『Road to YOKOHAMA DREAM CINDERELLA』
3月7日(日)後楽園ホール(観衆502人/コロナ対策限定人数)
試合結果
◆シングルマッチ 30分1本勝負 |
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ジュリア |
3分3秒 |
ゴキゲンです☆ |
◆シングルマッチ 30分1本勝負 |
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小波 |
5分21秒 |
レディ・C |
◆次期アーティスト・オブ・スターダム選手権 次期挑戦者決定イリミネーションマッチ 30分 |
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渡辺桃 |
11分22秒 |
刀羅ナツコ |
AZM |
鹿島沙希● |
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○上谷沙弥 |
琉悪夏 |
(1)○AZM(4分35秒、OTR)ナツコ●
(2)○なつぽい(5分40秒、エンドレスワルツ)●琉悪夏
(3)○上谷(6分51秒、OTR)AZM●&なつぽい●
(4)○鹿島(8分17秒、起死回生)ひめか●
(5)○鹿島(9分10秒、起死回生)桃●
(6)○鹿島(9分41秒、起死回生)舞華●
※上谷の1人残りがち。
◆3WAYバトル 30分1本勝負 |
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ビー・プレストリー |
11分6秒 |
林下詩美 |
※もう一人は朱里
◆アーティスト・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負 |
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<王者組> |
20分59秒 |
<挑戦者組> |
○中野たむ |
岩谷麻優 |
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白川未奈 |
スターライト・キッド● |
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ウナギ・サヤカ | 飯田沙耶 |
※第25代王者組の中野たむ&白川未奈&ウナギ・サヤカ組が2度目の防衛に成功
試合詳細レポート
◆シングルマッチ 30分1本勝負 |
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ジュリア |
3分3秒 |
ゴキゲンです☆ |
3・3日本武道館のメインで中野たむに敗れ、ワンダー・オブ・スターダム王座と髪の毛を失ったジュリアが自身の希望により第1試合から出直し、この日はゴキゲンです☆との対戦となる。ゴキゲンの楽しいプロレスに坊主のジュリアはどんな姿勢で臨むのだろうか? ちなみに、両者は昨年の5STAR GP公式戦で対戦(ゴキゲンのDEATH山さん。時代)、このときは最終公式戦でジュリアが勝利、なんとかひとつの勝ち越しでリーグ戦を終えた。
ジュリアはキャップ&サングラス姿で登場、コールを受けるとコーナー上でキャップとサングラスを外す。ゴキゲンが「よろしくでーす」と握手を求めると坊主のジュリアは苦笑いを浮かべながらも応じてみせる。ゴングが鳴るとゴキゲンが四方にアピール。ゴキゲンの地獄突きを回避するもジュリアが足を踏まれる。コーナーに振るとともにマットに寝そべる体勢に。ジュリアがキャメルクラッチもゴキゲンが反対に決めてみせる。髪をつかもうとするがゴキゲンは髪の毛がないことに気づく。するとゴキゲンはジュリアをロープ渡りに同行させてアームホイップ。コーナーに追い込み突進すると、そのたびにジュリアが足を出していく。ジュリアはリング中央で大きく張り手。しかしビッグブーツをかわしてゴキゲンが地獄突き。ブレーンバスターを予告するがジュリアが反対に叩きつける。ジュリアはバックドロップから片足でカバー。そのまま3カウントが入り、ジュリアの勝利となった。
ジュリア「ジュリアのことが、好きで、好きで、たまらない諸君。なんか、このまま帰りたいんだけど、ロッシーがなんかしゃべれって言うから、ふはは。まあ、いろんなものがなくなっちゃったけど、またこれから再起していくところをみなさん、どうか見ていてください。これからもジュリアから目を離すなよ。アリべデルチ、またな!」
ジュリアのコメント
「日本武道館大会を終えて最初の試合、後楽園ホール。私はいろいろ残してきましたけど、ここでいったんすっきりリセットされた気分です。第1試合からやり直してね。コスチュームもちょっと準備できてないけど、髪も生やしてまたいっこいっこ階段を上っていって、またメインイベントに立てるようにやり直します。これからもよろしくお願いします」
――第1試合だったが、あらゆる意味で出直し?
