スターダム9周年記念日 in 大阪
1月26日(日)エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)第2競技場 (観衆626人)
試合結果
◆3WAYバトル 15分1本勝負 |
||
AZM |
6分5秒 |
星野唯月 |
※もう一人は小野崎玲皇
◆ハイスピードGP 公式リーグ戦 10分1本勝負 |
||
DEATH山さん。<2点> |
3分2秒 |
スターライト・キッド<0点> |
◆タッグマッチ 15分1本勝負 |
||
○ビー・プレストリー |
8分14秒 |
中野たむ |
ゾーイ・スカイ |
上谷沙弥● |
◆STARSvsドンナ・デル・モンド タッグマッチ 20分1本勝負 |
||
○ジュリア |
11分16秒 |
星輝ありさ |
舞華 |
飯田沙耶● |
◆TCSvs大江戸隊 6人タッグマッチ 20分1本勝負 |
||
○刀羅ナツコ |
12分58秒 |
木村花 |
鹿島沙希 |
小波 |
|
夏すみれ |
レイラ・ハーシュ● |
◆SWA世界選手権試合 30分1本勝負 |
||
<挑戦者> |
15分31秒 |
<王者> |
ジェイミー・ヘイター |
林下詩美 |
※第4代王者の林下詩美が4度目の防衛に失敗。ジェイミー・ヘイターが第5代王者となる
◆花月引退ロード〜ラスト・スターダム〜 タッグマッチ 30分1本勝負 |
||
渡辺桃 |
19分17秒 |
花月● |
○ジャングル叫女 |
岩谷麻優 |
試合詳細リポート
◆3WAYバトル 15分1本勝負 |
||
AZM |
6分5秒 |
星野唯月 |
※もう一人は小野崎玲皇
ハイスピードGPを提唱したAZMが小野崎玲皇、星野唯月と3WAYマッチで対戦。小野崎、星野ともエントリーこそしていないが将来のハイスピード戦線に加わる可能性は高いだろう。スピードでリードするAZMにどう食らいついていくか、未来を占う闘いでもある。
星野が「お願いします」と手を差し出すとクイーンズクエストの小野崎とAZMだけが握手する。試合が始まるとAZMが「こいよ」と手四つに誘う。力比べからAZMと小野崎が共闘、2人がかりで押さえ込む。星野が返すと2人でコーナーに振って次々串刺し攻撃。ところがAZMが小野崎を裏切って星野と共闘。星野がキャメルに決めるとこんどはAZMが星野を裏切りのドロップキック。小野崎がAZMにエルボーアタックをコーナーから放つ。小野崎はフェースクラッシャーもAZMがクリアー。エルボー連打の小野崎にAZMはカウンターのドロップキック。星野が小野崎をどけるようにしてAZMにドロップキックの連打。星野はボディースラムをAZMに見舞う。AZMが抜け出すと小野崎が星野を踏み台にしてエルボー。小野崎と星野がダブルのドロップキックで競演。さらにダブルのブレーンバスターを狙うが反対に投げられる。AZMは小野崎の上に星野を乗せてダイブするもかわされる。星野が2人まとめて押さえ込み。小野崎と星野が突進するが星野が裏切って小野崎にドロップキック。星野が突進し、AZMをかわして背後から飛びつく。AZMが星野にミサイルキック。ブレーンバスターは星野がこらえて丸め込み。返したAZMがブレーンバスター。星野が返すと、AZMはダイビングフットスタンプ投下。星野が返せずAZMが3カウントを奪ってみせた。
◆ハイスピードGP 公式リーグ戦 10分1本勝負 |
||
DEATH山さん。<2点> |
3分2秒 |
スターライト・キッド<0点> |
里歩が保持するハイスピード王座への挑戦権を巡るリーグ戦。スターライト・キッドvsDEATH山さん。の公式戦は両者とも0勝1敗同士。5名のエントリーによるリーグ戦だけに連敗はきつい。初勝利を挙げ、優勝戦線に名乗りを挙げるのはどちらか。
