2018/11/25 試合結果

2018年11月25日 GODDESSES OF STARS 2018

GODDESSES OF STARS 2018
11月25日(日)名古屋ダイアモンドホール(観衆396人=超満員札止め)

◆シングルマッチ 15分1本勝負

羽南

4分12秒
腕ひしぎ十字固め

ルアカ

◆タッグマッチ 20分1本勝負

○鹿島沙希

4分46秒
風車固め

吏南●

ナツミ

姫南

◆シングルマッチ 15分1本勝負

林下詩美

8分1秒
ジャーマン・スープレックス・ホールド

シャーダネー

◆STARSvsクイーンズクエスト 6人タッグマッチ 20分1本勝負

ビー・プレストリー

13分13秒
アームブリーカー

岩谷麻優

小波

中野たむ

○AZM スターライト・キッド●

◆ユニット対抗3WAYタッグ・バトル 20分1本勝負

ジャングル叫女

10分7秒
エビ固め

花月

○刀羅ナツコ

葉月●

※もう一組は木村花&マリー・アパッチェ

 

◆ワンダー・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負

<王者>

16分48秒
ピーチサンライズ

<挑戦者>

渡辺桃

夏すみれ

 

※第12代王者の渡辺桃が7度目の防衛に成功

◆シングルマッチ 15分1本勝負

羽南

4分12秒
腕ひしぎ十字固め

ルアカ

ルアカと羽南のシングルマッチで名古屋大会がスタート。羽南は妹の吏南&妃南が次の試合に控えているだけに、勢いをつけるためにもルアカに快勝したいところ。そこをJANのルアカがどう対抗するかが、この試合の見どころとなりそうだ。

 両者クリーンに握手をかわして試合開始。ロックアップから羽南が腕を取りにいくとルアカが取り返す。羽南がヘッドロックからグラウンドにもって体重を乗せていく。ルアカがヘッドシザーズにいくが羽南が脱出。再びロックアップで力比べ。羽南のドロップキックにルアカがこらえてビッグブーツの連打。羽南がエルボーを打っていくとルアカもやり返していく。ルアカの突進を羽南が投げてカバー。ルアカが返すと、羽南が腕十字の構え。しかしルアカの足がロープに届く。羽南がアームブリーカーから腕へのドロップキック。ルアカがカウンターのクロスボディーからショルダータックルを連発。羽南が返すと、ルアカがくし刺しビッグブーツ。羽南がかわして丸め込むが2カウント。羽南が背負い投げからカバーするがルアカがクリアー。すると羽南が腕十字狙い。しかしまたもやエスケープを許してしまう。ルアカがフィッシャーマンを狙うが羽南がこらえる。ルアカはコンプリートショット。丸め込みの応酬から羽南が投げを打って腕十字へ。ルアカがこらえるも最終的にはギブアップし、羽南が勝ち名乗りを受けた。

◆タッグマッチ 20分1本勝負

○鹿島沙希

4分46秒
風車固め

吏南●

ナツミ

姫南

鹿島沙希&ナツミが初めてタッグを組んで双子姉妹と対戦。吏南と妃南が2人だけでタッグを組むのは正式デビュー以来これが初めてだ。アーティスト王者の鹿島はマリー・アパッチェの保持するハイスピード王座への挑戦を表明している。王者の娘とのタッグはコンビネーションに影響するのか。ナツミは2日前の後楽園でフューチャー・オブ・スターダム王座に挑戦、キャリア初のタイトル戦をおこなったばかり。一皮むけたナツミが見られるか? 対する吏南&妃南は姉妹のコンビネーションで相手チームを翻弄したい。吏南&妃南組が勝利するチャンスも十分にありそうだが…。

