2019/12/14 試合結果

2019年12月14日 GODDESS OF STARS 2019

GODDESS OF STARS 2019
12月14日(土)横浜ラジアントホール(観衆365人=札止め)

試合結果

スターダム・フレッシュバトル 6人タッグマッチ 15分1本勝負

飯田沙耶

6分30秒
ランニング・シューティングスター・プレス→片エビ固め

ルアカ

○上谷沙弥

吏南●

星野唯月

妃南

クイーンズ・クエスト vs 大江戸隊 8人タッグマッチ 20分1本勝負

○刀羅ナツコ

10分4秒
フロッグ・スプラッシュ→片エビ固め

ビー・プレストリー

夏すみれ

渡辺桃

ジェイミー・ヘイター

AZM

”セッションモス”マルティナ

小野崎玲皇●

シングルマッチ 15分1本勝負

ジュリア

11分3秒
グロリアス・バスター→エビ固め

鹿島沙希

シングルマッチ 15分1本勝負

林下詩美

8分36秒
ジャーマン・スープレックス・ホールド

アンドラス宮城

STARS vs TCS 6人タッグマッチ 20分1本勝負

岩谷麻優

8分38秒
ブラジリアンキック→片エビ固め

木村花

○星輝ありさ

ゾーイ・ルーカス●

中野たむ

DEATH山さん。

葉月大江戸隊最終章〜花月と最後の聖戦〜 30分1本勝負

花月

16分15秒
デスバレー・ボム→片エビ固め

葉月

ゴッデス・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負

<王者組>

16分6秒
ファイナルランサー

<挑戦者組>

ジャングル叫女

スターライト・キッド●

○小波

里歩

※第16代王者のジャングル叫女&小波が3度目の防衛に成功

 

試合詳細リポート

スターダム・フレッシュバトル 6人タッグマッチ 15分1本勝負

飯田沙耶

6分30秒
ランニング・シューティングスター・プレス→片エビ固め

ルアカ

○上谷沙弥

吏南●

星野唯月

妃南

ルーキー・オブ・スターダムの称号を得た上谷沙弥と新人王決定トーナメント1回戦を争った飯田沙耶、星野唯月が初めてのチームを組んでルアカ&吏南&妃南のヤングトリオと対戦。吏南(TCS)と妃南(QQ)は今大会もユニットの枠を越えて中1双子姉妹コンビを復活させる。

 飯田組から握手を求めるが年下先輩チームは応じない。先発はルアカと星野。星野がエルボー連打から突進するがルアカがショルダータックルで吹っ飛ばす。吏南が星野にヘアーホイップの連続。コーナーに追い込むと顔面を踏みつけていく。妃南が星野をボディースラムで叩きつけマウントパンチの連打。飯田、上谷がカットに入るが妃南はまとめて踏みつける。立ち上がった星野がエルボー連打も妃南が受けて立つ。星野が突進すると吏南が投げを打ってカバー。星野が返すと妃南が投げつけようとするが丸め込まれてしまう。星野はようやく飯田にタッチ。飯田が妃南に逆水平の連打。吏南とルアカが割って入るが飯田はドロップキックで分断する。飯田は妃南に向けて突進。妃南がマットに叩きつけると吏南に託す。しかし飯田がドロップキックを連打。替わった上谷もドロップキックから鎌固めへ。逆エビ固めに移行して締め上げるとルアカと妃南がカットに入る。上谷は吏南にドロップキックの連打。吏南が一本背負いからSTO。上谷が返すと吏南とルアカが合体で串刺し攻撃を見舞っていく。しかし飯田と星野のカットが間に合う。吏南が上谷を捕まえ卍固め。しかし飯田と星野がカットする。飯田組亜H相手をコーナーに追い込み3方向で串刺しドロップキック。飯田と星野のドロップキックから上谷がランニングシューティングスター。吏南が返せず上谷組が勝利した。

クイーンズ・クエスト vs 大江戸隊 8人タッグマッチ 20分1本勝負

○刀羅ナツコ

10分4秒
フロッグ・スプラッシュ→片エビ固め

ビー・プレストリー

夏すみれ

渡辺桃

ジェイミー・ヘイター

AZM

”セッションモス”マルティナ

小野崎玲皇●

クイーンズクエストのビー・プレストリー&渡辺桃&AZM&小野崎玲皇組と大江戸隊の刀羅ナツコ&夏すみれ&ジェイミー・ヘイター&“セッションモス”マルティナ組が8人タッグで全面対決。

