、試合を見ていた中野たむが追試を命令。これにより、中野&安納&なつぽい組vs水森&さくら&玖麗組の6人タッグマッチが決定した。まずは今大会でのタッグマッチでさくらと玖麗が見習いチームを作り、なつぽい&水森組と対戦。追試前の模擬テストとなりそうだ。
ゴングを待たずにさくらと玖麗がドロップキック。声を掛け合いもう一発狙うが、なつぽいと水森がかわしてドロップキック。なつぽいがさくらにヘアーホイップ、コーナーに追い込み顔面を踏みつける。水森がさくらにボディースラム。なつぽいがさくらの背中にドロップキック、インディアンデスロックから腕を締め上げブリッジの体勢。玖麗がカットに入ると、水森が逆片エビ固めでなつぽいを援護する。水森がさくらに「こんなもんか?」と挑発、エルボー連打を受け、一発で倒してみせる。さくらがコーナーに玖麗に振ってドロップキック。タッチを受けた玖麗が水森に串刺しドロップキックを連打。水森が受けて立つと玖麗はエルボーも連打する。玖麗の丸め込みを水森が返し「なめんな!」とエルボー。玖麗が突進をかわすが水森がショルダースルー。なつぽいが玖麗にネックブリーカー。バックを取られた玖麗が丸め込み、なつぽいが返してフロントネックロック。玖麗がエスケープすると、なつぽいの突進をかわしエプロンからスワンダイブ式アームホイップ、ドロップキック。さくらがタッチを申し出て、なつぽいにドロップキックを連打する。なつぽいは突進をかわし、トラースキックからドロップキック。なつぽいの挑発でさくらがエルボー連打。なつぽいが張り手を打ち込むと、さくらがダウン。なつぽいが張り手の連打、さくらが立ち上がると張り手のお返し。さくらは左右で張り手の連打。なつぽいが張り手をやり返し突進すると、さくらが張り手、ボディースラム連発。カバーの連続をなつぽいがしのぐ。さくらが絶叫し、なつぽいの首を取りにいく。なつぽいが切り返すが、さくらがカウンターのミドルキック。なつぽいが返すと、水森が乱入し、さくらにショルダータックル、なつぽいがドロップキック。なつぽいがコーナーに上がると玖麗が阻止にかかる。水森が落としてなつぽいがフェアリアルギフトもかわされる。玖麗のスピアからさくらが後ろ回し蹴り、ネックブリーカー。なつぽいが返すと、さくらがキックのコンビネーション。「終わり!」と叫んでハイキックも2カウント。さくらと玖麗に水森がラリアット。水森がさくらを持ち上げ、なつぽいのネックブリーカーと合体、ジャックナイフ。返したさくらが丸め込みの連続。残り3分。なつぽいが連続で蹴り上げるが、玖麗のカットが間に合う。なつぽいはさくらにフェアリアルギフト。3カウントが入り、なつぽいの勝利となった。
◆8人タッグマッチ 20分1本勝負 | ||
向後桃 |
10分5秒 |
HANAKO |
コグマ | ジーナ● | |
葉月 | 月山和香 | |
○岩谷麻優 | 白川未奈 |
STARSの岩谷麻優&葉月&コグマ&向後桃組とE neXus Vの白川未奈&月山和香&ジーナ&HANAKO組が8人タッグマッチで全面対決。前日の仙台では舞華&白川&ジーナ組がゴッズアイの朱里&MIRAI&壮麗亜美組を破り、アーティスト・オブ・スターダム王座をユニットにもたらした。勢いに乗る白川とジーナに加え、NEW BLOODタッグ王座戦で善戦した月山&HANAKOが乗っていけるかも勝負のカギとなる。また、IWGP女子王座を争った王者・岩谷と白川の絡みも注目される。
コグマが「アーティストチャンピオンおめでとう!」と声をかけ白川と握手。「せっかくチャンピオンになったので一緒にクマやりたいと思います」とコグマ。しかし白川が「そんなのできません」と拒否。ブーイングとコグマのクマポーズのなか、白川も乗ってクマポーズを取りはじめる。ノリノリの白川にコグマが襲い掛かり試合開始。STARSが白川にドロップキックもかわされ、EXVがドロップキック。コグマを捕まえ次々と串刺し攻撃。HANAKOがコグマに高々とボディースラム。月山がコグマにヒップアタックを狙うと岩谷が乱入して阻止。白川のアシストで月山がコグマと岩谷にヒップアタック連打。
