NEWYEAR STARS2020
1月12日(日)静岡・清水マリンビル(観衆222人=満員)
試合結果
◆シングルマッチ 15分1本勝負 |
||
スターライト・キッド |
5分36秒 |
星野唯月 |
◆3WAYバトル 15分1本勝負 |
||
木村花 |
7分11秒 |
ゾーイ・スカイ |
※もう一人はビー・プレストリー
◆ハイスピードGP 公式リーグ戦 10分1本勝負 |
||
レイラ・ハーシュ<4点> |
4分30秒 |
AZM<2点> |
◆花月引退ロード〜ホントに最後の大江戸隊揃い踏み〜 20分1本勝負 |
||
花月 |
12分53秒 |
里歩 |
○鹿島沙希 |
中野たむ |
|
ジェイミー・ヘイター |
飯田沙耶● |
◆タッグマッチ 20分1本勝負 |
||
○ジャングル叫女 |
9分38秒 |
ジュリア |
小波 |
アンドラス宮城● |
◆TCSvsクイーンズ・クエスト 6人タッグマッチ 30分1本勝負 |
||
岩谷麻優 |
10分00秒 |
渡辺桃 |
○星輝ありさ |
林下詩美 |
|
上谷沙弥 |
小野崎玲皇● |
試合詳細リポート
清水大会のオープニングでは、恒例となった小坂井ゆりえリングアナ&星野唯月&上谷沙弥によるTRY☆ANGLEによるライブが行われ、『未来のスターダム』を披露。
しかしここで突然昨年2月の清水大会に突如登場したカゲコが再来しリングへ乱入。カゲコの存在を知る小坂井アナはカゲコとの再会を喜ぶが、昨年後半にデビューした星野と上谷はカゲコの存在を知らず「いやいや、花月さんじゃないですか」と冷静なツッコミを入れる。これにカゲコは「花月じゃないわよ!カゲコだわよ!」と憤慨。腑に落ちない表情を浮かべて小首をかしげる星野&上谷を尻目に、カゲコはマブダチの花月が2月に引退するため自身も本日をもってアイドル活動を卒業することを電撃発表。
カゲコは「今日を持ちましてアイドルを卒業します。カゲコのことは嫌いになってもスターダムのことは嫌いにならないでください!」と涙声で叫び、リングにマイクを置いて泣きながら走り去っていった。
◆シングルマッチ 15分1本勝負 |
||
スターライト・キッド |
5分36秒 |
星野唯月 |
刀羅ナツコ、夏すみれがインフルエンザで欠場となったことで既報カードに変更が生じ、急遽実現したキッドvs星野という未来のハイスピード戦線を彩ることが期待される両者のシングルマッチ。
ゴング前にしっかりと握手を交わした両者は、ロックアップから押し込み合い、キッドが押し込んでクリーンブレイクすると星野がエルボー連打からドロップキック。これをかわして自爆させたキッドがヘッドロックで捕らえ、星野がロープに振るとクロスチョップで反撃しボディスラム。さらにキッドは星野をロープに振っていくが、星野はドロップキック。キッドも即座にドロップキックで反撃してロープに飛ぶが、星野はお返しのドロップキック3連発。流れを掴んだ星野はボディスラムを狙っていき、キッドがこらえるとバックを取っておぶさる形で胴絞スリーパーへ。
キッドがロープブレイクすると星野はキッドの背中へドロップキックを叩き込み、コーナーに振ろうとするがキッドが振り返して突撃。これをドロップキックで迎え撃った星野は串刺しドロップキックからボディスラム。そして「終わり!」と宣言してウラカン・ラナを狙うが、キッドがかわすと星野は着地して足への低空ドロップキック。星野がロープに飛ぶが、キッドは十字架固めで切り返し、星野がキックアウトすると「一発喰らえ!」とその場飛びムーンサルトプレス。さらに引き起こしていくが、星野はスクールボーイで粘り、起き上がり際に低空ドロップキック。さらに突っ込んでいく星野へ、キッドは横回転エビ固めからボディスラムを狙うが、星野は首固めで切り返してからランニングエルボーを狙う。これをキャッチしたキッドが組み付いてライトニングスパイラル。続けてコーナーに飛び乗って旋回式フロッグスプラッシュで押しつぶすとこれで3カウント。
