2020/02/21 NEWS

3・8東京・後楽園ホール無観客大会の対戦カード発表記者会見

 

2月20日(木)記者会見をおこない、“無観客試合”となる3・8東京・後楽園ホール大会の対戦カードを発表。原田克彦社長が新型コロナウイルス感染拡大についての措置を説明するとともに、タイトルマッチの調印式、カード決定済の出場選手が意気込みを述べた。

■大会名:「ロストディケイド Presents NO PEOPLE GATE

■日時:2020 3 8 日(日)11:30 開始

会場:東京・後楽園ホール 無観客試合(お客様はご来場いただけません)

チケット払い戻しに関しては公式サイトをご参照ください

《決定対戦カード》

【第 5 試合】メインイベント

岩谷麻優(STARS vs 鹿島沙希(大江戸隊)

【第 4 試合】ワンダー・オブ・スターダム選手権試合/30分1本勝負

<王者>星輝ありさ(STARS vs <挑戦者>刀羅ナツコ(大江戸隊)

【第 3 試合】ゴッデス・オブ・スターダム選手権試合/30分1本勝負

<王者チーム>ビー・プレストリー&ジェイミー ・ヘイター(大江戸隊) vs <挑戦者チーム>渡辺桃&林下詩美(Queen’s Quest

【第 2 試合】TCS vs DDM スペシャルタッグマッチ/20分1本勝負

木村花&ジャングル叫女(Tokyo Cyber Squad vs ジュリア&舞華(Donna Del Mondo

【第 1 試合】スペシャル時間差バトルロイヤル

出場選手は当日入場と同時に発表!

株式会社ブシロードファイト原田克彦社長「今後のスターダムの大会、およびイベント開催に関してなんですが、このたびの新型コロナウイルス感染拡大を受けまして、慎重に検討を重ねて参りましたが、お客様、スタッフの安全確保を優先することを考慮しまして、3月の半ばまで大会、イベントをすべて中止、および延期することを決定いたしました。今後の状況によっては、これ以降についても中止期間を延長することもございます。その際は決定しだいホームページやSNS等で告知させていただきますので、よろしくお願いいたします。楽しみにされていたファンの方々には大変申し訳ない気持ちでいっぱいなのですが、何卒ご理解いただきますようお願い申し上げます。次に、これに関してチケットの払い戻しについてですが、該当大会のチケットをお買い上げいただいているお客様に関しましては、すべて返金対応をいたします。購入されたプレイガイド、会場販売によって手続きが少し違ってくるものもございます。スターダムのホームページにも掲載してございますので、ご確認していただければと思います。スターダムはこのピンチをぜひチャンスに変えて頑張っていこうと思っています。ファンの方々に満足してもらえるような、このようなときだからこそできる前例にとらわれない企画をどんどん出していきたいと思っております。このあと選手たちから紹介しますが、3月8日の後楽園大会の無観客試合のYou Tubeでのライブとか、投げ銭企画、グッズの販売をより充実させるとか、そういったことをどんどんアイデアを出していきますので、引きつづきスターダムを応援していただければと思います。何卒よろしくお願いいたします」

