2019/07/25 試合結果

2019年7月24日 WORLD BIG SUMMER in TOKYO

WORLD BIG SUMMER in TOKYO
7月24日(水)後楽園ホール(観衆810人)

 

試合結果

3WAYタッグバトル 15分1本勝負

○小野崎玲皇

4分19秒
足取り固め

ルアカ

妃南

吏南●

※もう一チームは刀羅ナツコ&夏すみれ

◆3WAYバトル 15分1本勝負

林下詩美

6分3秒
アルゼンチン・バックブリーカー

飯田沙耶

※もう一人はジェイミー・ヘイター

STARS vs TCS 8人タッグマッチ 20分1本勝負

岩谷麻優

10分18秒
エビ固め

木村花

鹿島沙希

ボビー・タイラー

中野たむ

ゾーイ・ルーカス

○スターライト・キッド

DEATH山さん。●

◆ゴッデス・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負

○ジャングル叫女

11分0秒
ハンマースロー式パワーボム→エビ固め

花月

小波

アンドラス宮城

※第16代王者組のジャングル叫女&小波組が初防衛に成功

ワンダー・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負

<王者>

15分35秒
シャイニング・インパクト→片エビ固め

<挑戦者>

星輝ありさ

葉月

※第13代王者の星輝ありさが3度目の防衛に成功

ワールド・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負

<王者>

19分49秒
クイーンズ・ランディング

<挑戦者>

ビー・プレストリー

渡辺桃

※第11代王者のビー・プレストリーが3度目の防衛に成功

試合詳細リポート

オープニングアクトにスターダム★アイドルズが登場。軽妙なトークとライブを行い会場を盛り上げた。

3WAYタッグバトル 15分1本勝負

○小野崎玲皇

4分19秒
足取り固め

ルアカ

妃南

吏南●

※もう一チームは刀羅ナツコ&夏すみれ

ゴング前の乱戦から試合開始。他の5人が入り乱れる中、夏はコーナーに控えたまま参加せず「私チャンピオンなんで」とクリーンファイトを宣言。しかし、5人がそれぞれダメージを負うと「私チャンピオンなんで!」と漁夫の利を狙い両軍を襲撃。ナツコが妃南とルアカをコーナーに重ねて座らせ、夏が二人まとめてブロンコバスター。続けて夏が妃南とルアカをボディスラムで叩きつけて重ね、ナツコがフロッグスプラッシュで押しつぶしてフォールも。これは吏南がカット。

ナツコは夏と二人でルアカにエルボーを見舞って二人で突撃するがルアカが二人まとめてクロスボディでなぎ倒し吏南にタッチ 

吏南は妃南にドロップキックからソバットも、妃南が払い腰でやり返し小野崎にタッチ。

小野崎はエルボー連打から突っ込むも吏南は組み付いてコブラツイストからグラウンドコブラへ。これを返されると大外刈を狙うが、ここにルアカが突っ込んできてカット。

そこへ夏がムチをもって乱入し、相手4人を引っ叩いて散らしていき夏のシュミット式バックブリーカーにナツコがギロチンドロップを合わせる合体技を放っていくが、これをTCSとQQの4人がカットし乱戦に。妃南が吏南へドロップキックを放ち、代わる小野崎が即座に足取り固めで丸め込み3カウント。ビッグマッチで嬉しい勝利を掴んだ。

◆3WAYバトル 15分1本勝負

林下詩美

6分3秒
アルゼンチン・バックブリーカー

飯田沙耶

※もう一人はジェイミー・ヘイター

試合前、飯田が二人に「お願いします!」と握手を求めるが、詩美とジェイミーは飯田を無視して額を突き合わせながらにらみ合う。飯田が諦めずに「お願いしまーす!」と手を差し出すが、結局誰も握手をしないままゴング。

 試合が始まるとジェイミーが詩美の頬を軽く張って挑発し、これに応じて詩美がやり返す。そしてこれに加わろうとする飯田は二人に邪魔者扱いされ、エルボー一発で場外に叩き出されてしまう。

 ジェイミーは詩美にサッカーボールキック連打から「ダイジョウブ~?!」と日本語で挑発。さらにロープに振っていくが詩美はショルダータックルで吹き飛ばし、突っ込んできた飯田もボディスラムで叩きつけて撃退。さらに詩美はジェイミーをロープに振って突撃するが、ジェイミーはこれを避けて詩美をエプロンに出すと張り手で場外に突き落としていく。

