2019/02/17 試合結果

2019年2月17日 QUEEN’s FES 2019

QUEEN’s FES 2019
2月17日(日)後楽園ホール(観衆820人)

 

◆3WAYタッグ・バトル 15分1本勝負

○スターライト・キッド

5分47秒
旋回式フロッグ・スプラッシュ→片エビ固め

小野崎玲皇

羽南

飯田沙耶●

※もう一組は吏南&妃南

 

◆STARS vs 多国籍軍 タッグマッチ 20分1本勝負

○木村花

8分10秒
ミサイルキック→片エビ固め

鹿島沙希

ボビー・タイラー

アレックス・グラシア●

◆シングルマッチ 20分1本勝負

小波

9分25秒
トライアングル・ランサー

ジェイミー・ヘイター

◆ハイスピード選手権試合 30分1本勝負

<王者>

8分28秒
垂直落下式ブレーンバスター→片エビ固め

<挑戦者>

葉月

AZM

※第16代王者の葉月が2度目の防衛に成功

 

◆大江戸隊新メンバー登場 タッグマッチ 30分1本勝負

花月

13分35秒
スワントーン・ボム→エビ固め

ジャングル叫女

○アンドラス宮城

刀羅ナツコ●

◆ゴッデス・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負

<王者組>

14分7秒
ピーチサンライズ

<挑戦者組>

○渡辺桃

岩谷麻優

林下詩美

星輝ありさ●

※第15代王者組の渡辺桃&林下詩美が3度目の防衛に成功

◆3WAYタッグ・バトル 15分1本勝負

○スターライト・キッド

5分47秒
旋回式フロッグ・スプラッシュ→片エビ固め

小野崎玲皇

羽南

飯田沙耶●

※もう一組は吏南&妃南

 

第1試合で羽南三姉妹が敵味方に分かれて対戦、そこにJANも加わっての3WAYタッグマッチとなる。JANはルアカが2・10新木場で右肩を負傷し欠場も、今大会で小野崎玲皇が復帰。小野崎は昨年11・10新木場から腰椎椎間板ヘルニアのため試合から離れていたが、最近になってセコンドにはついていた。デビュー1カ月の新人を復帰戦でどう引っ張るか?

 小野崎組を欠場のルアカが迎え入れる。全員が握手をかわしてキッド、飯田、妃南が先発。飯田から手を差し上げて手四つの体勢。飯田が妃南の腕を取るとキッドが飯田の指示を無視して妃南と合体クローズライン。キッドが押え込むと妃南が奪い取り押さえ込みの応酬に。小野崎が入り、羽南、吏南と対峙。小野崎がコーナーに追い込まれ全員からドロップキックを食らう。飯田が入るとSTARS勢がJANをとらえてロープ際でポージング。羽南と吏南が相手をとらえるが飯田がカット。小野崎が吏南のエルボーを受けて、エルボーの打ち合い。小野崎がバックエルボーから押え込むが2カウント。飯田が吏南にドロップキックから逆エビ固め。小野崎がカットを阻止して飯田を援護する。吏南がエスケープしようとするが飯田が元に戻す。それでも吏南はなんとかロープに到達。飯田と羽南がエルボーの打ち合い。羽南が飯田をボディースラム。妃南がキャメルクラッチにとらえると羽南のドロップキックは飯田ではなく妹の妃南へ。キッドが飯田の動きを読んでドロップキック。小野崎が飯田を踏み台に串刺し攻撃。飯田がブリッジで押え込むが2カウント。JANが突進するが吏南と妃南が払い腰。吏南と妃南を羽南がかいくぐりキッドがクロスボディーアタック。キッドは飯田に619を放つと羽南が払い腰、キッドがネックスクリューしかし小野崎のカットが間に合う。キッドは飯田に旋回式フロッグスプラッシュ。飯田が返せずキッドが3カウントを奪った。

