『高田馬場大会~日本武道館大前夜祭』
1月30日(土)ベルサール高田馬場(観衆403人/コロナ対策限定人数)
試合結果
◆3WAYバトル 15分1本勝負 |
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ゴキゲンです☆ |
5分59秒 |
レディ・C |
※もう一人は刀羅ナツコ
◆QQvsSTARS 6人タッグマッチ 15分1本勝負 |
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林下詩美 |
9分1秒 |
スターライト・キッド |
AZM |
飯田沙耶 |
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○上谷沙弥 |
ルアカ● |
◆10周年スペシャルマッチ 15分1本勝負 |
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岩谷麻優 |
11分52秒 |
鹿島沙希 |
◆DDMvs COSMIC ANGELS タッグマッチ 20分1本勝負 |
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○ジュリア |
17分19秒 |
中野たむ |
舞華 |
ウナギ・サヤカ● |
◆ゴッデス・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負 |
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<王者組> |
13分2秒 |
<挑戦者組> |
ビー・プレストリー |
ひめか |
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○小波 |
なつぽい● |
※第19代王者組のビー・プレストリー&小波が初防衛に成功
◆SWA世界選手権試合 30分1本勝負 |
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<王者> |
18分16秒 |
<挑戦者> |
朱里 |
渡辺桃 |
※第7代王者の朱里が2度目の防衛に成功
試合詳細レポート
◆3WAYバトル 15分1本勝負 |
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ゴキゲンです☆ |
5分59秒 |
レディ・C |
※もう一人は刀羅ナツコ
初開催の高田馬場大会、初戦を飾るのは、刀羅ナツコ、レディ・C、ゴキゲンです☆による異色の3WAYマッチだ。大江戸隊のナツコはジュリアとの白いベルト戦で王者からチェーンなしのススメを受けた。大阪大会ではルアカとのシングルということかチェーンを持たずに試合をおこなった。この日も第1試合とあって、ナツコがどう出るかがまずは注目点か。それにしてもタイプがバラバラすぎる3WAY。完全に予測不可能な対戦となりそうだ。
ナツコはチェーンなしで入場。本日が誕生日とアナウンスされる。ゴングが鳴るとナツコはコーナーに陣取ったまま。ゴキゲンがいつものように四方にアピールすると背後からレディが襲い掛かる。ナツコが2人にラリアットに行くが、捕獲されてしまう。ゴキゲンは「42歳で~す」と言うと、ナツコが「誰が42歳じゃ!」と激怒し、ゴキゲンにヘアーホイップ、コーナーでストンピングの嵐を浴びせる。ナツコはゴキゲンにボディープレス。レディがナツコにショルダータックル連打。ナツコがこらえてみせると反対に吹っ飛ばす。ナツコがエルボーから突進、レディが止めて河津落とし。ゴキゲンがカットするとレディとエルボーの打ち合い。レディがゴキゲンの額を掴んで打撃を入れさせず。しかしナツコが場外から足を引っ張り妨害。リングに戻るとレディに顔面ウォッシュを浴びせていく。ナツコは2人をコーナーに追い込み突進。しかしかわされてしまう。ゴキゲンが突進するたびにナツコが足を出す。レディがゴキゲンのポーズで突進するがこれも足を出される。ゴキゲンがバーブ佐々木レフェリーを使うも失敗。ナツコは2人まとめて串刺しアタック、キャノンボール。コーナーに上がるとゴキゲンがカット、ゴキゲンはエプロンのナツコにぶつけ転落させるとレディを丸め込む。3カウントが入り、ゴキゲンが勝利となった。