 ジェイミーは詩美をリングに戻すとコーナーに押し付けてガットショットと張り手を連打。さらに串刺しエルボーを狙っていくが詩美が回避。そこへ飯田が飛び込んできてジェイミーへドロップキック。しかしジェイミーは飯田をラリアット一発で撃退すると、詩美をコーナーに上げて雪崩式ブレーンバスターを狙う。ここに飯田がジェイミーへ追いすがりカット。詩美がジェイミーにミサイルキックを放っていく。そこへ飯田がごっつぁんフォールを狙っていき、これをカットに来た詩美も重ねて二人まとめての飯田橋を狙っていくが、二人はこれを同時にキックアウト。飯田はジェイミーと詩美をそれぞれコーナーに振って串刺しドロップキックを見舞っていき、さらに二人を重ねての串刺しドロップキックを狙う。

 これは詩美が回避し体勢を崩した飯田をファイヤーマンで担ぎ上げるが、ジェイミーがビッグブートでカットし、詩美をターンバックルへブレーンバスター。さらにジェイミーがバックブリーカー連打も、飯田はスクールボーイ、バックスライドと丸め込みを連発して勝ちを狙っていくが、これを返されるとショルダータックルを狙って突撃。

しかしこれはジェイミーがハイキックでカウンター。その隙に詩美がジャーマンを狙って組付き、飯田がジェイミーへドロップキック。詩美と飯田の連携技のような形でジャーマンスープレックスが決まる。さらに詩美が飯田を担いでアルゼンチンバックブリーカーで担ぎ上げ、カットに来るジェイミーに飯田をぶつけることで撃退。詩美がジャンプしながら絞り上げると飯田は無念のギブアップ。

STARS vs TCS 8人タッグマッチ 20分1本勝負

岩谷麻優

10分18秒
エビ固め

木村花

鹿島沙希

ボビー・タイラー

中野たむ

ゾーイ・ルーカス

○スターライト・キッド

DEATH山さん。●

両軍入場すると、TCSは全員で「デース!デースDEATH山デース!」と叫んで結束を高め、STARSに握手を求めていくが、花はキッドの顔面にツバを吐きかけ「そのマスク剥がしてやるから出てこいよ!」と挑発。直後にTCSが全員で奇襲して試合開始。

 TCSの面々がキッドのマスクに手をかけながらロープに振っていくが、STARSの面々が飛び込んできて全員でドロップキック。そして4人それぞれパロ・スペシャルでTCSの面々を痛めつけて撃退。

 リング上は花とキッドとなり、キッドがエルボー連打から突っ込んでいくが、花がカニバサミからキャメルクラッチ。さらにキッドのマスクを剥がそうとする。これをレフリーに止められるとコーナーに押し付けて顔面を踏みつけていき、ゾーイにタッチ。

 ゾーイは花とともにキッドのマスク剥がしを狙い、さらにキッドと向かい合って足を極め、そこにDEATH山さんが足を乗せて「デース!」と決めポーズ。ボビーにタッチ。

 ボビーは突っ込んでいくがキッドがクロスボディで一矢報い、鹿島にタッチ。

 鹿島はコーナーに飛び乗ってボビーにフェイスクラッシャーを放ち、コルバタからビッグブートを狙うが、ボビーがこれを回避。ここにゾーイも加わって鹿島に集中攻撃を狙うが、たむが飛び込んできて鹿島とダブルのフェイスクラッシャー決める連携を見せる。ボビーとゾーイもコンビネーションキックの連携を見せて対抗していくが、鹿島とたむがダブルのドロップキックで撃退。鹿島はスワンダイブ式のニールキックから岩谷にタッチ。

 岩谷はボビーにエルボー連打でロープまで押し込んで走るが、ボビーがキャッチしてコンプリートショット。花にタッチ。

 花は岩谷の顔面にビッグブートを放ち、ロープ際で貫通ビッグブート。さらにブレーンバスターを狙っていくが、岩谷は着地。ここにゾーイが岩谷に一発入れるとボビーとともにダブルのブレーンバスター。アシストを受けた花がフォールも2。花は岩谷に卍固めからグラウンドで腕を決めていくが、STARSの面々が総出でカット。これをTCSの面々が撃退しリング上は花と岩谷の2人に。

