2019/11/28 NEWS

スターダム新体制スタート直前戦略発表・記者会見&調印式が行われた

11月28日(木)、都内にて「スターダム新体制スタート直前戦略発表 記者会見&調印式」がおこなわれた。

原田克彦キックスロード代表取締役社長「いよいよ12月1日よりスターダムが新体制に移ります。本日はさまざまな戦略を発表していきたいと思います。はじめに、新しいスタートに際して、それにふさわしい目標、スローガンを掲げたいと思っております。スローガンは“目指せ!新日本プロレス超え”。新日本プロレス超えを目指しまして、“女子プロレスをもっとメジャーに”しようということで、今後はこういったスローガンの元にスターダムを頑張っていきたいと思っております。近年の女子プロレスではないようなビッグマッチの開催を目標としていきたいと思っておりまして、その最初のビッグマッチであります4月29日の大田区総合体育館大会では、ブシロードグループ全力を挙げてバックアップして開催したいと思っております。そして、スターダムの2020年のテーマソングを相羽あいなさんに唄っていただくことになりました。またさらに、相羽さんにはスターダムのスペシャルサポーターに就任していただくことになっております」

相羽あいなスペシャルサポーター「いまご紹介いただきました、相羽あいなです。ふだんは声優をやっているんですけども、実は私、前にスターダムで練習生としてやっていたことがありまして、今回テーマソングをやらせていただけるということで、とてもとても、感情深くうれしく思っております。しっかりと私自身、いろいろと協力できるように頑張りますので、よろしくお願いいたします」

木谷高明オーナー「彼女自身、非常に女子プロレスと縁があって、好きだということもあって今回こちらが声をかけましたけど、ぜひということで今回唄うことになったのですが、最初の、今日の会見、最初に(イメージビジュアルを)見たときに、相羽あいなのライブの告知で、そこにスターダムの選手がゲスト参戦するのかなと思うくらい前面に出していただいているので、この推しに負けないように頑張っていただきたいと思います」

相羽「しっかりとやりたいと思います」

原田「つづきまして、コーチの就任に関しましてのご報告でございます。新日本プロレスで活躍されて、惜しまれつつケガで引退、現在では新日本プロレスの中継でも解説として活躍されているミラノコレクションA.T.さんにコーチに就任していただくということになりました。ミラノさんには先程掲げました目標スローガンの達成のためにリングの上のさらなるレベルアップをお願いしたく思っております」

ミラノのコメント(小坂井リングアナが代読)

「私が最初に教わったプロレスは、これを覚えれば世界中どこに行っても誰とでも試合が出来るというインターナショナルスタイルでした。そこに、自分が経験したメキシコのルチャと複合関節技のジャベ練習、アメリカのプロレススクールで学んだプロレスの基礎と魅せ方や自己プロデュースのパフォーマンス部分をミックスし、今の時代にはこういうものが合うんじゃないかという発想と、それぞれの長所をとにかく伸ばすという事に重きを置いていこうと思っています。過去に男子も女子も指導をさせていただいた経験があるので、女子という事に抵抗はありません。普通の人が3~5年かかるとこを1年で済むような練習を限られた時間でやれたらと思います」

木谷「ミラノさんに関しては、新日本プロレスワールド中継でよく解説されてると思うんですけども、非常にロジックでものを考えるので、たぶん気合いとか根性とか、そういうのではなくて、こうしたほうがいいよとか、こうしたほうがうまくなるよ、こうしたほうが強くなるよ、こうしたほうが身体にいいよ的な理論的ロジックで選手に指導していただけるんじゃないかなと思っていまして、そこを一番期待していますね」

