2019/09/22 試合結果

2019年9月22日 5★STAR GP 2019~優勝決定戦~

5★STAR GP 2019~優勝決定戦~
9月22日(日)後楽園ホール(観衆1080人=満員)

試合結果

◆3WAY6人タッグ・イリミネーションマッチ 15分1本勝負

○里歩

6分17秒
雁之助クラッチ

AZM

スターライト・キッド

小野崎玲皇●

飯田沙耶

妃南

AZM(4分11秒、ダイビングフットスタンプ→片エビ固め)妃南

◆レッドスターズ公式リーグ戦 15分1本勝負

エバリー<8点>

5分18秒
ハンマーロック式DDT→片エビ固め

夏すみれ<4点>

◆レッドスターズ公式リーグ戦 15分1本勝負

中野たむ<10点>

4分31秒
タイガースープレックス・ホールド

鹿島沙希<6点>

◆レッドスターズ公式リーグ戦 15分1本勝負

木村花<10点>

11分49秒
タイガーリリー→エビ固め

葉月<8点>

◆レッドスターズ公式リーグ戦 15分1本勝負

渡辺桃<10点>

9分24秒
ピーチサンライズ

岩谷麻優<8点>

◆ブルースターズ公式リーグ戦 15分1本勝負

刀羅ナツコ<4点>

7分18秒
昇天→片エビ固め

アンドラス宮城<7点>

◆ブルースターズ公式リーグ戦 15分1本勝負

星輝ありさ<9点>

15分00秒
時間切れ引き分け

花月<9点>

◆ブルースターズ公式リーグ戦 15分1本勝負

ビー・プレストリー<10点>

10分7秒
クイーンズ・ランディング

ジェイミー・ヘイター<10点>

◆5★STAR GP2019優勝決定戦 30分1本勝負

木村花<レッドスターズ1位>

14分18秒
ハイドレンジア

小波<ブルースターズ1位>

※5★STAR GP2019優勝は木村花

試合詳細リポート

◆3WAY6人タッグ・イリミネーションマッチ 15分1本勝負

○里歩

6分17秒
雁之助クラッチ

AZM

スターライト・キッド

小野崎玲皇●

飯田沙耶

妃南

AZM(4分11秒、ダイビングフットスタンプ→片エビ固め)妃南

里歩&スターライト・キッド&飯田沙耶組、AZM&小野崎玲皇&妃南組、小波&吏南&上谷沙弥組による6人タッグでのイリミネーションマッチ。1人が負ければそのチームは敗退、最後に残ったチームの勝利となる。この試合に出場の小波はジャングル叫女との最終公式戦が予定されていたが、叫女の負傷欠場により不戦勝。5勝2敗1分けの11点とし、ブルースターズの単独首位に立った。これにより同ブロックからの決勝進出者は小波とジェイミー・ヘイターの2人に絞られ、小波が初の決勝戦に駒を進められるかどうかは、ビー・プレストリーvsジェイミー・ヘイターの結果しだいとなる。

 上谷がSTARS勢と握手をかわし、小波、キッド、AZMが先発。キッドとAZMが襲いかかり、3人でのロープワークの攻防となる。吏南と妃南が姉妹で合体し飯田を攻める。里歩とキッドがドロップキックで飯田を援護。次々とコーナーに選手が追い込まれ、吏南、小波、上谷が串刺しドロップキックの競演。さらに3人でSTARSにサブミッションを仕掛ける。小波が飯田を捕まえるがAZMがエプロンからカット。QQが攻勢に出るが場外に落とされる。キッドがAZMにクロスボディーアタック、ドロップキック。小野崎と妃南がAZMを救出。しかし阻止されてSTARSが突進。そこへ小波組がドロップキックでカットする。吏南がAZMを押さえ込むが2カウント。妃南はAZMにエルボー連打。AZMが切り返し妃南にPK、ブレーンバスター。上谷がカットするが妃南が追い出し、AZMが妃南へのダイビングフットスタンプ。妃南がフォールされ、小波組が退場に。小野崎が里歩に丸め込み。飯田とキッドが攻撃し里歩に託す。里歩はノーザンライトも2カウント。里歩を小野崎が丸め込むが3カウントには至らず。里歩と小野崎が丸め込みの応酬。里歩が組み付いて丸め込むと3カウント。里歩が小野崎をフォールしイリミネーションマッチを勝利で飾った。