「あらゆる意味で…まあ、そうですね。ただ、いままでのジュリアと何も変わらないので」――髪を切られて心境は?
「悔しいですよ、恥ずかしいし。はげあともいっぱい見つかったし。みじめですよ、それは」
――それも含めて這い上がる?
「そのつもりです。またメインに立ってベルト巻いて、皆さんの前で熱い試合ができるように頑張りますので」
――このコスチュームは仮り?
「そうですね。いったんいままで着てた黒いコスチュームを着てみたんだけど、本当に似合わなくて。自分の私物とミリタリーショップでズボン買ったりして、とりあえずは。でもまた髪が生えてきたら変わってくると思うので、そこも楽しみながらやっていきたいなと思います」
――これはこれでかっこいいという話もあるが、自分ではどう思う?
「これはこれでいいんじゃないですかね、みんながいいと思ってくれるなら。でもやっぱりいままでとあまりにもイメージが全然違うから、キャラ変しちゃってるんで、がらっと。入場する前とかすっごい緊張しましたね、デビュー戦のときみたいな気持ちで」
――私生活で違いを感じることは?
「いままでお風呂を出て髪の毛乾かしてアイロンして、いろいろ塗ってってすごく大変だったんだけど、それが全部、ドライヤーもいらないし、ラクっちゃラクですよね」
――外に出たら恥ずかしさは?
「帽子をずっとかぶってます。あとさっき控室に入ったらみんなびっくりしました。男性の人が入ってきたと思われたみたいです」
◆シングルマッチ 30分1本勝負 |
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小波 |
5分21秒 |
レディ・C |
小波とレディ・Cがシングルマッチで激突。3・3武道館ではかつての師匠・朱里のSWA世界王座に挑むもベルト奪取はならなかった小波。再び大江戸隊モードに戻るこの日も、ある意味で第1試合のジュリア同様に出直しになるだろう。武道館では時間差バトルロイヤルに出場したレディにも、武道館前からおこなっている格上選手との対戦が継続。小波の関節技と、レディの体格を活かしたプロレスの真っ向勝負となる。
レディが中央に歩み寄るも、小波は動かずそのまま試合開始のゴング。腕の取り合いから小波がヘッドロック、サッカーボールキック。小波がスライディングキックを狙うがレディがかわして突進。小波がカウンターのミドルキックからスライディングキックをヒットさせる。小波はレディに首4の字固め、反転して額をマットに叩きつけていく。レディがエスケープするとエルボー連打。小波が一発で倒してストンピング、引き起こすとブレーンバスターの構え。切り返したレディがボディースラムで叩きつけるが2カウント。レディがコーナーに振って串刺しビッグブーツ連打。小波が返すと、チョークスラム狙い。小波が切り返してスリーパーに取る。レディは立ち上がってコーナーに激突させビッグブーツ。かわした小波が額にドロップキック。小波は返されるとフェースロックへ。レディが足を伸ばしてエスケープ。小波がバックを取るがレディが河津落としからビッグブーツ。小波が返すと、レディがラリアット。かわした小波がスリーパー。レディがエスケープすると、小波はフィッシャーマンで叩きつける。なんとか返したレディに小波はバズソーキック。3カウントが入り小波の勝利となった。
◆次期アーティスト・オブ・スターダム選手権 次期挑戦者決定イリミネーションマッチ 30分 |
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渡辺桃 |
11分22秒 |
刀羅ナツコ |
AZM |
鹿島沙希● |
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○上谷沙弥 |
ルアカ |
(1)○AZM(4分35秒、OTR)ナツコ●
(2)○なつぽい(5分40秒、エンドレスワルツ)●琉悪夏
(3)○上谷(6分51秒、OTR)AZM●&なつぽい●
(4)○鹿島(8分17秒、起死回生)ひめか●
(5)○鹿島(9分10秒、起死回生)桃●
(6)○鹿島(9分41秒、起死回生)舞華●
※上谷の1人残りがち。
クイーンズクエストの渡辺桃&AZM&上谷沙弥組、ドンナ・デル・モンドの舞華&ひめか&なつぽい組、大江戸隊の刀羅ナツコ&鹿島沙希&琉悪夏(ルアカから改名)組が3WAY6人タッグのイリミネーションマッチで激突。この試合の勝者チームがメインでおこなわれるアーティスト・オブ・スターダム王座戦の勝者に挑戦することとなる。この試合の出場メンバーでは、QQ、大江戸隊にはベルトがなく、DDMのみが王座戴冠チームとなっている。舞華&ひめか組は3・3武道館でゴッデス・オブ・スターダム王座をナツコ&鹿島組に防衛するとともに、なつぽいがAZMを破って悲願のハイスピード王座奪取を成し遂げた。この試合では武道館の再戦も合わせ、DDMにはさらなるベルト獲得のチャンスが到来。さまざまな思惑が交錯するなかで、挑戦権を掴むのはどのユニットか?