◆STARS vs 多国籍軍 タッグマッチ 20分1本勝負

○木村花

8分10秒
ミサイルキック→片エビ固め

鹿島沙希

ボビー・タイラー

アレックス・グラシア●

鹿島と花が先発でスタート。ロックアップで組んだ瞬間、花が鹿島を突き飛ばす。鹿島がエルボー連打にいくと花が反転してお返しの乱打。鹿島がかいくぐりドロップキック。グラシアと鹿島が合体し花にダブルのフェースクラッシャー。花が鹿島にドロップキック。花がボディースラムから片足でカバー。鹿島がすぐに返すと花はタイラーと合体し吊り天井。タイラーが鹿島とエルボーの打ち合い。鹿島がアームホイップからドロップキック。グラシアがタイラーと花にドロップキック。タイラーがグラシアに突進もかわされる。グラシアがロープへのバッククラッカー。タイラーが返すと、グラシアがエルボー連打。タイラーがカウンターでトラースキック。鹿島が花のビッグブーツをかわしロープにかけるとドロップキック。鹿島はダブルアームの体勢も花が切り返す。鹿島がコルバタからグラシアの619へ。鹿島がダブルアームスープレックスホールドもカットされる。鹿島がダッシュすると花がドロップキック、ビッグブーツ。花がもう一発ビッグブーツをお見舞い。鹿島が返すと、花はブレーンバスターを狙う。鹿島が切り返して丸め込み。花が再度ブレーンバスターを狙いマットに叩きつける。鹿島が返すと、花を丸め込むがカットされる。グラシアが花にネックブリーカー、ドロップキック。花が返すと、タイラーが強引にグラシアを叩きつけて花とブレーンバスター。タイラーが抑えて花がビッグブーツ。花は勝利を確信してコーナーへ。ミサイルキックでグラシアを吹っ飛ばすと、これで3カウントが入った。

◆シングルマッチ 20分1本勝負

小波

9分25秒
トライアングル・ランサー

ジェイミー・ヘイター

小波とジェイミー・ヘイターが一騎打ちで激突。このシングルマッチではクイーンズクエストと大江戸隊のユニット闘争を越え、純粋に個人としての闘いが展開されそうだ。小波のトライアングルランサーが極まれば「勝率100%」、だが…。

 小波が首を取りにいくとヘイターがグラウンドにもっていく。小波がキックにいくとヘイターも対抗。小波がサッカーボールキック連打から突進し正面から蹴りをぶち込む。ヘイターがダッシュしキックのお返し。小波が返すと、ヘイターはキャメルクラッチ。ヘイターが小波をコーナーに追い込み顔面を踏みつける。ヘイターは、あえて謝るパフォーマンス。ヘイターがエルボーと逆水平の連打。コーナーに振ると串刺しニーアタック。小波がかわすがヘイターがコーナーへのブレーンバスターから串刺しアタック。小波が返すとロープに固定し体重をかける。ヘイターは小波の右ヒザを踏みつける。小波が向かっていくがヘイターがエルボー。ロープに振られた小波が反動を利用してドロップキック。小波はミドルキック連打でヘイターをダウンさせる。5分経過。小波がスライディングキックからエプロンでドロップキック。ヘイターが返すと、小波が腕十字へ。ヘイターがリフトアップしコーナーに叩きつける。ヘイターが逆水平連打からコーナーへ。小波が腕をキャッチしぶら下がり式腕十字。しかしヘイターが強引にマットに叩きつける。それでも小波は腕十字を極める。ヘイターは腕を伸ばしてロープに到達。小波がトライアングルを狙うがヘイターがバックブリーカー、至近距離からラリアット、右ハイキック、バックドロップでたたみかける。ヘイターがニーを連打し正面からドロップキック。小波が返すと、ヘイターはレフェリーにカウントが遅いとクレームをつける。ヘイターが持ち上げると小波が切り返してバックを取る。ヘイターが反転してジャーマンを放つが2カウント。ヘイターがニーの3連打から担ぎ上げる。小波が阻止してトライアングルランサーへもっていく。ヘイターがギブアップし、小波が勝利を飾った。