コグマが月山にDDT、葉月が控えを蹴散らして月山にミサイルキック、フェースロック。しかし白川がカットに入る。すると葉月がまとめてセントーン。HANAKOとジーナのクローズラインを葉月がかわしてコードブレイカー。葉月は月山に顔面ウォッシュ。向後が月山にドロップキック。619を月山がかわすとHANAKOと合体プレス。ジーナが向後を旋回して叩きつける。向後がカウンターのドロップキックも619をキャッチされる。向後はアームホイップで切り返し、ボディーアタック、619。岩谷がジーナに串刺しボディーアタック、ドロップキック。ジーナがサンダーストラックを狙うが岩谷が切り返す。コグマがジーナにブルドッキングヘッドロック。STARSでジーナに合体フェースクラッシャー狙い。ジーナが切り返すとHANAKOが岩谷にブレーンバスター、ジーナが白川を岩谷に叩きつける。EXVが岩谷にビーナスタワーを狙う。葉月とコグマがカットし白川をブレーンバスター。葉月とコグマが月山にDDT。向後、コグマが場外にプランチャで飛ぶ。葉月がジーナをリングに戻し、岩谷がドドンパ。ジーナが返すと、葉月がコーナーに乗せてコグマとダブルのネックブリーカー、岩谷がムーンサルトプレス。あたりが浅いとみるやもう一発投下。最後は岩谷がジーナからフォール勝ち。
◆シングルマッチ 15分1本勝負 | ||
中野たむ |
12分49秒 |
桜井まい |
中野たむと桜井まいが一騎打ち。桜井はこの日を最後に、スターダムを退団する。最後の相手がコズミックエンジェルズのリーダー中野。かつて桜井は、コズエンに所属も中野を裏切る形でジュリアのドンナ・デル・モンドに移籍した。両者はここまで3度のシングルをおこなっており中野が全勝。それでも桜井は試合を重ねるたびにDDMでの成長を示してきた。DDMは解散も、ジュリアについていくとした桜井。退団後、両者が行動を共にするかはわからないが、いずれにしても中野にとってはジュリア、桜井と関係の深い二人との一騎打ちでけじめをつけなければならないだろう。
桜井は貴婦人マネーはばらまかずにノン貴婦人スタイルで登場。桜井がタックルにいきバックを取りグラウンドへ。中野がヘッドロックで締め上げると、桜井がヘッドシザーズ。中野が抜けるとサッカーボールキック、カカト落とし。桜井が返すと、中野は逆エビ固め。中野が仁王立ちで桜井のエルボー連打を受けて立つ。中野がエルボーで倒しコーナーに追い込む。桜井がかわしてブルドッキングヘッドロックからパラダイスロックで動きを止める。桜井は「この庶民エンジェルズが!」と罵倒しドロップキック、ビッグブーツ、ロープ越しにスタナー。ドラゴンスリーパーを仕掛けられた中野が反転してドラゴンスリーパー。桜井がエスケープすると、中野がニーアタックで場外に送り出す。コーナーに上がった中野に桜井が追いつき、エルボーの打ち合い。桜井がコーナーからエプロンに向けて中野を落とし、場外へプランチャで飛ぶ。リングに戻るとミサイルキックで中野を吹っ飛ばす。返した中野に桜井はシャイニングバスター狙い。中野が切り返すがスタンディングギロチンを食らう。突進をかわし合い、桜井がドロップキック、シャイニングバスター、ダイビングエルボードロップ。桜井がコーナーに上がると中野が追いつきハイキック、場外へプランチャ。リングに戻り中野が足を出すと桜井もやり返す。10分経過。エルボーの打ち合いで立ち上がり、桜井が連打、中野もやり返す。桜井がカウンターのドロップキックからマウントパンチと左右の張り手を連打。中野がカウンターでスピンキック、バイオレットシューティング。返した桜井が立ち上がりビッグブーツ。かわされるもカウンターでシザーズキック。残り3分。中野がジャーマン、ハイキック。桜井が返すと、中野はバイオレットスクリュードライバー。桜井が返せず中野が勝利した。
