第9回GODDESS OF STARDOM タッグリーグ戦(昼)
10月19日(土)大阪・世界館(観衆205人=満員)
試合結果
◆3WAYバトル 15分1本勝負 |
||
鹿島沙希 |
3分36秒 |
小野崎玲皇 |
※もう一人はアンドラス宮城
◆クイーンズ・クエストvsTCSタッグマッチ 15分1本勝負 |
||
木村花 |
5分46秒 |
渡辺桃 |
○DEATH山さん。 |
AZM● |
◆STARSvs大江戸隊 6人タッグマッチ 15分1本勝負 |
||
○岩谷麻優 |
10分6秒 |
花月 |
星輝ありさ |
夏すみれ● |
|
中野たむ |
“セッションモス”マルティナ |
◆ブルーゴッデス公式リーグ戦 15分1本勝負 |
||
ボビー・タイラー |
6分43秒 |
飯田沙耶 |
○ゾーイ・ルーカス<2点> |
上谷沙弥●<0点> |
◆レッドゴッデス公式リーグ戦 15分1本勝負 |
||
○里歩 |
7分44秒 |
葉月 |
スターライト・キッド<2点> |
刀羅ナツコ●<0点> |
◆レッドゴッデス公式リーグ戦 15分1本勝負 |
||
ビー・プレストリー |
9分51秒 |
ジャングル叫女● |
○ジェイミー・ヘイター<2点> |
小波<0点> |
試合詳細リポート
◆3WAYバトル 15分1本勝負 |
||
鹿島沙希 |
3分36秒 |
小野崎玲皇 |
※もう一人はアンドラス宮城
大阪昼夜大会が鹿島沙希vs小野崎玲皇vsアンドラス宮城の3WAYでスタート。鹿島がSTARS、小野崎がクイーンズクエスト、アンドラスが大江戸隊。それぞれのユニットを代表しての闘いとなる。
3人とも慎重に歩み寄るとアンドラスが嫌ってリング外へ。場内はサキコールからミヤギコールに変化。アンドラスは礼をしてカムバック。3人でエルボーの打ち合いとなり、次第にアンドラスが標的にされる。小野崎がアンドラスを吹っ飛ばすと鹿島に握手を求める。鹿島は応じると見せかけ丸め込みの連続。小野崎が突進するとアンドラスがカットし鹿島が小野崎にフットスタンプ。鹿島とアンドラスが共闘を宣言。小野崎をコーナーに振るとアンドラスが突進もカットされる。小野崎は2人を吹っ飛ばしアンドラスに丸め込みの連続。鹿島がカットしアンドラスをダブルアーム式フェースバスターで小野崎に投下。鹿島は小野崎にダイビングフットスタンプ。アンドラスが手を伸ばすが届かず、鹿島が小野崎をフォールした。
◆クイーンズ・クエストvsTCSタッグマッチ 15分1本勝負 |
||
木村花 |
5分46秒 |
渡辺桃 |
○DEATH山さん。 |
AZM● |
木村花&DEATH山さん。組vs渡辺桃&AZM組によるTCSとクイーンズクエストのユニット闘争。ともにゴッデス・オブ・スターダムタッグリーグ戦にエントリーしているチームだが、花組がブルーゴッデス、桃組がレッドゴッデスに組み込まれているため、このチームがリーグ戦で対戦するのは決勝戦のみ。果たしてこの試合は優勝決定戦の前哨戦となるのか。
花もデスヤマ調のメイクをして登場し、リング上でやたらとシャドーボクシングの構えを見せる。花は「DEATH山さん。いくDEA―TH!」とデスヤマを先発に送り出す。QQはAZMが先発しハイスピードな攻防を展開。AZMはドロップキックから突進を試みるが花がエプロンから髪を引いて阻止。花が入りデスヤマとともにAZMをロープに捕獲する。花がAZMをぼでぃースラムから片足でカバー。AZMが返すと花は吊り天井へ。デスヤマが入り至近距離からギブアップを求める。しのいだAZMが殴りかかるが花がビッグブーツ。AZMは桃とタッチをかわし、桃が花へドロップキックを連発。桃はミサイルキックで吹っ飛ばすがデスヤマがカット。しかし桃がかわしてデスヤマのセントーンは花に直撃。花と桃がエルボーの打ち合い。桃のダッシュに花がドロップキック。花はデスヤマポーズから桃にビッグブーツを打ち込む。2発目も顔面に決めるが桃が返す。花は「ブレーンバスターDEAーTH!」と予告。桃が切り返すが花はあらためてブレーンバスターを放つ。AZMがデスヤマをかわしまくり丸め込み。デスヤマも切り返して丸め込みの応酬となる。AZMがブレーンバスターもデスヤマがクリアー。AZMはダイビングフットスタンプにいくがデスヤマがかわして花がビッグブーツ。花はAZMにビッグブーツも桃がドロップキック。桃とAZMがデスヤマにキックの挟み撃ち。AZMがミスティカにいくがデスヤマが切り返して丸め込むと3カウント。花&デスヤマ組の勝利となった。