試合後、キッドは倒れ伏す星野の横で屈んでなにかをささやき、星野の健闘を讃えてから退場していった。
◆3WAYバトル 15分1本勝負 |
||
木村花 |
7分11秒 |
ゾーイ・スカイ |
※もう一人はビー・プレストリー
花、ビー、スカイと誰がいつどの王座に絡んでもおかしくない実力者が揃った3WAYバトルは、ゴングが鳴っても3人でリングを回りながらにらみ合う殺伐とした立ち上がり。
スカイがエルボーで二人に攻撃を仕掛けて均衡を破ると、花がアームドラッグでスカイを場外に放り出し、ビーとの激しいロープワーク合戦を展開。これを制したビーが花へドロップキックを放つとスカイがリングに戻ってビーにダブルニーアタックからランニングPK。さらにスカイはビーをコーナーに押し付けて顔面を踏みつけていき、ハンマーパンチを打ち下ろしていく。ビーはこれにエルボーで反撃するとスカイもエルボーを打ち返すエルボー合戦へと発展。ここに花も加わって三つ巴の打撃戦となり、これを優位に終えた花がロープに飛ぶが、ビーとスカイはダブルチョップで花を蹴散らし、再び2人でのエルボー合戦を再開。
その間に花がコーナートップに上がってミサイルキックで飛び込んでくるが、2人はこれを回避して花を自爆させ、2人で花をロープに振っていくが、花は2人まとめてドロップキックで吹き飛ばし、ビーへコブラツイスト。ここにスカイがラリアットで突っ込んでくると花はスカイも捕縛して2人同時のコブラツイストに持ち込み、スカイが逃れるとビーへボディスラムを狙う。ここにスカイが戻ってきてチョップを連打するも、花はビッグブートで蹴散らし、ビーへ「カモーン!ダブルブレーンバスター!」と共闘を要求。
花とビーは2人でスカイをブレーンバスターで上げるが、途中で花が手放し、スカイを持ち上げたままのビーへスクールボーイで漁夫の利を狙う。これをキックアウトしたビーは激怒し、レフリーを盾にしながら花に襲いかかるが、花はレフリーを突き飛ばしてどかすとビーへのビッグブートでロープ際に吹き飛ばし、観衆を煽りながら貫通ビッグブートを連発。そしてビーをぶっこ抜きブレーンバスターで叩きつけ、ハイドレンジアを狙っていくが、ビーはこれを振り払ってジャンピングニー。そして「フィニッシュ!」と叫んでクイーンズ・ランディングを狙って担いでいくが、ここにスカイが入ってきてカット。3人入り乱れる乱戦となる中、ビーは花にハイキックを叩き込み花がダウン。そこへスカイがビーへコードブレイカーを見舞って排除すると、スカイは花へランニングニーを突き刺してからコーナーに上って飛びかかるが、花はこれをかわして着地したスカイに絡みついてハイドレンジアで捕縛。これがガッチリと極まるとスカイはたまらずタップアウト。
◆ハイスピードGP 公式リーグ戦 10分1本勝負 |
||
レイラ・ハーシュ<4点> |
4分30秒 |
AZM<2点> |
前日の大阪大会で開幕したハイスピードGPでAZMとレイラはそれぞれ初戦で勝利を飾っており、ともに連勝を狙いたいこの試合。