試合形式は3対3対3の3WAY6人タッグ戦だが、勝敗の権利があるのはリング内の2人のみに限られる。
試合前のコールでAZMが「ハイスピードチャンピオン」とコールされるハプニング。なつぽいが小坂井リングアナにベルトを見せつけ、あらためて「ハイスピードチャンピオン」と紹介される。先発はQQの桃とDDMの舞華。大江戸隊はコーナーで待機する。ロックアップからバックを取り合い、桃がヘッドロック。舞華が取り返し締め上げるが、桃がすぐに切り返してサッカーボールキック。前からの蹴りは舞華がかわしてショルダータックル。舞華の突進をナツコがキャッチし大江戸隊がDDMを落としてリングイン。大江戸隊が3人で桃を攻撃する。ナツコは桃を担いでOTRを狙うがカットされる。場外戦となり、大江戸隊が圧倒。ナツコがなつぽいをリングに戻すとAZMが襲い掛かりロープワークの攻防に。ドロップキックが交錯するが、AZMがドロップキックを決めてコーナーに振る。するとナツコがタッチしてリングイン。琉悪夏とダブルのショルダータックル、セントーンを交互に、ダブルに決める。ナツコはAZMをコーナーに追い込んで突進。桃と上谷が入って串刺し攻撃。AZMがナツコにダイビングフットスタンプ。しかしナツコが返してみせる。AZMは三角飛びを狙うがナツコがコーナーから落としてエプロンへ。AZMがロープを引いてナツコをOTR退場させる。琉悪夏がAZMに突進もAZMがかわしてドロップキック。QQが琉悪夏にトリプルドロップキック、AZMがPK。しかしなつぽいがAZMにドロップキック、琉悪夏を丸め込みの連続で3カウントを奪う。舞華がAZM、桃がなつぽいをキャッチ。かわしたAZMとなつぽいがドロップキックもエプロンに出される。両者はエプロンでスタナーを放ち場外転落を回避。AZMがエプロンでなつぽいをとらえ落とそうとするが、上谷が突進し2人がOTRに。上谷と桃がひめかにクローズラインもかわされてラリアットを食らう。上谷はひめかにニールキック。ダッシュするとリング下からナツコに足を引かれる。舞華とひめかが鹿島にラリアット。ひめかは鹿島にアルゼンチン。しかし鹿島が起死回生でひめかを退場させる。舞華が鹿島にブレーンバスターも桃が蒼魔刀でカット。桃は鹿島にテキーラ狙い。鹿島が切り返し起死回生で3カウントを奪う。舞華が鹿島にラリアット。舞華はフィニッシュを宣言し鹿島を起こす。が、鹿島が起死回生で舞華を退場させる。上谷がその場跳びムーンサルトダブルニー。鹿島が返すと上谷は、スワンダイブ式ボディーアタックからノーザンライト。10分経過。上谷は鹿島を引き起こそうとするが起き上がらない。鹿島が丸め込むが上谷が返す。上谷はスタークラッシャーへ。鹿島が返せず上谷が3カウントを奪ってみせた。アーティスト王座次期挑戦権はQQに。
上谷のコメント
「アーティスト挑戦権、獲得しました! 自分はアーティストに挑戦するのは初めてなんですけど、初めてにはやっぱりワクワクしますね。この3人、武道館では結果としては思うような結果ではなかったですが、会場で見ていた人、私たちの勢い知ってますよね。必ずこの3人でアーティストのベルト巻いてやります」
◆3WAYバトル 30分1本勝負 |
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ビー・プレストリー |
11分6秒 |
林下詩美 |
※もう一人は朱里
