2020/01/13 NEWS

1・19後楽園対戦カード発表記者会見

1月13日、15時より門前仲町にあるHYPERMIX門前仲町にて1・19後楽園大会に出場する選手が意気込み&調印式を行った。

記者会見詳細リポート

 最初にエグゼクティブプロデューサーのロッシー小川が登場し、挨拶を行った。

 

小川「あけましておめでとうございます。スターダム創立スターダム創立9周年記念日ということで、2011年1月23日に新木場で旗揚げしまして、丸9年。来年が10周年ということで今年の9周年は非常に大事だと思っておりますので、10周年にバトンをつなげたいと思います。今回のファン参加型の記者会見というのは9年間の歴史で初めての出来事ですので、皆さん選手の肉声を感じ取っていただければと思います。よろしくお願いします」

 また、スターダム初の試みを発表するということで、TOKYO CYBER SQUADの木村花が登場。

 

花「今日私が発表する大会は、今年のGW、いつも連戦やってるんですけど、最終日になんと!女子限定大会!ガールズフェス2020年を開催します!5月6日水曜日、祝日ですね!新木場1stRINGにて、ガールズフェス2020!この大会では、お客様はもちろん女子限定、選手・スタッフ・記者の方も全部女子限定でやろうと思ってます」

小川「……私はどうすればいいですか?」

花「ロッシー小川はもちろんお留守番ですよ!お留守番だ!男だから!留守番しててください!」

小川「そんなこと言うんだったら今度男性だけの大会もやりましょうよ」

花「……と、皆さんがどーせそう言うと思いまして、『なんだよ女ばっかりいい思いして』と思うと思いまして、男子限定の大会も開催予定です!男子限定大会、ボーイズフェス2020年も開催予定なので、みんなブーブー言うんだったらこの大会来てね?イエッサー?イエッサー?(笑)」

◆ハイスピード3WAYバトル
スターライト・キッド VS AZM VS ゾーイ・スカイ  

 

まずは、第1試合に出場するスターライト・キッド、ゾーイ・スカイが登場。

スカイ「9周年大会というこの記念すべき大会に出場できるということを光栄に思います。

AZMは……今日はいないね。だけど日曜日には試合会場にいることを祈っています。2人を倒して私が最強だということを証明したい。ハイスピードGPで優勝して、ハイスピードのタイトルを取るのは私だ!」

 

キッド「今日AZMが欠席なんですけど、この3WAYのメンバーはハイスピードGPに全員エントリーされている選手になります。なんでここで公式戦じゃなくてこの3WAYが組まれたのか私にはわからないんですけど、私はハイスピードGPの公式戦でこの2人とは戦っていません。なので、この3WAYで私が勝って、このハイスピードGPのリーグ戦に向けていい勢いを持っていきたいと思います。そして後楽園ホールの第1試合からAZMとキッドの絡みが見られるなんてレアですよ!皆さん!レアですからね!第1試合からハイスピードな試合をお楽しみください!よろしくお願いします!」

◆ヤングスターダムvs 大江戸隊 6人タッグマッチ
上谷沙弥&飯田沙耶&星野唯月
VS
刀羅ナツコ&夏すみれ&鹿島沙希

 

 続いて第2試合に出場する刀羅ナツコ&鹿島沙希、飯田沙耶&上谷沙弥&星野唯月が登場。

ナツコ「えーっとぉ、正直、死ぬほど興味ない3人なんで、この試合が面白くなるかっつーのはウチらがどうやって遊ぶかじゃなくて、この3人がどうウチらに噛み付いてくるのか。それだけなんですよ。オイ、今からこの3人がどんな事を言うのか……なに?お前(上谷)笑ってんの?」

上谷「笑ってない(笑)」

ナツコ「なんかもう、いまので分かるでしょ?この段階で。クソだよこんな試合」

 