◆QQvsSTARS 6人タッグマッチ 15分1本勝負 |
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林下詩美 |
9分1秒 |
スターライト・キッド |
AZM |
飯田沙耶 |
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○上谷沙弥 |
ルアカ● |
STARSのスターライト・キッド&飯田沙耶&ルアカ組とクイーンズクエストの林下詩美&AZM&上谷沙弥組が全面対決。AZMとキッドのハイスピード対決はもちろん、詩美の赤いベルトに挑戦を表明している上谷がこの試合でも平常心を保てるかがポイントだろう。1・24大阪での3WAY8人タッグマッチではいつも通りにチームとして望んでいた両者だが、3・3武道館が近づくにつれてどうなるか? タイトルマッチが正式に決まれば、前哨戦も必要だろう。
キッドとAZMが先発でスタート。キッドが蹴りを入れAZMがロープワークを仕掛ける。AZMが三角飛びからキッドをかわすが、キッドもキックをかわして睨み合い。ルアカが詩美に突進、ショルダータックルの連打からクロスボディーアタックで倒すことに成功。QQがルアカをロープに振って詩美がショルダータックル、上谷がフットスタンプ。詩美はルアカにボディースラムからカバー。AZMがルアカに手刀を落としサッカーボールキック。ルアカが返すがAZMは「そんなもんか。こいよ」と挑発。ルアカがエルボー連打からカウンターでショルダータックル。飯田がAZMにドロップキック、逆水平。詩美が乱入しダブルで飯田を攻撃。飯田が串刺し攻撃をかわすとキッドのアシストを得て飯田がAZMにドロップキック、逆水平の連打を浴びせていく。飯田は予告し持ち上げようとするがAZMが阻止。上谷が飯田とエルボー合戦。上谷はニールキックもフライングクロスチョップを食らう。ルアカが上谷にショルダータックル連打、串刺しアタック。2発目は上谷がドロップキックで阻止して逆エビ固め。上谷のドロップキックをルアカがかわしてクロスボディーアタック。上谷を引き起こすとフィッシャーマン狙い。上谷がこらえて二段蹴り。ダッシュを飯田がキャッチしスパインバスター、ルアカがフィッシャーマン。しかしカットされてしまう。ルアカは「こんどこそ終わり!」と絶叫し上谷をコーナーに乗せる。しかし詩美がカットしQQでトリプルドロップキック。キッドと飯田がAZMを捕獲、上谷がスワンダイブ式ボディーアタック。詩美がルアカにラリアット、上谷を呼び込みミサイルキック。3カウントが入り、上谷がルアカを破った。
◆10周年スペシャルマッチ 15分1本勝負 |
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岩谷麻優 |
11分52秒 |
鹿島沙希 |
スターダムの10周年は一期生の10周年でもある。デビュー10周年の岩谷麻優が、2期生の鹿島沙希と一騎打ち。シングルで対戦するのは昨年の自粛期間中、後楽園ホールにおけるランバージャックではないランバージャックマッチ以来。今大会では純粋にぶつかり合い、スターダムでの成長を見せつける試合が期待できそうだ。
