『STARDOM in SENDAI 2024 Sep.』
2024年9月21日(土)宮城・仙台PIT(観衆275人)
6人タッグマッチ 20分1本勝負 | ||
〇星来芽依 |
10分23秒 ドロップキック→エビ固め |
葉月● |
スターライト・キッド | コグマ | |
天咲光由 | 羽南 |
ネオジェネシスのスターライト・キッド&星来芽依&天咲光由組とSTARSの葉月&コグマ&羽南による6人タッグマッチ。スピーディーなバトルが期待されるなか、気になるのは葉月の動向。なつぽいのワンダー・オブ・スターダム王座に挑戦し、6度目のチャレンジも戴冠ならず。以後、試合においても沈黙を貫いている。前回の八戸大会では試合開始時にはリング下におり、試合後にはひとりで退場してしまった。葉月の動向が試合にカギを握るか?
入場時、嫌がる葉月にコグマと羽南が半ば強引にポーズを取らせる。試合前、葉月はリングを下りる。コグマが「クマやりたい人」を募るとキッドが出てくるが、キッドは葉月を探す。葉月不在のまま試合が始まると、コグマは天咲の手を引き、天咲は「(クマ)やりま~す」と一緒にクマポーズ。コグマは天咲をコーナーに止めて葉月を呼び込む。葉月が戻ってくると、コグマが背中にタッチしてリングに入れる。STARSが連係で天咲を攻撃し、トリプルドロップキック。天咲がかわすとネオジェネシスとが葉月を捕獲。ピラミッドを作り、ポーズを決める。星来は至近距離から串刺しドロップキックの10連発。天咲が葉月にヒザへのドロップキック、DDT、背中にドロップキック。天咲の突進を葉月がかわしてDDT。葉月はアリーナ後方に下がる。羽南とコグマがキッドと星来に串刺し攻撃、2方向からダイブする。羽南のカバーをキッドが返す。キッドは羽南にコルバタ。キッドは羽南を相手コーナーに追い込み、「出てこいよ!」と葉月を呼び出す。葉月がコーナーに立つとキッドが挑発。羽南のタッチを受けて葉月がゆっくりリングイン。キッドがエルボーを連打し、葉月にクロスボディー、ドロップキック、その場跳びムーンサルトプレス。キッドは「やり返してこいよ!」と訴えるも、葉月は無反応。キッドが得るオb-、星来が「任せろ」と出てきてチェンジを申し出る。星来が葉月にラリアット、ネックブリーカー。星来、キッド、天咲が次々と葉月に串刺し攻撃、3方向からドロップキック。星来が葉月に変型キャメルクラッチ。星来がドロップキックもSTARSがカット。星来が羽南にエルボー、コグマがガンスタン。コグマは「しっかりしろ!」と葉月の背中を叩く。葉月が起きあがり星来をカナディアンで担ぐとコグマと合体ネックブリーカー。葉月が「(キッド&天咲を)落とせ!」と絶叫し星来を捕獲。星来が切り返し顔面へドロップキック。そのままカバーすると葉月が返せず星来が3カウントをゲットした。退場時、先に行く葉月の手をコグマが引っ張る。葉月は振り払うようにして退場した。
星来芽依&スターライト・キッド&天咲光由コメント
葉月&コグマ&羽南コメント
シングルマッチ 15分1本勝負 | ||
〇飯田沙耶 |
9分9秒 ラリアット→エビ固め |
さくらあや● |
STARSの飯田沙耶とコズミックエンジェルズのさくらあやがシングルマッチ。フューチャー・オブ・スターダム王座挑戦を控えるさくらにとって、元NEW BLOODタッグ王者との対戦は絶好の機会。勝敗はともかく、王者・吏南とのタイプこそ異なるものの飯田のパワーを相手にどれだけのものを見せられるか、タイトル戦に向けての期待がかかる。
