2019/11/09 試合結果

2019年11月9日 第9回GODDESS OF STARDOM タッグリーグ戦(昼)

第9回GODDESS OF STARDOM タッグリーグ戦
11月9日(土)大阪・世界館(昼)(観衆205人)

試合結果

◆シングルマッチ 15分1本勝負

ジャングル叫女

6分19秒
変形スリーパーホールド→レフェリーストップ

AZM

◆シングルマッチ 15分1本勝負

渡辺桃

6分47秒
Bドライバー→エビ固め

スターライト・キッド

◆TCSvs大江戸隊 6人タッグマッチ 15分1本勝負

○小波

7分00秒
トライアングルランサー

花月

ボビー・タイラー

アンドラス宮城●

ゾーイ・ルーカス

ジェイミー・ヘイター

◆ブルーゴッデス公式リーグ戦 15分1本勝負

木村花

6分38秒
後方回転エビ固め

飯田沙耶●

○DEATH山さん。<6点>

上谷沙弥<2点>

◆ブルーゴッデス公式リーグ戦 15分1本勝負

○星輝ありさ

8分25秒
ブラジリアンキック→片エビ固め

夏すみれ●

中野たむ<6点>

”セッションモス”マルティナ<2点>

◆レッドゴッデス公式リーグ戦 15分1本勝負

○葉月

10分25秒
垂直落下式ブレーンバスター→片エビ固め

岩谷麻優

刀羅ナツコ<4点>

鹿島沙希●<2点>

試合詳細リポート

◆シングルマッチ 15分1本勝負

ジャングル叫女

6分19秒
変形スリーパーホールド→レフェリーストップ

AZM

ジャングル叫女とAZMのシングルマッチで大阪昼夜大会がスタートする。パワーの叫女とスピードのAZM。両者はタッグリーグ戦の最終日、11・15名古屋で対戦するため、この試合が前哨戦にもなる。どちらのチームも決勝進出の可能性はなくなってしまったが、叫女はゴッデス・オブ・スターダム王者の意地にかけても下手な試合は許されない。また、AZMも5☆STAR GPでの勢いを取り戻したいところ。見どころの多いオープニングマッチである。

 AZMは「オマエの体型、デ~ブ~…じゃないんだよな。中途半端なんだよ」とアピール。叫女が「最近痩せたんだよ、プロデュースしてよ」と言い返すと、AZMは一転、「このデブー!」と叫んで襲いかかる。AZMは叫女にロープワークの往復を強要、なんども走らされた叫女は「デブをなめんな!」とショルダータックル。ヘアーホイップでもAZMを叩きつけていく。叫女は「疲れた」と本音を漏らすもAZMへの攻撃は緩めない。旋回してのボディースラムで叩きつけるとカバーへ。AZMが切り返し三角絞めでギブアップを迫る。AZMは「ギブアップしてるだろ」と主張するがリフトアップされコーナーに叩きつけられる。AZMが飛びついて卍固め。叫女がエスケープしようとすると丸め込みからブレーンバスターの構え。叫女がこらえるがAZMが投げきることに成功。AZMが突進すると叫女がエプロンに追いやる。AZMはエプロン越しにハイキックを叩き込みミサイルキックへ。返した叫女にAZMはワキ固め。腕固めに移行するが叫女がエスケープ。飛び込んできたAZMを叫女がコーナーに叩きつけ串刺しラリアット。もう一発ラリアットを叩き込むと5分経過。叫女はAZMにパワーボム狙い。AZMが切り返し丸め込みの連続も叫女が強烈なエルボーからスイングスリーパーでぶん回す。さらに締め上げるとレフェリーがゴングを要請し試合をストップ。叫女がレフェリーストップによる勝利を収めた。

◆シングルマッチ 15分1本勝負

渡辺桃

6分47秒
Bドライバー→エビ固め

スターライト・キッド

渡辺桃とスターライト・キッドが意外にも初シングル。11・4後楽園ではタッグリーグ公式戦で対戦したが、キッドが桃のパートナーAZMにピンフォール負けを喫してしまった。とはいえ、ハイスピード王者・里歩とのタッグで挑戦への足がかりをつかもうとしているだけに、桃との再戦は重要な意味を持つ。公式戦は五分で終了したものの、桃との試合で爪痕を残せばタイトルマッチへのアピールという機運も高まるはず。桃は桃でタッグリーグはあと2試合を残しており、決勝進出は消えたとはいえ勝ち越すか負け越すかで今後に与える影響は変わってくるだろう。こちらも注目の一騎打ちだ。