鹿島「まあ自分のナツコと同じくマジで興味ないっすね。ただ言うとしたら、ちょっと眩しすぎるんで早くどっか行ってほしいなって。それだけです」

 

上谷「2019年新人王の上谷沙弥です!なんかちょっとよくわからないんですけど、後楽園大会は大江戸隊の3人と闘います。最近大江戸隊は裏切りとかあったみたいでちょっと怖いんですけど、飯田さんはムキムキだし、星野は負けん気が強いし、私はシューティングスタープレスがあるし、フレッシュな3人で力を合わせて頑張りたいと思います!可能性は、無限大!」

 

飯田「STARSの飯田沙耶です!私事なんですけど、明日でデビュー1周年を迎えます!後楽園は、2周年目突入の記念すべき日だと思うので、インフルエンザにかかった刀羅ナツコと夏すみれがいる、体調管理がなってない2人がいる大江戸隊。そんな3人に負けるわけないんで、このフレッシュな3人、メチャクチャ元気なんで、自分の記念すべき2周年目の第1勝を獲りたいと思います!」

 

星野「先程、刀羅ナツコ選手が仰っていたんですけど、私もどちらかというと、大江戸隊の3人に興味があるというよりは、上谷に負けたくない!上谷に勝たせたくない!さっき大江戸隊の方、『自分たちがどうというよりこっちがどういうことをしてくるか』って仰ってたじゃないですか。(ナツコと鹿島が興味なさげに互いの靴を見ているのを見て)……なんか靴底見てますけど。まあ私が一番輝いてみせますので、よろしくお願いします!」

◆シングルマッチ
花月 VS 中野たむ

 

 続いて、第3試合に出場する中野たむ、花月が登場。

たむ「輝くスターダムドリームの中野たむです!人は未来へ進もうとするとき、過去に落としてきた後悔とか失敗とか、そういうものを1つずつ消化することによって成長して進化していけるのだと私は思っています。私は2年前、大江戸隊を強制追放になったあの日から、私はそうやって戦ってきました。あの試合は私のプロレス人生にとって一番と言っていいほどの大きな負けです。花月さん、覚えてますか?あの日私に言った言葉。『お前の道はお前が選べ』と。……1日も忘れたことはありません。私が選んだ道が正しかったのかどうか、この試合を通して、そのお返しとして、そして私から花月さんに贈れる最後のたった1つの餞別になると思ってます。過去を振り返るのではなく、花月さんにとっても私にとっても未来のための試合にしましょう。よろしくお願いします!」

 

花月「私の引退ロードになるんですけど、おそらく現役最後の後楽園ホール大会になると思います。そこに中野たむという選手を選んだのは、私の中でも紛れもなく、彼女に対して特別な思いがあるから、会社に言って決めてもらいました。まあたくさんの思いがあるんですけども、1つ目はね、私が大江戸隊のリーダーになってから初めて人を勧誘したのが中野たむだったんですよ。知ってる人も知らない人も、感じてもらいたいんですけど、私が初めて大江戸隊に誘ったのが中野たむでした。

2つ目。彼女と同じ日にスターダムに入団したということですね。これはすごく思い入れに強いことなんですけど、1つエピソードがあって、彼女が『さあこれからだ!』っていうときに、首の怪我で欠場してしまったんですよね。そのときに、相当ちょっとギリギリラインの怪我で、このままリタイアしてしまうんじゃないかというくらいのドクターストップだったんですよね。そのときに私は『なんでこんなに頑張ってる子がこういう想いをしなくてはいけないのか』というのをすごく、私自身が後輩に対してこういう感情が芽生えたのがすごく初めてで、これはここだけだから言うけど、ホントに家で涙を流した時があったんですよ。でも彼女は『絶対リタイアしないでやりたい、復帰したい』って言ったんですよ。だから私はそれを聞いたときに、『彼女を何が何でも必ず復帰させよう』って思ったんですね。いよいよ復帰するときに私が提示したルールで、彼女を大江戸隊から失うことになってしまったんですけど、あれから2年か。さっき言ったね。2年くらい経つんですけど、彼女が選んだ道を進んで、今こういうポジションにいるわけなんですけど、今回が最後のシングルマッチになると思います。前回のシングルマッチは時間切れ引き分けで、その前にシングルしたのが、彼女の勝ちではありましたけど、木村花の乱入があって、ちょっと邪魔されたなという感じで終わってしまったので、3度目の正直ということで、今回は何にも邪魔されず、しっかりと今の彼女を受け止めた上で私がしっかり勝ちたいと思いますので、どうぞご期待ください!」