◆レッドスターズ公式リーグ戦 15分1本勝負

エバリー<8点>

5分18秒
ハンマーロック式DDT→片エビ固め

夏すみれ<4点>

夏すみれvsエバリーの公式戦。日本での闘いに慣れてきたか、初来日のエバリーは終盤に来て急激に星を伸ばしている。ここで夏を破れば4勝4敗の五分で5★STAR GPを完走できるところまで巻き返した。もしここでエバリーが勝利した場合、夏のレッドスターズでの単独最下位も確定する。追い込まれた夏とすれば、なんとしてもエバリーを道連れにしたいところだろう。このところ相手の得意技を掟破りで使っている夏。夏が使えそうなエバリーの得意技とは? それとも鹿島から盗んだ起死回生で単独最下位を免れるか。夏の研究成果が試される?

 夏が歩み寄り手を差し出す。エバリーが応じると夏もクリーンに握手をかわしゴング。エバリーが組み付きバックを取る。夏がロープに逃れるとビッグブーツ。夏が向かっていくとエバリーがかわして宙吊りに。スライディングし夏の頬をなめる。夏がやり返すとコーナーに叩きつけブロンコバスターの餌食に。ブレーンバスターホールドはエバリーがクリアー。ならばと夏はコーナーへ上がりダイビングボディーアタック。エバリーが返すと夏は妖乱の構え。エバリーが切り返しニーを顔面へ。ノーザンライトを放つが夏が返してみせる。エバリーがランニングエルボーアタック。返した夏がブレーンバスアーの構えをこらえてエルボーを腹部へ。突進したところをエバリーがキャッチし後方に投げつける。ロープに乗せるとエバリーがダイビングフットスタンプ。返した夏にエバリーが突進。夏が「もらった」と丸め込む。中野たむっぽい回し蹴りから渡邉桃の蒼魔刀。葉・月ストラルを返されると鹿島沙希の起死回生狙い。丸め込んだエバリーだが返される。エバリーがバッククラッカーからハンマーロックDDT。3カウントが入りエバリーがフォール勝ち。

◆レッドスターズ公式リーグ戦 15分1本勝負

中野たむ<10点>

4分31秒
タイガースープレックス・ホールド

鹿島沙希<6点>

中野たむと鹿島沙希の公式戦。決勝進出にわずかな望みを託す中野と、ひとつ負けが先行する鹿島のSTARS同門対決でもる。中野としては白星の2点をゲットし、このあとの試合を見守りたい。鹿島には勝率5割がかかった一戦だ。最後に笑うのは、どっちだ?

 鹿島がボディースラムで中野を叩きつける。ロープに追い込むとヒザへストンピング、足をロックする。中野がエスケープするとコーナーに振る。しかし鹿島がフェースクラッシャー。中野が突進をかわしてコーナーへ。鹿島がかわしてフットスタンプ。中野は高角度

のバックドロップ。中野がコーナーに上がりデスティニーハンマーへ。鹿島がかわして起死回生狙い。中野が切り返し丸め込みの応酬に。中野が突っ込むと鹿島がかわして丸め込む。鹿島がビッグブーツからダブルアーム式フェースバスター。中野が返すと鹿島は見エンブレムを狙う。中野が切り返すが鹿島が強引に押さえ込もうとする。中野がこらえてバックを取るが鹿島が丸め込む。中野が至近距離からドロップキック。バイオレットシューティングを決めタイガースープレックス。中野が3カウントを奪い5勝目をゲット、次の試合の結果待ちながら、決勝進出に望みをつなげた。また、この結果で桃から決勝進出の可能性が消えた。

◆レッドスターズ公式リーグ戦 15分1本勝負

木村花<10点>

11分49秒
タイガーリリー→エビ固め

葉月<8点>

木村花vs葉月の公式戦はともに4勝3敗。どちらも決勝進出の可能性がある者同士の一戦だ。この試合で2点をゲットし、あとは岩谷麻優&渡辺桃の結果待ち、という状況を作り出すのは花か、それとも葉月か。