 鹿島組のほうから握手を求めると吏南組が攻撃を仕掛ける。鹿島をコーナーに追い込むと次々と姉妹でくし刺しドロップキックを打っていく。控えのナツミにはエルボー。吏南がドロップキックを打っていくと鹿島がこらえてみせる。鹿島がドロップキックをかわすが吏南はあきらめずにドロップキックをヒットさせる。妃南が投げの体勢に入ると吏南が背後からドロップキックで援護。しかし鹿島は妃南にボディースラム。タッチにいこうとしたが姉妹は妨害。姉妹のクローズラインをかわした鹿島がまとめてフェースクラッシャー。タッチを求めるがまたもや姉妹に阻止されてしまう。姉妹は左右の手を取り腕十字。そこへナツミが乱入しカット。鹿島は決められないが、ナツミに指示を出して2人にエル・ヌド。そこへ鹿島がドロップキック。しかしコーナーからのダイブは妃南にかわされ丸め込まれる。ナツミが吏南をスパインバスター。鹿島が丸め込むが2カウント。吏南がさかさ押さえ込みから丸め込みの連続で鹿島を追い込む。鹿島はドロップキックも妃南がカット。鹿島は吏南へのフットスタンプ。しかし妃南のカットが間に合う。鹿島が吏南を叩きつけるも再びカットされる。鹿島は吏南を引き起こすが姉妹が合体。しかし鹿島とナツミがドロップキック。鹿島が吏南に風車固め。吏南が返せず鹿島が3カウントをゲットした。

◆シングルマッチ 15分1本勝負

林下詩美

8分1秒
ジャーマン・スープレックス・ホールド

シャーダネー

11・23後楽園、キャリア3カ月でゴッデス・オブ・スターダム王座を奪取、初めてベルトを巻いた林下詩美がシャーダネーと初の一騎打ちをおこなう。シャーダネーも大型の部類に入るレスラーだが、5☆STAR GPでも実証したように詩美は大型外国人を相手にしてもまったく引けを取らない。王者として初めてリングに立つこの試合で、再び外国人キラーぶりを発揮するか!?

 詩美はゴッデス・オブ・スターダムのベルトを肩から提げてリングへ。両者クリーンに握手をかわしゴング。ロックアップからシャーダネーがバックを取りグラウンドにもっていくとスリーパー。立ち上げるとヘッドロックにとり体重を乗せていく。詩美が切り返そうとするがシャーダネーが押し倒す。詩美がワキ固めにいくとシャーダネーがエスケープ。詩美はコーナーに振って突進するがシャーダネーがかわす。コンプリートショットで叩きつけると詩美が返す。詩美がエルボー連打からショルダータックル。シャーダネーが受けて立ちカウンターのエルボー。しかし詩美がすぐにショルダータックルで吹っ飛ばす。それでもシャーダネーがすぐに立ち上がりストンピングの連打からエルボースマッシュも連発。コーナーに追い込むと、のどを踏みつけていく。詩美がカバーを返すとシャーダネーが背中へのパンチを振り下ろす。さらに変型の卍固めから左腕へのエルボーを連打。詩美が返すと、シャーダネーはエルボー連打。シャーダネーがダッシュすると詩美が一本背負い、ボディースラム。シャーダネーが返すと詩美がコーナーに振って串刺しドロップキックを連発。返したシャーダネーに詩美はスリーパー。しかしシャーダネーはロープに到達。詩美がフィニッシュを宣言しアルゼンチンも切り返される。シャーダネーが詩美をマットに叩きつけダブルアームの構え。詩美がこらえるがシャーダネーはジャンピングニー、ダブルアームスープレックス。詩美がバックにまわるがシャーダネーが切り返して突進。詩美がカウンターのドロップキックから払い腰。シャーダネーは詩美をコーナーに乗せる。背後から詩美がスリーパーで宙吊りに。詩美はミサイルキックから「終わり!」と叫ぶと、背後にまわってジャーマンスープレックス。これで3カウントが入り、詩美がシャーダネーを破った。

◆STARSvsクイーンズクエスト 6人タッグマッチ 20分1本勝負

ビー・プレストリー

13分13秒
アームブリーカー

岩谷麻優

小波

中野たむ

○AZM スターライト・キッド●

STARSvsクイーンズクエストの6人タッグマッチ。STARSからは岩谷麻優、中野たむ、スターライト・キッドが出陣、林下詩美を新メンバーとして迎えたQQは、ビー・プレストリー&小波&AZMの日英連合チームで対抗する。岩谷はSTARSでのゴッデス・オブ・スターダム王座挑戦に向けパートナー探しをしなければならない。この試合で組む中野も候補のひとりと言っていいだろう。それだけに中野はこの試合でいいところを見せられれば絶好のアピールとなるだろう。

