2019/06/16 試合結果

2019年6月16日 Shining Destiny 2019

Shining Destiny 2019
6月16日(日)後楽園ホール(観衆890人)

以下試合結果

◆シングルマッチ 15分1本勝負

小野崎玲皇

4分8秒
横入り式エビ固め

妃南

STARS vs TCS 6人タッグマッチ 15分1本勝負

○DEATH山さん。

6分3秒
スクールボーイ

鹿島沙希

ボビー・タイラー

ゾーイ・ルーカス

ルアカ

飯田沙耶●

STARS vs クイーンズ・クエスト タッグマッチ 20分1本勝負

○ビー・プレストリー

8分42秒
クイーンズ・ランディング

岩谷麻優

AZM

スターライト・キッド●

◆アーティスト・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負

<王者組>

17分55秒
グラウンド卍固め

<挑戦者組>

○木村花

花月●

ジャングル叫女

アンドラス宮城

小波

夏すみれ

※第19代王者組の木村花&ジャングル叫女&小波が初防衛に成功

 

ゴッデス・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負

<王者組>

17分14秒
ピーチサンライズ

<挑戦者組>

○渡辺桃

葉月

林下詩美

刀羅ナツコ●

※第15代王者組の渡辺桃&林下詩美が5度目の防衛に成功

 

ワンダー・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負

<王者>

21分41秒
ブラジリアンキック→片エビ固め

<<挑戦者>

星輝ありさ

中野たむ

※第13代王者の星輝ありさが初防衛に成功

 


以下試合詳細レポート

◆シングルマッチ 15分1本勝負

小野崎玲皇

4分8秒
横入り式エビ固め

妃南

クイーンズクエスト新メンバー同士による一騎打ち。両者がシングルで対戦するのはこれが初めて。また、小野崎は昨年3・25後楽園でデビューも、いまだシングルでの勝ち星がない。タッグでの勝利はあるものの、自力勝利もまだ挙げていないとあって、妃南との対戦は小野崎にとって初勝利のチャンスか。

 ロックアップでの力比べでスタートし、小野崎がロープに追い込んでブレイク。妃南がヘッドロックにとるとロープに走ってエルボー連打からドロップキックも連打。妃南はボディースラムを狙うが小野崎がこらえる。妃南がドロップキックを打てば小野崎はバックエルボー。ボディースラムでたたきつけるが妃南の肩が上がる。小野崎のエルボー連打に妃南もやり返す。小野崎が突進するが妃南が払い腰。妃南はSTOで叩きつけるが2カウント。妃南が連続でカバーも小野崎が返していく。妃南は腕十字を極めるがエスケープを許す。小野崎が串刺しエルボーからネックブリーカー。丸め込みを換えさえるとボディースラム狙い。妃南が切り返して丸め込み。小野崎はドロップキックをかわすが小野崎も交わされる。丸め込みの応酬から最後は小野崎が3カウントをゲット。ついに小野崎がシングル初勝利&自力初勝利をゲットした。

STARS vs TCS 6人タッグマッチ 15分1本勝負

○DEATH山さん。

6分3秒
スクールボーイ

鹿島沙希

ボビー・タイラー

ゾーイ・ルーカス

ルアカ

飯田沙耶●

握手と思わせてTCSは「デース!」のポーズで挑発。しかし試合が始まるとSTARSがデスヤマにトリプルドロップキック。しかしデスヤマはすぐに反撃、飯田をコーナーに追い込んで余裕のポージング。ボビーが飯田をロープに固定して攻撃。自軍コーナーに引き込むと全員で顔面を踏みつける。ルアカが飯田にショルダータックルを連打。飯田が返すと、ヒザへのドロップキック。もう一発ドロップキックをたたき込むと鹿島に託す。鹿島はデスヤマとボビーにまとめてフェースクラッシャー。ルアカにスープレックスを見舞うが2カウント。ルアカはフライングボディーアタックを見舞いボビーとタッチ。鹿島