両者握手をせずにゴングが鳴ると、AZMは「よっしゃいくぞー!」とAZMコールを煽り始める。手4つで組み合うとパワーで勝るレイラが突き飛ばし、アームドラッグ。AZMもコルバタから低空ドロップキックを見舞い、さらにロープに飛んでいくがレイラはニーリフトでカウンターし、ロープ際に吹き飛んだAZMへ串刺しラリアットを連発。AZMはドロップキックを放つが、レイラはこれを回避して自爆させ、自らはロープに飛んでラリアットを放つが、AZMはこれをかわして飛び付いていきクリストへ。レイラがこれを外そうとすると即座に技を解いてブレーンバスターで叩きつける機転を見せ、続けてコーナートップからダイビングフットスタンプを投下。レイラはこれをかわし、着地したAZMの後頭部へランニングニー。今度はレイラがコーナーに上って三角飛び式ムーンサルトプレスを狙うが、AZMは追いすがって妨害し、雪崩式のファンタスティックフリップ。そしてAZMもコーナートップに上がってダイビングフットスタンプ。これを2で返されるとAZMはミスティカから腕固めに入るが、レイラが身を起こして上をとってからアーム・バーで切り返す。
AZMがブレイクするとレイラはバックドロップを狙うが、これを振り払ったAZMがハイキックを叩き込んでロープに飛ぶ。レイラがカウンターのラリアットを叩き込むとAZMが交通事故のように宙に舞い、さらにレイラがオリンピックスラムで叩きつけるもカウントは2。続けてレイラがジャーマン・スープレックスを狙うとAZMはカサドーラの体勢からあずみ寿司。これを返されるとさらにハイキックを叩き込んでいくが、レイラはこれを耐えきってジャーマン・スープレックスで叩きつけ、素早くコーナーに飛び乗って三角飛び式ムーンサルトプレス。これが決まり手となり、レイラがハイスピードGP2連勝のロケットスタートを決めた。
◆花月引退ロード〜ホントに最後の大江戸隊揃い踏み〜 20分1本勝負 |
||
花月 |
12分53秒 |
里歩 |
○鹿島沙希 |
中野たむ |
|
ジェイミー・ヘイター |
飯田沙耶● |
ナツコがインフルエンザで欠場となったためジェイミーが代わりに参戦。花月にとって所属ラストの大江戸隊揃い踏みとなるこの試合は、大江戸隊vsSTARSの対抗戦と呼べる試合に。
鹿島がSTARSを裏切ったことをまだ許していないたむが1人で前に進み出て鹿島を睨みつけながら右手を差し出すが、鹿島がその手を蹴飛ばして応える。激怒したたむが鹿島に殴りかかってゴングが鳴るが、大江戸隊は3人でたむを集中攻撃して場外に蹴り出すと全員入り乱れた場外戦へと突入。
最初に花月が飯田をリングに放り込み、続けてリングに戻った鹿島が「ゴムパッチン行くぞ~!」と宣言。飯田の口にゴムを咥えさせ、花月が観客席で手を離して飯田の顔面に大ダメージ。花月は「もう一回!」とコールを煽り、再び飯田の口にゴムを咥えさせると今度はジェイミーが観客席までゴムを引っ張っていくが、飯田が先に口を開けたためゴムはジェイミーに飛んでいきジェイミーにダメージ。
鹿島は「空気読めよ!」と飯田の顔面を踏みつけてからジェイミーにタッチ。
ジェイミーは花月、鹿島とともに飯田の顔面を踏みつけ、さらにボディスラムから「ダイジョウブ~?」と心配しながら顔面をグリグリと踏みつけ、さらにコーナーへ飯田の顔面を何度も叩きつける。
花月に代わると、花月は飯田をロープに振って毒霧。これに猛抗議する里歩にも毒霧。激怒する佐渡レフリーにも毒霧を見舞う。そして飯田をコーナー下に座らせてセットすると、花月が今大会を欠場している夏の得意とするブロンコバスターからの腰振りというムーブを見せるという大江戸隊の絆を垣間見せ、飯田へ「来いよ来いよ~」と挑発しながらチョップを打たせていく。
2日後の14日にデビュー1周年を迎える飯田は成長を見せるべく怒涛のマシンガンチョップを見舞い、花月が抜け出してロープに走るとカウンターのダブルチョップ。なんとか里歩へタッチ。
