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NACHRICHT
2026/07/23
コラム

なつぽい 来年1月3日での現役引退を電撃発表!「いつも驚かせてばかりですみません」

〝ハイスピード・フェアリー〟なつぽいが7月23日(木)、来年1月3日の横浜武道館大会で現役を引退すると電撃発表した。

都内のブシロード本社で行われた会見には、アイボリーのドレスワンピース姿で登壇。自らの口で来年1月3日での現役引退を発表するや「プロレスラー人生に区切りをつけ、新たな人生を歩もうと思い、決断いたしました」と明かした。7月18 日の大田区大会では「今世紀最大の挑戦」と位置づけIWGP女子王者の朱里に挑戦。ベルトにはあと一歩届かず、試合後は意味深に「P」の文字が入ったニーパットをバックステージに残していた。

「最後にシングルとしての花を咲かせたいという思いで、このベルトに挑戦させていただきました。このベルトを巻いても、巻くことができなくても、この引退という決断をしておりました。巻いたときには、このベルトを持って最後まで駆け抜けようという気持ちでいたので、もう今は本当にこう、悔しい気持ちでいっぱいなんですけれども、引退という決断は変わりませんでした」

会見に同席した岡田太郎社長は、IWGP女子王座戦前から引退の意向を聞いていたという。だが、まだまだ現役で活躍してほしいとの思いから「挑戦して取ったらもっともっと続けるっていう気持ちが湧くんじゃないか」という期待も込め、今回の王座戦を組んだという。

「本当に彼女らしいというか、いつもまっすぐ。それこそ結婚をこちらに打ち明けていただいた時もそうでしたし、常にその時々で出せる全力を出して選手活動をしてきたなつぽい選手なので、今回の引退もそう簡単には気持ちは変わらないだろうなと思いながらも、どこかで期待する自分もいました」(岡田社長)。

結果的にベルトは取れず、なつぽいの意思も変わらなかったが、「まだまだ選手としてもっともっと上を目指せるっていう状況であることには変わりないと私は思っていますが、次の人生と言いますか、プロレスに区切りをつけて、しっかりできるうちにというところで、この決断は尊重したいなと思います」(同社長)という。

2027年1月3日の横浜武道館大会「STARDOM NEW YEAR DREAM」をなつぽいの引退記念大会として行う予定。詳細は決まり次第、発表される見込みだ。

この後、質疑応答タイムに。なつぽいとの一問一答は以下の通り。

――引退を決意した根本的な理由は

なつぽい プロレスラーとして12年間走ってきましたけれども、いろんなことに挑戦させていただいたりとか、いろいろな経験もさせていただいて。今年、結婚発表もさせていただいて、なんか次の人生を考えるようにもなってきていまして、その中でプロレスラーとはまた別の人生を歩みたいなと考えたのがきっかけです。

――最後の試合で戦いたい選手は

なつぽい もう本当に戦いたい選手はいっぱいいるんですけれども、私はサプライズが好きなので、ここ(会見)ではまだ言わないでおこうかなと思っています。

――今パっと思い浮かぶ一番の思い出は

なつぽい うーん。本当に選べないですね。戦いでいったら本当に思い出のある戦いがいっぱいあるんですけど、でも今、なんか思い浮かぶのは、本当にそばで…ずっと支えてくれたコズエン(COSMIC ANGELS)のメンバーだったりとか、たむちゃん(中野たむ)の存在だったりとか…。なんか巡業で、すごい苦しい中でもホテルでみんなでいろいろ語り合ったりした時間だったりとか…。なんかそういうのが込み上げてきます。でも本当に、プロレスって本当に苦しいこととかつらいことがたくさんあるんですけど、リングに立つと、「なつぽい! なつぽい!」って皆さんがかけてくれる声だったりとか、そういうのも本当に普通に生活していたらないことじゃないですか。そういう場にいさせてもらえたってことは本当に幸せだったなって思います。

