5☆STAR GP2018
9月24日(祝・月)後楽園ホール(観衆850人)
◆バトルロイヤル 時間無制限 |
||
木村花 |
5分29秒 ブレーンバスター→体固め |
羽南、AZM |
◆5☆STAR GP2018 ブルースターズ公式リーグ戦 15分1本勝負 |
||
ジェイミー・ヘイター<6点> |
3分55秒 スープレックス・オン・ニー→体固め |
鹿島沙希<4点> |
◆5☆STAR GP2018 スターズ公式リーグ戦 15分1本勝負 |
||
ニコル・サボイ<8点> |
6分24秒 逆片エビ固め |
ケリー・クライン<8点> |
◆5☆STAR GP2018 ブルースターズ公式リーグ戦 15分1本勝負 |
||
葉月<9点> |
5分23秒 葉・月ストラル |
夏すみれ<4点> |
◆5☆STAR GP2018 ブルースターズ公式リーグ戦 15分1本勝負 |
||
岩谷麻優<9点> |
15分00秒 時間切れ引き分け |
渡辺桃<8点> |
◆5☆STAR GP2018 レッドスターズ公式リーグ戦 15分1本勝負 |
||
キンバー・リー<6点> |
3分17秒 エビ固め |
レイチェル・エラリング<9点> |
◆5☆STAR GP2018 レッドスターズ公式リーグ戦 15分1本勝負 |
||
林下詩美<10点> |
6分48秒 アルゼンチン・バックブリーカー |
小波<6点> |
◆5☆STAR GP2018 レッドスターズ公式リーグ戦 15分1本勝負 |
||
刀羅ナツコ<4点> |
8分9秒 ダイビング・ボディプレス→片エビ固め |
ジャングル叫女<8点> |
◆5☆STAR GP2018 レッドスターズ公式リーグ戦 15分1本勝負 |
||
中野たむ<4点> |
6分41秒 後方回転エビ固め |
花月<9点> |
◆5☆STAR GP2018 決勝戦 30分1本勝負 |
||
<ブルースターズ1位>岩谷麻優 |
15分56秒 ドラゴン・スープレックス・ホールド |
林下詩美<レッドスターズ1位> |
※5☆STAR GP2018優勝は岩谷麻優
◆バトルロイヤル 時間無制限 |
||
木村花 |
5分29秒 ブレーンバスター→体固め |
羽南、AZM |
7人出場のバトルロイヤル。バトル参戦は珍しい木村花の存在がポイントか。大江戸隊に反旗を翻したとも取れる行動を起こした花。バトルロイヤルでほかの選手を圧倒するか、それとも集中砲火を浴びるのか。
花は欠場中の山口菜緒も含め大江戸隊総出で登場。ゴングと同時に標的にされたのは花とAZM。次々と串刺し攻撃を食らってしまう。JANの2人がダブルフォールを狙うがSTARSチームにカットされる。キッドが小野崎、渋沢がルアカを攻撃、キッドが小野崎を押え込んで退場第1号にしてみせる。つづいて渋沢がルアカを丸め込み退場に追い込む。シキッドがダブルでAZMを集中攻撃。キッドのボディープレスはAZMがかわす。AZMは渋沢に三角飛びボディーアタック。これで渋沢が退場に。羽南がAZMとキッドにエルボー連打。キッドがドロップキックを放つと羽南もやり返す。キッドがスイングネックブリーカーを決めるが2カウント。羽南がキッドを倒して外道クラッチ。そこへAZMがジャックナイフも割って入った花が踏みつけるとキッドが退場に。残るは羽南、AZM、花の3人。羽南がAZMに柔道殺法を駆使。花はリング下で戦況を見守る。AZMがハイキックカラブレーンバスター。羽南が技斬りで返すとAZMがフィニッシュ宣言。花が2人まとめてミサイルキック。花は「このちびっ子レスラーが!」と叫ぶと羽南めがけてAZMにブレーンバスター。まとめて押え込むと3カウントが入り、おいしいとこ取りの花が勝ち残りとなった。リング上には大江戸隊が勢揃いし勝ち誇った。
◆5☆STAR GP2018 ブルースターズ公式リーグ戦 15分1本勝負 |
||
ジェイミー・ヘイター<6点> |
3分55秒 スープレックス・オン・ニー→体固め |
鹿島沙希<4点> |
2勝4敗同士による最後の公式戦。どちらも優勝争いからは脱落してしまったが、最後は白星を飾りたいところ。とくに鹿島には、体調不良で欠場したことから不戦敗を喫しているだけに、悔しさは人一倍。9・30名古屋ではゴッデス・オブ・スターダム王座防衛戦が待っている。タッグ王者の面目にかけても勝利で公式戦を終了したいだろう。もちろん、英国RPW女子王者のジェイミーも同様だ。
ジェイミーへのコールにジェイミーは「アリガトー」と日本語で応える。ジェイミーがクリーンファイトを求め手を差し出す。鹿島が応じようとするとジェイミーが攻撃。鹿島が丸め込みにいくとジェイミーもやり返す。鹿島がアームホイップを放つとジェイミーがエルボーに。ジェイミーがニーアタックから鹿島をコーナーポストにブレーンバスター。ジェイミーがコーナーに振ると鹿島が飛びつく。止めたジェイミーだが鹿島が丸め込む。これで3カウントが入り、鹿島の勝利となった。と思われたが、これは2カウントの誤り。鹿島はあらためてコーナーに上がりダイビングフットスタンプ。ジェイミーが返すと、鹿島はダブルアームの体勢。ジェイミーが切り返すが鹿島が変型卍固めで絡みつく。ジェイミーはこれを叩きつけてニーを顔面へ連打する。ジェイミーが突進しニーアタック。鹿島が返すと丸め込み。鹿島はスタナーからダブルアーム式DDT。ダブルアームスープレックスホールドはジェイミーが返す。バックブリーカーからジェイミーが前方に根投付けニーを出す。鹿島が返せずジェイミーの勝利となった。
◆5☆STAR GP2018 スターズ公式リーグ戦 15分1本勝負 |
||
ニコル・サボイ<8点> |
6分24秒 逆片エビ固め |
ケリー・クライン<8点> |
ケリー・クラインvsニコル・サボイの大型外国人対決。ケリーがここで2点をゲットすれば決勝進出が確定。試合前の段階では岩谷麻優が8点でトップに並んでいるが、両者の直接対決ではケリーが岩谷に勝っているため、ケリーの進出となる。ほかの選手がブルースターズから勝ち進むためにはニコルの勝利が必要。ニコルは現SHIMMER王者。ここまで3勝3敗の五分としているが、王者としては不本意な成績だろう。負け越しでは終われないニコルの意地が、ケリーの足を引っ張るのか?