がボビーにコルバタ。ゾーイをコーナーに追い込んでボビーが串刺し攻撃。ゾーイが切り返してキックの連打。ボビーが延髄斬り。飯田がデスヤマにドロップキックを連発。デスヤマをコーナーに追い込みSTARSで連係攻撃を見舞っていく。飯田が突進するとデスヤマがニー。バックを取るが飯田が丸め込む。丸め込みの応酬はどちらも譲らず。飯田がブリッジするがゾーイが謎のカット。飯田を突き飛ばしたゾーイがハイキック。デスヤマが丸め込み、そのまま3カウントが入った。鹿島は頭を抱えながらリング下に。鹿島は呆然として飯田に歩み寄る。叫女と小波、花がリングイン。鹿島は「なんで…」とつぶやきながら飯田とともに退場。花はゾーイとハグをかわす。

花「ゾーイ! 実は私とゾーイ、マブダチでーす。みんなが知らない間に、私とゾーイは連絡を取り合ってました。あんなファッキンSTARSに入るわけがないでしょ! これからゾーイちゃんは私たち、トーキョーサイバースクワッドとしてやっていくんでよろしく!」

STARS vs クイーンズ・クエスト タッグマッチ 20分1本勝負

○ビー・プレストリー

8分42秒
クイーンズ・ランディング

岩谷麻優

AZM

スターライト・キッド●

6・9札幌で復帰した岩谷麻優とAZMがタッグで対戦。AZMは葉月が保持するハイスピード王座への挑戦が決まっているだけに、岩谷&スターライト・キッドとの対戦は仮想王座戦とも言えるだろう。AZMと組むのは赤いベルトの王者ビー・プレストリー。今大会でタイトルマッチは組まれていないが、次期防衛戦の相手には同門の渡辺桃と林下詩美を指名。まずはこの試合でワールド・オブ・スターダム王者の威厳を見せつける。

 STARSが歩み寄ろうとするとQQは拒否。キッドとAZMがハイスピードな攻防を展開する。AZMとプレストリーが合体しキッドを攻撃。AZMはキッドの腕にフットスタンプ。プレストリーがキッドの左腕に狙いを定める。エルボーの打ち合いからAZMがロープに振るとキッドがクロスボディーアタック。岩谷がAZMにドロップキックを放ち控えのプレストリーにエルボー。AZMの突進をかわして岩谷が丸め込む。AZMとプレストリーが合致するが岩谷がまとめてアームホイップ。岩谷とキッドがダブルの619を決める。岩谷がAZMをコーナーに振るがAZMが三角飛びボディーアタック。岩谷がプレストリーをコーナーに振るとプレストリーがかわしてニーアタックからサブミッションにとらえる。岩谷がエスケープするとキックのかわし合い。プレストリーがカウンターのハイキックを打ち込むが岩谷もやり返してとラースキック。両者ダウン。岩谷がハイキックを放つが再びダウン。キッドが入りプレストリーにドロップキック、ネックブリーカー。キッドをとらえたプレストリーに岩谷がハイキックで援護。キッドは旋回式ダイビングボディープレスを放つが2カウント。キッドが飛びつくがプレストリーがかわす。しかしAZMのハイキックが誤爆しキッドが丸め込みの連続へ。プレストリーが返すとカウンターのニーアタック。AZMがダイビングフットスタンプを投下しプレストリーがPK。プレストリーはキッドを引き起こしバックドロップホールド。しかし岩谷のカットが間に合う。AZMが再度岩谷を場外に落とす。キッドはクイーンズランディング狙いを丸め込む。プレストリーはニーからあらためてクイーンズランディング。キッドが返せずプレストリーが3カウントをゲットした。

◆アーティスト・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負

<王者組>

17分55秒
グラウンド卍固め

<挑戦者組>

○木村花

花月●

ジャングル叫女

アンドラス宮城

小波

夏すみれ

※第19代王者組の木村花&ジャングル叫女&小波が初防衛に成功

5・16後楽園で岩谷麻優&鹿島沙希&中野たむのSTARSを破りゴッデス王座を勝ち取ったTCSの木村花&ジャングル叫女&小波。初防衛戦は大江戸隊の花月&アンドラス宮城&夏すみれを迎え撃つ。花と花月の遺恨はもちろん、アンドラス&夏のクセモノがTCSの勢いを止めるのか。ユニット闘争の行方を占うタイトルマッチだ。

