2020/09/29 試合結果

2020年9月28日 5★STAR SPECIAL in KORAKUEN

『5★STAR SPECIAL in KORAKUEN』
9月28日(月)後楽園ホール(観衆407人/コロナ対策限定人数)

試合結果

◆シングルマッチ 15分1本勝負

里歩

5分11秒
クロス・フェースロック

羽南

◆シングルマッチ 15分1本勝負

ビー・プレストリー

9分32秒
プラン・ビー

上谷沙弥

◆STARSvsDDM タッグマッチ 20分1本勝負

○舞華

9分59秒
炎華落とし→片エビ固め

スターライト・キッド

ひめか

飯田沙耶●

◆TCSvs大江戸隊 キャプテンフォールマッチ 30分勝負

○ジャングル叫女

12分30秒
反則勝ち

刀羅ナツコ●

小波

鹿島沙希

DEATH山さん。

夏すみれ

※キャプテン以外の勝敗
①DEATH山さん。(5分44秒、変形横入式エビ固め)鹿島沙希
②刀羅ナツコ(6分35秒、昇天→片エビ固め)DEATH山さん。

◆クイーンズ・クエストvsマーベラス 6人タッグマッチ 30分1本勝負

彩羽匠

20分36秒
エビ固め

渡辺桃

門倉凛

林下詩美

○星月芽依

AZM●

◆横浜ダブル前哨戦 タッグマッチ 30分1本勝負

岩谷麻優

30分00秒
時間切れ引き分け

ジュリア

中野たむ

朱里

試合詳細レポート

◆シングルマッチ 15分1本勝負

里歩

5分11秒
クロス・フェースロック

羽南

前ハイスピード王者の里歩が羽南に胸を貸す第1試合。長期欠場からカムバックした羽南がどこまで爪痕を残せるか。

 両者クリーンに握手をかわして試合開始。羽南がロープに振ると里歩がかわすも羽南がアームホイップ。里歩もアームホイップをやり返して睨み合い。羽南がコーナーに振って突進ドロップキック。里歩はブリッジでカバーを返すと髪を束ねてマットに叩きつけていく。コーナーに追い込むと踏みつけて攻撃。中央では額をマットに叩きつけ鎌固め。羽南がロープに逃れるとエルボーで向かっていく。受けて立つ里歩が突進すると羽南が柔道殺法を披露。里歩をボディースラムで叩きつけると腕十字に入る。里歩が逃れると羽南がフットスタンプ。里歩が丸め込みから逆片エビ固め。里歩は619をヒットさせるが羽南が返す。里歩はフィニッシュを宣言しダイビングフットスタンプ。かわした羽南がドロップキック。投げをうとうとした羽南だが里歩がワキ固め。羽南が丸め込みでカバーするが2カウント止まり。羽南の突進に里歩がジャンピングニーからフェースロック。羽南がギブアップし里歩が勝利を飾った。

星野唯月が挨拶

「みなさんこんばんは、星野唯月です。本日ここ後楽園ホールにてラストマッチをおこなう予定でしたが、あと少しというところで大きく体調を崩してしまい、欠場させていただくことになりました。楽しみにしてくださっていたみなさんへ、心よりお詫び申し上げます。デビューの少し前から原因不明の体調不良に悩まされており、その都度治療に励んで参りましたが、回復の目途は立たず、やっと病名がわかった頃には、信頼し相談に乗っていただいていた先輩方は引退し、誰にも相談できないまま、気づけば私は誰も信頼できなくなってしまっていました。それからは体調が悪化する一方になってしまい、練習に出られない日々、プロレスが怖くなってしまいました。私がいま患っている病気を改善していくためには、いまいる環境、つまりスターダムを離れる以外に方法がありません。よって私、星野唯月は本日この場をもちまして、スターダムのリングを下り、選手活動を終了させていただきますことをご報告させていただきます。もったいないという言葉をいただきましたが、もったいないかどうかはこれからの自分にかかっていると思います。プロレスラーは誰にでもなれることじゃない。そんなプロレスラーになれたことを心から誇りに思い、これからの人生、誰よりも幸せにすごそうと思っています。いままで本当にありがとうございました」