中野たむ&星野唯月がPR

中野たむスペシャルPR大使「宇宙一カワイイアイドルレスラー、スターダムスペシャルPR大使の中野たむです。今日は私より3月8日、日曜日開催、“ロストディケイドPresents NO PEOPLE GATE”後楽園ホール大会と、3月4日、水曜日発売の東スポ特別号について発表させていただきます。まず3・8後楽園大会の大会名と特別協賛が決定いたしました。その名も“ロストディケイドPresents NO PEOPLE GATE”です。ちなみにロストディケイドとは、先日ブシロードよりリリースされたばかりで一時アップルストアとグーグルプレイストアの両ストアで無料ダウンロードランキングがなんと同時1位を獲得した大人気ゲームなんです。豪華声優陣が出演する超大作ファンタジーなんですよ。発表会であの木村花がキダニッチ(木谷高明オーナー)に景気よく3度目のビンタをしたのもおぼえていらっしゃるんじゃないでしょうか。ちなみに3・8後楽園ホール大会のオープニングセレモニーにて、私、中野たむがこのゲーム、ロストディケイドのPRをしますので、そちらも楽しみにしていてください。その2。つい先日、無観客試合として発表させていただきました3・8“ロストディケイドPresents NO PEOPLE GATE”後楽園ホール大会で、なんとYou Tubeによる全世界無料生配信が決定しました。こちらなんですけども、スターダムの公式You Tubeチャンネルにて3月8日当日11時半から生配信です。いまのうちにみなさんチャンネル登録をしておいてくださいね。客席に今回カメラを設置します。初めての試みです。いつもご来場いただいているみなさまにも、まだプロレス見に来たことない方も客席から実際に試合を見ていただいている臨場感を味わっていただくことができますので、楽しみにしていてください。実況解説入りです。こちらスペシャルゲストになんとXアンドXXが来ていただける予定になっております。こちらも乞うご期待です。ところでみなさん、You Tubeのスーパーチャットってご存じでしょうか? これ、私も初めて知ったんですけども、出演者を応援できる投げ銭機能ですね。画面のところにボタンがあって押すと応援してますよっていうシステムだと思うんですけど、これでお客様の生の声援がなくても私たちに応援してるよ頑張れってボタンで応援していただくことができるシステムになってますので、みなさんぜひ応援したいと思ったら投げ銭を投げてみたりして楽しんでいただくこともできるので、こちらもよろしくお願いします。その3。3月4日、水曜日より、東京スポーツさんより、新日本プロレスさんとスターダムの特別号を発売します。内容はスターダムのアイコン岩谷麻優選手の10年間をまとめたロングインタビューをはじめ、スターダムスペシャルサポーターの相羽あいなさんと木村花選手の対談、キックボクサー・ぱんちゃん璃奈選手と星輝ありさ選手の対談、さらにジュリア選手、朱里選手、舞華選手の3人によるドンナ・デル・モンドな女たちの座談会があるそうです。このユニット名、言いにくいんですよね。スターダムのいまがわかるユニット相関図もありますので、最近のスターダムが気になって気になってしょうがない諸君、ぜひ必見です。さらにさらに、新日本プロレスファンのみなさんにも朗報。今月2月22日をもって引退される“野人”中西学選手と今年1月5日をもって引退された“ワールドレジェンド”獣神サンダー・ライガーさんが10ページ以上にわたって大特集されております。東スポさんならではの秘蔵写真もいっぱいです。こちらもご覧ください。そしてそして、新日本プロレスさんとスターダムの公式ツイッターにて、中西選手とライガーさんの貴重なサイン入りTシャツのほか、岩谷麻優選手、星輝ありさ選手、ドンナ・デル・モンドグッズが当たるダブルリツイートキャンペーンも実施いたします。たくさんたくさんリツイート、フォローお願いします。全国のコンビニにて3月4日、水曜日、350円で発売です。新日本プロレスの会場でも販売予定ですので、よろしくお願いします。ちなみに岩谷麻優選手の秘蔵写真もいっぱいあるそうなので、私も個人的に3冊は購入したいと思います。楽しみぃ」

星野唯月ECショップPR大使「ECショップPR大使に就任いたしました星野唯月です。たむさんのグッズとパーカー、麻優さんのリストバンド。このたびECサイト大リニューアルいたしました。なんと選手のサイン入りグッズが買えちゃいます。いま私が着ているようなグッズだったりとか、最新のガイドブックだったりとかもすべて買えるようになっております。新商品も随時追加予定です。これから私が選手のグッズを動画やSNS等で紹介していきます。いつでもどこでもグッズが買えちゃいますので、いますぐチェックです。詳しくはスターダム公式ホームページのショップページをご覧ください」

中野「いつでもどこでも買えるの?」

星野「ハイ、いつでもどこでも買えます」

中野「しかも、PR大使なの?」

星野「ハイ、そうです」

中野「私、元祖PR大使なんですけど。あえてPR大使を名乗ろうという、その気持ちはどういうことなの?」

星野「いや…」

中野「ケンカ売ってるの?」

星野「いや、売ってないです。売ってないです。でもこれは、どこでも、どこでも買えるので、3月8日の後楽園ホール大会のグッズも準備中でございますので、たむさんもぜひ、みなさんもぜひご覧ください。よろしくお願いいたします」

中野「ハーイ」

【第 1 試合】スペシャル時間差バトルロイヤル

出場選手は当日入場と同時に発表!