 STARSが歩み寄るがQQは応じず、キッドとAZMで試合がスタート。ロックアップからAZMがロープに振ろうとするとキッドが振ってロープワークの攻防。岩谷と小波が打撃の応酬からこちらもロープワーク。岩谷がドロップキックからカバーするが小波がすぐに連続で返してみせる。中野とプレストリーが対峙。ロックアップで力比べをおこない、中野がサッカーボールキック。正面からはプレストリーがキャッチ。プレストリーは正面からドロップキックを叩き込むが中野がブリッジで返す。QQが合体し中野に連続で串刺し攻撃。プレストリーは中野にスリーパー、左ヒジにストンピング。AZMが中野のP様を盗んで見せつける。P様をQQ勢で投げていき中野を惑わせる。小波が自軍コーナーに追い込んでQQで攻撃。中央にもっていくとサッカーボールキックからサーフボードストレッチ。中野がエスケープするが小波が背中にダブルニードロップ。5分経過。中野がエルボー連打も小波が受けて立つ。小波がエルボー乱打。中野はバックドロップを決めるが2カウント。岩谷が小波にノーザンライト。小波と岩谷がエルボーを打ち合う。小波がコーナーに振ると岩谷がかわして側頭部への蹴りを入れる。返した小波に岩谷はフィニッシュ宣言。バックを取るが小波がかわして飛びつき腕十字。キッドがカットに入るとQQが阻止。小波がキックの連打からジャーマン。プレストリーが岩谷にエルボー連打。蹴り足をつかむと抱え上げてシットダウン。岩谷が返すと、プレストリーがPK。岩谷が返してトラースキックもカウンターのエルボーでダウン。プレストリーと岩谷のトラースキックが絡んで交錯。プレストリーがハイキックも岩谷がやり返すと両者ダウン。キッドとAZMがエルボーの応酬。AZMがコーナーに振って串刺しミサイルキック。キッドもやり返すがAZMがエプロンからサッと入って丸め込む。キッドとAZMが丸め込みの応酬を展開。中野ァカットしキッドが押え込むがAZMがギリギリで返す。10分経過。AZMと小波が連係でキッドを攻め込む。キッドがネックスクリューもAZMが返す。キッドはAZMを引き起こすがQQにカットされる。クローズラインを中野と岩谷がカット。キッドはAZMにフィシャーマン。しかしAZMが肩を上げる。岩谷と中野が合体でAZMを叩きつける。そしてキッドがフロッグスプラッシュ。決まったと思われたがカットが間に合う。中野が場外にプランチャで舞うがかわされて同士討ち。QQがキッドをリングに入れてトリプルドロップキック、AZMがダイビングフットスタンプ。キッドがギリギリで肩を上げる。AZMはフィニッシュを予告しコルバタから腕固め。キッドがギブアップし、AZMがフューチャー・オブ・スターダム王座から勝利を奪った。

◆ユニット対抗3WAYタッグ・バトル 20分1本勝負

ジャングル叫女

10分7秒
エビ固め

花月

○刀羅ナツコ

葉月●

※もう一組は木村花&マリー・アパッチェ

ジャングル叫女&刀羅ナツコvs花月&葉月vs木村花&マリー・アパッチェの3WAYマッチ。ゴッデス・オブ・スターダム王座から転落したJANのジャングル叫女と刀羅ナツコが仕切り直しの出陣、名古屋は叫女のホームだけに、ここでしっかりと再スタートを切りたいところだ。しかし後楽園では試合後にナツコが叫女と距離を置き、シングルマッチを要求するとパートナーを残して先にリングを下りた。そのあたりの微妙な関係がこの試合に影を落とすのか。また、花月&葉月と花&マリー・アパッチェは11・10新木場の3WAY、11・23後楽園のタッグマッチにつづいての顔合わせ。10・23後楽園で赤いベルトを懸け遺恨試合を闘った花月と花だが、後楽園では葉月がマリーを挑発し、焦点はハイスピード王座戦線に移った感がある。葉月はマリーvs鹿島の勝者に挑戦するとアピール。マリーが防衛すればこの試合は前哨戦ということになるが…。