◆シングルマッチ 15分1本勝負

ビー・プレストリー

9分32秒
プラン・ビー

上谷沙弥

上谷沙弥とビー・プレストリーが一騎打ち。この試合は現ゴッデス・オブ・スターダム王者と前王者の対決にもなっている。とはいえ、プレストリーは負けることなく王座陥落、林下詩美とのタッグでベルト取りを宣言した上谷とタイトルマッチで闘うことはできなかった。それでも上谷は王座決定戦を制し詩美とのチームでタッグ王座初戴冠。次期挑戦者は10・3横浜武道館での舞華&ひめか組に決まっており、プレストリーにとっておもしろいはずがない。10・3橫浜では上谷と同門の渡辺桃とのシングルが決まっているプレストリー。まずは上谷を血祭りに上げるのか。

 上谷のセコンドにはQQ全員がつく。ゴングと同時に両者突進し上谷が丸め込みの連続。しのいだプレストリーがロープに振ると上谷が丸め込み。プレストリーが切り返してコーナーに頭部を叩きつけストンピングの連打。プレストリーが狙いを済まして突進すると上谷がかわしてエルボー連弾。プレストリーが突進に延髄斬りからサッカーボールキック。上谷が返すと、エルボー連打で向かっていく。プレストリーはカウンターで蹴り倒し顔面を踏みつける。コーナーに振るとエルボーアタックからスープレックス。返した上谷をプレストリーが馬鹿にするように挑発。上谷がエルボー連打で向かっていくがプレストリーがネックブリーカー。上谷が返すとロープワークで翻弄しドロップキック。コーナーに追い込みジャンピングニーアタック、ドロップキック。上谷は予告してブレーンバスター狙い。

プレストリーがかわすも上谷はドロップキック。さらにダイビングボディーアタックを見舞うがプレストリーがクリアー。プレストリーのエルボーから打ち合いに。上谷がダウンも立ち上がり向かっていく。エルボーの応酬からプレストリーが腕を取ってサブミッション。体を入れ替えて上谷が丸め込むも2カウント。上谷が顔面への二段蹴りからその場跳びダブルニードロップ。プレストリーが返すと上谷は逆片エビ固め。プレストリーがエスケープするとカウンターのニーで蹴り上げる。返した上谷を引き起こし、プレストリーがカミゴエ狙い。上谷が阻止してフィッシャーマンの構え。こらえるプレストリーに上谷はニールキック。プレストリーが返すと上谷はフィニッシュを予告しランニングシューティングスター。しかしカウント2どまり。上谷はあらためてフィニッシュを宣言するがプレストリーのバックドロップでマットに叩きつけられる。プレストリーがニーを叩き込むが上谷はクリアーに成功。ならばとプレストリーは変型バックドロップホールドのプランビー。3カウントが入り、プレストリーが勝利した。

プレストリー「勝ったぞ。ビー・プレストリー、イチバーン。カミターニ、ハハ、ショッパイ。ワタナベモーモ、モットショッパーイ!」

◆STARSvsDDM タッグマッチ 20分1本勝負

○舞華

9分59秒
炎華落とし→片エビ固め

スターライト・キッド

ひめか

飯田沙耶●

STARSとドンナ・デル・モンドがタッグ対決。STARSはスターライト・キッド&飯田沙耶組で、DDMからは舞華&ひめか組が出陣。舞華&ひめかは10・3横浜武道館で林下詩美&上谷沙弥組のゴッデス・オブ・スターダム王座に挑戦。ここは快勝で、ベルト戴冠へ弾みをつけたいところだろう。

