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Rapports de correspondance
2025.12.18

なつ&さおりーpresents なつ&さおりー VS チーム200kg 最初で最後の決戦

Match de balise spécial

CONTRE

  • Hashimoto Chihiro

    GAGNER
  • Yuu

1615

橋本千紘:上四方固め

※フェアリーブリンクを切り返しての上四方固めで抑え込み勝利

Rapport de match

安納サオリ&なつぽいの希望により、現センダイガールズタッグ王者“チーム200キロ”橋本千紘&優宇組との対戦が最初で最後の実現。大会じたいも、このカードをおこなうため急きょ決定されたものである。というのも、この日から10日後に優宇が引退するためだ。優宇のスターダム参戦は今年4月以来、8カ月ぶり。スターダムでのなつぽいとの対戦は3年ぶりで、安納とは1年11か月ぶりとなる。安納はチーム200キロと仙女のリングで23年に何度も対戦、なつぽいは3年前の両国でゴッデス王座をチーム200キロに奪われている。ともに何度も対戦してき両サイドだが、優宇と向き合うのは実に久しぶり。ギリギリで実現するチャンスをなつ&さおりーがどう生かすか? 安納にとっては“2025年度MVP”上谷沙弥が保持するワールド・オブ・スターダム王者への挑戦、さらになつぽいには親友Sareeeとの一騎打ちを前に勢いをつけたい試合だが、一方の橋本には今後の闘いも見据えた試合であり、優宇にはスターダム有終の美を飾りたいところだ。
先の試合で、舞華がチーム200キロとの対戦をアピール。なつ&さおりーがロープに上がりポーズをとると、その後ろから200キロが雄叫びを上げる。なつぽいが先発に名乗りをあげると、200キロが握手を求める。なつぽいは、「ぽい」のポーズで応じ、200キロも応じてみせる。試合は、なつぽいと優宇でスタート。なつぽいがバックを取って足を踏みつけクロスボディー。優宇がこらえてアームホイップも受けず、ロープに振ってショルダータックル。橋本が安納を睨みつけ、なつぽいを攻撃。なつぽいがかわして、安納とダブルのドロップキック。連係で攻撃し、さらにドロップキックの挟み撃ち。安納となつぽいが腕を引くが、橋本、優宇とも動じず。2人を持ち上げ逆エビ固めの競演、背中を踏みつけてポーズを決める。2人が場外に送り出されると、優宇がみたらし団子で押し潰す。なつぽいが戻され、橋本が滞空時間をとってのブレーンバスター。優宇がなつぽいに串刺しボディーアタック。しかし、安納がカットする。優宇はなつぽいにボディースラム。橋本がなつぽいを踏みつけ、安納に「出てくんじゃねえぞ!」と威嚇する。なつぽいが向かっていくと、橋本がかわしてコブラツイスト、抱え上げ安納にぶつけてからマットに叩きつける。優宇がなつぽいに逆水平連打。なつぽいがバックキックからネックブリーカー。安納が優宇にドロップキック、バックを取るがコーナーに追い込まれる。優宇の突進を安納がかわすが、橋本がボディーアタック。橋本、優宇をかわして、安納がまとめてミサイルキック。優宇の逆水平連打を安納が受けて立つ。「最後だろ、オマエもこいよ」と優宇が挑発、安納がチョップを叩き込み突進。優宇が止めてリフトアップスラム、そのまま押し潰す。橋本が安納へ串刺しラリアット。ブレーンバスターを安納がかわすが、橋本がアンクルホールド。安納が切り返すと延髄斬り、ウラカンラナ、ドロップキック。なつぽいが橋本にダイビングボディーアタック、腕十字、三角絞め。橋本が持ち上げショルダータックル、優宇がセントーンで続く。なつぽいが橋本をかわし、安納が相手を場外に送り出す。安納の指示から、なつぽいが場外プランチャで飛ぶ。橋本が戻され、安納となつぽいでファンタスティックフリップ、なつぽいがコーナーへ。優宇が止めて、橋本が投げ捨てる。橋本は反対コーナーへ。安納がカットし、なつぽいとダブルの雪崩式狙い。優宇が阻止して、橋本が宙吊りスリーパー、優宇がキャノンボール。橋本がダイブ。しかし、安納がカットする。安納は橋本にジャーマン。なつぽいがポイ捨てジャーマン狙い。橋本がかわすと、エルボーの応酬。橋本がベイダーハンマー、なつぽいがトラースキックからポイ捨てジャーマンを放つ。さらに安納と、キックの競演。安納がミサイルキック、なつぽいがフェアリアルギフト。優宇のカットがかわされて、橋本に誤爆。なつぽいがフェアリングリングを橋本に決めるが返される。フェアリーマジックも、優宇のカットが間に合う。優宇がまとめてマットに叩きつける。優宇は橋本を呼び込み、優宇が安納、橋本がなつぽいにパワーボム。しかし、2カウントで返される。15分経過。優宇と橋本が合体ダイビングボディープレスをなつぽいへ。橋本がなつぽいにラリアット、なつぽいが返すと橋本はパワーボムの構え。なつぽいがフェアリーブリンクも、橋本が切り返して上になり押さえ込む。3カウントが入り、橋本がなつぽいをフォールした。
橋本「なつぽい、安納サオリ。まずは、この場を作ってくれた岡田社長、ありがとうございます。最後の闘いだけど、最後だけど、やっぱり勝負にこだわりたいし、どれだけこのマットに背中をつけて3カウント取れるかの勝負だと思う。だから、その力が今日、チーム200キロが上回ってたから。なつぽい、オマエ、両国でSareeeに執念で3カウント取ってこいよ」
優宇「こんな素敵な場所用意してくれたこと、すごく感謝してる。ありがとう! なつぽいとは、私と別のタッグ(中野たむ&なつぽい組)で両国国技館で試合したの、すごいおぼえてる。すごいおぼえてる。そして、安納サオリ。チーム200キロとメチャクチャ闘ってきたし、優宇個人としても、節目節目で闘ってきた。ありがとう。オマエも両国国技館で、しっかりベルト取ってこいよ!」
なつぽい「今日は、突然の興行でビックリしたと思うけど、来てくれてありがとうございました。ウチらにとってメチャクチャ大事な試合が控えてる。両国前にチーム200キロ、最強の2人と闘えたこと、身体にも心にも深く刻まりました。ただ、もう2度とやり返せないのがメチャクチャ悔しい! もう1回はない世界の闘いっていうことを、改めて重く感じました。悔しい。もう1回やりたい。もう1回やりたい。だけど、今日の負けも絶対に無駄にしないから。優宇さん、またいつかあるかわからないけど、闘いましょう」
なつぽいと優宇が握手。
なつぽい「(橋本へ)ちちぽい、5・31のときに言った言葉、私すごい胸に残ってる。いい試合をするんじゃない。勝ちにこだわった、勝ちにいくんだ。私はあのときから改めてすごく胸に残ってる、心に刻んだ言葉でした。両国、Sareeeのこと絶対ぶっ潰すから、そしたらまた来年、なつぽいとも闘ってください」
なつぽいと橋本が握手。
安納「おかわりしたいなあ。おかわりしたいと思っちゃうよね。でも、ないんやもんな。2年前、私たちが、なつ&さおりーがタッグのベルト、ゴッデスのベルト巻いたときに、一番最初に闘いたい相手と言ったのが、2人。でも、会社の問題なのか大人の関係なのかちょっとわからんけど、できなかったけどさあ、でも、今日闘えてよかった。なつ&さおりー、おいしかった?」
橋本と優宇が2人で話してから。
優宇「メチャクチャおいしかったよ!」
安納「おいしいよな」
橋本「メチャクチャおいしいよ。だからこそ、最後闘えてよかったし、こうやって次のない闘いを味わうことそうそうないから、お互いにいい経験になったと思うので、今日は最後、全員で、私たちもまだまだこの(仙女tag王座の)ベルト最後まで持ち続ける目標があるし、2人は2人で両国国技館で必ず勝って、必ず2025年最高だったねって言えるように。そのためにも今日は、4人で締める。それぞれ締めのセリフを言っていこう」
4人が話し合い。
橋本&優宇「それではいきまーす。ごちそうさまでした!」
安納「せやなあ」
なつぽい「バイポーイ!」
橋本「ギューン!」
橋本がなつぽい、優宇が安納を肩車。