 バックの取り合いから花がグラウンドにもっていく。葉月がヘッドロックにとり腕を取る。花がネックロックにいくと葉月も取り返していく。葉月がバックにまわると花が腕を取りヘッドロックに移行。葉月のヘッドシザーズを花が脱出。葉月が突進すると花がカットしエルボーを打ち込む。花はボディースラムから吊り天井へ。花がビッグブーツから葉月をロープに追い込み顔面を踏みつける。ブレイクに入った村山レフェリーにつばを吐きつける花。すると葉月が襲いかかり場外に追い出す。場外戦では葉月が花をボードに叩きつける。リングに戻すがすぐに再びリング下に落としてみせる。客席に叩きつけると今度は反対側のボードへ。葉月が花をリングに戻し顔面を蹴っていく。顔面ウォッシュを見舞い、顔面蹴りの連続。葉月のダッシュに花はカウンターのドロップキック、ビッグブーツ連打で反撃開始。葉月が返すとバックブリーカーからビッグブーツのお返し。さらにスワンダイブ式ミサイルキックからフェースロックへ。花がエスケープすると葉月は前方に叩きつけダイビングセントーン投下。しかし花が2カウントでクリアー。葉月が引き起こし垂直落下狙い。切り返した花が腕固め。葉月がこらえてロープへ逃れる。花が突進するが葉月がかわしてコードブレーカー。葉月の二段蹴りを花がかわしビッグブーツ、ブレーンバスター。花が強引に押さえ込むが2カウント。花は腕を取るが葉月が葉・月ストラルへ。花が返すとカウンターでビッグブーツ。葉月が返すと、花はミサイルキックをぶち込む。ここからパッケージパイルドライバーにつなぎ花が3カウントをゲット。花は決勝進出の可能性を残すとともに、この時点で中野たむの決勝進出が消えた。

◆レッドスターズ公式リーグ戦 15分1本勝負

渡辺桃<10点>

9分24秒
ピーチサンライズ

岩谷麻優<8点>

大混戦となったレッドスターズ。最後の公式戦は岩谷麻優vs渡辺桃の一騎打ちだ。このカードは昨年の最終公式戦でも組まれ、ドローながらも岩谷が決勝に駒を進めてそのまま初優勝を成し遂げた。桃としては負けずして初制覇を逃しただけに悔いの残る昨年の5★STAR GPだった。同じ轍は踏まないと臨んだ今年のリーグ戦だが今回もまた岩谷が立ちはだかる。岩谷は5★STAR GP史上初の連覇がかかっているだけに、ここはすっきり勝って決勝進出につなげたい。

 試合前、直前の試合結果から岩谷が勝った場合は岩谷の進出、桃の勝利あるいは引き分けの場合は花の進出となることがアナウンスされた。

 岩谷から握手を求めると桃もゆっくりと応じて笑みを浮かべる。岩谷がゴングと同時にドロップキック。ドラゴン狙いは返されるもジャーマンを決める。桃が返すと岩谷はフロッグスプラッシュ。岩谷はもう一度上がりムーサルトプレス。桃がかわして蒼魔刀。両者ダウン。桃がミドル、岩谷がエルボー。打撃の応酬から桃がミドル連打でコーナーに追い込む。コーナーに振られた桃がドロップキックからサッカーボールキックも連発。岩谷が返すと、桃はロープに固定して背中へのドロップキックをぶち込む。ヒザでカバーするが岩谷がクリアー。桃はミドルキックの連打。岩谷が蹴り返すも桃が強烈な一発で倒してみせる。桃が岩谷を起こしてコーナーへ。しかし岩谷がミサイルキックで逆転。岩谷が突進し低空ドロップキックで場外に送り出す。岩谷がコーナーに上がると桃が戻ってエプロンでBドライバー狙い。岩谷がこらえてハイキック。落ちた桃に岩谷はプランチャ。5分経過。岩谷がダイビングフットスタンプも桃が返す。岩谷はフィニッシュを予告しバックを取る。桃が切り返すが岩谷がドドンパ。桃が返すと、岩谷は再びフィニッシュ宣言。しかし桃が足をキャッチし中央に持っていってBドライバーを決める。岩谷が返すと桃はコーナーから蒼魔刀。2連発を決めるが2カウント。桃はフェースロックにとるが岩谷がエスケープ。桃が突進し投げっぱなし。蒼魔刀も決めるが2カウント。桃は岩谷を起こしてコーナーにのせると雪崩式Bドライバー狙い。しかし岩谷がパワーボムで切り返す。マユコールのなか岩谷はコーナーへ。桃がハイキックからピーチサンライズもう一度決めると3カウント。桃が勝利し岩谷のV2を阻止した。

