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MATCH REPORTS
2025.04.10

『STARDOM in OSAKA 2025 Apr.』

タッグマッチ

1528

上谷沙弥:旋回式スタークラッシャー→片エビ固め

MATCH REPORT

H.A.T.E.の上谷沙弥&琉悪夏組と中野たむ&スターライト・キッド組がタッグで激突。中野とキッドはユニットの枠を超えての越境タッグ結成となる。上谷と中野は4・27横浜アリーナに向けての前哨戦。8日の会見では、敗者引退をかけたワールド・オブ・スターダム王座戦に加え、セコンドの介入が許されないノーセコンドマッチとしておこなわれることが発表された。また、会見にて中野が「後日あらためての引退試合なし、引退ロードなし、セレモニーもなし、負けたら即引退!」と宣言。それを受けて初めての直接対決。大一番に向けて主導権を握るのはどちらか? また、AZMとのワンダー・オブ・スターダム王座戦が決定したキッドには、前回の防衛戦、3・15大田区以来の復帰戦。「絶対に負けたくない」上谷を前にしながらも、4・27横浜アリーナでのタイトルマッチに向けて調子を上げていく作業が求められる。
赤コーナーにはコズミックエンジェルズ、ネオジェネシスのセコンドがつく。キッドと上谷が睨み合い。キッドがコーナーに下がろうとすると、上谷が襲いかかり場外戦に。上谷が中野を客席に投げつけ、H.A.T.E.が大挙してキッドを攻撃。琉悪夏がキッドをリングに入れて、上谷がストンピング、コーナーに追い込み顔面を踏みつける。キッドが仁王立ちの上谷にエルボー連打。上谷がネックブリーカーからフェースロック。キッドがエスケープし、中野が上谷にエルボー連打。上谷は中野を場外に送り出し、キッドをロープに固定して攻撃する。上谷はエプロンでキッドにカカト落とし。キッドと琉悪夏がキッドに連係攻撃、上谷のフットスタンプから琉悪夏がセントーン、フェースロック。中野がカットするが、上谷が場外に送り出す。琉悪夏は、キッドの肩を踏みつけて攻撃。琉悪夏がロープに振ると、キッドが反転してボディーアタック。中野が琉悪夏にダイビングボディーアタック。琉悪夏が返すと、中野の突進を上谷が妨害。中野が2人をかいくぐり、ドロップキック。琉悪夏はフィッシャーマンを狙う。こらえられるがフェイントをかけてエルボー、ショルダータックルで吹っ飛ばす。上谷が中野にスワンダイブ式ボディーアタック。中野が返すと、上谷とエルボーの打ち合い。上谷が乱打し、中野が崩れ落ちる。中野が、仁王立ちの上谷に向かいエルボー連打。上谷が崩れ落ちエルボーから突進、中野がエルボー。上谷がかいくぐり、ニールキック。中野がカウンターのスピンキック。両者ダウン状態から中野がキッドにタッチ。キッドは上谷にドロップキック、ストンピング連打、顔面をマットに叩きつけ、ニークラッシャー、その場跳びムーンサルト。上谷がキッドの突進をかわし、琉悪夏と次々に串刺し攻撃、上谷がビッグブーツ、フィッシャーマン。10分経過。上谷と琉悪夏の突進を中野とキッドが止めてニーアタックの競演。キッドが上谷、中野が琉悪夏に向けてプランチャで飛ぶ。上谷が戻され、キッドが619,中野がジャーマン、キッドがストレッチマフラー、黒虎脚殺。しかし、上谷がエスケープ成功。キッドは上谷を引き起こす。上谷が先にエルボー。キッドはヒザを蹴飛ばす。上谷がエルボー、キッドがヒザに蹴りの応酬。上谷がエルボー連打、キッドが倒れ込む。キッドが立ちあがり、ヒザにドロップキック、頭部にもドロップキック。琉悪夏がダッシュを妨害し上谷がスピンキック、フィニッシュを宣言し、スタークラッシャー狙い。キッドがこらえて中野がトラースキック、キッドがストレッチマフラー、黒虎脚殺。しかし琉悪夏がボックスで殴打、ボックスを取られるも中野にはラリアット。上谷が先走るな上谷からキッドを押さえ込む。15分経過。上谷がスタークラッシャーを旋回式で決めるとキッドが3カウントを奪われた。
上谷「おいキッド、まだ万全じゃないんじゃない? まだ休んだらどう?」
キッドが氷嚢を投げつける。
上谷「子猫ちゃんは、サッサと帰りな」
キッドが退場。
上谷「このグッチャグチャでどろどろの感情を、4・27横浜アリーナで全部オマエにぶつけてやるよ! 引退するのは中野たむ、オマエだ!」
中野「せいぜい好きに言っとけよ。消えるのは、アンタだ! せいぜいあいさつ回りでもしとけ!」
中野が退場。
上谷「この赤いベルトとともに、まだまだ私が、プロレス界メチャクチャにしてやるよ! しもべたちよ、ひざまずけ。永遠にさようなら」

キッド「まず、無事復帰しました。約1カ月間ですかね、お待たせしてしまったんですけど、またたむちゃんとタッグがこうして組めるとは思ってなかったので。でも、前回負けちゃって、今日も私が負けちゃって、ちょっとこのタッグ勝てなかったのがメチャ悔しいです。あと、上谷とね、赤いベルト、私はワンダーチャンピオンとしてこれだけ意識してるのに、上谷に私が負けというのがちょっとワンダーチャンピオンとして情なくて、最後、ちょっといい返す言葉もなかったです。でも、私、ワンダーチャンピオンなので防衛戦で見せて、上谷に試合で言い返してやりたいと思います。白井ベルトと言えば。今日赤の前哨戦でもあったわけで、横アリに向けてみんな突っ走ってるところなんですけど、本当はね、私は上谷ともたむちゃんともシングルマッチがしたいんだよ」
中野「大丈夫、約束したでしょ。感らず勝って帰ってくるし、そのためには、こないだ約束した。キッちゃんもしっかり白いベルト守って」
中野がキッドに耳打ち。
中野「うん、約束破ったら、その耳ちょん切るからね。チョキチョキチョキ」
キッド「う、サイコパス…サイコパス…」
キッドが逃げるように退席。中野も追いかけるように退席する。

「おいキッド、復帰したようだけどさあ、まだまだ万全じゃないんじゃなあい? いつものキッドの勢いってものは、どこに行ったのかなあ? 子猫ちゃんは、まだ休んでた方がいいんじゃなあい? で、4月27横浜アリーナまで3週間切ったわけだけど、この自分の中のグチャグチャでドロドロな感情、やっぱり中野たむにぶつけるしかないんだよ! この感情すべてを4・27横浜アリーナですべてぶつける。中野たむ、引退するのはオマエだ!」