 大江戸隊から突っかかり場外戦へ。リング上では夏が小野崎をいたぶっていく。サブミッションを仕掛けるとAZMが乱入し小野崎を救出。しかしマルティナが小野崎を旋回させてサイドスラム。夏が小野崎にエルボー連打、コーナーに追い込みブロンコバスターの餌食にしてみせる。マルティナも追随するがAZMがカット、夏にも蹴りをぶち込んでみせる。しかし大江戸隊がすぐにQQを分断。小野崎をロープに固定して攻撃する。ヘイターが小野崎にボディースラム。小野崎が返すと、ヘイターはボディースラムを連発。小野崎がエルボー連打もヘイターが一発で倒す。プレストリーのアシストを得た小野崎がエルボーでマルティナを吹っ飛ばす。AZMがヘイターとマルティナをまとめてアームホイップ。プレストリーがヘイターにニーアタック。桃がヘイターにブレーンバスター狙い。ヘイターがこらえると桃は背後に回る。ヘイターが切り返しバックブリーカー。ナツコが桃にスピア、バックブロー。桃はカウンターのハイキックを連打。夏のカットがナツコに誤爆。メルティなのヘッドバットもナツコに誤爆してしまう。AZMがヘイターを場外に追い出すと桃がナツコにミドルキック。小野崎がナツコにフェースクラッシャーを連発。ナツコが返すと、小野崎はエルボー連打。ナツコが突進するとプレストリーが阻止して桃が走馬灯で援護。小野崎がエルボーアタックから押さえ込むが大江戸隊にカットされる。ナツコがコーナーに振ると小野崎がバックエルボー。小野崎はボディースラムから十字固め。ナツコが返すと小野崎はエルボー連打。ナツコもやり返しエルボーの応酬。小野崎が連打で追い込み突進。かわしたナツコに大江戸隊が串刺し攻撃で援護する。マルティナのコードブレイカーからナツコがバックフリップ。桃がカットし小野崎が命拾い。大江戸隊はQQを分断。小野崎がナツコを丸め込むもギリギリ帰される。小野崎が突進するとナツコがエルボースマッシュ、カミカゼ。さらにフロッグスプラッシュを投下すると小野崎が返せず3カウントが入った。

シングルマッチ 15分1本勝負

ジュリア

11分3秒
グロリアス・バスター→エビ固め

鹿島沙希

12・8新木場で鮮烈のスターダムデビューを飾ったジュリアが第2戦。前回の葉月につづき、今回もシングルマッチで、鹿島沙希が相手となる。今後もジュリアには12・15新木場のアンドラス宮城、12・24後楽園の木村花とシングルマッチがつづくが、キャリアで上回る鹿島がジュリアを止めることができるのか、それともスターダム全員を敵に回すような発言をしたジュリアが勢いを加速させるのか?

 鹿島が「お願いします!」と手を差し出すとジュリアが歩み寄りゆっくりと応じる。すると腕を引っ張り先生を仕掛ける。ジュリアは腕を取って持ち上げるが鹿島が切り返し押さえ込む。いったんブレイクし間合いを取ると、慎重に手四つの構えに。力比べからバックの取り合い。ジュリアが腕を取りグラウンドにもっていく。ジュリアはフェースロックに捕らえヘッドロックに移行。グラウンドで締め上げるが鹿島がヘッドシザーズに切り返し「返してみろ!」と絶叫。ジュリアが抜け出しレッグロックから袈裟固めへ。鹿島が再度ヘッドシザーズ。立ち上がると鹿島がエルボー連打。ジュリアもやり返すが鹿島がマットに叩きつける。鹿島は「なにがジュリアだ!」とビッグブーツ。ジュリアは「なめんな!」とフェースクラッシャー。ジュリアは顔面を踏みつけ、起ち上げるとコーナーに追い込む。リング中央に持っていくとスリーパー。5分経過。鹿島がエスケープすると、コーナーへ。鹿島が丸め込むが2カウント。ジュリアがエルボーを打つと鹿島もやり返す。エルボーの打ち合いから鹿島が張り手、ジュリアはビッグブーツ。鹿島もビッグブーツのお返しを放つ。鹿島はダブルアームの体勢。ジュリアがこらえてショルダースルーも鹿島が丸め込む。丸め込みの応酬からジュリアが脚を取りSTF。鹿島がエスケープすると「なめんな!」とダブルアーム式フェースバスター。鹿島はマイエンブレム狙いもジュリアが切り返す。鹿島も切り返して起死回生を狙う。切り返したジュリアが「もらった!」とフェースロックからSTF。変型にもっていくが鹿島がロープへ。ジュリアはコーナーに上がりミサイルキック。しかし鹿島が丸め込む。10分経過。