◆ブルースターズ公式リーグ戦 15分1本勝負

刀羅ナツコ<4点>

7分18秒
昇天→片エビ固め

アンドラス宮城<7点>

9・14大阪(昼)に組まれていた公式戦が林下詩美の欠場でスライド、アンドラス宮城vs刀羅ナツコは最終戦の後楽園でおこなわれることになった。当初、アンドラスに予定されていた詩美との公式戦はアンドラスの不戦勝。アンドラスは得点を7に伸ばし、勝ち越しを懸けた最後のナツコ戦に臨む。対するナツコは不戦勝の1勝のみであとは全敗と不本意な成績を残してしまった。が、最後の最後で昨年のジャングル叫女戦のような白星を獲得し有終の美を飾りたい。相手の決勝進出を阻止するような価値ある白星にはならないかもしれないが、最後で勝つか負けるかではイメージ上、大きな違いがある。ナツコにはインパクトある勝利が求められてくるだろう。

 アンドラスがボードで殴打しようとするがナツコがかわし場外へ。ナツコはイスでアンドラスの背中を殴打する。エプロンから突進するとアンドラスが止めて場外でのブレーンバスター。リングに戻ってもアンドラスの攻勢がつづく。ナツコはエルボーから突進もアンドラスがDDT。アンドラスはコーナーからミサイルキック。ナツコが返すと、夏すみれを呼び込む。夏は渋々ボードを渡す。アンドラスが狂気を使おうとするとレフェリーが止める。そこへナツコがスピア、エルボー連打。ナツコが持ち上げるとアンドラスが切り返す。ナツコは打撃の連打からバックフリップ。アンドラスがミサイルキックから再びコーナーへ。ボードを持ち出したナツコが殴打。連発するとフロッグスプラッシュ。アンドラスが返すとナツコは昇天。アンドラスが返せずナツコが3カウントをゲット。ナツコが不戦勝ではなく正真正銘の2点を挙げた。

◆ブルースターズ公式リーグ戦 15分1本勝負

星輝ありさ<9点>

15分00秒
時間切れ引き分け

花月<9点>

星輝ありさと花月が注目の初シングル。ともに4勝3敗ながら小波がすでに11点を獲得しているため、両者の決勝進出はなくなった。それだけに、かえって後先考えない一騎打ちとなりそうだ。リーグ戦前から気になる選手として花月は星輝を挙げていた。優勝争いからは脱落したものの、タイトルマッチ級の試合になることは必至。問題は、15分の時間制限か?