【第 2 試合】TCS vs DDM スペシャルタッグマッチ/20分1本勝負

木村花&ジャングル叫女(Tokyo Cyber Squad vs ジュリア&舞華(Donna Del Mondo

ジュリア「ジュリアのことが好きで好きでたまらない諸君、ごきげんよう。私たちが第23代アーティスト・オブ・スターダムチャンピオンチームの舞華とジュリアです。次期挑戦者じゃなかったんだっけ? 大江戸隊とやって負けたヤツらね、トーキョーサイバースクワッド。この試合、朱里はいないけど無観客試合ということで、You Tubeの生配信で全世界のお客さんにコイツらの恥をかくところを見せてやるよ。木村花はジュリアのことが好きで好きでたまらないから1カ月さみしかっただろうに。大丈夫、たっぷり味わわせてあげるよ。ジャングル叫女に至っては、赤いベルト戦が流れて、頑張って頑張って、名古屋と関東を往復してましたよね、営業頑張って。でも赤いベルト戦は流れた。オマエにチャンスなんかまわってこねえんだよ。オマエらにチャンスなんかまわってこねえんだよ。そういう運命なんだよ。かわいそうに。まあ、生配信でオマエらに生き恥を書かせてやるから、みなさん楽しみにしていてくださいね」

舞華「木村花に関してはジュリアに任せているので、そこは置いといて、私はそこにいる赤いエクステをつけた、私のことを意識しているであろう、自称パワーファイターと対戦をして、どっちが強いか、視聴者のみなさまにお見せしたいと思います。それでは、アリベデルチ」

ジュリア「またな」

ジャングル叫女「この赤いエクステは、本来、今日、あったであろう赤いベルトの調印式、そして2月23日、名古屋大会、その赤いベルト戦に向けてつけたものです。名古屋大会が中止が決まって、まだどうしても受け入れていない自分がいたんですけど、さっき画面に2月23日、名古屋国際会議場、中止、その言葉を見てあらためてなくなっちゃたんだなって気持ちがやっと芽生えたというか。今回、名古屋の大会で初めてのシングルマッチになる岩谷麻優との試合。私は、デビューする前から岩谷麻優にあこがれてプロレスラーになりたい気持ちがあってスターダムに入って、そんな岩谷麻優と初めてシングルマッチ、それが名古屋、そしてタイトルマッチ。正直、メチャクチャ気合い入ってて、家族、友人、そしてたくさんの名古屋にいるファンの方々、みんなの顔を思い浮かべると、すごく辛い気持ちになるんですけど、プロレスラーはやっぱりどんなときも強くいないといけないんですけど、でもやっぱりどうしても今回のことだけはやりきれない。誰が悪いっていうわけじゃないからこそ、どこにもぶつけることのできない感情があって、ジュリアの言う通り、これもまた運命なのかなって思うんですけど、それでもまた必ず自分の手でチャンスをつかんで。またイチからになっちゃうかもしれないけど、名古屋の会場をいままで以上にいっぱいにして、たくさんのお客さんの前で試合ができるように準備していきたいと思います。何度もタイトル、チャレンジして、まだシングルのベルトを巻いたことがなくて、それでもあきらめずに応援してくださるファンのみなさんのためにも、必ず次の名古屋大会、名古屋ビッグマッチ、成功させたい。そういう気持ちでいっぱいです。後楽園大会も、このモヤモヤした思い全部、舞華?舞華にぶつけて、潰したいです」