ニコルが握手を求めるがケリーは応じずにゴング。バックの取り合いからケリーが抱え上げるがニコルが切り返しブレーンバスターの体勢。ケリーがこらえて反対に投げようとするがニコルも耐える。ニコルが腕を取るとケリーがヘッドロックに切り返す。ケリーが締め上げるとニコルはグラウンドにもっていく。ケリーはヘッドロックを離さず立ち上がると再び締め上げる。ニコルがコーナー際にもっていきグラウンドへ。それでもケリーはヘッドロックをキープ。ニコルが投げようとしてもケリーは離さない。ニコルがロープに振ろうとしてもケリーはヘッドロックをかけつづける。ニコルが立ち上がり反転を試みる。ニコルがようやく脱出してグラウンドにもっていくと逆さ押さえ込み。返したケリーが蹴り上げるが2カウント。ケリーがニコルの首を取りニーも打っていく。ケリーが背中を蹴り上げ押え込むが2カウント。ニコルがバックキックからニーアタック。かわしたケリーが宙吊りスリーパー。ニコルのエルボーでケリーは宙吊りになり落下。ニコルがローキックの連打もケリーがキャッチ。ニコルがブレーンバスターを狙うとケリーが切り返してKパワー狙い。ニコルが体重をかけて回避すると脚を取る。ケリーがエスケープしようとするがニコルはヒザ十字へ。ニコルが逆片エビ固めに移行し締め上げる。これでケリーがギブアップ。ニコルが勝利し、ケリーは8点どまりとなった。
◆5☆STAR GP2018 ブルースターズ公式リーグ戦 15分1本勝負 |
||
葉月<9点> |
5分23秒 葉・月ストラル |
夏すみれ<4点> |
葉月vs夏すみれは大江戸隊同門対決。葉月には他力本願ながらまだ優勝への可能性が残されている。そのためにはケリー、岩谷が負け、自身の勝ちが絶対条件。ほかに渡辺桃にも葉月と同様の状況だが、葉月と桃は公式戦でドロー。この試合で夏が葉月を“アシスト”するか、それとも自分のために貪欲に白星を取りにくるのか。早い段階で優勝争いから脱落したとはいえ、夏にはワンダー・オブ・スターダム王者の桃から勝ち取った白星が光る。
まずは夏の出方に注目か。
大江戸隊の両者は同時入場。花月、花、山口も揃って大江戸隊ダンスを披露する。ところがダンスが終わらないうちから夏が葉月に襲いかかりスリーパー。場外戦となり、夏が葉月を客席に叩きつける。夏は葉月をリングに戻すとロープに固定し背中にビッグブーツ。ストンピングの連打からコーナーに浮浪とするが葉月が切り返しスワンダイブ式ミサイルキック。コーナーに追い込むと顔面ウォッシュを浴びせていく。葉月がフルネルソンバスターから「ふざけんなオマエ!」と叫んでフェースロック。葉月がそり上げるが、夏の足がロープにかかる。直後に葉月がビッグブーツ。夏のビッグブーツをかわして葉月が丸め込む。夏がムチで殴打し顔面を踏みつけると体を浴びせてグリグリ。夏がニーを腹部にぶち込むとビッグブーツからブレーンバスターホールド。葉月が返すと、夏がストンピング連打。夏は終わりを宣言するが葉月がエルボー。夏も打ち返してエルボーの打ち合い。葉月が張り手を見舞うと5分経過。夏も打ち返すと丸め込みの応酬へ。ここから3カウントを奪ったのは葉月。葉月が決勝進出の可能性を残して公式戦を終えた。試合後には両者ハグを交わし健闘を称え合った。
◆5☆STAR GP2018 ブルースターズ公式リーグ戦 15分1本勝負 |
||
岩谷麻優<9点> |
15分00秒 時間切れ引き分け |
渡辺桃<8点> |
開幕からまさかの連敗を喫するも4連勝で巻き返し、優勝の可能性がある岩谷麻優。決勝に進むためには、自身の勝利とケリー・クラインが2点を取らないことが条件となる。一方の渡辺桃はこの試合に勝ち、ケリーが負ければ優勝の可能性が復活する。以前から岩谷との一騎打ちにターゲットを絞っていただけに、たとえ優勝の可能性が消えて迎えることになったとしても、桃は岩谷からの勝利をなんとしても掴みにくるだろう。白いベルトを巻く王者として、元・赤白王者を潰しにくると思われる。それだけに岩谷には厳しい闘いとなることが予想される。
