【一夜明け会見】4.27『カードファイト!! ヴァンガード Divinez presents ALL STAR GRAND QUEENDOM 2025』神奈川・横浜アリーナ大会
4月28日(火)、スターダム事務所にて、『カードファイト!! ヴァンガード Divinez presents ALL STAR GRAND QUEENDOM 2025』(4月27日、横浜アリーナ)の一夜明け会見を開催しました。会見には大会出場選手から5名が登壇。前日の試合を振り返るとともに今後についてもコメントしています。
(MC:市川勝也さん)
▼岡田太郎社長
「まずは昨日、ご来場いただきましたみなさま、配信等でご覧いただきましたみなさま、誠にありがとうございました。動員はスターダム史上最高となる7503人、PPV視聴回数も現在の時点で前回に近い数値ということで、アーカイブ視聴でこちらも史上最高となると思います。
昨日、負けました中野たむ選手におきましては、本人たちの希望通りセレモニーなし、引退記念大会なし、即日引退となります。そのため、今日の出席もございません。ファンのみなさんにはやめてほしくないという気持ちがあったと思います。私たちも同じです。ですが2人の選択を尊重したいと思います。
それからあえて言いますと(敗者引退マッチを)会社が決めたとか、やらせたとか、そういうことははっきり言って違います。会社の責任はありますが、巷のドラマのような誰かがやらせたということはございません。そのは2人の覚悟、意思を尊重していただきたいなと思います」
▼玖麗さやか(5.11後楽園で上谷沙弥のワールド・オブ・スターダム王座に挑戦)

「(タイトルマッチ調印書にサイン)シンデレラトーナメント優勝の願いごととして、挑戦をお願いしました。最初は違う願いを考えていました。でも、その願いはいろな人の覚悟や気持ちを踏みにじるものだなって考え直して、この願いをさせていただきました。
たむさんも上谷さんも私にとって特別な存在で、だからこそ2人と闘うことに意味があると思っていて。でもたむさんは昨日、夢のように、幻のように消えてしまったので、昨日はいっぱいいっぱい泣いて、いっぱいいっぱい考えて、たむさんが残してくれたスターダム・ドリームのかけらを私が拾い集めて、必ずスターダム・ドリームを叶えるって決めました。ワールド・オブ・スターダム挑戦は、今の私の覚悟のすべてです。上谷さんにもこの覚悟を伝えたいと思います。そして、たむさんに胸を張れるようなスターダムの未来を私が作るんだということを証明します」
▼スターライト・キッド
「昨日、3度目の防衛に成功しまして、NEO GENESISのリーダーにもなりました。昨日の横浜アリーナ大会、スターダム史上最多観客数、7503人! 本当にたくさんのご来場ありがとうございました。その中でAZMとセミで防衛戦ができたというのはめちゃくちゃ嬉しかったです。究極の闘い、楽しんでいただけましたか? やっぱり私の世界最高峰の相手との闘いは楽しいなって思ったし、何度でも闘いたいと思いました。だけど今は隣にいてほしいなって。薔薇も受け取ってくれたし、ハグもしたし。今は隣だけど、エターナル・フォーである限り、時にはシングルもしたい。次シングルやる時は何のベルトがかかってくるのか。私たちの闘いは永遠に続くので、これからもSLKvs AZMを見続けていただけたらと思います。
昨日はいろんな動きがありましたね。それでも、何があったとしても、私たちの闘いがあればスターダムは大丈夫だって証明し続けたいですし、それを一番伝えたかったです。
あとは(中野)たむちゃんに触れていいですか。たむちゃん、画面越しになっちゃうけどお疲れ様でした。前哨戦で最近3回くらい組んだんですけど、耳打ちしてくれた約束を果たしてくれなかったのは根に持ちます。でも、スターダム愛がこれだけあるたむちゃんだから、これからもスターダムを見守り続けてくれると思ってるので。寂しい気持ちはあるんですけど、STARS時代から今までありがとう」
▼スターライト・キッドvsHANAKO(5.21後楽園ホール、ワンダー・オブ・スターダム選手権試合)調印式