さくらが「お願いします!」と握手を求め、飯田もクリーンに応じる。さくらがタックル、飯田が首を取ると、バックの取り合い。飯田がヘッドロックに取ると、さくらがロープに振る。しかし、飯田がショルダータックル。さくらはすぐに立ち上がり、エルボーを連打。飯田はロープに振ってショルダータックル。さくらはフォールにいかせず返してみせるが、串刺しボディーアタックを食らう。飯田は逆水平の連打、さくらがこらえてミドルキックの連打。飯田は「倒してみろ!」と挑発し、さらに三ドルの連打を受けて立つ。さくらのドロップキック連発も、飯田が「きかねえぞ!」と受けて立つ。さくらの突進を止めて飯田がボディースラム。さくらが返すと、飯田は逆エビ固め。飯田の突進をさくらがかわして串刺しで後ろ回し蹴り、ドロップキック。飯田が返すと、コーナーのさくらを止めて中央に持っていく。さくらが切り返してミドルキック。飯田が返すと、さくらは三角絞めへ。飯田がリフトアップし、マットに叩きつける。さくらがスライディングをかわして再び三角絞めでギブアップを迫る。飯田がエスケープすると、さくらがノーザンライト、返されると、「まだ!」と叫んでコーナーからジャンピングニーアタック。返した飯田に、さくらは「起きろ!」と叫んでミドルキック連打。飯田が突進を止めてマットに叩きつけるが、さくらがカバーを反転し、丸め込みの連続。しのいだ飯田の突進をさくらが止めて、逆さ押さえ込み狙い。飯田がこらえてブレーンバスター、ラリアット。さくらが返すと、飯田の突進にハイキック、飯田がラリアット連打。さくらが返すと、飯田は「さくら!」と叫んでもう一発ラリアット。さくらが返せず、飯田が勝利した。
飯田沙耶コメント
さくらあやコメント
3WAYバトル 15分1本勝負 | ||
〇AZM |
7分36秒 あずみ寿司 |
鹿島沙希● |
※もう一人は月山和香
ネオジェネシスのAZM、ゴッズアイの鹿島沙希、E neXus Vの月山和香による3WAYマッチ。曲者揃いのなか、最後に勝ち名乗りを受けるのは?
鹿島がゴングと同時にAZMに「お願いします。ハイスピードタッグ組みましょう。チームハイスピードとして」と申し出る。AZMが握手をし、月山を鹿島とともにロープに振りまくる。振っている鹿島にも疲れが見えるなか、月山がタイムをかける。すると鹿島がAZMをカバー。レフェリーにカウントが遅いと抗議すると、AZMが鹿島を押さえ込み高速カウント。なんとか返した鹿島はリング下に避難。鹿島はリング下で月山ともみ合う。そこにAZMが割って入り鹿島をリングに戻す。AZMは鹿島にミサイルキック、腕固め。鹿島が月山を呼び込み、月山がカット。月山は2人へ交互にヒップバット。月山がまとめてヒップアタック、鹿島がかわしAZMのみにヒット。鹿島は「ダブルいくぞ」とAZMを呼び込み月山を捕獲、「お願いします!」とAZMにダイビングフットスタンプを打たせる。と思いきや、コーナーのAZMを落として月山をカバー。そこにAZMがダイビングフットスタンプ。月山がまとめて2人を押さえ込む。月山はAZMにエルボー連打、AZMがまとめてジャックナイフ。AZMと鹿島が共闘し月山にクローズライン。と見せかけ、AZMが鹿島をカバー、月山がカットしAZMをカバー、返されるとエルボー連打、AZMが先を読んでエルボー、月山がフェースクラッシャー。月山はAZMを起こして極楽ドンを決める。リングサイドで鹿島はダウン状態。月山がコーナーに上がると鹿島がカットに入るが、AZMがハイキック、月山にバズソー。月山が返すと、AZMはダイビングフットスタンプ投下、鹿島がAZMにドロップキック。そのまま月山をカバー。AZMが割って入り、鹿島にあずみ寿司。これで3カウントが入り、AZMの勝利に終わった。
AZMコメント
鹿島沙希コメント
3WAYタッグバトル 20分1本勝負 | ||
〇岩谷麻優 |
8分52秒 回転足折り固め |
HANAKO |
向後桃 | 梨杏● |
※もう一組は渡辺桃&小波