◆ハイスピード選手権試合 30分1本勝負

<王者>

8分28秒
垂直落下式ブレーンバスター→片エビ固め

<挑戦者>

葉月

AZM

※第16代王者の葉月が2度目の防衛に成功

昨年12・24後楽園でマリー・アパッチェを破りハイスピード王者となった葉月が、1・6大阪でのスターライト・キッド戦につづき2度目の防衛戦。今回の相手はクイーンズクエストの司令塔AZMだ。AZMは元アーティスト・オブ・スターダム王者だが、シングルに関しては無冠。キッドのフューチャー・オブ・スターダム王座に2度挑戦しているが、戴冠には至っていない。現在のAZMにとって、ハイスピード王座はもっとも彼女らしいタイトルと言えるだろう。しかし、ハイスピードの復権を宣言し王者となった葉月はさらに高みを見据える現王者。かねてから「ハイスピードは要らない」と公言しているものの、ハイスピードの意味を本来のものにするまで王座を譲るつもりはないだろう。また、花月の赤いベルトに挑戦したことから心境の変化が生じたとしてもおかしくはない。ハイスピードらしさを意識する選手同士による白熱の攻防が期待できそうだ。さらに、「AZMが負けたら大江戸隊」とも言われていることも気にかかる。

 AZMが握手を求めるが葉月は一歩も前に出ず。ゴングが鳴るとAZMがロープワークを仕掛けハイスピードな攻防。AZMがドロップキックを放ちヘッドスプリングで立ち上がる。葉月はロープ越しでフットスタンプ。葉月は動きの止まったAZMを挑発。AZMがドロップキックにいくが葉月がこらえてみせる。葉月はAZMをロープに追い込み顔面ウォッシュ。葉月がボディースラムストンピング。顔面を蹴って「やり返してみろ」と挑発。AZMがエルボー連打も葉月が一発で倒してしまう。葉月はAZMを引き起こしロープに振る。AZMがかわして変型卍固め。ギブアップを迫るが葉月が切り返す。AZMがドロップキックからミドルの連打。腕をロープにかけて蹴り上げると左腕にドロップキック、ワキ固め。さらに左腕にフットスタンプ。エルボーの打ち合いになりAZMが連打。葉月がフルネルソンもAZMが丸め込みの連続へ。エビ固めの応酬からAZMがブレーンバスター。葉月が返すと、AZMがコーナーへ。5分経過。AZMがミサイルキックから串刺しドロップキック、ダイビングフットスタンプ。葉月が返すと、AZMが飛びつく。葉月が切り返すと、切り返しの応酬に。AZMがミスティカにいくが、葉月がこらえる。AZMは三角飛び狙いも葉月が読んでコーナーに固定。葉月がキックの連打にいくがAZMが返す。葉月はフェースロックに入るがAZMの足がロープへ。葉月が突進するとAZMがフランケンシュタイナー。葉月が二段蹴りからビッグブーツ、みちのくドライバーⅡ。葉月はフィニッシュを宣言し滞空時間の長い垂直落下式ブレーンバスター。AZMが返せず葉月の防衛となった。

 

 

葉月のコメント

「(AZMは)葉月がQQにいたころよりかは少しは変わってますけど、でもまだまだなんじゃないかと思います。ベルトに対してのアピールも少なければ発言もしない。自分の言いたいことだけ言ったらそれで満足している状態。葉月に試合で伝えられたとしてもお客さんにはなにも伝わらないですから。本当に欲しいベルトだったらうるさいぐらい発言しないと、誰も覚えてくれないですよね。

――戦前はAZMが負けたら大江戸隊入りと言っていたが、これからはAZMを下に入れて育てる?