里歩は花月へダイビングクロスボディから619。さらにブレーンバスターを狙うが、花月が耐えて持ち上げ、バックフリップで一矢報いてジェイミーにタッチ。
ジェイミーは里歩に串刺しラリアットからスライディングニー。続けてコーナーに上っていくが、たむと飯田がこれを妨害してリング内に投げ込むと、里歩がコーナートップからダイビングフットスタンプ。里歩は「終わりだ!」とノーザンライトスープレックスホールドもカウントは2。里歩はロープに飛ぶが、ジェイミーはカウンターのラリアット。両者大の字となり、両者タッチへ。
たむと鹿島の対面となると、因縁ある両者はゴツンと音が響くほどの勢いで額を突き合わせてにらみ合い、たむが「笑ってんじゃねえよ」とエルボー。両者鈍い音を響かせながらエルボーで打ち合っていき、たむが野太い雄叫びを上げながら怒涛の連打。さらにロープに飛ぶが、鹿島がカウンターのビッグブートを決めてロープ際に吹き飛ばし、貫通ビッグブート。さらにボディシザースホイップから「たむ!そんなもんか!どうした!」と顔面を蹴飛ばしていく。たむは膝立ちになりながらもエルボーを放っていくが、鹿島は容赦ないストンピング。しかし鬼の形相で立ち上がったたむはビンタからダイヤモンドカッター。ここに大江戸隊の面々が乱入してきてたむにトレイン攻撃を見舞うと、鹿島がダイビングフットスタンプ。そして旋回式フェイスバスターを狙っていくが、たむがこらえて振り払い、スピンキックで側頭部を蹴りぬくと飯田にタッチ。
飯田はコーナートップからミサイルキックを叩き込むと「まだだ!起きろ!」と2発目のミサイルキック。さらに「まだだ!」と3発目も決めて見せ、気迫の連続フォール。そして里歩とたむを呼び込むと、3人で鹿島に同時の低空ドロップキック。飯田は「もらった!」と飯田橋も鹿島はギリギリでキックアウト。飯田はエルボー連打からロープに飛ぶが、エプロンから花月が毒霧を噴射すると、視界を失った飯田にジェイミーがラリアット。鹿島はダブルアーム・スープレックスホールドから旋回式フェイスバスターを狙うが、飯田がこれを振り払ってロープに飛ぶ。しかしまたしてもエプロンに飛び出してきた花月が飯田を大江戸隊ボードで殴打すると飯田の足が止まり、すかさず鹿島がmy emblemで突き刺して試合を決めた。
試合後、怒りの収まらないたむは鹿島へと突っ込んでいき、セコンド陣が全力でこれを引き剥がした。
◆タッグマッチ 20分1本勝負 |
||
○ジャングル叫女 |
9分38秒 |
ジュリア |
小波 |
アンドラス宮城● |
現ゴッデス・オブ・スターダム王者の叫女&小波が揃い、19日の後楽園ホール大会で新ユニット結成を発表しているジュリアがアンドラスを引き連れて対峙するこの試合。
両軍ともに握手を望まず、叫女とアンドラスでゴングが鳴るとショルダータックルでのぶつかり合いとなり、アンドラスがこれを制して叫女を場外に蹴り出していくと4人入り乱れての場外戦へ。ジュリアはイスを持ち出して小波を殴打し、さらにアンドラスが叫女の右腕をコーナポストにくくりつける中でジュリアがイスを振り下ろす。
ジュリアは叫女をリングに戻すと、アンドラスとジュリアが2人でそれぞれ腕を取って同時の脇固め。これをレフリーに咎められると解放してジュリアにタッチ。
ジュリアは叫女の右腕をロープにくくりつけてグリグリと踏みつけていき、アンドラスにタッチ。
アンドラスは叫女の右腕を掴んで振り回してから脇固めに入り、叫女が足を伸ばしてブレイクすると、うつ伏せになった叫女の腕を取りながら肩関節を踏み潰す非情な腕攻め。