 TCSにはSTARSを裏切りユニット入りしたばかりのゾーイ・ルーカスも付く。TCSがゴング前から突進。しかしゴングが鳴ると大江戸隊が場外戦で優位に立つ。花と叫女がダブルのショルダータックルをアンドラスへ。叫女が羽交い締めし花と小波がダッシュ。しかしリング下から足を引かれる。アンドラスは叫女にヘアーホイップの連続。花月が夏とともに叫女にネックブリーカードロップ。夏が叫女にムチで殴打しブロンコバスターの餌食に。アンドラスが叫女をつかまえてヘッドバンギング。コーナーに叩きつけると突進もかわされる。叫女がラリアットから小波に託す。小波がアンドラスをかいくぐり腕十字狙い。小波はワキ固めに入るがエスケープを許す。小波はアンドラスにブレーンバスター。叫女がアンドラスにショルダータックル連発からランニングボディープレス。コーナーに振られたアンドラスが叫女をカットしミサイルキック。前方にたたき落としてカバーするが2カウント。アンドラスと叫女のラリアットが交錯。叫女が打ち勝つがともにダウン。花が花月とコーナーへの振り合い。花月のエルボーに花もやり返す。エルボーの打ち合いから花がニー、ビッグブーツ。花月はエルボーアタックも叫女が背後からカットし花が叫女に腕固め。夏が水を噴射し夏がビッグブーツ、花月がブレーンバスター。小波が花月にトライアングル狙いも切り返される。夏がダイビングボディーアタックから突進。小波は叫女のラリアットから押さえ込む。叫女が振って小波がハイキック、叫女と花が合体で叩きつけるがアンドラスが夏を救出。小波は夏にトライアングル狙い。カットした大江戸隊がTCSを分断。小波をコーナーに追い込み次々と串刺し攻撃。夏がネックブリーカーからブレーンバスターホールド。小波が返すと、夏がドラゴンスリーパー。小波が切り返しトライアングル狙い。夏が切り返しアンドラスがドロップキック、夏がシャイニングウィザード。夏が妖乱も2カウント。夏は

小波を引き起こしストンピング連打。花が夏にドロップキック、ビッグブーツ連打。夏が花を丸め込むが2カウント。花月が背後からボードで殴打し花にえびす落とし。チョークスラムで叩きつけるが叫女のカットが間に合う。花月は花を引き起こしてえびす落とし、大江戸コースター狙い。小波がカットし叫女がパワーボム。花がビッグブーツ。15分経過。アンドラスと夏がドロップキックでTCSを分断。花月とアンドラスがダブルでトペスイシーダ。花月が花に大江戸コースターを決めるが2カウント止まり。花月がデスバレー狙いも花が阻止してビッグブーツ。花月が返すと花がグラウンドで卍固め。レフェリーがゴングを要請し、花の勝利がアナウンスされた。

花「オーゲロ隊、これにて清掃完了! 次、挑戦したいって人…シーン。強すぎるな、私たち」

鹿島沙希&岩谷麻優のSTARSが登場。

花「オマエらかよ……」

鹿島「自分は前回、アーティスト、自分が負けて、TCSに取られてしまいました。自分は来週、自分の地元・島根で凱旋興行があります。そこでアーティストに挑戦して、そのベルト取り返したいと思います。またかよ、と思うかもしれないですけど、自分たちSTARSはゾンビなので、何度でも這い上がって必ずそのベルトを凱旋興行で取って、また腰に巻いて戻ってきます」

花「すでに泣きそうな顔してんじゃん。大丈夫? 私が相手にするまでもない。2人が適当に片付けてくれるでしょう」

叫女「イエッサー!」

 