キッドが握手を求めるがデスヤマは応じない。ロープワークからキッドがアームホイップ、場外へ飛ぶと見せかけフェイントをかける。デスヤマはリングサイドで間合いを取ってキッドをイラつかせる。ゆっくりとリングインするとキッドがドロップキック、ロープにかけて619を放つ。その場跳びムーンサルトプレスはデスヤマが返す。キッドはフィッシャーマンを狙うがデスヤマがこらえきる。キッドが不知火狙いもデスヤマが抱え上げる。しかしキッドが顔面をマットに叩きつけコーナーへ。ダイビングボディーアタックを放つとフィッシャーマン。デスヤマが返すとキッドはフィニッシュを宣言しダイビングボディープレス。デスヤマがかわしてニーアタック。こんどはデスヤマがコーナーに上がりダイビングセントーン。決まったと思われたがキッドがなんとか返す。デスヤマが丸め込むとキッドが丸め込み切り返しの応酬に。キッドが飛びついてキッちゃんボム狙い。デスヤマが2度切り返して丸め込むと3カウントが入った。
◆タッグマッチ 15分1本勝負 |
||
○ビー・プレストリー |
8分14秒 |
中野たむ |
ゾーイ・スカイ |
上谷沙弥● |
中野たむと上谷沙弥がスターダム★アイドルズタッグを結成、外国人チームと対戦する。1・19後楽園でゴッデス・オブ・スターダム王座を奪取したビー・プレストリーは大江戸隊に合流して初めての試合。今回はベルトを取ったジェイミー・ヘイターではなくゾーイ・スカイとのチームで大江戸隊初陣に臨む。
プレストリーが握手と見せかけ中指を突き立てる。先発は上谷とスカイ。スカイがロープに押し込んでエルボー。上谷はドロップキック。2発目を狙うがエプロンからプレストリーがカットする。プレストリーはスカイとともに上谷を踏みつける。プレストリーは上谷にサッカーボールキック、背中を何度も踏みつける。さらにエプロンに追い込むとチンロック。プレストリーは「イチバン」をアピールしスカイに託す。スカイが上谷をコーナーに追い込みノドを踏みつけていく。挑発するスカイに上谷はエルボー連打。上谷はドロップキックから中野にタッチ。中野はスカイにニーアタック。プレストリーが乱入しダブルの攻撃。中野がクローズラインをかいくぐり2人まとめてDDT。スカイには側転ダブルニードロップ。スカイがエルボーアタックからトラースキック。中野を担ぐとシットダウンで叩きつける。プレストリーが中野に串刺しエルボー。中野をかいくぐりハイキック。中野はカウンターのスピンキックもプレストリーがカウンターでニーのお返し。中野はジャーマンを放つが2カウント。上谷がプレストリーにミサイルキック。プレストリーが返すと上谷はさらにドロップキックを連打する。上谷はエルボー連打、スカイが乱入しプレストリーを援護。プレストリーはフットスタンプも上谷が返す。プレストリーがバックを取るが上谷が回避。中野がプレストリーにバイオレットシューティング、ダイビングダブルニー。上谷がその場跳びシューティングスタープレスを放つが2カウント。スカイが中野をカットし場外へ。上谷がもう一発いくがプレストリーがカットし、バックドロップ。プレストリーはニーをぶち込み上谷を2カウントで引き起こす。両腕を取ってもう一発ニーを叩き込むと上谷が返せず3カウントが入った。
◆STARSvsドンナ・デル・モンド タッグマッチ 20分1本勝負 |
||
○ジュリア |
11分16秒 |
星輝ありさ |
舞華 |
飯田沙耶● |
1・19後楽園でお披露目されたジュリア軍団ドンナ・デル・モンド。今大会ではジュリアと舞華がタッグを組み、星輝ありさ&飯田沙耶と対戦する。スターダムの星輝&飯田にとってジュリア&舞華は未知の存在。どんな試合になるのか、予想もつかない。
ジュリアと舞華が星輝と向かい合う。すると飯田が「いやいや、私が!」と先発に立候補。試合は飯田と舞華の先発でスタートする。手四つの力比べから舞華が腕を取りにいく。飯田が切り返し、腕の取り合い。舞華がヘッドロックに取ると飯田がヘッドシザーズ。舞華がヘッドロックにいくが飯田がヘッドシザーズに切り返す。舞華が脱出しジュリアvs星輝に。舞華がエプロンから蹴りを見舞いジュリア軍が合体。キックの挟み撃ちを放つとジュリアが星輝をロープに追い込む。舞華も加わり顔面を攻撃。舞華が星輝を巴投げ。星輝がロープに振ろうとすると舞華がワキ固め。ジュリアは飯田のカットを阻止。