◆STARSvs大江戸隊 6人タッグマッチ 15分1本勝負 |
||
○岩谷麻優 |
10分6秒 |
花月 |
星輝ありさ |
夏すみれ● |
|
中野たむ |
“セッションモス”マルティナ |
STARSと大江戸隊の6人タッグマッチ。STARSは岩谷麻優&星輝ありさ&中野たむ組、大江戸隊は花月&夏すみれ&“セッションモス”マルティナが出陣する。タッグリーグ戦では星輝&中野組、夏&マルティナ組がエントリー。とくにワンダー・オブ・スターダム王者・星輝と中野はチーム結成の経緯からしても公式戦を備えての予行演習は必須科目。この試合の連係で今後に向けての修正ポイントや闘いの方向性が見えてきそうだ。また、大江戸隊の夏&マルティナ組は10・14後楽園でボビー・タイラー&ゾーイ・ルーカス組を破り好発進。この試合でさらなる勢いをつけるか。
試合前、星輝と花月が視殺戦。両者の先発と思いきや、夏が押し出されて星輝と対峙。夏がビビると星輝は打撃のデモンストレーションで威嚇する。夏も打撃の構えを見せるがローキックを打たれてよろめいてしまう。それでも夏は「そんなもんか!」と強気の姿勢。しかしローを打たれるとひるんでしまう。ならばと夏は脚に噛みついて星輝をコーナーに追い込む。強気になった夏は足を引きずりながらもブロンコバスター。ところが星輝にカットされてしまう。星輝はミドルキックの連打。夏が返すと、星輝は岩谷にタッチ。岩谷は夏にサッカーボールキック。中野もサッカーボールキックでつづく。夏は早くも「もう終わらせてください」とギブアップ宣言? 中野は容赦なくもう一発サッカーボールキックをぶち込む。カバーされた夏を花月が救出。夏は中野にネックブリーカードロップ。替わったマルティナが夏にエルボー連打から延髄斬り、DDT。中野が返すとマルティナはコーナーに追い込んでストンピング連打。星輝がカットするが夏が分断。マルティナと夏がブロンコバスターで競演、星輝にはダブルで見舞う。マルティナが中野にエルボー連打、中野はコーナーからネックブリーカー。5分経過。星輝がマルティナと打撃の応酬。星輝のダッシュにマルティナはラリアット。星輝がトラースキックからニーアタック。花月が岩谷のドロップキックをかわす。岩谷も花月の蹴りをかわしドロップキックをカウンターで決める。岩谷が突進すると花月がかわして大江戸隊が乱入、3人で岩谷を攻撃し花月がえびす落とし。花月は岩谷を担いで前方に叩きつけるとコーナーへ。中野がカットし岩谷が張り手、雪崩式フランケン。中野がデスティニーハンマー、岩谷がフロッグスプラッシュもマルティナが酒を噴射してカットする。夏が岩谷にビッグブーツ、ブレーンバスターホールド。岩谷へ夏が本家とはほど遠い、へなちょこ「ブラジリアンキック」。怒った星輝が夏をカット。STARSは花月を捕まえ2方向でニーアタック。リング上は岩谷と夏。岩谷がバックを取りドラゴン狙い。夏が股間蹴りで逃れムチを持ち出す。岩谷はトラースキックから突進、夏が丸め込むがギリギリでカットされる。STARS勢がキックの競演。中野が夏を寝かせて岩谷がムーンサルトプレス。これで3カウントが入り岩谷が夏から勝利した。
◆ブルーゴッデス公式リーグ戦 15分1本勝負 |
||
ボビー・タイラー |
6分43秒 |
飯田沙耶 |
○ゾーイ・ルーカス<2点> |
上谷沙弥●<0点> |
タッグリーグ戦に抜擢された飯田沙耶&上谷沙弥のサヤサヤコンビが公式戦初戦を迎える。相手はボビー・タイラー&ゾーイ・ルーカスの外国人チームだ。サヤサヤコンビが優勝争いに加わるのは難しいかもしれないが、ひとつでも多くの爪痕を残せるかがリーグ戦を通じての課題だろう。すでに1敗しているタイラー組に土をつければ予想以上の成績を残す可能性もなくはない。サヤサヤコンビニは大事な初戦。まずは次につながる内容を見せたいところだ。
