2019/02/24 試合結果

2019年2月24日 NEWYEAR STARS 2019(夜)

NEWYEAR STARS 2019
2月24日(日)大阪世界館(観衆210人=満員)

◆シングルマッチ 15分1本勝負

葉月

6分12秒
クロスフェイスロック

飯田沙耶

◆スターダム4WAYバトル 15分1本勝負

刀羅ナツコ

5分34秒
フロッグスプラッシュ→片エビ固め

アレックス・グラシア

※もう二人は坂井澄江、ジェイミー・ヘイター

 

◆3WAYバトル 15分1本勝負

ジャングル叫女

4分50秒
サソリ固め

小野崎玲皇

※もう一人はスターライト・キッド

 

◆STARS vs 多国籍軍 タッグマッチ20分1本勝負

○星輝ありさ

9分33秒
ブラジリアンキック→片エビ固め

木村花

中野たむ

ボビー・タイラー●

◆クイーンズ・クエストvs大江戸隊 6人タッグマッチ 20分1本勝負

花月

11分18秒
ツームストン・パイルドライバー→エビ固め

渡辺桃

夏すみれ

林下詩美

○アンドラス宮城

AZM●

◆WOH世界選手権試合 30分1本勝負

<王者>

15分54秒
ムーンサルト・プレス→エビ固め

<挑戦者>

岩谷麻優

小波

第4代王者の岩谷麻優が初防衛に成功

 

◆シングルマッチ 15分1本勝負

葉月

6分12秒
クロスフェイスロック

飯田沙耶

葉月が新人の飯田沙耶に胸を貸す一騎打ち。ハイスピード王者でもある葉月がどこまで飯田を引き出すか、あるいは潰しにかかるのか。いずれにしても飯田には思いきりのいいファイトが求められてくるだろう。

 飯田は小野﨑、叫女とハイタッチをかわしてリングへ。飯田から「お願いします!」と握手を求めるが葉月は応じず。ロックアップでの力比べで葉月がロープに追い込み余裕でブレイク。飯田は「ふざけんな!」と叫んでドロップキック。エルボー連打からボディースラムを狙うが反対に叩きつけられる。葉月は両足を取って逆エビ固め。飯田が逃れようルトするも葉月は中央に戻してみせる。それでも飯田はロープに到達。エスケープを許した葉月が顔面を蹴っていく。顔面ウォッシュの餌食にしてみせると、向かってこようとする飯田のエルボーを受けて立つ。葉月がカバーには入ると飯田が返す。葉月はロープに振るが飯田がかわしてドロップキックの連打。葉月は1カウントで返し、飯田のボディースラム狙いをこらえる。飯田がコーナーに振ってドロップキック連打からボディースラムで叩きつけることに成功。葉月がエルボーを打つと飯田もやり返す。葉月が「もっとこいよ!」と挑発して連打。飯田がダッシュすると葉月がカウンターのドロップキック。葉月がドロップキックを決めるが2カウント。返された葉月はみちドラ狙い。飯田が切り返し丸め込みの連続へ。ブリッジして押え込むが葉月がクリアーしカウンターでビッグブーツ。5分経過。葉月がフェースロックに極めると飯田がギブアップ。葉月が飯田から勝利を挙げた。

◆スターダム4WAYバトル 15分1本勝負

刀羅ナツコ

5分34秒
フロッグスプラッシュ→片エビ固め

アレックス・グラシア

※もう二人は坂井澄江、ジェイミー・ヘイター

ヘイターをのぞく3人が握手をかわし試合開始。リング下におりていたヘイターは客席内でトレーニング? ナツコがロープに振るとグラシアと坂井がクローズライン。ナツコがかわすとヘイターがカムバックし坂井とグラシアを場外に追いやる。ヘイターがナツコにチョークスラム式バックブリーカー。ナツコがロープワークからショルダータックルで吹っ飛ばす。ナツコはグラシアと坂井を呼び込み串刺し攻撃。坂井が突進するとヘイターがかわしてグラシアとナツコに直撃。ヘイターがグラシアのコルバタで投げられる。坂井のラリアットをかいくぐりグラシアがドロップキック。坂井が返すと、ナツコがグラシアのバックを取る。そこへ坂井がエルボーもグラシアが丸め込み。坂井はグラシアにエルボーから場外に追い出す。ナツコが坂井に素パインバスター、ランニングボディープレス。坂井のダッシュをヘイターが妨害。ナツコとグラシアが丸め込み合戦。ヘイターが打撃の連打をグラシアへ見舞っていく。しかしグラシアがシャイニング・ウィザードでヘイターを排除。坂井も場外に追い出すとグラシアがナツコにバッククラッカー。ナツコが返すとグラシアが突進。ナツコがカミカゼからフロッグスプラッシュ投下。グラシアが返せずナツコが勝利を飾った。