ブルースターズ最後の公式戦。ケリーが敗れたため2点を取れば岩谷が決勝進出。しかし葉月が前の試合で勝っているため、葉月と桃にもまだ望みがある状態。引き分ければ岩谷vs葉月で勝っている岩谷が進出。葉月と桃が同点で首位に並べば公式戦で引き分けているため、あらためて決勝進出者決定戦がおこなわれることとなる。桃が突進すると岩谷がドラゴンの構えに。桃が切り返すとロープワークの攻防を展開、岩谷がアームホイップを放てば桃もやり返す。桃のドロップキックを岩谷がかわす。岩谷がカウンターのドロップキックからロープ際で低空ドロップキック。リング下に落ちた桃に岩谷が場外プランチャを狙うが、桃がカムバックしドロップキック。桃が岩谷の左腕を蹴り上げる。左腕を桃が手中攻撃、ロープに腕をかけて締め上げる。左腕を蹴りとばすと岩谷はたまらず場外へエスケープ。岩谷が戻ると桃が猛然と襲いかかる。桃は左腕を踏みつける。岩谷が向かっていくがエルボーで吹っ飛ばされてしまう。桃がコーナー際で顔面を踏みつけ、再び左腕をロープにかけて攻撃。片足でカバーするが岩谷がクリアー。桃は岩谷を立ち上げてエルボー連打。岩谷はスリングブレイド、桃がエルボーを打つと岩谷も左腕でやり返す。5分経過。桃がエルボー連打、岩谷が回し蹴りからコルバタへ。コーナーに追い込むが桃がかわす。岩谷もかわしてドロップキック。桃が強烈なミドルキックを連打。岩谷がキャッチしドラゴンスクリュー。グラウンドでも決めると、右脚をサードロープにかけて締め上げる。腿裏を蹴り上げた岩谷はヒザ十字。桃がエスケープするが岩谷がさらにキックを浴びせていく。岩谷は右脚をセカンドロープに乗せると、コーナーからミサイルキック。岩谷は右脚を踏みつけてからコーナーに上がる。桃が追いつきコーナー上でエルボーを打ち合う。桃が雪崩式ブレーンバスターを敢行。蒼魔刀を3連発するが岩谷の肩が上がる。桃がチキンウイングフェースロック。10分経過。桃がテキーラの構え、こらえられるとハイキック。岩谷がカウンターで蹴り返すと、桃もハイキックで両者ダウン。8で立ち上がった岩谷が押さえ込みの連続も3カウントには届かない。岩谷がダッシュするが桃が止めて腕を極める。残り3分。岩谷が場外に出ると桃がエプロンをダッシュ。岩谷がかわして場外でドラゴンの構え。残り2分。場外でミドルキックの応酬。桃がBドライバーからエプロンをダッシュし蒼魔刀。桃は岩谷をリングに戻す。残り1分。桃がテキーラサンライズを決めるが2カウント。桃はピーチサンライズを狙うが岩谷が丸め込む。桃が返すと岩谷がハイキック。ドラゴンの構えから投げきるがここでゴング。時間切れ引き分けとなり、岩谷の決勝進出が決まった。
◆5☆STAR GP2018 レッドスターズ公式リーグ戦 15分1本勝負 |
||
キンバー・リー<6点> |
3分17秒 エビ固め |
レイチェル・エラリング<9点> |
花月とともにレッドスターズトップをいくレイチェル・エラリングがキンバー・リーと最後の公式戦。レイチェルは今年、キンバーは昨年、WWEの女子トーナメント、メイ・ヤング・クラシックに参戦した。レイチェルが決勝に進むためには自身の白星と、花月の勝ち以下が必要となる。両者とも勝てば直接対決で勝っている花月が優位。最後は他力本願を強いられるとしても、ここはキッチリと2点を獲得しておきたい。一方のキンバーはリーグ戦を通じて優勝争いに加わることこそなかったものの、オールマイティーな試合運びで元NXTの実力の片鱗を見せつけている。それだけにレイチェルの足を引っ張る可能性も十分。なによりも大きく負け越したままでは引き下がれないだろう。まだ見ぬなにかをキンバーが繰り出してくる可能性もある。
ゴングと同時にエルボーの打ち合い。場外に出たキンバーがレイチェルの足を引く。キンバーがエプロンからトペコンヒーロ。リングに戻すとカバーするが2カウント。キンバーが逆水平を連打もカウンターのビッグブーツを食らう。レイチェルがセントーンもキンバーがクリアー。レイチェルはキンバーを引き起こしパワーボムの構え。キンバーがかわしてキックの連打。レイチェルが返すと、キンバーがバックを取る。切り返したレイチェルがブラックホールスラムからコーナーに乗せて雪崩式狙い。キンバーがたたき落としてスワントーン。レイチェルがかわすがキンバーが丸め込む。強引に押え込むと3カウントが入り、キンバーの勝利となった。
◆5☆STAR GP2018 レッドスターズ公式リーグ戦 15分1本勝負 |
||
林下詩美<10点> |
6分48秒 アルゼンチン・バックブリーカー |
小波<6点> |
デビュー最短での初出場初優勝が視野に入っている林下詩美がリーグ戦最後の試合。相手はここまで3勝3敗の小波である。小波としては勝ち越しか負け越しかで今後の方向性に影響を及ぼしかねないだけに、ひじょうに大事な一戦である。しかも相手はビッグルーキーの詩美だ。詩美の決勝進出を阻止すれば大きな白星。花月についで2番目に詩美を倒した相手として記録に残ることになる。先輩の意地で詩美の足を引っ張りたいところだろう。勝率100%を豪語するトライアングルランサーを狙ってくることは間違いない。詩美がこれをどうやってさばき、自身の勝ちパターンにもっていけるか。そこが勝負の分かれ目となりそうだ。