―-引退ロードで、何かやりたいことはあるか

なつぽい 戦いたい人とか組みたい人とかっていうのもいっぱいあるんですけど。夫婦タッグとかやりたいですね(笑い)。

岡田社長  もうこれはね、対戦相手も選ぶので(笑い)。しっかりと計画したいですね。

なつぽい  はい(笑い)。なんかそんな挑戦もしたいな、なんて思います。やりたいことは全部、やれる限りやりたいなとは思ってます。

――コズエンのメンバーや鷹木信悟選手に報告したときはどういう反応だったか

なつぽい コズエンは、(安納)サオリはもう最初に知ってて、「いや〜!」みたいな感じだったんですけど、でも本当にこう、なつみの決断っていうことで背中を押してくれて。コズエンのメンバーもみんなそんな感じで、はい。コズエンのメンバーもみんなそれぞれが今すごく輝いていますし、もう何の心配もないんですけど、みんなすごく心強いメンバーなので背中を押してくれました。鷹木さんは相談というよりは、もう私は本当に自分で決めて、自分の決断を報告するみたいな感じなんですけど、「もう、なつみのやりたいようにやりなさい」っていうふうに、どんなことでも本当に背中を押してくれるので。今回の決断も、「頑張ったね」っていう感じで見守ってくれつつ、背中も押してくれました。

――IWGP女子王座を懸けて戦った朱里選手には、引退の話はしたのか

なつぽい 話しました。「そっか」って、ビックリというよりは、かみ締めるような感じの印象だったんですけど、「すごい寂しい」みたいな感じのことは言ってくれました。「最後までなつぽいらしく、まっすぐ自分の道を突き進んでほしいな」っていうような言葉をもらいました。

――引退後は完全に一般人なのか、OGという形で今後もイベント等にかかわっていくのか

なつぽい レスラーではなくなるんですけど、このオーラは隠しきれないと思うので(笑い)。一般の何かをするっていうのはちょっと今分かんないんですけど、何かできることがあるなら何でもしたいなっていう気持ちでいるので、何かあれば。

岡田社長 まだまだファンの皆さんも会いたいとか、いろいろファンの皆さんに届けることが、レスラーじゃなくても何かできる方だと思っているので。スターダムの仕事はもちろんですが、どんどん他の仕事も受けていきたいですし、サポートできるタイミングがあれば全社を挙げてサポートしていきたいという気持ちはあります。なつぽい選手のことだから「暴れたくなったらいつでも」という気持ちもありますので(笑い)。そういったところは、まずはいったん区切りをつけてから、いろいろ話をさせていただければなと思ってます。

――IWGP戦で勝ったら選手生活は続けていたか

なつぽい この決断は揺るぎなくて、もし巻いていたとしても変わりはなかったかなと思います。防衛戦でもやりたい相手がたくさんいて、それが引退ロードになるのかなって想像していたんですけど。このベルトを持って引退まで行こうくらいの気持ちで臨みました。ここから5か月、引退を決めたからといってベルトに挑戦してはいけないわけじゃないですよね? 常にチャレンジャーとして歩めたら。

――親友のSareee選手には伝えたのか

なつぽい 「そっか決めたんだな」ってところだったんですけど、定期的に「本当に?」「本当に?」ってLINEをいただいて。「もう決めたよ」と言うと「やっぱ寂しい。実感が湧かない」と言ってくれました。

――プロレスへの未練とか葛藤はなかったか

なつぽい 自分の中で決めたら、もうそこに突っ走ってしまう性格ではあるので、揺らぎはしないんですけど。でもプロレスラーとしてすべてやり切ったかって言ったら、そうではないかなって思っています。それも私らしいのかなというか、人生何が起こるか分からないじゃないですか、この先。何があるか分からないなっていうところも思いながら、一度プロレス人生を終わらせようかなっていう決断は揺らぎないです。

――またプロレスをやりたいなっていう気持ちが自分の中で湧いてくる可能性はゼロではないのか

なつぽい あるかもしれないですね。ないかもしれないです(笑い)。

――今年2回目のサプライズとなったが、ファンに今伝えたいことは

なつぽい 本当にいつも驚かせてばかりですみません。あと約5か月となりましたけど、皆さんに精一杯の感謝の気持ちと、プロレスラーとしてリングの上でのパフォーマンスを思う存分お見せして、最後まで応援していただけるように精一杯頑張りたいなと思っています。サプライズ好きなので、ここから引退までどんなことがあるか分かりませんので、皆さん、ぜひ目を離さずに見ていただけたらなと思います。本当にありがとうございました。

最後に岡田社長は「引退ロードを突き進んでいただく中で、もしなつぽいの気持ちが変わったら、いつでも会社は受け入れます」としつつも、「なつぽい選手はいろいろな経歴でこのプロレス界を渡ってきました。しっかりとファンの皆様の期待にも応えて、そしてなつぽい選手のやりたいこと、悔いがなくしっかりとプロレスラー生活を全うできるようにサポートしていきます」と約束した。

7月19日には誕生日を迎えたばかり。「なつみ(723)の日」に節目の会見を行った妖精が、最後の直線を駆け抜ける。