 ジュリアと朱里が先導し舞華&ひめかがリングイン。STARSが試合前に握手を求める。DDMが応じないとみるやドロップキックで奇襲を仕掛ける。DDMを分断し、ひめかを集中攻撃。飯田がひめかに自軍コーナーで逆水平チョップの連打。飯田はボディースラムを狙うが豪快に叩きつけたのはひめかの方。ひめかは飯田をコーナーに叩きつけると舞華に託す。舞華はボディースラムのみであえてひめかにスイッチ。ひめかもボディースラム一発で舞華に交代。舞華、ひめかが交互にボディースラムを放っていく。さらに自軍コーナーに追い込んでダブルで顔面を踏みつける。舞華の柔道殺法からひめかがニー。ダブルのブレーンバスターで飯田を叩きつける。ひめかは飯田に逆エビ固め。すぐに飯田がロープに逃れる。ひめかは飯田にアルゼンチン狙い。飯田が回避しドロップキック。キッドがコルバタでひめかを投げると突進。かわされたキッドだが2人をコーナーに追い込みドロップキックからコルバタ。さらに2人まとめてその場跳びムーンサルト。しかしひめかがクロスボディーアタックをキャッチ、バックフリップで叩きつけるとショルダータックルへ。舞華がキッドにサブミッション。飯田がカットに入るとひめかが阻止して分断。舞華が突進するとキッドがコルバタ、619。しかし舞華がかわしてブレーンバスター狙い。キッドが切り返してDDT。飯田が舞華にドロップキックの連打。飯田がノーザンの態勢に入ると舞華がカットし突進。そこへ飯田がスパインバスター。飯田がコーナーに上がると舞華が追いつきエルボーの打ち合い。飯田が雪崩式パワーボム狙い。舞華がこらえるが飯田が足を引いて転落させる。するとSTARSが連続でトップから舞う。飯田は舞華にノーザンライトから飯田橋。しかしギリギリでひめかのカットが間に合う。飯田の突進にひめかが体当たり。舞華とひめかがファンタスティックフリップを披露し舞華がボディープレス。舞華が飯田を抱え上げるが丸め込まれる。しかしひめかのカットがなんとか間に合う。舞華は飯田にロックボトムも2カウント。ならばと舞華は炎華落としでサイドに叩きつける。飯田が返せず舞華が3カウントをゲットした。

◆TCSvs大江戸隊 キャプテンフォールマッチ 30分勝負

○ジャングル叫女

12分30秒
反則勝ち

刀羅ナツコ●

小波

鹿島沙希

DEATH山さん。

夏すみれ

※キャプテン以外の勝敗
①DEATH山さん。(5分44秒、変形横入式エビ固め)鹿島沙希
②刀羅ナツコ(6分35秒、昇天→片エビ固め)DEATH山さん。

トーキョーサイバースクワッドと大江戸隊がキャプテンフォールルールの6人タッグマッチで決着戦。試合はキャプテン、またはほかの2人が敗れた時点で決着をみる。ここまで再三にわたり負けたらユニット解散を突きつけている刀羅ナツコの大江戸隊。TCSのジャングル叫女も大江戸隊には負けたら解散をつきつけた。試合前までの時点では「負けたユニットは解散」とのルールは明記されていないが…。

 リングアナが両チームのキャプテンを確認。 大江戸隊は夏、TCSは叫女がキャプテンとコールされた。試合がはじまると乱戦からリング上に残ったのはナツコと叫女。叫女がリング下に落とされると大江戸隊が一斉に攻撃する。場外乱闘で優位に立ったのは大江戸隊。叫女がリングに戻されナツコが右脚をサードロープにかけて攻撃する。ナツコは叫女の右脚を取りマフラーホールド。TCSがカットするが大江戸隊が分断。夏とナツコが叫女にストンピング連打。ナツコと夏がダブルのブレーンバスター狙いも叫女が2人まとめて叩きつける。小波が鹿島の腕を取りサブミッションからフィッシャーマン。デスヤマが鹿島に向かっていくが鹿島と夏からフェースクラッシャーを食らう。返したデスヤマに鹿島はダイビングフットスタンプ。デスヤマが返すと鹿島はハイキックからマイエンブレム狙い。切り返したデスヤマが丸め込む。鹿島が起死回生もデスヤマが切り返して丸め込むと3カウント。まずは大江戸隊の鹿島が退場。ナツコがデスヤマにネックブリーカー。デスヤマが丸め込みもナツコが切り返し昇天で叩きつける。3カウントが入りTCSのデスヤマが退場に。ナツコと小波がエルボーの打ち合い。小波がミドルキックもナツコが抱え上げる。小波が切り返すと叫女も加勢。叫女がナツコをコーナーに振って突進。ナツコがかわして夏と合体。ナツコは叫女を寝かせてフロッグスプラッシュ。叫女が返すと小波がナツコにスリーパー。背後から夏がドラゴンスリーパーで小波を捕獲。夏は小波にフィッシャーマン。夏が小波にビッグブーツ。夏がダブルアームDDT。ナツコが加わると小波が交互にミドルキック、夏を排除。小波はナツコにスリーパー、そのまま後方に叩きつけ、バズソーキック。ナツコが返すと小波は腕をロックしトライアングル。夏がビッグブーツでカット。10分経過。夏が叫女にビッグブーツ、ネックブリーカードロップ。夏が妖乱の構え。叫女がこらえてラリアット。しかし下から夏が丸め込む。返された叫女がラリアットも2カウント。叫女は夏からムチで殴打され妖乱を食らう。小波のカットがなんとか間に合う。小波の突進を夏がレフェリーにぶつかる、ナツコのチェーンが誤爆すると叫女は夏にハンマースロー式パワーボム。しかしプレストリーが乱入しカットしてしまう。ナツコはチェーンで叫女を攻撃。プレストリーはレフェリーを止める。ナツコがチェーンで叫女に絞首刑。気づいたレフェリーがゴングを要請し叫女の反則勝ちが宣告された。