星輝がエスケープすると舞華が突進。星輝はミドルキックを打ち込み飯田に託す。飯田がジュリアと舞華に逆水平チョップの連打。飯田が突進すると舞華がマットに叩きつけ腕十字。飯田がエスケープすると舞華からジュリアへ。ジュリアも飯田の腕を攻撃。飯田はボディースラム狙いを切り返しジュリアを反対に叩きつける。星輝がジュリアに串刺しダブルニーアタック。星輝は「ジュリアちゃ~ん」と挑発。ジュリアがエルボーを連打していくと、星輝もエルボーで応戦。星輝がハイキックを決めジュリアがぐらつく。しかしジュリアはフェースロックで星輝を捕らえる。星輝はエスケープに成功。ジュリアは星輝をロープに追い込んで顔面を踏みつけていく。星輝がニーアタックの連打。飯田がジュリアを踏み台に控えの舞華を場外に落とす。ジュリアには逆水平の乱れ打ち。ジュリアがコーナーに振るが飯田がドロップキック。飯田がジュリアにミサイルキック。星輝がジュリアに1399を放つ。飯田が丸め込むが舞華のカットが間に合う。10分経過。舞華が担ぎ上げてジュリアがニー。ジュリアは飯田を前方に叩きつける。ジュリアはグロリアスバスター狙いも飯田が飯田橋の体勢。ジュリアが切り返してグロリアスバスター。これで3カウントが入り、ドンナ・デル・モンドの勝利となった。
◆TCSvs大江戸隊 6人タッグマッチ 20分1本勝負 |
||
○刀羅ナツコ |
12分58秒 |
木村花 |
鹿島沙希 |
小波 |
|
夏すみれ |
レイラ・ハーシュ● |
TCSと大江戸隊が6人タッグマッチで全面対決。TCSは木村花&小波&レイラ・ハーシュ組、大江戸隊は刀羅ナツコ&鹿島沙希&夏すみれの布陣だ。
「テラスハウス出演中」とコールされた花が観客へハナコールを要請。するとナツコら大江戸隊が蹴りを入れてTCSを場外に追い出す。試合は場外戦でスタート。リング上は鹿島と小波。鹿島が小波をロープに固定し大江戸隊で攻撃。リングの反対方向でも攻撃し観客に見せつける。小波が打撃の連打で鹿島を攻めるとTCSが鹿島を追い込む。花が鹿島をロープに固定し髪を引く。小波と花がビッグブーツ、エルボードロップ。鹿島が返すと、ハーシュがブレーンバスター、サーフボードストレッチ、フロントネックロック。小波が鹿島にサッカーボールキック。小波と鹿島がエルボーの打ち合い。鹿島は小波にコルバタからフットスタンプ。夏が小波にニー、ビッグブーツ。ハーシュが乱入し小波とクローズライン。しかし夏がかわして2人まとめてネックブリーカー。夏は花と小波をコーナーに追い込みブロンコバスター。ブレーンバスターホールドは小波がクリアー。夏が突進すると小波は足をキャッチし延髄斬り。ナツコが花にショルダータックルを連打しボディープレス。エルボーの打ち合いからナツコが裏拳、花はカウンターでドロップキック。ナツコが返すと、花はブレーンバスターを予告。ナツコがこらえるが花が串刺しビッグブーツ。2発目はナツコがかわして大江戸隊が次々に串刺し攻撃。ナツコは花にバックフリップ。10分経過。ナツコがコーナーに上がると小波がカット、花がデッドリードライブ、小波のミドルキックから花がブレーンバスター。ナツコが返すと花がエルボー連打。ナツコがスピアを放つと両者ダウン状態。ハーシュがナツコに飛びついて腕十字へ。腕固めに移行すると鹿島が凶器で殴打。夏が妖乱を放ちナツコがダイビングギロチン投下。花のカットは間に合わずナツコが3カウントを奪った。
◆SWA世界選手権試合 30分1本勝負 |
||
<挑戦者> |
15分31秒 |
<王者> |
ジェイミー・ヘイター |
林下詩美 |
※第4代王者の林下詩美が4度目の防衛に失敗。ジェイミー・ヘイターが第5代王者となる
1・19後楽園では白いベルト取りに失敗した林下詩美が久しぶりのSWA王座の防衛戦。相手は後楽園でゴッデス・オブ・スターダム王座を奪取しパートナーのビー・プレストリーまで大江戸隊に合流、勢いに乗るジェイミー・ヘイターだ。