TCSのコメント

小波「V1」

花「ここやっとけばあとは楽勝じゃない? ザコしかいないから」

小波「何、あのフィニッシュ? はじめて見たんだけど。なんで教えてくれなかったの?」

叫女「必死だった。何で勝ったの?」

小波「変型の関節技。どこで習得したの」

花「あれはちょっと。夢の国で」

叫女「トライアングルランサーの次は。とりあえず100%じゃない?」

花「120%にしとこう。87%にしとこう」

叫女「ちょっとよくわかんない。ハナだからでしょ?」

小波「87%ということで。まあ次はね、STARS。早すぎじゃない?」

叫女「ねえ、取られたばっかりで」

花「しかも負けた人が」

叫女「あと一人足りないし。とりあえずね、3人で来てほしかったよね」

小波「礼儀知らず」

叫女「花は休んでてよ、きょう勝ったから」

小波「自分が勝ってベルトを取って、花で防衛して、2回目はジャングルがね」

叫女「そうだね」

花「任せたぜ」

叫女「OK」

小波「勝率??パーセントの必殺技で取ってくれると思います」

3人「イエッサー!」

 

ゴッデス・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負

<王者組>

17分14秒
ピーチサンライズ

<挑戦者組>

○渡辺桃

葉月

林下詩美

刀羅ナツコ●

※第15代王者組の渡辺桃&林下詩美が5度目の防衛に成功

林下詩美の欠場により停滞していたゴッデス王座戦線が再び動き始める。詩美は札幌昼夜大会で復帰し、カムバックしてからこれが3戦目。早くもタイトルマッチを迎えるわけだが、これも王者の宿命。詩美欠場の間に渡辺桃は白いベルトを失っており、王者組にはいろいろな意味で仕切り直しの防衛戦となる。挑んでくるのは大江戸隊の葉月&刀羅ナツコ。4人の中で唯一シングルのベルトを巻く葉月はハイスピード王座V8と安定政権を築いており、ここは2冠のチャンスでもある。AZMとの次期防衛戦を控え、葉月が2本目のベルトを手に入れるか。それとも王者組が防衛記録を6に伸ばすか?

 先発は詩美とナツコ。ロックアップでの力比べで詩美がナツコをロープに追い込む。ナツコがグラウンドに誘いヘッドロック。詩美はヘッドシザーズに切り返すがナツコが脱出しブレイク。桃と葉月がロープワークの攻防。桃がアームホイップで投げるがナツコの援護から葉月がドロップキック。ナツコが桃をコーナーに叩きつけトップロープに顔面をこすりつけていく。ナツコは桃にボディースラム。桃が返すと、葉月が入って顔面ウォッシュ。ナツコと葉月が桃を前方に叩きつけセントーンで挟み撃ち。ナツコが桃の顔面を蹴っていく。桃は「なめんな!」とカウンターのミドルキック。詩美がナツコにショルダータックル。すぐに葉月が乱入しダブルの攻撃。しかし詩美が分断し葉月の上にナツコを投げ捨てる。詩美が突進するとナツコがスパインバスター。葉月が詩美に二段蹴りを見舞い桃を呼び出す。しかし詩美がスリーパー。詩美のドロップキックから桃が入り葉月に串刺しドロップキックを連発。エルボーの打ち合いから桃が突進も葉月が飛びついてコルバタ。葉月がビッグブーツからバックブリーカー、フェースロック。桃がロープに到達すると詩美が葉月を投げて桃が蒼魔刀。技のかわし合いが展開され桃がテキーラも葉月が切り返して丸め込む。葉・月ストラルを返した桃は裏投げ。ナツコが詩美を落とし桃にスピアの連発。桃が返すと、コーナーから蒼魔刀。詩美がアルゼンチンで担ぎ上げ後方に落とすと桃が蒼魔刀。桃が2人にミドルキックの連打。大江戸隊がダブルの連係からナツコがダイビングボディープレス。しかし詩美のカットが間に合う。詩美は葉月を場外に。詩美がナツコを捕まえ桃と合体。しかし葉月がスワンダイブのミサイルキックでカットする。ナツコは桃を叩きつけてコーナーからフロッグスプラッシュ。もう一発放つと3発目狙い。葉月がブレーンバスターで叩きつけてから3発目を決める。しかし桃が返すことに成功。ナツコが昇天を決めるがこれも2カウント。15分経過。ナツコは桃を引き起こしエルボーを食らうもスピア。ナツコがダイビングギロチンを投下するが詩美がカットする。詩美は葉月にジャーマン。ナツコがエルボースマッシュ。詩美がナツコをカットし、桃のBドライバーと詩美のパイルが合体。桃がテキーラを放つがカットされる。桃がピーチサンライズを放つとナツコが返せず、桃組の防衛となった。王者組にベルトとトロフィーが渡されると花&ボビーが登場。