◆3WAYバトル 15分1本勝負

ジャングル叫女

4分50秒
サソリ固め

小野崎玲皇

※もう一人はスターライト・キッド

鹿島沙希が痛めていた左肩を昼の試合で悪化させ、夜の部を急きょ欠場。3・3名古屋でおこなわれるアーティスト・オブ・スターダム王座戦に暗雲が立ちこめた。これにより、当初予定されていた鹿島&スターライト・キッド組vsジャングル叫女&小野崎玲皇組のタッグマッチが、キッドvs叫女vs小野崎の3WAYマッチに変更。叫女が昼夜にわたりJANの若手を率いる予定だったが、3WAY変更により同門対決の場面も出てきそうだ。

 小野崎は叫女に握手を求める。叫女が応じるとその手を叩いて小野崎が攻撃。小野崎はキッドを呼び込み合体。小野崎が丸め込み、キッドがドロップキック、小野崎がエルボードロップから押え込む。キッドが小野崎のエルボー連打を受けて立つ。叫女と小野崎がエルボードロップで合体もキッドが返す。小野崎が叫女にエルボー、串刺しエルボーアタック、フェースクラッシャー。叫女が返すと、小野崎は回転エビ固め。キッドが小野崎にカウンターでドロップキック。叫女には619からその場跳びムーンサルトプレス。叫女がエルボーでキッドを倒すとボディースラムで叩きつけてコーナーへ。叫女がダイビングボディープレスも小野崎がカットしキッドを丸め込む。小野崎は叫女を持ち上げようとするがこらえられる。するとキッドを呼び込み2人でブレーンバスター狙い。しかし叫女がまとめてマットに叩きつけ両腕でラリアット。叫女は小野崎の上にキッドをボディースラム。まとめて逆エビ固めの体勢にもっていく。キッドと小野崎は必死にエスケープ。キッドが場外に出ると叫女は小野崎を捕まえてサソリ固め。小野崎がこらえきれずにギブアップを喫し、叫女の勝利が宣告された。試合が決まるとキッドはすぐに退場、叫女は同門・小野崎の健闘を称えた。

 

◆STARS vs 多国籍軍 タッグマッチ20分1本勝負

○星輝ありさ

9分33秒
ブラジリアンキック→片エビ固め

木村花

中野たむ

ボビー・タイラー●

星輝ありさ&中野たむのSTARSが木村花&ボビー・タイラー組とタッグ対決。といっても、STARSにはチームワークに不安がある。2人だけのチームで中野と星輝の距離が試合にどう影響するのか。連係がうまく機能しSTARSに勝利すれば一気に和解、ということも期待できるが…。

 星輝が後から歩を進める中野を気にしながらリングイン。中野は星輝の存在が気に入らない様子を隠せない。星輝が先発を買って出ると花が要請に応えたハナコールに乗ってリングへ。アリサコールも発生するがハナコールが上回る。花がキックの連打で機先を制するが星輝がカウンターのドロップキック。星輝は中野を呼び込む。中野がなんとなくリングに入るとレッグドロップの競演。しかし技を決めるとすぐに自軍コーナーに下がってしまう。そこへ花がエルボーで中野をリング下に落とす。花は星輝に襲いかかりタイラーが中野を捕まえる。場外戦が展開され、多国籍軍が圧倒的優勢に。花は星輝を戻してタイラーと合体。ダブルの吊り天井を極めると花が星輝にボディースラムから片足カバー。花は星輝の顔面を蹴っていきロープ際に追い込む。花の突進に星輝がミドルキック。中野が入り花にジャンピングキック。バックを取られた花だが脱出しタイラーと合体。しかし中野が分断し2人まとめてDDT。中野は星輝を呼び込み花の上に乗せるとパートナーもまとめて踏みつぶす。中野のスピンキックをかわして花がグラウンド卍固め。タイラーが場外で星輝を止める。中野はなんとかエスケープ。花が中野にブレーンバスターの構え。中野が切り返すも花があらためてブレーンバスターを放つ。タイラーが交替を志願しリングイン、中野がキックを切り返しバックを取る。タイラーが切り返しトラースキック。中野が返すとタイラーはエルボー連打。中野が延髄斬りからカバーも2カウント。星輝が花の乱入を阻止。中野は星輝に託してタッチ。星輝がタイラーにフィストドロップ。星輝のダッシュに花がドロップキックでアシストし、タイラーがラリアット。多国籍軍はダブルのブレーンバスター。タイラーがトラースキックも星輝が返す。花とタイラーが星輝をロープへ。そこへ中野がクロスボディー。星輝がタイラーにエルボー連打から突進。タイラーがかわして丸め込む。中野がタイラーを捕まえ星輝とキックの競演。カットした花に中野がスピンキック。星輝がブラジリアンキックを決めるとタイラーが返せず星輝が3カウントを奪った。試合後、STARSが一緒に勝ち名乗りを受けるも中野は星輝を見ることなく、先にリングを後にした。