再びジュリアが出ていくると、「ここが痛いのか~!ここが痛いのか~!」と叫女がガチガチにテーピングで固めている肩に噛み付いていき、掌底連打からチキンウイングアームロック。これは小波がカットするも、アンドラスが小波を排除。
ジュリアは「チャンピオンだろ!どうした!」と両腕を広げて叫女を挑発し、叫女はエルボーを放っていくが力が入らず。ジュリアがロープに飛ぶと叫女は捨て身のショルダータックルでジュリアを吹き飛ばし、なんとか生還。
小波とジュリアの対面となり、小波がスライディングキックからジュリアをリバースインディアンズデスロックに固め、カットに来たアンドラスを捕縛してブレーンバスター。ジュリアの足にもダメージが入り、小波は足のクラッチを解かず絞り上げていくも、ジュリアはなんとかロープを掴む。小波はジュリアをコーナーに振っていくが、ジュリアが振り返して小波をセカンドロープに寝かせると、そこへダイビングフットスタンプを投下してファルコンアロー。アンドラスにタッチ。
アンドラスは小波をコーナーに振って串刺しランニングエルボーさらにロープに飛ぶが、叫女がエプロンから一撃入れ、小波がアンドラスを回転エビ固め。ここに叫女がラリアットを合わせる合体技を決め、叫女にタッチが回る。
叫女は気迫のショルダータックルを連打していくが、ジュリアがエプロンから叫女の背中にキックを見舞うとよろけてしまい、この隙を見逃さずアンドラスが脇固め。そこへジュリアがコーナートップからのミサイルキックで追撃し、2人で叫女をブレーンバスターで投げようとするが、叫女が振り払い、ダブルラリアットで2人まとめてなぎ倒す。
ここに小波が加勢に入り、ハイキックやエルボーを2人で立て続けに打ち込んでから叫女がアルゼンチンコースター。そして叫女がアンドラスをパワーボムで投げる体勢に入り、叩きつける動きに合わせて小波がミサイルキックを合わせる合体技を炸裂させるとこれでカウント3。
叫女「1月19日!後楽園、ゴッデス防衛戦前に、2人で勝ちました~!ジュリア、アンドラス、二人とも期待してたのに、なんだか混ざりきってないカクテルのようでしたねえ!それに比べて私達は洗練され……」
(ジュリアが叫女からマイクを奪い取る)
ジュリア「うっせえよ。そんなこと言われなくても分かってるよ。そのベルト、私も欲しいです。でも、ちゃんと、ちゃんとタッグパートナー見つけてくるんで、近々ね。そのときまで、アリーヴェデルチ。またな?……(アンドラスへ)お前はさよならだよ」
(アンドラスは後頭部を押さえながら1人とぼとぼと退場。別方向へジュリアも退場)
叫女「……ゴッデス、防衛した暁には美味しいお酒で乾杯しようね」
◆TCSvsクイーンズ・クエスト 6人タッグマッチ 30分1本勝負 |
||
岩谷麻優 |
10分00秒 |
渡辺桃 |
○星輝ありさ |
林下詩美 |
|
上谷沙弥 |
小野崎玲皇● |
“STARSvsQueens Quest”の構図となる6人タッグマッチは、赤いベルト戦が決まっている岩谷と桃、白いベルト戦が決まっている星輝と詩美という2つの王座が絡むダブル前哨戦。前日の大阪大会では桃が岩谷へ掟破りのドラゴン・スープレックスを見舞うなど驚く場面もあり、この日が最後となる両組の前哨戦には注目が集まっていた。
岩谷と桃が互いに指差し合って先発で出ていき、ゴングが鳴ると桃がローキックで先制。岩谷がスピードで翻弄しようとするが、桃は的確にミドルキックを叩き込んで勢いを潰していく。ここに星輝と上谷が入ってきて桃に集中攻撃を見舞い、3人同時の低空ドロップキック。岩谷は上谷にタッチ。