花「おい、そこの地味女とケガ人。次、挑戦させろよ。決着ついてねーだろ?」

TCSの叫女も登場しマイク。

叫女「ちょっと、ちょっと……」

花「ガイジン、マブダチだし、ガイジンのほうがやりやすいかな…」

叫女「わかった。いい案があります。じゃあ先やって。で、地元名古屋。7・15、このどちらか勝った方、チャンピオンとやります、小波と」

桃「はぁ…。勝手に決めるなよ、まあいいよ。私たちチャンピオンはどちらでもいい。どっちの挑戦も受けてやるよ。わかったならさっさと帰れ。早く帰れ。こっちは疲れてるんだ。早く帰れ。帰れ!」

TCSが渋々退場。

桃「TCSも帰ったし、今日私たちが勝ちました。これからもどんどんこのゴッデス・オブ・スターダム防衛していくので、みなさん応援よろしくお願いします」

桃&詩美のコメント

桃「5回目の防衛成功しました。かなり攻められたし、死ぬかと思うぐらい潰されたんですけど、詩美がカットにきてくれて。そして私が最後、ピーチサンライズ決めることができて、やっぱりここが最強のタッグチームだなと私たちは思いますね。で、次のTCS。仲いいのか悪いのかわからないぐらいの4人でしたけど、私たちはいつでも受ける準備ができているので。どちらの挑戦も受けたいと思います。どっちか防衛して…違う、どっちも防衛すればいいんだ。7回防衛成功させたいと思います」

詩美「復帰して最初のタイトルマッチ。自分が欠場している間に刀羅ナツコはJANが解散になって大江戸隊にドラフトで入ったんですけど、きょう実際闘ってみて、大江戸隊に入って刀羅ナツコ、JANなんかにいたときより全然よくなったんじゃないかなと思いましたし、きょうの試合で桃さんとならこのベルトは何回だって防衛できるんだってことが再確認できました。次の防衛戦はTCS。誰がきたって私たちは防衛しますし、個人的には次の防衛もさくっと終わらせて、早くジャングル叫女とまた試合がしたいなと思います」

8・17新木場で開幕する「5★STAR GP2019」の出場選手がスクリーンで発表された。
岩谷麻優(6年連続6度目の出場)
星輝ありさ(初出場)
鹿島沙希(2年連続3度目の出場)
中野たむ(3年連続3度目の出場)
ビー・プレストリー(初出場)
渡辺桃(2年連続3度目の出場)
林下詩美(2年連続2度目の出場)
花月(3年連続3度目の出場)
葉月(3年連続3度目の出場)
アンドラス宮城(初出場)
夏すみれ(2年連続2度目の出場)
刀羅ナツコ(2年連続2度目の出場)
ジェイミー・ヘイター(2年連続2度目の出場)
木村花(2年ぶり2度目の出場)
ジャングル叫女(4年連続4度目の出場)
小波(3年連続3度目の出場)
ケーシー・オーエンス(初出場)
エバリー(初出場)

~5★STAR GP 2019日程~
◆8月17日(土) 6:00PM/東京・新木場1stRING~開幕戦~
◆8月18日(日) 6:00PM/東京・新木場1stRING
◆8月25日(日) 12:00PM/大阪・世界館
◆8月25日(日) 5:00PM/大阪・世界館
◆9月1日(日) 1:00PM/宮城・仙台PIT
◆9月7日(土) 12:00PM/東京・新木場1stRING
◆9月8日(日) 12:00PM/東京・新木場1stRING
◆9月14日(土) 12:00PM/大阪・世界館
◆9月14日(土) 5:00PM/大阪・世界館
◆9月16日(月祝) 1:00PM/福岡・西鉄ホール
◆9月16日(月祝) 6:00PM/福岡・西鉄ホール
◆9月22日(日) 11:30AM/東京・後楽園ホール~優勝決定戦~