ジュリアがビッグブーツから前方に叩きつける。返した鹿島にジュリアはフィニッシュ宣言。グロリアスバスターで叩きつけると鹿島が返せず3カウントが入った。

シングルマッチ 15分1本勝負

林下詩美

8分36秒
ジャーマン・スープレックス・ホールド

アンドラス宮城

林下詩美とアンドラス宮城がシングル初対決。大江戸隊を裏切り一匹狼となったアンドラス。一方の詩美は復帰後、アーティスト・オブ・スターダム王座を奪取もシングル戦線での完全復活はまだまだこれからだろう。前回の新木場では、新人王となった上谷沙弥が詩美のフューチャー王座挑戦を希望。異色のシングルマッチ、試合後の風景は?

 慎重な探り合いでスタートし、アンドラスが詩美の手を取り手四つに持ち込む。アンドラスが上になると詩美が切り返し絞り上げる。アンドラスが切り返すと右手を捻りあげバックにまわる。詩美がバックを取るとアンドラスは脚を取りグラウンドへ。あらためてロックアップに入り、アンドラスが強烈なエルボー。アンドラスはドロップキックをかわしてフェースロックから腕十字狙い。詩美がエスケープするがアンドラスはすぐには離さない。アンドラスが腕固めを極めると詩美が悲鳴を上げる。アンドラスは右腕にストンピング。5分経過。コーナーに追い込まれた詩美がかわすが右腕を蹴られる。それでも詩美はカウンターでドロップキック。バックにまわるがアンドラスが切り返しグラウンドで卍固め。アンドラスは十字固めも詩美が返してスリーパー。アンドラスが沈んでいくと詩美はドラゴンスリーパー。アンドラスが切り返すが詩美は再びスリーパーに捕らえる。投げを打ってグラウンドで詩美が締め上げる。詩美はバックを取ってジャーマン。アンドラスが返せず詩美がフォール勝ちをゲットした。

STARS vs TCS 6人タッグマッチ 20分1本勝負

岩谷麻優

8分38秒
ブラジリアンキック→片エビ固め

木村花

○星輝ありさ

ゾーイ・ルーカス●

中野たむ

DEATH山さん。

STARSとTCSが6人タッグマッチで激突。女子プロ大賞受賞の岩谷麻優と、中野たむはアメリカでのイベント試合から帰国しスターダム合流、星輝ありさを加えてのトリオを結成する。赤いベルトの王者・岩谷と白いベルトの王者・星輝はブシロード傘下体勢スタートの12・1大阪でタッグを結成、また、星輝&中野は惜しくもタッグ王座には届かなかったものの、ゴッデス・オブ・スターダムタッグリーグ戦覇者でもある。よって、このトリオは現在のSTARSにおいて最高の組み合わせと言えるだろう。相手のTCSは木村花&ゾーイ・ルーカス&DEATH山さん。組の編成。STARSベストトリオとはいえ、勝ち方を確立している花とDEATH山さん。のコンビネーションには注意が必要だ。

 「レボルシオンプロチャンピオン」とコールされるルーカスだが、正しくは“レボルシオンプロ(RPW)女子チャンピオン”。RPW王座は男子のタイトルだ。岩谷には2019年女子プロレス大賞を受賞したことがコールされる。先発はデスヤマと中野。デスヤマが四方にアピールすると、真似していた中野が背後から襲いかかる。デスヤマはロープワークに誘い中野を攻撃。中野はSTARSを呼び込みTCWを分断。デスヤマに3方向からのドロップキックを決め、中野が側転ニードロップ。デスヤマは地獄突きから花にタッチ。花とデスヤマが合体のビッグブーツ(デスヤマはいつものように届かず)。妃南は中野をコーナーに追い込んで踏みつける。自軍コーナーに追い込むと花とルーカスが中野の顔面を踏みつけていく。さらにルーカスがロープを利用しサーフボードストレッチ。デスヤマが入り地獄突きの連打。コーナーに突進すると中野がかわしてバックドロップ狙い。しかしデスヤマが切り返し反対に投げつける。それでも中野はバックドロップをやり返すことに成功。岩谷が入りデスヤマにドロップキック、TCSを分断する。デスヤマは岩谷にコブラツイストを決めながら「DEAーTH、DEAーTH、女子プロレス大賞DEAーTH!」。花が岩谷にビッグブーツの連打、ルーカスがロープ越しにスタナー。花はカウンターのドロップキック。ブレーンバスターは岩谷がこらえてネックロック。花が岩谷をブレーンバスターで叩きつける。5分経過。花が岩谷に突進するがスリングブレイドを食らう。星輝がルーカスのスピンキック、フェースクラッシャーを返す。ルーカスがエルボー連打、星輝はトラースキック。中野と合体し前後からの蹴りを放つ。星輝はブラジリアンキックを狙うがルーカスがかわす。TCSが連係で星輝を追い込む。ルーカスがカカト落としも2カウント。岩谷と中野がトラースキックで競演。岩谷のトラースキックから星輝がブラジリアンキック。ルーカスが返せず星輝がピンフォール勝ちを奪ってみせた。