原田「つづきまして今後のプロモーションにつきまして発表させていただきたいと思います。ここからは選手の方にお願いしようと思っています」

木村花「トーキョーサイバースクワッドのユニットリーダー木村花です。私からの発表は、いま大好評開催中のスターダムの公式ツイッターをフォローしてリツイートすると、1万円分のアマゾンギフトカードと、選手のサイン入りブロマイドが当たるというキャンペーン、第2弾が私のサイン入りブロマイドバージョンとして始まります。前回と変わらずにスターダムの公式ツイッターをフォローしていただいてリツイートしていただければ、抽選で1名の方に私のサイン入りブロマイドとアマゾンギフトカード1万円が当たるキャンペーンなので、ぜひみなさんフォロワーとリツイートしてください。そして今日からなんとインスタグラムの方で選手全員がアカウントを作成して始めるということで、私は前からインスタグラムをやっているんですけれども、いまフォロワーがだいたい、あともう少しで5万人くらいなんですけども、私は結構ツイッターよりもインスタの方を活用していて、インスタストーリーとかをすごく更新していて、やっぱりトーキョーサイバースクワッドにはサイバーとついているだけあって、TCSのメンバーのアカウントはとてもおもしろいことになっていると思うので、ぜひみなさんチェックしてみてください」

木谷「ツイッターってやっぱり男性中心で、やはりこれからスターダムは女子に結構アピールしたいと思っているので、そうするとやっぱりインスタグラムが必須かなと思いまして。ですから全員始めていただくことにしました。木村選手から5万という数字が上がりましたけども、結構多いんですよ。これが10万、20万となると相当影響力を持つことになるので、このまま増やしてほしいと思うんですけども。ツイッターのスターダムの公式じたいが3万4000。これでも1カ月くらいで1万くらい増えたんですけども、まずはこれを10万にしたいなと思ってますし、今回のキャンペーンとかうまくいけば、もっと大規模になる。木村選手のサイン入りはわかるけど、アマゾンギフトカード1万円分が1名ってしょぼくない?って思った人もいると思うんですよね。今回うまくいったら、もっともっと次は大規模にやっていきたいと思いますので」

中野たむ「このたびスターダムスペシャルPR大使に就任しました。私からは今後のプロモーション展開について発表させていただきます。まずはテレビ放送に関して、BS日テレでは初回放送が1月2日(木)深夜24時半から、TOKYO MXでは1月5日(日)深夜25時35分からの放送となります。試合映像を中心とした番組構成となっております。私もとっても楽しみです。みなさんもどうぞご期待ください。つづきましてシンデレラオーディション2020として、なんと新人オーディションを開催いたします。15歳から30歳までの健康な女子を広く募集いたします。このあとホームページ等で詳細を発表しますので、どうぞご確認ください。一緒にスターダムのメジャーロードを進んでいきましょう。そしてつづきまして、ファンクラブに関してのご報告です。12月6日からファンクラブがリニューアルされます。名称は、スターダム公式ファンクラブMy STARDOMとなります。オンライン化されて月額700円でスターダムのニュース、会員限定のイベント、ほかでは見ることのできない選手の写真、選手スタッフのブログ、オフィシャルグズの販売、もちろんチケットの販売も先行で購入ができるようになります。ポイントをためるとさまざまな特典があります。いままでの会員の方への対応もちゃんとありますので、そちらもご心配なく。詳しくはホームページでご確認ください。なお4月29日の大田区総合体育館大会は12月中旬からファンクラブ先行販売が開始されて、21日から一般販売が開始されます。いいお席はファンクラブに入会してお早めにお買い求めください。つづいてのお知らせになりますが、現地時間12月7日8日に米国アナハイムコンベンションセンターで開催されますCharaExpoに中野たむと岩谷麻優選手が出場いたします。後日スターダムワールドで試合が見られるようになると思いますので、そちらも楽しみにしていてください。つづきまして、12月24日の後楽園ホールに関してです。現在販売中ですが大好評につき増席が決定しました。後楽園ホールの北側を開放します。そして、木谷オーナーにリング上で所信表明をしていただきます。キダニッチさん、どうですか?」