STARSの岩谷麻優&向後桃組、H.A.T.E.の渡辺桃&小波組、E neXus VのHANAKO&梨杏組が3WAYのタッグマッチで対戦。前回の八戸で舞華、前々回の青森で白川未奈とシングルで対戦した梨杏は、八戸大会の試合後、EXV入りを表明。それにより、この試合は梨杏のEXV所属第1戦となる。複雑な試合形式だが、梨杏には弾みをつけたい試合。HANAKOとのタッグでユニット入りを印象付けたい。
向後、梨杏が先発に名乗りを上げる。H.A.T.E.からは小波、と思わせリングを下りる。試合は、向後と梨杏のままスタート。向後はヘッドロック、梨杏がロープに振るとドロップキック、向後もドロップキック。岩谷が入り、STARSが梨杏をロープに振って連係で攻撃。しかし、ドロップキックの挟み撃ちをH.A.T.E.が足を引いて阻止。小波がドロップキック、梨杏をロープに固定し、2人で攻撃。小波の片足カバーを梨杏が返す。桃がミドルキック連打、「このクソチビが!」とボディースラム、顔面を踏みつけ「やり返してみろよ」と挑発する。梨杏が向かっていくと、桃は「なめてんのか!」と蹴り返す。梨杏がエルボー連打。桃がサッカーボールキック。梨杏が返すと、桃の突進に向後がドロップキック。向後と桃がエルボーの応酬。梨杏が割って入ると、向後と桃がともにコーナーに振る。桃がコーナーに向後を追い込むと、梨杏がまとめてドロップキック。HANAKOが桃、向後、岩谷、小波にショルダータックル。向後を担いで桃、小波、岩谷に当てていく。さらに次々と串刺しショルダーアタック。梨杏が岩谷にクロスボディー、ボディースラムを狙うと、桃がカットし岩谷にブレーンバスター狙い。その背後から梨杏がドロップキック、桃にフィッシャーマン、串刺しエルボーアタック、「岩谷いけ!」と命令。岩谷の突進を桃がかわすと、岩谷が「梨杏行け!」と串刺し攻撃を指令。梨杏の突進から、梨杏が岩谷を丸め込む。岩谷が返すと、向後が岩谷とのダブルを呼びかける。梨杏がかわすが岩谷がトラースキック、向後がボディーアタック、岩谷がミドルキック。梨杏が返すと、岩谷はフィニッシュ宣言。フルネルソンの構えにいくが、H.A.T.E.がカットしダブルの蒼魔刀。桃が梨杏にPK、HANAKOがカットすると、小波が延髄蹴り。桃と小波が梨杏を捕まえる。岩谷と向後がトラースキックでカットし、ダブルで619、岩谷が回転足折り固めで押さえ込むと3カウントが入った。
岩谷麻優&向後桃コメント
6人タッグマッチ 20分1本勝負 | ||
舞華 |
13分43秒 サンダーストラック→エビ固め |
朱里 |
白川未奈 | 八神蘭奈 | |
〇ジーナ | レディ・C● |
舞華&白川未奈&ジーナ組のE neXus Vと朱里&レディ・C&八神蘭奈組のゴッズアイが6人タッグマッチで激突。それぞれのユニットが持ち味を駆使して勝利を狙う。EXVはベストトリオだけに、ゴッズアイのチームワークがキーポイントになりそうだ。
八神が先発を買って出ると、ジーナが出てくる。ロックアップと見せかけジーナが腕を 取りにいくと、八神が取り返す。ジーナはレフェリーを利用し抜け出すと、八神の脇腹にフットスタンプ。八神がロープに振るとジーナがショルダータックル。八神にアームホイップをさせずに持ち上げる。八神が切り返すと、ジーナがショルダータックル。舞華が介入し、ジーナが旋回式バックブリーカー、舞華も八神を持ち上げて振り回す。そこに白川がドロップキック。白川が八神をかいくぐりグラビアポーズ、カットしようとした八神をかわしてサッカーボールキック、吊り天井、ドラゴンスリーパーに移行。舞華が八神にボディースラムを連発。八神が返してエルボー連打で向かっていく。舞華は「もっとこい!」と受けて立つ。八神がさらに連打すると、舞華は「少しは強くなったな!」とエルボー、一発で倒すが八神がコーナーに追い込み、ミドルキックからサッカーボールキックを食らわす。