 花は岩谷にビッグブートを放つが、岩谷はこれをスクールボーイでき切り返しドロップキック。さらにブレーンバスターを狙うが花が逆にブレーンバスター。流れを作らせず反撃を許さない。花は走ってブートを狙うが、鹿島がカットに入り、キッドが619、たむがバックドロップから、岩谷がコーナー上からフロッグスプラッシュを投下。さらに岩谷が「終わり!」とドラゴンスープレックスを狙うが、ゾーイがスピアーで突撃し、ゾーイへキッドがドロップキック、キッドをDEATH山がタックルで吹き飛ばすと、たむがDEATH山へハイキック、さらに鹿島ドロップキックで続くが、ボビーがドロップキックで飛び込んできて岩谷と花を残して場外へ。

両者ともに相手の髪を掴みながら起き上がり、雄叫びを上げながらエルボー合戦。足を止めてゴツゴツと打ち合っていく。花が髪を振り乱しながらの怒涛の連打からビッグブート。さらに走るが岩谷がカウンターのトラースキックを顔面に突き刺すとダブルダウンとなり、両者タッチ。

キッドとDEATH山さんのマッチアップとなると、キッドはDEATH山にクロスボディ。これをキャッチされるとキッドは回転エビ固めで切り返し、キッドとDEATH山がヨシタニックの狙い合い、カサドーラの狙い合いと互角の攻防を展開。キッドの回転エビ固めから両者回転しながら上下が激しく入れ替わりながら互いにフォールしていくが、DEATH山の動きを制したキッドがガッチリとフォールして3カウントを奪った。

 

キッド「今日はDEATH山さん。から3カウント獲りました!ということは……次のハイスピード、私に挑戦させて下さい」

DEATH山さん。「デース!」

キッド「どっちか分かんない……」

DEATH山さん。「デース!」

 

 ここで突如本部席前にいた元GMの風香が立ち上がってマイクを取る。

 

風香「ちょっと待ってください。今日は私がハイスピードに推薦したい選手を連れてきたので、紹介させてください」

 

 すると、今月2日に我闘雲舞を退団してフリーになった里歩が登場し会場は騒然。

 

里歩「スターダムファンの皆さん!はじめまして!里歩でーす!風香さんにご紹介いただき、次の日本での戦いの場をここ、スターダムさんに決めさせていただきました。風香さんありがとうございます!8月10日、次の後楽園ホール大会から参戦させていただきますので、どうぞよろしくおねがいします!」

DEATH山「デース!デース!デース!」

 

里歩と対峙したDEATH山さん。は叫びながらリングをあとにし、里歩はキッドとも笑顔で握手。里歩はそのまま本部席から後半戦を観戦した。

▼5☆STAR GPブロック分け発表

 

【レッドスターズ】

6年連続6度目 岩谷麻優 ※昨年度優勝者

2年連続3度目 渡辺桃

2年ぶり2度目 木村花

3年連続3度目 葉月

3年連続3度目 中野たむ

2年連続3度目 鹿島沙希

2年連続2度目 夏すみれ

初出場 ケーシー・オーエンズ

初出場 エバリー

 

【ブルースターズ】

3年連続3度目 花月

3年連続3度目 小波

初出場 星輝ありさ

初出場 アンドラス宮城

2年連続2度目 林下詩美

4年連続4度目 ジャングル叫女

2年連続2度目 刀羅ナツコ

初出場 ビー・プレストリー

2年連続2度目 ジェイミー・ヘイター

今年の5☆STAR GPは8月17日に開幕し、9月22日に決勝戦が行われる。

◆ゴッデス・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負

○ジャングル叫女

11分0秒
ハンマースロー式パワーボム→エビ固め

花月

小波

アンドラス宮城

※第16代王者組のジャングル叫女&小波組が初防衛に成功

叫女とアンドラスは顔面のフェイスペイントを巡った抗争を繰り広げており、先日の新木場大会で行われた前哨戦ではアンドラスが叫女からフォールを奪っている。

 先発は叫女とアンドラスでゴングが鳴ると、両者突撃し正面からショルダータックル。叫女がこれに競り勝つとアンドラスはサミングを狙うが、これを白刃取りした叫女がショルダータックルで吹き飛ばすが、花月がリングの下から足を引いて叫女を引きずり落とすと前入り乱れた場外戦を展開。そして叫女がアンドラスのフェイスペイントを手でこすって落とそうとするが花月が必死のカット。怒ったアンドラスはリングに叫女を戻すと打撃連打からボディスラムで叩きつけ花月にタッチ。