木村花「恋するファンキーリーダー木村花です。今回、コロナウイルス対策ということで、2月中の試合が全部中止になって、ジャングル叫女が名古屋大会にどれだけの思いをかけてきたかっていうのは、私が一番間近で見てきたので、その辛さは私にも伝わってるし、いつも見てくれてる人にも伝わってるし、悔しさも伝わってる。だからこそ私は、グダグダ言ってられないんです。3月8日の後楽園ホール大会、無観客試合。私もね、初めての体験なのでいったいどんな雰囲気で1600人が入る後楽園ホールに誰ひとりいない会場で、私たちだけで試合をするっていうのはホントに未体験なので、怖さもあるんですけど楽しみでもあります。私は、毎回試合をするときに、見に来てくれてるお客さんと会話をしながら試合をするのを楽しみにリングに上がっているので、今回それができないというのは、個人的にすごい辛いことなんですけど、いま3月8日の画面の向こう側にいるアナタとつながっていると信じて、同じ空の下、声は聞こえないかもしれないけど心は通じていると信じて、画面の向こう側にいるアナタにこの試合を届けたいと思います。(DDMに)なに笑ってんだよ、テメー、オイ! ぶっちゃけ、メッチャ、ストレス溜まってんの! 試合がないプロレスラーなんて、ただのクズ人間。3月8日やっと試合ができると思うと超楽しみだし、テメエらのことなんてストレス発散の道具にしか思ってねえから。ナメんじゃねえぞ、マジで。久々に暴れさせてもらうよ」

【第 3 試合】ゴッデス・オブ・スターダム選手権試合/30分1本勝負

<王者チーム>ビー・プレストリー&ジェイミー ・ヘイター(大江戸隊) vs <挑戦者チーム>渡辺桃&林下詩美(Queen’s Quest

※第17代王者、初防衛戦。

渡辺桃「今回、このゴッデス・オブ・スターダムが決まったんですけど、無観客試合とか、私にはもうどうでもよくて、私はビーと闘えることがとてもうれしく思ってるんですけど。(イヤホンをつけている王者組に)聞いてんの? ……。まあもう、いっか。とりあえずこの2人がゴッデス・オブ・スターダム巻いていることを私は許せないので、あの9周年大会の裏切りから私はずっとビーを恨んでいるので、ここで確実に私が倒して、もう二度とこんなふざけたマネはできないようにしたいと思います」

林下詩美「自分はここ最近タイトルマッチ、持ってるベルトは取られ、挑戦したベルトも取れず、いまベルトなしの状態でのゴッデスの挑戦になるんですけど、相手は私のベルトを取ったジェイミーもいますし、私たちのクイーンズクエストを裏切ったビーもいますし、そうですね、ここ最近の恨みをぶつけるにはすごくいい機会なのかなと思いますし、ゴッデスのベルトは私が初めて取ったベルトでもありますし、そのとき取ったのも桃さんとという、すごく思い出のあるベルトなので、ここで取り戻していま勢いの落ちてきているクイーンズクエストをまた這い上がらせていきたいなと思います」

ジェイミー・ヘイター「(音楽を聴いていて)あ、失礼。(ビーに)どうぞ」

ビー・プレストリー「大丈夫よ。誰も気にしていないから。そうね、私たち2人、今回はモモとウタミと闘うんだけど、ビーがクイーンズクエストを離脱したとか、ビーとジェイミーがくっついたとか、いつまでも言ってるようだけど、アナタたちはどれだけのプライドを持ってタイトルマッチを闘っていたの?(ジェイミーが耳打ち)え、ファンがいないの? 会場にファンがいないの? 空っぽの会場で私たち試合するの?」

ジェイミー「そうだよ、観客がいないんだって」

ビー「それは困ったわ。気をつけないといけないわね」

ジェイミー「そこは気をつけて闘わないとね」

ビー「モモ、そしてウタミ。アナタたち2人とも私とのワールドタイトルマッチで負けてたわよね。モモも勝てなかった。ウタミも勝てなかった。しかも2人ともベルトを失っている状態よね。そんなアナタたちがどうやって私たち2人から勝つつもりなの? いまベルトがないんでしょ。どうやって勝とうっていうの? 自分自身の状況をよく考えた方がいいわよ。(紫雷)イオがいなくなってからクイーンズクエストはいったいなにを残したというの? 私はイオのいたときのことはよく知らないけど、アナタたちでなにを残せたの?」

ジェイミー「恥ずかしいね」

ビー「図星だったかな?」

ジェイミー「とっても。かわいそうなくらい」

ビー「そうね。とにかくクイーンズクエストからオーエドタイにユニットの勢いは移行しているのよ。いま現在、一番スターダムで強いユニットはオーエドタイだって、わかってるよね。明らかでしょ。タッグのベルトがここにあるんだから、最強なのは私たち。この試合後にアナタたちはあらためて痛感するよ。オーエドタイの私たちこそが一番だってね」