中野「桜井、アンタに聞きたいこと、ひとつ聞いてもいい? 貴婦人って何? というのは冗談で。あのさ、桜井はコズエンを抜けてDDMを選んだこと正解だった?」
桜井「DDMを選んで本当によかったと思っています。でも、私の原点はコズエンで、忘れられないくらい大切な場所です。たむさん、私をコズエンに入れてくれて、感謝しています。たくさん、酷いことを言ってごめんなさい」
中野「それは許さない」
桜井「許してください。でもホントにずっと伝えられなかったんですけど、ホントに感謝してました。ありがとうございました!」
中野「それが聞けて、よかったです。アナタならこれから選ぶ道、きっと正解にできる、正解にしてください。どの道を選ぶときも、どれが正解の道かではなくて、自分で選んだ道を正解にする。それがプロレスラーだと私は思ってます。ありがと」
2人が握手をかわす。
桜井「たむさん、ホントはたむさんのこと、大好きでした! 出会ってよかった」
中野「ホントに?」
中野が引き寄せてハグ。桜井は四方に礼をしてリングを下りた。
中野のコメント
「自分で選んだ道を正解にするのがプロレスラーだよって言ったことがあったんだけど、桜井がそれを覚えてるかわからないけどさ、今日、桜井の口からDDMを選んでよかったって聞けて、本当によかった。これからもあんたが選ぶ道を必ず正解にしてください。あんだけコズエンのことを悪口言って出ていったんだから、そうしてもらわないと困る。でも、あの悪口とかも戻る道をなくして自分のことを奮い立たせるために言ってたんだっていうのもわかる。ありがとう。最後に本当に、本当に聞きたかったこと最後に一つ聞いてもいい?…貴婦人って何?」
桜井のコメント
「スターダムでのラストマッチ、中野たむと闘えて本当にうれしかったです。私がいままでずっと心に言えなくて、つっかかってきたことをリングの上でたむさんに伝えることができてよかったです。いままで歴代のコズエンのメンバー、たむさんもそうですが、白川未奈、ウナギ・サヤカ。それぞれがみんな別々の道で羽ばたいて輝いている。その姿を見て、私ももっともっと輝きたいなと思いました。自分が選んだ道で輝いていきたいと思います。それではみなさま、いままでありがとう。ごめんあそばせ」
◆God’s Eyeスペシャルマッチ4人掛け各5分1本勝負 | ||
○MIRAI | 4分25秒 ミラマーレショック→片エビ固め |
八神蘭奈● |
△MIRAI | 時間切れ引き分け | 壮麗亜美△ |
●MIRAI | 0分15秒 起死回生 |
鹿島沙希○ |
●MIRAI | 再試合 2分59秒 起死回生 |
鹿島沙希○ |
△MIRAI | 時間切れ引き分け | 朱里△ |
※MIRAIの1勝2敗2分け。
この日を最後にスターダムを退団するMIRAIが、ゴッアイのメンバー全員と対戦する4人掛けマッチ。朱里は前日の仙台でアーティスト・オブ・スターダム王座から陥落も、「MIRAIをみんなで盛大に送り出す」と宣言。次々と選手が入れ替わるなかで、MIRAIがそれぞれの思いを受け止める。
1人目は八神蘭奈。MIRAIが握手を求めると応じた八神がエルボーアタック、ドロップキック連打を浴びせる。MIRAIがバックを取るが、八神が切り返してサッカーボールキック。八神は「MIRAIさん、大好きです!」ともう一発。MIRAIが返すと、八神がミドルキック。八神は「魂込めていくぞ!」と串刺し攻撃、ドロップキック、腕十字。MIRAIがエスケープしドロップキック、バックフリップ、変型ロックボトム、サソリ固め。八神がエスケープすると「もっとこいよ!」とエルボー連打を受けて立つ。