鹿島は大江戸隊ではない鹿島で登場。しかしセコンドには大江戸隊のナツコがつく。鹿島が「お願いします」と握手を求める。岩谷が慎重に応じると、鹿島はあらためて「お願いします」と岩谷の手を握り返す。鹿島が腕を取ると岩谷が回転して取り返す。鹿島が取り返すと岩谷はロープを使って切り返す。鹿島がヘッドロックからグラウンドも岩谷がすぐに脱出し睨み合い。岩谷がサッカーボールキック、コーナーに追い込み顔面を踏みつける。さらにボディースラムから押さえ込むが鹿島が返す。岩谷のダッシュをかわした鹿島がコルバタ。場外に転落の岩谷を戻すように鹿島がナツコに指示を出す。鹿島は戻された岩谷にストレッチ攻撃。岩谷がエスケープすると、鹿島はクリーンブレイク。岩谷が突進をかわしてドロップキックを連打。鹿島が突然顔面をかきむしりマウントでチョーク攻撃。ナツコがチェーンを鹿島に渡す。鹿島はそれを使って首を絞める。鹿島は場外エスケープの岩谷を追う。しかし岩谷がエプロンから投げて鹿島を背負う。鹿島が逃れるとドロップキック。岩谷がリングに戻り場外にトペ。しかしナツコが鹿島に加勢。場外では大江戸隊とSTARSが乱闘。13カウントで鹿島がカムバック。岩谷も16カウントで生還に成功。鹿島がビッグブーツからダイビングフットスタンプ。岩谷が返すと、鹿島がマイエンブレム狙い。岩谷が投げっぱなしジャーマンで切り返すが鹿島がダブルアーム式フェースバスター。両者ダウン。立ち上がるとエルボーの打ち合い。岩谷がバックキックから延髄斬り。岩谷はフィニッシュを宣言しコーナーに上がるが、ナツコが手錠で括り付ける。10分経過。岩谷が手錠を引きちぎり突進、イスを手にした鹿島にトラースキック。岩谷は「ふざけんな!」と張り手の連打から顔面へトラースキック。もう一発顔面へハイキック。鹿島はダウンと見せかけて首固め。岩谷が返すとツームストーンパイルドライバー。鹿島は2カウントで肩を上げバックへ。鹿島が丸め込みの連続も岩谷が切り返し、逆に起死回生で丸め込む。鹿島が返せず、岩谷が3カウントを奪ってみせた。
岩谷のコメント
「今日10周年記念のいい日になるかなと思ってたし、入場してあのコスチュームを見た瞬間、あれって。これも作戦のうちなのかなと思ったけど、スタート? やり始めて、なんか正規軍っぽい動きをしてたから、もしかしてワンチャンSTARSにまた戻ってくるのかなとか思ってたら、新兵器ですね。手錠。どうせ使うんだったら、もうちょっといいヤツ使った方がいいんじゃないですか。まあこんな1日になるとは思ってなかったです。しかもしっぽ。自分の大事なしっぽがなくなった。きょうの岩谷麻優ダメポイントはしっぽをリングに置き去りにしたってことです」
鹿島コメント
「何?」
――コスチュームは復帰戦のときのもの?
「そうだけど、なんで? まあ自分は今日ね、ツイッターとかでも言ってたんだけど、今日は10周年のスペシャルシングルマッチってことで、岩谷麻優と正々堂々闘ってね、岩谷麻優10周年、1期生と2期生。自分はしっかり岩谷麻優をこのリングで味わいたいなと思って、初心に戻ってこのコスチュームでちゃんと握手もして、クリーンファイトで始めた…けどね! 面白くないよ、そんなの。だって私、大江戸隊の鹿島沙希だよ。誰がそんな正々堂々とするの。バカじゃないの。信じてるよとかいうコメントとかあったけど、バカじゃねえの、オメエら。いつまで夢みてるんだよって。これ、別に着たけど、似合ってるでしょ、かわいいでしょ。これはこれで。でもね、どんな格好しようが、どこにいようが、大江戸隊の鹿島沙希は変わらない。それだけかな」
◆DDMvs COSMIC ANGELS タッグマッチ 20分1本勝負 |
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○ジュリア |
17分19秒 |
中野たむ |
舞華 |
ウナギ・サヤカ● |
ドンナ・デル・モンドのジュリア&舞華組とCOSMIC ANGELSの中野たむ&ウナギ・サヤカがタッグで対戦。ジュリアと中野による感情のぶつかり合いは必至だが、ここにウナギがどう入ってくるかが勝負所になってくる。大阪大会ではウナギ・サヤカの7番勝負が確定。まずはジュリアと舞華に対してどんな闘いを挑んでいくのか、ウナギのやる気が見えてきそうなカードである。