 花月は「一発行くぞ!」とボディスラムで叫女を叩きつけアンドラスにタッチ。アンドラスは叫女の髪を掴んで引き起こすと無理やりヘドバンさせて痛めつけていくが、叫女はエルボーで抜け出し「小波!」とタッチを求める。これはアンドラスがカットし、花月がダイビングフットスタンプ、アンドラスがギロチンドロップを放つ連携攻撃からアンドラスがフェイスロックへ。叫女がこれを逃れようとすると胴絞めフロントスリーパーに切り替えて締め上げていくが、叫女はなんとか自力でロープに足をかける。アンドラスは叫女にSBRを狙うが、叫女が着地してブートを狙う。アンドラスはこれを回避して花月にタッチ。

 花月はスワンダイブ式で飛び込んでいくが、叫女が地対空エルボーで撃ち落とし、小波にタッチ。

 小波は花月へミサイルキック、ドロップキック、スライディングキックと続け、花月のハイキックをかわして足を取り、インディアンズデスロックの体勢へ。さらにカットに飛び込んでくるアンドラスをキャッチしてフィッシャーマンズスープレックスホールド。倒れ込むことで花月の足にも同時にダメージを与えていく。さらに小波はフォールを返した花月の腕を取って脇固め。花月がこれをブレイクすると腕へのミドルキック連打から「来いや!」と腕を広げて花月にもキックを打たせる。両者正面からミドルキックを打ち合っていくが、花月がキャッチしてドラゴンスクリュー、延髄斬りと見舞ってアンドラスにタッチ。

 アンドラスは小波に串刺しラリアット連打から後頭部への低空ドロップキック。さらに突撃するが、小波の回転エビ固めに叫女がスライディングラリアットを合わせる合体技、さらに小波のPK+叫女のスライディングラリアットを合わせる合体技を見せ、叫女がコーナー上からダイビングボディプレス。これはアンドラスがカットし、花月とアンドラス前後からがサンドイッチハイキック。続けてアンドラスがスワントーンボムを投下するが、これは小波がカットし加勢に入る。

叫女と小波がアンドラスをロープに振ってダブルチョップ狙うが、アンドラスはこれを回避。その瞬間に花月がスワンダイブ式ミサイルキックで二人まとめて場外に吹き飛ばす。 花月とアンドラスは二人同時のトペ・スイシーダ狙うが、飛んだ瞬間に小波と叫女がリング下から取り出したイスで地対空攻撃で二人を撃ち落とす。リングに戻った小波がアンドラスをジャーマンスープレックスで叩きつけ、叫女ダイビングボディプレスで追撃。小波が花月を抑えている間に叫女がアンドラスをハンマースロー式パワーボムで叩きつけ3カウント。

<試合後コメント>

叫女「初防衛ですね!死闘でしたね……」

小波「はい!」

叫女「やっぱね、初防衛戦が一番難しいところだと思うんですよ。なぜならば、前回自分がこのベルトを持ったとき、初防衛に失敗してるから。一番難しいです、初防衛戦。そして、花月とアンドラス宮城というツワモノをしっかりロックオンして仕留めることが出来ました」

小波「はい!」

叫女「小波もありがとう!」

小波「ありがとう!まあね、ジャングルがアンドラスに勝ったけど、自分はまだ花月に勝ってないんで。花月にはね、まだ今後もやっていきたいと思えるので、このベルトを持ったまま、また花月と闘いたいと思います」

叫女「5☆STAR GPがさっき発表されたけど、アンドラス宮城も、花月も、そして小波も同じブロックのようなので、このブロック、かなり熱い戦いになるんじゃないかと思ってるので、5☆STAR GPもお楽しみにしていて下さい」

小波「じゃあ最後に……」

叫女「そうだね」

二人「かんぱ~~い!」(互いのベルトを掲げてガチンと合わせる)

