2019/05/04 試合結果

2019年5月4日 GOLDENWEEK STARS 2019

GOLDENWEEK STARS 2019 クイーンズ・クエストプロデュース
5月4日(土)新木場1stRING(観衆345人=超満員)

◆シングルマッチ 15分1本勝負

羽南

4分47秒
飛びつき腕ひしぎ逆十字固め

吏南

◆シングルマッチ 15分1本勝負

木村花

6分13秒
グラウンド卍固め

妃南

◆シングルマッチ 15分1本勝負

飯田沙耶

3分00秒
飯田橋

小野崎玲皇

ユニット対抗3WAYタッグマッチ 20分1本勝負

星輝ありさ

7分16秒
エビ固め

ジャングル叫女

鹿島沙希

小波

中野たむ

レベル・ケル

○スターライト・キッド

ルアカ●

※もう一チームは葉月&アンドラス宮城&刀羅ナツコ&夏すみれ

 

◆トニー・ストーム ワールド・チャレンジII 15分1本勝負

トニー・ストーム

15分00秒
時間切れ引き分け

渡辺桃

ワールド・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負

<挑戦者>

16分14秒
クイーンズ・ランディング

<王者>

ビー・プレストリー

花月

※第10第王者の花月が9度目の防衛に失敗。ビーが第11代王者となる

クイーンズクエストのあいさつ

桃「本日ゴールデンウィーク4連戦の2日目、クイーンズクエスト興行になります。ということで、オープニングから最後までいろいろ考えておりますので、みなさん、是非お楽しみください」クイーンズクエストのメンバーがカードを発表し、ユニット対抗気配斬りイベントへ。

 

 

ユニット対抗気配斬り

8人参加の気配斬り。各ユニットから2名が選出されトーナメントで対戦。10秒のロープワークによる往復回数で剣の振れる回数が決定され、目隠しした状態で数回転、45秒の制限時間内に相手を先に殴打した方が勝者となる。1回戦…○吏南vs妃南●、○中野たむvsアンドラス宮城●、●夏すみれvsジャングル叫女○、○星輝ありさvs渡辺桃●。準決勝…●吏南vs中野たむ○、○ジャングル叫女vs星輝ありさ●。決勝戦…●中野たむvsジャングル叫女○。優勝の叫女には林下詩美審判長から賞金が贈られた。

◆シングルマッチ 15分1本勝負

羽南

4分47秒
飛びつき腕ひしぎ逆十字固め

吏南

羽南三姉妹による3WAYマッチが決まっていたが、AZM欠場からカード変更となり、妃南は木村花と一騎打ち、羽南と吏南がシングルで闘うことになった。三姉妹は分裂し、現在では所属ユニットが別々になっている。羽南がSTARSで、吏南はTCS。それぞれのユニットを代表する姉妹対決の結末は、姉が順当に白星を挙げるか、それとも心機一転の妹が波乱を起こすか?

 姉の羽南が「お願いします」と握手を求めるが、吏南は無表情で応じず。ゴングが鳴ると吏南から手を差し上げて羽南を誘う。腕の取り合いから羽南が左右でヘッドロック。羽南がグラウンドにもっていくと吏南がヘッドシザーズ。しかしすぐに羽南が脱出。吏南が丸め込みの連続からドロップキックを連打。ヘアーホイップで叩きつけると、コーナーに追い込み顔面を踏みつける。吏南がカバーには入ると羽南が返す。直後に吏南がワキ固め。羽南がロープに逃れると吏南が引き起こして巴投げから卍固め。羽南が逃れると吏南がドロップキック。吏南の突進に羽南は「なめんな!」と払い腰で叩きつける。エルボーの応酬から吏南がSTO、羽南もやり返す。吏南が卍固めに捕らえるが羽南が必死にロープへ。吏南が逆さ押さえ込み、ジャックナイフ。決まったと思われたが羽南が返して腕十字。吏南がギブアップし姉の羽南が勝利をおさめた。