MIRAIはラリアットで八神をなぎ倒し、ミラマーレショックで3カウントを奪った。2人目は壮麗亜美。クリーンに握手を交わし、ロックアップで力比べ。ショルダータックルをぶつけ合い、壮麗が走るように指示。MIRAIも挑発しショルダーをぶつけ合う。どちらも倒れず、壮麗がラリアット。MIRAIは「まだまだ」とラリアットをぶつけ合う。壮麗が打ち倒しもう一発。MIRAIがかいくぐりラリアットで壮麗を倒す。ラリアットの交錯で両者ダウン。立ち上がるとエルボーの打ち合い、壮麗が「魂込めていくぞ!」と逆水平連打。MIRAIが反転しようとするが壮麗が戻して打ちまくる。「MIRAI、ホントにホントにありがとう!」と絶叫し逆水平を叩き込むと、タイムアップのゴングとなった。3人目が鹿島沙希。鹿島が握手と見せかけ起死回生で3カウントを奪った。MIRAIが「逃げんのか」と再試合を要求すると鹿島が「ハイ、カッチーン、もう一回やろう」と再試合のゴング。ロープワークをしリングを下りようとする鹿島をMIRAIが呼び止める。鹿島は気合を入れて突進、MIRAIがショルダータックルで吹っ飛ばす。MIRAIが「魂込めていくぞ!」とコーナーへ。すると鹿島は反対側へ移動。MIRAIが突進すると、鹿島が止めて「魂込めていくぞ!」とダイビングフットスタンプ。MIRAIがかわしてロックボトム。鹿島が反転して丸め込む。MIRAIがラリアット、ミラマーレショック狙い。鹿島が起死回生で丸め込むと3カウントが入った。最後の相手は朱里。MIRAIが歩を進め朱里と握手。グラウンドの攻防から腕を取り合い、朱里がヘッドロック。MIRAIのヘッドシザーズを朱里が抜けて腕十字。MIRAIがエスケープし、エルボー連打。朱里が挑発し、MIRAIがさらにエルボーの連打を浴びせる。朱里がドロップキック、ニーアタック、フロントネックチャンスリー。MIRAIが蹴りを止めてグラウンドでサブミッション。朱里がエスケープすると、MIRAIがバックドロップ。朱里もやり返すがMIRAIがラリアット。MIRAIが前方に叩きつけるが朱里が返す。MIRAIの突進を止めて朱里がマットに叩きつけニーアタック。バズソーキックを決めた朱里だが、カバーに入ったところでタイムアップとなった。朱里は「MIRAI、立て!立ってこい!」と呼びかける。MIRAIが立ち上がり笑顔でラリアットを叩き込む。MIRAIが覆いかぶさりエクストラの3カウントが入れられた。
MIRAI「いろんなところが痛いですう。なんもアタマいっぱいで、かっこいいこととか言えないけど、ホントにホントにみんなに感謝してます。ありがとうございました
朱里「MIRAI、たくさん、たくさん、ありがとう。MIRAIと一緒にゴッズアイでやってこれて、私はホントにうれしかった。ゴッズアイはMIRAIがどこに行っても、大切な存在だと思ってる。自分の信じた道を、めいっぱい突き進んでいってほしい。お互いさ、たった一度の人生、最高の人生を送っていこう。またリングで会えるのを楽しみにしてる。MIRAI、最後さ、ゴッズアイで締めてもいい? じゃあMIRAI、お願いします!」
MIRAI「自分に負けるな、限界を超えろ。ゴッズアイ、魂込めてロックオン!」
ゴッズアイのコメント
MIRAI「所属最後の日にこうやってゴッズアイの4人と一人ずつ闘えて、自分は幸せ者だなって感じました。いろんなところが痛いです…。はい、なんかうまくいえないけど、本当に本当にみんなに感謝してます。これからも自分の道を突き進みます。ありがとうございました」
朱里「MIRAIが今日所属として、ゴッズアイとして最後の日を迎えて。でもこうやってゴッズアイで見送ることができてすごくうれしかったし、MIRAIがこうやってゴッズアイの仲間として一緒にいてくれて本当に本当に心強かった。本当にすごく寂しい気持ちもあるし、もっともっと一緒にやりたかった気持ちも、ぶっちゃけあります。でも、たった一度の人生だから自分の信じた道を突っ走って最高の人生にしてほしい。そう願っています。私たちはスターダムに残って最高の試合をスターダムとして見せ続けていきます。みんな、ありがとう。みんなめっちゃ泣いてる(笑)」