ジェイミー「大丈夫、心配ない」

ビー「とにかく私たちはタッグのチャンピオン。私たちはすでに別次元の存在なの。モモ、ウタミはBow down to the queens!とか言ってるけど、私たちの返答はこう。アナタたちQQは、ファ●クユー!」

【第 4 試合】ワンダー・オブ・スターダム選手権試合/30分1本勝負

<王者>星輝ありさ(STARS vs <挑戦者>刀羅ナツコ(大江戸隊)

※第13代王者、11度目の防衛戦。

刀羅ナツコ「去年の12月くらいだったかな。私が星輝ありさとベルトを懸けてやりてえって言って、ようやく私にその順番が回ってきたんだけど、3・8は無観客、人が誰もいねえなかで、最初は笑っちゃったけどホントに。まあでも、よくよく考えてみたら、You Tubeで生放送されるってことは後楽園に、後楽園の最大収容人数を上回るヤツらがこの試合を見るってこと。これ世界でもやるんでしょ? 日本だけじゃなくて、世界中のヤツらがこの試合を見ることができる。メチャクチャおもしろいじゃん、そんなの。星輝ありさの転落を後楽園に来るヤツらだけじゃなくて、日本中、いや世界中がリアルタイムで見ることができる。最高だよね。どんな試合にしようかなって考えるだけでワクワクする。客がいないところでしかできないようなことをたくさんやってやろうって思うんだよ、ホントに」

星輝ありさ「3月8日、個人的にはこの鬼みたいな刀羅ナツコと闘うの、すごく楽しみにしています。で、やっぱりその観客がいない中でやるのってどんな感じなんだろうっていう不安もあります。さっき言ってましたけど、でも、お客さんがいない中で、かつ、全世界に配信されるってことは、ふつうだったら後楽園に1600人が入るところが1億人が後楽園に来てるぜみたいな感じなのかな、みたいな感覚なんですよね。言ってることわかんない(笑)。まあ、お客さんがいない中でやるのも最初は不安ではあったんですけど、逆になんか楽しみになってきて、スターダムで初なわけですよ、無観客試合っていうのが。それを体験できるのは、けっこういい経験なんじゃないかなって思ってます。まあ、ナツコさん、何億人だかわかんないけど世界中の人たちが見ている画面の前で私が転落するところを見せたいと言ってますけど、むしろそういうふうに思ってきてもらえるならすごくうれしいです。私って生命力がすごく高くて、なんか、言葉選びアレからもしれないですけど、殺しにかかられてる方が、すごく強くなれるんですよ、より。なので、まあ、楽しみです。たぶん絶対に凶器とかやってくると思うし、なんか反則とかやってくると思うんですよ。ふだんはそういうときにお客さんの声で助けられたところもあったんですけど、まあ、でも自分との闘いもあるので、乗り越えて、私はこれに勝ったら11度目の防衛になるので、しっかり勝ちたいと思います」

【第 5 試合】メインイベント

岩谷麻優(STARS vs 鹿島沙希(大江戸隊)

鹿島沙希「正式に岩谷麻優とのシングルマッチが決定しました。しかもルールもなにも決まってないのにメインイベントということで、いまYou Tubeライブを配信していると思うんですけど、おそらくコメント欄は“鹿島沙希じゃ役不足だ”“弱いのにザコがいきんな”とか書いてあると思います。そんなの岩谷麻優のとなりにいた自分が一番わかってますよ。岩谷麻優が強いことぐらいは。まあね、いままでの組まれてきたシングルマッチ、復帰してから2回あったんですけど、ゴッデスじゃないや、5☆STARのリーグ戦とかで岩谷麻優とのシングルマッチが組まれたことはあります。でもそれは…(岩谷に)なに?」

岩谷「いまYou Tube見てる」

鹿島「まあそれは、会社側からそういうカードというのでシングルマッチが組まれたんですけど、今回はずっと自分から言いつづけてきて、自分で行動して、自分でずっと発言しつづけて組まれたシングルマッチ。いままでのシングルマッチとは自分の思いも全然違いますし、自分の中ではホントにすごい特別な…(岩谷に)なに?」