朱里が舞華にドロップキック、白川、ジーナが入ってくると次々とコードブレイカー、舞華にネックブリーカー。舞華が返すと、朱里とエルボーの打ち合い。「舞華久しぶり!」「相変わらず元気だな!」と言葉での応酬も。朱里がミドルキック連打で舞華をダウンさせるが、舞華がカウンターでパワースラム、スライディングラリアット。白川が朱里にラリアット、延髄斬り。朱里が返すと、八神と合体。しかし白川が分断し、朱里に足4の字固め、舞華とジーナが援護する。白川が4の字を継続も、朱里がエスケープ。白川のラリアット狙いを朱里が阻止してマットに叩きつけ、サッカーボールキック。レディが白川にショルダータックル連打。レディのコブラツイスト狙いを白川が阻止してドロップキック。白川と舞華が合体ボディープレス。ジーナがレディへエルボー、ドロップキック。レディが返すと、ジーナがダブルアームスープレックス、串刺しドロップキック。返したレディが逆水平、ジーナがチョップでやり返す。レディが対抗するも、チョップの打ち合いからジーナが連打でダウンさせる。八神のアシストからレディがニードロップ。ジーナが返すとバックキック、こらえたレディがビッグブーツ、ネックブリーカー。レディのチョークスラムを切り返し、舞華と合体でショルダータックル。舞華とジーナが八神を捕らえてマットに叩きつける。ジーナが「オワリ」と宣言もレディがこらえてチョークスラム。しかし、舞華のカットが間に合う。EXVがビーナスタワー。ジーナがあらためて「オワリ!」とフィニッシュを宣言し、サンダーストラック。レディが返せず、3カウントが入った。
舞華&白川未奈&ジーナコメント
6人タッグマッチ 20分1本勝負 | ||
安納サオリ |
10分51秒 トロピカーナ |
刀羅ナツコ |
〇水森由菜 | 上谷沙弥 | |
玖麗さやか | 琉悪夏● |
コズミックエンジェルズの安納サオリ&水森由菜&玖麗さやか組とH.A.T.E.の刀羅ナツコ&上谷沙弥&琉悪夏組が6人タッグマッチで激突。大荒れの展開が予想されるなか、ナツコと上谷の共闘は新鮮。そこをどうかいくぐりコズエンが勝機を手繰り寄せるか、それともH.A.T.E.が圧巻の勝利を見せるか。また、この試合は翌日のアーティスト王座戦に向けての代理戦争でもある。
安納がコールされたところで上谷に突っかかり、コズエンもH.A.T.E.に向かっていく。しかしH.A.T.E.がすぐに分断しナツコと琉悪夏が蔵を攻撃、上谷も加わり孤立させる。ナツコが玖麗に串刺し攻撃。玖麗がかわしてドロップキック連打。ナツコがかわすと玖麗も突進をかわし、エルボー連打、ドロップキック。玖麗はボディースラムを狙うが、ナツコが切り返して反対に叩きつけ、セントーン、逆エビ固め。玖麗の手がロープに届きかけるが、上谷が蹴飛ばしてナツコが中央に引き戻す。上谷がコーナーでストンピング連打、顔面を踏みつける。ロープに固定すると、ナツコも加わり玖麗を攻める。上谷は片足でカバー、返されると控えのコズエンをリング下に落とす。上谷は玖麗を「成長してんのかオマエ」「変わったか」と挑発、エルボー連打を「全然きいてねえよ!」と受けて立つ。上谷がエルボーで倒すと、玖麗がかいくぐってドロップキック。安納が上谷をかいくぐるがナツコが止める。しかし安納は上谷、ナツコを鉢合わせにしてミサイルキック。安納と上谷が蹴りをかわし合う。上谷がニールキックをヒットさせ、安納にフィッシャーマンの構え。安納がかわして延髄斬り。上谷がレフェリーを利用しドロップキック。琉悪夏が安納に串刺しボディーアタック、ショルダータックル。琉悪夏の突進に安納がビッグブーツ。水森が琉悪夏とショルダーをぶつけ合う。琉悪夏が打ち勝つが2カウント。琉悪夏がコンプリートショット、フェースロック。