花月「あぁ!なんだこのタイトルマッチは?!おう、今日のタイトルマッチはな、無効だ!マスコミさん、よく撮っといて下さいよ。なんで無効か分かるか?調印式してないからだよ!なあ?おかしいだろ?調印式しないで、どっちの合意のサインもしないで、社長の了承もなく、口頭だけのこんな口約束でタイトルマッチが決まる?そんな簡単な団体でいいの?スターダム。これはな、無効だ。だから、アイツらの防衛戦?一回目の防衛?ゼロだ!これはカウントに入らないぞ!ウチらな、チームセンダイのタッグはこんなもんじゃねーから。今日は宮城と『調印式してないから楽にいこーぜ』って言ってた試合なんだよ。あぁ?調印式もしない団体なんて、そんなのおかしいだろ。そこ、大きく載せといて下さい。以上!」

ワンダー・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負

<王者>

15分35秒
シャイニング・インパクト→片エビ固め

<挑戦者>

星輝ありさ

葉月

※第13代王者の星輝ありさが3度目の防衛に成功

ゴングが鳴っても両者は額を突き合わせて睨み合い、星輝はハイキック、葉月はビッグブートといきなり必殺級の一撃を放ち、両者回避し合うというスリリングな展開からクリーンブレイク。

 星輝が右手を上げて4つを仕掛けると、葉月もこれに応じてがっぷり組み合って純粋な力比べを展開。星輝がグラウンドに持ち込むと首の取り合いとなり、これを制した星輝がサッカーボールキック。さらに星輝は走るが、葉月は足を引いて倒して場外に引き込むと観客席にハンマースロー。場外戦に持ち込み観客席の方角ボードへ星輝の頭を打ち付けていく。葉月は星輝を一旦リングに戻して場外カウントをリセットしてからもう一度場外に放り出し、場外ボディスラムなどで痛めつけていく。

 場外カウント17で星輝をリングに戻した葉月は、リング上でさらにボディスラム2連発、ヘアホイップでロープ際に追い込んでからの顔面ウォッシュを狙うが、星輝は葉月の片足をキャッチし、もう片方の足へローキックを放ってなぎ倒し、星輝が無表情でPKを連打。さらに星輝は突っ込んでいくが、葉月はミサイルキックでカウンターしバックブリーカー。ロープ際に追い込んで顔面ウォッシュ。さらにコーナーに振って串刺しバックエルボーからバッククラッカー、グラウンドでクロスフェイスに持ち込んで痛めつける。星輝はなんとか足を伸ばしてロープへ。

 葉月は星輝を引き起こすとエルボー合戦を誘い、足を止めて打ち合っていく。星輝がトラースキック、葉月がフロントハイキックを決め、星輝が延髄斬りでやり返すが両者ダブルダウンへ。

 先に起きた葉月がフロントハイキックからスワンダイブ式攻撃を狙うが、これをかわした星輝が組み付いておぶさりながらスリーパーホールドに入りグラウンドに引き込んでいくが葉月はロープへ。さらに星輝はコーナーに上って1399を狙っていくが、葉月がコーナー上に追いすがり雪崩式ブレーンバスターを狙う。星輝はヘッドバッドで葉月を叩き落とし、1399。葉月はなんとかこれをキックアウトするが、星輝はさらにコーナーに上がってADAMASを投下。フォールに入った星輝だったが、自らカウント2で葉月の髪を掴んで肩を上げ、ブラジリアンキックで追い打ち。これはクリーンヒットしたものの葉月はカウント2で肩を上げる。信じられない様子の星輝はレフリーに3本指を突き立てて抗議も、星輝は必殺のシャイニング・インパクトを発射。

しかし葉月はこれを回避して組み付き、みちのくドライバーⅡからブレーンバスター 狙う。しかし星輝はこれを着地し、雄叫び上げながらエルボー弾。葉月もこれに応えて正面から打ち合い、両者髪を振り乱してエルボーの乱打戦。星輝が葉月の顔面に鋭いビンタを入れれば、葉月もギロリと睨み返してビンタで返す。葉月がコーナーに振って串刺しエルボーを放ては、星輝も追走して串刺しエルボー。葉月は星輝をコーナーに上げ、星輝の両足をコーナーに引っ掛けた状態からのコードブレイカー、後頭部へのスワンダイブ式ミサイルキック、クロスフェイスから派生してナガタロックⅢと技を繋げていき、長時間捕まるも星輝はなんとかブレイク。