岩谷「泣いてるのかなと思って」

鹿島「風邪だよ」

岩谷「ハハッ」

鹿島「(すごい特別な)シングルマッチだと思ってます。今回思う存分、岩谷麻優をシングルで堪能できるということで、なぜ自分が岩谷麻優を裏切って、大江戸隊にいってまでこの態度を取ったのか、このシングルマッチを通して伝えていきたいと思います」

岩谷麻優「今回、鹿島沙希に何回も何回もシングルをやれって言われて、やろうと言われて、最初はもうまったく興味がなくて、こんな裏切り者どうでもいいやと思ったし。ホントに一番仲良かったからこそ、最初はクソ腹立って、でも、だんだんどうでもよくなって、すっごい興味なかった、ホントに。でも、ちょっとやってみたいことがあってルール的に。言ったんですよ、ルールはなんでもいいって。その瞬間に、あっと思って。これボコボコにできるチャンスかもしれないと思って。それで自分が考えたルールでいいならシングルやっていいよって思ったんですけども、まさか、沙希ちゃんと後楽園でメインに立つとは思わなかったです」

鹿島「いいからさ、早くルールを教えてくんね?」

岩谷「ルール? 自分は挑戦したことないんだけど、(鹿島が)1回やったことあるヤツ。わかんない? 心当たりない?」

鹿島「ランバージャックマッチ?」

岩谷「ピンポンピンポンピンポンピンポン!」

鹿島「クイズ番組やってんじゃないんだからさ。そういうノリじゃないから」

岩谷「ランバージャック、やってみたかったんだよね。いまいちよくわかってないんだよね。自分自身ルールね。ちょっとよくわかってないんだけど、一回、むかし、鹿島沙希と愛川ゆず希がランバージャックやってたときに、この人、すっごいボコボコにされてたの。その試合をセコンドで見てて、ウワーと思って。えげつない攻撃すんなあと思って。裏切られてホントにボコボコにしてやりたい気持ちなんで、このルールだったらいいんじゃないかなと思いました。で、ベルトに関して。ベルト要らないんでしょ? ベルトは要らないって、いつも言ってるよね」

鹿島「自分はいま赤いベルトがほしいよりも岩谷麻優と闘いたいとの思いの方が強いから」

岩谷「いま見ての通り、ベルト持ってきてないです。ベルトは、懸けません。後楽園のメインイベント、何万人とインターネットで見てくれる方が多いと思うんですけど、メインイベント、赤いベルト懸けません。なぜならば、なぜならば、理由聞きたいでしょ、懸けない理由。せっかくなんだからさ、このピンクのモヤシに勝ってさ、防衛記録伸ばした方がいいじゃないと思う人もいると思うんですけど」

鹿島「オメエもピンク着てるじゃねえか、今日! モヤシみてえな体型して。同じようなもんだろ。オマエ狙ってきたのか、今日。狙ってるの、それ?」

岩谷「いや、偶然。偶然だけど、確かにピンクのモヤシっちゃモヤシだけど。なのでコメント見る限りね、役不足とか書かれてないよ。意外となんか楽しみにしてる人が多いと思うけど。ベルト懸けろよとか書かれてるけど、自分は懸けないです。なぜならば、ずっとね、ずっと前から新しいコスチュームを作ってたんですよ。新しいコスチューム作ってて、でも赤いベルトのタイトルマッチのときって、自分、赤いコスチュームを着ているときが多いんですよね。でもなかなかニューコスを着るタイミングがわからなかったんですよ。新木場で着るのもいいかなと思ったけど、どうせならたくさんのお客さんの前で初披露したいなと思って、今回、赤いベルトを懸けずにノンタイトルで。ただ単にベルトを懸けないのは、新しいコスチュームで試合をしたいから。ただそれだけです。え、大丈夫?」