3・3武道館で同門・上谷沙弥の挑戦を退けワールド・オブ・スターダム王座を守った林下詩美。試合後、さっそく次期挑戦者に名乗りを挙げたのが、元王者のビー・プレストリーだった。詩美が応じたため、プレストリーの挑戦が決定。よってこの試合は、タイトルマッチに向けての前哨戦となる。と同時に、このカードは3WAYマッチとしてSWA世界王者の朱里も名を連ねた。詩美、プレストリーとも保持していたSWA世界王座を保持する朱里には常に赤いベルトが視野に入っている。詩美vsプレストリーの勝者に朱里が挑戦という可能性もあるだけに、この試合から新たな火種が発生するか。赤いベルト前哨戦と同時に、朱里の動向にも注目だ。
セコンドのジュリアがロープを引いて朱里を迎え入れる。ゴングが鳴るとプレストリーと詩美が睨み合い。朱里がプレストリーをカットすると詩美と対峙する。手四つの構えから詩美が腕を取りにいく。朱里がグラウンドに持ち込みヘッドロック。詩美がヘッドロックに切り返す。朱里がロープに振ると詩美はショルダータックルも朱里がアームホイップから腕十字の構え。プレストリーが朱里をカットしコーナーに叩きつけると詩美を意識しながら朱里に串刺し攻撃。振り向いたところを朱里がスリーパーも詩美が2人をリング下に落とす。詩美が外に出ると大江戸隊が襲撃。プレストリーが朱里をフェンスに叩きつけると詩美をリングに戻す。プレストリーは詩美の背中にドロップキック。王者を挑発しながらプレストリーが打撃で攻めてDDT。しかし朱里のカットが間に合う。朱里はプレストリーを起こすと腹部へのニーを連打。詩美が加わり共闘のショルダータックル、ダブルのエルボードロップ。詩美が朱里を蹴飛ばしプレストリーの上に叩きつける。詩美はプレストリーを起こすがエルボー連打と延髄斬りを食らう。朱里がプレストリーを排除し詩美にドロップキック、串刺しニーアタック、フロントネックチャンスリードロップ。朱里はコーナーに上がるがプレストリーがハイキックで落としてみせる。プレストリーは詩美の後頭部にエルボー。詩美がラリアットをかわしてバックフリップ。詩美がコーナーに上がると朱里がデッドリードライブでカット。朱里は詩美にスタンディングギロチン投下もカットされる。プレストリーが朱里のミドルキック連打を耐えてドラゴンスクリュー。プレストリーの突進に詩美が乱入してラリアットで場外へ送り出す。詩美が朱里にミサイルキックも2カウント。詩美はコウモリ吊り落としを見舞うがこれも2カウントどまり。朱里が飛びついて後方からスリーパー、マヒストラル。プレストリーがカットし朱里へエルボー連打、詩美がバックを取りジャーマン。朱里は詩美にジャーマン。プレストリーが朱里にエルボーも詩美がエルボー。朱里が詩美にハイキック、プレストリーが朱里にトラースキック。3人がダウン。プレストリーが立ち上がり詩美とエルボーの打ち合い。プレストリーが詩美にスープレックスも朱里がカット。朱里は詩美をマットに叩きつける。プレストリーと朱里がエルボー合戦。詩美が割って入ろうとするがかわされる。それでも朱里を倒す。プレストリーが詩美にプランビー。詩美がギリギリ返すとプレストリーは詩美に串刺しニーアタック、コーナーに乗せて旋回後方に叩きつけるクイーンズランディング。3カウントが入り、プレストリーが王者を破った。
プレストリー「いい兆候じゃない? ウターミ、私、ビー・プレストリーが次の赤いベルトのチャンピオン、2度目の赤いベルトのチャンピオンになるんだよ。モモはいる? モモは? ハーイ、モモ。いまはアンタは関係ないよね。まあ、モモがショッパイのは変わらないけど。だけどだけどだけど、アップグレードしたウタミがいまはイチバンショッパーイネ。アンタの赤いベルトに挑戦するよ。せいぜいいまを楽しんどきな!」
詩美「おい、ビー。私はショッパくない。そして、オマエが強いこともよくわかってる。だからこそ、今日私が勝たなくちゃいけなかった。でも、4月4日、横浜武道館はこうはいかないから。私がトップ外国人のオマエに勝って、世界の林下詩美になってやるよ。そうしたらオマエの唯一しゃべれる日本語の『ショッパイ』もそこで封印させてやる」