木谷「キダニッチって呼ばれたの初めてのような気がするね」

中野「え、ホントですか? なんかそう呼ばれてるって聞いたんだけど、ちょっと」

木谷「まあ、いいんですけども、いろいろなプロモーション展開で1月から本格的に次々始まりますので、12月24日にしっかりリング上からお客さんにごあいさつしたいと思ってますし、12月24日に予定がなにもないっていうんで、パッと見たらなにも入ってないというので、ボク自身の寂しさを紛らわすためにちょっと12月24日、クリスマスイブですけどもぜひ後楽園ホールに集まってみんなで騒ぎたいと思いますので、全員でクリスマスイブを盛り上げてくれるんじゃないかなと期待しています。来年に向けてのことをこの場では話させてもらおうかなと思っています」

中野「寂しいクリスマス一緒に過ごせるのが楽しみです。相羽さんも、もしかしたら来てくれたりしますか?」

相羽「いやあ、ねえ、24日、空いてるんですよ! 仕事も入ってなくて、どうしようかなと思ったんですけども、むしろ予定を入れてくれてありがとうございあす。行きます!」

中野「ありがとうございます。予定がない人も予定が入っている人も、無理矢理空けて12月24日は後楽園ホールに来てください。つづきまして12月25日に毎年恒例のスターダムアワード2019授与式&パーティーを今年も開催いたします。今年初参加となります選手よりコメントをいただきたいと思います」

上谷沙弥「今年もスターダムアワードが開催されることになりました。私たちは初めての参加なのですごく楽しみにしています。自分たちも賞に入れるか、ドキドキだね」

星野唯月「ハイ、まだデビューしたばっかりなのでちょっとわからないですが、賞をいただけたらうれしいですね」

上谷「ファンの方とも交流ができるそうなので楽しみにしています。クリスマス楽しく過ごせたらいいなと思っています」

上谷&星野「よろしくお願いします!」

中野「つづきましてはテレビCMに関してです。すでに一部で解禁されていますが、テレビCMがどんどん流れていきます。今後は地上波ゴールデンでの予定もありますので、ご期待ください。さらに東京スポーツ、週刊プロレスも広告展開していきますのでご期待ください。特に週刊プロレスでは表3見開きにずっと広告を出していきます。毎週楽しみにしてください」

木谷「新日本プロレスが表2見開き取っちゃったから、表3見開きしかないかなと思って交渉して。まずはいろんな人に知ってもらうということで、いろんなところに情報を突き刺すということをどんどん進めていきたいと思っています。ある程度やっていって感触を得ながら、1月2月くらいからはもう少し戦略的にやっていきたいと思っていますけど、まずはいろんなところに情報を。まずは池の中に石を投げ込む。その波紋を見ながら次を考えていきたいと思ってますので、期待していてください」

中野「4月29日のチケットに関してです。こちらは12月中旬にファンクラブ先行販売。24日に会場先行販売、一般販売は翌日25日からとなります。さらにビッグイベントへの参戦の発表です。なんと2020年5月9日、10日に東京ビッグサイトで開催される大ヴァンガ祭2020&ブシロード祭2020でスターダムがリングを置いて試合をさせていただきます! こちらはサイン会も実施予定ですので楽しみにしていてください」

木谷「このヴァンガ祭ブシロード祭というのは、毎年やってるカードゲームの大きいイベントなんですが、広さでいうと1万5000平方くらい、とにかく広いんですよ。カードゲームがメインのイベントではあるんですが、イスの数だけで4000近く置かれているんですね。だから同時に4000人のプレーヤーがカードゲームをやったりするんですけども、2日間で来るのは2万4000~5000人は来ると思いますんで、その中でリングを置いて誰でも見られるような形で、女子プロレスを見たことない人に偶然見てもらおうという試みです。一回見るとおもしろいじゃないかとか、カッコいいとか、かわいいなとかいろいろ思ってもらって、広げていきたいなと思っています。新日本プロレスも最初のときに東京ゲームショーでリングを作って偶然見てもらおうと演出したんですけども、それと似たような趣旨で、偶然見てもらおうと考えております」

ロッシー小川エグゼクティブプロデューサー「いまから発表するのは12月24日、後楽園大会についてです。タイトルマッチの調印式をおこなっていきます。まず最初に、先日、11月24日新木場大会で葉月選手が引退を表明しましたので本人の口から語ってもらいたいと思います」