中野とジュリアが歩を進めるとウナギが中野を制して前に出る。試合は舞華とウナギでスタート。ロックアップでの力比べから舞華が腕を取りにいく。ウナギが切り返すと舞華が切り返しバックへ。ウナギがヘッドロックに取りグラウンドで首を取り合う。舞華が腕十字を狙うがウナギがこらえてロープに逃れる。舞華がヘッドロック、ウナギがロープに振るが舞華はアームホイップを許さず。ウナギは控えのジュリアに「出てこいよ!」とエルボー。舞華が捕まえてリング下にウナギを投げる。中野が入りウナギと合体。舞華が返すとウナギにボディースラム。ジュリアが入りウナギに「大丈夫? やれる?」と声をかける。ウナギはジュリアを張ってエルボーの連打。ジュリアは張り手一発でダウンさせる。舞華がボディースラム。すぐにジュリアにタッチ。ジュリアもボディースラムを放ち舞華に交代。舞華がボディースラムからカバー。ウナギが返すと、DDMが合体攻撃。ウナギが舞華にフェースバスター。タッチを受けた中野が舞華にネックブリーカー、串刺しで突進。舞華がかわしてジュリアが入る。中野は2人を次々マットに叩きつけていく。中野が突進すると舞華が払い腰。ブレーンバスターを中野が阻止も、舞華が突進をキャッチして叩きつける。ジュリアは中野にコーナーでネックブリーカー、セカンドからミサイルキック。中野が返すと、ジュリアがブレーンバスターの構え。中野が切り返しエルボーの打ち合いに。ジュリアがバックドロップを切り返す。しかし中野があらためてバックドロップでジュリアを投げ捨てる。中野のニーアタックからウナギがエルボー連打。10分経過。ウナギのショルダータックル連打をジュリアが受けて立つ。「そんなんで倒れねえよ!」「勝つ気あるのか、オマエ!」とジュリアが叫んでウナギを倒す。ウナギが立ち上がり、ジュリアにエルボー。再びジュリアが受けて立つ。
ウナギは張り手の連打もジュリアは「休むな!もっとこい!」。ジュリアはビッグブーツで倒すと腕をロック。こらえたウナギはラリアットをかいくぐりショルダータックルでジュリアを倒す。ギロチンドロップを受けたジュリアだがすぐに返す。ウナギはボディースラムの構えも反対に叩きつけられる。ジュリアはフィニッシュを宣言し抱え上げる。中野がカットしウナギがゴリースペシャルの構え。ジュリアが切り返すと、残り5分。ジュリアがマウントを取って張り手を浴びせる。ジュリアはレフェリーの制止を突き飛ばす。ウナギはダウン状態。ウナギが何とか立ち上がるもジュリアは仁王立ち。ジュリアがスリーパーに捕獲。残り3分。レフェリーがゴングを要請し、ジュリアの勝利が宣告された。ゴングが打ち鳴らされるなかジュリアと中野がつかみ合い。
中野「おいジュリア、お前どういうつもりだ。調子のってんじゃねーぞ!」
ジュリア「は? 笑わせんなよ。調子乗ってるのは、コイツだろ? あのさ、プロレス舐めてんじゃねーぞ」
中野「ウナギだって命懸けで闘ってるんだよ!」
ジュリア「まあ、ウナギ、その生意気な態度だけは認めてやるよ。でもな、こんなんじゃさ、七番勝負? ふざけたこと言ってんじゃねーぞ。なあ、オメーの教育が悪いんじゃねーの?」
中野「言いたいことはあるけど、でもウナギがアンタの鼻へし折って、そのあと私がアンタの首を取る。そうだ、アンタの好きなノーDQマッチでも、電流爆破でもなんでもやってやるよ」
ジュリア「オマエ、もしかして、まだこれ(白いベルト)欲しい? 私に何回も負けてるのに…あは。あのさ、なんでもやってるよって…」
スターライト・キッドが割って入る。
キッド「まあまあ、落ち着いてください。その白いベルト、中野たむじゃなくて、この私、スターライト・キッドに挑戦させてください。私より、たむとのタイトルマッチの方がいいですか?」
ジュリア「いいえ」
キッド「ジュリアvsスターライト・キッド、タイトルマッチしようよ」
ジュリア「かわいい、かわいいキッドで来たら、一瞬で終わらせちゃうからね。その覚悟がアンタにあるの?」