葉月は顔面ウォッシュからみちのくドライバー。そしてコーナーに上ってシューティングスタープレスを狙うが、星輝が追いすがってエルボー連打。葉月は自ら着地し、星輝の足をコーナーに引っ掛けた状態からのネックブリーカー。葉月はロープへ走るが、星輝がシャイニングニーを2連発。ダブルダウンとなるが、先に起きた星輝がブラジリアンキック。これをかわした葉月が組み付いて葉・月ストラルで丸め込んでいき、キックアウトした星輝に ヘッドバッド。しかし星輝はよろけながらも踏ん張ってブラジリアンキックを放ち、これがクリーンヒット。崩れ落ちる葉月にシャイニング・インパクトを叩き込みカウント3を奪った。

 

星輝は倒れ伏す葉月のもとに歩み寄り、座り込んで葉月と目線を合わせて握手を求める。しかし葉月は応じず、転がってリングをあとにした。

 

星輝「葉月さま、ありがとうございました。今日の試合をメチャクチャ楽しみにして毎日過ごしました。めちゃくちゃ楽しかったです!そして、ちゃんと、ちゃんと防衛を3度目!することが出来ました!ほんとに楽しかったんだよ?まあ、葉月さまへの感謝はこの試合で伝えることは出来たと思うので、もちろん次!やりたい人いるんですよ!あのね、渡辺桃ちゃん。そして、中野たむちゃん。次は誰かなって!……誰かな?(笑)まあ、今回は次のお楽しみということで!(笑)楽しみは最後までとっときましょう。まあなんとなく分かってる人もいるかも入れないけど、それは置いといて、また次回の後楽園でも防衛するんでよろしくおねがいしま~す!」

<試合後コメント>

星輝ありさ「無事!無事三度目の防衛をすることが出来ました!途中意識ぶっ飛びそうだったんですけど、なんとかやることが出来て……鼻折れてないですか?大丈夫ですか?(マスコミ陣へ鼻を見せながら)」

 

――多分大丈夫だと思います

「メッチャ痛かった!(笑)まあ、葉月さまには、私は感謝があるので。その感謝は試合で伝えることが出来たかなって思います。ホントに楽しかったです!でも、やっぱりメチャクチャ闘いたいって思った相手だからこそ、そんな簡単ではなかったですね。メチャクチャ強すぎる!あんな人、ヤバいよ……。スターダムにはたくさん強い方々がいるので、いっぱい戦って、楽しい試合してやっていきたいと思います!次も防衛しま~す!誰かな~♪」

ワールド・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負

<王者>

19分49秒
クイーンズ・ランディング

<挑戦者>

ビー・プレストリー

渡辺桃

※第11代王者のビー・プレストリーが3度目の防衛に成功

QQ同士の王座戦となったワールド・オブ・スターダム戦。両者クリーンに握手を交わしてから試合開始のゴングが鳴る。

 ロックアップから押し込み合い、桃が足を刈ってグラウンドに引き込めばビーも即座に対応。互いに攻守を入れ替えながら足攻めの技術を競い合っていく。一旦離れてから手4つで組み合い、腕の取り合い、首の取り合いとじっくりした立ち上がり。再び手4つからクロスアームスリーパーの攻防と互角。しかしショルダータックルを狙うビーを桃がカウンターのドロップキックで吹き飛ばして桃が優勢となる。

桃は場外に逃れたビーへエプロンからキックを放っていくが、これをかわして場外に引き落としたビーが逆にエプロンからミドルキック。ビーは場外でエプロンや鉄柱を使って桃の腕への一点集中攻撃を開始。ビーは先にリングに戻って桃を待ち受け、桃が上がってくると桃の腕をロープにくくりつけてグリグリと踏みつけ、さらに脇固めで同じ腕を絞り上げる。桃がこれをブレイクするとビーは腕を取りながらのショルダータックルを放っていく。桃はエルボー連打で対抗するが、ビーは桃の痛めた腕をミドルキックで蹴りつけ変形クロスフェイス。さらにロープを使ったアームロックを出していくが、桃はコーナーに駆け上がってミサイルキックで反撃の狼煙を上げる。桃は串刺しドロップキックを連発しノーザンライトスープレックス。さらにエルボー合戦を挑んで正面から打ち合っていく。さらに突撃するがビーは飛びついて胴締めフロントスリーパー、さらに倒れ込んでフィッシャーマンDDTの形で突き刺すとニーリフト、バックドロップと攻勢をかける。