叫女「TCS勝ちました。でも、こんな勝ち、納得できるわけないじゃん! 凶器、反則、好きにやればいいよ! その上で完全決着つける方法がひとつだけあります。それはノールール。10・3横浜武道館、ノールールで完全決着。そこで負けた方が解散」

叫女とナツコが乱闘。

叫女「おい、そこで倍返し!イヤ、大江戸隊、ナツコ、みんなまとめて千倍返しだ♪(絶叫)!」

◆クイーンズ・クエストvsマーベラス 6人タッグマッチ 30分1本勝負

彩羽匠

20分36秒
エビ固め

渡辺桃

門倉凛

林下詩美

○星月芽依

AZM●

ツイッター上のやりとりから長与千種率いるMarvelousの参戦が決定。元スターダムでMarvelousのエース彩羽匠が門倉凜&星月芽依を率いクイーンズクエストの林下詩美&渡辺桃&AZM組と対戦する。彩羽のスターダム参戦は2・8後楽園における岩谷麻優との一騎打ち以来。そのときはSareeeの欠場により電撃参戦し、岩谷麻優との一騎打ちに勝利してみせた。団体のエースとして貫禄をすっかり身につけた彩羽と5☆STAR GPを制したばかりの詩美との絡みが最注目ポイントか。Marvelous勢の参戦はこの日限りか、それとも…。

 Marvelous勢が先に入場。桃が彩羽を指名。その前に立つのは星月。門倉は詩美に「出てこいよ」。詩美が2人を制して先発を買って出ると門倉と対峙する。門倉が手を差し上げて詩美を誘う。詩美が近寄ると門倉ではなく視線は彩羽。門倉が割って入ると詩美がドロップキック、門倉がドロップキック、詩美がショルダータックルで吹っ飛ばす。AZMと星月が対戦。ロープワークから星月がアームホイップ、ドロップキック。AZMが足をすくうと星月をロープに固定し「クソガキ!」と挑発し背中へのドロップキック。AZMは星月を自軍コーナーに叩きつける。桃は星月にエルボー連打からサッカーボールキック。さらにロープ際に追い込んで顔面を踏みつける。詩美が星月に低空ドロップキック。詩美は星月を蹴飛ばして挑発。星月は詩美をかいくぐるが詩美がドロップキック。2度目の突進をかわして星月がエプロンでドロップキック。再びドロップキックを決めて彩羽を呼び込む。彩羽は2人を蹴散らし詩美に正面蹴り、低空ドロップキック。彩羽は高速のブレーンバスターを詩美へ。詩美は彩羽にショルダータックル。ブレーンバスター狙いは桃が加勢も彩羽がまとめてぶん投げる。門倉が詩美にネックブリーカー、ドロップキック。門倉が低空ドロップキックを詩美の顔面へ。ダブルリスト狙いは詩美がこらえる。門倉が飛びつくが詩美がこらえてエルボー合戦へ。門倉が突進すると詩美が投げを打つ。返した門倉に詩美は串刺しエルボー。門倉がかわしてドロップキックも詩美がエルボーからドロップキック。門倉が返すと、詩美はスリーパー。詩美はアルゼンチンを狙うが門倉が阻止。突進を捕らえた詩美がアルゼンチンからバックフリップ。桃が門倉にドロップキック。「オマエは引っ込んでろ」と相手コーナーに叩きつける。それでも門倉が「なめんじゃねえ!」と向かっていき桃と丸め込みの応酬。桃は門倉の突進にドロップキック。彩羽が入り桃にミドルキック。相手を分断すると桃の蹴りを止めてストンピング乱打。10分経過。桃がミドルキックを打てば彩羽もやり返す。桃がブロックし「どうした!」と挑発。カウンターのキックで彩羽をダウンさせる。彩羽が強烈なエルボー。桃が崩れ落ちるが突進をかわしQQが襲いかかる。桃がドロップキックからブレーンバスター。桃は彩羽にチキンウイングフェースロックでギブアップを迫る。桃は彩羽を起こしてバックを取る。かわし合いから彩羽がパワーボム。もう一度狙うが桃がBドライバー。詩美がジャーマンで加勢し、桃が蒼魔刀。桃がコーナーに上がりダイビング蒼魔刀を決めるがカットされる。桃の突進に彩羽がキック。AZMが彩羽を踏み台に門倉をエルボーで落とすと相手コーナーから飛んで腕をロック。彩羽がエスケープすると、ミドルキック。彩羽の突進にQQが合体フェースクラッシャー、AZMがミスティカ式腕固め。星月がカットに入るが桃に落とされる。AZMが彩羽のキックをかわすがニールキックを食らう。詩美がカットする。彩羽と門倉がダブルのトラースキックで詩美を排除。門倉がAZMをボディースラム、彩羽がスワントーンボム、同時に門倉がキャノンボールをコーナーの詩美に。彩羽はAZMに回し蹴り星月が買って出てAZMにドロップキック8連打からボディースラム。AZMが返すも星月は何度も押さえ込み。AZMがクリアーすると、ハイキックをかわしエルボー連打。AZMが星月にミサイルキック。星月が丸め込むがAZMが返す。星月が突進すると詩美が投げてAZMがトラースキック。ギリギリで星月が返すと、AZM、桃、詩美が一斉にドロップキック。AZMがダイビングフットスタンプ。しかし彩羽のカットが間に合う。AZMは星月に突進も丸め込まれる、丸め込みの応酬から桃のハイが誤爆。星月のカバーを詩美がカット。門倉が投げて彩羽がAZMにキック。20分経過。星月はAZMを起こすがキックを食らう。AZMが詩美を呼び込むが 星月が丸め込むとAZMが3カウントを聞かされた。