上谷は桃にドロップキックからコーナーに振って突撃するが、桃はカウンターのドロップキックを叩き込み、上谷の髪を掴みながらサッカーボールキックを小刻みに9連打。「どうしたアイドルぅ~!」と挑発しながらコーナーに叩きつけて詩美にタッチ。
詩美は上谷へボディスラム2連発から小野崎にタッチ。
小野崎は上谷へボディスラム、エルボードロップ2連発から詩美にタッチ。
詩美は桃とともに上谷をロープに振ってダブルのフラップジャック。ここに小野崎がエルボードロップで追撃し、詩美が上谷へキャメルクラッチ。上谷がなんとか自力でロープブレイクすると、詩美は上谷をロープに振る。上谷はドロップキックを放ち、一度はかわされながらも2発目をヒットさせて岩谷にタッチ。
岩谷は詩美へスクールボーイからのスライディングニーアタック。ここで桃と小野崎が2人で岩谷に襲いかかるも、岩谷は二人の腕を取ってロープでバウンドしながらアームドラッグ。そして星輝とともに2人でランニングニーの競演を見せ、岩谷がダブルリストアームサルトで詩美を投げきってから星輝にタッチ。
星輝は詩美をコーナーに追い込んでローキックを連打。さらに突撃していくが、詩美はこれをかわしてラリアットから低空ドロップキック。さらにスリーパーホールドで星輝を弱らせてからジャーマン・スープレックスを狙うが、星輝はこれを振り払ってコンビネーションスピンキックからトラースキック。さらにレインメーカー式ハイキックを放つが、これをかわした詩美がラリアット。小野崎にタッチ。
小野崎は星輝にエルボー連打からダイビングバックエルボー。さらにガンスタンからロープに飛ぶが、星輝が追走ジャンピングニーを叩き込む。しかしここにQQの面々が立て続けにリングに上がり、星輝へ詩美が背負投げ、桃が蒼魔刀、小野崎がスクールボーイと猛攻を駆けてフォールもSTARS勢が総出でカット。乱戦となる中、上谷がコーナートップから小野崎へミサイルキック、星輝もコーナートップから1399を叩き込んでフォールに行くが、これは桃がカット。ここに猛然と岩谷が突っ込んできて桃をトラースキックで吹き飛ばして排除して場外へ。ここで上谷がコーナートップに上がり、足を震わせながらも場外プランチャを敢行して追撃。リング上の星輝に勝負を託す。
リング上では、星輝がブラジリアンキックを放つが、小野崎はこれを回避してもう片方の足に組み付いて横回転エビ固め、十字架固めと丸め込みでの金星を狙っていくが、星輝は好転してこれを抜け出し、起き上がりにバズソーキック、間髪入れずに頭頂部へ踵落としを見舞い、助走をつけてSHiNiNG IMPACTを叩き込むとこれでカウント3。
星輝「静岡の皆さん、あけましておめでとうございます。えっとですね、今年STARS、QQに負けまくってたんですけど、昨日と今日と、2日連続でQQに勝つことが出来ました!(セコンドに付いていたたむが必死にアピール)あ、昨日はキミね(笑)今日は直接ね、林下さんからピンを取れなかったことは悔しいですけども、だからこそ1月19日の後楽園大会が、より、メッチャ楽しみになりましたぁ~♪」
(星輝が詩美の眼前で煽っていくと、詩美が突如襲いかかり星輝へスリーパーホールド。敵・味方・セコンド陣が総出で必死に引き剥がすと詩美がマイクを取る)
詩美「おい、お前無駄口が多いんだよ。後楽園はその無駄口もたたけなくしてやっからな」
(QQの面々が先に退場)
星輝「……なんかあの人、感情が乱れてるんじゃないですか?(笑)私の思い通りです、それなら。じゃあまた1月19日の後楽園でね~?(笑)……はい!」
(岩谷にマイクを渡すと、岩谷は戸惑いながらも観客席に向けて身を乗り出す)