八神「短い間だったんですけど、MIRAIさんと同じユニットに入れたことがうれしいし、シングルができたこともそばで学べたこともうれしかったので。これから絶対にこの経験をずっと生かしていきたいと思いました(涙)。ありがとうございました」
壮麗「MIRAIへの感謝は5分間のリングの上で全部全部伝えたつもりなので、お互い別々の道でも私たちがまだ現役である限りは絶対にまた会えると思うので。また会いましょう」
鹿島「MIRAIちゃんとはプライベートでも仲良くしてくれてて、正直練習行くよりMIRAIちゃんとご飯行く回数の方が多かった…。すみません。私、MIRAIちゃんの真っすぐなプロレスが本当に、本当に大好き。だからまたいつか当たれる時がくるのを楽しみにしてます」
朱里「MIRAI、またリングで会える日を楽しみにしてるから。お互い頑張ろう。ありがとうございました」
◆シングルマッチ 15分1本勝負 | ||
△ジュリア |
時間切れ引き分け |
鈴季すず△ |
◆延長戦 5分1本勝負 | ||
△ジュリア |
時間切れ引き分け |
鈴季すず△ |
4・12後楽園には参戦するジュリアだが、所属としてはこの日が最後であり、スターダムのリングに上がるのもあと2大会のみ。それだけに鈴季すずとの対戦はこれが最後になる可能性がある。ジュリアを追いかけてスターダムに参戦した鈴季、鈴季がスターダムに入ればジュリアは新天地へ…。最後にお互いが伝え合うものとは?
ジュリアのセコンドに舞華がつく。両者リング中央で握手を交わし、試合がスタート。ゆっくりと歩を進め、手四つの構えにいきかけてブレイク。ロックアップで組み合うと力比べ。ブレイクし、鈴季がタックルで押し倒しバックを取る。ジュリアが抜けて腕を取る。鈴季が取り返すとジュリアがヘッドロック。鈴季がロープに振るとジュリアがショルダータックル。鈴季が返してドロップキック。ジュリアが返しグラウンドへ。鈴季が体を乗せてカバー。ジュリアが返すとスリーパー。鈴季がスリーパーに切り返すと背後からキック、リング下からジュリアと叫んで顔面蹴り。ジュリアは両手を広げて受けて立つ。鈴季のカバーをジュリアは1カウントでクリアー。鈴季は顔面蹴りからエルボー。鈴季が串刺しニーもジュリアが返す。鈴季がジュリアにヘッドシザーズから腕を取る。ジュリアがロープに振ってドロップキック。ヘアーホイップから鈴季をコーナーに追い込み顔面を踏みつける。ジュリアは滞空時間を取ってボディースラム、サブミッション。鈴季がエスケープすると、ジュリアが腕をロープにかけてドロップキック、スープレックスで後方に投げつける。コーナーに上がるとミサイルキック投下。返した鈴季をジュリアが繰り返してカバー。鈴季がしのぐとジュリアはフィニッシュを予告。鈴季が切り返すとバックの取り合い、鈴季が強烈なエルボー。ジュリアもエルボーをやり返す。エルボーの打ち合いから鈴季が連打。ジュリアもやり返し、後方に叩きつける。鈴季がカウンターのキックで両者ダウン。10分経過。両者突進しジュリアのドロップキックがヒット。鈴季の蹴りをかわしてジュリアがニー。鈴季の蹴りをかわしジュリアがバックドロップ。鈴季が返すと、ジュリアはサブミッション。なんとか鈴季がエスケープし、残り3分。ジュリアはコーナーに上がるが鈴季が追いつき「終わり!」と雪崩式フランケンシュタイナー。コーナーに上がった鈴季をジュリアが追いつく。鈴季がコーナーから叩きつけるが2カウント。バックを取った鈴季がジャーマン狙い。ジュリアが丸め込むと、鈴季が反転し丸め込みの応酬。エルボーの打ち合いからジュリアがパンチ、ニー。終わりとグロリアス狙い。鈴季がテキーラショットを決めるが1カウント。鈴季がニーを放つがジュリアが返し残り30秒。鈴季がジャーマンを連発もギリギリでジュリアの肩が上がる。もう一発投げ切ったものの、決める直前にタイムアップとなった。