葉月「11月24日の新木場大会で引退発表させていただきました。引退理由、みなさん、すごく気になってると思うんですけど、その理由、知りたければ12月24日の後楽園大会に見に来てほしいなと思っています。そして、引退試合で私がやりたい相手がいます。一番今かわいがってる刀羅ナツコです。いままでシングルをナツコがデビューした頃からやりたいとは言っていたんですけど一度もやったことがないので、最初で最後、自分の引退試合はナツコとやりたいと思っています」

小川「それでは葉月引退試合として、そのカードで決定したいと思います」

小波「私のトライアングルランサーは、勝率100%! 第16代ゴッデス・オブ・スターダムチャンピオンの小波です。12月24日、星輝ありさの持つワンダー・オブ・スターダムに挑戦させていただくことが決まりました。私は忘れもしない、2019年4月、シンデレラ・トーナメント決勝、あなたは私が頑張って頑張って、築き上げてきたものを簡単に壊しました。私にそのとき思ったんですよ。あなたの苦しむ顔、悲しそうな顔が見たいって、そう思ったんです。今年の5☆STAR GP、私、あなたにトライアングルランサーで勝ちました。そして先日のゴッデス・オブ・スターダム、中野たむ、星輝ありさ戦、私が勝ちました。そのときのあなたの顔、すっごくよかったです。すっごく悲しそうで、苦しそうな顔してました。もっとあの顔が見たい。もっと攻めたいと思いました。そこで、考えました。トライアングルランサーではない新しい技で、あなたの一番大切にしているもの、その白いベルト、私が奪います。そしたらまたあの顔、見せてください」

星輝ありさ「ワンダー・オブ・スターダムチャンピオンの星輝ありさです。なんか私の苦しむ顔が見たいとかたくさんいま言ってましたけど、実際確かに5☆STARのときもそうだったし、ゴッデスにたむちゃんと挑戦したときもメチャクチャ悔しかったんですね。私、ちょうど一年経ったんですよ、復帰して。復帰戦もそうだし、シンデレラも5☆STARもそうだし、あとはゴッデスのベルトに挑戦したときもそうだし、あと今回白いベルト防衛するときも大事なときにいつもこの人がその場に立ち会ってるんですよ。個人的にはちょっと感慨深いなと思ってるんですけど、5☆STARとゴッデスで2回悔しい思いをしていますので、私の大切な白いベルトをかけて後楽園で試合をするときは、もうトライアングルランサーには沈まないし、新しい技を出すと言ってますけども、それも必ず阻止したいと思います」

花月「スターダム新体制になってから初の後楽園大会のメインイベントにふさわしい、そして今年を締めくくる年内最終戦後楽園大会のメインイベントにふさわしいカードだなと私は自負しております。私の目的としては今大会、この試合において岩谷麻優が一回目の防衛戦ということで、私はそこを裏切りたいと思っています。彼女が一回も防衛せず私の手に赤いベルトが渡る。それが一番の明るい未来のためなのかなと思っております。新体制になってブシロードグループは岩谷麻優を前面に押し出して岩谷麻優が最高峰のベルト、赤のベルトのチャンピオンだと全面的に押し出してやろうとしているのを私は気にくわないですね。彼女がダイヤモンドだったら私はブラックダイヤモンドということだと思ってますので、ブラックが表に出てもいいんじゃないのかなと思ってますので、しっかりそこを年内最終戦でお見せして、2020年からしっかりと私がスターダムの顔としてやっていきたいなと思っております。そして、こないだの後楽園でも申し上げましたとおり、私が赤いベルトを持った暁には、私が本当にやりたい相手、やりたかった相手をしっかりと私のホーム、スターダムにお呼びしたいなと思っておりますので、そこを踏まえてテキトーにご期待いただければいいかなと思っております」