葉月大江戸隊最終章〜花月と最後の聖戦〜 30分1本勝負

花月

16分15秒
デスバレー・ボム→片エビ固め

葉月

今月をもってプロレスラーとしてのキャリアを終える葉月。残すは今大会、12・15新木場、同日夜同所での夏すみれ自主興行、12・24後楽園の4試合を残すのみとなった。最後の横浜で葉月が対戦するのは師匠の花月だ。葉月のラストマッチは同門の後輩・刀羅ナツコだが、当日の花月は岩谷麻優の保持する赤いベルトに挑戦する。翌日の全員掛けで葉月と花月は再び向き合うと思われるが、一騎打ちで闘えるのはこれが最後。それぞれの思いをこの試合にぶつけていく。

 花月が求め葉月も握手に応じる。場内はハヅキコール。慎重に手四つの構えに入り、力比べ。花月が上になるとグラウンドへ。花月は腕を取るが葉月が回転してネックロック。花月が切り返しネックロックも葉月が再度切り返す。花月が腕を取ってバックにまわる。葉月はヘッドロックも花月がヘッドシザーズ。葉月が脱出しブレイク。花月がマウントを取りスリーパーの体勢へ。葉月がレッグロックから上になる。花月がフロントネックロックにとり、「甘く見んなよ。落とすぞ」と挑発。花月は袈裟固めから上になり両腕をクロス、三角絞めでギブアップを迫る。葉月がエスケープすると、花月は強烈なミドルキック。連打を葉月がこらえカウンターでドロップキック。葉月は花月に顔面ウォッシュを浴びせていく。場外の花月に葉月はトペスイシーダ。しかし花月がかわして反対にトペ。これも葉月がかわしてあらためてトペで飛ぶ。リングに戻すが葉月は再び花月を場外へもっていく。

リングに入れるとスワンダイブ式ミサイルキックから二段蹴り、エプロン越しでのネックブリーカー。「まだまだ!」とバックブリーカーも決めるが花月が返す。すると葉月はフェースロックに花月を捕らえる。花月がエスケープすると葉月はダイビングセントーン。花月がかわし突進。両者ダウン状態から立ち上がりエルボーの応酬。葉月がダウンも、花月の腕を取りやり返す。エルボー合戦から葉月が連打、ラリアット。かわした花月が打撃のラッシュからえびす落とし、チョークスラム。葉月が返すと、花月は腕をロック。なんとか葉月がエスケープすると花月はフィニッシュを予告しコーナーへ。大江戸コースターを読んでいた葉月が二段蹴りからブレーンバスター、DDT、コーナーに乗せてコードブレイカー。さらにダイビングセントーンを決めるが2カウント。葉月は垂直落下式ブレーンバスターからフェースロック。ロープに到達寸前、葉月が回転させて中央に持っていく。こらえた花月の足がロープに届く。葉月はフィニッシュを宣言しもう一発垂直落下。切り返した花月がグリーンミストを噴射しえびす落とし。フィニッシュを予告し大江戸コースターを放つ。カバーにはいかず中央に持っていくと葉月が葉・月ストラル。返した花月がデスバレーボム。これで3カウントが入り、花月が葉月とのラストシングルを飾った。