ロックアップから腕の取り合い。小波がワキ固めから頭部にキック。ロープ際に追い込むと右腕を踏みつける。小波がサッカーボールキックからカバーするが2カウント。小波が左腕を捻り上げてアームブリーカー。詩美が返すとエルボー連打。小波がキックで迎撃するがカウンターのショルダータックルを食らう。詩美はコーナーに振って串刺しドロップキックからボディースラム、ショルダータックル。小波が返すと詩美はスリーパー狙い。小波が切り返しワキ固めから顔面を蹴飛ばす。小波が突進しスライディングキック。引き起こすとフィッシャーマンへ。詩美が返すと、小波が突進。詩美が一本背負いから引き起こしアルゼンチン狙い。小波が切り返そうとするが詩美がキャメルクラッチ。さらにそり上げた詩美だが小波が反転して腕を取る。詩美がエスケープすると大外刈りの連発。小波が返すと詩美はコーナーへ。ミサイルキックは小波がかわしてトライアングル狙い。詩美が踏ん張って持ち上げるが小波が丸め込む。小波が腕固めも詩美が切り返してスリーパー。小波が逃げようとするが詩美が逆落としから絞めつづける。詩美はアルゼンチンで担ぎ上げバックフリップ。もう一度担ぎ上げると小波がギブアップし、詩美が勝利、この時点でレッドスターズ首位に躍り出た。
◆5☆STAR GP2018 レッドスターズ公式リーグ戦 15分1本勝負 |
||
刀羅ナツコ<4点> |
8分9秒 ダイビング・ボディプレス→片エビ固め |
ジャングル叫女<8点> |
ジャングル叫女と刀羅ナツコがJAN同門対決で最後の公式戦。優勝候補にも挙げられていた叫女だが、ここへきて2つの引き分けが響いているようだ。花月、レイチェルのどちらかが白星を得た段階で叫女の5☆STAR GP2018は終了する。ナツコから2点を得てはじめて決勝進出への望みが復活するのだが、すべては他力本願。地元名古屋の凱旋を前に、どうしても優勝を手にしたいところだが…。一方のナツコは5連敗も中野たむとの公式戦で待望の初白星、気をよくしての同門対決ということとなる。それだけに、叫女にこれまでのすべてをぶつけてくることは必至。たとえ叫女に優勝の望みがあったとしても、ここはがむしゃらに自身の勝利を掴みにくるに違いない。9・30名古屋では昼にアーティスト・オブ・スターダム王座防衛戦、夜にゴッデス・オブ・スターダム王座に挑戦する叫女とナツコ。タイトルマッチ連戦を前に、どんな結果が待っているのか。
コールされたナツコが叫女にベルトを見せつける。叫女もベルトを掲げてナツコの面前へ。ナツコが握手を求めると叫女も応じて試合開始。両者突進しナツコのスピアがヒット。2発目は叫女が止めると、お互いにショルダータックルをぶつけ合う。打ち勝ったのは叫女。ナツコを引き起こすとボディースラムからボディープレス。ナツコが返すとエルボー。叫女は逆水平で応戦。打撃の応酬からナツコがダブルチョップ連打。叫女がかわして逆水平を乱打。串刺しボディーアタックから突進するがナツコがショルダータックルで吹っ飛ばす。ナツコがヒザを着いた状態からエルボー連打。叫女はカウンターでラリアット。後方からもラリアットを放つ。叫女がカナディアンで持ち上げ旋回してのバックブリーカー。ナツコが返すと、叫女は逆エビ固め。叫女が中央に戻してこれを解くとストンピングから「決めるぞ」とサソリの構え。ステップオーバーしてサソリ固めが完成。しかしナツコがエスケープに成功。叫女がコーナーに上がるとナツコが{キョーナ!}と叫んでバックブローからデッドリードライブで落としてニーアタック。5分経過。ナツコは叫女を引き起こし担ぎ上げる。カミカゼを決めるとコーナーからフロッグスプラッシュ狙い。しかし叫女が張り手を打ち込み雪崩式パワースラムの構え。ナツコがこらえて中央でのパワーボムを決める。しかし叫女が2カウントで返してみせる。叫女が張り手から突進もナツコが読んでスピアを決める。ナツコは叫女を引き起こし昇天へ。叫女が返すとナツコはコーナーからフロッグスプラッシュを3連発。これが決まると叫女は動けず、ナツコが同門対決を制してみせた。
ナツコのコメント
――ジャングル叫女に勝って。
「なんかいまは、なんて言っていいかわからないです。うれしい気持ちと、ごめんなさいっていう気持ちと…。べつに、今日勝ったから私はジャングル叫女を越えましたなんて言いません。それはもう、なんていうんだろう。いずれは超えなきゃいけないと思いますけど、いまは、やっとジャングル叫女という選手が後輩である刀羅ナツコをやっとひとりのプロレスラーとして見てくれる段階にようやくなったんだろうなって今日の試合を経て思いました」
――「ごめんなさい」とは、決勝進出を阻止したこと?