「そうですね。育てないとこれから先、面白い団体にならないですからね。口は悪いままでいいんで、あとはほかをよくするだけなんでね」

◆大江戸隊新メンバー登場 タッグマッチ 30分1本勝負

花月

13分35秒
スワントーン・ボム→エビ固め

ジャングル叫女

○アンドラス宮城

刀羅ナツコ●

花月が宣言していた大江戸隊の新メンバーがいよいよ参戦。2・9新木場で呼び込まれ“お披露目”されるも、その正体は明らかにされなかった。しかも、あのときと同一人物である保証はない。新木場に現れミサイルキックを叩き込んだXは花月よりも長身に見えたが、果たしてその正体は? そして、この時期に新メンバーを投入する大江戸隊の真意とは? 花月&X組の相手は、新木場でミサイルキックを食らったジャングル叫女&刀羅ナツコのJANだ。このままでは大江戸隊に話題が集中するばかり。Xの出鼻をくじいて一泡吹かせることができれば痛快だが…。

 まずはJANがリングへ。つづいて大江戸隊の入場。試合を終えたばかりの葉月も現れると新木場と同じマスクをつけたXも出現、リングに上がると中央で腕を組む。大江戸隊のメンバーはリングサイドからリングに上がり大江戸隊ダンス。Xは腕組みをしたまま動かない。ダンスの最後でXが合体しマスクを取ると、その正体は仙女を退団したカサンドラ宮城あらためアンドラス宮城。髪型やコスチュームは仙女時代と変わらない。アンドラスが先発を買って出るが花月が抑える。そこをJANが襲いかかり花月にダブルのショルダータックル。叫女がナツコを背負ってボディープレス。さらにダブルを狙うがリングシアから足を引かれる。場外戦でアンドラスが大暴れ。余裕の花月はリング内で寝そべってみせる。アンドラスがナツコをリングに戻し花月と合体バックエルボー。アンドラスがナツコに滞空時間の長いボディースラム。花月がロープ越しにフットスタンプ。花月はナツコにチンロック。花月は水を含むとナツコに噴射。控えの叫女、村山レフェリーにも噴射する。アンドラスがナツコを自軍コーナーで攻撃。ナツコの頭をとって揺さぶりをかける。アンドラスが突進するとナツコがスパインバスター。叫女が入り次々とショルダータックル。アンドラスがショルダータックルを受けて立ち、ショルダーをぶつけ合う。打ち勝ったのはアンドラス。花月とロープに振るとブレーンバスター狙い。しかし叫女が2人まとめて投げ付ける。さらにアンドラスに低空ラリアット、ロープ越しにボディープレス。アンドラスが返し5分経過。ナツコが手刀を振り下ろし河津落としから腕をロック。叫女がアンドラスにエルボー連打。エプロンに出たアンドラスが叫女にスタナー。アンドラスがコーナーから叫女を飛び越え正面からのドロップキック。花月が叫女に串刺しアタック。叫女がかわしナツコと合体。花月はまとめてミサイルキック。花月が叫女に串刺しアタック。コーナーに上がるとスワンダイブでミサイルキックを決める。叫女が返すと花月は腕をロック。ナツコのカットをアンドラスが阻止してみせる。花月が突進すると叫女がパワースラム、背後からラリアット。正面からもラリアットを放つが花月がクリアー。叫女が花月を立ち上げエルボーが交錯。花月が右ハイキックから突進も叫女がラリアットで打ち倒す。ナツコが花月を相手コーナーに叩きつけアンドラスを引き出す。ナツコはエルボー連打もアンドラスが耐えまくる。アンドラスはビッグブーツもナツコがスピア。アンドラスがキャッチしてマットに叩きつける。花月とアンドラスが串刺し攻撃をナツコに見舞い、キックの連打からアンドラスがネックブリーカー。アンドラスはコーナーから新木場で見せたミサイルキック。10分経過。ナツコが突進するがアンドラスが動きを読んで攻撃。叫女がカットしナツコがネックブリーカー。JANがアンドラスを抱え上げる。花月がスワンダイブでカットしようとするが叫女がエルボーで迎撃。JANが串刺し攻撃の連係。マットに叩きつけると2方向からダイブする。ナツコはアンドラスを押え込むも2カウント。ナツコがアンドラスに昇天。花月のカットがなんとか間に合う。叫女がアンドラスを引き上げナツコと合体でブレーンバスター。ナツコがダイビングボディープレス、フロッグスプラッシュ。花月がグリーンミストでカットしレフェリーを叫女にぶつける。叫女にも噴射するとボードでナツコを殴打。アンドラスがナツコを前方に叩きつけるが2カウント。アンドラスはコーナーからスワントーンボム。ナツコが返せずアンドラスが勝利した。