鹿島「大丈夫」

岩谷「なんか、なんか、なんか言ってくださいよ。いま聞きましたよね。ランバージャック、ベルトは懸けない。どうですか?」

鹿島「OK」

岩谷「OKとのことなので、ありがとうございます。というわけでね、いま風邪ひいてる場合じゃないですよ、アナタ」

鹿島「鼻炎」

岩谷「鼻炎ね。まあ、ちゃんと治してください。当日ホントに万全な状態で来てもボコボコにしますんで、ちょっとでも体調不良があったら瞬殺ですよ」

鹿島「ランバージャックならさ、個々の闘いでもあるけどさ、ユニットの闘いでもあるよね」

岩谷「このランバージャックデスマッチってチームの力も大事なので。いかにSTARSが強いかをオマエに知らしめてやるよ」

鹿島「いかにいまの大江戸隊がすごいかをオマエに知らしめてやるよ」

岩谷「STARS抜けたこと後悔すんなよ」

――無観客試合になることについて。

岩谷「ホントに初めてのことですし、想像ができないですね、まだ。どうしてもやっぱり自分は、入場してコーナーに上ってアピールだったりリストバンド投げたり、紙テープをクルクルやったりとか、誰に向かってやればいいのかなとか。自分はどんなにやられてもやられてもみなさんが応援してくれる声援があってこそ力を発揮できると思っているので、ちょっと今回なにをやっても無反応になるので不安はあります。でも、逆になにしてもいいのかなと思ってもいるので、不安とワクワクが入り交じってる感じですね。新木場の時点で鹿島沙希に赤いベルトはべつに懸けなくていい、シングルマッチがただやりたいって言われた瞬間にランバージャックというのが浮かんで、まあ、ふつうの試合をやってもたぶん自分が勝つんで、余裕で。起死回生はちょっと怖いんですけど、なんかちょっとおもしろみが足りないなと思って今回このランバージャックっていうルールにしたいですけど、STARSを岩谷麻優を裏切ってほかのユニットにいったわけなんで、これは個人個人の闘いではなく、ちゃんとチームとしての闘いでもあると思うんで、お客さんはいないですけど、ちょっとSTARSの絆、これをあらためて鹿島沙希にぶつけたいと思います」

ロッシー小川エグゼクティブプロデューサー「今回の目的というのはやっぱりYou Tubeの発信を見ていただくということが無観客ということで重要なポイントになってくると思うんですけど、逆に映像だけ見てたら実況もつくし解説もつくので、そこまで違和感ないと思うんですよ。その中でいつもと変わらぬ、またそれ以上の試合を見せてもらえば。まあヘンな話なんですけど、話題性満点なので、そこでまた次の展開、新しい方式といいますか、いままでになかった方式に挑戦するということで、意外とおもしろくなりそうな感じはします」

――タイトルマッチが組まれている中で、岩谷vs鹿島のノンタイトル戦をメインにした決め手は?

小川「本来観客がいて、その観客に見せるためにやってるわけで、それが第1試合からメインイベントあるじゃないですか。今回の目的は映像を通じて見てもらうことなんで、全部で5試合あるんですけども、どの試合を見てもメインイベントというか、それなりの意義があると思うんですよ。やっぱり今回、個人個人の闘争というよりもどっちかというとユニットを裏切った裏切らないみたいなところから発端してるので、総力を挙げるという意味ではメインイベントになるということじゃないんですかね。あとは第1試合で時間差バトルロイヤル。ここではいままでスターダムにまったく出たことがない選手とか、いろんな選手が出ると思いますので、そこにもお客さんを入れないという中でできるバラエティー感も出せるんじゃないかと思いますね」

岩谷「今回、ふだんスターダムを見たことないという人も多いと思いますし、試合映像というのはスターダムワールドで配信はされているんですけど、リアルタイムでYou Tubeというどこでも気軽に見れるところで生配信されるので、たくさんの人に見てもらえるきっかけになると思いますので、これを機にスターダムっておもしろいなと思ってもらえるような試合を見せていきたいと思います」

小川「おそらく今後、生中継とかそういう部分もあると思うんですけど、無観客だからこそできるものというのを存分に出していけたらと思います」

岩谷「挑戦ですね、チャレンジですね、いろんなことに」

小川「手前味噌みたいになるんですけど、普通の団体だとこういう英断はなかなかできないと思うんですけど、そこはブシロードグループが大きな会社というのがありまして、新型コロナウイルスが世間の風評になっているくらいで、それをいち早くこういう決断をしたのは普通のプロレス的感覚でいったらできないことだと思うんですよ。それをあえてやるっていうことはすごいことだなと思います」

――ランバージャックと決まったときに、選手が落ちたらほかのユニットの選手が攻撃するように聞こえた。ランバージャックとは選手が落ちたらセコンドがユニットにかかわらずリングに戻して闘わせる試合形式だが。

