2018/09/16 試合結果

2018年9月16日 5☆STAR GP2018

5☆STAR GP2018
9月16日(日)大阪・生野区民センター(観衆320人=満員)

◆タッグマッチ 15分1本勝負

○ニコル・サボイ

5分30秒
羽折り固め

鹿島沙希

ジェイミー・ヘイター

スターライト・キッド●

 

◆5☆STAR GP2018 レッドスターズ公式リーグ戦 15分1本勝負

キンバー・リー<4点>

6分50秒

スワントーン・ボム→片エビ固め

中野たむ<2点>
 

◆シングルマッチ 15分1本勝負

花月

3分22秒

右ハイキック→片エビ固め

渋沢四季
 

◆5☆STAR GP2018 ブルースターズ公式リーグ戦 15分1本勝負

ケリー・クライン<8点>

6分13秒

Kパワー→片エビ固め

夏すみれ<4点>
 

◆クイーンズ・クエストvsJAN 6人タッグマッチ 20分1本勝負

渡辺桃

11分00秒

三角飛び式ダイビングボディアタック→片エビ固め

ジャングル叫女

小波

刀羅ナツコ

○AZM

小野崎玲皇●

 

◆5☆STAR GP2018 レッドスターズ公式リーグ戦 15分1本勝負

林下詩美<8点>

15分00秒

時間切れ引き分け

レイチェル・エラリング<9点>
 

◆5☆STAR GP2018 ブルースターズ公式リーグ戦 15分1本勝負

岩谷麻優<8点>

11分42秒

ドラゴン・スープレックス・ホールド

葉月<7点>

 

◆タッグマッチ 15分1本勝負

○ニコル・サボイ

5分30秒
羽折り固め

鹿島沙希

ジェイミー・ヘイター

スターライト・キッド●

鹿島沙希&スターライト・キッドのSTARSがニコル・サボイ&ジェイミー・ヘイターの米英シングル王者コンビと対戦。シングルではないが鹿島もタッグのベルトを巻いており、キッドもフューチャー・オブ・スターダムのチャンピオン。また、鹿島にとっては8・26大阪で敗れたニコルへの雪辱戦であると同時に、9・24後楽園で最後の公式戦を戦うジェイミーとの前哨戦にもなっている。9・9新木場で夏すみれとの公式戦を欠場、相手に不戦勝を献上してしまっただけに、最後は白星を残してよいイメージでリーグ戦を終了したい。そのためにもこの前哨戦は重要だろう。

 握手をかわした直後にSTARSがダブルのドロップキックで奇襲をかける。しかしジェイミーが鹿島を排除しキッドにボディースラム。「バカチビ!」と罵るとキッドを自軍コーナーに追い込んで攻撃。キッドは「バカガイジン!」と叫んでお返し。それを聞いたジェイミーは「バカガイジン?」と激怒する。ジェイミーはキッドにバックドロップ、控えの鹿島を落とすとキッドにニーアタック。ジェイミーは「バカ」「バカ」と繰り返しながらエルボーを打っていく。キッドと代わった鹿島がフェースクラッシャー。ダブルアームの体勢はジェイミーが切り返すが鹿島はスタナーからダブルアーム式DDT。ジェイミーが返すとニーからハイキック、バックブリーカー。鹿島の脚を引っ張り自軍コーナーにもっていくとニコルに託す。ニコルは鹿島をマットに叩きつけると吊り天井へ。ニコルがニーの連打でコーナーに追い込むが鹿島がコルバタ。キッドがニコルへ619を決める。返したニコルを引き起こして飛びつくが、サイドスラムで叩きつけられる。キッドは背後からドロップキックを放つと不知火へ。鹿島がダイビングフットスタンプでつづくとキッドがダイブ。ジェイミーがカットに成功も鹿島が場外に連れ出す。キッドがダッシュするがニコルが止めて後方に投げ捨てる。5分経過。ジェイミーが鹿島を連れて場外へ。ニコルが羽根折り固めにキッドを捕らえる。キッドがギブアップし、ニコル組の勝利となった。

 