花月「後楽園のオマエら元気かー! もう一丁、元気かー! おいおい、オマエらの予想が当たってようが、当たってなかろうが、別にどうでもいいけど、Xがアンちゃんことアンドラス宮城様じゃー! アンちゃん! アンちゃん!いいねー、おい、いまからオマエらにアンドラス様からありがたーいお言葉を頂戴するからよーく聞いとけ!」
アンドラス「大江戸隊、ファースト! 以上」
花月「OK、OK、これがアンドラス様だ。オマエらよーく覚えておけよ。あっそうだ、さっきのハイスピードでフューチャーが取れる選手が大江戸隊に入ったということで、大江戸隊そろそろベルト総取り狙っちゃおうかなと思うんですけど、いいですか? 大江戸隊ベルト総取りしてもいいか? OK、これから楽しみにしとけ。バーカ!」

大江戸隊のコメント

花月「いやいやいやいやいや、みなさんお待ちかね、ね。お待ちかねですよ。Xはアンドラス宮城さまで~す」

アンドラス「おーい、団体の裏切り者だあ、アハハハ。大江戸隊、ファースト! ファースト!」

花月「って感じ。大江戸隊、問題児大歓迎なんで。まあ、(宮城は)問題児、(山口は)問題児、(ヘイターは)海外の問題児、(葉月は)元々の問題児。あと夏すみれという問題児がいますんで、問題児しか集まらないユニットだけれども、なぜかお客様からの支持率は120%以上あるということで、ね、これから引っかき回しますよ、スターダム。いいんですか? ま、とりあえず今日はこんなところで。ちょちょっと、飲みにいきましょう」

――花月が宮城を引き抜いた?

花月「……。デリケートな質問ですねえ、そこは。まあ、なきにしもあらずってところですかねえ。ヒッヒッヒッヒッヒ」

――花月が仙女にいくも、里村から返答がないことへの対策とか?

花月「ま、なきにしもあらずってところですかねえ。ヒッヒッヒッヒッヒ」

――4月にはドラフトがあるようだが、なぜこの時期に新メンバーを投入した?

花月「ま、ドラフト前に新しいサプライズがあればもっとおもしろいでしょ。ドラフトまで待てないよ、ひとり加えるのに。まあドラフトでも新たなビッグサプライズがあることを楽しみにして、ドラフト会議でまたスターダムに遊びに来てよ」

――宮城を上位に指名するつもり? 

「……」

――ほかの選手もいるが?

花月「……。まあそれは、まあそれは確実に宮城さんが一番でしょう」

宮城「ハーイ、ありがとうございまーす!」

花月「まあまあまあ、みんな獲得すればいい話だから、ね。そこはまあ焦らずにいきましょうよ」

――スターダムのリングはどうだった?

宮城「そうだなあ、いま日本で一番ホッとなスポットなんじゃねえかあ? 最高だよ。……」

花月「もう帰ろうぜ」

◆ゴッデス・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負

<王者組>

14分7秒
ピーチサンライズ

<挑戦者組>

○渡辺桃

岩谷麻優

林下詩美

星輝ありさ●

※第15代王者組の渡辺桃&林下詩美が3度目の防衛に成功

渡辺桃&林下詩美のクイーンズクエストがゴッデス・オブ・スターダム王座3度目の防衛戦。挑戦者はSTARSの岩谷麻優&星輝ありさ組だ。星輝にとっては復帰以来タイトル初挑戦、勝てば一期生・星輝の初戴冠ともなる。昨年11・23後楽園で星輝は復帰。この大会で桃&詩美組がゴッデス王座を奪取し、詩美はデビューから3カ月でのスピード戴冠となった。このとき、桃組は挑戦者にSTARSを指名、岩谷ともうひとりは「誰でもいい」とした。よって、桃組のターゲットは岩谷のみ。本来なら12・24後楽園で岩谷&鹿島沙希組が挑戦の予定だったが岩谷の左ヒザ負傷により、中野たむが代打で出陣。これを退けた王者組は前王者のJANも返り討ちにして今回の防衛戦を迎える。岩谷組は星輝からアピールからAMAー女―を復活させることに。ところが、2・9&10新木場に2人は不在。前哨戦なしで当日を迎えるだけに、王者組にはフラストレーションの溜る状況でもある。これがどう闘いに影響するか。そして、星輝は桃&詩美の眼中に入ることができるのか。メインのすべてが星輝にかかっているとしても過言ではない。