◆ゴッデス・オブ・スターダム選手権試合/30分1本勝負
〈王者チーム〉
ジャングル叫女&小波
VS
〈挑戦者チーム〉
ビー・プレストリー&ジェイミー ・ヘイター

 

 続いて、第4試合でゴッデス・オブ・スターダム選手権試合を行うジャングル叫女&小波、ビー・プレストリー&ジェイミー・ヘイターが登場し、調印式を行った。

 

ビー「ハロ~♪後楽園でタッグ王座に挑む私達2人はUKチャンピオンであり、二人ともスーパースター。タッグチームとしても世界ナンバーワンのチーム。そして私はタッグのスペシャリスト。最初に参戦した2017年のGODDESSES OF STARDOMでは優勝を果たしたし、2018年はファイナリストまで残ったし、2019年はこのジェイミー・ヘイターとのタッグでファイナリストまで残っている。相手は叫女と小波?全く問題ない相手ね。小波は私を倒せないし、叫女もジェイミーを倒すことが出来ない。私達2人は世界でも何度も試合をしているし、最強のガイジンタッグである私達がこのタイトルマッチでも勝利することは間違いない。2020年はガイジンの年になる」

 

ジェイミー「私達が勝つことは絶対に間違いないけど、叫女も小波も絶対に叩きのめすというつもりでこのタイトルマッチに挑むわ。私達は素晴らしいタッグチーム。何に対しても上回っているのも私達だし、世界で戦ってきた私達を倒せる要素は叫女にも小波にもない。もしなにか上回っているものがあると思っているのならばそれはとても愚かなことね。何に於いても完璧なのがジェイミー・ヘイター。一番のスターもこのジェイミー・ヘイター。世界最強なのもジェイミー・ヘイター。……(ビーが「私は?」と言いたげに自分を指差す)……と、ビー・プレストリー!私達の試合はそれはそれは素晴らしい時間になることでしょうね。負けて惨めな顔を晒して帰るといい。(叫女&小波へ)スゴイネ~!ガンバッテネ~!」

 

小波「第16代ゴッデス・オブ・スターダムチャンピオンの小波です!私はこの2人に気に入らないところが3つあります。まずは1つ目。大きくて、強欲で、力強いところ。気に入らない!2つ目。私がスターダムの中で一番太くてたくましいと思っていた、ジャングル叫女の右腕を簡単にへし折ったところ。気に入らない。……ジャングル、大丈夫?(叫女が急に顔をしかめて肩を抑える)痛いねえ?まあまあまあまあ、こんなことはどうでもいいんですよ。どうでもいいんです。大切なのは3つ目!英語なのにマイクで笑いを取るところ!これだけは許せない!私にとって死活問題ですよ!ヤバみの極みですよ!ということで、整いました!ファイナルアンサー!この2人に、マイクもベルトも握らせません!」

 