ビーはクイーンズ・ランディングを狙うが、これを着地した桃がトラースキック一閃。さらにコーナー上からダイビング蒼魔刀、さらにチキンウイング・アームロックに持ち込みそのままテキーラサンライズを狙う。これを回避されると投げっぱなしテキーラスープレックスから蒼魔刀で飛び込んでいき、雪崩式のBドライバーを狙う。しかしビーはまるでパワーボムのように叩きつける高角度回転エビ固めでの切り返しを見せ、コーナートップに上がった桃を地対空ハイキックで撃ち落とす。エプロンに着地した桃へ、ビーはコーナートップからの奈落式ダイビングフットスタンプ。ビーにもダメージが大きく両者場外でダウン。

 満身創痍でエプロンに上がった二人は時折膝を付きながらもエルボーで打ち合っていき、ビーがエプロンでのジャーマンを狙ったところを切り返して桃がエプロンでBドライバー。さらに桃はリング上で正調Bドライバーを決め、胴絞めチキンウイング・フェイスロックからテキーラサンライズ、ピーチサンライズと畳み掛けるもカウントは2。2発目を狙っていくが、ビーはなんと掟破りのピーチサンライズで桃を脳天から突き刺して見せる。

 起き上がった両者はハイキック、ミドルキックとがむしゃらに打ち合い、互いにクリーンヒットしても両者倒れず踏ん張り、意地で倒れず向かっていく。しかしビーがジャンピングニーを叩き込み、すかさず再びのピーチサンライズ。最後に満を持してのクイーンズ・ランディングで叩きつけ3カウント。

 

試合後、ビーは倒れたままの桃を引き起こして強く抱きしめる。桃もビーをしっかりと抱きしめ返して両者健闘をたたえた。

 

ビー「コンバンハ!アリガトウ!イチバンカンシャ!桃は強い選手だから是非赤いベルトをかけた闘いをやりたかった。次の挑戦者は……詩美、カモン!この赤いベルトをかけて、次の後楽園ホールで正々堂々と闘いましょう」

詩美「赤のチャンピオンに直々に指名されたら、断る理由なんて無いですよね?!ビー、次、お願いします!」

ビー「詩美、日本語がまだ良くわからないから、代わりに最後に締めてもらえる?」

詩美「はい!じゃあ締めの前に、来月後楽園ホールで自分とビーが赤のベルトで最高の試合をするんですけど、もう一つ来月デビューする子が一人いるので、ここで紹介してもいいですか?!(観衆は大歓声で応える)」

 

上谷「皆さんはじめまして!スターダム11期生の上谷沙弥と申します!来月の8月10日の後楽園ホールでデビューすることが決まりました。皆さん応援よろしくお願いします! ありがとうございました!」

詩美「来月は自分とビーの赤の試合も、上谷のデビュー戦も楽しみにしておいて下さい!じゃあ最後はQQで締めたいと思います!そして来月から参戦していただくので、里歩さんもリングの上にお願いします」

里歩「やったー♪」

(里歩も本部席からリング上へ)

詩美「里歩さんもいるので説明から(笑)今を信じて、明日に輝け!誰を信じるかは自分で決めろ!と言ったら皆さん人差し指を大きく上げていただいて、Bow down to the Queens!!で指を降ろして下さい!皆さん準備はいいですか?!明日に輝け!誰を信じるかは自分で決めろ!」

ビー「Bow down to the Fxxckin’ Queens!!」

<試合後コメント>

ビー・プレストリー「オーマイガッ!とてもいいタイトルマッチが出来たと思う。とてもタフな試合で、桃はとても強かった。でも、私は花月を倒してこの赤いベルトを獲った“トップ・ガイジン”。それは何を意味するかといえば、私が一番強い選手だということ。私はこのトップの地位を維持し続けてみせる。次の後楽園ホールで詩美とこのベルトをかけて闘うけど、詩美はQQの盟友だからこそ、誰もが欲しがるこの赤いベルトをかけて戦えることを嬉しく思う」

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