上谷と飯田が握手を求めるがタイラー組が襲いかかり試合開始。上谷は「なめんじゃねえ!」とタイラーにドロップキック。コーナーに追い込んでもドロップキックを放つ。ルーカスとタイラーがダブルで上谷を攻撃。上谷が返すとタイラーがロープに固定しルーカスとともに攻撃する。タイラーが押さえ込むが上谷が返す。タイラーは上谷にフェースロック。タイラーがエルボー連打、上谷がかわしてドロップキック。飯田がタイラーにドロップキックからぼでぃースラムの構え。ルーカスがカットしてダブルのブレーンバスターを狙う。飯田が切り返して2人へドロップキック、タイラーをぼでぃースラムに切って取る。飯田はタイラーをコーナーに追い込むがエルボーを食らう。タイラーが串刺しエルボーアタックから二段蹴り。ルーカスが飯田をロープに追い込みスピンキック、フェースバスター。飯田が返すと左右のエルボー連打、ドロップキック。上谷もドロップキック連打でつづく。ルーカスが返すと上谷と飯田が合体。コーナーに追い込み串刺しドロップキックを2人で4連打、ダブルのドロップキック、左右からの挟み撃ちも決めてみせる。上谷が後方からドロップキックを打ち込むがタイラーがカット。5分経過。上谷が飯田のアシストを得てミサイルキック。上谷はルーカスにエルボー連打。タイラーがカットしフェースバスター。ルーカスが抱え上げて上谷を叩きつけるとPKへ。ルーカスは上谷を起こすが丸め込まれる。ルーカスが変型のレッグ路ロップ。上谷が返せずルーカスが3カウントをゲットした。
◆レッドゴッデス公式リーグ戦 15分1本勝負 |
||
○里歩 |
7分44秒 |
葉月 |
スターライト・キッド<2点> |
刀羅ナツコ●<0点> |
里歩&スターライト・キッド組がタッグリーグ公式戦で始動。里歩のハイスピード王座奪取をもくろむキッドがあえて王者とチームを結成することで、来たるべきタイトルマッチを見据えている。まずはキッドとのコンビでリーグ戦を駆け抜けることが重要だ。初戦の相手は大江戸隊の葉月&刀羅ナツコ組。ラフファイトで攻めてくることも考えられるだけに、初タッグの2人がどこまで対処できるか。勝った方が勢いをつけることは間違いない。
キッドと葉月の先発。ゴングと同時にキッドが突っかかりハイスピードな攻防、キッドがドロップキックで先制するがナツコがリング下から足を引く。ナツコが入ってボディースラム。葉月がボディースラム、ナツコがボディースラムを繰り返す。ナツコは観客を挑発しながらキッドをマットに叩きつける。葉月がキッドをロープに追い込む、里歩がカットに入るがナツコが阻止、葉月がキッド、ナツコが里歩に顔面ウォッシュ。キッドがエルボー連打、ナツコが受けて立ち一発で倒す。里歩がエプロンからナツコを捕まえキッドがドロップキック、フィッシャーマン。キッドが里歩を呼び込むが葉月が阻止。しかしキッドと里歩はコルバタ、619で競演。キッドが2人まとめてその場飛びムーンサルト。ナツコがキッドに裏拳、ボディースラム。フロッグスプラッシュをキッドがかわしボディーアタック。ナツコがキャッチしマットに叩きつける。里歩が葉月にボディーアタック、フットスタンプ。串刺しアタックは葉月がかわし押さえ込む。里歩が返すと葉月は前方に叩きつけナツコがフロッグスプラッシュへ。里歩が返すとナツコは逆片エビ固め。5分経過。里歩がエスケープすると、ナツコとエルボーの打ち合い。里歩がノーザン狙いも葉月がスワンダイブ式ミサイルキック。ナツコと葉月が合体クローズライン。里歩がかわしてキッドがクロスボディー。里歩がダイビングボディーアタック、キッドもつづく。キッドがナツコを寝かせて里歩がダイビングフットスタンプ。里歩がナツコに突進するがスピアを食らう。ナツコが昇天を狙うが里歩が切り返す。里歩はカウンターのニーアタック、背後から蒼魔刀。ふぃんっしゅを予告しもう一発蒼魔刀へ。ロープ際ながらナツコが返せず里歩が3カウントを奪ってみせた。
◆レッドゴッデス公式リーグ戦 15分1本勝負 |
||
ビー・プレストリー |
9分51秒 |
ジャングル叫女● |
○ジェイミー・ヘイター<2点> |