 両者クリーンに握手をかわし試合開始。星輝がローの威嚇を見せると花月も威嚇の構え。慎重にロックアップし花月が腕を取る。星輝が取り返し背後にまわる。花月がグラウンドに腕を取って持っていく。花月はヘッドロックで立ち上がり再びグラウンドへ。星輝が抜け出しブレイク。花月がサッカーボールキック。星輝がやり返そうとしたが花月が足をつかんでヒザ十字を仕掛ける。星輝がエスケープすると花月は水を含んで星輝をロープに振る。水を星輝とレフェリーに噴射。花月は星輝を挑発。星輝がエルボーで向かっていくと蹴り足をつかんでドラゴンスクリュー。串刺しエルボーアタックから顔面へドロップキック。花月は脳天へのエルボーから顔面をかきむしりサミング攻撃。さらに今度は水をアタマに浴びせる。花月は星輝の脚を取って締め上げる。星輝が逃れると花月は髪をつかんでマット上でまわしていく。「いまのチャンピオンってこんなんなんだ。やり返してみろ!」と花月。星輝はカウンターのスリングブレイドからスリーパーをグラウンドで決める。花月が立ち上がりかけられた状態でコーナーへ。花月はブレーンバスター狙い。星輝が切り返しキックの連打で花月を場外へ。星輝はプランチャをヒットさせる。星輝は花月をリングに戻して1399。花月が返すと、星輝はコーナーに上がる。花月がドロップキックで落として場外トペ。花月は星輝を戻してミサイルキック。打撃連打からハイキック、えびす落とし。花月はデスバレー狙い。星輝が切り返すも花月は脚を取る。10分経過。ヒザ十字固めを星輝がこらえてロープへ。花月はもう一度脚を取って締めていく。担ぎ上げるとえびす落とし。フィニッシュ宣言から大江戸コースター。星輝がかわしてハイキック。両者ダウン状態。星輝が花月を引き起こし、両者立ち上がる。ミドルキックの応酬でどちらも譲らず。残り3分。花月がローの連打からハイキック。星輝がカウンターのニーを連発。残り2分。星輝はレフェリーを押しのけ突進もレッドミストを食らう。花月はえびす落としから大江戸コースター。星輝がニーをぶち込みシャイニングニー、ハイキック。花月が返し残りは1分に。両者ダウン。星輝が引き起こしブラジリアンキック。花月がかわしてデスバレー。残り30秒。両者ダウン。立ち上がって二人のキックが交錯。このまま時間切れ引き分けとなった。試合後、星輝は白いベルトを肩にかけマイク。

星輝「花月さん、私は15分経つ前にギリギリまで味わってからアナタから勝ちたかった。本当、悔しい…。引き分けになった。でも、私は花月さんとこのベルト懸けて、試合したいなって、もっと思いました。ずっと思ってたんで!」

花月がマイクを取ろうとするとエバリーがリングサイドに張り付く姿を発見。エバリーは名古屋大会での挑戦を表明。
星輝「な、名古屋? えっ? 私、花月さんと…。(花月は退場)えっ、いや待って、こんなに見られて。わかった、わかった! 名古屋ね。私、花月さんとやるまでは絶対このベルト誰にも渡さないんだけど、力試しに受けてもいいかな。これはこれでまた楽しみが増えたのと、すっごい楽しみなことはやっぱりあとのほうに持って行ったほうがみんなもおもしろいですかね。大丈夫だね? じゃあ受けます。ありがとうございました。また会いましょう」

◆ブルースターズ公式リーグ戦 15分1本勝負

ビー・プレストリー<10点>

10分7秒
クイーンズ・ランディング

ジェイミー・ヘイター<10点>

ビー・プレストリーとジェイミー・ヘイターの外国人対決。ここでヘイターが勝てばブルースターズ単独首位で決勝進出が決まる。ドローの場合も小波との直接対決に勝っているためジェイミーが進出だ。小波が決勝戦に駒を進めるためには、プレストリーの2点獲得しかない。プレストリーはここまで4勝3敗。しかもそのうちの1勝が林下詩美からの不戦勝とあって赤いベルトの王者としては満足いく結果ではないだろう。それだけに意地でもヘイターの足を引っ張りに来るだろう。プレストリーはこの試合で、クイーンズクエスト同門の小波のアシストにまわりそうだ。