プレストリーのコメント
「私は元レッドベルトのチャンピオン。そしてこんどは2度目のレッドチャンピオンになる番ね。外国人で2度巻いたレスラーはまだいないでしょ。ウターミは私に勝てない。前もアンタは私に負けたよね。ヨコハマブドーカンでもう一度、同じ結果になるだけよ」
――今日の前哨戦の結果はいい弾みになった?
「もちろんね。現SWA王者もいるなかで現レッドベルトのチャンピオンに勝った。同じ試合でね。どのシングルベルトだって狙えるでしょ。でも私が狙うのは赤いベルト。ウタミにはいい挑発になったんじゃない?」
――詩美との前哨戦は3WAY。この試合で朱里の存在は必要なかった?
「必要なかったよね。私はセンダイで彼女に負けてSWA王座を失った。でも、彼女は今日の試合で結果を出していない。私もウタミも倒していない。だから、彼女にとって意味のない試合よね」
――この時期に赤いベルト挑戦を表明した真意とは?
「私が理解できないのは、どうしてカミタニやモモがレッドベルトに挑戦できたのかってこと。私はSWAをかけた試合でモモに勝ってるんだよ。カミタニにだって勝ってる。カミタニは私に勝ったこともない。それなのにすぐに挑戦が認められてしまった。私より前にね」
――武道館で詩美vs上谷のタイトル戦は見た?
「見たわよ。モモの試合も両方ともね。確かに詩美はすごかった。よかったと思うよ。でも私を相手にしたらそうはいかない。私が必ずウタミからベルトを引っぺがす。そして私がチャンピオンになるのよ」
◆アーティスト・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負 |
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<王者組> |
20分59秒 |
<挑戦者組> |
○中野たむ |
岩谷麻優 |
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白川未奈 |
スターライト・キッド● |
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ウナギ・サヤカ | 飯田沙耶 |
※第25代王者組の中野たむ&白川未奈&ウナギ・サヤカ組が2度目の防衛に成功
3・3武道館のメインで勝利を飾り白いベルトを奪取した中野たむがアフター武道館でもメインに登場。武道館で白川未奈が復帰したことで、さっそく停滞していたアーティスト・オブ・スターダム王座戦線が再び動き出す。王者組はウナギ・サヤカも7番勝負を終えたばかり。白川とウナギで武道館のバトルロイヤルのラスト3人まで残っただけに、武道館はCOSMIC ANGELSの逆襲を期待させる大会にもなっていた。久しぶりの防衛戦の相手は、かねてから挑戦者に決まっていたSTARSの岩谷麻優&スターライト・キッド&飯田沙耶組。このところ大江戸隊から厳しい評価を下されている岩谷だが、キッドと飯田の成長は心強い。それだけに、王座奪取の可能性は十分にあると言っていい。STARSが出直しコズエンの出鼻をくじくか、それともワンダー・オブ・スターダム王者・中野率いるコズエンが今後のスターダムをリードしていくユニットとして名乗りを挙げるのか、今後を占うメインのアーティスト王座戦だ。