 

ワンダー・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負

<王者>

21分41秒
ブラジリアンキック→片エビ固め

<<挑戦者>

星輝ありさ

中野たむ

※第13代王者の星輝ありさが初防衛に成功

シンデレラ・トーナメントを制し、5・16後楽園では渡辺桃の長期政権を切り崩した星輝ありさ白いベルトの初防衛戦。STARSの同門・中野たむを挑戦者として迎え撃つ。復帰以来、STARSの星輝を認めていなかった中野だが、星輝にとって中野はもっとも闘ってみたい相手だったという。それはあくまでも「直感的なもの」で、「なにか具体的な理由があるわけではない」と星輝は言う。が、この闘いからなぜ星輝が中野と闘ってみたかったのかが見えてくるはず。挑戦者の中野は、この試合に勝てばスターダムのシングル王座初戴冠だ。

 星輝が握手を求めるが中野はコーナーから動かず。ゴングが鳴っても中野はコーナーから動かない。星輝も動かず視線をぶつけ合う。ゆっくりと星輝が歩を進めると中野も歩を踏み出す。慎重に探り合いロックアップにいこうとしたところで再び離れる。探り合いながら手四つの構え。再度離れると、ともに探り合いながら星輝がローキック。中野の蹴りに星輝はステップバック。星輝は笑みを浮かべながらキックを伺う。星輝がローの連打。ロックアップから中野がグラウンドで上になる。中野がネックロック、星輝が切り返してネックロック。中野が切り返し立ち上がってのネックロック。グラウンドに移行し、星輝が上から押さえ込む。星輝はヘッドロックにとるが中野が切り返す。中野が足を取りにいくと星輝が回転して切り返す。星輝は逆片エビ固め。中野がエスケープし5分経過。星輝のローに中野が悲鳴を上げる。星輝は中野をコーナーに追い込み突進。中野が蹴飛ばしコーナーからドラゴンスリーパーで引き上げる。星輝はエプロンから場外に落下。中野が場外プランチャで舞う。中野は星輝をリングに戻すとコーナーに追い込んでキックの連打。左脚をロープにかけて絞り上げる。さらにボディースラムから脚をロック。星輝はエスケープするが中野は左脚にニードロップ。星輝が向かっていくが中野がエルボーで応戦。星輝はエルボー連打、中野が張り手。中野が突進すると星輝がカウンターのミドルキック、セカンドからニードロップ。中野が返すと星輝がミドル、中野がかわして飛びつきヒザ十字。星輝がロープに到達し10分経過。中野がストンピング連打からニーアタック、バックドロップ。コーナーに上がるが星輝も上がって雪崩式狙いで首を取る。中野がこらえて持ち上げようとする。星輝がエルボー、中野もやり返す。星輝が連打し、ヘッドバットをぶち込む。さらに額にニーをたたき込む。両者エプロンで星輝がダブルニーアタックも、中野がバックドロップ。星輝が場外転落、中野はエプロンから「こいよ!」と挑発。星輝がリングに戻ると中野がエルボー。星輝もやり返し、エルボーの打ち合い。星輝がキックのコンビネーション。中野が返すと、星輝は引き起こして前方に叩きつける。星輝はコーナーからAMADAS。中野がかわしてスピンキック。中野はコーナーに上がりデスティニーハンマー。中野が突進すると星輝が止める。中野が丸め込んでハイキックの連打。星輝が返すと、中野はフィニッシュを宣言しバックを取る。ドラゴン狙いをこらえられた中野がハイキックを食らう。星輝はコーナーからの1339を決めるが2カウント。15分経過。星輝がエルボー連打から延髄斬り。コーナーに上がるとAMADASを放つ。中野が返し、ブラジリアンをかわしてスピンキック。中野がバイオレットシューティングを放つが2カウント。中野は「終わり!」と絶叫しタイガースープレックス。決まったと思われたが星輝が返す。中野はバックを取り引き起こす。星輝がこらえてコーナーも中野がもう一度バックを取る。再度星輝がコーナーに逃れる。中野が突進するが星輝がカウンターのニーアタック、星輝のキックで両者ダウン。カバーを中野が返すが両者ともダウン。たむコールの中、ダウンカウントが進む。両者腕を取り合い、カウントがストップ。エルボーを打ち合い20分経過。立ち上がってもエルボーを打ち合い、星輝が乱打。中野が打ち返すとジャンピングハイキック、さらにハイキックを左右で連打。星輝はカウンターのニーからトラースキック、絶叫してブラジリアンキック。強引に押さえ込むとそのまま3カウント、星輝の初防衛となった。