 ヘイターは「(私は)ニバンガイジンオネガイシマス」と握手を求める。が、すぐに豹変して襲いかかる。ヘイターがエプロンのプレストリーをコーナーに叩きつけ場外トペスイシーダ。リングに戻しカバーするが2カウントの繰り返し。ヘイターはプレストリーの顔面を踏みつけていく。蹴り足をつかむと逆片エビ固め。プレストリーがエスケープすると、ヘイターが突進。かわしたプレストリーがネックブリーカー、エプロンから延髄斬り、スワンダイブは崩れるも背中にアタック。ヘイターが突進をかわしてチョークスラム式バックブリーカー。両者ダウン。5分経過。エルボーの打ち合いで立ち上がり、エルボーアタックをぶつけ合う。プレストリーがカウンターのハイキック。トップからのフットスタンプはかわされる。ヘイターがエプロンでつかむがプレストリーがバックにまわる。両者場外へ。ヘイターが戻してエルボー。プレストリーがかわすがヘイターがラリアット連打。プレストリーが返すと、ヘイターがバックを取る。プレストリーが切り返すがヘイターが突進。返したプレストリーがニーアタック連打、変型バックドロップホールド。ヘイターが返すとプレストリーは両手を取ってニーをぶつける。ヘイターが返すと、プレストリーは串刺しニーアタック。そしてクイーンズランディングへ。ヘイターが返せず、プレストリーが勝利。この結果からブルースターズ1位通過は小波に。決勝戦のカードは小波vs花となった。

ビー「ジェイミー、ジェイミー、覚えておいて。ビー・プレストリーがいつもイチバンガイジン。でもジェイミー・ヘイターもすごいファイター。たぶんジェイミーはニバンガイジン。10月からはじまるゴッデス・オブ・タッグリーグはイチバンガイジン、ニバンガイジンが組めば、スゴイね。ジェイミー・ヘイター、ゴッデス・オブ・タッグリーグ、パートナー、お願いします」

◆5★STAR GP2019優勝決定戦 30分1本勝負

木村花<レッドスターズ1位>

14分18秒
ハイドレンジア

小波<ブルースターズ1位>

※5★STAR GP2019優勝は木村花

花がロープをくぐろうとすると小波がドロップキックで奇襲を仕掛ける。コーナーに追い込むと串刺しアタックからサッカーボールキック。カバーを返した花にアンクルロック。花がエスケープすると、小波はドラゴンスクリュー。小波は花の左脚を蹴っていく。花が足をロープにかけて絞り上げる。さらにコーナーに固定して脚を蹴り上げる。ヒザをマットに叩きつけると右ヒザへのストンピング。小波が踏みつけると花は悲鳴を上げる。ロープに振られた花だが途中で倒れてしまう。小波は右ヒザを容赦なく蹴っていく。ロープ際で右ヒザへのニードロップ。さらにヒールホールドからヒザ十字固め。顔面を踏みつけると、ネックロックへ。花がコーナーに振って突進もかわされる。小波が右ヒザを蹴り上げる。花はブレーンバスターを5連発。小波が返し5分経過。花が卍固め、グラウンドに移行。小波はエスケープに成功。花が絶叫しビッグブーツを叩き込む。花はコーナーに上がるが小波がカット。コーナー上でエルボーの打ち合い。花がコーナー上でのコブラツイスト。パッケージパイルの体勢にいくが小波が切り返す。花は小波を宙吊りにするが体勢が崩れる。花がリング下に落下。小波がリング内で待ち構える。花が生還すると小波はダイビングフットスタンプから両脚をロック。サソリ固めの体勢に入るが花が必死のエスケープ。エルボーの打ち合いで10分経過。エルボーの応酬から小波がミドルキック。小波のミドルと花のエルボーが放たれていく。花がダッシュすると小波も疾走。花がキャッチしマットに叩きつけるとカカト落とし。小波が返すと花はフィニッシュを宣言しコーナーへ。ミサイルキックで小波を吹っ飛ばすとパッケージパイルドライバーの構え。切り返した小波がトライアングルランサー狙い。花が切り返すが小波もクリアーして脚をロック。花がエスケープすると小波はジャーマン。花が返すと、小波はトライアングル狙い。花が読んでいてグラウンド卍固め。さらに腕を締め上げると小波がギブアップ。ハイドレンジアで花が5☆STAR GP初優勝を決めた。