叫女「……タイトルマッチ関係ありましたか今の?ジャングル叫女です。一生治ることのない傷を肩に負いました。5☆STAR GP、あの夏のことは忘れません。怖い。思い出すだけでも怖い。……いや、怖かったですね。タッグリーグ、復帰戦。ジェイミーに負けた後、怖い気持ちが、ムカつく気持ちに変わって!怒りに変わって!それがパワーに変わりました!その時私が傷を負った理由がわかったんですよ。たしかに私はあのときジェイミーにパワーで負けました。だからこの傷を負ったんです。今は、その怒りがパワーに変わっているんですよ。だからジェイミーには絶対にパワーで負けない自信があります。2人が自称、トップガイジン&ニバンガイジンって言ってますけど、自称でもいいです。でもそんなに言うなら、世界一のお酒の味を私は味わいたい。だからこのタッグリーグ……間違えた。このゴッデス、しっかり勝って、2人で世界一のお酒の味を堪能したいと思います。私達が勝ちます。カンパーイ、コナミ!センキュー!」

◆ジュリア新ユニット結成 6人タッグマッチ
木村花&DEATH山さん&レイラ・ハーシュ
VS
ジュリア&X&XX

 

 続いて、第5試合に出場するジュリアがX&XXと書かれたボードを持って登場。追って木村花&レイラ・ハーシュが登場し、先に司会の小坂井ゆりえがジュリアにコメントを求めるが、それを遮って花が話し始める。

 

花「の前に!皆さんに言ってないことがあるんでけど、TCSに新メンバーが入りました~!最強ロシア人、レイラです!」

 

レイラ「ハロー!私はレイラです。私は強くなって故郷へ帰るためにスターダムにやってきました。今回の後楽園ホールでのタッグマッチ、勝つのはもちろん私達です」

 

ジュリア「木村花のことが好きすぎてはるばるロシアから来てくれたそうでーす!彼女はね……」

 

ジュリア「(花のマイクを遮って)ジュリアのことが好きで好きでたまらない諸君!そして木村花ァ!はい、1月19日、後楽園ホール大会にこのスターダムをもっともっと面白くするために新メンバー連れてきて、ユニット対抗戦をやるから。何?木村花?お前のさあ、最近のコメント見てると、『ジュリアが昔の自分に似てる』とか言っちゃって。どんだけジュリアのこと好きなの?!まあ、後楽園で戦うことでジュリアなしではいられなくさせてやるよ」

 

花「まあね、本当に前回ジュリアとシングルマッチをしたときに、『ああ。過去の自分と戦ってるみたいだな』って思ったんですけど、貴女が今感じていること、考えていること、これからやろうとしていること、やりたいこと、私には手に取るように分かります。……新メンバー、ホントはいないんでしょ?」

ジュリア「は?バカじゃねえの?!」

花「友達連れてくるって言ってたけど、ホントは友達いないんでしょ?ネットの友達は友達って言わないよ?どうせアレでしょ?どうせ会ったことも無い、ネットで『会おう♪会おう♪ホントに会いたい♪いつ会える~?♪』って言って1年位経ってる人でしょ?頭の中に思い浮かべてるのって」

ジュリア「じゃあそれが私とものすごい信頼関係のある人だったらどうすんの?」

花「それはないなあ。仲間がいないからスターダムに来たんでしょ?分かってるよっ?(笑)まあね、1月19日、後楽園ホール大会では、木村花の本当の怖さを教えてやるよ。……で、アンドラス宮城はどうしたの?」

ジュリア「あん?誰だよソイツ。おいゲス女!後楽園ホールまであと1週間。あたしに会えなくて寂しいよね?でも大丈夫。後楽園で存分にジュリアのことを味わわせてあげるから。そしてお客さんがたちはこのXが誰なのか、せいぜい楽しみに想像しておけばいいんじゃないの?アリーヴェデルチ!後楽園でな!」

◆ワンダー・オブ・スターダム選手権試合/30分1本勝負
〈王者〉星輝ありさ
VS
〈挑戦者〉林下詩美

 

 続けて、第6試合でワンダー・オブ・スターダム王座をかけて戦う星輝ありさ、林下詩美が登場。

 