岩谷麻優「スターダムのアイコン、12代、あ、間違えた。ワールド・オブ・スターダムチャンピオン、ワールド・オブ・スターダム第12代チャンピオンの岩谷麻優です。今回、初防衛戦で花月と試合をできるということなんですけど、花月とは毎回毎回シングルマッチ、本当に壮絶な闘いになってて、自分自身本当につらくて苦しい闘いになる覚悟はできてます。たぶん見てるお客さんも自分も、花月ならすごい試合を見せてくれるっていう想像をしていると思うんですけど、その想像を遥かに超えた、勝ち負けだけではないところを見せていきたいですし、もちろん年内最終戦、自分がこのベルトを取ったからには必ず防衛して、自分も花月以外にもどんどん闘いたい選手がいるので、これからも新体制になった一発目の後楽園からどんどんぶっ放して岩谷麻優ワールドをさく裂させたいと思います」

ジュリアがスターダム入団

小川「いろいろお騒がせしましてけれども、これで正式に入団発表させていただきます」

ジュリア「ご紹介にあずかりましたジュリアです。このたびは、移籍の件でみなさんにお騒がせをいたしましたが、正式にスターダムに入団し所属とさせていただきました。私はまだキャリアの方は丸2年なんですけども、育った畑の違う新鮮な熱い試合をみなさまに楽しんでいただけたらなと思います。そして、スターダムの選手の方々は、みんなまだ一度も試合したことのない選手ですので、これからがとてもワクワクして楽しみしかありません。熱い試合を見せていきたいと思いますので、どうかよろしくお願いいたします」

木村花が入ってくる。

花「ハーフはねえ、ひとりまででいいの! おわかり!? 退団発表もSNS、入団発表もSNS、なめてんじゃないの? その行動で頑張ってる私たちが非難浴びてるの、おわかり? それで笑顔で新鮮な闘いを楽しみにしてますとか言われても、私たちは全然あなたのこと受け入れてませんから、言っときますけど。そんな甘くない」

ジュリア「ハーフひとりでいいとか、私そういうところでべつにプロレスやってないから。いいじゃない、ひとりでも、ふたりでも、関係ないじゃん。ねえ。なんか恋愛ごっこで、Netflixの方で話題を集めてて、有名人の木村花じゃないですか。よろしくお願いします」

ジュリアが握手を求めるも、花は応じず。

ジュリア「いいですよ、なんか、あれですよね。結局、後楽園いないんですよね、相手が。12月24日」

花「いないんじゃなくて、作ってないの。あなたを待ってたの、ぶっ潰すために。どうせあなたがここに入ったとしても、ハーフの私に潰されるだけだから。ごめんね」

ジュリア「いいじゃない。こんなド派手で目立つハーフの女の子、潰しがいあるじゃないですか、やってやりますよ。恋愛ごっこで身体なまってるんじゃないの? こっちは試合できなくてメッチャ、ストレス溜まって毎日トレーニングしてるの」

花「欲求不満なんですねえ」

ジュリア「欲求不満を、それをおまえに爆発させてやるよ」

花「どうするの、おじさん」

小川「シングルをやりたい?」

花「シングルやりたいに決まってんだろ!」

小川「わかりました、12月24日後楽園で、ジュリアvs木村花を決定させていただきます」

花「ありがとう、おじさん」

花とジュリアが乱闘。ジュリアは12・8新木場からの参戦となることも発表された(カードは未定)。

質疑応答

――(木谷へ)選手たちによる会見の感想は?

木谷「気持ちが伝わってきて、いいですよね。迫力感じたので、ボク自身、12月24日をすごく楽しみにしてますので」

――(木谷へ)前回の会見で女性向けのアプローチということがあったが、今回、あるいは今後のプロモーションで、女性へのアプローチの方針は?