 STARSから握手を求めるがQQは応じず、桃が岩谷に出てくるように指示。星輝が抑えて、桃vs星輝でゴングが鳴らされる。ローで威嚇し合い、星輝がエルボー連打。星輝のキックを桃がかわす。星輝が蹴り倒し桃にエルボー連打。桃がこらえてエルボーを打ち合う。桃が崩れると岩谷が介入。STARSは岩谷が桃にドロップキック、星輝が詩美にトラースキックで競演。岩谷が桃にサッカーボールキック。桃が返すと、岩谷は控えの詩美を蹴落としてから桃に串刺しニーアタック。星輝が桃にダブルチョップ。詩美を蹴落とすと桃へ串刺しダブルニーアタック。さらに桃の右脚にニーアタックを放つ。桃が星輝にアキレス腱固め。星輝がエスケープするも桃はすぐには離さず締め上げる。星輝がエルボーにいくと桃も受けて立つ。詩美と岩谷がショルダーをぶつけ合う。打ち勝ったのは詩美。岩谷が逆水平からバックキック、ロープに振るとバックエルボー。詩美が桃を呼び込み岩谷を前方に叩きつける。詩美がエルボードロップ。岩谷が返し5分経過。桃が岩谷に串刺しドロップキックを連打しミサイルキックへ。岩谷が返すと、桃は裏投げから蒼魔刀。コーナーに上がると岩谷が追いつきコーナー上でヘッドバット。自分にもダメージがあるが雪崩式フランケンを決める。桃が返すと、岩谷はフィニッシュを宣言しコーナーへ。しかし詩美がカットに成功。それでも岩谷は詩美を排除し桃にドロップキック。桃がエルボーにいくと岩谷もやり返す。エルボーの打ち合いから岩谷が連打しウラカン・ラナ。星輝が詩美の介入を阻止して桃にフェースクラッシャー、ニーアタック。桃が返すと、星輝はダウンの岩谷に指示。岩谷が詩美を捕獲し星輝がコーナーへ。桃が切り返してコーナーから蒼魔刀。星輝が桃にダッシュも、詩美が一本背負いでアシストし桃がハイキック。詩美が星輝にミサイルキック。桃がBドライバーを星輝に決めるが岩谷がカットに成功。10分経過。星輝が桃にニーの連打、背負い上げるが桃が切り返しミドルキック。ダッシュには岩谷がトラースキックでアシスト。岩谷はロープ際で詩美を止める。星輝が場外の桃にエプロンをダッシュしてのキック。星輝がキックの連打からブラジリアンキックも放つ。桃が返すと、星輝が引き起こしてエルボー連打。桃がバックにまわりテキーラ狙い。星輝が切り返しジャンピングダブルニーアタック。岩谷がコーナーからダイビングボディーアタック。「決めるぞ!」と叫んで星輝が1339も2カウント。桃が右ハイキックからテキーラへ。星輝が返すと詩美が岩谷をジャーマンで排除。桃がピーチサンライズ。これが決まると星輝が返せず、桃が3カウントをゲット、王者組の防衛となった。

桃「3度目の防衛、成功しました! まあ、岩谷麻優からじゃないけど、星輝ありさ、なかなかいいんじゃないかな。めまいが……目の前がクラクラだよ。でも、私の方が蹴り以外にも持ってるんだよ。オマエには蹴り以外ない。よく考えてまた挑戦してくればいいんじゃないですかね。岩谷麻優さん、アナタまた後日、なんかしらのタイトルでやりたいと思っています。ありがとうございました。まあゴッデスはおいといて、私、こないだ白いベルト10度目の防衛したんですね。ありがとうございます。ということで、次の防衛回数、みなさん知ってる通り新記録更新になるんですね。その相手、私はもう決めています。ジャングル叫女! 出て来いよ」
叫女が登場。