◆シングルマッチ 15分1本勝負

木村花

6分13秒
グラウンド卍固め

妃南

当初、木村花はAZMとのシングルマッチが発表されていたが、AZMの負傷欠場によりカードが変更。花は妃南との一騎打ちとなった。TCSを率いる花は、妃南の双子の姉、吏南を預かる形になっている。吏南は花のコスチュームでリングに上がっているが、妃南の所属はクイーンズクエスト。この日のプロデュースユニットとあって、妃南は花に一泡吹かせたいところだが…。

 妃南が何回も握手を求めるが花は「元気が足りない」「必死さが足りない」と拒否。観客が拍手で煽ると花は「ファックユー!」と中指を突き立てる。怒った妃南がドロップキックを連打。花がかわしてストンピング連打にビッグブーツ。ヘアーホイップで叩きつけるとコーナーに追い込み顔面を踏みつける。花はボディースラムで叩きつけると片足でカバー。キャメルクラッチを外し妃南の顔面を「ほら、頑張れよ!」と蹴飛ばしていく。妃南が投げの体勢に入るが花がこらえてブレーンバスターを狙う。切り返した妃南だがビッグブーツを食らう。花はエルボー連打から突進。止めた羽南が投げを打つが2カウント。妃南は「上げるぞ!」と宣言も花が切り返す。ならばと妃南はドロップキック。ボディースラムで叩きつけるが花がクリアー。妃南が向かっていくと花がスリーパー。グラウンドにもっていくが妃南の足がロープに届く。花はバーブ佐々木レフェリーにツバを吐きつけ、妃南にビッグブーツ連打。妃南が返すと、花がブレーンバスター。勝利を確信した花だが妃南が返す。花はフィニッシュを宣言しコーナーからダイブ。かわした妃南が外道クラッチ。花が返すと、妃南が突進。花はカウンターのドロップキックから腕固めで絞り上げる。妃南がギブアップし花の勝利となった。

◆シングルマッチ 15分1本勝負

飯田沙耶

3分00秒
飯田橋

小野崎玲皇

元JAN対決が実現。ユニット解散から小野崎玲皇はクイーンズクエスト、飯田沙耶はSTARSに移籍した。シングルでこそ未勝利ながら、このところ飯田の活躍が目立っているだけに、先輩の小野崎には悔しい思いが募っていることだろう。いまだ自力勝利のない小野崎、QQプロデュース大会でもあるだけに、ここで初勝利を上げ一気に飯田に追いつきたいところだ。小野崎と飯田、シングル初勝利を挙げるのは?

 飯田が握手を求めると小野崎も応じてゴング。エルボーの打ち合いでスタートし、飯田がドロップキック。小野崎が払い落とし、キャメルクラッチに入る。これを解くと飯田を引き起こしてボディースラムで叩きつける。小野崎は逆エビ固めも飯田がエスケープ。飯田がドロップキックから「上げるぞ!」と宣言してボディースラム。返されると「チキショー!」と叫びながらマウントパンチ、カバーの連続。小野崎が肩を上げると飯田が突進。かわした小野崎がフェースクラッシャー、ネックブリーカー。丸め込みにいくが飯田が返す。小野崎がエルボーアタックから突進するが飯田が丸め込み。これで3カウントが入り、飯田がシングル初勝利をゲットした。敗れた小野崎は飯田を蹴飛ばしてリングを下りた。

ユニット対抗3WAYタッグマッチ 20分1本勝負

星輝ありさ

7分16秒
エビ固め

ジャングル叫女

鹿島沙希

小波

中野たむ

レベル・ケル

○スターライト・キッド

ルアカ●

※もう一チームは葉月&アンドラス宮城&刀羅ナツコ&夏すみれ

クイーンズクエストプロデュース大会でSTARS、大江戸隊、TCSが8人タッグの3WAYで全面対決、この試合を組んだQQの意図とは? 対戦する3ユニットはすべてがチームリーダー不在。そのなかでチーム力が問われる闘いとなる。勝ち名乗りを受けるのは、どのユニットか?