星輝が手を差し出すと中野は顔面をつかんで離れる・あらためて中野の方から手を差し出し握手。中野はもう一回を意味するように人差し指を向ける

星輝「みなさんこんにちは! はじめてベルトを防衛しました。私はこのベルトを取ってからいろいろな人と、気になる選手がたくさんいてやりたいって思ってたんですよ。でもやっぱりイチバン最初にやりたいのはたむちゃんで、今日、最初の防衛戦がたむちゃんでよかったなと思います。いまはそのベルトを守ったけど、オマエからまた取るからって言われてるんで、他の人には絶対取らせません。まあでもね、たむちゃんがまた来ても防衛するけど。まあでもね、私の今日の防衛戦はただ防衛するのが目的ではありません。私のテーマは、今回のテーマは、たむちゃんとわかり合うことだったので、試合が終わってみてわかり合えたんじゃないかなって思っています。私はTwitterでも言ったんですけど、先を見て動くのが大好きなので、次の挑戦者は私から指名させていただきたいと思います。Twitter見てる人はアイツかなってわかると思うんですけど……葉月ちゃーん、いる? 出て来てください」

葉月が登場。

星輝「よく言ってたじゃん、アイツとやりたいって言ってたよね。その気持ちは一緒だからさ」

葉月「葉月様の名前を気安く呼ぶんじゃねーよ。なんならいまここでやってやろうか?」

星輝「それいいね」

葉月「やらねーよ、バーカ!」

星輝「いつやるの?」

葉月「オマエが決めろよ」

星輝「おっ、イエスだよね、これ。イエスなんだね! 葉月ちゃーん、よし。私の個人的な希望としてはもちろん来月…あーっ! 大阪でやりたいな。小川さん、大阪やらないですか? わからない? 葉月ちゃんとやるなら大阪がいいです、大阪。まあいいや、私はどこでやるか関係ない。私は葉月ちゃんとやれればいいから大丈夫。そんな感じで締めていきたいと思います。いいですか? STARSのみなさん、リングに上がってきてくださーい」

STARSのメンバーがリングへ。中野もリングへ。中野は相変わらず星輝を避けながらも一列に並ぶ。

星輝「いまを信じて、明日に輝け、We Are STARS!」

星輝のコメント

「初めてベルトを防衛しまして、試合前からムチャクチャ感情が入り乱れた試合だったというのは自分でもわかってたんですけど、まさかここまで自分が感情的になって泣くとは思ってなかったんで。でも防衛をする以外にテーマで、たむちゃんとわかり合えることだったので、それはちゃんと達成できたかなって思います。まあ次、葉月ちゃんですね。たむちゃんの次に闘いたい相手で、相手もずっと言ってたんで。絶対に次は、個人的には大阪でやりたいんですよ。あの人とのいろいろが始まったのは大阪だから。まあでも会社の意向に任せます。もしほかのところでも大丈

夫です。私はただ単に葉月ちゃんとやれればいいから。今回もだいぶバチバチな試合だったと思うんですけど、次もまた違ったバチバチで試合ができるかなと思います。今回たむちゃんとの試合はこれがスターダムっていう試合ができたんじゃないかなって思うので、このまま上り調子でやっていきます」

――直感で闘いたいと言っていたが、その直感は正しかった?