桃「私はアナタに最初の防衛で勝ちました。そのあとジャングル叫女、アナタも成長してるんじゃないかなって思うんですよね。だから、次の防衛記録更新のときはアナタから勝って、記録更新したいと思います。そして場所はアナタの地元名古屋。名古屋でアナタのことをリングに沈めたいと思います。覚悟しとけよ。そして小波さん言いたいことあるんですよね?」
小波「はい、後楽園ホールのみなさんこんにちは。クイーンズクエストの格闘プリンセス小波です。えー、クイーンズクエストのベルト総取り計画。今日は惜しくもあと一歩のところでAZM先輩がハイスピードのベルト、敗れました。まあハイスピードのベルトは私が後日、狙うとして…岩谷麻優! アナタの持って帰ったそのWOHのベルト、私が挑戦させていただきます。そして、アナタにも私が赤いベルトを取るにあたっての踏み台となってもらいます。よーく覚えておいてください。私のトライアングルランサーは勝率100%!」
岩谷は客席ないで聞く。
桃「(岩谷に)もう帰っていいです。大丈夫です。早く帰って」
帰りかけた岩谷がリングへ。
岩谷「やっぱり黙って帰るわけにはいかないので出て来ました! 後楽園のみなさーん、“こんばんはー”! 今日はタッグのベルト、負けました。その事実はしっかりと受け止めるので…。でも、そのベルト、いつかまた、いつかまた挑戦するんで、そのときまで大事に大事に育て上げといてください。で、小波ちゃん、小波ちゃん上がって! すごいねー。まさかこのベルト、初挑戦者に名乗りをあげてくるのが小波ちゃんだとは思わなかったよ。自分は実はQQのなかで一番実力があるのは小波ちゃんだと思っています。なので、このベルトかけて、初のシングルタイトルマッチやりましょう。でも、このベルトは本当にチョー疲れて、チョー大変な思いをして取ってきたベルトなので、そう簡単には渡しません。とりあえずこの挑戦受けるので、決まったからには向こうにも伝わるように、英語で、このベルトに対する思いを! 英語でツイッタ-に書きなさい!! わかりましたか!? オーケー。では、日にちはいつになるかわからないけど、WOH初防衛戦、決定! よろしくお願いします」
桃「もう帰るのね。はい、ありがとうございました。では、私が締めさせていただこうと思います。いまを信じて、明日に輝け? 誰を信じるかは自分で決めろ。Bow down to the queens!」

桃組のコメント

桃「3度目の防衛無事に成功しました。星輝ありさ眼中にないと言いましたけど、やっぱりバックボーンがあるからなのか、蹴りは鋭いなと思いますけど、自分も負けてないです。結果、私は勝ちましたので、あの人には蹴りしかないなと思うので、もっと力をつけてほしいんですけど、目の前クラクラですね。岩谷麻優は今回は私が取れなかったので、また再戦したいと思ってます」
詩美「今回、桃さんが星輝ありさからスリー取って、自分も岩谷麻優からスリー取るつもりではいたんですけど、星輝ありさ、桃さんも言ったとおり、見れば見るほど蹴りのスピードとかキレはすごくて。ただ、桃さんの方がそれを上回る。蹴りだけじゃなくてそのほかでも桃さんが上だったということで今回は自分たちが勝ちまして。これからQQはベルト総取り、それに向けてどんどん、AZMさんは今回惜しいところでしたが、自分たちがどんどん防衛していって、ベルトもたくさん集めていって、QQにイチ早くベルト総取り、したいと思います」
桃「そして白いベルト、次の挑戦者。次で私は新記録更新になるので大事な相手ということで、最初に防衛したジャングル叫女を指名したんですけど、ジャングル叫女とはずっとライバル関係がつづいてて、いい試合は必ずできると思っているので、初めての防衛戦よりもいい試合を私はしたいと思ってます」

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