花月「横浜の…あ~、横浜のオマエら、元気か…。花月様は元気じゃないぞお。ああ、っていうのは冗談じゃないけど冗談だけど、わかんないけど…。葉月、もういいよ、そのまま聞いといて。葉月、つらいことたくさんあったなあ。でも、ねえ、それ以上に楽しかったこととか、うれしかったこととかいっぱいあっただろ。なあ。生きている時間のなかで、ムダなことなんてひとつもない。葉月が闘ってきた5年間、プロレスラー生活5年間。たった5年なのかもしれないけど、葉月が築き上げてきた5年間は本当に素晴らしいものだと思います。たくさんの人に葉月の試合で、感動と力を与えて、こんだけ多くの人に応援されて、自分が言うのもなんだけど、本当にプロレスラーになってくれてありがとう。プロレスラーということに誇りを持って最後までリングに立ってください。あと、最後にこんな自分に最後まで付いてきてくれてありがとう。本当にありがとう」

葉月が花月を突き飛ばす。

葉月「横浜のオマエら元気か!! もう一丁、元気か!! ありがとうございました。アナタに勝って師匠超えをしたかったんですが、今回も負けました。すごく悔しいです。明日、全員掛けありますよね。今日ここで勝ったら、花月さん、アナタを全員掛けに入れないつもりでした。ですが、葉月、今日勝てなかったのでアナタ、全員掛け、1分、お願いします!そこでしっかり花月さんに勝ちます。全員掛けって言われてますけど、私はスターダム全選手とやるつもりはありません。葉月vs大江戸隊ひとり1分の全員掛けで、お願いします。以上!!」

ゴッデス・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負

<王者組>

16分6秒
ファイナルランサー

<挑戦者組>

ジャングル叫女

スターライト・キッド●

○小波

里歩

※第16代王者のジャングル叫女&小波が3度目の防衛に成功

メインはゴッデス・オブ・スターダム王座戦。ジャングル叫女&小波の王者チームに里歩&スターライト・キッドが挑戦する。叫女組は7・15名古屋で渡辺桃&林下詩美組を破り戴冠。タッグリーグ戦では辛酸をなめたが、覇者の星輝ありさ&中野たむ組を退け復活。この試合を前に小波はトライアングルランサーにも磨きをかけてきた。それだけにV3への自信は揺るぎない。挑戦者の里歩&キッド組はタッグリーグ戦に出場しタッグ戦線に新風を吹き込んだ。しかも王者組とは10・27新木場で対戦し時間切れ引き分けに持ち込んでいる。AEW世界女子王者の里歩がタッグのベルトを巻けばハイスピードと合わせスターダム2冠、キッドはタッグ初戴冠となるが…。

 叫女とキッドが先発。ゴングと同時に突進すると叫女がキッドを吹っ飛ばす。エルボーの打ち合いから叫女が乱打。キッドが崩れ落ちるが向かっていき張り手をぶち込む。キッドがコルバタからドロップキック。里歩を呼び込みダブルのニーアタック、ドロップキック。キッドはフットスタンプからカバーするが叫女が返す。キッドの突進に叫女がドロップキックで場外に送り出す。叫女が場外ダイブを敢行。叫女はキッドをリングに戻しストンピングの連打。小波がロープ越しにぶら下がり式腕十字。中央に持っていくとサッカーボールキックをぶち込む。叫女がキッドにカナディアンバックブリーカー。控えの里歩を落としてキッドを揺さぶりストマックブロックで落とす。キッドが返すと叫女は逆片エビ固め。キッドがエスケープするが叫女はフロントネックロック。小波が顔面を踏みつけエルボー合戦に応じる。キッドはボディーアタックからその場跳びムーンサルト。5分経過。里歩が小波にクロスボディー、ドロップキック。小波が返すと里歩はフェースロック。小波が延髄斬り、替わった叫女が串刺しボディーアタック、ドロップキック、ラリアットでたたみ込む。里歩が返すと、叫女はパワーボム狙い。キッドがカットし里歩とダブルのブレーンバスターを狙う。しかし叫女がまとめて叩きつける。叫女と小波が連係攻撃。叫女がパワーボムの体勢にいくが里歩が丸め込む。叫女のラリアットを食らった里歩だがジャンピングニー。里歩はコーナーに上がるが叫女が追いつき雪崩式パワースラム狙い。里歩がこらえると、コーナー上でエルボーを打ち合う。里歩は叫女を宙吊りにしてマリンスパイク。蒼魔刀をかわした叫女がラリアット。小波に替わろうとした叫女をキッドが阻止してスリングブレイド、619。しかし叫女がキャッチ。それでもキッドが丸め込む。里歩のエルボーからキッドが飛びつき丸め込み。10分経過。キッドがクロスボディーも叫女がキャッチしマットに叩きつける。小波がキッドにスライディングキック、ブレーンバスター。キッドが返すと小波は腕十字から三角絞め。クロスフェースロックにいくがキッドがエスケープ。里歩がキッドを踏み台にジャンピングニー、キッドがフィッシャーマン。返されたキッドは旋回式フロッグスプラッシュ。叫女がエルボー、スイングスリーパー。小波がトライアングルランサーにいくが里歩がカットに間に合う。里歩とキッドがコルバタで競演、2方向で場外ダイブを敢行。キッドが小波にきっちゃんボム狙い。小波が切明しあらためてトライアングル狙い。キッドが切り返し丸め込みの応酬。キッドが飛びつくが叫女がカット。叫女のスライディングラリアットがかわされる。里歩が小波にニー、キッドもつづいて小波に飛びつく。きっちゃんボムが決まるが叫女がカットする。15分経過。キッドがコーナーに上がると叫女がパワーボムの構え、小波のミサイルキックから叩きつける。小波がカバーするがロープ際。小波がノーザンを放つがカットされる。叫女が里歩を場外に追い出すと小波がトライアングルランサー。キッドがタップし王者組の防衛となった。試合後、ビー・プレストリー&ジェイミー・ヘイターが登場。