キッド「あるからこのリングに立ってるの」
ジュリア「楽しみにしてるよ、よろしく。(たむに向かって)オメーはそのままで、またな」中野が突っかかるも、ジュリアは「なにふざけたこと言ってんじゃねーよ」と相手にせずに退場。
ジュリアのコメント
「ウナギ・サヤカ、なかなか面白いヤツみつけましたね。面白いけどさ、そういう生意気でトンパチな性格、プロレスラーとしては、性格はめちゃくちゃいいと思うけど、全然実力が追いついてないな。私に噛みついてくるんだったらもうちょっと練習してから来いよ。タックルの当たりも弱い、打撃の当たりも弱い、そんな実力ないのにこのスターダムのリングに来て、何が見せたいの。キラキラきて、コスチューム着てツイッター頑張ってSNSでなんかやって、それであんたは満足なの? そんなんでこのリングでやっていけると思ってるんだったら大間違いだよ。七番勝負、きょうの感じだともたないんじゃないかなと思ったね。それからスターライト・キッドがこのベルトに挑戦表明をしてきたので、キッドのプロレスを私はまったく否定はしない。人それぞれ正解、間違い、いろんな考えがあると思うけど、正直私はスターライト・キッドのプロレスは噛み合わないし、全然燃えないし、私が求めてるものとは真逆だから。いつも通りのスターライト・キッドでくるんだったら一瞬で終わらせる。ただそれだけ」
◆ゴッデス・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負 |
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<王者組> |
13分2秒 |
<挑戦者組> |
ビー・プレストリー |
ひめか |
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○小波 |
なつぽい● |
※第19代王者組のビー・プレストリー&小波が初防衛に成功
12・26後楽園で林下詩美&上谷沙弥組を破りゴッデス・オブ・スターダム王者となった大江戸隊のビー・プレストリー&小波組が初防衛戦。ドンナ・デル・モンドのひめか&なつぽい組のチャレンジを受ける。後楽園ではメインで勝利を飾りベルトを奪ってみせたものの、エンディングで現われたSEAdLINNNGの高橋奈七永&世志琥によって余韻をかき消されてしまった大江戸隊。それだけに、新王者誕生のインパクトが薄くなってしまった。だからこそ、初防衛戦でキッチリと勝利し王者の地位をアピールしておきたいところ。セコンドの介入もあり得るが、それこそが大江戸隊のスタイルでもある。どんな手を使っても取りにいく。その姿勢にプラスして、プレストリーと小波のバランスが取れた闘い方も加わるだけに、ひめか&なつぽい組には難敵と言えそうだ。挑戦するひめかはスターダムでのタイトル挑戦で3度目の正直なるか。また、スターダムのベルト初挑戦のなつぽいにはAZMの保持するハイスピード王座への挑戦も認めさせたい。一気に2冠王となるためにも、まずはこの試合が重要となってくる。
握手はなく、小波となつぽいの対戦でスタート、と思いきやDDMで奇襲攻撃。しかし、コーナーに上がったなつぽいをプレストリーがカット。大江戸隊はエプロンとリング内からなつぽいに蹴りを入れる。場外戦となり、大江戸隊が圧倒。15カウントでなつぽいがカムバックも小波に左腕を攻められる。小波は腕へのストンピングを乱打。プレストリーもこれに続く。プレストリーがワキ固め。ひめかがカットに入るも小波が阻止。プレストリーはなつぽいを見下しロープ際でも踏みつけていく。小波が手刀を落とし顔面を蹴飛ばす。大江戸隊がダブルでコーナーに追い込まれたなつぽいを攻撃。小波の腕攻撃になつぽいは悲鳴を上げる。小波がPKからヒザでカバー。なつぽいが返すと突進を蹴飛ばしドロップキック。ひめかが串刺しショルダータックル。プレストリーが割って入るとひめかはラリアット。