木谷「具体的にどうプロモーションするかというのは、偶然見せていくしかないとボクは思っているんですね。そこに100人いたとして女性が20人しかいないとしても、その20人に見せて確実に好きになってもらうことが大切だと思ってるので。テレビはネットと違って偶然見ちゃう可能性があると思うんですよ。だからまずは見る人、いろんな形でいいから見る人を増やすというふうにしていきたいと思います。その中でインスタグラムは女性が主流で使ってますから、そこ経由、テレビ、SNS経由でアプローチしていきたいと思ってますし、まずは女性向けの媒体さんにいろいろ書いてもらうのも大事だなと思っています。先程、新日本プロレス超えを目指すとなったときに、なに言ってんだよ、なに夢物語みたいなこと言ってんだよと思った人が多いと思います。じゃあ具体的にどうするのと言うと、いまのところ有効な手段があるわけではないです。ただ、ひとつだけ有利なことは、いまあらゆるスポーツ、スポーツだけじゃないですけども、あらゆるスポーツが男女(平等になってきた)。たとえばオリンピックだって出場選手が男女半々になるように、あらゆる競技が今そうなってる。じゃあプロレスはどうなのといったら、世界のプロレスは男子100に対して女子は10もいってないんですよね。新日本プロレスの場合は、上にちょっと大きな団体があるじゃないですか。8年前に上の大きな団体と新日本プロレスの売り上げの差って50倍あったんですよね。それで新日本プロレスの売り上げが5倍以上できたんですよ。10億から50にいったにもかかわらず、まだ20倍の差があるんですよ。要するに、向こうが大きくなっちゃったんです。スターダムの場合は、年間の売り上げが2億くらいしかないかもしれないです。ほかを見たら女子プロレスの団体って世界中に大きい団体ひとつもないんですよ。ということは、まだ2億だから一番だとは言えないですけど、ちょっと増えたら、たとえば5億だったら世界一の女子プロレスの団体ですって言えるんですよ。実は上がないって、ものすごくラクなんですよ。上があることによってそれを参考にして、ボクはWWEのいいところをどんどん真似ていきました。リングの中は別に真似てないですけど、リングの外はどんどん真似ていったんですね。だから一番に対してすっと追い抜きやすいというのはあるんですけど、一番抜くのって、ものすごく大変なんですよ。だから一番であることによってどんどん集まってくる部分があるので。一番のスターダムの潜在力というのは、世界的にスポーツの分野において同じようにしている中でプロレスがまだかなり未改革なところが一番の可能性を秘めたところだと感じてますので、ある程度勢いがついてきたら勝手に伸び出すわけです。新日本プロレス超えというのは夢物語ではないと考えてますし、じゃあ新日本プロレスがWWEを抜くのと、スターダムが新日本プロレスを抜くのとどっちが可能性あるかと言ったら、ボクは後者に懸けますね。それくらいに考えてます。具体的に女子をどうやって見せるかというのは、しばらくいろんなことをやってみて、その中で有効な手立てを考えたいと思いますけど。たとえば今日、朝日新聞の女子向けのサイトの方が来ている。30代、40代の女性向けにも配信していると。そこで記事になることじたいがすでにそれだと思っているんで、ぜひ大きく書いていただきたいなと思います。石を投げて波紋を確認している段階です。1月いっぱい確認させていただいて、2月以降、女子向けにもいろいろ具体的な策を仕掛けていきたいと考えています」

原田「具体的に今検討、進めているのは、4月の大田区大会で女性限定シート、レディースシートを作っていきたいと思っています。スターダムのファンの方々以外、新しい女性層を取り込んでいきたいと思いますので、安心して観戦できる環境作りというのも具体的にはやっていきたいと思っています」

木谷「来年中にどこかで、新木場あたりだったら女性限定大会やりたいですよね。男が一切入れない、スタッフを全員女性にしたいくらいですから。一回やりたいですね、試しに。女性だけで回せますかね?」

――新人オーディション開催について。

原田「やはり選手間での競争、そちらの方の活性化をしていかないと。女子プロレスって結構全体的には新陳代謝が進まないところもあるとお聞きしてますので、ここはぜひ競争原理の中でやっていきたいと思っていますので。それに伴って自然に団体としては大きくなっていくと思いますので、そういうことをやって結果的に団体が大きくなると考えていただければと思います」

