MENU

  • TOP
  • news
  • 2・7大阪大会のワールド王座戦について
NEWS
2026/02/09
INFO

2・7大阪大会のワールド王座戦について


スターダム代表取締役の岡田太郎です。

先日の大阪大会メインイベントでは、上谷沙弥選手とスターライト・キッド選手のワールド・オブ・スターダム選手権試合が行われました。試合途中、チャンピオンの上谷沙弥選手の負傷で試合の時計が止められ、その後、ドクター及びトレーナーの適切な処置の後、試合は続行されました。試合結果は上谷選手が勝利し、防衛となりました。

この判断について、責任の所在を明確にすることが、団体代表の私の役目であると考え、このたび声明を出すことにしました。まず、全責任は団体にあるということは最初に宣言しておきます。その上で、試合の続行可否や裁定はレフェリーに預けていることも事実です。


プロレスリングの試合において、レフェリーの裁量・権限は広く重いのは周知の通りです。たびたび議論に上がる反則裁定もそのうちです。そして、今回のように試合の一時中断、終了させるレフェリーストップやダウン、ノックアウトだけでなく、時には選手生命、そして命そのものにかかわる判断もあります。


今回の判断は、村山大値レフェリーをはじめとしたスターダムの審判部と、医療・トレーナーチームの日頃からの連携の成果であると考えます。上谷選手の異変に気づいた村山レフェリーが試合の時計を止めました。これは、負傷箇所が即座に試合を止める、すなわち選手生命に直結する場所や程度ではなかったことの判断と、過去の事例(2024年の両国大会での虚偽の負傷を利用した勝利)を再発させないための判断でもありました。


同時にスターライト・キッド選手は「前もこんなことあっただろ」と指摘したように、上谷選手の作戦であることも想定して一切気を抜きませんでした。最終的にレフェリーの試合再開宣言中に復活した上谷選手が再開のゴングを待たずに攻撃したにもかかわらず、キッド選手は見事に対応し、その後も一進一退の攻防が続きました。


処置については現場でご説明した通り、上谷選手の脱臼に対しドクターとトレーナーの処置が行われました。タイムストップから再開までの間のやり取りを開示いたします。

•上谷選手の異変に気づいた村山レフェリーが状況を確認しタイムストップ
•すぐさまドクターとトレーナーを現場に呼び込む指示を本部席、セコンド陣営に展開
•ドクターとトレーナーの処置の後、本人への意思確認で試合続行可能と、試合の責任者である村山レフェリーが判断
•大会責任者である岡田へも迅速な共有がなされた後に、レフェリーから会場への説明を行い試合を再開


ドクターとトレーナーは基本的には試合を止める立場です。選手生命に直結する事象の場合は、本人の意思を問わず、即時に止める指示をします。今回の場合はまずそのラインをクリアして、本人の意思確認とレフェリーの判断に至りました。


今回、大阪大会であることなどから、ドクターについては日頃から選手の状況詳細を共有しているメインドクター(東京の大会でもタイミングによってドクターは変わる)ではありませんでしたが、日頃からの連携により判断基準が個人に依存するものではなく、組織で判断できる体制になっていたことが証明されたと考えます。


それでも、レフェリーをはじめ現場にかかわる人間の負担は大きいです。先日の『日本プロレスリング連盟』における講習会も、今回の判断に大きく影響を与えました。


選手の技術も日々向上していると同時に、進行運営にかかわる人間や体制も進化しなくてはいけません。改めてその責任を重く受け止め、今後も選手が安心してそのパフォーマンスを発揮し、ファンのみなさまが熱くなるようなリングをつくっていく努力を一同惜しまずに、日々の運営を大事にしていきます。


                          

2026年2月9日
株式会社スターダム代表取締役 岡田太郎