大江戸隊がかわすが、ひめかはまとめてブレーンバスター。小波がひめかの頭部にドロップキック。プレストリーがひめかにドロップキックで続く。プレストリーがラリアットをかわすと二段蹴り。ひめかが返すと、プレストリーとエルボーの打ち合い。ひめかがカウンターでジャンピングニー。プレストリーがミサイルキックでひめかを吹っ飛ばす。ひめかがカウンターでラリアット。なつぽいがプレストリーにクロスボディーもキャッチされ後方に叩きつけられる。小波がニーアタック。なつぽいが2発目をかわして顔面を踏みつけると、低空ドロップキック。さらに場外へのプランチャを放つ。小波をリングに戻すとダイビングボディーアタック。小波が返すと、なつぽいが突進。小波がかわして大江戸隊が挟み撃ち。小波が腕固めにとらえるが、エスケープを許す。10分経過。小波がドロップキックも2カウント。小波が腕を取るがひめかがカットに成功。プレストリーのトラースキックが誤爆、なつぽいが丸め込む。小波が返すとなつぽいがバックラッシュ。小波が返すと、なつぽいはボディースラムからコーナーへ。側転気味のボディープレスを決めるが2カウント。なつぽいは小波を引き起こし、バックを取る。ナツコがイスを持ってリングイン。プレストリーがイスで殴打し小波が飛びついてトライアングルアームロック。なつぽいがタップし、小波が勝利した。
小波「なつぽい、夢を見るのは、もうおしまい。なつぽい、ジ・エンド。ビーいつもの言ってあげて」
ビー「なつぽい、ちびショッパイ。ひめか、オマエもショッパイ…」
ひめかがマイクを強引に奪う。
ひめか「おい、小波、ビー。私はオマエらにまだ一度も倒されていない。私にはもう一人パートナーがいる。どういう意味かわかるよね? 私、ゴッデスのベルトもう一度、挑戦させてほしい」
小波「ふふ。負けて早々、挑戦してくるとは矛盾している。まさにドンナ・デル・モンドだな。まあ、まあ、いいでしょ。恥をかきたきゃ、いつでもかかってこいよ」
プレストリー&小波のコメント
小波「センキュー、ビー。ナイスサポート」
ビー「センキュー、コナミ」
小波「それよりゴッデスの初防衛、ありがとう、ビー。勝って早々余韻にひたる暇もなくひめかがリベンジしたい。しかも新しいパートナーをつれて? ひめか、この負けを見越してたようなそんな発言をしてたんじゃない。まあ、そんなことはどうでもいい。スターダムに私とビー、この2人にかなうタッグパートナー、そんなヤツいるの? そんな強いヤツいるの? 私たちはいつどこでも誰とでもこのベルトを懸けて闘う準備はできてる。誰でもどこでもいつでもかかってこい。以上。ジ・エンド」
◆SWA世界選手権試合 30分1本勝負 |
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<王者> |
18分16秒 |
<挑戦者> |
朱里 |
渡辺桃 |
※第7代王者の朱里が2度目の防衛に成功
メインは朱里と渡辺桃によるSWA世界王座戦だ。11・15仙台でビー・プレストリーを破りスターダムのシングル初戴冠を果たした朱里。初防衛戦はジュリアの白いベルトも懸けた2冠戦で引き分け両者防衛。まだ白星を手にしての防衛がないだけに、桃を相手に確実な勝利を手にしたいところだろう。とはいえ、桃は白いベルトの最多防衛記録保持者で、いつシングルのベルトを巻いてもおかしくない実力者だ。朱里とのシングルではバチバチの蹴り合いは確実。前回の一騎打ちでは時間切れ引き分けだっただけに、今回はベルトを懸けての決着戦でもある。10・3橫浜での王座定戦ではビー・プレストリーに敗れSWA王座に届かなかった桃。SWAのベルトそのものへの興味はないというものの、このタイトルを取って赤いベルト再挑戦への足がかりにしたいとの思いは大きい。一方の王者は多くの選手が興味を持つようベルトの価値を高めることが命題となっている。好勝負必至の闘いで、ベルトはどちらの腰に巻かれるか!?