◆5☆STAR GP2018 レッドスターズ公式リーグ戦 15分1本勝負

キンバー・リー<4点>

6分50秒

スワントーン・ボム→片エビ固め

中野たむ<2点>

ともに1勝4敗の中野たむとキンバー・リーによる公式リーグ戦。どちらも残す公式戦は今大会と9・24後楽園。両者とも優勝戦線からは脱落したものの、1勝のままで終わりたくないことは明らか。中野は最終戦で控える赤いベルトの花月との初シングル、キンバーは花月、ジャングル叫女、林下詩美とともに決勝進出を争っているレイチェル・エラリングとの最終戦に向け、よい結果を残しておきたい。

 ロックアップで組み合いブレイクすること2回。打撃のかわしあいからキンバーが開脚して挑発。中野も開脚してエルボーの応酬。キンバーが押さえ込みにいくが2カウント。キンバーがネックロックで締め上げると、これを解いて背中にストンピング。コーナーに追い込み背中へのミドルキックを連打。サッカーボールキックも見舞うとカバー。中野が返してエルボーを連打も崩れ落ちる。キンバーがダッシュすると中野がカウンターのミドルキック。コーナーに追い込むと中野が串刺しニーアタックからフェースクラッシャー、側転ダブルニードロップ。キンバーが返すと、ローキックの打ち合いに。キンバーが打ち勝って頭部へのキックを決める。バックを取ったキンバーだが中野が切り返すとハイキック。スピンキックも放つと「終わり!」と叫んで突進。ところがバックブリーカーを食らってしまう。キンバーは逆エビ固めに中野を捕らえる。中野がエスケープすると、キンバーが引き起こしてボディースラム。フィニッシュを予告したキンバーがコーナーへ上がる。中野が気づいてしたからエルボー連打。キンバーヘッドバットで落とすが中野が下からのハイキック、デッドリードライブで投げ捨てる。中野がコーナーに上がりデスティニーハンマー。バックを取ると「終わりだ!」と叫んでジャーマンへ。しかしかたちが崩れてホールドできず。キンバーがカウンターのハイキック、ブレーンバスター。中野が丸め込むが2カウント。キンバーがダッシュを止めてパワーボム。コーナーに上がるとスワントーンボムを放つ。中野が返せずキンバーが2勝目を挙げた。

 

◆シングルマッチ 15分1本勝負

花月

3分22秒

右ハイキック→片エビ固め

渋沢四季

渋沢四季がワールド・オブ・スターダム王者の花月にチャレンジ。ベルトこそ賭けられていないものの、渋沢には近い将来のためにも花月の記憶に残しておきたい闘いとなるだろう。花月は前日の高岡大会でキンバー・リーを破り5☆STAR GPでのトップ戦線をキープ中。この日は調整試合との位置づけになるかもしれないが、だからこそ渋沢には爪痕を残せるかが勝負となる。

 花月は葉月と夏すみれを従えて大江戸隊ダンスを披露。渋沢はスターライト・キッドに迎えられてリングイン。林下詩美も渋沢サイドのセコンドにつく。花月はお菓子を食べながら「オマエなんか、このじゃがりこの最後の1本だよ」と挑発。渋沢がドロップキックで奇襲をかけると、ボディースラムを狙う。こらえた花月がマットに叩きつけるが渋沢が切り返して丸め込む。渋沢がドロップキックからフェースクラッシャー。関節技に持っていくが花月がリフトアップし叩きつける。渋沢は返すと同時に再びサブミッション。花月が脚を伸ばしてエスケープ。渋沢がミサイルキックを4連発。フォールにいかずに「まだだ」と花月を持ち上げ前方に叩きつける。返した花月がカウンターのハイキック。渋沢が返せず花月が勝ち名乗りを受けた。試合後、花月は渋沢を引き起こして睨み付けた。

 

◆5☆STAR GP2018 ブルースターズ公式リーグ戦 15分1本勝負

ケリー・クライン<8点>

6分13秒

Kパワー→片エビ固め

夏すみれ<4点>

前日にはトリオを結成し同じコーナーに立った夏すみれとケリー・クラインの公式戦。常識的に考えればパワフルなケリーが有利と思われるが、夏の相手を翻弄するファイトはリーグ戦をこなすごとに上昇気流に乗っている。鹿島沙希からの不戦勝というラッキーも乗ってきた証拠ということか。とにかく負けられないケリーには最大限の注意が必要だ。