ジュリア「あ~~~山形の諸君ごきげんよう! 所属スターダム所属最後のシングルの相手は、すず以外考えられなかった。一度離れ離れになってしまって、こうやって再会できてリングはつながってるんだと最初に教えてくれたのがアンタだよ。ありがとう。でも、ゴメン。悔いなく闘ってきたつもりだけど、ちゃんといま気が変わったというか、あの、もうちょっと試合させてもらっていいですか、いまここで。ちょっとでいいから、時間を少しでいいからお願いします!まだやりたい。というかオマエに勝ちたい!」
岡田社長が「5分で決着つけてください」と延長戦を認める。
ジュリア「まだやれんのか!」
鈴季「やれるに決まってんだろ!」
再試合のゴングが打ち鳴らされ、両者突進しエルボーを打ち合う。ジュリアがバックドロップ、鈴季がジャーマン。ジュリアのラリアットを止めて鈴季がテキーラショットを狙うがジュリアがファルコンアロー。鈴季がジャーマン。鈴季がバズソーキック、バックキック。ジュリアがキャッチもハイキックを食らう。ジュリアが返すと、鈴季は「いくぞ!」と気合を入れコーナーへ。ジュリアも上がるが鈴季が落とす。ジュリアが下からドロップキック、コーナーに上がり、雪崩式ダブルアームスープレックス。「まだ!」と叫んでスープレックス狙い、切り返されるとフロントネックロックへ。鈴季がエスケープすると、ジュリアがバックドロップ。鈴季が返すとジュリアはグロリアスドライバー狙い。鈴季が切り返しテキーラショットを決める。ジュリアが返すが鈴季がジャーマン連発狙い。ジュリアがこらえてグロリアスドライバーを決める。鈴季は1カウントでクリアー。ジュリアが引き起こし、ノーザンライト狙いも鈴季が丸め込む。ジュリアがニーに行くが返した鈴季がジャーマン。鈴季がコーナーに上がるとジュリアがパワーボム狙い、ジュリアが丸め込むが2カウント。そのままタイムアップで引き分けとなった。
ジュリア「勝てなかった。勝ちたかった。それだけ、それだけすずがこんなにたくましくなって、チャンピオンも取って5★STAR 優勝して、すずがここまで来たから、すずのことをずっと思い続けてきて、よかったなって思いました。リング上では2回目のお別れになっちゃうね、ごめんね。自分勝手でいつも。決着もつけられなかったけど、また会えるなら、そのときまで決着つけるのはお預けってことでいいよな。プロレス界の顔にぜってーなれよ、すず。期待してる。がんばれ!」
鈴季「ジュリア、大好きだよ! オマエのこと、嫌いだと思ったなんて一度もねえんだよ」
ジュリア「ホントかよ?」
鈴季「ホントだよ! ずっと大好きだったなよ。絶対に果たして、またあのときのようにオマエの目の前に立って、思いっきりぶん殴ってやるから、期待しとけよ!」
鈴季のコメント
「いやあ、ホントにちょっと、酷い顔ですまねえ。ジュリア、ジュリア、もう試合がまだまだ続けばいいのにって、終わるのが、こんなにも終わるのがイヤだと思った試合は人生で初めてだよ。試合はな、終わっちまったけど、ジュリアと鈴季すずの物語はここからだ。ここからが始まり。第3章かな。オマエがでっかくなるのと同じように、私もでっかくなってプロレス界の顔になるから、絶対に、絶対に油断するなよ。またオマエのことぶん殴ってやるからな! 覚悟しとけよ!」
ジュリアのコメント