 夏が鹿島を挑発、鹿島とレベルが入り試合開始。夏とレベルが横並びになると握手、鹿島が夏を払いのけてレベルの横に立つ。怒った夏が鹿島に突っかかるとエルボーの打ち合い。そこにレベルがまとめてラリアット。小波が突進するが鹿島がダブルアーム。マイ・エンブレムを狙うと夏がカットし小波にアンプリティアー。アンドラスが鹿島と小波をミサイルキックで吹っ飛ばす。アンドラスのラリアットをかわして鹿島がコルバタ。中野が小波とキックの打ち合い。小波が腕を取りにいくとアンドラスが顔面蹴りでカット。レベルがアンドラスにハイキック、中野がトラースキック。星輝が入るとそれを排除して叫女とナツコがエルボーを打ち合う。星輝が割って入ると旧JANでショルダータックル。星輝が叫女とエルボーを打ち合うとナツコがまとめてスピア。葉月が星輝とエルボー合戦。叫女が入ろうとするが葉月に排除される。葉月は星輝にDDT。小波が葉月に回転エビ固め、叫女が突進。星輝が葉月にジャンピングニー。葉月が髪をつかむと星輝もやり返す。そこへルアカがボディーアタック。キッドが入りルアカとともに葉月にエルボー、キッドのドロップキックはルアカにヒット。葉月とキッドがハイスピードの攻防。キッドがフランケンから突進するがかわされる。ルアカがまとめて串刺しエルボー。キッドがブリッジで返すとルアカがブレーンバスター狙い。キッドがかわしてネックブリーカー。ルアカが今日ニアに振って持ち上げるが小波がボディーアタック。STARSがトラースキックでルアカを倒す。キッドがボディープレスも2カウント。夏と葉月がキッドをコーナーへ。大江戸隊が次々と串刺し攻撃。ビッグブーツの連打から葉月がコードブレーカー。葉月にルアカがビッグブーツ。キッドがルアカを丸め込むとこれで3カウント。キッドがピンフォールを奪い、STARSが勝ち名乗りを受けた。

◆トニー・ストーム ワールド・チャレンジII 15分1本勝負

トニー・ストーム

15分00秒
時間切れ引き分け

渡辺桃

前日の中野たむにつづき、トニー・ストームがシングルマッチ。今回の相手はワンダー・オブ・スターダム&ゴッデス・オブ・スターダム王者の2冠王者・渡辺桃である。トニーは現在WWEのNXT UK女子王者。夢のチャンピオン対決は15分で決着がつくか。桃には星輝ありさとのタイトルマッチが控えているだけに、勢いをつけたい試合だが…。

 トニーは「NXT UKチャンピオン」とコールされたが、“NXT UK女子チャンピオン”の間違い。クリーンに両者が握手をかわして試合がスタート。グラウンドの攻防で首を取り合い桃がロープへ。桃が脚を取り締め上げるがトニーが回転して脱出、左脚を取る。桃が払い除けてネックロック。トニーが腕を取り、指を反対方向に折り曲げていく。トニーがヘッドロック。桃がドロップキックからサッカーボールキック、エプロン越しにネックロック。背中にキックを打ち込むとキャメルクラッチへもっていく。トニーが足を伸ばしてエスケープ。桃がストンピング連打からミドルキック。トニーが返してエルボースマッシュ、フロントネックチャンスリードロップ。ホールドするが桃がクリアー。トニーは逆片エビ固めからSTFへ移行。桃がエスケープすると、トニーが逆水平チョップ、エルボースマッシュ。トニーがエルボーを打ち、桃に打ってこいとアピール。エルボーの打ち合いからトニーが突進すると桃がハイキック、トニーはジャーマンでお返し。桃が串刺しドロップキックを連打、ミサイルキック。トニーが返すと、桃がエルボー。エルボーの打ち合いからロープワークの攻防、トニーがラリアット。パイルドライバーをこらえられるとラリアット。桃が返すとトニーはストロングゼロ狙い。桃が切り返してBドライバーを決めるが返される。10分経過。桃がダイビング式蒼魔刀を放つが2カウント。桃がスリーパーからテキーラを放つ。しかしトニーがキックアウト。桃はピーチサンライズ狙いをこらえられるとハイキック。ダウンしたトニーを引き起こすがヘッドバットを食らう。トニーは顔面へトラースキック、ストロングゼロ。しかし桃がなんとか返す。トニーはコーナーに上がるが桃のハイキックを食らいエプロンへ。桃もエプロンに出るがトニーがストロングゼロの体勢。桃が切り返しエプロンでBドライーを放つ。桃はリング下のトニーに蒼魔刀。10カウントで桃がトニーをリングに戻す。桃は胴締めスリーパー。残り1分。ギブアップを迫る桃だがトニーがこらえる。桃がピーチサンライズを放つがトニーの肩が上がる。そのままタイムアップとなり、王者対決は引き分けに終わった。