両者とも歩を進め睨み合い。握手はかわさず試合がスタートする。蹴りの威嚇をしあい、朱里がタックルでテイクダウン。桃が首を取るが朱里がバックへ。桃が切り返すも朱里もやり返す。桃が腕を取ると朱里も取り返してグラウンドで腕を取る。桃が上になるが朱里が返す。首の取り合いからブレイク。ロックアップで組み合い力比べ。朱里がロープに押し込みハイキックもかわされる。桃が朱里のキックをブロック。朱里がアームホイップも桃がカバー。桃のハイキックを朱里がかわす。朱里がヘッドロックに取ると桃がロープに振ってショルダータックルをぶつけ合う。ショルダータックル合戦で朱里が打ち勝つ。「なめんな!」と桃がカウンターのミドルで朱里を倒す。桃がローの連打。朱里がサッカーボールキック、桃もやり返す。前後からの蹴りをぶち込むと、朱里がキャッチしグラウンドへ。朱里が袈裟固めで押さえるが桃がエスケープ。朱里はコーナーに追い込んでストンピング連打から突進。桃が足を出し阻止すると、ブレーンバスターでコーナーに宙吊りにしてキックをぶち込む。ダウンの朱里に桃がヒザでカバー。朱里が返すと桃がキャメルクラッチ。逃れた朱里に桃はミドルキック連打。朱里が転落してリング下へ。桃はエプロンに出てランニングミドルキック。「どうしたチャンピオン!」と桃が挑発しリングに戻す。桃は朱里の頭を蹴飛ばしていく。桃は「こいよ!」と仁王立ち。朱里が立ち上がりエルボー乱打。桃が崩れても朱里が継続。朱里の突進に桃はカウンターでドロップキック。起ち上げられた朱里がミドル。桃もやり返しミドルキック合戦。桃が連打し突進すると朱里がニー。朱里はコーナーに追い込みニーアタック、コーナーからスタンディングギロチン。桃が返すと、スリーパーへ。桃がエスケープすると投げっぱなしドラゴン、蒼魔刀。朱里が返すと、桃はラリアット。朱里がかわしてジャーマン。10分経過。桃がエルボー連打、朱里がこらえて立ち上がる。桃のダッシュに朱里がハイキック。両者ダウン。朱里がフロントネックチャンスリードロップからスライディングキック。エプロンに出てジャーマン狙い。桃がこらえてミドルをキャッチしエプロンでのBドライバー。桃がカムバックし、朱里を引き起こすと背後からニーアタック、正面から蒼魔刀。コーナーからも蒼魔刀を決める。再びコーナーに上がりもう一発ダイビングの蒼魔刀。しかし朱里が返すことに成功。桃が引き起こしてBドライバーを中央で決める。しかし朱里がクリアー。桃がドラゴンスリーパー。テキーラの構えを朱里が切り返して山折り。桃が返すと、朱里はフロントネックロック。桃がエスケープすると、朱里が引き起こしてロープにかけてのDDT。15分経過。桃が返すと、朱里はランニングキック。ラリアットをかわして桃がミドル。両者のハイキックが交錯しダウン。朱里のハイをかわして桃がハイキック、テキーラサンライズ。しかし2カウントどまり。桃が朱里を引き起こしてテキーラ狙い。朱里がかわしてニー連打から狙い澄ましてニーアタック。桃が返すと。朱里は「終わり!」と絶叫。桃を引き起こし担ぎ上げるとマットに叩きつける。そこから首を取ってサブミッション。桃がギブアップし朱里の防衛となった。
朱里「あー、モモー! もーいや! 痛いわー! 痛いし、やっぱつえーな。あー! 今日、ウチはメチャクチャ桃ちゃんとの試合、楽しみにしてた。まあ試合前、いろんなことやっちゃったけど、今日この日を迎えて、桃ちゃんの強さ、再確認できて、でも、でも、私はまだまだ負けられないんだよ! 今日、このSWAのベルトを懸けて試合してくれて、本当にありがとうございました! えっと、このSWAのベルト、価値を上げるために次の防衛戦の相手、見つけたいと思っていますけど……あっ、思い出した。ウチ、5★STAR GPで一人だけ負けてる人がいた。AZMちゃん! AZMちゃん!! このSWAのベルトを懸けて試合しませんか?」
AZM「朱里さん、もちろんです。ただですよ、ただ私、日本武道館でハイスピードの防衛戦をやりたいので、それ以外でしたら、ぜひお受けいたします」