「ああ~、あ~。あ~、終わっちゃった。泣くんじゃねえよ。はあ……。最初、スターダムに来るとき、突然すずをひとりにして、ホントに迷惑かけた。それなのに、またリングで同じリングで試合ができて、私はホントに幸せなんだなって思った。でも、ちょっと寂しいけどさ、でもさ、今回はちゃんと、ちゃんとまた会おうって言って、このリング所属最後の試合を終えることができて、なんかホントに感謝しかない。ありがとう。はあ~、泣いてねえからな。鼻水じゃねえからな。汗?汗だよ、汗。所属は今日で最後だけどまだ4月12日後楽園が残ってるからよ。それによお、これで終わりじゃねえよなあ。おい、すずも、スターダムのみんなも、舞華だってそうだよ、朱里だってそうだよ。みんな、みんな、こっからが始まりなんだよ、ボケー! アリベデルチ、また会おうぜ」
◆10人タッグマッチ 30分1本勝負 | ||
○渡辺桃 |
22分25秒 |
天咲光由 |
スターライト・キッド | レディ・C | |
吏南 | AZM | |
琉悪夏 | 上谷沙弥 | |
刀羅ナツコ | 林下詩美● |
クイーンズクエストの林下詩美&上谷沙弥&AZM&レディ・C&天咲光由組と大江戸隊の刀羅ナツコ&渡辺桃&スターライト・キッド&琉悪夏&吏南が10人タッグマッチで全面対決。4・12後楽園には参戦する詩美だが、スターダム所属としてはこの試合がラスト。最後は因縁の大江戸隊との対決であり、リーダー詩美を欠くことになるQQとしては今後のためにも負けられない一戦だ。
詩美とナツコの攻防からキッドとAZMがハイスピード。詩美がAZMを担いてキッドにぶつける。STARSが合体ドロップキックを狙うも阻止されてしまう。大江戸隊が場外戦を仕掛けSTARSを圧倒。リングに戻すとAZMをマットに放り投げる。キッドがAZMにその場跳びムーンサルト。しかし詩美がカットする。桃がAZMにサッカーボールキック。琉悪夏が「いつものスピードどこいったんだよ」と挑発。AZMがエルボー連打。AZMがラリアットをかいくぐるが琉悪夏がキャッチし串刺しボディーアタック。しかしAZMがフランケンからドロップキック。上谷が入るとナツコと吏南が合体。しかし上谷が吏南を排除しナツコに二段蹴り、琉悪夏の突進をかわし場外へ飛ぶ。上谷が琉悪夏にロープ越しのボディープレス。レディが上谷と合体しビッグブーツも琉悪夏がまとめてクロスボディー。レディが琉悪夏にビッグブーツ連打。琉悪夏が返すと、レディがチョークスラム狙い。琉悪夏がこらえラリアット。ナツコがキャノンボール、琉悪夏がクロスボディー。吏南がレディにニーアタック、ドロップキック。天咲が吏南にドロップキック連打。吏南が返すと、天咲の突進に払い腰。天咲と吏南がエルボーの打ち合い。AZMとの競演から天咲が吏南にDDT、吏南がノーザンライト。キッドの619からキッドと吏南が合体。天咲が返すと、吏南がハイドレンジア。QQがカット。吏南がピンクデビルを狙うが詩美がカットし天咲が天橋立。大江戸隊がカットするが天咲がDDT、フィニッシュを宣言して天聖狙い。吏南がリバースブレーンバスターから突進すると天咲がスイングDDT。詩美と桃がリングインし、桃がミドルキック。大江戸隊が串刺し攻撃を狙うが詩美が阻止してナツコにショルダータックル。15分経過。詩美が串刺し攻撃をかいくぐりQQがキックの挟み撃ち。詩美がキッドのアシストから後方に叩きつけ蒼魔刀。詩美が返すと、桃はチキンウイングフェースロック。桃がハイキックから突進、詩美がエルボー、マットに叩きつける。詩美はコウモリ吊り落としもナツコがカット。上谷がナツコにニールキック。混戦から全員がダウン状態に。詩美と桃がエルボーを打ち合い、桃がミドル連打。詩美がラリアット、桃がカウンターでバット攻撃。詩美がかわしてAZMが呼びかけQQ合体ドロップキック。詩美が桃にジャーマンを決めるがカットされる。詩美と上谷が合体もキッドがコルバタで場外に送り出す。キッドがプランチャ。20分経過。桃が詩美にBドライバー。詩美が返すと桃はピーチサンライズ狙い。詩美が切り返しパワーボム。詩美がトーチャーラックボムも2カウント。詩美は桃にハイジャックボム狙い。キッドがレフェリーを惹きつけナツコが毒霧。ナツコが抱えてデスバレー、琉悪夏が冷凍庫爆弾、吏南がダイビングダブルニー、キッドがムーンサルト、桃がバットで殴打し、ピーチサンライズで3カウントを奪った。桃が握手を求め詩美が応じるとハイキック。大江戸隊がリングを下りる。
