“小は大を兼ねる”の精神で、相手をぶっ転がす!
5★STAR GP初出場の星来芽依選手に直撃インタビュー!目指せ、初出場で初優勝!新ユニット結成で、さらに存在感を増している「天才」に意気込みをたっぷり聞きました!
■サッカー、バスケ、テニス、あと陸上もやってました!
――今回、星来選手は『5★STAR GP』初出場となりますね。
星来 うれしいです! 去年は「出場権争奪ランブル」で負けて出られなかったんで。しかも今回、すごいメンバーの中なので。
――星来選手がエントリーした「RED STARS-B」は岩谷麻優選手、中野たむ選手、渡辺桃選手、AZM選手、飯田沙耶選手、そしてJUST TAP OUTの稲葉ともか選手と、実力と個性を兼ね揃えた選手が集まりました。そもそも『5★STAR GP』にはどのようなイメージがありますか?
星来 優勝すればシングルのベルトに近づけるというか。去年、(鈴季)すずがそうでしたよね。私は舞華チンとの優勝決定戦のセコンドについてたんですけど、女同士の根性のぶつけ合いというか、とにかくカッコいいなと思いました。でも、それを観ていて悔しい部分もあったので、今年は私が初出場で初優勝したいなと思ってます。
――では、「RED STARS-B」のメンバーに関して伺えれば。
星来 自分は飯田沙耶とAZMさん以外は、シングルでやったことない選手ばかりで。(岩谷)麻優さんは自分の中で神さまだと思ってるんで、試合できるのがうれしいですね。(中野)たむさんはタッグではけっこう当たったりしてるんですけど、誰が見ても強い選手なんで。でも、誰が相手でも私がぶっ転がします! こう見ると、このブロックは蹴りを使う選手が多いですね。
――渡辺選手も蹴りは強力ですよね。
星来 でも、渡辺桃は全然怖くないです。べつにコワモテでも凶器持ってても、「エイッ!」って(笑)。
――頼もしいですね(笑)。AZM選手については?
星来 自分はもともとハイスピードのベルトを巻いて、AZMさんの最多防衛記録の更新が懸かった試合で、AZMさんとシングルをやるのが目標だったんですよ。いま、新しく同じユニットになりましたけど、ここでシングル戦をやるのはよりわかり合えるというか、自分の自信にもつながると思うので、同じブロックでよかったなって思います。
――飯田選手はいかがでしょうか? 星来選手は今年の『CINDERELLA TOURNAMENT』の2回戦で勝利されていますね。
星来 あのときはもう、チョップがひどかったんですよ! ずっとロープに張りつけてチョップを打たれ続けて。だからやられる前に、やってやろうかと思ってます。
――そしてリーグ戦一発目の8.10横浜武道館大会の相手は、現QUEEN of JTOの稲葉選手と対峙します。
星来 稲葉選手はタッグも含め当たったことがないので新鮮ですね。ちょっと事前に研究したいなと思います、こんな分厚いノートがあるので(笑)。
――選手対策のノートがあると。今度見せてもらってもいいですか?
星来 はい……。いや、持ってこれるかな?(笑)。
――ひとまずノートは置いといて、稲葉選手の印象というのは?
星来 空手ですよね、舞華チンともバチバチにやってましたし。
――JTOの7.15後楽園大会でのワールド・オブ・スターダム王座戦ですね。
星来 稲葉選手は負けん気が強いタイプですけど、自分も負けん気が強いし、武器も持ってるので。あの蹴り(一撃必殺ともか蹴り)を出させる前に、ぶっ転がします!
――ちなみに星来選手は格闘技のバックボーンはお持ちですか?
星来 何もないです、プロレスだけです。スポーツはサッカーとかバスケとかテニスとか、あとは陸上で長距離を走ってたんですけど。
――いろいろやられてたんですね、運動能力の高さの理由が垣間見えるというか。
星来 なんでもできます、天才なんで(笑)。どれもやってたのは、だいたい2年くらいなんですけど、たとえばサッカーだったら自分は「ワールドカップに絶対行く!」とか思っちゃうんですよね(笑)。
――それだけ入れ込むタイプのスポーツ万能少女だったと(笑)。
星来 反射神経はいいと思います。自分は常にハイスピード意識してるんで、それを活かして全員をぶっ転がしたいです!
■ジーナはヤバいですね、パワーがありすぎて。
――「RED STARS-A」で気になる選手はいますか?