しのいだ水森がドロップキック、ショルダータックル、ダイビングショルダータックル。乱入のH.A.T.E.が次々と水森を攻撃し、琉悪夏がフィッシャーマン。水森が返すと琉悪夏はフィニッシュを予告してコーナーへ。そこに安納が入ってフィッシャーマン、玖麗がドロップキック、水森がラリアット。琉悪夏が返すと、水森がネックブリーカー。しかし、上谷がカットする。玖麗のスピアをナツコが受け止めラリアット。ナツコと琉悪夏がサンドイッチラリアット、上谷が二段蹴りを水森へ。琉悪夏がチョークスラムで叩きつけるが、カットされる。10分経過。琉悪夏がボックスで水森を殴打。水森がかわし、安納のアシストから水森が丸め込むと3カウントが入った。琉悪夏は腹いせのボックス殴打もあとの祭り。
水森「ゆなもんがトロピ勝った! 琉悪夏、オマエ悪いことばっかりして、私がいままでやられた悪いこと許してないし、またあたっても、私がオマエからトロピ勝つ」
琉悪夏が水森を蹴飛ばす。
安納「琉悪夏、ナツコ、上谷。明日、私、なつみ、たむの最上級のトリオってものを見せてやるよ」
上谷「明日、私たちH.A.T.E.が、アーティスト新チャンピオンになるんだよ。せいぜい今のうちに吠えときな」
安納サオリ&水森由菜&玖麗さやかコメント
刀羅ナツコ&上谷沙弥&琉悪夏コメント
タッグマッチ 30分1本勝負 | ||
〇鈴季すず |
16分28秒 テキーラショット |
中野たむ● |
テクラ | なつぽい |
コズミックエンジェルズの“メルティア”中野たむ&なつぽい組と鈴季すず&テクラ組がタッグで対戦。10・5名古屋でのワールド・オブ・スターダム王座戦を控える中野と鈴季にはタイトルマッチへの前哨戦となる。前回の八戸大会でも前哨戦がおこなわれ、王者・中野が挑戦者・鈴季から直接フォールを奪い取り、2度目の防衛に向けて弾みをつけた。それだけに、前哨戦とはいえ鈴季にはまけられない闘いとなる。大一番に向けての駆け引きが展開されそうだ。また、ワンダー・オブ・スターダム王座初防衛後、王者・なつぽいの前に現れなにやら耳打ちをして去っていったのがテクラ。この行動が何を意味するのか、直接対決で明らかになる?
テクラが鈴季を制するようにして先発、なつぽいと対峙する。ロックアップでの力比べでテクラが追い込み、クリーンにブレイク。なつぽいが突っかかりロープに追い込むと、慎重にブレイクする。手四つの構えからテクラが腕を取ると、なつぽいも取り返す。腕の取り合いからテクラがヘッドロック。なつぽいがロープに振ると、威嚇し合って睨み合う。中野と鈴季が対峙。鈴季のエルボーに中野もやり返す。鈴季がリング下に落として客席に叩きつける。場外の別方向では、なつぽいがテクラを攻撃。鈴季は傘を持ち出し、中野を殴打。中野がやり返して鈴季を客席に投げつける。鈴季が場外マットにボディースラム。鈴季が15カウントで中野を戻す。テクラが鉄柱になつぽいを叩きつける。鈴季がロープを利用し中野を攻撃。タッチをかわしてテクラがリングイン、中野の顔面を踏みつけるとブレーンバスター。中野が返すと、テクラはインディアンデスロックからブリッジ。そこに鈴季がロープ間を往復し、ドロップキックを叩き込む。中野と鈴季がエルボーの応酬、なつぽいが入り中野とダブルのドロップキック、ダブルのネックブリーカー。なつぽいが鈴季へドロップキック、鈴季がサッカーボールキック。テクラがなつぽいにダイビングボディー。アタックエルボーの打ち合いで、なつぽいが先に打ちまくる。なつぽいが挑発すると、テクラはコスチュームのベルトを持ち出す。しかし、それを投げ捨て「コイヨ!」と挑発。テクラがカウンターのエルボー、ビッグブーツ。なつぽいのダッシュをテクラがかわす。なつぽいもかわすと、テクラが手を引きトラースキック。なつぽいがバックキック連打、テクラがスピア。