 夏はAZMから盗んだオーバーマスクを被って登場、クイーンズクエストのフラッグも持ち込んでみせる。夏が「お願いします」と握手を求めるが、ケリーは腕組みをしたまま睨み付ける。夏が後退し、セコンドの花月が「握手しろよ」とクレームを付ける。ゴングがなっても夏は手を差し出すがケリーはその手を握るとおもいっきり締め上げる。ケリーがコーナーに振って突進。大江戸隊に気を取られた分、時間がかかったか夏にかわされる。しかしケリーが睨み付けると夏は平謝り。ケリーが殴りかかると手を差し出す。夏が応じるとケリーはコーナーに何度も叩きつけていく。ケリーがブレーンバスターも夏がクリアー。ケリーは後頭部にニーを叩き込んで突進。しかし夏がムチで殴打しビッグブーツ。ブレーンバスターホールドはケリーが返す。夏はコーナーに上がるがケリーが突進してバランスを崩すと、担ぎ上げて後方に投げ捨てる。返した夏にケリーはベアハッグの構え。夏がこらえて切り返すが突進したところをキャッチされ叩きつけられる。ケリーは夏にノーザンライトスープレックス。決まったと思われたが夏が返すことに成功。ケリーは夏を引き起こし顔面や腹部にニーの乱打。夏がスモールパッケージも2カウント。ケリーが突進すると花月が背中からカット。夏の凶器殴打は空振りしケリーがサイドに叩きつける。これで3カウントが入り、ケリーが2点をものにした。

 

◆クイーンズ・クエストvsJAN 6人タッグマッチ 20分1本勝負

渡辺桃

11分00秒

三角飛び式ダイビングボディアタック→片エビ固め

ジャングル叫女

小波

刀羅ナツコ

○AZM

小野崎玲皇●

JANとクイーンズクエストが総力戦の6人タッグマッチ。両チームとも前日に同編成で試合をしているが、JANは大江戸隊+ケリー・クライン組、QQはSTARS+林下詩美組という混成チームに敗れているだけにユニットの面子にかけても連敗は避けたいところ。総合力ではQQに分がありそうだが…。

 AZMが「おい、デカいの出てこい」と挑発。叫女とナツコが下がると「かわいいのが出てこい」「デブが出てこい」。JANは困惑もナツコが叫女にツッコミを入れて先発へ。AZMとのロープワークでナツコは何往復も走らされる。ナツコの走りが遅くなるとAZMが足をかけて倒してみせる。AZMは「次のデブ出てこい」と叫女を呼び込む。AZMにロープワークをさせてショルダータックルで倒すと「デブをなめんな!」。桃が入り小野崎にボディースラム。自軍コーナーに叩きつけると3人で踏みつける。小波が小野崎をコーナーに振るとJANを落としてからQQを呼び込んで次々と串刺し攻撃を決めていく。小野崎が返すと桃がストンピング連打。小野崎がエルボーを連打していくと、桃は「そんなんで倒れないぞ!」とやり返す。なおも向かっていく小野崎に桃はボディースラム狙い。小野崎が丸め込むと桃が返すが、小野崎はエルボードロップ連打。ナツコが桃にショルダータックル。小波もろともランニングボディープレスの餌食に。叫女とナツコが合体攻撃を桃に仕掛ける。桃が返すとナツコにミドルキック。ナツコがニーでやり返しレッグラリアット。5分経過、叫女が桃に串刺しボディーアタック。桃はカウンターでドロップキック。桃がミドルキックを連打すると叫女が受けて立つ。桃がカバーするが叫女がクリアー。叫女がパワーボムの構えも、桃が切り返してBドライバー狙い。叫女が切り返すが桃が肩を上げる。桃と小波がブレーンバスターを狙うが叫女がまとめてぶん投げる。小波が返すと、叫女はスライディングラリアット。小波がかわしてワキ固め。叫女がエスケープすると、小波がスライディングキック。叫女が返してラリアット。小波がブロックして投げっぱなしジャーマン。叫女が返すと小波はトライアングルランサーを狙う。切り返した叫女がラリアット。小野崎の機先を制してAZMがドロップキック。小野崎がエルボーにいくとAZMが応戦。AZMが張り手にいくと小野崎もエルボーでやり返す。AZMが「どうしたオラ!」とエルボー連打からドロップキックも連発。小野崎が返すと、AZMがコーナーに振る。しかしQQのダブルミドルキックがかわされて誤爆。小野崎がAZMに丸め込み。AZMが切り返すも2カウント。10分経過。AZMが小野崎に「終わり!」と叫んでスリーアミーゴス。しかし小野崎が返すことに成功。するとQQがトリプルドロップキック。桃が小野崎を捕獲するとAZMが三角飛び式のダイビングボディーアタック。小野崎が返せずAZMがフォール勝ち、QQの勝利となった。