優勝…木村花、準優勝…小波、敢闘賞…ジェイミー・ヘイター、殊勲賞…中野たむ、技能賞…AZM。ベストマッチ賞…花月vsジャングル叫女(9・8新木場)。

花「♪キラーキラー光る、私の5★STAR♪ 優勝したぞー! ホー! ホー! ホー! ありがとー!。私の今年の5★STAR、TCSの2人とは違うブロックだったから、2人のどちらかが上がって来てくれるって信じてたけど、ジャングル叫女が上がれなかったのはすごい心残りだから……いつか、いつか……(と泣きながら叫女と抱擁もファンから「嘘泣き」の声)。ウソじゃねーよ! ジジイ、誰だよ! いつかやろう。たぶん足、肉離れした。一緒に病院行ってください。メッチャうれしいありがとー! でもね、でもね、でもね、これがゴールじゃないから。このリーグ勝って、私がずっとずっとやりたかったこと。ビー・プレストリー! カム・ヒア。カモン・ベイビー! ハロー、クイーン・ビー。I wanna kick your ass. I want red belt。(赤いベルトに挑戦したい! それでこのビーッチ・プレストリーのケツを蹴り上げたい! どう?」

プレストリー「私の尻を蹴りたい? 赤いベルトの王者の尻を蹴りたいって? なに言ってんの? まあいいわ。受けてやろうじゃないの」

花「(言葉が)逆転しちゃったね、私日本人なのに(苦笑)。みんな最後まで見てくれてありがとう! じゃあせっかくリング上にスターダムの飼い犬どもが集まっているということで、みんなでTCSの締め、やっちゃおうか。私たちのユニット、トーキョーサイバースクワッドのモットーはみんな違って、みんないいなのね。だから私が『みんな違って、みんないい、それが』ってって言ったら、『トーキョーサイバースクワッド』。そしたらみんなで負け犬達も一緒に『イエッサー』ね。OK?じゃあ、みんな違って、みんないい、それがー、トーキョーサイバースクワッド、イエッサー!」

花のコメント

「♪キラーキラー光る、私の王冠♪ 率直に…うれしい。うれしい。うれしい、な。でも、やっぱり私は5★STAR決勝まで進んで、TCSのどっちかが上がってきて、それで最終決戦をするのがこのシーズン、やりたかったことだったので。途中のジャングル叫女の欠場というのは、いままで無欠場でやってきて、会場にいないというのは、(欠場が)なかった人が急なアクシデントでいなくなってしまったのはけっこう心残りだったし。まあ、きょう勝ちました。でもやっぱり、前の試合の、葉月とのダメージがけっこう残ってて。容赦ない非情な足攻めが本当につらくて、半分、心が折れてた状態で。執念でこの5★STARは勝ち取ったという感じなので。またこなたんパイセンとはやりたい。万全な状態じゃなかったと言ったら言い訳になるけど、またこなたんパイセンの対策を練って、バチバチやりたいなと思ったし。こう見てると、木村花一人でスターダムを侵略するつもりだったけど、もうすでにTCSでスターダムを侵略してるんじゃないかなって。きょうメインでTCS対決して思いました。TCSがスターダムを侵略し始めてますよ。小川さん、大丈夫ですか? スターダムの飼い犬ども、ちょっと気を引き締めてもらわないと、TCS、そして木村花がスターダム乗っ取っちゃうぞ~」

――赤いベルト戦をアピールしたが?

「赤いベルト、すごくやりたくて。去年のこれぐらいの時期ですかね。メキシコから帰ってきて。そのときはタイトルあまり興味がなくて、本当に大江戸隊を潰したいという一心だったので。所属になってからタイトルへの欲望というか、すごく興味が沸いてきて。形にしたい。私はすごくシングルマッチが好きで、シングルマッチでは誰にも負けないという証拠が欲しくて。いまの自分は口だけだなって5★STAR前はすごく思ってたので。とりあえず5★STAR優勝するっていうのは有言実行できて。それまでは赤いベルトに挑戦するのはやめておこうと思って。今回のリーグももし決勝行けなかったらとか、決勝で負けちゃったらとかしたら、もうシングル好きですと言うのやめようかなと思ってたぐらいだったので。無事、有言実行して堂々ときょう、みんなの前で赤いベルトやりたいって。いまの現チャンピオンにも言って、すごく楽しみとともにきょうのメインで自分の弱点がわかったので。もっと弱点を潰していって、絶対王者になりたい」

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