 キッドが握手を求めるが桃は応じずゴング。ロックアップで組み合い、腕を取り合う。キッドはロープを使って取り返しアームホイップからドロップキック。キッドがダッシュすると桃はカウンターでドロップキック、サードロープにかけて顔面を踏みつける。桃のサッカーボールキック3連打をキッドがこらえる。桃はキャメルクラッチ。これを解くとエルボーをキッドに打ってこさせる。桃がロープに振るとキッドは変則的ロープワークに移ってドロップキックから619、その場飛びムーンサルトプレス。フィッシャーマン狙いは桃がこらえる。キッドはエルボー連打から串刺しドロップキック。もう一発狙うが桃が串刺しドロップキックのお返しから連発で打っていく。桃がロープに振るとキッドがクロスボディー、桃がキャッチするがキッドが丸め込む。キッドが飛びついてウラカンラナ。桃が返すとキッドがダイビングボディーアタック、フィッシャーマンバスター。5分経過。キッドがセカンドからムーンサルトも桃がかわしてハイキック。桃がコーナーに上がるとキッドがアームホイップで叩きつけフィニッシュを予告。キッドはセカンドからのムー産ルトを決めるも2カウント止まり。ならばとキッドが突進、桃はハイキックで迎撃し蒼魔刀。キッドが返すと桃はチキンウイングフェースロック。持ち上げられたキッドが丸め込むが桃が返してBドライバーへ。キッドが返せず桃が3カウントを奪ってみせた。

◆TCSvs大江戸隊 6人タッグマッチ 15分1本勝負

○小波

7分00秒
トライアングルランサー

花月

ボビー・タイラー

アンドラス宮城●

ゾーイ・ルーカス

ジェイミー・ヘイター

TCSの小波がボビー・タイラー&ゾーイ・ルーカスの外国人コンビを率いる形で花月&アンドラス宮城&ジェイミー・ヘイターの大江戸隊と6人タッグマッチで対戦。星輝ありさの白いベルト挑戦が決まった小波には、またひとつ大きなモチベーションができた状態だ。タイトル戦までまだ時間はあるとはいえ、好調をキープして大一番に望みたい。一方の大江戸隊からは花月が岩谷麻優の赤いベルトに挑戦する。こちらもタイトル奪回という大きなモチベーションがあるのだが、気になるのはアンドラスとのタッグがなかなか軌道に乗らないことだ。先日の後楽園では誤爆をきっかけに飯田沙耶&上谷沙弥組に敗れる失態を見せてしまった。今シリーズでは試合後も別々に退場するケースが多いだけに、心配である…。

 大江戸隊が場外戦で先制、ルーカスをリングに戻し花月が水を噴射する。ヘイター、アンドラスもルーカスを追い込み一方的に攻め込んでいく。ヘイターはルーカスのハイキックをブロック。しかしルーカスはヘイターにフェースクラッシャー。替わったタイラーがヘイターの腕を取る。小波、ルーカスもサブミッションで援護する。ヘイターがラリアットからバックブリーカー。花月がスワンダイブから着地し顔面をかきむしるフェイント攻撃。タイラーは小波にタッチ。小波が花月にフィッシャーマン。花月が返すとミドルキック。小波も蹴り返しミドルの打ち合いに。花月のダッシュをタイラーがカット。ルーカスとタイラーがダブルで持ち上げて花月をマットに叩きつけると小波がドロップキックから串刺しで突進。花月がかわすと大江戸隊が交互に串刺し攻撃、花月がえびす落とし。花月が小波にえびす落としをもう一発。フィニッシュを宣言すると大江戸コースター。しかし小波がかわしてサブミッション狙い。花月が切り返すが小波が腕を取る。花月が切り返しハイキック。アンドラスが入ると小波が腕を取る。大江戸隊がカットしようとするがTCSが分断。アンドラスは小波のトライアングルランサーにギブアップした。

◆ブルーゴッデス公式リーグ戦 15分1本勝負

木村花

6分38秒
後方回転エビ固め

飯田沙耶●

○DEATH山さん。<6点>

上谷沙弥<2点>

連勝中の木村花&DEATH山さん。組が11・4後楽園で大金星を獲得した飯田沙耶&上谷沙弥組を迎え撃つ。常識的に考えれば2勝負けなしの花組が優位だが、飯田組に勢いがついていれば“まさかの再現”も決して不可能ではない。花組が連勝を伸ばすか、それともサヤサヤコンビがストップをかけるか。この公式戦は上谷の自力初勝利により、俄然見逃せないカードに昇華した。