ワールド・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負

<挑戦者>

16分14秒
クイーンズ・ランディング

<王者>

ビー・プレストリー

花月

※第10第王者の花月が9度目の防衛に失敗。ビーが第11代王者となる

 メインはワールド・オブ・スターダムタイトルマッチ。クイーンズクエストのビー・プレストリーがユニット全員の思いを背負い、花月に挑む。プレストリーが赤いベルトに挑むのは、これが2度目。勝てばアルファ・フィーメル、トニー・ストームに次ぐ3人目の外国人王者となる。一方、王者が防衛すれば紫雷イオの2回(10度&14度防衛)につづく2人目、延べ3人目の二桁防衛にリーチがかかる。1年間のベルト保持までもあと1カ月。花月が節目に向けてプレストリーを粉砕するか、それともプレストリーの初戴冠でQQプロデュース興行をハッピーエンドで締めくくるか?

 慎重な探り合いからスタートし手四つの構え。プレストリーが腕を取ると花月が背後にまわりグラウンドへ。花月が離れるとプレストリーがバックを取る。花月が上になるとプレストリーが脱出しヘッドロック。プレストリーが締め上げるが花月がロープに振る。プレストリーはコルバタ、花月をエプロンに出すとハイキック、背中へのドロップキックで場外に送り出す。プレストリーはエプロンからリング下の花月を蹴り上げる。花月を戻すとカバーには入るが1カウント。プレストリーは花月の顔面を踏みつけスリーパーにもっていく。プレストリーは肩を攻撃しカバー。花月が返すと、ミドルキック。プレストリーがこらえて挑発、ミドルキック連打を受けて立つ。ドラゴンスクリューで投げるとロープに右脚をかけて蹴り上げる。花月はコーナー上のプレストリーを場外に落とし、トペスイシーダを見舞う。さらにもう一発トペスイシーダ。5分経過。花月は3発目のトペもヒットさせる。花月はミサイルキックから串刺しエルボーアタック、ブレーンバスター。プレストリーが返すとフロントネックロック。しかし花月がチキンウイングアームロックに切り返す。プレストリーがエスケープするが右腕をマットに叩きつけてからスワンダイブ式ニーを腕に落とす。プレストリーはスワンダイブをカットしバックドロップ。花月のえびす落としで両者ダウン。10分経過。エルボーの打ち合いで立ち上がり、花月がダッシュ。プレストリーが止めるが花月がハイキックからえびす落とし。プレストリーが返すと、花月がチョークスラム狙い。プレストリーは花月を場外に落とし、コーナーからトペコンヒーロを敢行。プレストリーが変型バックドロップホールドも2カウント。プレストリーがカーブストンプを放つが花月の肩が上がる。するとプレストリーは首と腕を極めるサブミッション。花月がなんとかエスケープに成功。プレストリーがストンピングの連打。村山レフェリーが花月をチェック。プレストリーがフィニッシュを宣言し肩車。ジャパニーズオーシャン狙いを切り返すとミストを噴射しデスバレー、大江戸コースター。プレストリーが返すと、15分経過。花月は再びコーナーに上がるがプレストリーが下からキック。プレストリーも上がるとトップからのカーブストンプ。コーナーに乗せてキック、肩車してジャパニーズオーシャンサイクロンスープレックスホールドあらためクイーンズ・ランディング。3カウントが入り、プレストリーが新王者となった。

プレストリー「カゲツサンアリガトウゴザイマス。私がAEWに(フル)参戦と思ってる人が多いと思うけど、ロクガツニホンニスミマス。ビー・プレストリートップガイジン。フルタイムスターダムメンバー」

桃「ビー、おめでとうございます。いつか、いつか挑戦したいと思います。今日はQQ興行ということでクイーンズクエストが締めさせていただきます。いまを信じて?明日に輝け?誰を信じるかは自分で決めろ」

プレストリー「Bow down to the fucking queens!」

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