詩美「Queens Questの林下詩美です。星輝ありさとは2度目のシングルマッチになります。最初は5☆STAR GP、私が星輝ありさから3を取って勝ちました。そして1月19日、後楽園ホールでこの白いベルトをかけての2度目のシングルマッチになります。タイトルマッチに向けて前哨戦を戦ってきたのですが、星輝ありさは戦うたびに、私が今まで思ったことのない感情がふつふつと湧いてくる選手でした。こういう気持ちが『生理的に無理』なんだって分かりました。1月19日は星輝ありさから3カウントを私が取って、白いベルト、私の腰に巻きます。それ以上でもそれ以下でもありません」

 

星輝「星輝ありさです。そもそも、私からこの白いベルトかけて闘いたいって言ったキッカケが、5☆STARで直接林下さんに負けて。そのリベンジをするときに自分の大切なものをかけて試合をしたいなって思ったので、逆指名をさせてもらったんですけど、前哨戦を何回かやってるうちに、林下さんの本性って言うんですかね?それが見えてきて、私は今すごく楽しい気持ちになっています。ただでさえ強いのに、クールぶってるじゃないですか。後楽園ホールで本性を思い切り引き出す。それが見えたら後楽園どうなっちゃうんだろうっていう楽しみがあります。この白いベルトを巻くって言ってましたけど、仮に本当にこの白いベルトを林下さんが巻いたとして、どんな未来を描いていき、林下さんのプロレスで何を伝えていきたいのかなっていうところも興味があります。後楽園は色んな意味で楽しみです。だけど、私もむき出しで行かせてもらうので、私が負けるわけにはいかないし、絶対に勝ちます!」

 

詩美「……お前さ、ホント話がだらだら長いし、無駄口も多いしさ。その減らず口。後楽園では叩けなくしてやるからな?」

 

(詩美が立ち上がって星輝を睨みつけ、星輝も笑顔で立ち上がって詩美の顔を覗き込む)

 

星輝「今言った言葉って、私のペースに巻き込まれてること、気づいてますぅ?ふふふっ(笑)」

 

(ここで詩美が星輝の顔をビンタ。星輝の顔から笑顔が消え、ビンタで返すと両者つかみ合いの乱闘になる。若手選手たちがなんとか2人を引き剥がし、調印式と写真撮影をした後に殺伐とした雰囲気のまま2人は退席)

◆ワールド・オブ・スターダム選手権試合/30分1本勝負
〈王者〉岩谷麻優
VS
〈挑戦者〉渡辺桃

 

 最後に、メインイベントとなる第7試合に出場する渡辺桃、岩谷麻優が登場し、調印式を行った。

 この日の午前中に成人式に出席した桃は、そのまま振り袖で会見に登場した。

 

桃「見ての通り、先程成人式を迎えてきました渡辺桃です!なんか自分で言うのもなんですけど、振り袖すごく似合ってますよね?(笑)自分で言うのもなんですけど。そこで、岩谷麻優さん。貴女、女子プロレス大賞の授賞式、なにを着ていくんですか?まあ興味ないですけど。岩谷麻優さん、貴女、細すぎてなんにも似合わないでしょうね。その赤いベルトも同じ。貴女には似合いません。今年二十歳になるこの渡辺桃こそ、その赤いベルトがよく似合っているのと思うので、皆さん応援よろしくお願いします。あと、先月の後楽園大会で、『桃は私から何で勝てるの?』と聞かれましたけど、なんだったらドラゴン・スープレックスで貴女から3とってもいいんですよ?」

 

岩谷「はい!スターダムのアイコン、岩谷麻優です!今、ちょっと話あんまり聞いてなかったから……なんだっけ?女子プロレス大賞の授賞式で何着るのかっていうのは、自分ももうすぐ授賞式なんで、気合い入れて自分に似合うかは分からないですけど、ちゃんとした衣装で行きたいと思います。まあ、確かに桃はその着物似合ってるけど、逆にガリガリだから着物が似合わないとか言ってるけど、そんなお腹ブヨブヨで、こういう(自身の服を指して)服似合う?」