「そうですね。同じユニットって闘うこともありますけど、でもやっぱり支え合うものだと思うんですよ。自分がシングルのときは叫女さんが必ずセコンドについていてくれますし、叫女さんのシングルの闘いのときは私も必ずセコンドにいましたし、同じリングの中にいなくても、助けあって、う~ん、新しいことに挑戦して喜びを分かち合っていくのが仲間だと思うので、私は今日は仲間としてはその喜びを取ってしまった悪者だと思います。でも、女子プロレスラー刀羅ナツコとして自分を、たとえるというか、言うのであれば、今日の勝利は100点満点です」
――9・30名古屋では叫女と組んでアーティストの防衛戦、ゴッデス・オブ・スターダムにも挑戦するが、この勝ちはむしろいい弾みになった?
「いままでは、叫女さんが、“ここは私が引っ張らなきゃ、がんばらなきゃ、私が私が”ときっと思ってたと思うんですけど、こんどからは、“ナツコに任せようかな”って言ってもらえるように、今後はそういうふうになっていきたいと思います」
◆5☆STAR GP2018 レッドスターズ公式リーグ戦 15分1本勝負 |
||
中野たむ<4点> |
6分41秒 後方回転エビ固め |
花月<9点> |
赤いベルトの王者・花月が元・大江戸隊のSTARS中野たむと最後の公式戦。ここで花月が2点を取れば、文句なしの決勝進出が決定する。中野との実力差を考えれば、花月がレッドスターズから勝ち上がる可能性は高いと考えていいだろう。しかしながら、中野としてもただでは終われない闘いだ。昨年、スターダム参戦直訴を経て実現したリーグ戦は、1勝で終わった。今年もここまで1勝止まり。ともに小波からの勝利と小波キラーぶりを発揮したが、このままでは昨年と変わらないと思われかねない。それだけに、絶対に勝利を掴みたい。花月の足を引っ張れば、インパクトも大きいだろう。「STARS入りは失敗だった」と花月に言われているからこそ、総理にギャフンと言わせたい。果たして、花月が順当に勝ち上がるか、それとも中野が大番狂わせを起こすのか。
花月が勝てば決勝進出、負ければこの日2点をゲットした詩美が勝ち上がる。中野が歩み寄り手を差し出すと花月が応じようとする。するとキックの応酬から額をぶつけ合う。エルボーの打ち合いから中野が連打。花月がコーナーに振るが中野がドラゴンスリーパー。中野がフェースクラッシャーから側転ダブルニードロップ。花月が返すと中野がバックを取る。花月が抜け出し突進も中野がスピンキックからジャーマン。花月が返すと、中野がストンピング、デスティニーハンマー。中野が突進すると花月がハイキックをお見舞い。花月がキックの連打から押え込む。中野が返すと花月はバックフリップからブレーンバスター狙い。中野が切り返すが花月があらためて投げきってみせる。花月が逆エビ固めで絞り上げるが中野がロープへ。花月はストンピング連打からチョークスラムの構え。中野が切り返すが花月がキックをかわしてすぐにえびす落としを3連発。中野が返すと、5分経過。花月が再びえびす落とし。フィニッシュを予告しコーナーに上がるが中野が雪崩式ブレーンバスター。しかし花月がすぐにキックをぶち込む。返した中野を引き起こすと、「おい、たむ。オマエやっぱり、大江戸隊の方がよかったな。後悔してんだろ!」。しかし場外から花が凶器で殴打。中野が丸め込むとこれで3カウント。中野が勝利し、花月の決勝進出がなくなった。この結果から詩美の決勝進出が決まった。
花がリングへ上がり葉月、夏をイスで殴打し花月のノドに椅子を突き付ける。花はタオルで花月の首を締めつける。
花「花月さん、アナタもずいぶんスターダムに飼い慣らされましたね。おい、そこの雌犬ども、テメエらも、所属にアグラかいてんじゃねえぞ、オラ! じゃ!」
花はイスをてにひとりで退場。花月は中野に向かい、もう一回の意思表示を示した。
花月のコメント
「クソ、あのやろー! アイツなに考えてんだよ! 人の試合ぶっ壊しやがってよ! 絶対許さねえからな!」
中野のコメント
――この一戦にかけていたと思うが。
「なんもうれしく、なんもうれしくないですよね。ふざけてるって感じですよね。自分はこの最終戦のためにやってきたつもりでしたけど、お客さんも困らせて、試合もダメにして、どういうつもり? それだけですね。こんなんで勝っても全然うれしくないし。花月は、私を、大江戸隊から脱退させたことが一番の心残りだと言ってるけど、自分が育てられなかったと言ってるけど、自分の仲間もこんな試合メチャクチャにするようなヤツばっかで、育てられなくて、ひとり幽霊部員みたいのもいるし、そんなんでよくそういうこと言えたなって思いますね。腹が立ちますよ。チャンチャラおかしいって感じですよ、ホント。最後もう一回? もう一回じゃねえんだよ。試合は、このときの試合はこのときしかないんじゃないんすかねえ? もう一回やれって言うんだったら、あの赤いベルト懸けてやってほしいと思いますけどね。そんだけです」