彩羽「スターダムのファンのみなさんこんにちは、Marvelousです。星月芽依、みなさん負けると予想していましたよね。勝ちました。QQ、桃ちゃん。強くなったな。でもウチら勝ったから言えるんだよ。またいつかね。いつか。楽しみにしてるよ。そしてひとついいたいことがあるんだよね。林下詩美さん? えっと、次、岩谷麻優さんvs朱里さんの勝者と試合をするとかしないとか。するとかしないとかという話ですけど、すいません。リーグ戦優勝したのはわかります。でもその前に、その前に約束していたのは自分なんです。岩谷麻優vs彩羽匠、いや、でも赤いベルト取れる(守れる)かな麻優さん、いまのままだと。それが不安ですけど、次、自分いかせください。林下詩美は、その次。もしかしたら自分とやるかもしれないけど、自分が先に約束してたんで、そこんとこよろしくお願いします」

詩美「次、岩谷麻優vs朱里の勝者と私が試合する前に彩羽さんが先に挑戦をしたい。まあでも言いたいことはわかる。先に岩谷麻優に勝ってるんですからね。じゃあまあ順番は譲ってあげますよ。約束は守った方がいいからね。まあ私はあとから岩谷麻優、もしくは朱里、もしくは彩羽匠さんと赤いベルトを懸けて試合をさせてもらいますので、最後は私がおいしいところを持っていっちゃいますので、せいぜいその3人で赤いベルトの価値をどんどん私のために上げておいてください」

AZM「もういいかな? 星月芽依選手、なかなかやりますねえ。もしよければアナタとシングルマッチでもっと味わいたい! もしよろしければ次期ハイスピードチャンピオンの挑戦者になっていただけますでしょうか?」星月「芽依はよくAZMさんに似ているって言われるんですよね」

AZM「似てます、似てます」

星月「挑戦するのもいいんですけど、やっぱり芽依は、タッグで、やりたいです」

AZM「まあまあ、それを決めるのはね、ロッシ-小川と長与さんなので楽しみにしておいてください」

Marvelousコメント

――選手を率いる形で古巣のスターダムに参戦してみて。

彩羽「いまアッセンブルとかいろいろありますよね、団体が集結してやるっていうのに。まあそこに次の10月1日、スターダムの名前なかったし。ホントはね、赤いベルトの価値を(王者・岩谷が)どんどん上げて、自分上がろうと思っていたんですよ、いいところをみて。でも、リーグ戦優勝できなかったというのを見て、待てよ、価値下がってるじゃねえかとか、そういうこと思ってツイッターに書いたら、渡辺桃選手が噛みついてきてこういう経緯になったんですけど、確かにスターダムお客さん入ってますよ、盛り上がってますよ。でもね、リング上の試合、プロレスをいま見てくれましたよね。結果がすべてじゃないですか」