 JANが入場すると叫女とナツコのまわりで大江戸隊が踊る。ナツコが葉月に出るよう挑発。花組が出る前に2人でエルボー合戦となる。花月が背後からナツコを止めると反対側では叫女が葉月を止める。リング下から花月がナツコの足を引く。花月と葉月がダッシュするが花とマリーがロープを引いて場外戦にもっていく。マリーは葉月に強烈な逆水平、リング外でフェースロックを極める。花は花月を連行し会場の壁に叩きつける。花がリングに入り葉月をマリーに戻させる。花とマリーが合体で葉月に集中攻撃。マリーは葉月に吊り天井。花も吊り天井を花月に仕掛ける。リング下では叫女とナツコが退屈そうな表情。

葉月が花とマリーにコードブレーカー。たまりかねた叫女がリングに突入しマリーと花をショルダータックルで吹っ飛ばす。花が返すと、叫女はナツコとのダブルを要請。しかしナツコがリングを下りてしまう。花月と葉月が合体し叫女にセントーン。葉月が叫女の顔面を蹴っていく。ナツコがエプロンに上がるがカットには入らず。葉月が顔面ウォッシュを叫女に浴びせる。さらに使い慣れない花月もこれにつづく。花月と叫女がエルボーを打ち合う。花月が突進すると背後から花が妨害。花と花月でエルボーの応酬に。花月のミドルに花はビッグブーツ。叫女が花月と花にブレーンバスター。叫女は花を前方に叩きつける。ナツコがスピアを見舞うと叫女がラリアット。花が返すとナツコがマリーにキック、叫女G花を寝かせてダイビングボディープレス。しかし葉月がカットに成功。花月と葉月がナツコをカット。花月がえびす落とし、葉月がダイブ。叫女がカットすると、花月とエルボー合戦。そこへ花がミサイルキック、マリーが花月と叫女にラリアット。マリーがエプロンからトペで飛ぶ。リング内はナツコと葉月。ナツコが昇天を狙うが葉月が切り返し丸め込み合戦。制したのはナツコ。敗れた葉月は村山レフェリーに怒りをぶつけるも後の祭り。葉月はナツコに向かっていく。花月も村山レフェリーを攻撃しリング上は大混乱。JANと大江戸隊で乱闘に。叫女がナツコに歩み寄るが、ナツコは振りほどいて退場した。最後に叫女が四方に礼をしてリングを下りた。

叫女&ナツコのコメント

叫女「ゴッデス・オブ・スターダムのベルトを奪われてしまったんですけど、今日はナツコがキッチリ勝ってくれて、これからまた2人でゼロから再スタートできたらいいと思います。ね。ナツコ」

ナツコ「2人で勝ったっていうか、私ひとりが勝ったっていうか。なんていうか、いつまでも2番目みたいに言われてるのイヤなんで。こないだマイクで言ったとおり、私は私のプロレスをやっていきたいと思います。それdけです」

ナツコは叫女と視線を合わさず。

 

◆ワンダー・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負

<王者>

16分48秒
ピーチサンライズ

<挑戦者>

渡辺桃

夏すみれ

※第12代王者の渡辺桃が7度目の防衛に成功

林下詩美とのタッグでゴッデス・オブ・スターダムタッグリーグ戦を優勝、ゴッデス・オブ・スターダム王座も獲得した渡辺桃が白いベルトの防衛戦。挑戦者は5☆STAR GP公式戦で敗れた夏すみれだ。夏は8・26大阪で桃を丸め込み、ワンダー・オブ・スターダム王者の連勝をストップさせた。このときの夏は意外にも正々堂々の勝利。それだけに侮れないが、会見時の挑発からしても夏らしい仕掛けも十分に考えられる。実際、11・10新木場では「AZMを懸けろ!」と仰天要求。もし桃が敗れればマスク&旗の奪還はおろか、白いベルトとともにAZMが大江戸隊のパシリにされてしまう。以前にも鹿島沙希に何度も丸め込まれたりと弱点を露呈しているだけに、2冠王の桃にはピンチ到来か。