◆5☆STAR GP2018 決勝戦 30分1本勝負 |
||
<ブルースターズ1位>岩谷麻優 |
15分56秒 ドラゴン・スープレックス・ホールド |
林下詩美<レッドスターズ1位> |
※5☆STAR GP2018優勝は岩谷麻優
レッドスターズ1位の詩美とブルースターズ1位の岩谷による優勝決定戦は、どちらも初の決勝戦で、どちらが勝っても初優勝。8月デビューの詩美は初マットから最速での初出場初優勝目前で初のメインイベント登場、一期生の岩谷は経験豊富も5度目の出場で悲願の初優勝に王手をかけている。今年の5☆STAR GPは、対照的な2人による優勝決定戦となった。
詩美から歩み寄り手を差し出す。岩田員が身長に応じると詩美から視線を離さず。ゴングが鳴らされると、ともにその場を動かず。両者慎重に歩を進め、ロックアップ。詩美がサッと腕を取りグラウンドへ。岩谷が応じず立ち上がると腕をロープにかけて踏みつける。岩谷は詩美の右腕を攻撃。顔面も蹴り上げると右腕を取って捻り上げる。投げを打って右腕を攻撃。立ち上げると右腕をロープに乗せて蹴り上げる。岩谷は右腕を踏みつけてから投げを狙うが詩美がスリーパーに切り返す。岩谷が腕固め。岩谷が腕をめがけて低空ドロップキック。詩美が場外に落ちるとコーナーに上がるが、詩美が生還しエプロンから岩谷をリング下に投げ捨てる。詩美は戻ってきた岩谷にキャメルクラッチ。岩谷がエスケープすると5分経過。岩谷の左腕のサポーターを外した詩美は左腕をロープにかけて踏みつける。左腕と右脚を極めにいく詩美だが、岩谷がこらえてみせる。詩美は岩谷をコーナーに振る。しかし岩谷がミサイルキックで詩美を吹っ飛ばす。岩谷がストンピング連打から低空ドロップキックを連発。岩谷が押え込むが詩美が肩を上げる。岩谷はダイビングフットスタンプで詩美の腹部をぶち抜く。詩美が返すと、岩谷がドラゴンの構え。詩美がロープに逃れると岩谷が突進。そこへ詩美が一本背負いからスリーパー。詩美が岩谷を引き起こしてアルゼンチン。すぐに岩谷が脱出してハイキックからラリアット。しかし当たりが弱くカバーにはいけず。岩谷がロープに振ると詩美がパワフルなラリアットを決める。両者ダウン状態から立ち上がり岩谷がエルボーをかわしてドドンパで叩きつける。詩美が返して10分経過。岩谷がバックキック、ハイキック、ジャーマン。フィニッシュを予告すると、コーナーへ。詩美が岩谷を落とすとエプロン越しのスリーパー。そこから逆落としを決め、リングに戻して締め上げる。もう一度逆落としで投げてから胴締めに移行。岩谷がなんとかロープに到達。詩美が岩谷を引き起こしてアルゼンチンバックブリーカー。バックフリップで放り投げるが岩谷が返す。詩美は長和え込みの連続で3カウントを狙う。返した岩谷に対し詩美はコーナーへ。岩谷が立ち上がるがミサイルキックをまともに食らう。詩美が再びミサイルキック狙いかコーナーへ。立ち上がった岩谷が張り手からヘッドバット。雪崩式フランケンシュタイナーを敢行すると、ミドルキックの連打からハイキック。さらにバズソーキックからカカト落とし。詩美が返すと、岩谷はフロッグスプラッシュ。詩美が返し15分経過。岩谷がバックにまわりドラゴン狙い。詩美が切り返すが岩谷は二段式ドラゴンへ。これで3カウントが入り、岩谷が初優勝。岩谷にはガウン、王冠、優勝カップが授与された(ベストマッチ=9・8新木場の叫女vs花月、殊勲賞=小波、敢闘賞=渡辺桃、技能賞=葉月)。
岩谷「後楽園にお越しいたいだたみなさん、優勝しましたー! 5年連続出場して、最初の1年、2年は第1試合で3WAYとかをずっとたわしーずをやってきたんですけど、落ちこぼれの1期生、岩谷麻優が優勝することができたぞー! 本当にね、過酷なシリーズだったんですけど、本当に5★STARイヤでイヤで、大変でキツくて、辛かったですけど、このテッペンから見る景色は最高だー! これは勝っても負けても言わなきゃいけないことがあるんですけど……引退……するわけないだろー! 岩谷麻優のプロレスラー人生はまだまだ先があるので、こんなところで終わらないよ。そして紹介したい人が一人います。登場してください、どうぞ!」
一期生の星輝ありさがステージに現れリングへ。
星輝「みなさん、お久しぶりです。一期生の星輝ありさと申します。まずはちょっと待って。麻優ちゃん、優勝おめでとう! 後ろで私、泣きそうになった。ここに出てきたっていうのはですね、みなさんにこの場をお借りして発表したいことがあります。えっとですね、6年半ぶりにスターダムで復帰をすることが決まりましたー! これからは麻優ちゃんとタッグを組んでやっていけるように頑張りますので、よろしくお願いします」