桃「似合います!」

岩谷「あっ、似合うんだ。そんなまだ二十歳なのにだら~んとしたお腹で?(笑)まず色んなことを喋るのはいいと思うんだけど、身体をしっかりと、だら~んとお餅みたいにさ、ぶよ~んとしてないでさ、もうちょっと引き締めた方がいいと思います。あと、赤いベルト似合わないって言ってますけど、まあ、それは自分自身が似合っていると思っていればいいことなんで、この赤いベルトとしてふさわしいとは思ってます。自分で。あと、『ドラゴン・スープレックスで勝つ』?自分はドラゴン・スープレックスっていう技に誇りを持って、何年もかけて何年もやって、今の形で完成してるんで。あんたのブリッジ力で勝てると思わないでください。まあでも、この前投げっぱなしドラゴン・スープレックス喰らいましたけど、その威力は半端なかったんで、気をつけたいなと思うんですけど、まあ自分が本家のドラゴン・スープレックスで勝つのか、ムーンサルトプレスで勝つのか、はたまた桃の技?ピーチ・サンライズ?テキーラ・サンライズ?で取るのか。まあ、皆さんご想像で楽しんでいただければと思います。……あっ!ご想像で楽しむんじゃなくて実際に見に来て、目で見て楽しんでもらえればと思います!えー、チョット待って!質問が多すぎて自分の言葉があんまりしゃべれないんだけど、桃とシングル何回かこうやってやってるんですけど、結構勝率が悪くて、負けっぱなしなんです。なのでここでちゃんと王者としてこのベルトを守りたいですし、スターダム9周年ってことは自分の9周年ってことでもあるので、二十歳でお祝いしてもらいたいのかわからないですけど、自分は9周年のお祝いを自分自身で飾りたいと思います。よろしくお願いします!」

<会見終了後の囲み取材>

ロッシー小川&木村花

――ジュリア選手の新ユニットについて注目が集まっていますが、X&XX選手についてなにか知っていればヒントを

小川「それはジュリアに聞かないとわからないです。ヒントではなく、答えしか無い」

 

――仮にジュリア選手が新メンバーを連れてこられなかった場合、ハンディキャップマッチになる?

花「私は彼女の新メンバーなんてホントはいないと思ってるんで。元々彼女は一人で乗り込むつもりなんじゃないかなーと思います。新メンバーを連れてくるようなチキンじゃないと思いますよ?1人で来ると思います。それくらい肝の据わった人だと思ってるんで。私はジュリアが1人で来るのを楽しみにしてます」

小川「アンドラス宮城は?」

花「アンドラス宮城は『誰だそいつ』って言ってましたよね(笑)すごいですけどね。今まで組んでた人を『誰だそいつ』って。そこの部分だけ記憶を飛ばせる技術っていうのは私も見習いたいなと思いました」

 

――ユニット対抗戦について『ユニットをナメるなよ』という言葉がありましたが、実際試合を前にしていかがでしょう

花「ユニットと認めてないし、認めるつもりもないし、それだったら2年連続でやってるドラフトの意味もないし、そんな勝手に『それじゃユニット作りま~す』って言って勝手にユニット作れるんだったら、じゃあ私達が今までやってきたことってなんだったのっていう。私もTCS始める前は“多国籍軍(仮)”ってやってましたけど、別にそれもユニットとして動いてるわけではなくて、外人を集めてやってただけで。筋を通すことも出来ない人なんだなとは思いますね」

 

――女性限定興行について、これまでの長い女子プロレスの歴史で史上初だと思います

小川「無いんじゃないでしょうかね。女性ファンが多い大会っていうのはありますけど、ホントの昔の話でいうと、30年くらい前は男性ファン全くいなかったので。でもそれは限定ではないので。今回“限定”と謳っているのは初めてなので、どういう結果というか反応があるのか。ファンのリアクションも女性だけだと違うと思うので、それは楽しみにしたいですね。でも、私も入れないっていう(笑)」

花「お留守番です(笑)」

 

――花選手がかねてから希望していた女性限定大会が実現することになりましたが、どのように思いますか?