ウナギが2人を制して先発に名乗りを挙げるとキッドを指名。ウナギがゴングと同時にエルボー連打。キッドが応じてロープに振るとフライングクロスチョップ。キッドがエルボー連打を再び放ちコルバタへ。キッドのドロップキックをウナギがかわしてショルダータックル。しかしキッドがラリアットをかわしてみせる。白川と飯田がロックアップで力比べ。飯田が押し込むと白川が反転。飯田が押し込んでブレイクする。白川の突進を飯田が受け止めショルダータックル。ともにこらえるが、飯田、白川が一度ずつ倒してみせる。中野が入りコズエンがトリオで飯田にキック攻撃。白川がカバーするがキッドがカットし飯田を救出。白川の突進を飯田が受け止めボディースラム。飯田は白川を自軍コーナーに連行。キッドが逆水平、岩谷が胸元に強烈なチョップを叩き込む。飯田も逆水平でつづき、ランニングエルボ-。飯田は白川にストンピング連打。キッドが白川の顔面をコーナーで踏みつける。腕を取るとグラウンドに持ち込みサブミッションでギブアップを迫る。しかしウナギがカットに成功。中野はタッチを求めるがキッドがさせず。キッドが両手を広げて白川を挑発。キッドがエルボーで白川をダウンさせる。岩谷が白川の首を取り叩きつけるとコズエンをリング下に落としてからサッカーボールキック。岩谷は白川にキャメルクラッチ。白川がエスケープすると、岩谷はフットスタンプ。白川がカウンターのドロップキックからフライングクロスチョップ。ウナギが岩谷にフェースクラッシャー、ギロチン投下。岩谷が返すとウナギは高々とボディースラム、大ふへん固め。カットされるが飯田と岩谷にギロチンドロップ。中野が岩谷と蹴りのかわし合い。中野がブリッジでかわしてエルボーの打ち合いとなる。岩谷のエルボーに中野もやり返す。岩谷が張り手からエルボー。中野が岩谷のエルボー連打を耐えていく。岩谷が連打し中野が崩れていく。10分経過。岩谷の突進を中野が止めてバックドロップ。岩谷が返すと、中野が絶叫しコーナーへ。岩谷が追いつき雪崩式フランケンからトラースキック。中野が返すと、岩谷がミドルをキャッチしドラゴンスクリュー。からヒールホールド。白川がローリングエルボーでカット、両軍が入り乱れる。岩谷が低空ドロップキック、キッドもつづく。キッドは中野にフィッシャーマン狙い。中野がかわして回し蹴り。中野のキックをかわしてキッドがコルバタ。しかし途中で中野が止めてマットに叩きつける。中野がキッドにスタナー狙い。キッドがこらえてスイングネックブリーカー。キッドがコーナーに上がるとコズエンがカット。コズエンが攻撃もSTARSがコーナーからダイブ。STARSはトリオの低空ドロップキックをヒットさせ、キッドが場外プランチャ、岩谷がトペスイシーダで競演。3人がリングに戻り中野を捕獲。フェースクラッシャーで合体しキッドが中野にフィッシャーマン。キッドが中野にトップからムーンサルトプレス。中野がかわすとキッドが突進しネックブリーカー。キッドはトリオで中野に攻撃の合図。キッチャンボムを決めるがカットされる。STARSがコズエンを分断。キッドが中野に飛びついてコルバタからバックを取る。中野が切り返すと白川がダイビングエルボーアタック。キッドは中野に突進もスピンキックを食らう。キッドが返すと、中野はタイガーの構え。キッドがこらえてロープへ。中野が戻すと白川がラリアット、飯田が白川にノーザンの構え。白川が切り返し前方に叩きつける。中野がキッドのバックを取り白川がフライングクロスチョップ、中野のジャーマン。岩谷がカット。20分経過。中野がキッドにタイガー狙い。キッドが丸め込みの連続。中野が後方からバイオレットシューティング。コズエンを呼び込みトリオでカカト落とし。中野がキッドにタイガースープレックス。3カウントが入り中野がキッドをピンフォールした。
中野「みなさーん! お待たせしました。待ってないって? そんなこと言わないで。COSMIC ANGELS、アーティストのベルト防衛しました。このアーティスト・オブ・スターダム、キラキラのベルト、COSMIC ANGELSがこれからもどんどん防衛していきます。早くも次の挑戦者が決まっているみたいですね。クイーンズクエスト? どこにいるの?」