星月「勝ちました。スターダム初参戦。自分はずっとハイスピードっていう言葉にはすごく敏感になっててAZM選手がハイスピードのベルトを持っているっていう、そんなAZMさんと今日試合ができて、自分全然負けてなかったと思います。タッグで組みたいですね」

門倉「なんかSNS見たらみんな匠さん、匠さんとか、小川さんも注目している選手がいるみたいな事を書いていたんですけど、そんなもんなんだ、みたいな感じで。眼中にないならないなりに、ここで爪痕を残すしかないので。まあ、一番興味があったのは林下詩美選手。5☆STAR GP優勝したとか。ちょっと燃えましたね、ハイ」

彩羽は赤いベルトに挑戦表明。

彩羽「ハイ。もう2月の話ですよ」

今日、あらためて挑戦表明をした?

彩羽「ハイ。だいぶ時間が経ちましたけど、どうなんですか、赤いベルトの価値高まってますか? 微妙な反応ですね。ということはもう奪うしかないですよ。詩美選手、自分今回試合をしましたけど体格のいい選手でね。なかなかいい選手なんじゃないかと思うので、詩美選手は岩谷麻優でもなく朱里でもなく、自分を視野に入れておいた方が一番いいのかなと思いますけど」

赤いベルト挑戦は個人だが、団体としてMarvelousを率いて再びスターダムに参戦する?

彩羽「まあね、ベルト取ったらね、やっぱ自分が絶対王者になるわけですから、スターダムの。おもしろいふうにどんどん選手を上げてもいいんじゃないかなと思います。若い選手みんな頑張ってますし。スターダムの選手が頑張ってないってわけじゃないけど、自分たちもプライドを持ってやっているので、そこを交わらせたらどういうおもしろいことがリングで起きるのかっていうのが気になるので、ベルトを取ったときには、それ実現させたいですね」

◆横浜ダブル前哨戦 タッグマッチ 30分1本勝負

岩谷麻優

30分00秒
時間切れ引き分け

ジュリア

中野たむ

朱里

当初組まれていた「星野唯月ラストマッチ」は星野が体調不良により欠場。カード変更により、ダブルヘッダーが予定されていた中野たむはメインの「橫浜ダブル前哨戦」に集中する。「橫浜ダブル前哨戦」とは、10・3横浜武道館におけるワールド・オブ・スターダム王座戦(岩谷麻優vs朱里)、ワンダー・オブ・スターダム王座戦(ジュリアvs中野)をさす。赤いベルトを懸けて対戦する岩谷と朱里は10・3でシングル初対決。そこまでは9・22大阪につづき今回も前哨戦となる。白いベルトを懸けて闘うジュリアと中野は10・3が3度目のシングル対決でここまで1勝1敗の五分。王座決定戦ではジュリアが王者となり、5☆STAR GPでは中野が雪辱。よって10・3が決着戦。ジュリアはこの試合を持って中野との闘いに終止符を打つつもりだというが、果たして…。決戦をにらんだ前哨戦と同時に、岩谷とジュリア、中野と朱里の絡みも興味深いだけに一瞬も見逃すことができない激闘が期待できそうだ。