花「私もやりたいやりたいとはずっと思ってて、女性限定のファンイベントとかも元々計画してたんですけど、中々実行に移す機会がなくて。今回は女性だけの興行を打てるっていうのはすごく夢がかなったっていう気持ちです。ただ、本当に初めてなので、いつもの会場の雰囲気とはまた違う雰囲気になると思うんですけど、それも本当に予想がつかないので、どんな感じになるか楽しみですよね。女性の方が見る目が厳しいと思っているので、ちょっとやそっとのことではワーっとならないと思うので、そこも考えて、女性の方の厳しい目もクリアできるように。それで会場が沸いて、『楽しい興行だったね』となれば、それは価値のあることだと思います」

 

――新体制となって初めての周年大会を迎えます。過去の周年大会では観衆が900人程度でしたが、今回これは上回ると思いますか?

小川「既にその数字は行ってますんでね、満員になると思いますよ。今は先月の後楽園でもそうですけど、地方も回っている中で前年比でも上がっていますので、人数的には上回ると思います。あとは試合内容で、来年の10周年につなげていけるようなものを提供していかなければならないと思いますね」

 

――現在、赤いベルトと白いベルトは一期生の2人が巻いていますが、これからも一期生が団体を引っ張っていくことになる?

小川「まあ、それが歴史なんで。星輝ありさは一回辞めて戻ってきたり、岩谷麻優が今までやってきたことでスターダムの歴史があると思っているので、この2人がいなくなった場合は全然違った歴史になっていたと思う。歴史を感じますよね。ただこればかりはみんな狙ってますからね。1年後にどうなってるかわからない。彼女(花)も狙っているかもしれない」

 

――女性限定興行について、成功のために女性へ向けてどのようにPRしていきますか

花「私はデビュー当初から女性に褒められるのは価値があることだと思ってずっとやってきて、『もっと女性を増やしたい。女性に褒められたい』ってやってたので、私自身は今までとやることは全く変わらないかなと思うんですけど、厳しい目があるということは意識して試合に臨みたいです」

小川「あと何ヶ月もあるのでね、徐々に徐々に女性に向けて盛り上げていけばいいと思いますし、女性ファンだけじゃなくて男性ファンも大事なので。でも斬新な大会だと思うんですよ。女性だけの大会って。また違ったスターダムが出来るかもしれないですね」

花「普段遠慮してこれてない女性の方とかも来てくれるんじゃないかって」

小川「見たら多分ハマると思うんですけど、中々ね、キッカケがないと思うので。キッカケがないだけなら、じゃあ我々が作りましょうと。ただ、私も入れないんでね(笑)」

 

――2020年の目標はなにがあるでしょうか

小川「目標は、後楽園大会が14大会ありますし、4月に大田区総合体育館もありますし、19日の9周年大会を終えたらもう10周年に向けての動きになりますので、来年10周年イヤーを大々的に迎えるために確実に集客なり試合内容を挙げていって、スターダムが爆発するのは来年……今年も爆発するんでしょうけど、来年大きく爆発させられるようやっていく段階じゃないかなと」

花「やっぱり去年は結果を残したくて、5☆STAR優勝したんですけど、そこで初めて発言権が得られたと思うので、赤いベルトに挑戦したんですけど、負けてしまって。ギリギリ結果を残せなかったっていうのがあるので、今年は結果を残して、“スターダムで1番シングルが強い人”っていう認識を持ってもらいたいです」

 

――「常に後楽園を満員にする」という気持ちはある?

花「後楽園満員は達成できてるので。まあ4月の大田区総合体育館大会は、大きいところでやるっていってもお客さんが入らないと意味がないと思うので、お客さんを一杯にして熱い会場でやるっていうのは目標に近いですね」

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