 

◆5☆STAR GP2018 レッドスターズ公式リーグ戦 15分1本勝負

林下詩美<8点>

15分00秒

時間切れ引き分け

レイチェル・エラリング<9点>

レイチェル・エラリング、林下詩美とも決勝進出の可能性がある者同士の公式戦。この試合で勝った方が有利になることは間違いない。レイチェルは元レスラーでロード・ウォリアーズらの名マネジャーとしても知られるポール・エラリングの娘。詩美はテレビ番組で大家族が紹介されていたビッグダディの娘。ともに著名人の娘という共通項こそあれ、背景はまったく異なる。しかもプロレスのリングではすべてを超越した真っ向勝負。レイチェルのパワーか、それとも詩美がまたもや強豪外国人レスラーを突破するのか、優勝争いに直結する大一番だ。

 握手をかわすとレイチェルが手を離さず。あらためてゴングが鳴ると、ともに慎重な姿勢を崩さない。ロックアップでの力比べで詩美がロープに押し込んでブレイク。再びロックアップで組み合い、レイチェルが押し込む。こちらもクリーンにブレイクし、3度目のロックアップへ。詩美が追い込もうとするがレイチェルが反転。ともに振りほどくとレイチェルが体をぶつける。ともにぶつけ合うと詩美がエルボー。エルボーも相打ちとなり、レイチェルがボディースラムの構え。詩美がこらえて投げようとするがこらえられる。レイチェルの打撃をかいくぐった詩美が持ち上げようとするがレイチェルがヘッドロック。詩美がロープに振ろうとするがレイチェルはヘッドロックをキープする。詩美がロープに振るとレイチェルがロープワークに誘ってジャンピングエルボー。詩美をロープに振るとカニばさみで倒し顔面へキック。詩美が返すと、レイチェルが手刀を振り下ろしていく。レイチェルは詩美を引き起こしてストンピング。詩美が走ろうとするとレイチェルが動きを読んでニーをぶち込む。詩美が返すと5分経過。レイチェルが首を取って締め上げる。詩美の足がロープへ。レイチェルが引き起こして場外に投げ捨てる。レイチェルはリング内で詩美のカムバックを余裕で待つ。詩美が戻ると再び場外に投げ捨てる。詩美がリングインするがまたもや場外に出されてしまう。レイチェルが追って場外戦に。リング下でレイチェルが攻撃。先に戻るかと見せかけて再び場外の詩美を攻撃。レイチェルが強烈な逆水平チョップを連打。レイチェルが詩美をリングに戻し、ネックロックからブレーンバスター。詩美が返すと、レイチェルは仁王立ち。詩美がエルボー連打で向かっていくとドロップキック。詩美はスリーパーを仕掛けるがロープ際でエスケープを許す。詩美がコーナーに振って串刺しドロップキック。コーナーに上がるとミサイルキックを放つ。カバーにいった詩美だが2カウント。10分経過。詩美がアルゼンチンを狙うが切り返されて二段蹴りを食らう。レイチェルがキックも詩美がかわす。レイチェルが体を浴びせるが2カウント。レイチェルが串刺しエルボーアタックを連打しコンプリートショット狙い。こらえた詩美が一本背負いを連続で見舞う。大外刈りも決めるがレイチェルがクリアー。押さえ込みの連続にいく詩美だがすべて返されてしまう。詩美はスリーパーから立ち上がる。残り3分。詩美が逆落としからさらに締め上げてグラウンドでのスリーパー。しかしレイチェルの足がロープへ到達。レイチェルが場外にエスケープすると詩美が追いかけようとするが静止される。残り2分。詩美がエプロンに出たところでレイチェルが攻撃し、リング内で変型レッグドロップ。レイチェルがパワーボムを狙うが詩美がこらえる。レイチェルがエルボーから逆水平。残り1分。詩美がニーを叩き込むとレイチェルもやり返す。詩美がショルダータックルからボディースラム。「終わり!」と叫んでコーナーに上がるがレイチェルも上がって雪崩式で叩きつける。詩美が返すと首固め。しかしここでタイムアップを告げるゴング。両者痛み分けで1点ずつの獲得となった。