 花月と葉月が夏をリングに迎え入れる。夏は旗とマスクをコーナーに乗せて深々と一礼。ベルトの返還で夏は“AZM”を用意させる。AZMの要求により、旗とマスクもタイトルマッチ前の記念撮影。夏はAZMに「かかってんだからよ、セコンドじゃねえよ」とアピール。花道にイスを用意させて座らせると、テープで固定する。夏が握手を求めると桃が考えた末にゆっくり歩み寄る。これに応じると握手が成立しゴング。ロックアップの力比べで夏がロープに追い込む。夏がクリーンブレイクすると桃がバックを取る。バックの取り合いから桃がレッグロックへ。夏が切り返すと桃も切り返して足と首を取る。桃はヘッドロックも夏が腕をロック。桃がヘッドロックに取り直し、前方に叩きつけるとサッカーボールキック。桃がPKにいくと夏が飼わして丸め込む。夏の突進に桃がミドルキック。桃がキックを前後から打ち込みコーナーに追い込むと顔面を踏みつける。桃は再びサッカーボールキック。連発で打ち込むと夏がこらえるも前方からのキックでダウン。返した夏に桃はストンピングを連打。桃は滞空時間を取ってのボディースラム。桃の蹴り足をつかんだ夏だが、エルボーで倒される。桃はエルボー連打からマウントパンチも連打。ストンピングの乱打から引き起こし、桃がロープへ。ダッシュしようとしたところをリング下から花月が足を引く。場外で夏が桃を客席に叩きつける。そこに大江戸隊も加勢する。夏はリング下でブレーンバスター。小波にもブレーンバスター。詩美が助っ人に入るが夏は詩美にもブレーンバスター。夏はQQのセコンドたちを次々にブレーンバスターの餌食にしてみせる。桃をリングに戻すとジャベでギブアップを迫る。反転して押え込むと桃がクリアー。夏は桃を起こして突進。桃がカウンターのドロップキックからミドルの連打。PKも決めるが2カウント。夏はチョーク攻撃。花月と葉月がレフェリーの隙を突いて乱入、QQがクレームをつけている間に串刺し攻撃。花月らが下りると夏はブロンコバスター。場内はナツコールに。夏がブレーンバスターホールド、コーナーからクロスボディー。かわした桃だが夏がネックブリーカー。夏がコーナーに振ると桃が反転してミサイルキック。桃が串刺しドロップキックを連発。さらにコーナーで顔面を踏みつける。10分経過。桃がブレーンバスターも夏がブリッジで返す。桃はBドライバー狙いも夏が切り返す。桃はすぐに蒼魔刀へ。2発目も放つが2カウント。桃はコーナーに上がり「終わり!」と叫んでダイビング式蒼魔刀。しかし夏がクリアーに成功。コーナーに上がると花月が水を噴射。怒りのQQがカットに入る。夏がデッドリードライブからムチで殴打。コーナーに持っていくと夏がムチで絞首刑に。気づいたレフェリーがムチを取り上げる。夏はダイビングボディーアタック。桃が返すと、夏は妖乱狙い。こらえた桃がハイキックもブロックされる。夏が妖乱をズバリと決めるが、桃が1カウントではね除ける。夏がストンピングを連打しシャイニング・ウィザード。桃を引き起こすと、妖乱の体勢。切り返した桃がスリーパー。花月の乱入をQQが阻止。桃は胴締めに移行。耐え抜いた夏の足がロープにかかる。桃がテキーラ狙いも夏がこらえる。桃のダッシュを夏が丸め込む。返した桃がこんどは丸め込みのお返し。桃が突進すると夏がビッグブーツで両者ダウン。夏が大江戸隊からムチを渡されるとQQが総出でカット。桃がテキーラからピーチサンライズ。QQが大江戸隊を止めている間にリング上では3カウントが入った。これにより桃が防衛に成功、AZMの流出も食い止めた。

夏「音楽消せ! 貸せ!」

夏はマスクと旗をQQから強引に奪い取る。夏「おい、渡辺桃、私は、私のポリシーはな、時間を守らねえ。今日も会場入り遅れたよ。でもな、約束は守る。今日この試合、ベルトとAZMと旗とマスク。部屋とYシャツと私。もう一回言う。私はな、約束は守る。でもな、オマエ、今日、試合中なにやった? さんざんコイツら(QQが)入ってきただろコノヤロー! 私とお客さんはしっかりと見たよ、しかと! シングルマッチのルールがわかるか? 一対一だよ。オメエは今日な、ルールを破って、私とここにいるお客さん、それからプロレス界との約束を破ったんだよ! 私は約束は守る。だから旗とマスクは返しません!」