HANAKO「昨日のランブルに勝利してベルトへの挑戦権を得たんですけども、私は白への挑戦を選びました。理由は(白川)未奈が巻いてたからです。未奈がいなくなった今、ジーナでも月山でも梨杏でもなく、この私が(白川の)ポジションに駆け上がって、E neXus Vそしてスターダムを引っ張っていく存在になります。スターライト・キッド、あんたとは1年前の新日本プロレス台湾大会で闘って以来のシングルマッチ。私はあん時の自分とは違うから。絶対にあんたから勝ちます」
キッド「昨日の今日で頭の切り替えができてないんですけど(笑)。HANAKOはスターダムの中で一番でかい。その最大の武器があるのになんかもったいないなって思ってたの。今のHANAKOの印象は、ただデカいやつがコッテコテの関西弁でしゃべって頑張ってる。体格差があるかもしれないけど、1ミリも負ける気せえへんよ、HANAKO」
キッド「(靴を脱いで向き合い)HANAKO、やれんのか? ワンダー・オブ・スターダム」
HANAKO「当たり前やろ」
キッド「頑張ってるHANAKOじゃなくて、自然に大爆発するHANAKOを私は期待してる。1年前の台湾とは違うって言ってたけど、今の私はワンダーチャンピオン。私だって1年前とは全然違うからね。前哨戦から楽しみにしています」
▼舞華

「この度、長期欠場することになりました。理由は、前から痛めていたヒジの内側側副靱帯の再建術ということで。3年、4年前から痛めていて、ドクターから休めと言われても休まず、だましだましでここまでひどくなってしまいました。私は大丈夫だと思ってたし、欠場なんてあり得ないと思ってました。でも昨日の橋本千紘との闘いで、本当に強いヤツは体も心も強いんだろうなって。結局、私は欠場するのが怖かったんだと思います。欠場したら居場所がなくなるんじゃないかと思ってました。その中で昨日の橋本千紘戦が私の背中を凄く凄く押してくれました。
私のわがままで、5月6日の福岡大会まで試合をして欠場になります。欠場期間は半年から1年とドクターから言われてますが、私の治癒力ならそれよりも早く復帰できるんじゃないかなと思っております。マイナスの欠場ではありません。新しく強くなった舞華で復帰したいと思ってますし、仕事もバンバンよこせと会社に言ってるので。私とまったく会えないというわけではありません。ぜひとも、私に仕事をください(笑)」
▼岩谷麻優

岡田「はじめに私のほうからご説明させていただきます。本日4月28日をもって、岩谷麻優選手はスターダムを退団いたします。本件に関しましては、日頃から相談を受けておりました。今のモチベーションはIWGP女子ということで一心不乱に邁進していました。もしこのベルトを失ったらという覚悟を私も本人もしていましたし、昨日の結果を受けて、あらためて昨日、今日と話し合いをしまして、契約終了となります。この決断を尊重して、しっかりと送り出したいと考えております」
岩谷麻優「本日でスターダムを退団することになりました。あの…泣かないようにと思ってたんですけど涙が出ちゃいますね。スターダムを退団する、しないという話は一昨年くらいから話し合いをして。今のスターダムには岩谷麻優が必要だ、スターダムがスターダムじゃなくなる、絶米にスターダムを守らなきゃっていう気持ちでスターダムに残ることを決めて。そこから……なんだろ……スターダムに残ってよかったなと思うし、IWGPにすべてをかけてきて、でも防衛戦のたびに(ベルトを)失ったらやめちゃうだろうなっていう気持ちになりながら、でも絶対負けちゃダメだと思いながら闘って……どうしよ、言葉がまとまらない! 今まではスターダムに甘えてる部分があって。これからもスターダムが大好きという気持ちは変わらない。でももうやり残したことはないかなって。スターダムでやれることは全部やったかなって。IWGPにかけてたから、それを失ったらスターダムとしての岩谷麻優は終わりだなって。大丈夫ですかね? まとまってますこれ?」
岡田「“やめちまえ”でもないし“嫌です、出ていきます”でもないですし。一度“家出”をしたらいいんじゃないかというのが、最終的な落としどころになりました。自分は『家出レスラー』でスターダムと仕事をし始めて、ここで家出レスラープロジェクトも区切りを迎えたのかなという気持ちでいます。気持ちの落としどころとしては、家出をしてもいいんだぞと。巣立ってもいいし、寂しくなったら帰っておいでという気持ちも心のどこかに持って送り出したいと思います」
岩谷「岩谷麻優、14年3ヶ月のスターダム人生、終わりにします。これからはいったんスターダムのアイコンはおしまい、これからは女子プロレスのアイコンになります」