岩谷「静岡の皆さ~ん!こんばんは~!というわけで、今年も静岡に来れてよかったです!この赤いベルトの王者として!今年また何回か静岡来られるように頑張りたいと思いますので、これからもよろしくお願いします!」
(岩谷が星輝にマイクを渡す)
星輝「じゃあ(マイクが)帰ってきたので、私が締めさせていただこうと思います!いいですか皆さん!私達が『今を信じて明日に輝け!We are…』って言ったら、『STARS!』って返してください!いいですか?!スタンダップ・プリーズ!立ってください!じゃあ行きますよ皆さん!せーの!今を信じて明日に輝け!We are STARS!」
“STARSvsQueens Quest”の構図となる6人タッグマッチは、赤いベルト戦が決まっている岩谷と桃、白いベルト戦が決まっている星輝と詩美という2つの王座が絡むダブル前哨戦。前日の大阪大会では桃が岩谷へ掟破りのドラゴン・スープレックスを見舞うなど驚く場面もあり、この日が最後となる両組の前哨戦には注目が集まっていた。
岩谷と桃が互いに指差し合って先発で出ていき、ゴングが鳴ると桃がローキックで先制。岩谷がスピードで翻弄しようとするが、桃は的確にミドルキックを叩き込んで勢いを潰していく。ここに星輝と上谷が入ってきて桃に集中攻撃を見舞い、3人同時の低空ドロップキック。岩谷は上谷にタッチ。
上谷は桃にドロップキックからコーナーに振って突撃するが、桃はカウンターのドロップキックを叩き込み、上谷の髪を掴みながらサッカーボールキックを小刻みに9連打。「どうしたアイドルぅ~!」と挑発しながらコーナーに叩きつけて詩美にタッチ。
詩美は上谷へボディスラム2連発から小野崎にタッチ。
小野崎は上谷へボディスラム、エルボードロップ2連発から詩美にタッチ。
詩美は桃とともに上谷をロープに振ってダブルのフラップジャック。ここに小野崎がエルボードロップで追撃し、詩美が上谷へキャメルクラッチ。上谷がなんとか自力でロープブレイクすると、詩美は上谷をロープに振る。上谷はドロップキックを放ち、一度はかわされながらも2発目をヒットさせて岩谷にタッチ。
岩谷は詩美へスクールボーイからのスライディングニーアタック。ここで桃と小野崎が2人で岩谷に襲いかかるも、岩谷は二人の腕を取ってロープでバウンドしながらアームドラッグ。そして星輝とともに2人でランニングニーの競演を見せ、岩谷がダブルリストアームサルトで詩美を投げきってから星輝にタッチ。
星輝は詩美をコーナーに追い込んでローキックを連打。さらに突撃していくが、詩美はこれをかわしてラリアットから低空ドロップキック。さらにスリーパーホールドで星輝を弱らせてからジャーマン・スープレックスを狙うが、星輝はこれを振り払ってコンビネーションスピンキックからトラースキック。さらにレインメーカー式ハイキックを放つが、これをかわした詩美がラリアット。小野崎にタッチ。
小野崎は星輝にエルボー連打からダイビングバックエルボー。さらにガンスタンからロープに飛ぶが、星輝が追走ジャンピングニーを叩き込む。しかしここにQQの面々が立て続けにリングに上がり、星輝へ詩美が背負投げ、桃が蒼魔刀、小野崎がスクールボーイと猛攻を駆けてフォールもSTARS勢が総出でカット。乱戦となる中、上谷がコーナートップから小野崎へミサイルキック、星輝もコーナートップから1399を叩き込んでフォールに行くが、これは桃がカット。ここに猛然と岩谷が突っ込んできて桃をトラースキックで吹き飛ばして排除して場外へ。ここで上谷がコーナートップに上がり、足を震わせながらも場外プランチャを敢行して追撃。リング上の星輝に勝負を託す。