QQがリングイン。
上谷「今日、クイーンズクエストがアーティスト挑戦権を獲得した、ということで、次は私たちがこの3人でアーティストのベルトを巻きたいと思います。いつでもどこでも…というわけではなく、次の後楽園大会で挑戦したいの。どうかな?」
ウナギ「いいよ、やろう。ただ、いろんなベルト挑戦してるみたいだけど、これ、そんな簡単じゃないから(場内からは笑い声も)。私たちがチャンピオンなので、いろんな挑戦者をお待ちしております。3月26日? 3月26日、後楽園でやりましょう」
QQが退場。
ウナギ「次の防衛戦も決まったのですが、ここでまた一つ、偉い人。もう一つ、お願いがあります。次、私と未奈ちゃんで、ゴッデスに挑戦したいと思います。7番勝負も終わりまして、武道館もオールスターランブルも優勝したので、ただいま天下無双の修羅モードに突入しておりますので、どんどん新しいものにも挑戦していきたいと思います」
白川「ウナギね、いまいい調子だよね。私も、この2カ月の間に、ニュータイプに覚醒しちゃったんで、どんどん、どんどん強くなっていきますよ。そして、ひめかが持っているゴッデスのベルト、彼女から剥がしたいと思います」
中野「頼もしいですねー。私も白いベルトのチャンピオンになってアーティストのベルト、3人でどんどん、どんどん防衛して、そして、チャンミナと、ウナギがゴッデスのベルトを持って帰ってくる。これからCOSMIC ANGELS旋風、巻き起こしていきましょう! みなさーん、蛇行運転のCOSMIC ANGELS号に振り落とされないようにしっかりつかまっていてくださいね。私たちも、アナタたちも、デリシャース、ウーンマ!」
中野組のコメント
中野「アーティスト王座2度目の防衛、成功しました!」
3人「イエーイ!」
白川「2度目だ。まだ2度目だったんだ。長いからね、もっと防衛していると思っていた」ウナギ「V3? V2? V2」
中野「チャンミナがいない間、守ってたよ」
白川「ありがとう! ベルトちゃんがさみしがってたもんで、今日は渡せられなかった。これからどんどん防衛して」
中野「私は最多防衛記録を今度こそは必ず更新するので」
白川「たむさん持ってたんですよね、最多防衛は」
中野「そう」
ウナギ「最多防衛記録何回ですか」
中野「4回か5回」
ウナギ「4回か5回じゃ6回。フォーエバー」
白川「5回守れれば。無限に守ろう、無限に」
中野「これは絆のベルトなんでね。で、2人は、(ゴッデス挑戦)知らなかったんですけど」
白川「いや、サプライズです。サプライズ」
ウナギ「でもウナも先に言っちゃった」
白川「だからさ、言ったったじゃん朝、やりたいことあるって」
ウナギ「一緒かもってそういうこと? 一緒だった。うれしい」
白川「トリオを持ってるから、(中野には)シングルもあるし、タッグをCOSMIC ANGELSに持ち帰るって感じの気分ですね」
中野「じゃあ全員2本持ちになれるってこと?」
ウナギ「イエイ!」
中野「そしたら、あの写真が撮れますね。取りましょう。楽しみですね。しっかり取ってきてください、信じてます」
白川&ウナギ「ハイ」
中野「そして3月26には、QQと防衛戦が決まりました。こんなところでくじけてはいられないので、QQ強敵ですけど。笑われた。ザワザワってした。絶対守りましょう。守っていきましょう、3人で。COSMIC ANGELS号の蛇行運転を振り落とされないようにしっかりついてきてくださいね。私たちもアナタたちも…」
3人「デリーシャース、ウ~~ンマ!」