中野と鈴季が蹴りのかわし合い。バックを取り合うと、鈴季がエルボー、中野がスピンキック、ニーアタック。10分経過。中野がコーナーに上がるとテクラが足を引き、鈴季も上がって雪崩式フランケン、ニーアタック。鈴季がバックを取ると中野がロープへ。テクラがエルボーを入れて鈴季がジャーマン狙い。こらえた中野がなつぽいと突進。鈴季とテクラが止めるが、メルティアがカウンターのトラースキック、場外へプランチャで飛ぶ。中野が鈴季をリングに戻しジャーマン。しかし、鈴木が返してみせる。中野となつぽいがコーナーへ。中野がニーアタック。なつぽいがフェアリアルギフト投下。中野がバイオレットシューティング。しかし、テクラのカットが成功。中野は鈴季にタイガーの構え。鈴季がこらえてハイキックが交錯、鈴季がジャーマン、中野がバックを取ると鈴木が丸め込む。鈴季がテキーラを狙うと中野がスピンキック、顔面を蹴り上げる。しかし鈴季の肩が上がる。15分経過。中野がタイガー狙い、鈴季が切り返すと、蹴りをかわして丸め込む。テクラがカットしたなつぽいを場外に送り出す。鈴季が蹴りの連打を見舞うが、2カウント。中野がバックドロップ、鈴季がテキーラショット。なつぽいのカットも間に合わず、鈴季が中野から3カウントを奪ってみせた。
鈴季「おい、どうだ? オマエが言う、ぬるま湯に負けた気分はどうだ?」
中野「ぬるま湯に負けてサイテーの気分だよ! でもさ、ひとつ言わせて。アンタ昨日、おとといか、言ったよね。たむのせいでお先真っ暗だって。言わせてもらうけど、真っ暗闇から抜け出せなかったのは、ほかの誰のせいでもない。アンタ自身が立ち上がらなかったからだろ? たむだって、どんな真っ暗闇、どん底、何度も突き落とされてきたけど、何度も何度も這い上がってやっと、このベルト取り戻せたんだよ!」
鈴季「そのさあ、オマエが言う、ふつう? ねえ、オマエの口からさ、そういう言葉が出てくるってことは、赤いベルトできなくてゴメン、たむのせいでゴメン、その言葉は私への謝罪の気持ちじゃない。オマエが自分自身を守るための言葉だったんだよ。オマエも一生ひねくれてそういって文句言ってろ。オマエは一生自分で自分のことを守り続けて生きてな」
中野と鈴季が乱闘。中野はベルトを手に退場。
なつぽい「テクラ、テクラ、ぽいは今日みたいなテクラとずっと闘いたかった。ベビホワイトかけてテクラと闘いたいと思う。テクラどう思う?」
テクラ「ジャアワカッタ。ベルトノタメニタタカウンジャナイ。ナツポイトテクラノモノガタリノタメニタタカイマショウ」
なつぽいが手を差し出すとテクラが応じて握手。
なつぽい「バイポーイ」
なつぽいが退場。
鈴季「なんかこういうテクラ久しぶりじゃない? (テクラに)オマエも、オマエも頑張れよ」
テクラが鈴季の呼びかけに応じて退場。
鈴季「ということでみなさん、鈴季すずが中野たむに勝ったことは今日事実。事実ですよね! 赤いベルトにさあ、挑戦して、私は、いやスターダムを変えたいとかじゃない。このプロレス界を変えたいんだよ。もっともっと、もっともっとプロレス界を刺激的なものにしてやるから、仙台のオマエらも、世界中のオマエらも、全員これからの鈴季すずに乞うご期待!」
鈴季すずコメント
「自分で自分のことを守ってばっかり。テメエは一生そういう人間なんだよ。笑わせんなよ。冗談は顔だけにしろよ、バカヤロー。これで鈴季すずが中野たむからベルト取るってことは確定したっていうことで、あんなヤツが持ってるより鈴季すずが持ってる方がおもしろいっしょ」
テクラコメント
「タシカニソウイウシアイ、ナツポイトシナイトイケナイ。ワカンナイダケド、ホントノココロノソコヲサラケダセルキガスル。ハズカシイダケド、H.A.T.E(だけど).、タイトルマッチタノシミ」
中野たむコメント
なつぽいコメント