夏がリングを下りるとQQが追いかけ大江戸隊と乱闘。リング上は桃1人に。乱闘後、大江戸隊が退場。

桃「なんなんだよ、アイツら。一番最初にルール破ったのアイツらだろ。AZMちゃん連れ去られるところだったけど、よかった。AZMちゃん連れ去られるところだったけど…」

ナツコが入ってくる。

ナツコ「おい、渡辺桃!」

桃「誰ですか?」

ナツコ「刀羅ナツコですけど。こないだ後楽園でベルト取られて…この私が黙って引き下がるほど根性腐ってないんですよ。次、そのベルト、挑戦させてください。私は今日闘った人たちみたいに、せこいことはしない。だからそっちもね、今日みたいなせこいことせずに、正々堂々やりましょう。いや、やってください。私は絶対にアナタの防衛数稼ぎにはならない」

桃「まあ、夏すみれよりはマシな相手かな。でも、こないだ負けたのによく言えるね。まあ、いいんじゃないですかね。まあ、受けてやりますよ。こんど潰してあげるから。その腹、ぺっちゃんこに潰してあげるから。覚悟しとけよ。じゃあまあ、用はいいね。帰って。QQしかリングに上がってほしくないんだ。帰れ」

ナツコが退場。

桃「今日は私が締めさせていただきたいと思います。いまを信じて?明日に輝け?誰を信じるかは自分で決めろ。Bow down to the queens!」

桃のコメント

「ハイ、ワンダー・オブ・スターダム7度目防衛成功しました。今回いろんなものが懸かってたんですけど。まあ、AZMは返せたとして、なんですかね、またマスクと旗を取られちゃったんですけど。ホントになにしてくれるんですかね、あの人たちは。まあ、また闘う機会はあると思うので、またいつか取り返してやりますよ」

――ベルトを懸けて対戦する気持ちは?

「夏すみれとですか? いや、もう(タイトルマッチでは)やりたくないですね。あんなごっちゃごちゃにされるような試合なら、私はもう受けたくないと思ってます。今回防衛したし、もう挑戦することもあまりないと思うので、できれば挑戦してきてほしくないです」

――5☆STAR GPで負けたことへのリベンジはできた?

「まあ、そうですね。5☆STAR GPのときに負けたスモールパッケージには十分気をつけていたので、返して、そして自分もやり返してやったんですけど、それではスリー取れなかったんですけど、そのあとキッチリ勝てたのでいいかなと思います」

――夏は挑戦者としてふさわしい相手だった? それとも?

「ああ、最初はマジメにやるのかなって思って信じてたんですけど、途中から大江戸隊の介入があったりとか、いろいろあって、やっぱりごちゃごちゃになってしまったので、ちゃんとしたタイトルマッチを私はしたいです」

――いろいろなものが懸けられていたが、AZMが縛りつけられたときはどういう思い?

「そんな縛り付ける必要あるかって。お客さんも笑ってましたけど、そんな笑ってる応対じゃないですよ、AZMちゃん縛り付けられて、セコンドにもこれなくて。AZMちゃんがどういう気持ちだったのかなって感じですけど。自分はちょっと、まあ、無事に取り返せたので結果いいかなって」

――実家は懸かってなかった?

「実家は、とりあえずは懸かってないですね(苦笑)」

――向こうが忘れてた?

「なんか自分の言ったこと忘れてるんじゃ二ですかね。実家を懸けられても困るし。まあとりあえず勝ったんですけど」

――通帳持ってこいとか言っていたが。

「そうですね。勝ったんだから自分が逆に言えばよかったですね、通帳とか実家懸けろって(笑)」

――そうすればいろんなものが手に入った?

「そうですね、いろんなもの手に入れられたのにって感じです(笑)」

――ナツコが挑戦表明してきたが。

「こないだゴッデス・オブ・スターダム自分たちが取って、負けてるのに挑戦って、やっぱ心は折れてないんだなって感じましたし、こないだ仲間割れみたいになってて自立する気持ちがあるくらいなら強い気持ちがあるんじゃないかなと。まあ、どうなるかわからないですね。どんな風に、自立してどんな風に成長してくるかわからないので、受けて立ってやろうと思います」

――2冠を守ったことにもなる。

「そうですね。こないだ取ったばっかで2冠を落とすわけにはいかないので、よかったです」

 

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