 先発は岩谷と朱里。バックの取り合いから岩谷がヘッドロック、ネックロック。朱里がローキックから岩谷の脚を取る。岩谷が切り返し立ち上がろうとするが朱里が脚を取りグラウンドへ。岩谷が切り返すと朱里がロープへ。ロックアップから朱里がヘッドロック。岩谷がヘッドシザーズもブレイクし蹴りのかわし合い。岩谷が丸め込むと朱里が威嚇し岩谷が後退。ジュリアと中野が出てくると、まずは中野がエルボー乱打。ジュリアがニーを腹部に放つと中野の突進をかわしてビッグブーツでコーナーに追い込む。中野が反転しボディーアタック。岩谷と中野が合体し連係でジュリアを攻撃する。さらにドロップキックを左右から挟み撃ち。中野が側転ダブルニー、ダウンのジュリアを踏みつけていく。中野は場外のジュリアに「戻れよ!」と挑発。ジュリアがカムバックすると中野はサッカーボールキックの連打。岩谷もジュリアにサッカーボールキック。さらにボディースラムで叩きつけスリーパー。背後から朱里がカットするが中野が場外に追い出す。岩谷とジュリアはエルボーの打ち合い。中野が入り、ジュリアの顔面を自軍コーナーで踏みつける。ジュリアが向かっていくも中野は蹴飛ばしてダウンさせる。中野の突進をジュリアが止めるとDDT。ジュリアが正面でドロップキック。朱里が中野にニー連打、串刺しジャンピングニー、フロントネックチャンスリー、腕固め。中野がブリッジでカバーを逃れるとネックブリーカー。朱里が岩谷にサッカーボールキック。岩谷が返すと、朱里はさらにサッカーボールキックの連打。朱里が岩谷にヒザ十字固め。逃れられると喉元を踏みつける。ジュリアが岩谷にネックブリーカー。10分経過。ジュリアと朱里が合体で岩谷を攻める。ダブルのバックドロップを決めるが中野がカットに成功。ジュリアは岩谷をロープに固定しチンロック。そこへ朱里がミドルキック連打で加勢する。朱里は連続で岩谷をカバーしプレッシャーをかける。しのいだ岩谷に朱里はアキレス腱固め。岩谷が逃れると、朱里はジュリアに託す。岩谷が向かっていくがジュリアが仁王立ち。ジュリアは岩谷にスリーパー。中野がカットしようとするが排除される。岩谷が逃れて朱里へドロップキック。替わった中野がジュリアを落としてから朱里に突進。朱里がかわしてジュリアを呼び込む。中野は2人を蹴散らすと朱里をカバー。返した朱里がコードブレイカー。ジュリアが中野のアタマを蹴飛ばしていく。15分経過。中野のエルボーにジュリアもやり返す。エルボーの応酬から中野がバックキック、2人のエルボーが交錯。ジュリアが中野の低空蹴りをブロックしSTF。岩谷がカットするが朱里が追い出す。ジュリアはDDTからファルコンアロー。返した中野にジュリアはグロリアス狙い。中野がこらえ、スピンキックがクリーンヒット。場外では岩谷と朱里がやり合う。中野の張り手連打をジュリアが挑発し打ってこさせる。ジュリアがダウン。ジュリアの一発で中野が倒れ込む。2人が立ち上がりジュリアが飛びつき卍固め。中野が切り返してジャーマン、ジュリアはバックドロップ。両者ダウンし20分経過。ジュリアがコーナーに上がると中野が追いつきエルボーの打ち合い。ジュリアはコーナー上で卍固め。ジュリアがパワーボム狙いに入ると岩谷がバックキックでカット。岩谷と中野がジュリアに合体攻撃のジャーマン。中野は岩谷を呼び込み2方向で場外ダイブを敢行。中野はジュリアを戻してバイオレットシューティング。しかし朱里のカットが間に合う。中野がコーナーに上がるとジュリアも上がる。中野がエルボー、張り手。雪崩式ブレーンバスターの構えにいくがジュリアがこらえる。そこへ朱里が加わりジュリアごと中野を叩きつける。ジュリアが中野に覆い被さるが2カウント。岩谷と朱里がキックでダウン。リング上では4人がダウン状態に。岩谷と朱里が場外に出て中野が岩谷、ジュリアが朱里に交代。25分経過。朱里が岩谷にミドル連打。岩谷がダウンも立ち上がってハイキック。朱里がキャッチしてアキレス腱固め。中野がカットするとジュリアが排除。朱里は岩谷にサッカーボールキック連打。岩谷が返すと、朱里は逆片エビ固め。岩谷が逃れると朱里が突進もスリングブレイドを食らう。朱里が岩谷にジャーマン。残り3分。朱里は岩谷を抱え上げるがドドンパを食らう。岩谷がミドルキックの連打。朱里が返して仁王立ちもトラースキックからジャーマンを食らう。返した朱里に岩谷はムーンサルトプレス。残り2分。朱里が返すとバックの取り合い。朱里がハイキックも岩谷がクリアー。朱里がニーアタックを決めるがこれも岩谷が返す。残り1分。朱里が山折りからバズソーキック。しかし中野がカット成功。朱里のバズソーをかわして岩谷が丸め込む。このままタイムアップとなり時間切れ引き分けとなった。