ヘイターのセコンドにはゴッデス・オブ・スターダム王座のパートナー、元QQのプレストリーがつく。ヘイタ-がバックを取ると詩美が切り返しグラウンドへ。ヘイターがネックロックにいくと詩美が腕を取る。腕の取り合いからヘイターがヘッドロック。詩美がロープに振るとヘイターがショルダータックル連打。詩美がこらえるが最後は吹っ飛ばされる。詩美がドロップキックから串刺しエルボー。背後へのドロップキックは1カウントで返される。詩美はヘイターをロープに固定すると背中へのドロップキック。詩美はボディースラムで叩きつけるがヘイターが返す。詩美はキャメルクラッチ。これを外すとストンピング連打。詩美がアルゼンチンを狙うがヘイターがこらえる。ならばとコーナーに乗せて詩美が突進。ヘイターは腕をつかんで阻止するとブレーンバスターを連発。2発目はコーナーポストに直撃させる。詩美に串刺し状態で体を浴びせたヘイターはサーフボードストレッチ。右ヒザをマットに叩きつけるとロープにかけて絞り上げる。ブレーンバスターからさらに右ヒザへの攻撃をつづけていく。背中を見せたヘイターに詩美はバックドロップ。突進するがヘイターがキャッチしスパインバスター。両者ダウン状態からヘイターが詩美の右ヒザに拳を落とす。詩美がエルボーで向かっていくとヘイターもやり返す。ヘイターが詩美を後方に投げ捨てるが2カウント。10分経過。ヘイターが丸め込みから逆エビ固めでギブアップを迫る。詩美はロープへ到達。ヘイターが突進すると詩美が背後に回りバックドロップでコーナーに叩きつける。詩美はヘイターを起こして担ぎ上げるとシュバイン。ヘイターが返すと詩美はスリーパー。グラウンドでもスリーパーを継続。しかしヘイターの手がロープへ。詩美はフィニッシュを宣言しヘイターを引き起こすとアルゼンチン。ヘイターが切り返しバックブリーカー。詩美が返すと、ヘイターがラリアット。15分経過。ヘイターが背後からラリアット、牛殺し。詩美が返せずヘイターが3カウントをゲット、SWA世界王者となった。
◆花月引退ロード〜ラスト・スターダム〜 タッグマッチ 30分1本勝負 |
||
渡辺桃 |
19分17秒 |
花月● |
○ジャングル叫女 |
岩谷麻優 |
今大会がスターダム所属最後となる花月。最後に望んだ試合は宿敵・岩谷麻優とのタッグ結成だった。フリーとしてスターダム参戦以降、花月は岩谷を常にライバル視、シングルやタッグ、数々のタイトルを懸けて争ってきた仲である。そして花月は年末の後楽園大会で岩谷の赤いベルトに挑戦、その翌日に2月末での引退を発表した。最後の相手をつとめるのは元JKグリーンの渡辺桃とジャングル叫女。このタッグ復活に込められた花月のメッセージとはなんなのか。今大会を終えると花月は引退までの1カ月、フリーとして活動する。所属として2年間、フリー時代を含め3年間闘ってきたスターダム。花月はどんな形で有終の美を飾るのか。
叫女と桃は別々の入場。岩谷と花月は同時入場。岩谷はこの試合限定のコスチューム姿。両軍クリーンに握手をかわしパートナー同士も握手。岩谷と桃の先発で試合開始。桃がレッグロックに取ると岩谷が切り返す。桃は立ち上がりヘッドロックから再びグラウンドへ。立ち上がった桃がミドルキックからダッシュしようとするとリング下からナツコが足を引く。花月は岩谷とのダブルを指令。しかし桃が強引に押し倒す。桃と叫女が合体。花月に桃はミドルキックを連打。叫女が花月にエルボー。桃と合体しコーナーに振ると叫女がハンマーのように桃を振ってみずからは串刺しボディーアタック。叫女は花月に首4の字固め。桃が岩谷のカットを阻止して場外に落とす。叫女は花月にフロントネックロック。桃が花月にミドルキック。花月と桃はエルボーの応酬。桃がダッシュすると岩谷がエプロンからキックで妨害。岩谷が2人まとめてアームホイップ。花月とダブルで低空ドロップキック。場外に落ちた叫女と桃に花月と岩谷がトペスイシーダの競演。桃をリングに入れると花月が岩谷とのゴムパッチン競演を実現させる。食らった桃は悶絶。場内はもう一回コール。ならばと花月はリングの反対側で桃にもう一度ゴムパッチン攻撃。岩谷がゆっくりと押さえ込むがレフェリーは花月に注意中。岩谷はサッカーボールキック連打から桃をカバー。