詩美「私のこれで私のスターダム(所属)最後の試合が終わっちゃったけど、こんな形になっちゃったけど、今日が最後だから。私は、スターダムに生まれてスターダムに育って、こんなにボロボロになって、でもいますごく幸せだなと思ってます。スターダムで試合をして応援してくれるみなさんもいて、そのおかげで私は、スターダムでがんばってこれました、ありがとうございました。QQのみんなもホントに言いたいこといっぱいあるけど、一言だけ。みんながQQが私の支えであって私のすべてでした。本当にありがとうございました」
QQが駆け寄る。
上谷「いかないでほしい、ホントに! いかないで。でも、それぞれが決めた道というのは絶対自分にウソついてないと思うし、詩美さんが決めた新しい道も私たちQQも絶対に最高の未来にさせましょう。残った私たちしっかりみんなでQQを守って、もっともっと最高のユニットにしていくので、見守っていてください。みなさん私たちの背中を押してください。いまを信じて明日に輝け、誰を信じるかは自分で決めろ、Bow down to the queens!」
QQのコメント
上谷「詩美さんが今日でラストということで、ホントにQQみんなで最後試合ができて、ホントによかった。でも本音を言うとホントにいかないでほしい!戻ってきてほしい!今すぐにでも! 戻ってきてほしい…。でも、詩美さんの決めた道だし、みんなそれを信じて背中を押しているし、残る私たちも残された身として、いままでみんなで作り上げてきたQQをさらにいいものにしていかなきゃいけない使命感がさらに生まれたと思うから、もっともっと最高のユニットにして、最高のこれ以上に最高の、詩美さんが退団したってことをうらやむくらいの最高のユニットにしてみせるから。ホントにまだまだみんな目を離さずについてきてください」
AZM「ありがとうございました」
詩美のコメント
「今日で、私のスターダムとしてのQQとしての試合が終わりました。スターダムに生まれてスターダムに育って、いまこうやって楽しく幸せにプロレスができているのは、スターダムのみんな、応援してくれるみんなのおかげだとホントに思ってます。ありがとうございます。QQ、私の支えであり、すべてでした。光由、超新星を背負ってすごく大変だと思うけど、光由ならできる。私はもう何も光由の心配はしてないから自分らしく頑張ってください。レディ、自分で迷うことたくさんあると思うけど、まずは自分のやるべきことを考えて、まだまだ進化途中なんだから一番頑張ってほしいと思ってます。応援してます。妃南さん、年齢に沿わないおとなな態度でいつもみんなを見ていてくれて、ホントに優しさの塊だといつも尊敬してます。まだまだ成長過程、未来しかない妃南さんのことをすごく楽しみにしています。上谷はパートナーとしてもプライベートでも、いつも私の横にいてくれて、たくさんいろんなことを話して一番関係の深かった選手だと思います。どこにいても、となりにはいなくてもずっと見守ってます。AZMさんはQQとしては一番時間の長い先輩。いつも私の相談に乗ってくれて、何か困ったら声をかけてくれて、年下なのにホントに頼りにしてました。ありがとうございました。寂しい気持ちはあるんですが、みんなのことは大丈夫だと思ってますし、私も私で頑張らなきゃと思っているので、QQとしてスターダム、そして応援してくれたみなさんのおかげでこんなに成長できました。ありがとうございます。みんなのことをとっても愛してます。お互いこれから頑張っていきましょう。ありがとうございました」