ジュリア「おい、スターズ、やるじゃねぇかよ。30分、引き分け。横浜では30分引き分けなんて許されねぇんだよ! 30分引き分けは、横浜は最終決着戦でしょ? わたし時間無制限でやるのはどうでしょうかね? 時間無制限」

朱里「いいじゃん。引き分けで逃げられないようにしたいねー、お客さん!」

中野「勝手に試合時間決めてんじゃねぇよ。でもジュリア、初めて気があったかも。いいよ、いいじゃん。引き分けなしの、時間無制限。(ジュリアとたむが頭を付き合わせて)完全決着だよ」

岩谷「白いベルト、盛り上がってていいね。でも、赤いベルト、きょう、ドMごころに火がつきました。もっとたくさん蹴って蹴って蹴っていじめてくださぁい! 時間無制限、楽しみ、でーす」

朱里「いいよお! そのドMごころに答えてあげようじゃん。いっぱいいっぱい蹴ってやるよ覚悟しとけ」

岩谷「ドSが勝つのかドMが勝つのか何言ってんだ自分横浜大会、10月3日楽しみな試合には間違いないね。みなさん、見に来てくださーい、ありがとございましたー」

岩谷&中野が退場。

ジュリア「締めますか。ねぇ?いいんだよね。DDMで締めましょう。というわけで決まりですね。横浜武道館103は白、赤、時間無制限の最終決着戦ということで。きっちり2人もベルトとってDDMがベルト総取りしましょう。そして、10・3DDMに新しい5人目の仲間が増えるので、お楽しみに。それじゃあ、舞華、ひめか、朱里、ジュリア、世界に弾ける女たち、ドンナ・デル・モンドから目を逸らすな! アリーベデルチ! またな!」

ジュリア&朱里のコメント

ジュリア「ヤバイ、スターダム。気持ちいい」

朱里「気持ちいいねぇ。最高の気分、最高の前哨戦。岩谷麻優、ドM? いやぁ楽しみだね。ドSの時間を存分に出して、そしてドSだと思ってるけど、ドMの一面もあるってどっちにも対応できちゃう。だから岩谷麻優ちゃんがドMなら、ドSのわたしを存分に見せたいと思う

ジュリア「しっかり、白はきっちりたむから防衛して。そのままメインで岩谷麻優ボッコボコにしてるところをこの目で見させてもらうよ

朱里「自分のこの腰に赤いベルトを巻く姿をみんなにお届けしたいと思ってる」

ジュリア「わたしがシンデレラ優勝してから長いこと、長いことなんだかいろんなこと言い合ったりやりあったり。振り返ってみれば、バカじゃねぇの?って思うけど、それが最高に気持ちよくて? 最終決着戦。ここで終わっちゃうのか。たむとはもうおサラバか。寂しいけど、アイツに地獄を見せて、潰れたとまとにしてやるよ。ゴッテスも、赤も白も、すべてのベルトをDDMで総取りして、スターダムをDDMが支配してやるよ」

朱里「いやぁ面白くなるね! 楽しみだ」

ジュリア「帰りますか!」

朱里「帰ろ!」

ジュリア「飯食おう」

朱里「シャワー浴びたい」

岩谷&中野組のコメント

中野「大丈夫ですか?」

岩谷「大丈夫か大丈夫じゃないかで言ったら大丈夫ではない。今日引き分けて、勝つことはできなかったんですけど、まぁ赤いベルトの横浜武道館タイトルマッチ時間無制限になったので時間気にせず、闘えるんで。やられてもやられてもやり返す、岩谷麻優の本領発揮できるんじゃないかなって思ってます。ただ、やっぱり1発1発の重みがデカイっすね。今日タッグだったんで、たむに助けてもらったところはあるんですけど。次シングルマッチ1対1の闘い、思う存分キックを味わいたいと思います」

中野「宇宙一カワイイ顔がボコボコ。でも初めてジュリアと気が合っちゃいました、ハハッ。時間無制限、引き分けなしの完全決着、横浜武道館の天井を天国として仰ぐのはジュリアと私どっちですかね。麻優さん、2人で天国見ましょうね!」

岩谷「最高じゃん! 赤白、絶対巻こうね」

岩谷と中野が握手。

中野「来週は赤白」

岩谷「うわぁっ! ゾクゾクするぅ!」

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