「正しかったです。なんだろう? わかる人はたぶん気づいてると思うんですけど、私たち、似てるんですよ、ものすごく根っこが。そのどう似ているかというのは、いろんな見え方があると思うので、それはみなさんに決めて欲しいんですけど、似てるところがたくさんあって。私は同じような人を好きになっていくタイプ、たむちゃんは同じような人を嫌いになるタイプ、同族嫌悪ってヤツですね。私は同族嫌悪にはならない人なんで。そこはちょっと違うくらいです。でもあとは似てる」

――根っこの部分で共通している?

「似てる」

――わかり合えたのはどの瞬間?

「あっちも試合中に顔を見るんですけどニタニタしてるんですよね。楽しんでるかなって、そのいろんなジェラシーみたいなものもあると思うんですけど、それ以上にこの試合を楽しんでるのがたむちゃんにもあるなというのが試合中に感じたし、私も楽しすぎてにやにやしちゃいました」

――どちらもSTARSなので今後も組む方が多いと思うが、中野とは組みたい、それとも闘いたい? どちらの感情の方が大きい?

「あ~、最初復帰直後は闘いたい相手ナンバーワンだったんですよ。闘っていく機会が増えていくにつれてなんでだろうと思ってたんだけど、やっぱりいっしょに闘ってても、おもしろいんです。たむちゃんって。今回初めて対角に立って闘って、どっちもになっちゃいましたね。だから私の中ではライバルかもしれないSTARSで。闘いたいし、一緒に闘いたい、そういう人です」

――次に一騎打ちで闘うときにはどんなシチュエーションで向き合いたい?

「それってこれから一緒に闘ったりとかSTARSでいろんなことを乗り越えていく中で見つかることだと思うんで、いまはまだわからないです。まずはでも、もしたむちゃんと試合をするってなったら、組みたいかな? その方が大きいかも」

――組む方の優先順位が高くなった?

「いまはそうですね。そのうちまたやるってなると思うし、いつでもやりたいですけど。守ってろと言われたんで。星輝から取るって言われてるんで、そこも約束なので、いろんな人と約束が増えていいですね」

――組むときもいままでとは違った気持ちでできそう?

「そうですね。個人的にはそう思ってるけど、たむちゃんはみなさんがご存じの通り、ツンデレなんですよ。だからどういうふうにやってくるかわかりません。でも、どんなたむちゃんでも受け入れます。メッチャねえ、蹴り重いです。たむちゃんは蹴りメチャクチャ強いです。やばいです。ふわふわしてるじゃないですか。なめちゃいかんですよ。結構なめてる人が多いと思うんですけど、たむちゃんやばいです。クソ痛いし、強いです。気持ちもある人だし。驚異だと思いますよ」

――次は葉月で、今後別ユニットとの防衛戦になっていくと思うが、どんな王者になりたい?

「そうですね。やっぱりこれがスターダムの試合だという試合をしていきたいです。伝わるかな? でもたぶんいま口頭で言っても伝わらないと思うんです。それはこれから闘っていく中でこれがスターダムの試合だと意識している試合なんだなとわかってもらえればいいと思ってます」

中野のコメント

「仲直りはしないです。私のエゴだと思うんですけど、自分が守ってきたと言ったらちょっと過信になると思うけど、STARSとか麻優さんとか沙希さんとかとつくってきた居場所を取られるのが奪われるのが怖かった。彼女はそういうつもりできてるわけじゃないですけど、自分の存在意義っていうものを毎日試合をするごとになくなっていきそうで、今日も怖かったんです。でもべつに仲良くするつもりもないし、これからも次、真っ正面から星輝ありさをぶっ潰して、麻優さんも超えて正真正銘のSTARSを引っ張っていける存在になることがいまの私のやるべきことだと思って。だから星輝が私以外の人にベルトを取られたらマジでぶっ殺す。ありがとうございました」

 

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