 

◆5☆STAR GP2018 ブルースターズ公式リーグ戦 15分1本勝負

岩谷麻優<8点>

11分42秒

ドラゴン・スープレックス・ホールド

葉月<7点>

連敗スタートも3連勝で息を吹き返した岩谷麻優と、3試合目で連勝ストップも順調に星を伸ばしてきた葉月が直接対決する公式戦。試合前の時点では1引き分けが葉月を若干優位にしているように思われるが、この試合で勝った方が決勝進出に向けて大きな前進となることは明らかだ。ブルースターズではほかに渡辺桃とケリー・クラインが決勝進出の望みを残しており混戦模様。9・24後楽園での最終戦を前に抜け出すのは?

 コール終了後、葉月が背後から奇襲のドロップキック。ゴングが鳴ると葉月が丸め込みから強引に押え込む。返した岩谷がロープに振ってドロップキック。場外から大江戸隊が岩谷の足を引っ張り場外戦にもっていく。葉月が客席で岩谷を攻撃。葉月は岩谷の左腕を鉄柱に叩きつける。岩谷をリングに戻した葉月が左腕にストンピング。花月は「そのまま腕折れ」と声をかける。葉月はなおも左腕を攻撃してヘアーホイップ。顔面ウォッシュも決めると、場内からはもう一丁コール。葉月はそれに応えてもう一度顔面ウォッシュを披露する。葉月は場外に下りて岩谷をリングに戻す。葉月がフットスタンプから片足でカバー。岩谷が返すと葉月はエルボー連打。岩谷がカウンターでスリングブレイド。エルボーの打ち合いから葉月が連打し岩谷がよろめく。葉月が突進しトラースキックをかわしてコードブレーカー。串刺しエルボーアタックからスワンダイブ式ミサイルキックで岩谷を吹っ飛ばす。岩谷が返すと葉月はフェースロックへ。エスケープはさせずに反転してさらに締め上げていく葉月。岩谷は足を伸ばしてなんとかエスケープに成功。葉月がコーナーに振るとビッグブーツからアトミックボムズアウェー。岩谷がかわしてハイキック連打から低空ドロップキック。場外転落の葉月に岩谷はプランチャを見舞う。岩谷は葉月をリングに戻して、よろめきながらもミサイルキック。葉月が返すと、岩谷はバックを取る。葉月が反転して変型アームブリーカーからアームロックにとる。岩谷がエスケープすると、葉月が突進。岩谷がかわしてドロップキック。葉月が「なめんな!」と二段蹴り。両者ダウンでカウントが進む。7カウントで髪をつかみ合いエルボーの打ち合い。葉月が挑発すると岩谷も打ち返す。10分経過。岩谷がドドンパを放つが葉月がクリアー。岩谷がコーナーに上がりフロッグスプラッシュからドラゴンの構え。葉月がこらえるが岩谷はジャーマンを決める。葉月が返すと岩谷がハイキック、顔面蹴り、カカト落とし。葉月が肩を上げてクリアーすると岩谷は「終わり!」と絶叫し二段式ドラゴンを決める。これで3カウントが入り、岩谷がピンフォール勝ち、4連勝を飾ってみせた。試合後、岩谷が握手を求めるも葉月は応じずにリングを下りた。