 サヤサヤが握手を求めるとデスヤマ組がポージング。これをサヤサヤがカットするが花が飯田にドロップキック、ダブルのビッグブーツ。花が飯田に吊り天井、デスヤマが目前で挑発。こらえた飯田に花は「しぶといDEA―TH!」。デスヤマが飯田にキャメルクラッチ。花がポーズに加わりデスポーズ。花は飯田の顔面を何度も踏みつけていく。飯田がエルボーとドロップキックを連打。上谷が花にドロップキックから鎌固め。デスヤマがカットするが上谷はボディースラムからカバー。コーナーに上がるとデスヤマがカットし花が両腕を取ってのデッドリードライブ。デスヤマのセントーンから花がビッグブーツ。上谷が返すと花は「今度こそ!」と持ち上げる構え。上谷がこらえると花は至近距離からビッグブーツ。5分経過。デスヤマへ上谷がドロップキック。替わった飯田もドロップキック。飯田は上谷を呼び込みコーナーに振ると串刺しドロップキックの連続。ドロップキックをダブルで放つと上谷がその場飛びシューティングスター。飯田が丸め込むがカットされる。飯田が飛び込むと花がビッグブーツ、そのままデスヤマが丸め込み3カウントが入った。

◆ブルーゴッデス公式リーグ戦 15分1本勝負

○星輝ありさ

8分25秒
ブラジリアンキック→片エビ固め

夏すみれ●

中野たむ<6点>

”セッションモス”マルティナ<2点>

星輝ありさ&中野たむ組はリーグ戦で2戦して負けなし。チームワークが不安視されていたが、始まってみれば好調をキープしている。とはいえ今回の相手は夏すみれ&マルティナの大江戸隊とあって混戦は必至か。ブルーゴッデスは多くのチームが決勝進出の可能性を残している。夏組にもチャンスがあるだけに、相手の裏をかく戦法を考えてくるだろう。先の読めない展開となりそうだ。

 ロープに乗ってアピールする夏組に星輝組がなんとなく襲いかかり試合開始。ゴングが鳴らされると中野が夏にサッカーボールキック。中野は夏の腹部を踏みつけダブルニーを落とす。星輝が入り夏の背中にミドルキック。前方からも打ち込むが2カウント。星輝は中野を呼び込みマルティナを落としてからロープに振って夏にビッグブーツ。中野が仕掛けるが星輝が仲間にやり返して中野を夏の上にボディースラム。中野もまとめて踏みつける。夏が返すと、星輝は中野にタッチを求める。中野は嫌々応じてリングイン。夏を踏みつけるとダブルニードロップ。中野は夏に突進も股間を打ち付けられる。夏とマルティナが合体で中野を攻める。マルティナが中野にエルボースマッシュから延髄斬り。ブレーンバスター狙いは中野がからえる。マルティナはハイキックをかわすとヘッドバットからノーザンライト。夏とマルティナが2方向でブロンコバスター。ダブルでは中野に決める。マルティナは中野にスイングネックブリーカー。中野がエルボーを打つとマルティナもやり返す。マルティナのラリアットを中野がかわすがマルティナも打ち返す。両者ダウン状態から夏が乱入し中野を攻撃。正式にリングインの夏が中野にストンピング連打。中野はスタナーから星輝にタッチ。星輝は夏にキックのコンビネーション。マルティナがカットし夏がビッグブーツ。マルティナがコーナーからコードブレーカー。夏がスープレックスも中野がカット。夏は星輝に妖乱の構え。中野がバックドロップでカットし星輝の1399を引き出す。しかしマルティナがカットに入る。中野と星輝は夏にニーの挟み撃ち。夏がかわして星輝にバックスピン。中野がバックスピンキックを夏に決めて星輝とダブルのジャンピングニー。マルティナが酒を噴射しカット。中野は星輝に「決めろ!」と指示。星輝がブラジリアンキックを叩き込むと夏が返せず3カウントが入った。

◆レッドゴッデス公式リーグ戦 15分1本勝負

○葉月

10分25秒
垂直落下式ブレーンバスター→片エビ固め

岩谷麻優

刀羅ナツコ<4点>

鹿島沙希●<2点>

タッグリーグ戦は黒星先行も、岩谷麻優が11・4後楽園でビー・プレストリーを破りワールド・オブ・スターダム王座を奪回。赤いベルトを巻いて最初の試合となるのが鹿島沙希とのタッグリーグ公式戦だ。相手は葉月&刀羅ナツコの大江戸隊。点数は両チームとも同じとあって、どちらも勝ちに来ることは必至。赤いベルトを巻いたからといって安心はしていられない。むしろ岩谷へのマークが厳しくなることが予想されるだけに、岩谷&鹿島組には要注意の一戦となる。