ヘイター「アリガト。はい、みんな。せっかく勝ったところを邪魔して悪いけど、いい勝ち方だったよ。確かにすごくいいチームだよね。すごくすごく刺激になった。知ってるだろうけどビーと私はタッグチームなの。それでアンタたちはタッグチャンピオンでしょ。いい試合だったよ、よくやったね。ベルト、カッコよく見えるよね。でも、私とビーが巻く方が似合ってるんじゃない? そう思うでしょ。私は叫女から勝ちたいな」

プレストリー「ハロー、小波、大丈夫? イタイ? 痛いの?」

ヘイター「眠い、ネムイ」

プレストリー「小波はビー・プレストリーに勝てないよ。叫女は、ジェイミーに勝てない。大丈夫? いい? 毎年、ビー・プレストリーはゴッデス・オブ・スターダムタッグリーグ戦のファイナリストなの。私はタッグのスペシャリスト。今年は私たちがストロングタッグチーム。私たちがスターダムで最強のガイジンタッグチーム。イチバンガイジンとジェイミー、ジェイミーはスイマセン、ニバンガイジン。だったらどうだろう。この2人で、タイトルマッチどう? 叫女、小波、あんたたちビビってる?」

ヘイター「イチバンビビリ、ニバンビビリ」

叫女「ガイジンのくせに笑い取ってんじゃねえよ! まあ、そうだよ、タッグリーグ負けました。なのでしっかり、借りを返させてもらいます。イチバンガイジン、ニバンガイジン? このベルトを世界規模にしたい私たちには願ったり叶ったりということで。今年の日程はしっかり埋まってるので、来年、来年やりたいと思います。そういうことで、シーユーネクストイヤー。バイバーイ」

プレストリー&ヘイターが退場。

小波「そんなことより、ジャングル大丈夫? ちょっと見せて。こんなに(顔が)腫れて…」

叫女「元からや」

小波「それは置いといて、V3達成しました!私のファイナルランサーで、このベルト防衛しました。ジャングル、今日はたくさん楽しませてくれてありがとう。こんどは、私が楽しませてあげるからね」

叫女「ということでみなさん、乾杯にうつりたいと思います。みなさまご唱和ください。24日、小波の白いベルト奪取を祈願して、そして我々のゴッデス3度目の防衛を祝しまして、カンパーイ!」

叫女&小波組のコメント

小波「今日はたくさんジャングルに楽しませてもらったよ。そして最後は先日、井上亘さんに伝授していただいた七色のトライアングルランサーのなかからファイナルランサーでこのゴッデスのベルトV3を達成いたしました。まあね、今日実感しましたよ、この技は絶対に絶対に、白いベルトにも通用する、星輝ありさにも通用するってことを今日実感しました。24日、必ずこのファイナルランサーで、最高の、後楽園ホールという最高の舞台で、白いベルトを取ってホワイトクリスマスにしたいと思います。そして、次はね、ナンバーワンガイジン?トップガイジン? セカンドガイジン? あ、ニバンガイジン。どうでもいいけど、コノベルトをね、自称世界のナンバーワンとナンバーツーの外国人がやりたいと言ってくれることはね、外国人の身体を私の身をもって体感できるということですよ。じっくりねっとり攻めて攻められて、必ずこのベルトを私の元に持って帰りたいと思います」

叫女「すごく饒舌にしゃべれたね。言うことないです、もう」

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