◆クイーンズ・クエストvs大江戸隊 6人タッグマッチ 20分1本勝負

花月

11分18秒
ツームストン・パイルドライバー→エビ固め

渡辺桃

夏すみれ

林下詩美

○アンドラス宮城

AZM●

渡辺桃&林下詩美&AZMのクイーンズクエストと花月&夏すみれ&アンドラス宮城の大江戸隊が6人タッグで全面対決。QQの詩美は昼の部でボビー・タイラーを破りSWA世界王座を防衛。4冠王の状態を保持したままダブルヘッダー第2試合に臨むことになる。注目はQQとアンドラスの初遭遇か。なかでも詩美との初対戦は注目度が高い。大江戸隊でもとくにこのトリオは曲者揃いだけに、桃&詩美のゴッデス王者も苦戦をしいられるのではなかろうか。2・17後楽園でJAN、昼の部でSTARSを制したアンドラスが、この勢いのままQQを翻弄するか、それともゴッデス王者&AZMのQQが大江戸隊に一泡吹かせるか?

 AZMが「おいオカマ出てこい」と挑発。ナツとアンドラスが「誰がオカマじゃい!」と歩を進めると花月が止めて「たぶんそれ私のことだから」となだめる。試合はオカマ花月とAZMでスタート。AZMがロープに振ると花月がショルダータックル。花月がAZMの突進をとらえてベアハッグ。ここから押さえ込みの応酬になる。AZMがダッシュするとリング下から夏が足を引っ張る。そして「花月さんに謝れ!」と要求。花月はリング上でAZMにチンロック。謝罪よりもギブアップを求める。花月とアンドラスが合体。アンドラスがAZMにブルドッキングヘッドロック。夏が出てくると「久しぶりだねえ、うれしいよ」と言いながら顔面を踏みつける。「君は相変わらず口が悪いね、ちゃんと教育受けてんの?」(夏)「うるせえババア!」(AZM)。不毛なやりとりに夏は「ホントにやめよう。ホントに傷つくから…」と語りかける。それでもAZMは「うるせえババア!」と抵抗。夏がコーナーに追い込むと股間を蹴り上げブロンコバスターの餌食に。しかしAZMが丸め込みへ。AZMはつづけてミサイルキック。桃が夏にミドルキック。花月が出てくると詩美も入り合体でマットに叩きつける。アンドラスも花月の上に叩きつけ、桃が夏に串刺しドロップキックを連打する。夏が返して5分経過。詩美が夏へドロップキック。夏は「誰がババアじゃ!」と詩美にブレーンバスターホールド。アンドラスと詩美がショルダータックルをぶつけ合う。打ち勝ったのはアンドラス。ロープの振り合いからアンドラスがフェースクラッシャー、ネックブリーカー。コーナーに上がるとトペコンを見舞うが詩美がかわす。アンドラスの突進に詩美が一本背負いからスリーパーで捕獲。詩美がアンドラスにアルゼンチン。アンドラスが逃れてドロップキックも詩美がラリアット。AZMがアンドラスにウラカンラナ。コルバタからの丸め込みからAZMはブレーンバスターを決める。AZMの突進をアンドラスがキャッチ。AZMが逃れてハイキックからミスティカへ。花月と夏がQQを排除しAZMを孤立させる。大江戸隊が次々と串刺し攻撃。アンドラスが抱えて前方にたたき落とす。しかし詩美のカットが間に合う。詩美がアルゼンチン、桃が蒼魔刀、AZMがダイビングフットスタンプ。しかしアンドラスの肩が上がる。10分経過。AZMが再度ミスティカをアンドラスへ。花月と夏がカットに成功。AZMがコーナーに飛び乗ると花月が止めてアンドラスがパワーボム。決まったと思われたがAZMが返す。ならばとアンドラスはツームストーンパイルドライバー。AZMが返せず大江戸隊の勝利となった。