岩谷「みんな知らない人もたくさんいると思うんですけど、スターダム旗揚げメンバー、一期生の、はじめての自分のパートナーの星輝ありさです。あのね、シンデレラトーナメントのときもそうなんだけど、シンデレラトーナメント優勝して、そこに美闘陽子が現れて5★STAR優勝して、今度は星輝ありさが現れて、なんか自分が優勝すると誰かしら復帰するという。なのでこれからもビッグサプライズを起こし続けて、麻優が毎年いろんなところで優勝して、スターダム全員に復帰してもらって、スターダムもっと盛りあげていきます。あとやっぱ優勝したので、うん、そうだよね……赤いベルト。名古屋で赤白のダブルタイトルマッチが組まれていますけど、自分は次の後楽園で赤いベルトに挑戦したいです。そのときはどっちが持ってるかわからないし、ダブルタイトルかもしれない。わからないし、そのときの運しだいなんですけど、とりあえず自分は赤いベルトも白いベルトも取って、また赤白二冠チャンピオンに戻って、一生懸命、頑張ります。なのでこれからもよろしくお願いします。こういうときなんて言えばいいんだろう? とりあえず、今日は自分が締めたいと思いますので全員上がってください。JANもQQも大江戸隊も全員、上がってください。詩美、今日は闘ってくれてありがとう。でも、まだまだ負けるわけにはいかない。高い壁であり続けるのでスーパールーキーどんとこいやー! というわけで今日は締めるぞ! 今を信じて、明日に輝け、We Are STARDOM!」
岩谷のコメント
岩谷「5★STAR、5年で、5年連続(出場)でやっと優勝することができました! 本当に過酷すぎて、選手一人ひとりのレベルが高すぎてメッチャこの期間中、凄く苦しかったし、5★STAR、イヤだな、辛いなって思ったんですけど、やっと優勝することができました。毎年、毎年決勝戦をセコンドでずっと見てて、あー、なんていいなとか。後輩だったり、同期だったりが優勝する姿を見て、本当に劣等感みたいなのがあったんですけど、やっとここに自分の名前が入ります。愛川ゆず季、高橋奈苗、紫雷イオ、宝城カイリ、美闘陽子、そして岩谷麻優! これはね、毎年、毎年このトロフィーを使ってて、なんかスターダムが続く限りこのトロフィーのココに自分の名前が刻み続けれるってことが本当に嬉しくて、でも優勝するのに本当5年もかかっちゃって、応援してくれるファンの人からしたら、『ああ、岩谷今年も優勝できなかったな』とか、『アイツなにやってるんだよ』みたいな。ねっ、ファンの人もやきもきしてたと思うんですけど、やっとみんなに恩返しができたかなって思います。あー、涙出て来ちゃった。なんかシンデレラトーナメントで優勝してるんですけど、なんか……なんて言うんだろうな、本当に嬉しい。っていうか、自分グランドスラム達成ですか? だっていまSWAはよくわからない感じになってるから(苦笑)。これってグランドスラム達成って言えるんじゃないんですか? 言えない? SWAどこにいったんだー(笑)。ねっ、シンデレラトーナメント優勝、今年はできなかったけど、春の女から夏の女になりました。本当に嬉しい。でも、この王冠はなんかいつものヤツと違うらしくて、凄くデカくて想像ではもっとちょっとカッコいい感じだったんですけど、なんかへんてこな感じですよね(笑)。なんて言っていいんだか……。腕のダメージも凄くあって、でもここを乗り越えたから自分はもっと強くなれるし、やっぱなによりの自信になると思うし、岩谷麻優は改めて、1日2、3試合、何試合でも出来る、本当に強い人間なんだなって、へへ、思いました。そしてね、自分が優勝すると誰かが復帰するという感じになっていますけど、今回、星輝ありさが復帰することになりました! ありさちゃんは……あっ来た。どうぞどうぞ。王座の横に来なさい」
星輝「あらためまして一期生の星輝ありさです。今日は麻優ちゃんの優勝を見れて、凄く嬉しかったし、泣きそうになったんですよ。裏で。えーヤバイと思って、泣かないように頑張って出てきたんですけど、また泣きそうになりました。ここから支点に、ずっと沙希ちゃんとタッグを組んでたらしいんですけども、麻優ちゃんとタッグを組んでいけるように頑張ってやっていきたいと思うので」
岩谷「ハハハ。1期生、6年ぶり?」
星輝「6年半?」
岩谷「なんで復帰しようと思ったの?」
星輝「ずっと『復帰して』って声をかけてはいただいてたんですけど、自分のなかでは『いや、いいや』と思ってたんですよ、ずっと。なんだけども、やっぱり気になるんですよ。やっぱスターダムの試合とか、結果とかを見たりしてて、久々に麻優ちゃんや沙希ちゃんと飲みにいきたいと思って。飲んでから……」
岩谷「いきなり飲みいきましょうよ、みたいな連絡が来て、2人で最初飲んだんだよね。で、お酒飲んで、復帰しないのって言ったら、実は私も気になっててって。それからトントン拍子に話が進んでいっちゃって」
星輝「そうだね」