朱里「なるほど、なるほどと、なるほどー! さっき聞いたんだけどさ、キッド? キッドがさ、白いベルト懸けてタイトルマッチしたいって言ってたの聞いたんだけど、その日、同じ日このSWAのベルトを懸けて試合をして、私とジュリア、そしてAZMとキッド。見てもらって、どんな感じかお客さんにどっちがいいのか、とか? いろいろ思って見てもらえたらいいなと思うんだけど、どうかな?」
AZM「ぜひぜひ。ジュリアvsキッドより素晴らしい試合をお願いします」
朱里「よろしくお願いします、サラマッポ。えっと今日来てくれたお客さん、本当にありがとうございました。えっとスターダムいま勢いに乗ってて、なので皆さんも一緒に盛り上がっていってください。なつぽい、ひめか、舞華、ジュリア、そして私・朱里。世界に弾ける女たち、ドンナ・デル・モンド。みんなサラマッポ」
朱里のコメント
「SWAのベルトを無事防衛しました。渡辺桃、メチャメチャ強い。でも私は、まだ絶対負けるわけにはいかない。このSWAのベルトも防衛し続けて価値を上げる。そしていま林下詩美が持ってる赤いベルトも、もちろん狙っていくつもりです。いまコロナという状況で海外の選手とこのSWAのベルトを懸けての試合ができないんですけど、もちろんコロナがあけたら海外の強い選手としていって、このベルトを防衛していきたいと思ってます。それまでは絶対、それ以降も絶対防衛し続けます。そして今日、渡辺桃ちゃん試合をして、2月10日にSEAdLINNNG試合があると思うんですけど、決まってたと思うんですけど、そこのセコンドに自分はいきたいなと思ってます。やっぱりこれは、ユニットの問題ではない、スターダム全体の問題だと思ってるので自分もセコンドにいって、しっかりとスターダム側として闘っていきたいと思います」
――次の挑戦者は自分から指名したが。
「ハイ。5★STAR GPで試合をして、AZMちゃんにただひとりに負けていたと思うんですよ。なのでやっぱり、やられたらやり返さなきゃいけないなと思うので、このベルトを懸けて最高の試合をしたいし、その白いベルトと同じ日に組んでいただきたいなと思ってます」
――白いベルトへのライバル意識がある?
「そうですね。SWAのベルトじたいが、赤と白に隠れてしまっているっていうのがホントに自分のなかで悔しくて、自分が巻いたからには最高に輝かせたいって、取った日に言ったので、それは行動にうちしていきたいと思います」
――シングルのベルトを懸けて闘う試合としては過去にあまり対戦したことのないタイプではないか。
「そうですね。やっぱり早いし、いつ丸め込まれるかみたいなものもあるので、すごい厄介だし、5★STARで取られているので、でもそれはしっかりと研究して、自分なりにしっかりにあの借りは返そうと思ってます」
――AZMがハイスピード王者だということについての意識はある?
「メチャクチャすごいなってそこは思いますね。思いますけど、やっぱり、いま、これからもですけど、負けるわけにはいかないんですよね。どんどん上に行かないと行けないし、スターダムに所属して2ヵ月経ってここで負けたら意味がないというか、やっぱり上に行くためにここはキッチリと勝っていきたいと思います。あと、最後に出した技、朱雀、青龍の次、玄武。あれが私の新しい技、玄武です」
――10日にSEAdLINNNGでセコンドにつきたいというのは闘ったことで決断した?
「決まったときにそういう気持ちはちょっとあったんですけど、今日闘って、やっぱりここは行くしかないと思って、いま言わせていただきました」
――スターダム初進出の会場でメイン。
「そこはやっぱりメチャクチャうれしいですね。しかもSWAのタイトルマッチという試合を組んでいただけたので、このベルトをアピールするチャンスだと試合をする前から思っていたので、そこはホントにうれしいです」
桃のコメント
「やっぱモノが違う女と言ってるんですけどさらに感じることができたなというのと、あとチャンピオンとしての姿がちゃんとあったなと思いました」
――試合前まではSAWのベルトには興味なし、朱里に興味あり。その考えは変わった? 闘ってみて、SWAのベルトに興味沸いた? それとも朱里個人だけのまま?
「どっちにもなりましたね。試合もマイクとかも見てて、まだまだ負けられないと言ってたので、それなら私も取りたいなと思いました。朱里からも勝ちたいなと思いました」