桃が返すと岩谷はコーナーに叩きつける。桃はミサイルキックから串刺しドロップキックを岩谷に連打。スープレックスから押さえ込むが岩谷がクリアー。岩谷はトラースキックも桃が蒼魔刀。叫女が岩谷にボディープレス。岩谷が返すと、叫女が担ぎ上げる。岩谷がかわしてバックキック、カサドーラで飛びつくが叫女がキャッチしコーナーで後方から桃がダイブ式蒼魔刀。岩谷が叫女にスリングブレイド、花月にタッチ。花月が叫女にミドルキック連打。叫女はエルボーで対抗。エルボー合戦が展開され花月が連打。叫女はラリアットも花月がエルボー。ならばと叫女はカウンターのエルボー。叫女はボディースラムで叩きつけるとコーナーへ。岩谷が止めて花月が雪崩式ブレーンバスター。叫女が立ち上がりパワースラム、花月がニーで突進。花月と叫女がダウン。場内はカゲツコール。花月が立ち上がり叫女にハイキック、えびす落とし。叫女が返すと花月はアームロック。叫女はエスケープに成功。花月がフィニッシュを宣言しコーナーへ。しかし桃がカットし雪崩式ブレーンバスターを狙う。叫女がそこにパワーボムでまとめて叩きつける。叫女はダイビングボディープレスを決めるが花月が返す。叫女はハンマースロー式パワーボム狙い。花月がこらえると叫女はそのまま叩きつけ、2発目はシットダウン式。両者ダウン状態から叫女が立ち上がる。叫女はハンマースロー狙いも岩谷がトラースキック。花月がミスト噴射。花月と岩谷がドラゴンの競演。花月がコーナーに上がると叫女がカット。岩谷が担ぎ上げ叫女を叩きつけるが花月からの距離が遠い。花月は反対コーナーに上がり岩谷が肩から飛ぶ。花月も飛ぶが3カウントには届かず。15分経過。花月は叫女を叩きつけるも桃がカット。花月は叫女にデスバレー狙い、桃がハイキック、叫女がラリアット。カゲツコールのなか、両者ダウン。花月のキックを叫女がブロックもハイを食らう。再び両者ダウンに。叫女が立ち上がり花月にレインメーカー式ラリアット。ミストをかわしてラリアット。桃と合体し叩きつけると前後から打撃の挟み撃ち。叫女がラリアットからハンマースロー式パワーボム。決まったと思われたが花月が返す。叫女が串刺しラリアット、コーナーに乗せるとジャングルバスター。これで3カウントが入り、花月が叫女からピンフォールを奪われた。
叫女「スターダムラストの花月に勝ちました! 最後、自分と桃、対戦相手に選んでくださってありがとうございます。言いたくないけど、言いたくないんですけど、花月には感謝しかありません。今日ラスト、私が花月から勝ったことを、この勝ちを絶対にムダにしません。必ず次につなげます。本当にありがとうございました。ということで岩谷麻優、岩谷麻優! 私は一回も岩谷麻優とシングルマッチやったことありません。必ずシングルマッチやりたい。やりたい。シングルマッチ組んでほしいです。お願いします」
岩谷「まだ、なんとも言えません、いまは。このベルト、後楽園で防衛戦しないといけないから、またその結果の後に、またシングルしたいと思ったらアピールしてきてください。とりあえず今日は、今日は,今日はそういう日じゃないよ。花月、いままでスターダム、岩谷麻優を支えてくれてありがとう! 今日のために、今日、この1試合のためだけに、このコスチューム着ましたけど、似合ってます? あんまりしゃべると泣きそうなのであまりしゃべらないけど、今日始めて組んだけど、いままでずっと敵だったけど、いままでで一番大好きです。花月さんのおかげでプロレスが楽しいと感じました。自分、これからもスターダム引っ張っていきます。だから安心してフリー期間楽しんでください。ありがとう」