◆WOH世界選手権試合 30分1本勝負

<王者>

15分54秒
ムーンサルト・プレス→エビ固め

<挑戦者>

岩谷麻優

小波

※第4代王者の岩谷麻優が初防衛に成功

アメリカROH女子部門のWOH王座をケリー・クラインから奪取した岩谷麻優が初防衛戦。岩谷にとっては17年9・24名古屋で赤いベルトを失って以来、久々に手にしたシングル王座である。それだけにどんな王者像を築いていくか、今後の防衛活動が注目される。この日おこなわれる初防衛の相手は外国人選手ではなく、クイーンズクエストの小波。本来シングル向きのレスラーだけに、このタイトル戦で本当の小波が顔を現わす可能性は十分だ。勝率100%を自負するトライアングルランサーに持ち込みスターダムでのシングル初戴冠なるか。それを岩谷がどうかいくぐるのか。小波の関節技と蹴り、そして岩谷の空中殺法。どちらの引き出しが上回るかで勝利の行方が見えてくる。

 レフェリーはROHのトッド・シンクレア。岩谷から手を差し出すと小波も応じて握手が成立。ゴングが鳴ると慎重に歩を進め、手四つと見せかけた小波がグラウンドにもっていく。ブレイクするとロックアップから岩谷がロープに追い込みあらためてブレイク。岩谷がグラウンドで上になり腕をとりにいくと小波がスリーパーにとらえる。小波がミドルキックの連打も岩谷がカウンターのキック。岩谷は小波にサッカーボールキックを放つ。小波が返すと、岩谷はサッカーボールキックの連打、ロープ際に追い込み顔面を踏みつける。コーナーに追い込み岩谷が串刺しで突進。小波が返すと岩谷は顔面を蹴飛ばしていく。岩谷は逆エビ固めもロープ際ですぐに逃げられてしまう。岩谷の突進に小波がミドルキック。脚を取るとスタンディングのヒールホールドへ。岩谷が切り返すと小波はグラウンドで取り返し再びスタンディングでヒールホールド。岩谷がロープに逃れるが小波は左足をロープにかけて捻り上げる。岩谷は場外へ。岩谷がカムバックすると小波が左脚をロックし逆片エビ固めに移行。5分経過。岩谷がエスケープすると小波がエルボー連打。岩谷が崩れ落ちると小波の強烈なキックが襲う。小波はコーナーに叩きつけると突進。岩谷がかわしてミサイルキック。岩谷がコルバタからハイキック。かわした小波が左脚をロック。岩谷が持ち上げようとするが小波は離さずに締め上げる。岩谷がエスケープすると小波がスライディングキック。岩谷がかわして小波を場外に落とすとコーナーに上がる。小波が追いつきぶら下がり式のヒザ十字。小波はミサイルキック投下。岩谷が返すと小波はフィッシャーマンからヒザ十字。岩谷が反転し押え込むも2カウント。岩谷がジャーマンから低空ドロップキック。小波が場外に転落すると、岩谷はプランチャを敢行。17カウントで両者カムバック。岩谷がダイビングフットスタンプもなかなかカバーに入れず。押え込んだ岩谷だが小波が返す。小波は「もらった」とトライアングルランサーへ。しかし岩谷が反転し押え込む。返した小波が左脚を取りストレッチマフラー。岩谷の手がロープに届くが小波が中央に持っていく。小波はそのまま持ち上げギブアップを迫る。岩谷がこんどもエスケープに成功。小波はバックを取りジャーマンで叩きつけるとハイキック。岩谷が返すと、小波は腕を取る。切り返した岩谷がハイキック連打。覆い被さるが小波の肩が上がる。岩谷はコーナーに上がろうとするが小波が阻止。それでも岩谷は頭を蹴ってコーナーへ。フロッグスプラッシュを敢行も小波がクリアー。15分経過。岩谷はフィニッシュを予告しドラゴンの構え。小波が丸め込むが岩谷が反転。岩谷は返されるも「終わりだ!」と叫んでムーンサルトプレス。これが決まると小波が返せず3カウント、岩谷の防衛となった。試合後、岩谷の左脚はテーピングでグルグル巻きに