星来 愛海選手(RED STARS-A)は昔、センダイガールズワールドジュニアのベルトを懸けて試合したことあるんですよ(2020年11月22日/仙台PIT。星来の勝利)。仙女さんに上がらせていただいたときは、よく試合してましたね。自分もあちらの合同練習に参加させてもらったことがあるんですけど、仙女さんの選手はすごく基礎がしっかりしてると思いました。
――共に勝ち上がればスターダムのリングで再会する可能性がありますね。
星来 でも、自分的には葉月さんとまた試合がしたい思いがあるので、勝ち上がってきてほしいなと思います。
――葉月選手とは今年の2.4大阪大会でハイスピードの防衛戦で激突し、15分時間切れ引き分けだったので、その決着をつけたいと。では、「BLUE STARS-A」のほうはいかがでしょうか?
星来 ここもすごいですね(笑)。ジーナはヤバいですね、パワーがありすぎて。でも、(スターライト・)キッドさんに同じユニットとして、上がってきてほしいです。
――できたばかりの新ユニットですが、もう絆はある感じですか?
星来 ありありですね! 絆でしかないユニットなんで(笑)。
――絆でしかない(笑)。残りの「BLUE STARS-B」で気になるのは?
星来 やっぱり、ずっとタッグを組んでいるすずとはシングルをやりたいですね。(小声で)でも、もう一人シングルしたい人がいるんですよ。
――どなたでしょうか?
星来 羽南。ずっと言ってるんですよ、シングルで決着つけたいって。去年11月の『NEW BLOOD』(11.17大阪)で当たってるんですけど、そのときは引き分けで。『CINDERELLA TOURNAMENT』でも自分が勝ち上がれず、羽南との再戦が叶わずだったんで。『5★STAR GP』の決勝で当たったらおもしろいのかなって思います。
――再戦の舞台としては打ってつけですね。『5★STAR GP』は真夏の連戦となりますが、そのあたりの心構えは?
星来 自分は暑さに強いので。いままでもずっと、夏にスタミナアップというのを継ぎ足し継ぎ足しでやってきたので、暑さには自信があります!
――スタミナアップというのは具体的には?
星来 坂道ダッシュとか。でも、走ってる姿を人に見られるのが恥ずかしくて(苦笑)。地元の静岡だと人がいないんですけど、東京はヤバいじゃないですか? だから顔をちょっと隠しながら(笑)。
■“小は大を兼ねる”ってところ魅せる!
――『5★STAR GP』以外のことも少し伺わせてください。まず新ユニットについてですが、この取材時点ではまだユニット名は決まっていませんが、そもそも星来選手はすず選手とはタッグチームの“クレイジースター”として一緒に活動されてきました。星来選手から見て、すず選手はどんなプロレスラーでしょうか?
星来 技の説得力がありますよね。デスマッチでもなんでもやりますし、対戦したら恐ろしい存在だと思います。
――そのほかのメンバーはスターライト・キッド選手、AZM選手、天咲光由選手と、いずれも同年代の魅力ある選手というか。
星来 まだユニットとして始まってないんですけど、楽しみでしかないですね。名もなきユニットなのに『週刊プロレスさん』の表紙になって。いま一緒にいて楽しいし、試合をやってても息が合うんですよ。すごくワクワクします。爆発しちゃうんじゃないですかね、このユニットは。
――この中だとキャリア的には天咲選手が一番下の後輩となりますが、星来選手から見ていかがですか?
星来 意外と大人。考えにしろ、自分なんかよりも全然大人ですね。
――そうなんですね。ユニットとして星来選手がやってみたいことは?
星来 自分的にはユニットで海外に行ってみたいですね。このユニットを広めたいというか……、英語の勉強をしないと(苦笑)。
――星来選手は今年4月のアメリカ遠征にも参加されましたね。
星来 はい。やっぱり海外はまた盛り上がりかたが違って、楽しいなって思いました。「自分、そんなすごいことしてるんだ!?」って思っちゃうというか。しかも海外に行ったとき、なんとなく英語が聞き取れたんですよ! だから、そのうちペラペラになれるんじゃないかなって(笑)。
――さすが天才です(笑)。では最後に、『5★STAR GP』への意気込みをあらためてお願いいたします!
星来 自分は『5★STAR GP』初出場ということで、麻優さんとかたむさんとかすごいメンバーが揃っている中にいるんですけど、プロレスはキャリアが長いほうが上だとか、「この人が絶対に勝つ」とか、そういうのはないと思ってるので。自分は小さいですけど、相手をぶっ転がして、“大は小を兼ねる”じゃなく“小は大を兼ねる”っていうのを見せて、絶対に優勝します!
大会情報
『5★STAR GP 2024〜開幕戦〜』
2024年8月10日(土)
神奈川・横浜武道館
FC有料会員先行入場 2:30PM
開場 2:45PM
試合開始 4:00PM
https://wwr-stardom.com/schedule/20240810_yokohama/
対戦カードはこちら▼
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