リング上では、星輝がブラジリアンキックを放つが、小野崎はこれを回避してもう片方の足に組み付いて横回転エビ固め、十字架固めと丸め込みでの金星を狙っていくが、星輝は好転してこれを抜け出し、起き上がりにバズソーキック、間髪入れずに頭頂部へ踵落としを見舞い、助走をつけてSHiNiNG IMPACTを叩き込むとこれでカウント3。
星輝「静岡の皆さん、あけましておめでとうございます。えっとですね、今年STARS、QQに負けまくってたんですけど、昨日と今日と、2日連続でQQに勝つことが出来ました!(セコンドに付いていたたむが必死にアピール)あ、昨日はキミね(笑)今日は直接ね、林下さんからピンを取れなかったことは悔しいですけども、だからこそ1月19日の後楽園大会が、より、メッチャ楽しみになりましたぁ~♪」
(星輝が詩美の眼前で煽っていくと、詩美が突如襲いかかり星輝へスリーパーホールド。敵・味方・セコンド陣が総出で必死に引き剥がすと詩美がマイクを取る)
詩美「おい、お前無駄口が多いんだよ。後楽園はその無駄口もたたけなくしてやっからな」
(QQの面々が先に退場)
星輝「……なんかあの人、感情が乱れてるんじゃないですか?(笑)私の思い通りです、それなら。じゃあまた1月19日の後楽園でね~?(笑)……はい!」
(岩谷にマイクを渡すと、岩谷は戸惑いながらも観客席に向けて身を乗り出す)
岩谷「静岡の皆さ~ん!こんばんは~!というわけで、今年も静岡に来れてよかったです!この赤いベルトの王者として!今年また何回か静岡来られるように頑張りたいと思いますので、これからもよろしくお願いします!」
(岩谷が星輝にマイクを渡す)
星輝「じゃあ(マイクが)帰ってきたので、私が締めさせていただこうと思います!いいですか皆さん!私達が『今を信じて明日に輝け!We are…』って言ったら、『STARS!』って返してください!いいですか?!スタンダップ・プリーズ!立ってください!じゃあ行きますよ皆さん!せーの!今を信じて明日に輝け!We are STARS!」
<試合後コメント>
岩谷麻優&星輝ありさ&上谷沙弥
星輝「スターダム静岡大会、無事STARSが勝つことが出来ました!麻優ちゃんは?桃?」
岩谷「今日が最後の前哨戦ということで、6人タッグっていうこのメンバーが多い中で、あまりバチバチにやり合うことは出来なかったので、19日、後楽園、渡辺桃の覚悟を感じつつも、自分がやっぱ、ね?桃より6年も長く生きてるんで(笑)経験値を見せつけたいと思います!」
星輝「私も19日に林下さんとやっとこのベルトをかけて戦うことが出来るんですけど、今日は直接林下さんから勝ったわけじゃないけれど、だからこそ1月19日の後楽園がより楽しみになったのと、あの人も取り乱し始めているので、メッチャ嬉しいです(笑)ホント魂のぶつかり合いの試合がしたいので、後楽園までにもっともっと相手のワーッと湧き出るような感情を刺激していきたいと思います」
上谷「自分はスターダムの顔である麻優さんとありささんと一緒にタッグを組ませていただいて、メインで試合をさせていただけて本当に勉強になりました。これからもっともっと自分は成長していって、フューチャーのベルトが目標なので、その目標に向かって頑張っていきたいと思います!」
星輝「ライバル一緒や(笑)」
岩谷「確かに(笑)」
星輝「じゃあ……締める?どうやって締める?」
岩谷「……『ありがとうございました』?」
星輝「ありがとうございました!(笑)……(上谷が)ギリギリSTARSじゃないから『STARS!』って出来ないの~(笑)」