小波<0点> |
5☆STAR GPを右肩負傷により途中欠場となってしまったジャングル叫女がタッグリーグ公式戦で復帰する。現在、叫女は小波とのチームでゴッデス・オブ・スターダム王座を保持。王者としてエントリーしている叫女と小波は、ほかのチームから狙われる立場だ。初戦の相手はユニットを超越してタッグを組むビー・プレストリー&ジェイミー・ヘイターの外国人チーム。赤いベルトの王者がQQを離れる形でエントリーする意味とは? タッグリーグ戦はまだ始まったばかりだが、優勝の行方を左右しかねないメインイベント。まずは初戦の結果に注目だ。
外国人チームが握手を求めると王者チームが手を引いて試合スタート。外国人チームを場外に出すと叫女がロープを越えてダイブする。叫女がヘイターをボディースラム。ヘイターが返すと、叫女はキャメルクラッチ。プレストリーが乱入するが小波が追い出す。叫女はキャメルの体勢でヘイターの顔面を攻撃。小波がヘイターにぶら下がり式腕十字。叫女がヘイターの腕を取り、小波が手刀を落とす。小波はヘイターの右肩にストンピング、右腕を攻撃して叫女も手刀投下。叫女がヘイターをコーナーに振り串刺しアタック。ヘイターがかわしてエルボースマッシュ。プレストリーが叫女にコルバタ、串刺しエルボーアタック、ノーザンライト。さらにコーナーから背中にフットスタンプ。叫女が返すと、パワースラム、背中へのドロップキック。小波がプレストリーにニーアタック、スライディングキック、飛びつき腕十字。プレストリーが切り返すも小波がワキ固めから腕固め。5分経過。小波が突進するとプレストリーがかわして突進。叫女がカットし小波が丸め込み、叫女がラリアット。小波は腕固めもプレストリーが体重を乗せてカバー。小網が返すとプレストリーがトラースキック。小波がプレストリーにハイキック。叫女とヘイターが体をぶつけ合う。叫女が打ち勝ちボディープレス。ヘイターが返すと叫女は串刺しラリアット。ラリアットをもう一発ぶち込むが2カウント。叫女はヘイターを抱えるがカットされる。叫女がコーナーに上がるがヘイターも上がって雪崩式狙い。叫女がこらえてプレストリーのキックが誤爆、叫女が抱え上げ小波がミサイルキック、叫女がパワーボムに。プレストリーがカットするが小波が場外に追い出す。叫女がハンマースロー狙いもヘイターがこらえてバックブリーカー、ラリアット。叫女が返すと、ヘイターは前方に叩きつける。小波がカットもプレストリーが分断。ヘイターとプレストリーがニーで挟み撃ち、ヘイターがマットに叩きつけると叫女が返せず3カウント。ヘイターが叫女からピンフォールを奪った。
プレストリー「(叫女組に)バイバーイ。バイバーイ、マタネー、バイバー。出てって!」
ヘイター「サヨナーラ」
プレストリー「ガイジンタッグチームスゴイネ! ジェイミースゴイフィニッシュムーブ。ジェイミー、話して」
ヘイター「オーサカーゲンキデスカー。QQ、オーエドターイ、トモダチー」
花月がAZMを連れてリングに入ろうとするがQQが止めに入る。
ヘイター「トモダーチ、カモーン、カモーン。来て、来て! オーエドターイ、ドーゾー。クイーンズクエスト、ドーゾー。ベリーベリースイート。(ヘイターは)ニバーンガイジーン、(プレストリーは)イチバーンガイジーン ナウ・アンド・フォーエバー、バウ・ダウン・トゥ・ザ・ファッキン・ガイジーンズ!」
プレストリー&ヘイターのコメント
プレストリー「やったよ、やったね。ガイジンタッグチームがやったよ」
ヘイター「ガイジンだけのチームがね」
プレストリー「チームワークもよかったんじゃない?」
ヘイター「私たちがタッグリーグ、優勝するよ。キョーナとコナミを倒したんだからね」
プレストリー「スターダムのタッグチームチャンピオンの2人をね。私はタッグマッチのプロよ。ジェイミーと組むのは初めてだけどね」
ヘイター「よかったでしょ」
プレストリー「今日、証明したの。タッグ王者チームを倒したことで、ガイジンタッグチームの方が上だってね」
ヘイター「ニバンガイジン!」
プレストリー「イチバンガイジン!」
2人「Bow down to the fuckin‘ ガイジンズ!」