 

橋本&優宇のコメント
橋本「あと今日入れて4回? 3回? ホントに急ではあったんですけど、こうやってスターダムさん側がこういう機会を作ってくれたことは、ホントに感謝しかないです。ありがとうございます」
優宇「ありがとうございます」
橋本「なつ&さおりーね、ホントに私たちもずっと闘いたいねって言ってたので、最後の最後、最初で最後の闘いができて、優宇さん的にも悔いがなく、このままゴールへ迎えるんじゃないかなと」
優宇「ホントに私の引退満腹ロードっていま言ってるけど、この引退ロードってメチャクチャ早い感あんだよ。でも、これってホントに周りの人たちに恵まれてるからこういう引退ロードを走れてるってことに、なんかまた今日改めて感謝した日でしたね。ホントにありがたい。ありがとうございました! なつ&さおりー…」
2人「ごちそうさまでした!」

 

なつぽい&安納のコメント
安納「おかわりのない一戦、なんでいまここなんかなって。なんで今日、この日に優宇が引退する10日前に闘うことになったんかなって考えたけど、答えなんて出なかった。きっと、ホントに今日、ま、意味ないか。意味なかった。でも、すごく気合いが入りました。両国国技館に向けて、私もなつみも、(なつぽいの)この顔見たらわかるよね」
なつぽい「いやあ、そうね。当たり前のことなんだけど、一試合一試合、同じ試合なんかなくて、どの試合も一度きり。この試合が終わったら終わりなんだっていうのをすごく噛みしめたね。すごく悔しいけど、もう二度と同じ試合、同じカード組まれることはないし、この1試合の大事さというのをすごく感じました。だからこそ、ウチらにとって今年の両国は、それぞれにすごく大事な試合だし、大一番だと思うから、なつ&さおり―としては、もしかしたら今年はこれが最後かもしれないけど、最後のなつ&さおりーをそれぞれに見せよう」
安納「見せよう。10年間、やってきたことに誇り持ってさ。ウチら胸張ってリング上がってたから。一戦一戦、どれも怠けてないし、どれも手を抜いてないから。やってやろうよ」
なつぽい「(いつになく重い口調で)バイポイ!!」