 鹿島が先発を買って出てウ●コ座りのナツコと対峙。ナツコは鹿島をかわして突進。しかし背後から岩谷がカット。岩谷と鹿島が連係でナツコに攻撃、ドロップキックの挟み撃ちも見せる。鹿島が走るとリング下から葉月が足を引っ張る。場外戦となり、葉月が鹿島、ナツコが岩谷を攻撃。葉月が鹿島をリングに戻しストンピングの連打からスリーパー。ナツコのボディースラムから葉月がエプロン越しにフットスタンプ。前方に叩きつけるとセントーン。岩谷が入ってくると葉月は同士討ちを誘う。鹿島をコーナーに追い込むと顔面ウォッシュ。ナツコも岩谷に顔面ウォッシュの競演を見せる。ナツコが鹿島を自軍コーナーでとらえて顔面を踏みつける。コーナーに振られた鹿島がかわしてフットスタンプをナツコに決める。岩谷がナツコをかわしてドロップキック。ナツコは岩谷の突進にスパインバスター。葉月がスワンダイブ式で飛ぶが岩谷がかわす。ロープワークの攻防から葉月がエプロン越しにネックブリーカー。スワンダイブ式ミサイルキックを決めるが岩谷が返す。5分経過。葉月は岩谷にフェースロック。岩谷がエスケープすると葉月はフルネルソン。岩谷が切り返すが葉月が二段蹴り、岩谷はスリングブレイド。両者ダウン状態から岩谷は鹿島に託す。鹿島が葉月を引き起こし、ダブルアームスープレックスからダブルアーム式フェースバスター。ナツコが乱入するが鹿島がまとめてフェースクラッシャー。岩谷が加わりダブルで低空ドロップキック。場外に出たナツコと葉月に鹿島がプランチャで舞う。岩谷がフロッグスプラッシュ、鹿島はダイビングフットスタンプでつづく。ナツコがカットするが鹿島は葉月にコルバタ。葉月が突進をかわすとナツコと合体攻撃。ナツコがカミカゼを決め、葉月がフロッグスプラッシュ。しかし岩谷のカットが間に合う。葉月が鹿島にブレーンバスター狙い。鹿島が切り返して起死回生もカットされる。ナツコが鹿島を担いで葉月のコードブレーカーを呼び込む。葉月が二段蹴りも鹿島が返す。葉月は滞空時間の長い垂直落下式ブレーンバスター。鹿島が返せず、葉月がピンフォール勝ちとなった。

葉月「岩谷麻優、鹿島沙希組に勝ったぞー! ウチらのリーグ戦はあと1試合。夜で終了。だけど、残り1試合もオマエらの記憶に残るような一戦を楽しみにしていてくださいってことで、ナツコ、マイクは任せた」

ナツコ「お-、マジ? いやあ、オマエらさあ、最後、葉月さんが勝ったときメチャうぉーってなってたけどさ、あれ?もしかしてオマエら大江戸隊のこと好きなんじゃないの?大江戸隊のこと好きなんじゃないの!? 大江戸隊のこと好きなんじゃねえのかよ!? まあ、そんな大江戸隊が大好きなオマエらだったらすでに知ってると思うんだけど、ウチら大江戸隊は来る11月30日、大阪、ホテルバリタワー天王寺に入ってるパセラっていうカラオケ屋で大阪初の大江戸隊忘年会開催決定! 夕方6時からだから会社帰りのヤツも来れんだろ。まだ予約できてねえ大バカヤロー、このなかにいっぱいいると思うけど、今日、この後、大江戸隊の売店で直接予約の受付するから、オマエら全員しっかり予約しとけよー! 頼むよ、頼むよ。じゃあそろそろ締めようかな。サイコーでサイアクな、我らオーエドターイ!」

葉月&ナツコ組のコメント

葉月「勝ったウチらは勢いがすごいあるってことを証明できたんじゃないですかね」

ナツコ「とにかく今回の大阪の昼は有言実行。この大江戸隊、大阪昼夜、メインがどっちもウチら、大江戸隊のフレッシュコンビなわけよ。で、昼は、言ったとおり岩谷と鹿島に圧勝。まあ、大江戸隊が大阪大会をジャックしたというわけで、調子に乗っちゃっていいんじゃないの?結果的に。夜のクイーンズクエスト、しかもあれだ、ビーがベルト取られて散々のクイーンズクエストだから、まあ、余裕でしょ。そんぐらい」

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