花月「大阪のオマエら元気か!? もういっちょう元気か!? 最後の最後で私は勝ち逃げしたかったんですけども、うん、なんでしょうか、この気持ち。いままでで一番負けて、うれしい? 負けて、なんだろう、こんなに清々しい負けはプロレスラー人生で初めてかもしれません。ジャングル叫女、渡辺桃。私がスターダム最後の試合に選んだ意味をしっかりわかってくれていると思います。スターダムに入って2年間。ラスト1年間くらいで密になりました。それは、あなたたち2人がスターダムのトップに立ってほしいという思いがさらに強くなったから。遠征のときにホテルの部屋に呼び出して何度も何度もきつく 言いました。しっかりとそれをわかってもらって、今日の試合は未来につながる一戦だと思ってます。あなたたち2人が誰よりも引っ張ってやってきたのをわかってます。だからこそ表上でも輝いてほしい。今日の試合をムダにしないで、これからもスターダムの中心でトップに必ず立ってください。本当にありがとう」
TCS、クイーンズクエスト、STARS、ドンナ・デル・モンド、大江戸隊、ロッシー小川エグゼクティブプロデューサーが花束や記念品を花月に贈呈。
花月「なんか引退しちゃうみたいでアレなんですけど、みなさん私の引退試合は2月24日、ここ同じ場所ですね。エディオンアリーナ、12時からになりますので、足を運んでいただけたらうれしいです。二つ報告ごとがあります。引退試合の相手ですが、正式に里村明衣子選手に決まりました。頑張りたいと思います。二つ目。最後の1人スターダムから出ていただく選手なんですけども、AZMちゃんで。引退興行に出てください、よろしくお願いします。頼みますよ。スターダムに約3年間かかわってきました。本当に女子プロレスが嫌いでやめそうになったときがあったんですね。そのときに、いまはいないんですけど紫雷イオ選手に引き留めていただいて、いまスターダムにこうやって立っていることが 本当に私にとって転機だったなって本当に感謝してます。私がスターダムの子たち、みんなを育てたんじゃなくて、スターダムの子たちに私が育ててもらいました。本当に感謝してます。最後は引退ロードほとんど関わらなかった大江戸隊、なにも言わずにそばで支えてくれました大江戸隊に本当に感謝してます。ありがとう。そして最後に組んでくれた岩谷。私が引退という踏ん切りをつけられたのも彼女の本当に変わった成長した姿が後押ししてくれました。必ず彼女がスターダムをさらにすごい団体にしてくれると思います。そして最後に、本当に最後まで応援してくださったみなさん、今日ここに集まってくれたみなさんに本当に感謝してます。ありがとうございました! では最後に全員で締めさせていただきたいと思います。所属、いいよね? みんなで締めていいですか? せっかく最後なのでいまをWe are STARDOM!で締めたいと思います。いまを信じて、明日に輝け、We areイエッサー!からの大江戸隊!からのQQ!からのWe are STARDOM!」
花月&岩谷のコメント
花月「本当に最後勝ちたかったなあ~」
岩谷「助けるって言いながら助けられなくて」
花月「ギリギリまで助けてくれたんだけどね。最後は、アレはダメだったな。終わっちゃったなあ。もうちょっと組みたかったな、岩谷と。でもなんか、負けてこんな清々しい試合は本当に初めてかなって感じです。スターダムには本当にこんな言い思いをさせてもらって感謝しています」
岩谷「ありがとうございます」
花月「岩谷、これから頼んだよ」
岩谷「任せてください」
花月「ありがとう。ウフフフ。本当に彼女は、麻優はぁ…ってずっと言われてきたんですよ。それをずっと見てたので、本当に変わったなって。本当にしっかりしたなって、そういう思いが一番近くで。3年間ですけど一番近くで見てきたつもりなので、岩谷なめんじゃねえぞって私が言いたいです(笑)」
――引退試合の相手を里村明衣子と発表したが、シングルマッチ?
花月「シングルマッチです。引退試合も決まりましたけど、今日はスターダムに浸りたいかな。フフフ。明日からスイッチ入れ替えて。最後まで勝ち負けにこだわった試合をしたいと思います。ありがとうございました」
――残り1カ月の引退ロードのスケジュールは?
花月「明日以降かわからないですけど、すでにオファーをいただいている団体さんからリリースがあると思います。明日以降に。一つ言うと里村さんとのシングルマッチが決まった時点で、里村さんが流したコメントのなかに入っていた橋本千紘とのシングルマッチ、そういう条件は私も受諾して、ということになります」