岩谷「飲みにいってその日から『私、コスチュームどうしようかな』とか、『入場曲どうしようかな』とか言ってて、なんか本当に気が早いんですよ。気が早いし、普段からこんな感じなんで、これから自分がテンションについていけるかどうかわからないけど」
星輝「大丈夫、大丈夫」
岩谷「本当にね、復帰する人もいれば、やめる人もいれば。やめる人はいないか。縁起でもないこと言っちゃった(笑)。これからスターダム盛りあげて、たぶんいまのスターダムファンの方は、ありさちゃんのことを映像でしか見たことがないという人もたくさんいると思うんですよ。やっぱ6年半も経ってるから、でも、本当にありさちゃんはブラジリアンキックだけで魅せられる選手だし、手足も長いし、カモシカのような」
星輝「ハハハハ。カモシカって本当は脚太いんだよ」
岩谷「そうなの? いいよ、そんなマメ知識、これからスターダム、もちろんトップの座は譲らないし、自分が赤白のベルト巻きたいし、いろいろ望みは高く、つねに向上心を持ってやっていきますけど、ありさちゃんもねっ、これから一緒にスターダムの仲間としてまた一緒に頑張っていけるように頑張りたいと思います」
星輝「タッグのベルトとかもね」
岩谷「沙希ちゃん、嫉妬しちゃう!」
星輝「さっき嫉妬されました。『沙希がいま麻優ちゃんのタッグパートナー!』って」
岩谷「一期生はのんびり屋さんっていうか、のんびり屋さんじゃないか。一期生って意外に野心が高い人が多いんですよ」
2人「2人で一つ、女-AMA-(アマ)!」
岩谷「ねー、もう25歳なんだけど!」
星輝「大丈夫、大丈夫」
岩谷「2人で一つとか懐かしいよね(笑)。とりあえず本当に優勝できてよかったです。ありがとうございました!」
詩美のコメント
「自分としては悔しい結果になりましたね。――試合自体はどうだった?
「岩谷さんは本当にやられてもやられてもゾンビみたいに生き返るとは聞いてましたけど、本当にまさにその通りだなって。自分も今日は頑張って攻めたほうだと思うんですけど、最後立ってたのは麻優さんで凄いなと思いました。
――岩谷選手だけじゃなくて、リーグ戦に負けた選手たちに次やったら勝てる?
「次ですか。自分がリーグ戦で負けたのは麻優さん、あと花月さんなんですけど、あとは引き分けで、花月さんは麻優さんと同じくらい厳しい相手ではありましたし、次やったら勝てるかって言ったらちょっとハッキリはいとは言えないですけど、でも勝ちたいというのはあるので、次もし当たるときがあれあ前の反省を活かして、今度は勝てるように対策をしたいなと思います。
――デビューして12試合くらいだが、ファイナルに出たことでも凄いことだが。
「あー、ありがとうございます」
――緊張しなかった?
「緊張はしてないです。いままでの試合で緊張は……花月さんの試合のときにちょっと、その日の前の夜にちょっと寝れないなっていうのはあったんですけど、あとはとくに緊張というのはしてなくて」
――岩谷も5★STARのファイナルは初めてだった。
「そうなんですね。ああ、初。麻優さん初優勝なんでしたっけ」
――ファイナルもはじめて。ファイナル出たのは凄いこと。
「でも優勝したかったですね」
――5★STARで得られたものは?
「連戦が続いたりたくさんシングルがあって大変でケガしたり、腕痛かったりとかあったんですけど最後まで勝ちたい気持ちは忘れなかったですし、諦めない気持ちっていうのはずっと持ってて、麻優さんの試合でも最後まで自分が勝つ、諦めないっていう気持ちはずっとありました。5★STARのなかでもその気持ちの強さは、強くなったんじゃないかなって思います」
――今回の5★STARの勝因は?
「勝因はやっぱり自分のプロレスへの思いが強かったことじゃないかなと思います。勝ちたいという気持ちも強いですし、プロレスが大好きという気持ちも強いですし。なので、いままでの練習も凄く頑張ってきましたし、優勝に向けても頑張ってきたので、その気持ちが準優勝という結果までつながったのではないかと思います」
――横断幕に『超人』って出ていたが。
「あっ、新しい横断幕も作っていただいて、超人。いいですね、カッコいい」
――超人・詩美になった。
超人・詩美。言われるのかな、これから。うれしい。アルゼンチン使うし、野人に対して超人みたいな感じで、かっこいい。見えました。カッコいいなと思いました」
――今度はベルト?
「そうですね、欲しいですね。ベルトはやっぱり強さの象徴なので自分もいつかというか、どんどん試合に勝ってベルトに挑戦して、自分もベルト腰に巻いてみたいですね」
――あまりにも順調で怖い?
「いや、順調にいくのは自分の頑張りに付いてきてることだと思っているので、結果がついてきて嬉しいです。今回は優勝を逃しちゃったので、もっと頑張らなきゃなって思いました。へへへ。ありがとうございました」