小川「新人オーディションは(プロの)現役もありなので、諸条件をクリアした方は応募していただきたいと思います」

――(木村花へ)「テラスハウス」に出演しての感想を。また、女性ファンへのアプローチについて。

花「テラスハウスに出ての感想、反響は、毎大会新規の女性ファンの方が必ず来てくださってますね。もちろん男性もですけども、テラスハウスを見てきましたとか。まだ何十名とかではないですけど、数名は必ずいらっしゃってくださって、すごいなと思いますね。結構SNSを見ていると、テラスハウスを見てプロレスに興味はなかったけど興味がわいてきて見に行きたいという声をいただいたりとかしていますね。女性へのアプローチ。私はもともとこういう見た目なので、日本人男性受けしないのは重々承知していて、日本人男性受けは考えていないので、髪の毛もピンクだし、服装も派手だし、メイクもとても派手だし。私のメイクはドラァグクイーンの方を参考にしているんですけど、男性受けを一切無視したビジュアルをふだんしていて、それによって結構女性からカワイイという声をいただいたりとか、メイクを真似してもらったりとか、髪の毛をピンクだから見に来ましたという方もいたりして、男性目線になってあまり物事を考えていないので、女性目線で物事を考えているので、女性のファンの方を増やしやすいのかなと思いますね。あと結構この職業をしていると恋愛とかおおっぴらにできないとか日本ではまだまだあると思うんですけど、私はテラスハウスに出ることによって、男性ファンでも女性ファンの前でもオープンに恋愛をしていけたらなと思っているので、そういう点でも女性ファンの共感を得て応援したいと思っていただけたらうれしいです。あとはインスタとかどんどん、女性の方がユーザーは多いので、インスタを頑張っていけたらと思っています」

――(ジュリアへ)スターダム入団への思いは?

ジュリア「私は自分の信じる道を突き進んでいくだけです。過去を振り返らず、前しか見ていません」

――スターダムのどこに魅力を感じて入団した?

ジュリア「選手全員が這い上がってやろうというか、トップに立ってやろうというか、そういった一人ひとりの気持ちの強さだったりがすごく輝いて見えて、そんな中に私も入って、みんなが上を目指す中で自分も上を目指していきたいと思い、スターダムのリングにとても魅力を感じました」

――後楽園のカードが決まったが、将来的に闘いたい相手や目標はある?

ジュリア「まずスターダムの選手は全員一度も対戦したことのない選手なので、もちろん自分に新しい刺激になるし、たぶん自分みたいな人もスターダムの選手からしたら結構初めてのタイプだと思うので、それも新しい刺激になると思います。なので、とりあえずひとりずつ味わっていきたいし、ジュリアを味わってもらいたいなって思ってますね」

――ジュリアを初めて見るファンもいると思うが、どう見てほしい?

ジュリア「気持ちです。自分は、心と心でぶつかることがプロレスの魅力だと思ってます。心からプロレスをしている自分を見ていただきたいです」

――岩谷は前回ブシロード入りの会見での反響をどう感じた? 女性ファンに向けてどうアプローチしていきたい?

岩谷「まず反響はすごい大きくて、リツイートのキャンペーンの第一弾を自分の写真でやってもらったんですけど、そのときにフォロワーさんがメチャクチャ増えましたし、いままでは岩谷麻優という名前をちょっとは知ってたけどあまり詳しくないという方々もいたんですけど、その方々も調べてくださって、MSGに出てた人だとか、そういうふうにあらためて自分の存在を知っていただけたので、すごい反響は大きいなと思いました。女性ファンについてなんですけど、う~ん、あまり自分はこうしていきたいというのは特にはないんですけど、もともと自分は男性の方がファンは多いんですけど、スターダムの中では女性ファンが結構いる方なのではないかなと、自分のサイン会とかで結構女性も来てくださっているので。まあこのまま素の岩谷麻優を見てもらって。結構自分はポンコツなところがあるので、こんなポンコツでもプロレスラーとして人前に立ってすごいなって思われるような、ちょっとみんなに自信を持ってもらえるような存在になりたいなとは思います」

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