岩谷「大阪のみなさん、こんにちはー! というわけで、大阪5☆STAR GP、自分は…8点だよ-! 1位何じゃないですか? 1位ですよね。やった、1位だ! 後楽園で渡辺桃に勝って、自分が決勝戦にいって、次は大阪のみなさんに5☆STAR GPの王者としての姿をみてもらいたいと思いますので、応援よろしくお願いします。なんとか、なんとか自分が勝ったので、今日、締めさせていただきたいと思います。今日はSTARSのメンバーが少ないですね。4人しかいないけど、今日一の大声で締めたいと思います。今日は楽しかったですか? また来月ぐらいに来てもいいですか? いまを信じて、明日に輝け、We are STARDOM!」

岩谷のコメント

「大阪、大阪生野区民センターで今日は5☆STAR GPの公式戦だったんですけど、なんとか、なんとか勝ちました。これ何分くらい試合してたんですかね? 10分? 12分? まあ、あの、途中、途中攻められすぎてアタマ真っ白になって、自分はいまなにしてるんだろう、みたいな、ここにいるのみたいな。もうなんかね、腕を守らなきゃ守らなきゃっていうね、なんかいっぱいいっぱいになっちゃいました。今日はこのまま攻められつづけられると、また欠場になりかねないくらいの攻め方をしたので、なんかすごいヒヤヒヤしたし、でも、なんとか、なんとか2点取れました。8点、いま8点。ブルースターズ1位らしいので」

――ケリーと並んで1位。

「ひとりじゃないんだ?」

――単独1位ではない。

「あ、そうなんだ。桃は何点ですか?」

――桃は7点。

「7点!?」

――桃と葉月が7点。

「そっか。じゃああれですね、いまのところ1位だからってまだ全然余裕はない状態ですよね。ほかの人が勝てばやばいってことですもんね」

――岩谷が後楽園で桃に勝ったとしても、ケリーがニコルに勝てば、この2人が同点でトップだが、直接対決で岩谷が負けているので、

ケリーが決勝進出となるのでは。2人とも負ければ桃や葉月にもチャンスが出てきそう。

「あ~~。今年の5☆STAR GPは、マジで過酷すぎる。なんか毎年毎年、過酷だと言ってると思うんですけど、今年はねえ、クオリティーが、レベルがレェベルが違う(苦笑)。ホントに、ホントにレベルが違うんですよ、ビックリするくらいに、選手それぞれの。選手それぞれの…まあ、いいや(苦笑)。まあね、ホントに気は抜けないんですけど、自分が桃に勝てばいいんですよね」

――決勝にいくにはとにかく桃に勝たないと。

「桃、桃とはなんか、ずっと長い間やってきてるんですけど意外と縁がなくて、ハイスピードの自分がチャンピオンで桃が挑戦者だってなったときも自分が体調不良かなにかで試合が流れちゃったんですよ。そのあとも桃とのシングルが決まってたのに桃がヒザをケガしちゃってシングルマッチが流れたりとか、なんかね意外とシングルってあまりしたことがないので、ホントに桃が欠場する前に闘ったくらい、シングルで。それしか記憶にないので、いまの桃は格段と成長してるだろうし、ホントにいつまでも下に見てちゃいけない存在だと思うので、ホントに油断せずに勝ちにこだわって勝ちを狙いにいきたいと思います」

――試合後、葉月に握手を求めたのは?

「う~ん、やっぱ、葉月って努力家なんですよ。なんか、いまいちパッとしない感もあるし、ちょっと言っちゃ悪いけど地味な選手だと思うんですけど、ホントに努力っていうのをホントに伝わってくるものがあるので、ただ単に、オマエに勝って、見たか、私の力を!みたいな感じじゃなくて、ホントに葉月のことを尊敬しているからこそ、こっちから、敵ですけど、ありがとうっていう意味で、闘ってくれてありがとうっていう意味で握手を求めたんですけど、ハイ、まだ(握手)してくれなかったですね(苦笑)。自分は根気強く握手を求めていきたいなと思います」

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