岩谷「みなさーん、こんばんはー! あー、昼夜来た人、手を挙げて!ありがとう。とりあえずムチャクチャ強敵だったけど、ベルト初防衛したぞ! あーあーうーいーえーおー、アハハ。言葉が出てこないよ。とりあえずこのベルトを防衛したってことはまたまた海外 にいけるチャンスあるってことなので、このヒザにも負けず、誰にも負けず、このベルトを防衛しつづけたいと思います。やられてもやられても、立ち上がる。それが岩谷麻優です。これからもこのズタボロのボロキンの…ボロ雑巾のようになっても、こうやって立ち続けられるって…ことが…うれしいよね。とりあえず、今日は見に来てくれてありがとうございました! というわけで、今日はSTARSが締めたいと思いますんで。沙希ちゃんも今日、欠場になってしまいましたけど、プロレスラーは身体を動かすことをしているんで、ケガはつきもの。ケガはいつ起こるかわからないんで。でも、そのケガを乗り越えて、リングに必ず戻ってきてくれると思うんで、それまでみなさん応援よろしくお願いします。最後にもうひとつ、今日闘ってくれた小波、小波選手。いないけど、彼女のサブミッション、最悪すぎました。はあ、でも、また闘いたい。そう思える相手でした。本日はホントにありがとうございました。自分は座ります。今日はもうユルくいこうや。次の名古屋、大阪もこのベルト持ってくるぞ。いまを信じて、明日に輝け、We are STARDOM!」

岩谷のコメント

「あ~、あ~、きつかったあ。マジで、マジでヒザが、ヒザがぶっ壊れたかと思いました。今日、小波が相手ということで、いつもよりテーピング、ガシガシに動かせられないようにガチガチにテーピング巻いてもらったんですけど、それでもホントにきつくて、マジでホントにこの8年間で一番ていうくらいにギブアップしそうなときも何回もあって、マジで、マジできつかったです。でも、いまここに自分の、自分のこの身体にベルトがあるってことは、自分の心が折れなかったっていう。脚は折られようが、まあ折れてはないですけど、エヘヘ、心は折れないっす。この世界で、世界で取ったベルトなんで、ここでホントに落とせないっていう、うん、プレッシャーとかすごい感じたし、ここでベルトを落としてしまったら、いろんなチャンスが小波にまわってしまうし、なんていうんだろう、もう復帰して初めてシングルのベルトを巻いたんですよ。WOHのベルト。約1年半ぶりくらいですかね。スターダムのアイコンがシングルのベルトを1年半巻けなかったっていう部分ですごいもどかしい気持ちとかすごいいっぱいあったんですけど、このベルトが自分の勇気にも自信にもなってたんで、ホントに命を賭けて…命は賭けたくないけど…自分の岩谷麻優という存在をこのベルトで示していきたいし、これからもこのベルトのチャンピオンは岩谷麻優、そう胸を張ってプロレスラー人生これから歩んでいきたいと思います。このピカピカの新しいベルトをボロボロになるまで自分が守っていくんで、これからも世界の世界のアイコン岩谷麻優に期待していてください。本日はホントにありがとうございました」

――鹿島が肩のケガで夜の大会を急きょ欠場、岩谷も左脚のダメージが相当ある。3・3名古屋でのアーティスト・オブ・スターダム王座防衛戦に不安がよぎるが。

「う~ん、そうなんですよ…。まあ、ケガっていうのはホントにいつ起こるかわかんないですし、自分のヒジの脱臼とか、じん帯断裂とか、ホントに予期せぬところで起こって、沙希ちゃんもホントに予期せぬところで起きてしまって、まあ、ケガは仕方ないっす。プロレスラーである以上、身体を張って仕事をしているので。ケガは仕方ないですけど、そこをどう乗り越えるかが大事だと思うんで。まあ、自分がいま脚こんな状況で。でも、沙希ちゃんだったり、たむちゃんだったり、ありさちゃんだったりとか、まわりのメンバーがサポートしてくれて勝利できてるところもあるので、次は沙希ちゃんは自分がサポートしていきたいなと思います。このシングルのベルトって己との闘いだったりとかあるんですけど、やっぱアーティストというのは3人も仲間がいるんで、誰かひとりどこか身体が悪い部分があったとしても、自分たちがその味方の悪いところをカバーできるようなチームワークを発揮できるのがアーティストのベルトだと思うんで、サポートしていきたいと思います」

一覧へ戻る