岩谷「う~ん、なんでも自由にやっていいんじゃないかなと思います。ランバージャックって自分もよくわかってないんで。あのー、ただ、ゆずポンが鹿島沙希をボコボコにして鹿島沙希がKOされたイメージがすごくあったので、ホントに同じようなことを味わわせてやりたいと思って、そのときランバージャックという名前がついていたので、そのまま今回それがパッと浮かんでランバージャックというルールにしたんですけど、なんでもありです。凶器とかは、さすがにちょっと痛いし、凶器はなしですよね、普通にプロレスのルールで考えたら」

小川「凶器なしといっても、やってくるでしょうからね」

岩谷「そうですよね。基本なんでもありにします。というか、このルールを提案したからには自分もボコボコにされる覚悟で挑むし、ボコボコにする気持ちでSTARSの仲間に助けてもらいながら試合をするので、そういう試合になると思いますので、それはもし自分がホントに究極にダメージがあって動けなくなった場合は、もう無理矢理にでも落としてその間に自分がちょっとでも回復するようにその間にボコボコにしてもらうかもしれないし、自分がここを落としたくないより落ちちゃったみたいなそういうときあるじゃないですか、たまに。逆に逃げられちゃったりしたときは、リングに上げろってSTARSのメンバーに指示すると思いますし、そこはもうユニットの信頼関係というか、言わずとも自分がなにを考えているかメンバーはたぶん把握してくれてると思うので、自分のその時々のコンディションというか、調子を見てそこはメンバーに任せたいと思います。でも基本はすぐ戻させるって感じ。ひとつ疑問に思うのが、ランバージャックマッチって場外カウントは、なし?」

――場外に落ちたらすぐセコンドに戻されるのが基本ルール。逃げ場がないように、リング内で決着をつけるよう闘わせるのがランバージャックデスマッチ。

岩谷「なるほど、なるほど。場外プランチャで飛んじゃったら…」

――すぐ戻される。

岩谷「そうなんだ! まだ(3月)8日まで時間があるので過去映像だったりとか、いろんなランバージャックの試合を見たりとか、これから勉強します。今日はちょっとパッと浮かんだのがランバージャックという言葉だったので言いましたけど、ハイ。なんとなく理解しました」

――叫女との試合がなくなったことについて。

岩谷「叫女とはホントに何年も何年も一緒にいるのに一度もシングルをしたことがなくて、今回初めてのシングルマッチで、それが赤いベルトのタイトルマッチ。すごい、なんだろう…。名古屋でっていうのもあってホントにスターダムのアイコンなのにアウェーの状況だなって。今回ちょっといつもは応援していただけてるのになんか応援していただけないんじゃないかとかそういう不安があったり。でも、ホントに叫女は名古屋に何度も何度もいってホントに頑張ってる姿、いろんなことに対してホントに頑張ってる姿を見てきたので、名古屋でちゃんとタイトルマッチ、ベルトを懸けてシングルマッチをやりたいって思ってたんですけど、やっぱり、う~ん、でも叫女って、なかなかこういう運を手に入れられない人なんですよね。なんかいいところまでいくのに、なかなかチャンスをものにできない部分がすごく多くて。今回も運が悪かったというか、ちょっと持ってなかった。でも必ず名古屋でやります。絶対やります。なんか言おうとしたんだけど忘れちゃったな…。叫女と赤いベルトを懸けてやるためにも、今回は後楽園では懸けないというのもちょっとありました。必ず実現させなきゃいけないカード。それがいつになるかわからないですけど、やります、やりたい」

――叫女戦が流れ、その前にはSareee戦が流れた。2回続けてワールド・オブ・スターダムのタイトルマッチが中止になっている。この現実を岩谷はどう捕らえている?

岩谷「う~ん、いま言われて気づきました。ホントですね。自分も持ってなかったのかもしれないですね(苦笑)。う~ん。なんですかね? まあ、すべて運ですよ。人生なにが起こるかわからない。落ちこぼれでも、トップレスラーになれるし、赤いベルトが決まっててもなくなるし。もうホントに人生っていうのは運ですね、ハイ。なにが起こるかわかんないですけど、そういう人生、楽しみたいと思います」

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